ゲスト 岡田将生

 

2022年12月26日 TOKYO FM「Roomie Roomie!

 

『ザ・トラベルナース』で共演した岡田将生さんと野呂佳代さん。

野呂:岡田くんて芸人さんと仲いいイメージもあって、澤部さんと仲いいイメージが

岡田:仲いいです、仲いいです。

野呂:すごくあったから、ツッコミとか入れても結構通じるなぁとか思ってて。

岡田:僕、いまだに覚えているんですよ。現場で「岡田くんの笑い方ってイケメンの笑い方じゃないよね」って。ハッハッハッハッ(笑)

野呂:それが結構気にしてて、岡田くんが(笑)。ちょっとごめんなさい、皆さんね、岡田くんて、私も普段、ドラマ、映画とかいろいろ見てた中で、やっぱり素敵だし、可愛らしいところもあるし、魅力がたくさんあるじゃないですか。役もいろんな役できるし。だったんですけど、普通に本番前に前室でおしゃべりしてて、その時に、みんなの情けない話してたんですね。いろんな話をして盛り上がってた時に、岡田くんが急に「ハッハッハッ」みたいなすごい変な笑い方。

岡田:今の笑い方です、それ(笑)。

野呂:それが、私もちょっと突っ込みたくなっちゃったの。ゴメンネっていう感じで。

岡田:いやいやいや、でもね、うれしかったですよ。

野呂:えーっ、うそ! 次の日もちょっとなんか。

岡田:でも、あれは、あれです。話したいし、それも笑いの一つで。

野呂:よかった。結構気にしてんじゃないかと思って。

岡田:全然、全然、全然。だって今も変えてないし。

野呂:変えてない……まあ、そうか。変えられないと思うんだけど。

岡田:やめろー!

野呂:全然イケメンじゃなかったの、その時は。

岡田:ハッハッハッ(笑)

野呂:すごくそれが愛らしくて、最初のみんなの突っ込まれたやりとりがすごく現場をよくしてくれたんじゃないかと私は今でも思ってますよ。

岡田:(笑)

 

DISH//「五明後日」

 

野呂:好きな食べ物は何ですか?

岡田:すごい急ですね。めちゃめちゃ急じゃん。好きな食べ物? 好きな食べ物は、僕は、最近、毎日食べているものが、納豆は一番好きなんですけど、納豆と、人参とアボカドとブロッコリースプラウトと。

野呂:スプラウト、健康のために?

岡田:そうそうそう。あと、マッシュルームとかを全部刻んで食べるサラダが一番今好きで。納豆は入れないよ。納豆は単独で。

野呂:炭水化物はいただかないタイプ?

岡田:めちゃめちゃ食べます。

野呂:お弁当とかも結構食べてた?

岡田:うん、食べてます。コロナになってからみんなでご飯食べれなくなっちゃったから、そうやって思うかもしれないですけど、食べてます、食べてます。

 

野呂:岡田くんで、ずっと昔から、私がテレビで見てる印象だけど、変わらないじゃないですか。

岡田:そうですか?

野呂:まず、顔が、男らしく素敵になってるんですけど。

岡田:そんなこと言ってくれるんですか?(笑)

野呂:でも、変わらないっていう印象。変わらないまま大人になってるんだなっていう。本当に端からの意見ね、これは。変わらないでいれる方法みたいなのってあったりするの?

岡田:えっ? 何にも特別なこと日々してないんで。

野呂:そうなの?

岡田:何にもしてないですよ。だから、友達にも「次、こんな仕事あるんだ。すごくない?」みたいな、そういう感じですよ。だから、スーパーとかも、こっちの高いスーパーだと野菜がもつけど、ちょっと安いとこ行こうかなとか。

野呂:そんなのも考えるの?

岡田:めちゃめちゃ考えますよ。だから、本当変わらないですよ。

野呂:そうなの。すごい好感度だわ。

岡田:アハハハハ(笑)

野呂:私の中でスプラウトっていうも結構好感だった。スプラウトって野菜売り場の端の端なんですよ、大体。

岡田:そんなことないでしょう? あの人、めちゃめちゃいいですよ、体に。

野呂:あの人、パックの食用菊みたいなとこの隣にあったりするでしょう?

