白くまの思い出

 

オードリーのオールナイトニッポン 2020年10年10日

 

春日:出産祝のお返しをどうしようかなってずっと考えてたわけですよ。正直、パジャマを差し上げたじゃない?

若林:うん。

春日:あの時に買ってたのよ。ずいぶん前よ。1カ月ぐらい前。実は買ってて、買ってたっていうか、ちょうどパジャマを、パジャマというか、若林さんの誕生プレゼントを買いに行こうってデパート行って見てたら、ちょうど物産展やってたの。九州の。で、物産展、ほら、私とクミさんて物産展好きじゃない?

若林:知らねぇーよ!

春日:好きなのよ(笑)。

若林:知りたくもないし。

春日:知らないかもしれないけども。知らないかもしれないけれども。

若林:知らねぇーよ。

春日:(笑)私とクミさんて物産展好きじゃない?

若林:知らねぇーっつってんだ、だから!

春日:(笑)もうテンション上がっちゃってさ。「おっ、物産展やってんじゃん」つって。思いがけず、不意の物産展てテンション上がるのよ。わかってて行ったんだったらまだアレだけど、「おっ、物産展やってんじゃん」。

若林:何回言うんだよ「物産展」て。うるせぇーな! お前黙ってろよ!

春日:九州・沖縄地方の物産展やってたから。

若林:また言った。

春日:うわっ、これは、一旦、若林さんの、まだ決まってなかった、パジャマっていうところが。見に行って、何しようかな?という時に発見しちゃったから。物産展をね。

若林:また言ったよ。

春日:一旦ちょっとおいといて、「白くま食べよう」つっていってさ。

若林:なんで白くま食べんだよ? ……物産展だからか。

春日:ちょうどイートインみたいなさ。それこそアクリル板とかバーッとあってさ、物産展だから、ラーメン食べられたりとか、いろいろすんだよ。白くまあったからさ、「うわっ、白くまだ!」つって。

若林:そういう世の中がなんか仕掛けることにすぐ乗るもんな、お前ら2人は。

春日:ウフフ “軽い”みたいな言い方すんなよ! いいじゃないかよ!(笑) 楽しんでもいいだろ、別にそんなの。「白くまだ」つって。「いやあ、昔さ、若林さんと白くま2人で食べたこと……。なんでかなあ」なんつって。

若林:あれ、そういえばあったよな! 鹿児島だよね?

春日:あったの。白くま見るたびに思い出すのよ。

若林:あれってなんで2人で行ったの?

春日:鹿児島の営業かなんかに行ったの。

若林:初めて山里亮太と会った時だよ。

春日:そう。鹿児島のテレビ局のイベントみたいなのでね。

若林:そうそう。営業だよね。

春日:山里さんがMCで、我々と誰か。原西さん……RGさんいたかな?

若林:あれってテレビだったよな?

春日:テレビ。鹿児島のテレビ局のイベントよ。

若林:へー。

春日:2008年とかだね。

若林:地方とかに行くのが珍しくて。俺たちもまだテレビに出る前で。

春日:そうそうそうそうそうそう。

若林:それで、春日と鹿児島歩いてみようか、みたいな感じになって、どっちから言ったんだろう。今思うとな。

春日:わからん。空港まで向かうバスまでの時間があるから、イベント終わった後1時間ぐらいあるからなんていってね(笑)。

若林:そうそうそうそう。そう考えると、今、考えらんないね。

春日:考えられない。繁華街行って、白くま発祥の店みたいなね。

若林:不仲の今からすると、ちょっと考えられないよね。

春日:フハハハハ 考えられないよ。ね、行ってさ。

若林:食べた、食べた。白くまってのがあるからって。あと、なんかその後、ラーメン屋が有名なとこがあるらしい、みたいな、ちょっと歩いたの覚えてるわ。

春日:ああ。結局見つかんない。ラーメン屋は行ってなかったと思うんだよな。

若林:そうそうそうそう。で、白くま食べたんだよ。

春日:白くま、ちっちゃいテーブルで、向かい合わせに座ってさ。2人で白くまをさ(笑)。

若林:今、ほんと考えらんないわ。

春日:食べて。

若林:今もし白くまでも食べるかと思って1人で入って、先にお前が座ってたら、踵を返すもんね。

春日:ハハハハ なんだその言い方!

若林:ハハハハハハ

春日:「入らない」でいいじゃない。なんだ「踵を返す」。雰囲気を出すなよ。

若林・春日:ハハハハハハハハ

若林:あ、そう。

春日:そんなんをクミさんに話しながら白くま待ってさ、「へえ、今も行けばいいじゃん」とか言われて。

若林:余計なこと言わすな。

春日:なんでクミさんが怒られなっきゃないんだ。

若林:それ、遠隔で俺のこともイジってるもん(笑)。

春日:ハハハハハ イジっちゃないよ、別に。「行ってもいいんじゃないの?」「ま、まあね」とか言いながらさ。

若林:でも、ほんと、行ってもいいんだけど、もしもよ、なんかのロケで、『オドぜひ』とかだろうな、鹿児島とかでロケあるとしたら。

春日:ああ、行って。

若林:空き時間に春日が「ちょっと若林さん、白くま食べに行きませんか?」って言ったら

春日:ハハハハハハハハ

若林:ゲボ吐いちゃうかもしんない。

春日:ハハハハハハハハ

若林:ハハハハハハハハ

春日:まあ、そうだろうね。カメラが回ってないのにね。逆……そうだね、逆にまた、逆に面白いなとちょっと思うぐらいかもしれない。もしかしたら。そんなんあり得なさ過ぎてさ。一周して。

若林:でも、お互いが巨大な人生経験積み過ぎて、それがぶつかり合っちゃうには胸焼けする年になってきちゃったじゃん。

春日:何言ってるか全然わかんない(笑)。

若林:ハハハハハハハハハハハ

春日:なんだ、どういうことが言いたかったんだ、今! ハハハハハハハ

若林:白くまを食べながら春日と何話していいかわかんない。「白くまってさぁ、どういうふうな歴史でもって「白くま」って呼ばれるようになったのかとか言ってもさ、お前は勘のいい芸人だから気づくわけよ。(春日:気づかないよ、別に)「若林さん、間を埋めようとしてんな」って。しかも、いきなりプライベートの話するよりは、目の前のことでつないでんなって、お前は勘のいい芸人だから。(春日:イジってんじゃない!)勘悪いわお前! 思うわけじゃん。

春日:なんだよ!

若林:それが恥ずかしいじゃん。

春日:なるほどね。こういうふうに仕向け……行こうとしているっていうね。

若林:俺、山ちゃんとも打ち上げ行けなくなったのよ。たりないふたりの後に。

春日:ああ、そう。

若林:その理由、それだわ。

春日:ええ? それなん……ああ、なるほどね。

若林:お互い、自分たちで言うのもなんだけどさ、達者じゃん。

春日:カハハハハ! 確かに自分たちで言うのもなんだなあ。

若林:ハハハハ 達者だからさ、今、若ちゃん、今日の飲み会、この雰囲気だから、こういうテンションでいこうとしてるなって。

春日:なるほど。

若林:それがなんか恥ずかしいじゃん。

春日:はいはいはいはい。バレるというかね。わかられちゃうという。

若林:俺はいつも思ってるもん。春日に対して。

春日:なにがよ? アタシ?

若林:「春日さん、ご出産おめでとうございます」とかってスタッフがお土産届けに来るじゃん。その時の春日が、ああ、そのスタンスチョイスしてんだと思って。

春日:やめなさいよ。そんなことないよ。

若林:恥ずかしいのよ。「ありがとうございます」この口の上のほうところで「ありがとうございます」っていう。

春日:そんなこたぁないわ!

