松坂派

 

菅田将暉オールナイトニッポン 2018年4月2日

 

今日はゲストが来ます。菅田将暉と、僕と同じ事務所に所属している俳優の杉野遥亮です。杉野が来ます。皆さんにとってはいまだ謎な男かもしれませんけれども、僕とは映画『キセキ-あの日のソビト-』などで共演しておりまして、うちの中では「トップコートのリーサルウェポン」と言われている子なので、ぜひ楽しみに(笑)。ハードル上げたわけじゃないんですけど、僕は普通に楽しみです。

 

菅田将暉:一応プロフィールがてら、最初に、これから「杉野」という人を知ってもらおうというのもあり、紹介させていただきます。

僕も所属しています事務所「トップコート」の後輩でございまして、杉野は1995年、千葉県生まれの22歳。合ってますか?

杉野遥亮:はい。正解ですね、今のところ。

菅田:違うかったら言ってね。

身長は?

杉野:身長は185センチです。

菅田:そうなんですよ。声だけやとわかんないですけど、すごいタッパが大きい。

僕は、映画『キセキ-あの日のソビト-』でグリーンのメンバーとして一緒に共演しまして、ソウ役でその時は。

杉野:グリーンボーイズの。

菅田:グリーンボーイズやりましたね。一緒にMステも出ましたね。

杉野:はい。さいたまスーパーアリーナに立たせてもらって。

菅田:(笑)立たせてもらって。なんでそんな強調したの?今。

杉野:なんか、これしゃべんなきゃいけないっていう意識が。

菅田:全然普通で大丈夫よ(笑)。

(略)

菅田:今、芸能界に入り……

杉野:入ってからは2年とちょっとたったくらいですかね(笑)。

菅田:そっかー。じゃ、Mステの時って1年たってない?

杉野:Mステの時は1年ちょいくらいですね。『校閲ガール』からだと3カ月くらい。

菅田:わ、すげぇ。1年ちょいの俳優がMステが出るってすごいよね。

杉野:ほんとに。ほんとに。

菅田:ハハハハハ それまでは普通に大学生やっけ?

杉野:大学行ってました。まだその時も大学通ってました。

菅田:どんな感じなの?それは。景色が全然違うわけやん。

杉野:自分でもわけわからなかったです。「Mステに出る」って言われても、ん?ていう。

菅田:そうやんね。俳優志望やのにね。

杉野:マジ?っていうか、言葉も出ないっていうか。「Mステ出る」って聞いた時に、逃げたくなっちゃったくらい。本音言うと。

菅田:ハハハハハハハ 怖くて?

杉野:怖くて。

菅田:意味わかんない(笑)。

杉野:意味わかんなくて。

菅田:いや、わかるよ、それは。

杉野:環境がガラッと変わり過ぎて。

 

菅田:ちなみにさ、ミュージックステーションに出るとさ、Mステティッシュってもらうやん。もらったよね?

杉野:はい。

菅田:どうした?あれ。

杉野:あと2個残ってる、俺。

菅田:使ってんねや! 3個使っとるやんか!ハッハッハッ ほんと? 俺、使えずまだ置いてるけど。普通に使った?

杉野:使わなきゃ意味ないなっていう気持ち半分、残しておかなきゃなっていう思い半分ぐらい。

菅田:で、半分使ったんや。

杉野:そうです。

菅田:ハハハハハハハ

杉野:でも、1個松坂さんにあげて。

菅田:あ、桃李君にあげたんや。

杉野:そうです、そうです。

菅田:なんで?なんで?なんであげたの?欲しいって?

杉野:ウーーーーン……

菅田:「先輩お世話になってます」つって?

杉野:そうですね。たしかそんな感じだった気がします。

菅田:ハハハハハ すごいな、使える度量はさすがやな。

どうやら、僕もこれ、ちゃんと知ったんは、今日初めてなんですけど、杉野は、松坂桃李に憧れてオーディションをどうやら受けたらしく。

杉野:(笑)そうです、そうです。

菅田:菅田派ではなく、松坂派の人間であるという情報がここに。ハハハハ

杉野:そうですね。

菅田:僕にとっては、一番敵対している組織(笑)。

杉野:(笑)

菅田:その辺はどうなんですか? どこがいいのさ?っていうのを。別に桃李君が悪いっていう話じゃなくてね。杉野から見て、桃李君は「かっこいいな、素敵やな」っていうのがあったわけでしょう?

杉野:はい、はいはい。

菅田:ただ、あの人わりと、根暗やで。

杉野:はい。

菅田:そのくせ、自分の好きなものの話になると止まらないっていう、根っからのオタク体質ですから。

杉野:はいはいはい。

菅田:その点、私なんかは、服とかめっちゃあげるし。

杉野:ああ、そうですね。

菅田:ハハハハハハ すっごい俺はウェルカムやけれども。それはどういうことなの?

杉野:でも、あのかっこよさがあって、根っからのオタク体質っていうのはかっこいいなと思いますけどね、僕は。

菅田:それでいて。なるほどね。

杉野:別に格好つけるわけでもなく。

菅田:たしかにね。桃李君はフラットやもんね。

杉野:そうですね。あとは、なんだろう。人当たりがいいですね、松坂さん。

一番最初に初めて松坂さんにお会いした日って、その日、菅田さんとも初めて会ったんですよ。

菅田:おお! どの時やっけ? 事務所?

