オードリーのオールナイトニッポン 2023-04-15
「あれ本当なの?」と聞かれること
若林:この間、ドラマも、『だが、情熱はある』が始まって、森本くんも(『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』で)喋ってたけど、結構面倒くさいなって言っちゃいけないけど、いろんな人に「あれ、本当なの?」って聞かれるの面倒くせぇんだよなぁ。
春日:(笑)いやあ、まあ聞かれるだろうね。
若林:つまんねぇ奴に限って「あれ本当なの?」って聞いて。「あれ本当なの?」って聞く奴ってつまんないだろ、大体。
春日:うーん、まあね。
若林:何が知りてぇんだ。本当かどうか聞いて。だから、俺言ってやってんの。
春日:なんて答えるの?それ。
若林:「全部本当なんです」。
春日:(笑)
若林:「ウソだぁ」みたいな。つまんねぇ。
春日:「ウソだぁ」はつまんないね。「あ、そうなんだ」って言ってくれればまだいいけどね。ハナから言ってたら。
若林:うん。それが言いたいからさ。「あれ本当なの?」「全部本当なんですよ」「ウソだぁ」。うまんねぇな。
春日:そこの一連のくだりはつまらんな。
若林:つまんねぇんだよな。毎日つまんねぇ、ほんとに。そういう奴がいるから。
春日:(笑)そこにつながるの? 事がでかいね。
若林:もうあと半回転ひねれないかな。
春日:(笑)
若林:おしゃれにできないもんかね(笑)。
春日:一回転とは言わないまでも。
若林:そうそうそうそうそう。
春日:いや、でも聞かれるよ。クミさんにも聞かれたもん。
若林:何を?
春日:「あったの?ああいうこと」みたいな。
若林:つまんねぇな。
春日:つまんねぇって言うなよ(笑)。
若林:黙らせろよ。
春日:(笑)その時なんて言うの? 「うるせぇ」みたいなこと言うの?
若林:そう。
春日:いやいや、それは変な空気になるじゃん。あった。あったかもな。あったな、みたいな。
若林:記憶がさ、30ぐらいでラジオ始めたての頃は鮮明だったの。高校のことって。
春日:はいはいはいはい、わかるわかる。
若林:44ともなると、どうだったっけな?って思うね。
春日:思う。
若林:中2と高2の思い出が混ざってるっていうか。どっちだったっけ、みたいな。
春日:変なとこでつながっちゃったりとかね。別の話だったり、別の時間軸だったり。
若林:そうそうそうそう。でも、今それを言うと、ドラマ楽しんでくれてる人に無粋な話になるから言えないしってあるけどね。
春日:でも、私も見ましたけど、教室の感じとか凄い。
若林:いや、思った。
春日:本当に二中で撮ってるのかなと思った。一瞬。
若林:俺も思った。
春日:黒板の上に掲げてある学校訓みたいなのがあったのよ。
若林:あったな。
春日:四文字熟語みたいなのが3つぐらい並んでる、ちっちゃい額みたいなやつ。あれあったじゃん。
若林:あれ、誰かが取材されて、すごい俺とか春日のこと細かくリークしてんじゃねぇかなと思って。おまえか?
春日:いやいやいや(笑)。
若林:おまえなんかやってんのか?
春日:やってないよ(笑)。
若林:流してんのか、情報。
春日:(笑)ナンチャラ指導みたいな?
若林:俺は1時間弱ぐらいプロデューサーの人に、質問1個だったね。聞かれたぐらい。
春日:何を聞かれたの? 細かくは聞かれないんだ。
若林:なんだったっけ……。アメフト部で高校時代もみんなでワーッて悪ふざけみたいなことしてたのに、なんで人見知りになったんだという質問だったと思う。そこを知りたいってことで、1時間もなかったな。ほんと30分ぐらい。
春日:あ、そう。
若林:スベり過ぎたんすかねって、それだけ。
春日:(笑)そんなもんなんだ。聞かれることって。
若林:うんうんうん。
春日:いや、でも、いろいろ細かく、アメフトのユニフォームとかもさ、背番号もさ。
若林:『午前0時(の森)』で喋ったんだけど、春日、AiRだったじゃん。ヘルメット。
春日:そう。
若林:俺、Riddellじゃん。
春日:うん。
若林:ドラマもさ、春日役の戸塚(純貴)くんがかぶってるAiRだったの。
春日:若林さんの髙橋(海人)くんのほうのRiddellは見えたけど、私のほうAiRだった?