若林:ハハハハハ

春日:「ありがとうございます」ってちゃんと言うよ。「ありがござす」なんて言わないよ。

若林:で、なんかおじさんの会話するじゃない。

春日:まあまあまあね。

若林:「そうなんすよ。今も必死でおむつ替えてクミさんに怒られて」みたいな。本当は怒られてないのに、クミさんに。

春日:いや、怒られてるよ。

若林:クミさんに怒られてるっていうちょっと弱い部分を見せることで空気をよくしようとしてんなって。

春日:ウッフフフフフ

若林:それが恥ずかしいのよ、俺。だから白くま食べれないのよ、お前と。

春日:ハハハハハハ

若林:お互い巨大な人生経験を積んじゃったからさ、あ、そのトーンで来るんだって気づいちゃうじゃない、お互い。アハハハハハハハ

春日:さっきから何を言ってんのよ? まあ、わかる。こういうふうに言ってんだな、みたいのがわかられる恥ずかしさっていうのはあるかもしれんけど。

そんなんで白くま食べたことあったな、みたいな話をしながらね(笑)、いや、物産展の話よ、だから。

若林:ハハハ

春日:フハハハ

若林:広がっちゃう(笑)。

春日:白くまでこんな広がるとは思わなかった。

若林:鹿児島で春日と2人で白くま食べたんだよ。白くまを出すお店で。

春日:ハハハハ 発祥の店かなんかで、「あ、ここがいい」なんて。

若林:ああいう時、テンション上がってたんだろうな。

春日:上がってんだよ。

若林:飛行機で鹿児島とか行って。で、どっちから言ったんだろうなあ。歴史を遡りたい。どっちから「白くま食べに行かない?」って言うと思う? そういう時。

春日:どっちからとも……どっちが言ったんじゃないと思うんだよね。

若林:どうなったんだ、それ。

春日:なんか時間があるってなった時に、お互いが「あ、鹿児島のまちに行こう」ってたぶん思ったんだよ。んで……

若林:でも、タクシー乗ったよね?

春日:乗ったかもしれん。乗ったわ。

若林:鹿児島のタクシー乗ったもん。

春日:鹿児島のタクシー。

若林:当たり前か(笑)。

春日:うん。それか、なんか向こうのスタッフさんに連れられて行ったか。で、スタッフさんだけ……タクシーだけ手配というか、呼んでもらって。

若林:そんな感じだわ。で、2人で乗って。2人でタクシーに乗ったから、そっから、じゃ、別行動ね、とはならないのか。

春日:ならなかったんだよ、その時は。それか、「ちょっと時間あるんでどうですか? 鹿児島のまちとか行って」「おー」とか言って行ったのかもしれない。2人で。

若林:ちょっと思い出してきた! ちょっと思い出してきた。なんかね、タクシーの一応待機場所、タクシーがいっぱい集まるところに停めて、「こっちがまちです」みたいな説明を受けたのを覚えてるもん。2人で歩き出した。どんな会話してたんだろうな。鹿児島で白くま食べながら。

春日:(笑)それは覚えてないな。

若林:「おいしいな」とか言ってたのかな。

春日:味の感想は言うでしょ、それはやっぱり。

若林:それより、味どころじゃなかったんじゃないか? 当時の俺たちは。

春日:どういうことよ?

若林:「俺たち今、ここ、頑張り時だな」みたいな。「今年勝負賭けようや」みたいな。「白くま2つ」って頼んだのかもしれない。

春日:なんだそれ!

若林:ハハハハハハハハハハ

春日:そんなトーンでは頼んでないと思うよ。

 

若林:最近もネタ合わせするから、サトミツいないと無理じゃん、もう。2人の空気が。

春日:まあまあ、そうだね。

若林:お前、ほんとに1年目とおんなじだな。しゃべらない量が。そろそろ子ども生まれて、ネタ作りでしゃべるかなと思ったら。

春日:ハハハハ

若林:あと、日テレの楽屋でネタ作り、サトミツに来てもらって3人でしてたじゃん。俺がサトミツにバーッと説明してる時にチラッと見たらさ、春日がほんとに腕組んで、春日も考えてるフリかどうかわかんないけど。

春日:考えてるよ。

若林:目つぶって考えて……たんだろうね、実際。

春日:考えてるよ。

若林:ほんとにそのまま寝ちゃってたんだよ。

春日:(笑)うそよ! そんなことないでしょう。ほんとに? ミツよ、サトウミツよ。

若林:サトミツ気づいた? 俺、その時に自分がびっくりしたのは、怒りが全く沸かなかった。

春日:何寝てんだよ!ってなるでしょ、それは。みんなで考えてるのに。

若林:全然ならなかった。今日は春日は帰したほうがいいの?っていう。

春日:気づかなくていいよ。

若林:お子さん生まれて、夜も元気に泣くだろうし、あやすだろうしっていうのがあって、若林さんが今言っているネタ、自分だったらどう動けばいいか……カーッていうことだと思うのよ。ほんとに。

春日:ハハハハハハハ ジジイじゃん!

若林:フハハハハハハ

春日:ジジイのやつじゃん、それ。

若林:昼3時半ぐらいだよ。俺は本当に寂しかった。でっかいシミと、アコーディオンと。

春日:何回言うんだ!

若林:頭蓋骨の見えてる皺が。

春日:いや、怪我してる。すごい怪我。大怪我だよ、頭蓋骨見えてたら。

若林:と思ったのよ。それで、白くま食べたとは。

春日:あ、そう。そんな寝てたと気づかなかったなあ。ジジイになったなあ。確かに。

若林:寝てたもん。びっくりした。寝てパッと、アッと思って起きたとこも見えてたけど、俺は見て見ない振り。

春日:ハハハハハ

若林:かわいそうだから。

春日:いやいやいや(笑)。それは言って、怒ってもらいたいけどね。「なに寝てんだ」つって(笑)。ああ、そうですか。

そんで、白くまを、だから、食べて(笑)。物産展で。

若林:白くま食べたの、あれ、どっちから先に言ったのかな。

春日:もういいよ!(笑) こっちから言った白くまだけど。

若林:鹿児島のタクシー乗ったんだよ。ホイールが錆びているタクシーに。

春日:よく覚えてんな!(笑)

若林:屋根がある、タクシーがいっぱい並んでるとこに降りて。

春日:うんうんうんうん、そうだったかもしれない。

若林:「ここから鹿児島の一番栄えているところなんで」って運転手が言ってくれたんだよ。

春日:うん、そうだったかもしれない。

若林:「あっちが商店街です」つって。

春日:うんうんうんうん。

若林:2人で行った。思い出したけど、白くまの有名なのここかな、ここかな。

春日:ちょっと探したよ。アーケード街みたいなとこ。

若林:ここなんじゃない?つって2人で入ってったんだよ。

春日:入ってったよ。白くまのでっかい、入り口にあった。でっかい白くまが。

若林:お前が食べながら言ってたな。あれ、夏だったから、M-1の予選前、「若林さん、今年はかましましょうね」。

春日:言ったことないわ、1回も。

若林:「もちろんだよ」って俺言った。

春日:ダセェな。

若林:「白くま2つ」つって。

春日:ハハハ

若林:あれ、どっちが先に白くま行こうって言ったのかなあ。

春日:いいよ、それ! 答え出ないし。

若林:会計はどっちが払ったんだろうね。

春日:それは割り勘でしょう。別々で払ったと思うよ。

若林:俺、コンビニ行くたびに思うもん。白くま見ると。

春日:ハハハハハ あ、そう。

若林:春日と2人で食べたなあって。

春日:アタシも思い出すよ。不思議な……

若林:あの頃はおでこの皺も頭蓋骨まではいってなかった(笑)。

春日:フフフフフフフ 今もいってないけどね。頭蓋骨までは。

若林:ハハハ

春日:不思議な、なんか謎だなとか言いながら食べて。(以下、略)

 

(エンディング)

The Fratellis『A Heady Tale』♪

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若林:ほんと、どっちが先に白くま食べに行こうって言ったのかな。

春日:もういいだろ、そこ。答えは出ないって。

若林:いや、気になるだけで。

春日:気になる、私だって気になるよ。

若林:モヤモヤしてるだけで。

春日:誰もその時を知らないんだからさ。答えは出ないんだよ。

若林:でも、なんか、いつからそうやって行かなくなったんだろうなっていう寂しさもあるよね。漫才に出てた、それが。一緒に白くま食べない感じが、今回、下北のライブで。

春日:あ、そう。

若林:うん。

春日:でも、あれは、その前から、東京だったらそんな別にね、飯とかは行かない。あれは地方でしょ。テンションがお互いに上がってると。観光気分というのがあったからじゃない?

