『だが、情熱はある』答え合わせ②

 

午前0時の森 2023年4月18日

 

若林:毎週ドラマの話してもってなるんですけど。

水卜:リアタイされているんですか?

若林:いや、ちょっと遅れてTVerのほうで観てますけど。

水卜:今週はいかがでしたか?

若林:俺、20代って1日たりとも思い出したくないのよ。

水卜:そうか、自分の中で。

若林:俺、29歳から30歳になる誕生日の日は、M-1 2008で、大昔だけど、その前だったわけ。30になってからM-1だから。30になった瞬間に、20代、牛丼しか食べてなかったなと思ったの。

水卜:へー。うどんじゃなくて?(笑)

若林:大学生の時は夜間の大学でね。

水卜:ご覧になった方はわかるかもしれない(笑)。

若林:でもさ、怖いのよ。ドラマ『だが、情熱はある』ってやってもらってんだけど。山ちゃんと俺のね。誰に取材したんだろうなって。

水卜:前回も、学校で座る位置まで正確で、これは絶対誰かが漏らしてるって言ってたじゃないですか。

若林:そうなのよ。

水卜:私、後から気づいたんですけど、すぐ隣に情報をご存じの方がいつもいらっしゃいません?

若林:相方ってこと?

水卜:はい。

若林:だから言った。「おまえじゃねーだろうな?」って。

水卜:(笑)

若林:へっ!って言ってたけど。おまえじゃねぇーか!とか言って。

水卜:そうじゃないね?(笑)

若林:そういうことがやりたいんじゃないのよつって(笑)。

水卜:それ、見たかった(笑)。

若林:いろんなスタッフさんに、山ちゃんを心配してる人が多くて。

水卜:あんな放送しちゃって大丈夫かっていう?

若林:いや。「第1話も第2話も若林さんの話から始まりましたけど、山里さん大丈夫なんですかね?」みたいな。「いや、知りません」。要は、山ちゃんが自分の話から始まらないことに脇役感を感じてないかって心配させてんのよ。

水卜:分量に関してはたしか1回つぶやいてたかもしれない。エピソードの。

若林:俺と山ちゃんの割合?

水卜:たぶん(笑)。

若林:そういうの気にする人だからね。止めらんないよ、もう(笑)。

でもさ、あれ、ナレーションやってるじゃん。

水卜:本当にすみません。恐縮です。

若林:あれ、急にプロ感出るね。春日はちょくちょくナレーションの仕事やってんのよ。なんかの番組のやってたりすんのよ。

水卜:いい声ですもんね。

若林:ああ、そう? 俺ってよくない声なの?

水卜:いや、とってもキュートな(笑)。

若林:いやいやいや、そこでアナウンサーのスキル出されても困るのよ(笑)。

水卜:ちょっとモニョモニョとした可愛らしい声です。

若林:それで、海人くんがあまりにもいろんな人に似てる似てるって言われて。それもモノマネまでいかない、ドラマにちょうどいいあれなんでしょう?

水卜:そう。はい、はい。変にマネするとモノマネしてるなぁってなっちゃうところのさじ加減をどれだけやっていらっしゃるんだっていう。あと、今回は特にがなるところ、大声出すところが、ナレーション録りながら、私、笑っちゃったんですよ。

若林:似てるから?(笑)

水卜:本番中だったのに笑っちゃって喋れなくなっちゃって。びっくりして。

若林:俺が言いそうなことを言うよね。ちょっと海人くん変えたりしてんだと思うんだけど。

水卜:すごい。

若林:俺のモニョモニョ喋り?

水卜:はい。

若林:あれが日曜日で、この間、水曜日がドラマの第1話の後の『ヒルナンデス!』で、「似てる、似てる」って水曜レギュラーに言われて、「俺、意外だったんですよ」。「おまえ、あの喋りだよ」とか言ってたら、「いや、でも、もうちょっとツッコミが、テロップにバンとなるような切れ味で言ってると思ったんですよ「って言ったら、南原さんが「全然。モニョモニョ」って。「あ、そうなんすか」。

で、思い出したんたけど、ネタ見せってあるのよ。漫才をやってね。お客さんいないところで。社員さんとかの前で。したら、ダメ出しする放送作家の人に、台本に全部、例えば「なんでだよ」という言葉だとしたら、強調する場所に印をつけろって。「なんでだよ」の「な」に。なんでだよ!みたいな。モニョモニョ言ってるから、全部印つけろって言われて、俺、印つけてた時あるのよ。

水卜:本当につけたんですか?

