渡部:何年目になるの?
濱家:僕ら16年目ですね。
渡部:16年。で、M-1ラストイヤーだったんだ。
濱家:そうです。
渡部:同期なんでしょ?和牛は。
濱家:和牛、同期ですね。
児嶋:そうなんだ。
渡部:え、お前、アレ観てないの? アナザーストーリー観た?
児嶋:観てない。
渡部:エーッ!
濱家:アナザーストーリー観てたんですか?
渡部:めちゃくちゃ。俺、2019で一番いい番組だったよ。
濱家:ハハハハ そうですか。
(中略・渡部さんがアナザーストーリーについて絶賛)
渡部:16年目。出会いは?2人は。
濱家:僕ら、NSCですね。大阪の。
渡部:同期?
濱家:同期です。
渡部:最初のコンビ?
濱家:いえ。
山内:僕は大学卒業してからNSCに入ったんで、濱家より年齢は上なんです。最初にクラス、8クラスぐらいになるんですけど、最初はランダムにクラス分けされるんですよ。
児嶋:何人入ったの?その年。
濱家:700人。
渡部・児嶋:エエーッ!!
山内:大阪だけで。
児嶋:俺の時7人だよ。\笑/
渡部:6人合格、1人の補欠合格です。
濱家:エーッ!
児嶋:ぎりぎり。
渡部:危なかったな。
最初は実力関係なく8つに。
山内:はい。そのランダムに分けられたクラスが一緒やったんです。
渡部:オー!
山内:3カ月ぐらいしたら、今度、実力編成別にクラス分けされて、濱家はAクラスに。一番上は少なかったんです。10組なかったよね?
濱家:8組ぐらいかな。
児嶋:エリートだ。
渡部:はいはい。本当に後に活躍していくメンバーね。
山内:そうです。残ってる奴がここにいて、僕は、1年間ずっとCクラスやったんです。一番下の末端。
渡部:なんでなの?
山内:わかんないんですよ。
渡部:どう?濱家から見て、分析してなんでCだったの?
濱家:おもろいのはおもろいんですよ。最初に見た時も、おもろいネタやってんなと。1人でやってたんですけど、おもろいなってなってたんですけど、おそらく「おもろいことだけを」みたいなタイプ。ボケ(ず? 中心?)に。バランス感覚が……
渡部:協調性なし、みたいな。
濱家:たぶんそうやと思います。ネタも。
児嶋:結構尖ってた感じ?
濱家:そうです、そうです。だから今「僕がネタ100パー書いてます」みたいなことを言うんすけど、僕がおらんかった時はCクラスでしたから。
渡部:ハハハハ
山内:先生に怒られたりもしたなという記憶があります。
濱家:めちゃくちゃ尖ってたもんな。
児嶋:どういう怒られ方するの?
濱家:講師の先生が一番最初に「ネタとは」みたいな話をするんですよ。NSCにおる間は、身内ネタダメ。受けやすいからダメ。パクリネタダメ、CMネタダメ、時事ネタダメ、下ネタダメみたいな5カ条みたいなやつ。で、一発目の授業の時に全部盛り込んだネタをやってきた。
渡部:うわ、なんで?ヤダー。ヤだなあ。
濱家:お前聞いてたんか?みたいな。なんか1人で立ちながら、「フリじゃないんすか?」
児嶋:うわー、尖ってる。
渡部:なんで? それぐらいカマさなきゃと思ったの?最初。
山内:尖ってるつもりもなく、そうなんやろうなと思ってやって怒られたんで、めちゃくちゃ動揺しました。
児嶋:ハハハ 天然でそう思ったんだ。
山内:そうなんです。
渡部:で、組んだの? A、Cのままでしょ?ずっと。
濱家:そうです。でも、僕はNSC在学中に何回も解散して、解散したらCクラスに落とされるんです。また組んでB、解散とか、こんなんばっかりで。
渡部:で、最後に?
濱家:最後のクラスはまた一緒になったんやな? Cクラスで。
山内:落ちてきた時によく一緒になってたんで。
児嶋:それまで、ずっと万年Cなの?
山内:万年Cです。
渡部:いや、ちょっと待ってよ。この話は、頑張って最後Aで上がって組んだんじゃないんだ? 落ちてC同士で組んだの?
濱家:上り詰めたんじゃなくて、落ちたとこで組んだ。
山内:僕はずっとCで、1回だけコンビ組んだんですけど、ほかの人と。基本はピンでやってて、一回コンビ組んだのもインドネシア人と日本人のハーフの子で、「言うてる場合か!」しか言えなかったんです。練習の段階では、ちゃんと僕が書いた台本どおりのセリフを言うんですけど、いざお客さんとかの前で本番になると、全ツッコミ「言うてる場合か!」
渡部:緊張で?
山内:緊張だと思います。これ厳しいなと思って解散して、で、ちゃんとした日本語が喋れる子がいいなと思ってる時に、濱家から誘われて。
渡部:ちゃんと喋れるし。
山内:喋れるなと思って。