若林:でも、その時にさ、だからといってさ、2人で食べることに違和感は感じてないんだろうね。まだ。

春日:まあ、そうだ……目的が一緒だったから。

若林:最後の2人の食事かもしれない。

春日:ハハハハハ

若林:白くまが。

春日:それは、でも、そうかもね。カメラもなんにも回ってない。普通にというのは確かにそうかもしれない。

若林:これはまた行くしかないね。

春日:……うん。

若林:プライベートで。

春日:えっ? 何? 飯にってこと?

若林:白くまへ。

春日:白くまに?

若林:食べに。

春日:鹿児島行って?

若林:そうそう(笑)。

春日:それで鹿児島までは? 鹿児島までも一緒に行くってこと?

若林:まあ、水口っちゃんがカメラ回してるけど(笑)。

春日:ロケじゃねぇーか!

若林:ハハハハハハハハ

春日:ハハハハ それなら全然いいよ。いや、そうじゃない? 最後かもしれんよ。

若林:絶対話さないじゃない、楽屋で、もう。

春日:まあ、まあまあね。

若林:なんかある?

春日:何が?

若林:話しかけようかなと思ったこと、最近。

春日:最近……。

若林:俺、なんか怖いもん。この間も漫才の、あれ結構真ん中辺、全部アドリブでいいんだろうな、春日なあ、昨日のネタだけど。

春日:うんうんうん。

若林:言えなかった、月曜日、俺。

春日:(笑)

若林:お前がなんかものすごいアコーディオンだったから。

春日:なんだよそれ! アコーディオンだからってなんだよ!(笑)

若林:目尻アコーディオン。目尻アコーディオンだったから。

春日:ハハハハハハハ いわゆる?

若林:うん。

春日:いわゆる目尻アコーディオンだから?(笑)

若林:3本皺頭蓋骨だし(笑)。

春日:ハハハハハハハハハ そこはもうしょうがないじゃん。3本皺と目尻はもうどうにもならないからね。こればっかりは。何かがあったら……。

若林:俺それ言えなかったな、春日になんか。サトミツいないと。

春日:全然別に。それなんだ、聞かないからみたいな? 刺さらないからみたいなことで?

若林:生返事されたらぶっ飛ばしてぇーな、みたいな。

春日:ハハハハハハハハハハ

若林:ハハハハハ

春日:なるほどね。

若林:しゃべりかけれないんだったら。

春日:生返事はしないと思うけど。ネタに関してのことだからね。

若林:やっぱやりとりしたいよ楽屋で。「今シーズン、西武強いね」って。

春日:(笑)いや、そうでもないのよ。したら、こっちがぶっ飛ばしちゃうかもしんない(笑)。

若林:(笑)

春日:イジってきて、4位のことイジってきてんじゃねぇーぞってちょっと思っちゃうかもしんない(笑)。

若林:俺、ほんとイヤだったもん。車の免許取り立てだと、みんなで遊んでる時、必ずお前が西武のナイターをつけさせて。ラジオで。

春日:フハハハハハハ ライオンズナイター。

若林:ライオンズナイターつけさせてさ、セカンドゴロでアウトになったりしたら、「何やってんだよ!」

春日:ハハハハハハハハハハ

若林:すごいイヤだった。お前は野球下手なくせに。

春日:それ、別にいいだろうよ!

若林:ハハハハハハハハハ

春日:プロ野球見る分に、自分が下手かどうかはいいだろう、野球。プロじゃないんだから。ハハハハ

若林:ハハハハハハ 「何やってんだよ!」とか言ってたよね?お前。

春日:言ってた、言ってた。今でも言うし。

若林:車の中で。

春日:今でも家で言う。クミさんいるのに。

若林:西武のラジオ聴きながら?

春日:テレビで観たりとか、ネットで観たりとかしながら、「チッ、んだよ!」とか言ってると「ちょっとやめて! 舌打ちはやめて」みたいな。

若林:教育によくないもんね。

春日:そうそうそう。ついつい出ちゃう。それは変わってないけどね。

若林:しょうがない。スポーツはね。

春日:うん。

若林:ちょっとなんか考えます。白くま持ってきます、ブースの中に。コンビニのだけど。そのほうが盛り上がるかもしんない。昔を思い出してね(笑)。

春日:そう、まあ、そうかもしれんね。

若林:もっと思い出してきて、来週までに。

春日:ハハハ!

若林:白くまの時、どういう会話……。

春日:いや、もう無理! これ以上は無理だって!(笑)

若林:それを何とか。俺も頑張るから来週までに。

春日:誰に、聞く人もいないしさ。

若林:だからこそ思い出しましょう。ミッフィちゃん。

春日:この後また夢でお会いしましょう。アディオス。

 

 

 

発表会

 

ハライチのターン! 2021年1月14日

 

岩井勇気:正月はなんもしてないですね。結局仕事してて。

澤部佑:まあ、そうね。だって、休みなかったんだね、ほぼね。

岩井:ほぼなかったですね。甘酒を自分で作って飲んだぐらい。

澤部:めちゃくちゃすごいことしてるじゃん。作れんの?あれ。

岩井:米からね。

澤部:何?

岩井:みやこ麹みたいの入れてさ。

澤部:『相葉マナブ』みたいなことしてるじゃん。

岩井:(笑)

澤部:家で1人で?

岩井:うん。旨いんだよね。

で、5日からドラマがまた始まっちゃって。

澤部:なんだよ、お前のドラマスケジュール(笑)。

岩井:早いのね、ドラマの撮影って、なんか。正月、めちゃくちゃ。

澤部:松本(穂香)さんも言ってたよね。

岩井:ああ、言ってた、言ってた。

澤部:すぐ始まるみたいなね。

岩井:5日から始まっちゃって。もっと前からやってたのかな。俺は5日から撮影にまた参加することになったんだけど。NHKの『今ここにある危機と僕の好感度について』っていう、4月から始まる、松坂桃李さん主演のドラマですよ。

澤部:難しそうな。

岩井:大学のゴタゴタみたいな、教授たちの話なんだけど。俺の役が、マスコミで売れっ子のやり手准教授みたいな。

澤部:いるよね、実際にね。

岩井:そうそうそう。で、撮影シーンもほぼ松坂さんと一緒なの。俺はね。

澤部:ほーほー。

岩井:ほぼほぼだね。

澤部:おー。

岩井:で、ドラマとかもさ、そんな出たことないし、今まで、主演やったこともあったけど、セリフなんて全然少なかったわけ。少なくていいような感じの役を当ててくれてたんだろうけど。

澤部:あんまりしゃべらない。

岩井:無口なセリフ少ない役。でも、おいしい役みたいなのをやらせてもらってたんだけど、今回のドラマの設定自体が、大学のゴタゴタで、全員、意外と言ってることがすごい難しい。教授たちの会話とか。

澤部:ああ、専門用語とか?

岩井:用語とか。堅いこと言ってて。俺も准教授だから、たまに淡々と難しいことペラペラと言うシーンとかがあって。

澤部:難しいね。

岩井:5日のこの撮影が、ワンシーンだけの参加だったんだけど、難しい大学の事情を説明する4行ぐらいのセリフ。

澤部:あ、長いね、ちょっとね。

岩井:が、3連続である。

澤部:多いね!