若林:ビビって。AiRって今ないのよ。
春日:らしいね。
若林:Schuttみたいな名前に変わって、これ、どこまでやってんの? 誰かがリークしてる。おまえか?
春日:(笑)
若林:そういう感じなのか? おまえも。
春日:いやいやいやいや。名前こそ出してないけどね。エンドロールに(笑)。監修みたいな。
若林:出てんじゃないか? 協力のところで。
春日:(笑)
若林:春日俊彰。
春日:いや、出てないけど、メット、あ、そう。
若林:ビビったわ、あれ。
春日:あれ、1年の設定なんだろうね。メット真っ白だったもんね。
若林:そうだね。
春日:2年から色とか塗れるのよ。スプレーとかで。
若林:謎の文化だよな。1年は白いヘルメットじゃなきゃいけないって。
春日:そうそうそう。あの設定でしょう、おそらく。
若林:試合出るって奴は赤くするんだよな。
春日:そうね。赤くして真ん中にテープ貼るのよ。白と黒の。
山里亮太という男
若林:それで、山ちゃんも、ここまできたらすごいのが、スタッフさん2人ぐらいに言われたけどさ、山ちゃんと若林の話がカットバックじゃん。「若林くんの話から始まったけど、あれ、山ちゃん怒ってないのかな」って言ってた。
春日:ああ。
若林:嫉妬キャラ。嫉妬というか、なんて言うんだろう、細かいところに。
春日:わかるわかる。それはね、クミさんも心配してたよ。
若林:山里亮太がすごいよな。
春日:さすがに順番じゃなくて、お互いがやるじゃん。だから、「これって、山里さんのほうが総分数、1話の中で扱われている分数とかで気にしたりするのかな」みたいな。
若林:そのキャラが知れてるってことがすごいよなあ。
春日:「それはさすがにないんじゃない」って、私も。
若林:いや、これがさすがにあるのよ。
春日:あるんかい!(笑)あるんだ。
若林:「若ちゃんのほうが最初だった」は言うと思う。
春日:順番と。
若林:楽しみにして、奥様と始まるって、グリーンカレー、テーブルに置いて――その時間帯じゃねぇか。一緒に観たと思うのよ。始まったら俺の話から始まる。10年言うから。帯やってる人がだよ。
春日:(笑)
若林:この間も何かLINEきた時に「東京ドームライブまでは奥歯を噛み締めながら過ごすことになるけど」みたいなこと書いてあって。
春日:なんでそんなこと送ってくるんだよ。
若林:おまえ、『DayDay.』やっててヤバいよつってね(笑)。
春日:(笑)
若林:『DayDay.』の告知ってドームの中でずっと流れてるんだよ、今。読売でしょう?
春日:ああ、そうなんだ。へえ。
若林:そうそうそう。ヤバいよ。
春日:それは凄いことだよね。
若林:その人がつって。
春日:本当だよね。もう朝の顔なわけだからね。
(中略)
若林:山ちゃんのCMをドームで観た時も凄いことだなと思ったしな。帯で。
春日:凄いことだよ。
若林:うれしいじゃん。なんかな。
春日:うん。同じ世代というか。
若林:でも、あの男は言う。「若ちゃんのほうが先だったって」。
モテるためにお笑いをやるという発想
若林:カットバックで進んでくるから、俺気づいちゃったんだけどさ、高校時代だと学園ものになるじゃん。学園ものに異性、恋愛要素が入ってこないと、一気に見応えないな。
春日:(笑)
若林:やっぱ学園ものに恋愛って要るな。恋愛っていうか、つき合わないまでも、女性の目線みたいな。
春日:なるほどな。確かに。セットなんだな。
若林:それ見てて、誰かが笑うってことが中高6年間――。モテるためのお笑い始めたって言うのよ。何のためにお笑い始めたみたいな芸人同士でテレビの収録でたまにあって、「モテたいからですよ」って言わなきゃ正直者じゃないみたいな空気流れる時あるじゃん。
春日:うんうんうん。
若林:何のために始めたか、あんまよくわかってないんだけど、空気的に「モテるためですかね」みたいに言うみたいな。俺、正直、今まであんまわかんなかったのよ。モテるためにお笑いやるってどういう感じなんだろうと思ってたんだけど、あの環境だとそうなるよな。
春日:まあ、そうね。
若林:だって、中高6年で笑わすことがモテるつながらないじゃん。なぜなら女性がいないから。
春日:うんうん。
若林:モテれば男子校生でもつながると思うんだけど。つき合ってる奴はいっぱいいたから。学校に。それで、卒業してからコンパみたいなのに大学生の友達とかに誘われて行くじゃん。でさ、6年間あのノリだから出ちゃうわけじゃん。嫌な男子校ノリみたいな。したら、ものすごい軽蔑する目で見られたでしょう?
