餃子屋さんで話したこと

 

デブッタンテ 2015年11月14日

 

澤部:オードリーの若林さんと飲みに行く機会があって、2人で集まって、2人だけで餃子屋さん行って。

岩井:盛り上がんの?それ。

澤部:意外とね、盛り上がる。若林さんおしゃべりだからね。

岩井:そうだよな。

澤部:そうそう。基本若林さんがしゃべってた。俺、普段暗いじゃん。

岩井:そうそうそうそう。

澤部:若林さん意外とおしゃべり。だから若林さんがバーッとしゃべって。

岩井:どんな話するの?

澤部:仕事の話もチョロチョロしながら、「どんな感じなの? 今どう?調子は」みたいな話から入ってさ、して、ほめてくれるの、若林さん、すげぇ。『キャンパスナイトフジ』のときからそうだったんだけど、「本当に澤部はすごいな。結婚もしてさ、お前は人としてすごいよ。それに比べて俺は、結婚した後輩とかに夜中電話してさ」。奥さんを起こさないようにコソコソ喋るんだって、後輩の人とか。「それを無理やり大きい声を出させてさ」。

岩井:ハハハハ

澤部:イジったりするんだって。

岩井:ひどいイジりしてるなぁ。

澤部:「それを楽しみに俺は遊んでんだよ」みたいな。

岩井:昔の芸人の先輩みたいなイジりしてんな。

澤部:「俺は最低だよ。お前はほんと結婚して凄いなぁ」みたいな。で、「最近さ、俺も(若林さん)ちょっと変わらなきゃと思って」。山里さんと仲いいじゃない。

岩井:仲いいよね。

澤部:山里さんが結構ツッコミのフレーズとかすごいじゃん。

岩井:うん。うん。

澤部:その日の収録のこととかちゃんと反省すんだって。あの人のツッコミすごかったとか考えるんだって、すごい。そういうのを聞いてさ、若林さん、すごいな。バカリズムさん。バカリズムさんと仲いい。ずっと結構やってたから。バカリズムさんの家行ったりすると、稽古場みたいのがあるんだって。

岩井:へえ。そんなの設けてんの?。

澤部:そう。ネタを作る場があって、ホワイトボートとかあるんだって。家に。バカリズム、山里ご両人は天才肌じゃん。天才と世間から言われてるじゃん。そういうのを見て、聞いて、若林さん的には、そんなに頑張んなきゃ天才と呼ばれないんだと。

岩井:うーん。

澤部:そうすると、僕は天才と呼ばれなくてもいいか、みたいな。若林さんは。それなら別に天才と呼ばれなくても、ちょっとラジオ面白いよねって言われるぐらいで僕はいいんじゃないかっていう答えに至ったんだって。そういう2人を見て、もう天才じゃなくていい、普通に結婚したい、子ども欲しい、普通の人間になろうっつって、最近ゴルフを始めたんだって(笑)。なんかアクティブなことをしようつって。

岩井:ゴルフなんだ、そこで。

澤部:そう。なんか動かなきゃ。ゴルフを始めて、俺は今いろいろ頑張ってるんだよ、みたいな話をしてさ。「あ、そうなんですね」。

で、ご飯会を終えて、夜道、代々木周辺だったんだけど、代々木周辺を夜歩いて、「あそこにお花屋さんあるからさ、急に呼び出しちゃったし、奥さんに悪いからお花をプレゼントするよ」。

岩井:おお、おしゃれ。

澤部:「すいません」。したら閉まっててさ。

岩井:ハハハ

澤部:「ああ、やってなかったね。やってなかったけど、あげようとしたことだけは伝えておいて、奥さんに」(笑)「まあ、それだけ言っておきます」「じゃあね」つって若林さん帰って行ったんです。その背中がまたすごい切ない、寂しそうな背中でさ、高橋さんも若林さんも、芸人さんとしてはすごいじゃん。でも、結婚とか彼女とかっていうことに今すごい向き合いだしてるのね。

岩井:へえ。

澤部:それを考えると、今、俺は、あんまり別にカッコよくもないしさ、女性を楽しませることもできない。でも、運よく結婚できている。しっかり幸せを噛みしめながら生きていかなきゃいけないなって強く思ったよね。

岩井:な、何の話なの?(笑)

澤部:そういう人たちに比べると幸せな状態にいるんだ。だから、奥さんとかにもむげな態度をとるんじゃなくて、しっかり向き合って愛を育んでいかなきゃいけないなって思ったの。

岩井:ああ。へえ。…うるせぇな!

澤部:ハハハハ

岩井:マジで。ホントの嘆きじゃないから、そんなの。

澤部:アハハハ ホントに思ってるのは人にそんな。

岩井:言わないよ。

澤部:軽々しく言わない?

岩井:そうだよ。

澤部:いや、でも、ホントに思ってるっぽいよ。

岩井:パフォーマンスだよ、全員(笑)

澤部:わかんないけどね。