岩井:うん(笑)。ヤバいなって。これ、ちょっと

澤部:難しいね。

岩井:気合入れて覚えないと。セリフしっかり入れていかなきゃ、みたいな。前日から台本読んで、セリフ練習して、お風呂の中でも反芻してさ、よし、覚えた、覚えたと。

当日ですよ。ドラマの現場行く車の中で、自分で運転していくから、セリフずうっと言いながら運転して、ドウタラコウタラ言いながらずうっと運転して、ま、これでどうにかいけんだろう、みたいな。暗記してね。

で、現場着いたんですよ。その日のシーンが、松坂さんと俳優の高橋和也さんという方を相手に俺がベラベラ説明するシーンなわけ。

澤部:その4行ぐらいのいっぱい。

岩井:そうそう。俺がずっとしゃべって、ほかの2人は受けるシーンみたいな感じなんだけど、リハーサル始まってさ。ただセリフを言うっていうプレッシャーだけじゃないわけですよ。松坂さんと高橋さんがどっちも俺に注目してて、真剣な顔でうんうん聞いてるっていう状態で長めのセリフを俺は言わなきゃいけないわけ。

澤部:うん。そういうもんだからね。

岩井:(笑)

澤部:ドラマというか。

岩井:でも、准教授で、松坂さんのこの役の人、役と、高橋さんの役の人がこっちを見てるっていう、准教授で、教授たちがこっちを見てるっていうふうにこのシーンを思えるほど俺は役者じゃないから。

澤部:うん。入り込めないよね(笑)。

岩井:(笑)そう。だから、普通に、松坂桃李高橋和也がなんか真剣な顔でこっち見てるって思いながら(笑)。

澤部:いや、わかる、わかる。そんな感じだよね。我々がやる時はね。

岩井:この役とこの役が見てるけど、別に准教授だし、何ともない。いつもしゃべってる感じとかも思えないわけ、全然。

澤部:思えないね。必死に覚えた岩井勇気が、松坂桃李の前で披露するっていうね(笑)。

岩井:そう。発表するだけだから(笑)。

澤部:発表会だもんね。

岩井:うん。すごいプレッシャーの中で、何とかリハーサルで覚えたセリフを言って(笑)。

澤部:(笑)

岩井:「じゃあ、これで本番いきましょう」みたいな感じになったんだけど、本番までのわずかな間あるでしょ? の間に、「すいません」みたいな。助監督の人が俺んとこ来て、「岩井さん、セリフなんですけど、言い回しが、ここに「むしろ」っていうのが入って、「でも」っていうのがここじゃなくてここに入るんで

澤部:ヤバいヤバいヤバいヤバい

岩井:ドウタラコウタラみたいな、バババって3個ぐらい言われたの。

澤部:うん! ヤバいヤバい。

岩井:ああ、もうヤバい(笑)。

澤部:(笑)

岩井:ああ、もうヤバいわ。

澤部:ヤバいね。

岩井:練習する時に、大丈夫じゃねぇかなと思って、自分なりの言い方にちょっとだけ変えてたんだよ、俺。

澤部:はいはいはいはい。それぐらいはね。

岩井:全然意味は変わってないし、みたいな。大丈夫でしょう、みたいな。「でも、准教授は結構細かい性格なんで、ここにちゃんと「むしろ」が入って」みたいなこと言われて、うわ、ヤバいヤバいヤバいって。ほぼ台本どおりにしてください、みたいな感じのオーダーになっちゃったの。

澤部:うん。ヤバい。

岩井:こっちはさ、セリフを役として把握しているというよりは、ただただ丸暗記しているだけだから、少し変わるだけで、ああ、もうだめだ、リセットされちゃった、となって。

澤部:そうね。僕が覚えたのと違う文になっちゃったというね。

岩井:全然違うセリフだわ、これって。これはヤバいぞと真っ白になっちゃって、頭の中。で、説明のシーンだから、この役がどういう感情でこれ言ってんのか、みたいなのがあんまりのってこないシーン。説明をベラベラ言うっていうシーンなわけ。

澤部:ただただ説明をする。

岩井:だから、より、新しくなっちゃったセリフもまるまる覚えるしかないみたいな感じなわけですよ。で、なんかヤバいぞと。時間ない。

澤部:時間ないしね、本番までに。

岩井:うん。思ってる間に「本番でーす」ってなっちゃって。

澤部:怖っ。怖い。

岩井:あ、ヤバいヤバいヤバいヤバい、どうしよう、どうしよう、どうしようという間に「スタート!」ってなっちゃって、あ、ちょっと待って、はいはいはいはいって。わ、俺のセリフくる。あ、言わなきゃ、言わなきゃ。えっ?なんだっけ、セリフ。えっ?ヤバい、ヤバい。わかんない、わかんない。セリフわかんない。あれ、でもなんか勝手にセリフ言ってる。口が。

澤部:おー! 出てはいる。

岩井:口がセリフ言ってる。でも、ヤバい。でも、考えてない、俺なんにも。口がセリフを言ってるだけ(笑)。

澤部:一応覚えたやつが出てんのか。

岩井:なんにも考えてないし、あ、なに? 松坂桃李高橋和也こっち見てる(笑)。

澤部:めちゃくちゃ客観視してるな(笑)。

岩井:えっ?なんだっけ?さっき間違ってるって言われたとこなんだっけ?セリフなに? 練習したまま直さず今言っちゃってるわ。

澤部:気づいてるんだ。

岩井:さっきの言われたことなんにもやってない。なに、これ? 今、なに?どういう状況なの?これ(笑)。え?なにこれ?って思ってたら、ほんとに勝手にセリフ、口が言ってるだけだから、一回止まっちゃうと、次のセリフを思い出そうとしても全く出てこないの。

澤部:うん。

岩井:ヤバいヤバいヤバいって。そしたら、「えーっと」って言われちゃって。

澤部:うわ、怖っ。ヤバっ。

岩井:「えーっと……すいません」(笑)

澤部:(笑)ヤバっ。ヤバっ。

岩井:「えー……すいません……すいません……」「カット!」って。

澤部:ヤバい、ヤバい。なんの笑いも起きないNGね。

岩井:そう(笑)。

澤部:怖っ。

岩井:そう。もう、役でもないし。その「すいません」て。

澤部:(笑)

岩井:役にもなってないし。

澤部:ほんとだね。

岩井:ヤバい。で、「もう一回いきまーす」みたいな声が聞こえてきて、あ、ヤベ、ちょっと待って。もう一回いきまーすって始めようとしてるけど、まだ全然入ってないよって(笑)。

澤部:(笑)なんだ、コイツ、もう。セリフ。

岩井:ヤバいヤバい、ちょっと待って。これこうだから、こうだから、覚えて、覚えて。ヤバいヤバい。ミスしたことは一回おこう。一回。

澤部:消さないとね。

岩井:本当にこれを引きずっちゃだめだ、と思ったら、助監督の人がまた来て「こことここのセリフが、こうこうこうなんです」みたいな言ってて。

澤部:ああ、うるさいな。

岩井:うん。わかってるよ! わかってるけど! 覚えられないんだから!(笑)

澤部:(笑)急に言うから!

岩井:一回ちゃんと覚えないと無理! っていうか一回家に帰らないと無理だから(笑)。

澤部:時間かけてね。お風呂入ったりとか。

岩井:家に帰ってお風呂とか入ってやらないと無理!これはってなっちゃって、思ってる間に、また「本番!」てなっちゃって。

澤部:いやあ、超ヤバいじゃん。

岩井:うわ、ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい。いや、わかってないよ、まだ全然。できる気してないよ全く。「スタート!」ってなっちゃって、うわあ、ちょっと何? あ、またなんかセリフ言ってる。セリフ言ってるけど、ヤバいヤバいヤバいヤバいって言いながら、途中ももうなんか、「えー」とか(笑)。

澤部:そんなのだめなんでしょ?

岩井:「えー、ドウタラコウタラ、ドウタラ」つって「カット!」ってなっちゃって、また。

澤部:スラスラ説明しないと。

岩井:うん。「カット!」って言われて。そしたら監督が「もう一回!」みたいな言われて。

澤部:怖いね、そういう時の。

岩井:うん。そしたらもう監督が直々に来て。

澤部:ああ、ヤバい! 監督来るとヤバいよね。

岩井:監督来て。もうヤバいよね。「大丈夫?」みたいな(笑)。

澤部:(笑)

岩井:ヤバい、ヤバいよ。

澤部:ほんとのもう。初の人の緊張してるほぐし方。

岩井:で、俺もさ、「すいません……」(笑)。

澤部:ヘラヘラしながらね。

岩井:そう。したら松坂さんがさ「大丈夫、大丈夫!」みたいな。優しいわけ。

澤部:優しいね。

岩井:「説明って難しいですもんね」みたいな。

澤部:座長がほぐしてくれるんだ。

岩井:でも、優しいけどさ、そう言われることによって本当にできない奴のレッテルを貼られることになるわけじゃないですか。

澤部:(笑)いや、ありがたく頂戴しろよ、そのフォローを。

岩井:それを主演がサポートしているという状態?