若林:うん。なんでだよ! どうしてだよ!って。

水卜:めっちゃ面白い。

若林:それが全然ウケないのよ。

水卜:やっぱりそうなんですね。

若林:ナントカだと思うんだけどね、とか言ったほうがざわざわってウケるから、それでやめたの。

水卜:へえー。

若林:ショックでさ。俺もMCとかも結構鋭角な角度で言ってるんだと思いましたって南原さんに言ったら「全然だよ」って。『ヒルナンデス』のコーナー企画のMCやってる時に、「おっ、モニョ喋り」とかみんなに言われて(笑)。「テキパキ仕切りますよ」とか言ってるんだけど、「モニョモニョしてる」とか言われたまんまやってたんだけど、ああいう喋り方なんだね。

水卜:そうですね。ドラマを経て、逆にそれが気づかされたんですね。ご自身で。

若林:そうそうそうそう。

水卜:でも、それが若林さんだから、急に抑揚をつけられてもイヤだし、それがオードリーさんだから好きなわけです。

若林:それで、マヂラブの野田くんに、「俺、もうちょっとなんでだよ! どうしてだよ!とかは鋭い角度で入っていると思ってた」と言ったら、「全く逆で、あんなモニョモニョなのにツッコミの漫才って新しいって思ったぐらいですよ」って言われて、俺、15年越しで気づいたんだよね。

水卜:知らないうちにある種の潮流をつくってたんですね。

若林:そうそう。でも、気にしぃは直ってないから、あの日以来、強めにツッコむことができなくなってるんだよね。

水卜:逆に?

若林:そうそうそうそう。

水卜:意識しちゃって?

若林:イップスみたいになってて。

水卜:今日、よかったらどこかのタイミングでやってみてください。

若林:そうだね(笑)。

そういう喋りだから、ナレーションとかこないよね。

(中略)

若林:ドラマでアメフトシーンがあって、あれ凄かったって話したじゃん、前回。それで思い出して、ちょっと関連して、PHSが3月で完全終了って、PHSって世代じゃないよね?

水卜:私は持ってなかったです。

若林:知らないでしょ? どういうものか。

水卜:知らないですね。

若林:全然電波通じないんだぜ。

水卜:ケータイと電波のあれが違いますもんね。

若林:そうそうそうそう。ケータイのほうが当時から電波――。ケータイも今みたいじゃないでけど、信じられないでしょう、すごい途切れる時代とか。

水卜:PHSって番号何で始まるんですか? 全然私も持ってないのでわかんないや。

若林:PHSって050とかでしたっけ?

水卜:使ってましたか?

若林:俺、姉ちゃんが使ってて、姉ちゃん2コ上だから、高1か高2ぐらいの時に姉ちゃんがPHSからケータイに変えると。その時大学生だった。PHS使う?ってもらったから、俺、いち早く高校の中で、みんなポケベルの時代で、PHS持ってるんだ、みたいな感じなのよ。入ってる電話番号が春日ともう一人しかいなかったんだけど(笑)。

水卜:へえー。やっぱそこも春日さんだ。

若林:アメフト部の強いチームは、ヘッドホンつけて、下と校舎の上とかやぐらの上から戦略をやりとりするのよ。

水卜:高校生でもやるんですね。

若林:やるの、やるの。でも、俺は、チームメイトに校舎の上にもう一人PHS持ってるやつがいて、アメフトの公式戦のサイドラインでPHSで喋ってたんだから。「どこか穴になりそうなとこある?」って。かっこよくない?

水卜:かっこいい! その当時の高校生からしたらめちゃくちゃ進んでたってことですもんね。

若林:めちゃくちゃ進んでたの。ヘッドホンをつけるほど部費はなかったけど、PHSで連絡取り合って、40対0ぐらいで負けたんだよね(笑)。

水卜:電波悪かったからかなぁ。

若林:電波悪かった。途切れるから(笑)。

(中略)

水卜:(ケータイに)彼女とお揃いのストラップとかやってましたか?

若林:そんな話あるかよ!俺に。

水卜:一応聞いてみたのに。

若林:それが思い出したくないからドラマ観るのが辛いんだよ。俺の話だけ恋愛要素がなさ過ぎるんだよ。春日の髪切って、防具つけてバスケやって。恥ずかしいわ、あれ!

水卜:読んでても女の子1人も出てこない。

若林:夜学でうどんすすってさ(笑)。

水卜:これからかなぁ。

若林:そうそう。でも、あなたも言うても私とそんな変わらないよね。あなたももし自分のドラマだったら恋愛要素少なめでしょ?

水卜:全くないと思いますよ。バレンタインにあげて即振られた話ぐらいはたぶん高校の時入れられると思いますけど。

若林:そうでしょう? お揃いのストラップなんてないでしょう?

水卜:でも、1回ぐらいはやってると思いますよ。盛ってないですからね。自分で言うと逆に怪しいですけど。たぶんディズニーランドのストラップ、ミッキー、ミニーはやったんじゃないかな。1回。

若林:そういう思い出いいね。ミッキーとミニーでやるんだ。

水卜:たぶんあった気がする。私にはあったんですよ(笑)。どうだ!

若林:(笑)ちょっとうらやましいね。話もつくりやすいね、あるほうがね。

水卜:来週もドラマの答え合わせさせてくださいね。

若林:そうですね。

水卜:いやあ、この時間楽しみ。