解釈

『流浪の月 シナリオブック』の李相日監督と凪良ゆうさんとの対談を読んだ。

文が更紗の口についたケチャップをぬぐうシーンについて、お二人の中では、文のなかで更紗への想いが生まれた瞬間であり、更紗のなかで文への想いが生まれた瞬間であると。

そうだったのか。

私は、お互いへの想いが生まれた瞬間は、夕飯に、更紗はアイスを食べ、文は普通の食事をとっていたときに、更紗が誰にも言えずに抱えていた秘密を話し、それを聞いた文が何も言わずにアイスを一緒に食べた瞬間かと思っていた。

あのシーン、どうしてあそこに挟んだのかなとは思っていた。誤解を招きかねないから。そういう解釈なら辻褄が合うね。そうか。そういうことだったのか。

解釈を違えて捉えているところ、あるんだろうな…。もう一度観たい。

 

マイノリティと言われるほうに生まれついたら、どうしたらいいんだろうね。