澤部:そうだよ。

岩井:一回、ちょっとだけ時間、さっきよりは時間をおいてくれてるわけ。その時も、松坂さんも「この間、生放送で『漫画総選挙』のやつ観ましたよ」って言ってくれるんだけど、あ、もう俺はだめだ。おしまいだ、これは。本当にドラマの撮影はまだまだあんだけど、もう出来ない奴なんだなあ、はい~。(澤部:はい、終わった(笑)もうヤバいね。開き直りじゃん)反省のドラマだ、これは(笑)。(澤部:きついね)慰めてくれてるやつをいっぱいやってくれちゃってる。これは反省のドラマになっちゃいました~。はい~。こっからの撮影は出来ない奴として。

澤部:劣等感。

岩井:出来ない奴としてやってくことになるし、こっちも反省のメンタルでの撮影です。

澤部:ずっと遅刻した状態みたいなね。

岩井:そう。高1で高校デビュー失敗した奴の高校3年間になっちゃってるから(笑)。

澤部:きついね。きついね。

岩井:なっちゃった。辛いってなっちゃってるからね。

どうにかそのシーンのセリフ言って終わったんだけど。

澤部:乗り越えはしたのね?

岩井:そう。一応、ただセリフ言ってるだけみたいな感じっぽかったけどね。

澤部:はー、苦しい。

岩井:「岩井さん、今日、撮影、以上でーす」って言われて。で、本当に「すいませんね~」みたいな(笑)。

澤部:うわっ、うわっ、見たことないよ。

岩井:「すいませんなんか難しくて」つって。

澤部:そんな岩井勇気見たことないよ。

岩井:そう。ヘラヘラしながら去ってね。で、帰りの車で(何やってんだ、俺。本当、死ね俺!)と思って。(死ねよ!本当に俺は。他業種の畑行って、セリフもあやふやになってさ、二度とドラマやんなよ俺は!)って思いながら帰って。

また数日後に撮影があったんですよ。それもワンシーンだったんですけど、なんで俺はダメになったんだ、あの時。なんでダメだったんだ。ちょっとセリフ変わって。

澤部:ああ、反省。

岩井:セリフを全く覚えてなかったからダメなのか? いや、覚えていった。違う。ちゃんと役になりきって、このセリフをなんでこの役が言ってるか。脳がちゃんとその役の脳になってなかったからセリフが出てこないんだろ、ちょっと変わったぐらいでって思って、台本を自分のとこだけじゃなくて、全部余すことなく読んで、自分のシーン以外も隅々まで読んで、この役がなんでこのセリフを言ってるのかわかるまで読んで、どういう気持ちで言ってる。この流れでこの役はどういう気持ちで言うのか、やるんだつって、本当に全ての台本を全部、もらったやつを最終話まで読んだの。

澤部:流れをね。

岩井:そう。その人、この役が。

澤部:准教授。

岩井:そのシーンというのが、2人のシーンだったんだけど、相手の役の人が、俺が話しかけるんだけど、上の空でパーッとどこか行っちゃって。その相手の人が。あれ?って俺がなるシーンなわけ。ほんと一言、二言だけのシーンなんだけど、なんで俺の役はこの役の人に話しかけるんだ。ちゃんと解釈しろと思って、台本を読み込んだわけです。でも、全くそれ書いてないの。なんで俺がこの人に話しかけるのか読み取れないってなって、ちょっとヤバいなって、なんで俺はこの人物に話しかけるんだろうと思って、本番当日を迎えて。

澤部:わからないまま。

岩井:一応セリフは入れたけど。現場行って、マネージャー大原がいたから、「台本見た?」って言って、「はい」って言うから、「俺の役ってなんの用事でこの役に話しかけてるのかわかった?」って言ったら、「ちょっとわかんないですけど、とりあえず誰かに聞いてきます」って言うわけ、大原が。

澤部:えっ? 大原が? なに、その動き。

岩井:で、大原に聞いてきてもらったのね。スタッフに。

澤部:なに、それ。やめて。なに?

岩井:監督に話がいって聞いてくれて。

澤部:ヤバいじゃん。何してんの。話でかくなっちゃってるじゃん。

岩井:大原が聞いて戻ってきたの。したら、「岩井さん、このシーンなんですけど、相手の役が岩井さんの役に話しかけられても上の空っていうシーン、相手のシーンなんで、岩井さんの役がどういう理由で話しかけているっていうのはないみたいです」(笑)。

澤部:なんかそんな気はしたよ(笑)。

岩井:え、何これ!? ちょっと無理だよ。ダメだよ、俺、そんなんじゃ役になれない。

澤部:ヤバいじゃん。ヤバい奴になっちゃってる。ヤバい奴になっちゃってる。

岩井:本当にこれじゃあ俺は気持ち作るのできません。できませんて。

澤部:うわうわうわ、ヤバい役者になっちゃってる。

岩井:この間になっちゃうよ。

澤部:(笑)

岩井:この間のやつになっちゃうよ。

澤部:この間の反省して読み込んだのに。

岩井:そう。読み込んだのに。なんでこの感情、どういう感情で言ってるのかわかんない。できない!もうほんとに(笑)。

澤部:(笑)結果ヤバいじゃん。

岩井:一言二言だけなのに、わかんなくなっちゃって、なんか(笑)。覚えられなくなっちゃって。ヤバいヤバいヤバいつって。でも、本当に結局全然ダメね。

澤部:えっ?

岩井:ただただまるまる暗記したのを言っておしまいになっちゃって(笑)。

澤部:最初のただの岩井勇気

岩井:ただの丸暗記したことを言って、「あざした~」って。

澤部:発表会ね。岩井勇気発表会。

岩井:そう。だから、役者にはなれないなあって思っちゃった。

澤部:違う違う。これからやるドラマでしょ?(笑)

岩井:(笑)

澤部:そんな話しちゃダメよ。本来(笑)。全然芝居できてないっていう話。

岩井:ヤバいヤバいヤバいってなっちゃって。わかんないよ、でも。編集でうまいことやってくれてる可能性あるけど。

澤部:そうね。逆に観たいしね。

岩井:(笑)

澤部:すごいんでしょ?やっぱ松坂桃李とか。

岩井:すごいよ。すごい! めちゃくちゃすごい。みんなすごいよ。すごい役者さんしかいない。

澤部:岩井以外。

岩井:うん。

澤部:岩井だけ、長ゼリフ暗記挑戦みたいな。

岩井:暗記芸人(笑)。

 

www.nhk.or.jp

 


にっき

昨日、「チューニング」という題の書き起こしを上げたのだけど、これは、「引きずるし忘れない」(旧題「忘れない」)の後半にくっついていた部分で、それを分けたもの。これを一緒にしていた理由が、今となってはさっぱりわからない。

あまり日の目を見ない書き起こしは、Hatenaの解析結果に上がってこないから、読み返す機会も少ないので忘れていることが多いのだけど、このところ「引きずるし忘れない」がGoogleでもヤフーでも上がってきたので、読み直してみて、別にしたほうがいいなと思った次第。

松坂桃李ファンになってからというもの、オードリーのラジオを聴くには聴くのだけど、最低4回は聴いていた頃とは明らかに違ってきた。テレビもほとんど追わなくなった。

でも、昨日観た「今夜くらべてみました」に菅野美穂さんが出ていて、ブレイク真っ只中の時にもオードリーファンだと言っていたけど、あれほどまでに“春日愛”の強い人とは知らなくて、なんか「よかったね、春日」と言いたくなった。

また、春日がフワちゃんと取り組んだペアのエアロビクスも素晴らしくて、足を傷めていたのによく持ち直したなあ、まだまだ努力する人なんだなあ、「いいぞ春日」って思った。だから、バービーやコロコロチキチキペッパーズ、アイクがぬわらが一緒だったという過酷なロケも観なくちゃね。