杉野:僕が事務所に所属する前くらいの時に現場に連れてってもらって、最初に菅田さんのカレンダー撮影に行ったんです。

菅田:あーーーーー!わかった、わかった。カメラマンのナカノさんのとこや。

杉野:そうです、そうです。で、金髪の時。

菅田:はい、はい、はい、はい。

杉野:その時、行った時に、待ってる時間ももちろん緊張したんですけど。

菅田:そうやん。だって、カレンダー撮影を見に来るって、何していいかわからんもんね。俳優業の仕事でもないしね。

杉野:そうですね。で、僕、芸能人の方に会ったこともないし、どうしようというか、テンパ……まぁまぁ、そんな感じで、菅田さんがその時金髪だったんですよ。それ見た瞬間に、オーラとかもあるから、「うーわ、もう帰りたい、帰りたい」。

菅田:(笑)なんでやねん! なんで金髪だけで帰りたいやねんな。

杉野:でも、その後、松坂さんに会った時は、なんかすごい……

菅田:桃李君、髪の毛は?

杉野:ニュートラル。

菅田:ハハハハハハ!

杉野:ちゃんとした感じだった。

菅田:桃李君、髪の毛ニュートラルやったんや。

杉野:そうです、そうです。「ああ、なんか安心したぁ」っていう。初日ですけど。

菅田:何で判断してんの? 金髪にビビんなよ!(笑)

杉野:まあ、そうですね。

菅田:今、あなた明るいじゃん、髪。

杉野:そんなもんじゃなかったんです。菅田さんは、今でも会う時緊張するんですよ。

菅田:なんで?

杉野:事務所でこの間会ったじゃないですか?

菅田:この間会うたね。よく事務所で会うもんね。

杉野:そうですね。あの日、土曜日だったんですけど、エレベーターが、俺が1階に行こうとして、エレベーターが上がってパーンと開いた瞬間に、「やっべ、これ、なんか来る」って思ったんすよ。マジで。なんかすげぇ……

菅田:ゴメン、ゴメン、どういうこと?(笑) ちゃんと説明して。どういうこと? 杉野がエレベーターで降りようと待ってたんや。

杉野:1階に降りようと待ってて、エレベーターが来て、パンてなった瞬間。

菅田:パンていうのは何?それがわからへんねん。

杉野:ライトみたいなのが。

菅田:あ、自分のいる階がた5階やったら5階に着きました、みたいなパン。

杉野:そんな感じのやつが。

菅田:扉開く前ね。

杉野:そう。そうなって、「やっべ、これ、なんか来るわ」って思って、菅田さんが来て、「マジでかぁ」と思って、「これ、挨拶テンパるやつだ」と思って。それで事なきを得て。

菅田:どういうこと?(笑)事なきをこっちは得れてないよ。

杉野:それで、1階からまたその階に上がる時に。

菅田:その後?

杉野:そうです。1階から。その後。エレベーターから人がいっぱい出てきたんですよ。俺、その時も「うわっ、これ、なんかくるわ」って思ったら、菅田さんが出てきたんです。

菅田:(笑)なに、それ、俺、厄介者なの?

杉野:厄介者とかじゃなくて、マジで俺、菅田さんのオーラ、ビンビンに感じちゃう人らしくて。

菅田:ハハハハハハハハ!

杉野:毎回緊張しちゃうんですよ。

菅田:ごめん、ごめん(笑)。ちょっとわからへんけど。あ、そう、ごめんな。そんな威圧感が出てたとしたら申しわけないけど、そんなことないけどね。

杉野:だから、僕は松坂さん派ですね。(ジングル♪)

菅田:アハハハ! おい! おい! そこははっきり言うんかいな! 桃李君がエレベーターから降りてくるのはわかるの?

杉野:わかんないです。

菅田:ハハハハ

(CM)

菅田:リアクションが来てますよ。ラジオネーム、コリコリ。「杉野さんこんばんは」。

杉野:こんばんは。

菅田:「奇遇ですね。私も松坂派リスナーです。」

杉野:(笑)

菅田:「松坂さんは、演技もさることながら、あの中身を知れば、ファンにならざるを得ません。杉野さん、僕はあなたの味方です。」

杉野:ハハハ!

菅田:(笑)なんか俺が危険な野郎みたいな。なんやろうな、その「やっべぇー」っていうのがなあ。完全に厄介者の「うわ、アイツ来たぞ。クソッ、どうすっかなぁ」みたいな。

ほかにもリアクションいただいてます。愛知県ラジオネーム、パーカー。「おい、菅田。杉野君が憧れない理由、そういうとこだぞ。」

杉野:ハハハ!

菅田:そっかぁ、そういうとこかぁ。

杉野:(笑)そうっすね。

菅田:そうなんや?

杉野:そう。まあ、でも……。

菅田:地元の厄介な先輩感があるってこと?それは。

杉野:うわぁ、確かにそうだ。

菅田:おー、マジかー。おーい、マジかー。あ、そう。

杉野:いや、ま、うーん、いや、うーん、うーん、ま、でも……でも、なんだろうな(笑)。そうなのかなぁ。

菅田:地元に厄介な先輩とかおった?

杉野:絶対対面したくないヤンキーの先輩とかいっぱいいましたね。

菅田:(笑)

杉野:なんですかね?

菅田:その感じ?俺。

杉野:うーん、ナチュラルヤンキー。

菅田:ハハハハ ちょっと待って! ちょっと待って! それは違うぞ! マジ? ナチュラルヤンキー?

杉野:俺から見るとそうなのかなと。

菅田:おいおい、俺なんかしたっけ?

杉野:なんか今、そう思っちゃいましたね。

菅田:あ、そう。そっか、もうちょっと優しくする。優しくっていうか、優しくしてるつもりなんやけどね。

杉野:そうですね。優しくしてもらってます。

菅田:要するに、俺も「はじめまして」の時の印象が金髪やったっていうのが。

杉野:そうですね。たぶん、そっから入ったっていうのがでかいかもしれないですね。

 

 

 

 

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