春日:そうだね。いなかった、そんな人は。おそらく。
若林:気持ち悪い、みたいな。
春日:見たことない別の生き物を見るみたいな見られ方ね。
若林:あれは、なんだかんだよくないぞ。コーンバターのスプーン、熱くなってるのをくっつけようとして「やめろ!」みたいな。そんなことばっかやってたら、ものすごい軽蔑の目で。「熱っ!」とか言ってたな。
春日:うん。
若林:俺と谷口とかでヘヘヘヘヘとか笑ってた。
春日:嫌な笑い方だよ。
若林:女子が軽蔑。コーンバターのスプーンなんてくっつけようとしちゃだめなんだよ。
春日:だめよ。
若林:「熱っ」「へへへへへへへ」もう軽蔑。
春日:(笑)
若林:お笑いがモテるにつながるって思ってない。それでしかもショーパブだろ?
春日:うん。
若林:酔っぱらいのおじさんだろ?
春日:うん。
若林:女性の若い女の子のお笑いライブの出待ちがいないだろ?
春日:うん。
若林:30まで。
春日:うん。
若林:急に『お笑いポポロ』で写真撮るつったら、そりゃ、ハスっちゃうよ。
春日:そりゃそうか。
若林:揺らぐからね。自分の根幹が。
春日:うーん。
若林:(笑)コーンバターのスプーンをつけるかつけないかなんだから。俺たちがやってきたことなんて。
春日:そうだね。
若林:つまんないですよ。
春日:いやいや、そうよね。
若林:だから、そういうことかって思って。山ちゃんが喫茶店で笑わそうとしてる。
春日:ああ、なるへそ。あの発想はないもんね。あの当時。
若林:お笑いというか、違うものをやってたよね。中高6年間。お祭りみたいな。
春日:うん、うん、うん。
若林:祭りに近いよな。何かやろうつって。
春日:まあ、そうだね。
若林:ロッカーをみんなで担いで遠くまで投げてみよう、みたいな。さすがに今、コンプラがあるから難しかっただろうな。エッセイにはそんなの書いてないかもしんないけど。なんでかわかんないから、祭りなんだよな。掃除のロッカーを担いで投げてみよう。
春日:裸の若林さんがいろんなとこに隠れて、みんなで籠をしょって、“キノコ狩り”つってね。
若林:よくないよ。今、もうそんなの話しちゃだめだよ。ラジオで。
春日:絶対モテないじゃん、そんな奴。
若林:モテにつながらないよね。
春日:つながんないよね。
若林:今もモテてないしな、それで(笑)。
春日:その姿を上から見て、「あ、かっこいい」と思わないもんね(笑)。
若林:(笑)そうだよな。
春日:ロッカーとか机をバーン投げてさ、アッハッハッハとか言ってる奴ら見て、お近づきになりたいと思わないもんね(笑)。
若林:20人ぐらいで全員自分の机中庭に出そうつって、中庭に机をピラミッドみたいに立てて、自転車でバーッて走ってきて、それに突っ込んでガシャガシャガシャガシャガシャーンてやって、ハッハッハハハハーつって(笑)。
春日:(笑)
若林:机いっぱいピラミッドみたいに立てて、自転車で突っ込んで、「あ、かっこいい」ってならない(笑)。
春日:ならないからね(笑)。
若林:でも、それ見て、そればっかりやってきてるから、祭りに近いね。実際、そういうことで6年間思春期で染み込んでます、大学のコンパでも女の子笑いません、ショーパブ行きますっていう人生なんだなって思って。山ちゃんは、モテたくてお笑い初めて、超一流女優さんと結婚したっていうストーリーなんだなってわかるじゃん。手に取るように。
春日:なるへそ。
東京ドームまでの一本道
若林:それでさ、俺が一番ダメだな若林はって思ったのは、そういうノリで生まれてきたのに、テレビのお笑いの世界だと他校の男子校の文化祭になじまなきゃいけない、みたいな感じじゃん。
春日:はいはいはいはい。
若林:これがね、できないのね(笑)。
春日:(笑)そうだね。そうかぁ。なるほどなぁ。
若林:で、今こうなってる。ラジオで東京ドームを目指してる。すごく一本筋の通った人生だなと思ったんだよね(笑)。
春日:そうだね。
若林:何の雑音もないよ。ノイズもない。きれいな一本道だったな。
春日:ちゃんとつながってんだね。