 

『+act』2月号の「PLAY BACK act. 松坂桃李」が本当によくて、戸田さんとの関係を大事に育んできたんだなというのがよくわかる内容だった。また、桃李さんのお母さんと内藤マネージャーの思いの部分は、思い出すだけでぐっときてしまう。

事前にロケハンに行ったとか、アタックとアリエールの件とか、結婚20カ条とか、面白部分もあって、聞き手と答える側の信頼関係がよくわかる記事だった。

でも、あまり好感度が上がりすぎるのもよくないと思っていて。なぜなら、ほんのちょっとしたマイナスがすごいマイナスのように感じることがあるから。

なので、こんなツィートをしておいた。

 

こんなことを言うと、特に松坂桃李ファンには怒られそうだけど、桃李さんの中にオードリー味を感じることがよくある。例えば、浮ついたところがないとか、物欲がないとか、大人数が苦手とか、コツコツ積み重ねるとか、自分なりの答えを探し出すとか、ベースは暗いとか。映画『キセキ-あの日のソビト-』を観て演技に衝撃を受けたというのもあるけど、そういう人だから惹かれたというのもあるかもしれない。

 

人さまが話したものを勝手に書き起こして、勝手に題名をつけているのはおこがましい、という気持ちは一応持っています。すみません。

でも、音源はいつか急になくなる時があって、何かしらで残しておかないと忘れてしまうし、リアルタイムでは興味がなかった人が、後に観たい、聴きたいと思った時には叶わないことが多いので、もしかしたら誰かしらのためになるかもしれないという思いもあって書き起こしをしています。

 

 

チューニング

 

オードリーのオールナイトニッポン 2016年12月10日

 

若「後々になって聞くことってあって、ある関西の芸人さんに聞いたのね。M-1、俺ら2008から6年ぐらい経った時に。俺ら決勝で敗者復活してさ、点数が1位になったじゃない。その後、今田さんとインタビューあるじゃない。あの時に「若林君、1位だよ」みたいに今田さんがフッてくれた時に、「僕が1位なのは納得ですけど、春日が1位なのは納得いかないです」って俺言ったのよ、コメントで」

春「おぉ、そうだっけ?うんうん」

若「それを、まだ俺らと一緒に仕事になったことない関西の芸人さんたちがそれ観てた時に、敗者復活してきて決勝で最高得点取ったら、「2人でやりました!」でいいのに、あそこで相方を潰して、「自分が1位なのはわかりますけど」って言う奴は絶対イヤな奴だっていう話になってたっていうのを(笑)」

春(笑)

若「「6年ぐらい前に話してたんやで」みたいな話を」

春「知らないからね」

若「「でも、会ってみたら凄くしゃべれるから、全然ええ奴やん、みたいにすぐなったけど」っていう話を教えられたから、ああいう時、舞い上がってる。こっちはさ、敗者復活してるからさ、舞い上がっちゃってたんだろうね」

春「舞い上がってるし、なんか言わないといけないっていうね」

若「ちょっとボケなきゃいけないっていう」

春「そうだよね、あれはそうだよね」

若「あとね、今だから言うけどね、ちょっとね、噛みつくキャラで行ってみたかったんだよね、1年目の時、俺。はっはははは(笑)」

春「なるほどなるほど」

若「今はもう全くないよ、それ」

春「まだ若いしね」

若「そうそうそうそう。言うこと言うな、みたいなキャラで行きたかったのが、ちょっとそこがまだ合ってないんだろうね。チューニングが。現場と俺がやりたい理想のチューニングが」

春「いや、そうだね」

若「これが乖離してる奴って、やっぱり鼻につくからね、結局(笑)」

春「いや、そうだね。アイツなんだってなるからね」

若「現場のキャッチャーミットから大きく反れるとね」

春「今はいいだろうっていうね。ここはいいだろう」

若「今やったでいいだろうって。確かにそうなんだよね」

春「確かに、確かにそうだね」

 

 

岩井さんが二十歳(はたち)の頃の話

 

ハライチのターン! 2021年1月7日

 

岩井勇気:アニメとかゲーム好きなんでね、そういう仕事をいろいろやってんですけどね、今はね。2021年に新しく出るゲームの宣伝番組が始まりましてね、『ファンタシー スターオンライン2 ニュージェネシス』というゲームの番組なんですけど、ゲーム自体は、宇宙が舞台で、SFオンラインRPGみたいな感じなんてすよね。で、『ファンタシースター』というゲームのシリーズで言ったら、もう30年近くあんのかな。

澤部佑:えっ? めちゃくちゃ人気じゃない。

岩井:ずっとやってんですよ。セガのゲームなんだけど、それの最新作ですよね。一応MCやらせてもらってまして、アシスタントが日向坂の丹生明里ちゃん?

澤部:ニブちゃん。

岩井:ニブちゃん。フワッとした感じの子ですけどね。ああいう子を俺甘やかすのが結構好きなんです。

澤部:(笑)ああ、意外と厳しくじゃなく、甘やかす。

岩井:そう。とにかくああいう子は甘やかすのが好きなんで、ちょっと推してみようかななんてね、思ってますけどね。

澤部:ああ、ヤバい!(笑)怖い(笑)。

岩井:(笑)思っちゃいますけどね。

澤部:大丈夫ですか?

岩井:一緒に番組なんてしてると。

澤部:大丈夫ですか? まあまあ、いいや別に(笑)。

岩井:(笑)デス推し発動しないといいですけど。

澤部:ああ怖い! 絶好調なんだから! 日向坂(笑)。やめてあげてよ。

岩井:こっちのデス推しも、絶好調。

澤部:絶好調らしいね。

岩井:うん。

澤部:やめてあげてよ。

岩井:両方なんですけどね。

で、このゲームなんですけど、実は俺が二十歳ぐらいの頃に、パソコンで『ファンタシースターユニバース イルミナスの野望』というオンラインゲームを、俺はめちゃくちゃやってたの。その頃なんか仕事なかったしさ、ゲームして、寝て、バイト行って、帰ってきてゲームして、ちょっと寝て、みたいな感じの日を繰り返してたのね。

で、そのゲーム、あんまり進め方も自分でやってるとわかんなくて。困って、当時、mixiで、全盛期だったから、そのコミュニティというのがあったのね。

澤部:コミュニティありましたね。

岩井:「何をやったらいいのかわからないです」みたいのを書き込んだら、「教えますよ」っていう人が現れたの。

澤部:おー!

岩井:その人とやりとりしながら、ゲーム内で一緒にログインして、いろいろ連れていってもらったりしてて進めてもらってたの。

澤部:へえ~!

岩井:そしたら、その人が入ってるギルドっていうグループみたいのがあるんだけど。

澤部:ゲーム内の。

岩井:ゲーム内のグループっていうのが。入れてくれて、その中のグループの中の人たちも仲よくなって、より強くなってハマってってたのよ。

そのグループで夜な夜な、スカイプってあるじゃん。音声チャットしながら、5~6人でしゃべりながら敵倒しに行ったりしてたんだけど、スカイプでしゃべってる感じ、女の人もたぶん1人いたけど、あとは全員男だったんだよ。でも、ゲーム上はほぼ全員女のキャラみたいな。自分で作って使うんだけど。

澤部:そうか、自分で作れるやつね。

岩井:俺も背の低いツインテールの女の子のサイボーグ使ってたんだけど(笑)。

澤部:それ、考えられないんだけど。俺、ゲームやる時絶対イヤなんだけど。

岩井:えっ?なんで?なんで?(笑)

澤部:俺はかっこいい男のキャラがいいの。俺は絶対(笑)。

岩井:ツインテールの女の子のキャラにでかい武器持たすのすげぇやってた(笑)。

澤部:いや、いるけど。トゲトゲの鉄球とか持たすみたいな?(笑)

岩井:みたいな(笑)。そう。でっかい斧とか持たすのすげぇいいんだけど。

澤部:いや、わかるけど。

岩井:半年ぐらいそんな感じで遊んでたある日、「オフ会しようよ」みたいな

澤部:おおー!