岡田:そんな言い方しちゃダメですよ。まぁまぁまぁ、そうですね。

野呂:メイン食材じゃないというか。

岡田:メイン食材ではないですね。

野呂:「そんな言い方しちゃだめでしょ」って。ハハハハ(笑) スプラウトに失礼でしょう。

岡田:本当ですよ。謝ったほうがいいですよ。

野呂:本当、スプラウト、申しわけございません。これからメインです、あなたは。

岡田:そうです。メインです。

野呂:あなたがメインの時代がきます。ということでよろしかったですか?

岡田:よかったです、よかったです。

 

野呂:ここから野呂的に聞きたいことがあるんですけど、岡田くんて、どんな役も完璧にこなせるっていうイメージがあるの。『ザ・トラベルナース』みたいに熱い男であったりとか、賢い役とか、偏ったすごく変な役(笑)っていうか、偏った役とか。

岡田:変な役もやってますからね。

野呂:私は、『大豆田とわ子(と3人の元夫)』というドラマがめちゃくちゃ好きだったわけ。最近で言うと。その中の岡田くんもすっごい面白かったじゃん。1人でお風呂でガン!とかなったり、『(ザ・)トラベルナース』もあったんだけどさ、お風呂の面白いシーンが。

岡田:ありましたね。

野呂:そういうのとか、どういう感覚で生きてきて、どういう演技をやってきたら、そんなにいろいろできるようになるのかなっていうのがすごく知りたいの。そのルーツを知りたくて。

岡田:個人的には何もしてないですよ。

野呂:面白い感覚ってもともとあるものだと思うんだよね。

岡田:いやいやいや。偶然生まれる瞬間もあるし。だから、僕が基本的に――。すごい真面目な話なんですけど、あんまり自分じゃなくて、周りの人に作ってもらうというか。だから、相手のリアクションによって、その人もわかるじゃないですか。どういう人かとか。そういうので助けられて、ちょっとずつ構築していったものがキャラクターとして出てくると。周りの監督とか共演者の方々に。今回の(須田)歩ちゃんもそうですし。最初、ずっと迷って、監督とかにも「わかんない、わんかんない」ってずっと言ってましたし。

野呂:中井(貴一)さんとかも結構相談して作っていらっしゃるなとは思ったんだけど。

岡田:そうですね。でも、本当そうです。周りの方々に。10代から20代にかけて、30代にどういう俳優になっていくかとか、ちょっと違う、こういう役を1回チャレンジしておくと活きていくかなとか、ずっと20代の時にチャレンジしてたからまだよかったのかなぁとか思いますけど。

野呂:岡田くんが今までやってきた役で、自分の好きな役と得意な役と。

岡田:得意な役。

野呂:得意なのってきっとあるんじゃないかと私は思ってて。

岡田:いやいやいや。はいはいはい。

野呂:私で言うと、元気な人の役はめちゃ得意なの。自分が元気だから。自分だったらね。岡田くんで言うと、どういう役がきたら「あ、はいはい、ありがとうございます」みたいな感じになるのかなというのがあったりずくのかなと思って。

岡田:最後のから言うと、「はいはいはい、これなら大丈夫」というのはやらないですね。

野呂:やらないんだ!

岡田:なるべく。だって甘えちゃうから。基本的に、台本とか読んで、なんかいつもの感じだなぁと思うと、「ごめんなさい」って言う時はありますね。

野呂:私は最近が滑り出しというか始まったという感じで、オファーが同じ明るい人の役とか、皆さんイメージした感じでいただくことが多くて、頑張ってやらせてください、みたいな感じなのね。岡田くんもそういう時はあった?

岡田:ありましたよ。ありましたよ。

野呂:それを経て今っていうことですね?