若林:立てた机に自転車に突っ込んでいく一本道だね。
春日:そうだね。
若林:いろんなセクションはあったよ。事務所に入る時、M-1とか、ラジオ始まるとかあったけど、そのピラミッドを破って進んでいくエキサイトバイクだね(笑)。
春日:(笑)ほんとだね。ちゃんとつながってんだな。
若林:春日もな。
春日:いや、そうだね。
若林:他校の文化祭だとちっちゃくなっちゃう。
春日:(笑)いや、ほんと。
若林:それを頑張ろうと思ってた時期あったけど、もう頑張ってないっていうね。
春日:うんうんうんうんうん。そうだね。ワープはしてないんだな。
若林:あの道の延長上にドームが今ある感じなんだな。
春日:そういうことだな。確かにな。
若林:一本道なんだよ。
春日:(笑)
若林:モテると思わないよね。お笑いが。
春日:思わないね。思わないから、最初、お笑いライブのお客さんて女性が多いから、女子が笑うことがわかんなかったもんね。我々ね。
若林:わかんないっていうか、今もわかってないだろうな。
春日:完全につかめてないかもわからんな。確かに。
若林:見たことないもん。春日が女性のあるあるにうまく入り込んでる時(笑)。
春日:(笑)そうだね。それはできないことなんだ。
若林:でも、かといって、男の笑いっていうかっこよさってあるじゃん。いろんな芸人さんがいるじゃん。そういう芸人。そこまでもいけてない。
春日:そうだね。そうなんだよ。
若林:谷口と春日で、ヘーヘーヘーヘーって言ったままドームに進んでるっていう(笑)。
春日:それでドームまで来れるんだから大したもんだと思うよ。
若林:いや、俺もそう思うの。これはきれいな一本道だし、大したもんだ。
春日:大したもんだよ。たどり着いてるんだから。
若林:オードリー道なんだよね、それが。
春日:なんだかんだでたどり着いたって、そうだな。
若林:満員になるかわかんないんで、気抜くなよ、おまえ。
春日:(笑)
若林:たどり着いちゃったじゃないのよ。
春日:そうだね。やることが決まってるっていうだけでね。
若林:そうそうそうそう。かといって男が支持するみたいなとこにもいけてないっていう(笑)。
春日:いけてないか。
若林:ヘッヘッヘッっていう(笑)。3人で。
春日:(笑)
若林:机をピラミッドにして自転車で突っ込もうぜ、みたいな。突っ込む奴じゃんけんな、みたいな。じゃんけんほい。ウワーッみたいな(笑)。
春日:ほんとだよ。
若林:ヘルメットかぶっていい? いいよ、みたいな(笑)。
春日:いや、変わってないよね。
若林:そこはやってなかったね。机をピラミッドにして突っ込むのは。
春日:ドラマじゃさすがにね。
若林:あまりにも伝わらないのかな。
春日:そうなんじゃない?
嫌でもないし楽しくもない
若林:メイクさんにすごい言われたわ。髪切ったの若林さん、ちょっとヤバいっすね、みたいな。でも、これだけは言わせてほしいんだけど、みんなやってたから。あのドラマでは俺一人がやってる感じだけど、みんなやって、みんな襟足がなかったんだから。流行って。
春日:うん。
若林:でも、あれはみんなやってたからね。
春日:そうね。でも、意味がわかんないらしいね。クミさんも言ってたな。「どういうことなの?」みたいな。
若林:まあ、そうだろうな。
春日:切ってるほうもそうだし、切られてるほうも。
若林:海人くんと戸塚くんの演技がすばらしかったよね。あれなんだよね。あれで、お、切っただろう!とかじゃないんだよね。
春日:そうなんだよな。それがイマイチ伝わらなかった。クミさんに。
若林:戸塚くんの演技凄かったな。海人くんも凄かったけど。
春日:(戸塚くんは)春日だったね。
若林:あれが伝わらなかった? チラッと見て、また前向いてる春日。
春日:うん。「嫌なの? それとも楽しいの?」「嫌でも楽しくもないんだよね」つって。
若林:やることがないからね。異性がいないから(笑)。
春日:(笑)
若林:あれは女の子がいたらやらないってことなのかな。それも想像できないけど。
春日:やらないんじゃない?
