ニセ佐久間プロデューサー@カカロニ栗谷が人生相談に乗った話

 

佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO) 2022年7月27日

 

(前略)

急に悩み相談を始めたの。ニッタさんが。「最後に悩み相談してもいいですか」。大丈夫か?と思いながら見てたら、「いいよ、何でも聞いて」。もうね、ゾーンに入ってるから。そうしたら、ニッタさんが「自分には特徴がないんです。それでいつも悩んでる。オーディションも通らない。特徴がない自分てどうやって芸能界でやっていったらいいですか?」という質問だった。

そんなのめちゃくちゃ難しいじゃん。俺もどうやっても答えられない。そしたらニセ佐久間@栗谷が、「好きなものある?」「プロレスとかですかね」「モノマネでもいいし、好きなシーンとかでもできる?」「やってみます」って言ってやったんだけど、恥ずかしくなって、笑って途中でだめになっちゃった。正直、それって一番ダメじゃん。そういう状態だったの。

どうするの?栗谷と思ったら「座って。今、できなくて悔しい思いしたよね。悔しいっていう気持ちは絶対持ち続けたほうがいい。この経験は絶対に役に立つ。俺もテレ東入ったときに、最初、ドラマのADで経験してきつかった。同じことをやってるだけ。俺の存在の意味ってあるのかな?って。俺の特技何も活かせない」。これ本当の話ね(笑)。

「って思ったの。でも、女子高生の弁当を小道具で作ったら、それがディレクターに認められて、ADの仕事でもドラマって面白くできるんだと思ってからは俺の仕事変わったの。今の若い子はチャレンジしない。でもね、今、君、腰上げたじゃん。チャレンジしたじゃん。1歩目はもう踏めてんのよ。頑張るだけ。絶対大丈夫。周りのこと気になるけど、それは小さいことで、実は今、1個チャレンジしたというのがめちゃくちゃ大きくて、そこから始まるから」。

栗谷の目がちょっと濡れてるのよ。で、さらに真剣な目になって「あのね、自信て目に見えないんだ。目に見えないから自分で作ることできるのよ。架空の自信て持てるのよ。だから、マイナスなこと考えちゃいけないの。架空の自信たくさん持って、気づかれても(?)いいや。でも、気づかれなくても、架空の自信で頑張ったら、それを本物の自信に変えればいいんだよ。それまで自分で頑張ればいい。本物の自信に変えられなかったら、俺が変えてやるよ。それがプロデューサーの仕事だよ」って言ったの。

えーっ? 俺、鳥肌、ゾワゾワゾワって立って、栗谷が佐久間を超えてんじゃん、ていう(笑)。ニセ佐久間の栗谷が俺を超えたじゃんと思って。だって、めちゃくちゃいいこと言ってない?

で、その目を見たら、栗谷の目がちょっと涙ぐんでるのね。うわぁ、なんだよ栗谷と思って。そうなんだよ。栗谷ね、自分に言ってるの。要は、自分に言っているのよ。そんなに売れてない芸人の自分に対して言ってるわけ。あいつ、自分に言ってるんだと思って見たら、ニッタさん、号泣(笑)。悩み相談したニッタさんが号泣してるわけ。ニセ栗谷に人生相談して、モデルのニッタさんが号泣してるのよ。

でね、うわ、すごいなぁと思ったんだけど、そのとき思ったのが、これ、ネタばらしする? どうする? ニセ佐久間でインタビューして悩み相談も完璧にして、泣いて、いい収録でしたってなってるじゃない。同じ格好の俺、行く? 台無しじゃね?っていう。スタッフ集合!つって。俺行く? どうする? みんなで悩んで結論出なかったんだけど、これ、どうしたかは、土曜日配信しますんで、土曜日のYou Tubeでご確認ください。

 

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