映画『耳をすませば』 天沢聖司と月島雫のキャスティングの理由

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あの丘のシーンのこだわりも!『耳をすませば』西麻美プロデューサーに生インタビュー|シネマトゥデイ・ライブ 2022年10月6日配信

 

 

――清野菜名さんと松坂桃李さんが出演する経緯

西プロデューサー:松坂さんに関しては、もともとジブリがお好きだというのを何となく知っていて、きっと『耳をすませば』も好きだろうと。かつ、彼の清潔感みたいなものが聖司くんにぴったりだなと思ってオファーさせていただいて。

清野さんに関しても、実は清野さんがいいと思ったのはすごく前で、彼女が昼帯ドラマの主演をやられていた時期かな。何年も前なんですけど、そのときに「なんだ、この純白というか真っ白な女優さんは」というので、それで初めて知ったんですね。ただ、会社的にまだ早いのかなどうかなと思っているときに、ちょうど『今日から俺は』に出られて、そのときに、ああ、もうオファーしよう。これだったら絶対会社の偉い人も「うん」と言うだろうなというのでオファーしたという経緯があります。

――安原流那さん、中川翼さんに関して

西:まず中川くんから決まっていて。どっちかというと、もちろん雫ちゃんも簡単じゃないんですけど、誰が聖司くんをやるんだ? しかも、みんなが知ってるほうの聖司くんじゃないですか、中学生の聖司君て。どうしようと思っていたときに、実は私、中川くんに――本人が覚えているかわかんないですけど――最初に会ったのは、前、『記憶屋』という映画をやっていたときに中川くんの弟くんが出ていたんですよ。子役さんなんですけど。弟くんの衣裳合わせか何かに中川くんがついてきていたんです。そのときに「わあ、きれいな子だな」と思って。彼もだいぶキャリアが長いはずです。なので、そのときから知ってはいたんです。かつ、平川組に何回も出ているみたいなこともあったりして、じゃあ、中川くんがいいのではないかというので監督とも話をして、中川くんに関してはオファーをしてキャスティングで決めたという経緯があったんですね。

安原さんに関してはオーディションで。最初、雫ちゃんも誰かいないかなと思っていたんですけれども、なかなか見つからなくて、どうせだったらオーディションしようよと平川さんと話をして、何回もやりましたね。最終的に彼女の初々しさというか――撮影当時、まだ中1だったんじゃないかな――に賭けてみようかなと。映画も初めてだし、経験もそんなにないんですけど、手垢がついていない感じもいいよねといって、安原さんにお願いしたという感じですね。