若林:キモいって言われるから。
春日:キモい。何してんの?みたいな感じに。
若林:確かに。でも、そのほうがいいよな。だって、面白くはないんだもんね。
春日:面白くないよ。
若林:でも、面白くもつまんなくもないって言ってたけど、俺は面白かったけどね。
春日:(笑)だから、言ったら、勝負みたいなね。
若林:でも、髪も襟足はなくてもいいんだよね。なぜなら異性がいないから。
春日:そうそうそうそう。別にどうなろうがいいのよ。
若林:坊主だったもんな、俺も。
春日:そうそうそうそう。それもあるし、別に支障がないんだよね。切られたところで。
若林:そういうことになっちゃうよな。
春日:だからどこまでいけるんだ?みたいなね。
若林:はいはいはいはい。
春日:どこまで切ってくれるんだ?つって。こっちはぐるっと回って眉毛とかまでいっちゃってもいいぞと思ってるからね(笑)。襟足からずっと切って。
若林:そうなると、乗り出して切って。でも、俺、あれ、切ってるの先生にバレて、前の席の人の髪を切らないように、一番前の席にさせられたね。
春日:ああ、そうだっけ。それはちょっと覚えてないけどな。
若林:一番前の席にさせられて、頭悪いから勉強もする気なくて、先生が黒板に書いてる時、それは中学生だったかもしれないけど、書いてる時に、テニスボールを黒板の上のコンクリの部分に向かって投げるのよ。一番前の席で。ポーンつって跳ね返ってくるじゃん。先生は視界に入らないのよね、ボールが当たってるところ。
春日:はいはいはい。気づかないわけね。
若林:ポーンという音だけするの。したら、「誰だ、ボール投げたの!」って言うんだけど、その時には俺はキャッチしてボールを机の中に入れてるから、みんながクスクス笑ってる、みたいな。それを1時間に何回いけるかの記録をマジックで机に書いてたのよ。教科別に。
春日:いきやすい教科と、ふやせる教科と厳しい教科ね。
若林:本当ダメだ。こういうことが生理的に受け入れられなくなってるから、本当は喋ってもよくないんだけど、最終的にアメフトボール投げて終わったけどね。変なとこに跳ねて「誰だ?」みたいな。もう飽きちゃって。それをみんなで競ってたのよ。周りの人とボールを何回当てられるかを。ポンポン。「誰だ?」
春日:そうそう。暇というか、そうなんだよね。女子がいないからね。
若林:面白くないもんな、それは。よくない行為だから。
春日:よくない。面白くもない。
若林:今は本当に反省してる。人生の黒歴史。
春日:(笑)そういうことになるのよ。
若林:そうだな。
春日:その感じが上手いこと再現されてた。
若林:海人くんと戸塚くんの目な。
春日:いやあ、凄いね。
若林:2人でずっといたな。春日と若林が(笑)。歩いてるんだよな、昼休み。防具つけて。バスケしに行くぞ。タックルありのバスケやるぞつって。
春日:いいね。テニスやったりとかしてたわ。
若林:テニスやってたな。テニスな(笑)。
春日:(笑)すごいよ。
若林:テニスは、あれ、不思議だよな。なんで裸でテニスやることが面白かったんだろうな、あんなに。
春日:なんだろうね。面白かったんだ、おそらく。
若林:よくないな。本当に反省したほうがいいぞ、おまえ。
春日:本当よくない。本当そうなんだよ。
若林:いつまでもそんな気分でいるなよ、おまえ。バカタレ。
春日:なんで怒られなきゃいけないんだよ(笑)。でも、根本があんまり変わってないからね。結局、そういうことが面白いというか、楽しいっていうだけよね。
若林:笑っても楽しいほうだよ。お祭りだからな。
春日:そう。誰かを楽しませたいとかいうことじゃない。ゼロ。
若林:やってて楽しいというか。
春日:やってて楽しい。
若林:やってて楽しいみたいなことでやってくなよ。プロ意識ねぇなおまえは!
春日:なんで怒られなきゃいけない(笑)。同じだからね。基本的に。若林さんも。
若林:だから、あのドラマ見てて、山ちゃんに「たりないふたりのライブ終わったら公園で2人だけで漫才やろう」ってずっと言ってたら、「頭おかしいのか?」って山ちゃんずっと言ってた。でも、ドラマ見てたらわかるよね。お客さんがいてもいなくてもっていうことになっちゃっているというか。あのぐらい楽しい人と一緒だと。
春日:そうね。
若林:公園行こうよつって。この後さつって。
春日:そうだね。衝動というか祭りみたい。
若林:調子乗るなよ。男笑いでもないからな。かっこいいやつ。そっちにもいけてないからな。調子乗るな、おまえ。プロ意識持ってちゃんと人が笑うものつくれよ。バカヤロー、おまえ。
春日:(笑)申しわけない。
若林:これがよくないからね。本当に。これ自体がね。