岡田:そうです、そうです。10代の時、学園ものをやったりとかして、その中で皆さん色をつけなければいけないので、どうつけようかな?とか。

野呂:そうか。その辺から自分でもちゃんと考えたりしてたんだ。

岡田:そうです。だから、この人がこういうお芝居すると同じになっちゃうから、ちょっと変えようかなとか、そういうのはマネージャーさんとかと話してとか、監督と話してとか、最初のほうはよくやってましたけど。

野呂:やっぱコミュニケーションをとることってすごい大事だったりする?

岡田:大事だと思いますよ。でも、ラジオ始まる前に言ってたけど、落ち込む理由は、コミュニケーションのとり方がだんだんわからなくなってきて、ちょっと辛くなってきたって。

野呂:そう。始まる前にね、「好きな曲とかありますか?」みたいな感じで言ったら、「最近、落ち込むことが多くて……」って。どうしたの?みたいな。

岡田:基本、僕は本当ネクラなんで。

野呂:どうしちゃったの?岡田くんて。ネクラなんだ。

岡田:そうそうそう。

野呂:でも、感じなくはないけど、基本的にネクラだけど、それを踏み倒しても明るくはできる、みたいな感じはあるよね。

岡田:できる。仕事の時は違うスイッチ入るけど、いわゆる友達に電話するじゃないですか。したら、「お前今日死ぬの?」って言われます。

野呂:(笑)それは落ち込んじゃって?

岡田:落ち込むというか、もともとがすごい低いから。

野呂:暗いから?

岡田:そうそうそう。

野呂:でも、トラベルナースチームだったら、めちゃくちゃ御神輿みたいな感じだったから。「将生!将生!」みたいな感じでやって(笑)。

岡田:安達(祐実?)さんがそうだけど、いろんな悩みとか聞いてくださるじゃないですか。ドラマ中のときも多分何回かお話ししてたと思いますけど。だから、みんなとご飯食べに行きたいですね。

野呂:もちろん。じゃあ、やりましょう。

岡田:じゃあ、野呂さん発信で。

野呂:ちょっとやってみます。ペーペーですけど(笑)。ペーペーですけど頑張ってやってみます。

ということで、そんな落ち込むこともある岡田くんが、落ち込んだ時に聴きたい曲とか、これ聴いてるよっていう曲があれば紹介していただきたいんですけど。

岡田:僕は、最近ずっと聴いてるのは嵐の『カイト』という曲なんですけど、今言ってるだけでもちょっと落ち込んでなんか……(笑)。

野呂:今から元気になる曲をかけるのに? 落ち込んで?

岡田:最初は落ち込んでおいたほうが元気になるから(笑)。

野呂:かしこまりまし。ちょっとこの曲で神輿で担ぎます。岡田神輿担ぎます。聴いてください。

 

♪嵐『カイト』

 

野呂:とにかく考えることが多いじゃないですか。

岡田:うん、うん、うん。

野呂:1分たりとも気を抜ける時って絶対ないと思うんですよ。

岡田:そうですね。

野呂:切り換えるけど、でも、撮影している期間はずっとそのことも考えなきゃいけないし。となると、わりと思い詰めちゃう人って、なかなか考えることが多いかもね。

岡田:でも、いると……。これ、あれですよ。孤独だなぁと本当に思うけど、10代からやってて、20代で出会う、同じ世代の俳優さんとか役者さんに会うと、お互い励まして、お互いがいろんなジャンルにチャレンジして、どんどん階段を上っていくのがいると、めちゃめちゃ頑張れる。僕で言うと、一番仲いいのは松坂桃李くんなんですけど、「あ、桃李くんスゲーな」と本当に思うし、一コ上なんですけど、同じ世代で、「桃李さん行ってない道行きたいなぁ」ってちょっと違う道歩いたりとか、会ったりすると、ちょっと悩み聞いてもらうとか、そういう友人がいたりすると、まだ役者頑張っていこうとか。

野呂:素敵だと思う。本当に。

岡田:(笑)

野呂:素敵なことしか言えない。素敵だなとしかない。

岡田:なんでですか? 嫌なとこ言ってください。最後。僕の嫌なとこ。

野呂:嫌なとこ? イケメンなのに、イケメンじゃない時が結構ある。

岡田:ハッハッハッハッ(笑)

野呂:笑い方とか、なんかわかんないけど、ハハ~ン!とか(笑)。

岡田:(笑)

野呂:ふと見せる……でも、それが非常に人の心をくすぐるっていう。

岡田:本当ですか?

