『ザ・ベストワン』に出た話

 

オードリーのオールナイトニッポン 2021年4月3日

 

若林:そう言えば、この間、『ザ・ベストワン』でイタコのネタやらせてもらいましたけどね。

春日:うん、うん。

若林:あれ、すごい光景だったなぁ。

春日:うん。

若林:春日さんが、ほら、脇から魂抜いたじゃない。ザ・ベストワンで。

春日:うん。

若林:びっくりしたね、本当に。

春日:(笑)。

若林:本当にセンターマイクで「魂抜いた」っていったら、本当、センターマイクの前に腋毛が2本見えたんですよ。その腋毛が2本も、なんて言うんだろう、きれいに、きれいにこう、Vの字。ビクトリーのVになって。

春日:ハハハハ ありがたいよね。

若林:それで、抜き立ての毛って、毛根についてるじゃない、油が。丸く。

春日:ハハハハ はいはい。

若林:あれが見えて、すごい不思議な光景だった。キューブリックの世界に入った感じのさあ。

春日:ハハハハハハハ

若林:俺の目は、確実にセンターマイクの前の春日の腋毛2本にピントが合ってて、遠くにお客さんがいて。

春日:ハハハハ

若林:たぶん見えないだろうけども。

春日:そうだね、そうだろうね。

若林:伝えなきゃっていう。

春日:うーん。あれはよかった。気持ちがよかったねぇ。うん。

若林:腋毛が2本見えた。腋毛が2本越しにネタ番組のお客さんが見えたからなぁ。

春日:うーん。

若林:不思議な光景だったなぁ。

春日:やっぱ、やってる時も、あれがオンエアされると思うと、今までで一番興奮したよね、やっぱね。

若林:そうだね。

春日:私はね。

若林:俺もね、腋毛が2本見えた時にね、センターマイクの前に。面白すぎて、今、死にたいって思ったからね。

春日:ハハハハハハ 一番いい時に。

若林:ハハハハ そこまでネタやってきて、もあるんだけど、2本見えた時に、面白すぎてね。思いましたけどね。

春日:あれは、ありがた……それもオンエアしてくれたからね。(オンエアして)もらったからね。

若林:ありがたいよね。

春日:ありがたいよ。面白かったよ。普通にオンエア観ててさ、実家で観てたんだけどさ。飯時だったのよ。みんなわちゃわちゃしてるから、そんなにね、ついてはいるけど、じっくり観ない、みたいな。

若林:観ろよ!お前。

春日:(笑)感じだったの。

若林:ネタ番組に出るのなかなかないだろ!

春日:あたしだけはずっと観ててさ、笑っちゃったのよ。フフフフ

若林:俺も、俺も笑っちゃった(笑)。

春日:自分で観て笑っちゃってて。したら、なんかさぁ、母親かなんかにさ、「自分のネタ観て笑ってるよ」とかイジられてさ。ほんと久しぶりに「うるせぇっ!」つって言ってさ。なにイジってんだ、と思ってさ。

若林:いや、うるせぇなあ! 俺が作ったネタ、ケチつけてるのか、お前んちの母親。

春日:いや、そんな……いや、そんな……

若林:ふざけんじゃねぇーぞ!

春日:いや、そこ……

若林:行くぞーおい!

春日:いやいやいや(笑)。

若林:ハハハハハハハハハ

春日:もっと面白怒りしてくれよ。

若林:ハハハハハハハハハハハ

春日:なんでほんとにキレちゃってるの。

2人:ハハハハハハハハハハハ

春日:ついついさ、自分でも。それはちょっと恥ずかしいっちゃ恥ずかしいじゃん。

若林:ま、自分で笑ってるっていうのはね。

春日:自分でね。だけど、笑ってたんだよね。

若林:腋毛のとこでね。

春日:そうそうそう。

若林:「お前、腋毛抜いてんじゃねぇーか!」ってところね。ハハハハハハ

春日:したらイジられてさ、ちょっとムカついちゃったけどね。

2人:ハハハハハハハハ

若林:いやあ、でも、ちょっとその言い方はちょっとカチンとくるね。それ、お父さん転がしてないよね? その後入ってきて。大丈夫だよね? それは。

春日:父親はね、逆にこっち側。ちょっと突っ込んでたかな。

若林:なんて?

春日:母親にね。

若林:母親に。「いいじゃないか」。

春日:「いいじゃないかよ。自分で観て面白いんだったら笑うだろ」みたいな。

若林:お父さんはいいわ。ありがたいわ。お母さんが、でも、言うの?

春日:なんか大きくしようとしてさ。みんなに知らせよう……

若林:出来事をね。

春日:そうそうそうそう。

若林:なんか言われてるもんね、春日のお母さんて“街の拡声器”だ、みたいな。

春日:ハハハハハハハ

若林:噂話とか(笑)。

春日:1を100にするつってね。

若林:ハハハハハハハ

春日:いやいや、そんなことはないわ。みんな気づいてなかったから、ほかの者たちに知らせる、みたいなぐらいの言い方? 「自分で自分のネタ観て、漫才観て笑ってるよー」みたいなさ。

若林:腹立つな。お前の魂も抜いてやろうか!このやろう。

春日:ハハハハハハ

若林:フフフフフフフ

春日:いや、そんなさ……

若林:冗談だけどね、今のは。

春日:冗談……

若林:冗談じゃないと思う人が声がでかいから、一応言っとかないとと思って。

春日:いや、そんな感じですよ。

若林:でも、そうか。ザ・ベストワンも出させていただいて、楽しくやらせていただいてね、アドリブの部分もあったもんで、ちょっと編集も大変だったかと思いますけど、本当楽しかったね。ベストワンありがたかったね。

春日:いやあ、そうですね。