出会い -かまいたち-

 

白黒アンジャッシュ かまいたち 前半 2020年4月14日

 

渡部:何年目になるの?

濱家:僕ら16年目ですね。

渡部:16年。で、M-1ラストイヤーだったんだ。

濱家:そうです。

渡部:同期なんでしょ?和牛は。

濱家:和牛、同期ですね。

児嶋:そうなんだ。

渡部:え、お前、アレ観てないの? アナザーストーリー観た?

児嶋:観てない。

渡部:エーッ!

濱家:アナザーストーリー観てたんですか?

渡部:めちゃくちゃ。俺、2019で一番いい番組だったよ。

濱家:ハハハハ そうですか。

(中略・渡部さんがアナザーストーリーについて絶賛)

渡部:16年目。出会いは?2人は。

濱家:僕ら、NSCですね。大阪の。

渡部:同期?

濱家:同期です。

渡部:最初のコンビ?

濱家:いえ。

山内:僕は大学卒業してからNSCに入ったんで、濱家より年齢は上なんです。最初にクラス、8クラスぐらいになるんですけど、最初はランダムにクラス分けされるんですよ。

児嶋:何人入ったの?その年。

濱家:700人。

渡部・児嶋:エエーッ!!

山内:大阪だけで。

児嶋:俺の時7人だよ。\笑/

渡部:6人合格、1人の補欠合格です。

濱家:エーッ!

児嶋:ぎりぎり。

渡部:危なかったな。

最初は実力関係なく8つに。

山内:はい。そのランダムに分けられたクラスが一緒やったんです。

渡部:オー!

山内:3カ月ぐらいしたら、今度、実力編成別にクラス分けされて、濱家はAクラスに。一番上は少なかったんです。10組なかったよね?

濱家:8組ぐらいかな。

児嶋:エリートだ。

山内:エリートで、しかも今の藤崎マーケットとか天竺鼠とか。

渡部:はいはい。本当に後に活躍していくメンバーね。

山内:そうです。残ってる奴がここにいて、僕は、1年間ずっとCクラスやったんです。一番下の末端。

渡部:なんでなの?

山内:わかんないんですよ。

渡部:どう?濱家から見て、分析してなんでCだったの?

濱家:おもろいのはおもろいんですよ。最初に見た時も、おもろいネタやってんなと。1人でやってたんですけど、おもろいなってなってたんですけど、おそらく「おもろいことだけを」みたいなタイプ。ボケ(ず? 中心?)に。バランス感覚が……

渡部:協調性なし、みたいな。

濱家:たぶんそうやと思います。ネタも。

児嶋:結構尖ってた感じ?

濱家:そうです、そうです。だから今「僕がネタ100パー書いてます」みたいなことを言うんすけど、僕がおらんかった時はCクラスでしたから。

渡部:ハハハハ

山内:先生に怒られたりもしたなという記憶があります。

濱家:めちゃくちゃ尖ってたもんな。

児嶋:どういう怒られ方するの?

濱家:講師の先生が一番最初に「ネタとは」みたいな話をするんですよ。NSCにおる間は、身内ネタダメ。受けやすいからダメ。パクリネタダメ、CMネタダメ、時事ネタダメ、下ネタダメみたいな5カ条みたいなやつ。で、一発目の授業の時に全部盛り込んだネタをやってきた。

渡部:うわ、なんで?ヤダー。ヤだなあ。

濱家:お前聞いてたんか?みたいな。なんか1人で立ちながら、「フリじゃないんすか?」

児嶋:うわー、尖ってる。

渡部:なんで? それぐらいカマさなきゃと思ったの?最初。

山内:尖ってるつもりもなく、そうなんやろうなと思ってやって怒られたんで、めちゃくちゃ動揺しました。

児嶋:ハハハ 天然でそう思ったんだ。

山内:そうなんです。

渡部:で、組んだの? A、Cのままでしょ?ずっと。

濱家:そうです。でも、僕はNSC在学中に何回も解散して、解散したらCクラスに落とされるんです。また組んでB、解散とか、こんなんばっかりで。

渡部:で、最後に?

濱家:最後のクラスはまた一緒になったんやな? Cクラスで。

山内:落ちてきた時によく一緒になってたんで。

児嶋:それまで、ずっと万年Cなの?

山内:万年Cです。

渡部:いや、ちょっと待ってよ。この話は、頑張って最後Aで上がって組んだんじゃないんだ? 落ちてC同士で組んだの?

濱家:上り詰めたんじゃなくて、落ちたとこで組んだ。

山内:僕はずっとCで、1回だけコンビ組んだんですけど、ほかの人と。基本はピンでやってて、一回コンビ組んだのもインドネシア人と日本人のハーフの子で、「言うてる場合か!」しか言えなかったんです。練習の段階では、ちゃんと僕が書いた台本どおりのセリフを言うんですけど、いざお客さんとかの前で本番になると、全ツッコミ「言うてる場合か!」

渡部:緊張で?

山内:緊張だと思います。これ厳しいなと思って解散して、で、ちゃんとした日本語が喋れる子がいいなと思ってる時に、濱家から誘われて。

渡部:ちゃんと喋れるし。

山内:喋れるなと思って。