岩井:話になったんだよ、なんか。オフ会っていうのは、オンラインじゃなくてオフラインで会を開こう、みたいなことなの。だから、リアルで会おうよ、みたいな話なんだけど。

澤部:ということなんだね、オフ会。

岩井:うん。俺やったことなかったし、そういうこと。で、みんなゲーマーだから、来ないだろうなって、どっかで。

澤部:ああ。

岩井:家にいる人たちだろうなって思ってたけど、意外とみんな「やろう、やろう」みたいな感じにとんとん拍子でなっちゃって。

澤部:へえ。めちゃくちゃ緊張する、なんか。

岩井:「じゃあ俺も行きます」って言わざるを得なくなっちゃって、行くことになったんだよ。

で、リーダー格のめちゃめちゃ強い、そのゲーム内では、男の人が「じゃ、俺の家でゲームしますか?」みたいな感じになって、ちょうどそのシリーズでPSPのソフトも出てて、「それやりましょう」みたいな。「いいね、いいね」みたいになって、日にちも決まってさ。都内にその人の家があんだけど、地方の人もいるから、飛行機で来たりなんかする人もいたりして。

澤部:そんなすごいの?オフ会って。

岩井:うん。でも5~6人なんだよ。

澤部:えー?

岩井:それで、オフ会の次の日、コミックマーケットっていう夏のコミックマーケットコミケがあるから、そのリーダーの人が「じゃあ、泊まる人は僕の家に泊まってゲームして、次の日コミケに行こう、みんなで」みたいな話になったの。あれよ決まっちゃって、行くことになって、当日、都内のリーダー格の人の家の最寄りの駅に集合したんだよ。

澤部:すげぇな、お前。

岩井:でも、みんな顔知らないから。

澤部:岩井青年、二十歳ぐらい?

岩井:そう。

澤部:はあー。

岩井:年上の人も結構いたかな。

澤部:ま、そうだよな。

岩井:ケータイのメールで連絡とりあってさ、いざ顔を合わせたら、オンライン上での知り合いだから、別にそんなのどうだっていいんだけど、めちゃくちゃオタクの見た目なんだよね、みんなね。

澤部:いわゆるこう。

岩井:うん。そう。冴えない感じのさ。俺が高校の時には絶対に友達になってなかったようなタイプの人たちがバーッているんだけど。

澤部:(笑)そんな言い方。

岩井:本当にそんな感じのさ。

澤部:岩井がイケイケグループだったからな、高校の時ね。

岩井:そうそうそうそう。リーダー格の人は、すごい巨漢で、めちゃくちゃ太ってんのね。

澤部:うん。

岩井:でかいんだけど。

澤部:うん。

岩井:1人いた女の人は、見るからにオタク女子みたいな感じで、何て言うの? キャリーバッグみたいな、ガラガラみたいな。

澤部:あ、もうコミケも行くし。

岩井:みたいな感じで来ててさ、「行きましょう」みたいなリーダー格の人が「俺の家、案内します」つって家に向かったんだよ。着いたら、めちゃくちゃ実家なわけ(笑)。

澤部:(笑)まあ、なんか、イメージ、そうか。

岩井:一軒家でさ。

澤部:どおりだな。

岩井:そう。めちゃめちゃ古い家で、ガラガラっていう引き戸の家でさ、入ったら、人んちの匂いすごいわけ。

澤部:そりゃそうよ。人んちだから。

岩井:人んちの匂いするなあって。そこのお母さんが出迎えてくれてさ、「息子が友達連れてくるなんて珍しくて」みたいな感じのこと言ってて。

澤部:ああ。ゲームばっかりなのかな、普段ね。

岩井:上がらせてもらって、「お邪魔します」なんて言って。踏みしめると軋む階段を上がってってさ。

澤部:実家感(笑)。

岩井:2階のその部屋がリーダーの部屋なんだけど、本当、パソコンとベッドがあって、簡素な棚にフィギュアとかが飾ってあるような感じだけなんだけど、あと、なんにもなくてさ。畳にみんな座ってね。

澤部:(笑)いいね。

岩井:PSP出して。

澤部:すごいね。

岩井:『ファンタシースター』やってさ、駅からリーダーの家へ行くぐらいまで、顔を合わせて「どうも」みたいな話はしたんだけど、なかなかあんまり会話なかったんだよ。

澤部:まあまあね。

岩井:でも、PSPでパーティで一緒にゲームし出したぐらいから、瞬間的にいつものみんなのキャラになる。スカイプでやってるみんなのキャラに戻る、みたいな。

澤部:はあ、すごいね、ゲームって。

岩井:そう。「はい、俺前行くから、後ろ頼むね」みたいな。「盾やりまーす」みたいな。

澤部:ハッハッハッハッハッ へえ。おもしろっ。

岩井:「生きてるよ~。気をつけてね~」みたいなのを言いながら、戻ったな、なんつって。やっぱゲームでつながってんだな、みたいな。

澤部:そういうことだね。

岩井:で、さんざんゲームやって、そこんちのお母さんが作った夜飯、みんなでリビングみたいなほうで、茶の間みたいなところで食べてさ。

澤部:楽しいね。

岩井:その時、そこのお母さん、ちょっと泣きそうになってんの。なんか。「こんな日が来るなんて」みたいな(笑)。

澤部:ああ、そう。

岩井:ああ、そういう感じの子なんだな、リーダーって、みたいな。

俺は埼玉に住んでたから、その日は泊まらなかったんだよ。帰れるから、俺は。地方から来た人はそのリーダーの家に泊まったわけ。次の日、朝早くからコミケ行って。早朝集合して行ったんだけど。

澤部:岩井も埼玉からまた行ってるわけだね、コミケ

岩井:うん。朝の始発ぐらいで行ったんだよ。今でも覚えてんだけど、あれが俺の初のコミケだったわけ。

澤部:はあ!

岩井:行ったことなかったから。夏のコミケだったんだけど、とんでもない暑くて。ビッグサイトか、あそこの。汗だくだくになってさ、死ぬかと思うぐらいでさ。コミケよくわかってなかったんだけど、俺は。どうしたらいいんだろうなと思ってたら、リーダーが「好きなアニメとかあるの?」って聞いてきて、「俺、このアニメとかこのアニメが好きで」って言ったら、「じゃ、そのアニメの同人誌だったらあの辺だから、そこのルート入れてみんなで回ろうよ」みたいな。

澤部:すげぇ、かっけー(笑)。

岩井:そん時のリーダーね、すごくかっこよく見えた(笑)。

澤部:(笑)そうか。見せたいね、お母さんにその姿。

岩井:(笑)めちゃめちゃ頼りがいあったね。で、クタクタになるまで回って、そのまま夕方、秋葉原に行って。コミケからアキバへ行くっていうルートが王道ルートなんだけど。

澤部:なるほど!

岩井:そう。アキバのマックでみんなでPSPのゲームするわけ。『ファンタシースター』の。

澤部:いいなあ。

岩井:その頃にはリアルで会ってても普通にしゃべってるような感じになってたんだけど。

澤部:ああ、打ち解けて。

岩井:夜までゲームして、そしたら、5~6人の俺以外がさ、「明日もコミケ行こうか」みたいな感じになったの。でも、俺は初のコミケだったから、ちょっと明日はしんどい。

澤部:ちょっとね。人すごいし。

岩井:いやあと思っちゃって、別に次の日も用事なかったんだけど、「俺、明日ちょっと用事あってさ、ちょっとコミケは行けないわ」みたいな言って断ったんだよ。ほかのメンバーは、またリーダーんちに泊まって行くことにしてたっぽいんだけど。

で、次の日、俺は行かなくて、その何日か後にまたゲームログインしようと思ってログインしたんだけど、珍しく何日後かの時に集まり悪くてさ。

澤部:いつもは行ったら絶対。

岩井:結構いるんだけど。その次の日も、その次も集まり悪くて、あんま集まらなかったんだよ。その時オフ会やってたメンバーの一人がいたから「なんか最近集まり悪くね?」って言ったら、「ちょっとそれがさ…」ってなって。

澤部:なに?