野呂:なんかよかった。こんな一面があってうれしいって、こっちもうれしくさせてくれるし。結局、嫌なところはないのよ。

岡田:本当ですか? うれしい。

野呂:見つからなかった。今日も。悔しい。

岡田:今日も見つかってないですか?

野呂:今日も、嫌だっていうか、変なとこが見つからなかった。

岡田:(笑)

野呂:だから、逆に、アハ~ン!もよかった。なんかかわいくてよかったなって。

岡田:(笑)

野呂:ということで、早いもんで終わりの時間です。

岡田:もう終わりですか? 早いですね。

野呂:もっと聞きたいことあったし、時間は限りあるんであれなんですけど。

岡田:来週も来ますか?

野呂:えーっ?! 聞いたね? 皆さん聞きましたね? 絶対に来いよ(笑)。

岡田:このラジオを僕が奪うって(笑)。

野呂:ちょっとそれはやめてよ! それはみんなすぐそうなっちゃうから。新年ですし、来週は。いなくなっちゃいます、私。

岡田:なんでですか、やめてください。ウソ。冗談、冗談。

 

ベストバイ

野呂:岡田くんの2022年のベストバイは一体なんなのか。

岡田:昨日買ったやつ。これ、好感度上がるかも。キャベツの千切りスライサー(笑)。

野呂:こういうとこよね~、なんかやっぱり。記者発表の時もそうだけどさあ。

岡田:すごいの。本当に。3枚刃で、5分かかる千切りがシャシャシャシャシャシャシャでふわふわ。1200円ぐらいの。

野呂:1200円で幸せ買いました。ありがとうございます。

岡田:幸せ買いました。昨日もそれでしょうが焼き食べてめちゃくちゃおいしかった。キャベツ半玉ぐらい食べたんじゃないかなっていうぐらい。

野呂:結局、私たちが思ってる岡田将生さんのイメージは、庶民的に変わって、より好感度が上がったという今年の終わりでよろしかったでしょうか?

岡田:でも、本当そうだなぁ。

野呂:ルーミーのみんなも、岡田さんがキャベツのスライサーがいいって言ってたから、みんなもぜひ買ってほしいということで。

岡田:買って。すごいいい。

野呂:これじゃ締まりにくいから、来年の岡田くんの抱負だけ教えて。

岡田:来年の抱負は、僕は来年34なんで、だから、35歳のときに羽ばたけるように地固めをする年。

野呂:ああ。立派なもんだ!(笑)

岡田:でも、本当そうなんだよ。

野呂:じゃ、35が1コ目標であったりするんだ。

岡田:1コ目標で、そのときにもう一つアップできるように。

これ、まだ締まらないでしょ?

野呂:全然締まる。それでいい。それでいいっていうか、それがよかったと思う。

岡田:ウソ。でも、次、違う現場で会ったら、最初笑っちゃいそうですね(笑)。

野呂:(笑)なんかね。なんの笑いか。

岡田:「野呂さんがおる」つって(笑)。

野呂:でも、そういうふうになれるように私は頑張りたいと思いますので、これからもいろいろとご相談に乗っていただきたいし。

岡田:こちらこそです。

野呂:よろしくお願いいたします。

岡田:よろしくお願いします。

野呂:本当に今日はありがとうございました。

岡田:ありがとうございました。

野呂:ということで、岡田将生さんでした。ありがとうございました。

岡田:ありがとうございました。

 

 

桃李くんは事あるごとに岡田くんの名前を出すけど、岡田くんからも桃李くんの名前が聴けてよかった。

野呂さんを見ると、以前、有吉さんに「SDNを卒業した後に来る仕事がパチンコ屋の仕事ばかりでどうしたらよいか?」と相談した時に、有吉さんから「そのパチンコの仕事を100点で精一杯やればいい」と言われていたことを思い出して、たぶん言われたとおりに頑張ってきたんだろうなと思う。