ハライチのターン! ラジオクラウド 2021年9月30日
澤部:俺も映画観にいってさ。
岩井:何?
澤部:それこそ、平野レミさんの生放送が9時25分とかに終わったのかな。生放送終わって、9時50分にチケット買っちゃっててね。
岩井:はあ。どこで撮ってんの?あれ。
澤部:NHK。
岩井:本社で撮ってんの?
澤部:そうそうそう。NHKだから、渋谷の映画館、ユーロスペースかな。9時50分からのチケットのやつ買っちゃってね(笑)。
岩井:ヤバいじゃん。
澤部:バタバタバタってダッシュで出てきましたよ、私。
岩井:そんなとこで何やってんの?
澤部:『空白』っていう松坂桃李くんと古田新太さんのやつ。めちゃくちゃ重めの映画ね。平野レミさんとめちゃくちゃワイワイやって、朝9時50分から重い映画(笑)。
岩井:どういうあらすじなの?
澤部:古田新太さんが漁師で、もう離婚してて、男手一人で娘さん育ててね、中学生ぐらいなのかな、その娘さんが。古田さんの役は、荒い、ザ・漁師みたいな、口もうるさい、娘にも厳しい、きついお父さんなわけ。で、娘さんは学校で内向的で友達とも喋れない。イジめられているわけじゃないけど、どうなのか。あんまり喋らない。
で、ある日、松坂桃李が店長を務めるスーパーがあるんだけど、そこで万引きを……
岩井:あら!
澤部:その娘さんがするんですね。で、娘さんが逃げるわけ。ブワーッて。松坂桃李追っかけるわな、店長だから。ブワーッて追っかけた先で娘さんが車に轢かれて亡くなってしまうという。
岩井:重い……。重い……。
澤部:すこぶる重い。
岩井:重いねぇ……。
澤部:重い、せつない、苦しいんだよ、この映画。これまた子を持つ親としてもいろんなさ。
岩井:どう過ごすの?その後の一日(笑)。ねえ。
澤部:(笑)俺もシクったと思った。
岩井:シクったよね、朝のそれは。
澤部:シクったと思ったね。チョイス。
岩井:あと寝るだけにして観るやつじゃない?(笑)
澤部:(笑)いやぁ、ほんとだね。シクった。古田新太さんはもちろん、その娘さんを亡くしたお父さんとか、そのまた娘さんをまず轢いてしまった女性と、このお母さんの気持ちの動きとか、松坂桃李がやってるスーパーで働いているパートのおばさんで寺島しのぶさんがいるんだけども、その人の、すごい慰めて励ますんだけど、店長を。ちょっと歪(いびつ)な正義感というかね。歪んだというか。登場人物全員にいろんな翳があるというか。
岩井:おばさんて歪な正義感だなもんな。
澤部:(笑)なんだよ、それ。人によるわ!
岩井:大体のおばさん。
澤部:人によるけど、結構多いね。歪んだ歪な正義感を持つ。グーッとなる作品を観ちゃいましたけどね、いきなりね。
岩井:松坂くんもいい演技するわね。
澤部:松坂さんもちょっと、俺らが言うのもアレだけどね。
岩井:いい演技するよ、彼は。
澤部:いい演技するよね(笑)。
岩井:俺と一緒にやった時もそうだった。
澤部:あっ、NHKの。
岩井:そう。一緒にギャラクシー賞獲らせたわけだから、あの番組もね。
澤部:作品名も何も言わずにギャラクシー賞の話だけするじゃん。
岩井:『ここぼく(今ここにある危機とぼくの好感度について)』ね、『ここぼく』(笑)。
澤部:(笑)タイトル略して適当に言って、ギャラクシー賞のことだけ言う。
岩井:そう。ギャラクシー賞だよね。ギャラクシー賞獲らせたやつって言えばわかるよね? ああ、わかんねぇか。3つ獲らせてるから。
澤部:(笑)ヤバいよ。
岩井:(笑)
澤部:『ハライチのターン!』獲らせてくれよ、まず。この番組獲れてないじゃんよ。
岩井:『ハライチのターン!ザ・ムービー』にしてくれれば獲れると思う。演技しちゃえば。
澤部:(笑)映像にすればいける?演技させてよっていう。
岩井:そう。
澤部:『クレヨンしんちゃん』も観たいな。ちょっと暗くなっちゃった。すいません、ちょっと重めの話しちゃいましたけどもね。
岩井:この後もう一個録るのがあるからとかじゃなくて、暗くなっちゃったから終わる、みたいな。
澤部:終わりましょうか(笑)。すいません。
岩井:ということで、ハライチのターン! 毎週木曜深夜0時からTBSラジオでやってますんで聴いてください。