岩井:俺がいなかったオフ会の3日目に、実はリーダーがメンバーで1人いた女の子のことが好きだったらしくて。

澤部:ハッハッハッハッハッ うそだよ~なに?すごいじゃん!

岩井:本当にずっと好きだったらしくて、3日目の夜、告白したんだって。

澤部:すごいじゃん! ええっ?

岩井:うん。

澤部:えっ?

岩井:そう。

澤部:なに?

岩井:夜、その子も泊まったらしいんだけど。

澤部:なに?この話。

岩井:違う部屋に呼んでかわかんないけど、告白したんだって。したら、フラれちゃって。

澤部:そういうことか~(笑)。

岩井:その女の子がログインしなくちゃった(笑)。

澤部:気まずいよな。

岩井:そう。

澤部:気まずいね。

岩井:リーダーも気まずくなっちゃってログインしなくなっちゃって(笑)。

澤部:俺のせいというか、なんか、まあ。

岩井:変な感じになっちゃったんだって。

澤部:ファーッてなんかみんな。

岩井:なっちゃって、みんな来づらくなっちゃって、それで。

澤部:なんだ、この、せつない話だけど。

岩井:そっから空中分解になっちゃって、ワーッて散り散りに。

澤部:青春。なんか。

岩井:俺もさ、誰もあんまログインしなくなったもんだから、遊ばなくなっちゃったんだよね。その時にね。

澤部:そうか。

岩井:そう。あれから何の連絡もとらなくなったんだけど。

澤部:うわー。

岩井:今、『ファンタシースター』の最新作の番組やってんだけど、あんだけ、みんな俺以上に好きだった人たちだったから、番組観てんのかなあとか思ったりするね。

澤部:うわあ、なんか、なに? 青春だ。めちゃくちゃ。また会える可能性あるでしょ? ゲームの中で。

岩井:そうそうそう。ログインしてたら、もしかしたら、俺も今やってるから、当時の名前変えてなかったら、うわーってなる可能性もある。

澤部:わかるかもっていう?

岩井:覚えてる、覚えてる。

澤部:すごいね。(東京)03さんのコントみたいだもんね。

岩井:(笑)そうね。

澤部:一緒に行って、告白して。

岩井:告白して、気まずくなっちゃってっていうやつね。

澤部:気まずくなっちゃうやつね。

岩井:うん。

澤部:いやあ。

岩井:面白いんでね。

澤部:ときめいたなあ、なんか(笑)。

岩井:皆さん、そのゲームやってみてください。

澤部:お前、青春してたんだな、二十歳の頃。

岩井:そうだねぇ。

澤部:二十歳の頃だろ?

岩井:そうよ。

澤部:そんな言わなかったな、お前。

岩井:言ってないね。

澤部:終電逃して大宮駅から歩いて帰ったりしてた二十歳ぐらい、あのぐらいだろ?

岩井:そういうことだよ。

澤部:懐かしいなあ(笑)。

 

 

松坂桃李さんが演じる映画『あの頃。』(2月19日公開予定)の原作『あの頃。男子かしまし物語』をほうふつとさせるお話がとてもよくて、何度も何度も聴いた。そして、久々にラジオの書き起こしをした。

 

 

にっき

杉野遥亮くんのラジオを聴いていたら

 好きな映画は『ハングオーバー』と言っていて、

そういえば自粛期間中に出た桃李くんの動画でもそんなことを言ってたなと。

 

audee.jp

 

www.youtube.com

 

そのことでいろいろと検索をかけていたときに、こんな記事を見つけてしまった。

japan.cnet.com

www.unext.co.jp

 

以前、ツィッターに「菅田くんのラジオに来る桃李くん回を毎日誰かしらが聴いている」とツィートしたけど、実は、毎日誰かしらが『娼年』を観ているほうが圧倒的に多い。その感想は、賛否半々くらい。 

お尻がきれい/汚いをはじめとする、相反する意見の数々。「まあ、そうよねぇ」とどちらの感想にもうなずいてしまう。きれいに見えるシーンもあれば、汚く見えるシーンもあるから。「痛そう…」という意見にも「まあね…」と。

主題はそこじゃないんだよって言いたいけど、見方は人それぞれだからね。『孤狼の血』もそうだったけど、気づきを得て変わっていく様が素晴らしいのだよ。そこの表現にぐっと引き込まれる。

 

作品の選び方が本当に面白い。『図書館戦争』の手塚慧は、なんて冷酷な役なんだと思いながらもゾクゾクするし、『劇場版 MOZU』の権藤剛役のビジュアルやイッちゃってる感じとインタビュー時のたたずまいのギャップにクラクラして、ああ、大好き、となる。笑

www.youtube.com

f:id:imadokiyuuka:20201230160916j:plain

www.cinematoday.jp

 

孤狼の血』は、何度観ても両手のすき間からじゃないと観れない場面があるけど、ある時を境に変わる日岡がすごくいい。『新聞記者』の演技も本当にすばらしくて、ずっしりと重く胸に迫る。すばらしい作品で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞と最優秀主演男優賞を受賞できたことは、積み重ねてきたことが花開いてよかったなあと。

2020年は作品でお見かけする機会がほとんどなくて残念だったけれど、2021年はとても楽しみ。『あの頃。』『いのちの停車場』『空白』『いまここにある危機と僕の好感度について』『孤狼の血Ⅱ』(仮)『耳をすませば』と、またいろいろな顔を見せてくれることだろう。

 

この先、今まで「普通」と思っていた日が訪れることはないのだろうか。いま「異常」と思っている日々が「日常」になるのだろうか。先のことは何もわからない。今年は調子が狂ってしまった一年だったが、そんなことがなかったら松坂桃李という人に出会えていなかったかもしれないのだなと思うと、「禍福はあざなえる縄のごとし」か。

 

『約束のネバーランド』特別出演の方について

 

板垣李光人インスタライブ 2020年12月29日

 

特別出演の方。特別出演の方か。どうなんだ、話していいのかな。特別出演の方は話していいのでしょうか(笑)。

そうそう、年上の現場って珍しいんだよ。そうなんだよね。珍しいの。基本、今まで年上の方が多かったから、これだけ年下の子たちが多い現場っていうのは、すごい珍しかったし、いい経験でした。

あのね、ちょっとやめときまーす(笑)。やめときまーす。

それでね、あれですよ、インタビューとかで結構、台本……。

あ、オッケー? オッケーらしいのでお話ししますね、じゃあ。

謎の男をやられてた松坂さんですけど、松坂桃李さん。なんかね、すごいこう、やっぱお芝居したときに、こう、あの場所自体がすごいほの暗くて、というのもありましたけど、ほの暗いし、顔もあんまりはっきり、ちゃんと認識があんまりできない状況でっていうのはありましたけど、なんかね、なんだろう……。

ま、だから、いろんな人のことを言ってるんですけど、インタビューとかで。やっぱ圧が、それは北川さんとかとお芝居させていただいてとかもそうですけど。浜辺さんとか。圧がね、なんか、うん、楽しかった。その圧が。圧を感じるのが。すごい怖いし、大変だけど、その圧がね、面白かった。

だから、その圧があるから、謎の男としての圧があるから、ノーマンとしても、その圧に勝たなきゃいけないし、自分が出荷されるっていうところで、いろいろな覚悟だったりというのができてる上で、さらにそこで想定外の、予想だにしてなかった事態が起きて、ほんとに頭をフル回転させて、悟られないように、っていうところで、自分も圧をかけないといけないところなので、そこはほんとに駆け引きなので。2人の。謎の男とノーマンの。だったので、なんか面白かったですけどね。

そこが何回もテイク重ねたってところなんですけど、松坂さんが平川監督とたぶん『ツナグ』っていう映画で共演されてたと思うんですけど、僕がね、何十回もやってるときに、すごい、なんかこう、菩薩のような雰囲気で見守っててくださったのがすごく印象的でした(笑)。

ほんとにね、顔もすごいめちゃくちゃ、うん、うん、うん、うんみたいな感じで(笑)、ほんと何十回もお付き合いいただいて、ほんとあれはね、「ありがとうございます」っていう感じでした。松坂さんに対しても。