声をかけた理由

 

真空ジェシカのラジオ父ちゃん 2020年5月22日

 

(メール)お2人の結成した際の話や、普段の芸人との関わりなど、もっとお2人のパーソナルな部分が知りたいです。

 

ガクカワマタ(川俣岳):結成の話とか聞かれても、川北は普通の話したがらないから、絶対ボケて返すじゃん。だから、本当のことは全然誰も知らないままになってんだよ。ネタはどっちが作ってるんですか?って聞かれて、何て言ってる?

川北茂澄:「ネタは5歳の時に全部作り終わってる」。

カワマタ:何だよそれ!(笑)

川北:最近は作ってない。

カワマタ:ハハハハ とか言うから。

川北:5歳の時に全部作り終わったんで、最近は新ネタっていったら、ファイルから目つぶって取って、それ、新ネタって言ってる。

カワマタ:って言ってるでしょう?

川北:うん。

カワマタ:そんなこと言ってる奴が、お母さんには「ありがとう」のメールを送ってるとか言ってると、余計怖いのよ(笑)。

川北:(笑)でも、そうだからさ、しゃあないっちゃしゃあないのよ。

カワマタ:でも、ちょっとずつ、やっぱ、どういうキャラクターの人たちなのかはわかんないと聴きづらいからね。聴いてる人も。

川北:どういう人間なのかというのは知ってもらったほうがいいよ、それは。

カワマタ:それはそうなのよ。ボケれないことはしたくない、みたいな、さっきもちょっと話してたけどさ、ネットの配信のクイズの番組のオファーが来たけど、「クイズの番組はボケれないから出たくないって断った」って言ってたじゃん。

川北:そんな断ってないですけどね。

カワマタ:「そんな断ってない」とかないのよ! 断ったか引き受けたかの二択だから。

川北:そんな断ってない。

カワマタ:断ったでしょう?

川北:そんな断ってない。

カワマタ:そんなとかないの。ぐあいは。

川北:そんな言い方悪い?

カワマタ:断ったは断ったの。ボケない話みたいのも必要ではあるのよ。その中で別に普通の話の中でボケてもいいけど。人柄で好きになってもらうとかもあるわけだから。特にラジオってたぶんそうだから。そういうことをできるようになっていきましょう。

川北:そうよね、それはほんとに。

カワマタ:ということで、なんかある? 結成の話とかします?

川北:結成の話なんて、正直面白くないよな。

カワマタ:まあ、そうだね。

川北:普通に、俺が大学の時組んでた宗君が。

カワマタ:レジデンシャルのね。

川北:プロに行かんということで、プロ行きそうな奴で探して、カワマタに声かけて、それで『学生HEROES!』っていうのに出るようになって、声かけられて、そのまま人力舎へ入った。

カワマタ:マネージャーの佐藤さんがライブを観にきてくれてて。

川北:今日も来てないですけどね。

カワマタ:今日は来てないですけど。

川北:今日は来てないですね。今日は来てない。

カワマタ:でも、それも、なんで声かけたの?とかも、僕は知らないの、正直。そういえば、学生芸人が早稲田の学祭かなんかでやってる学生M-1という大会があって、それを川北がたしか観に行ってて。

川北:観に行ってた。

カワマタ:そう。で、後輩の安全ナイフかストレッチーズか。

川北:安全ナイフ。ストレッチーズも優勝したけど、安全ナイフが優勝した時。

カワマタ:今、ストレッチーズというコンビを組んでる(高木)貫太という奴と、今、ひつじねいりの細田が前組んでたコンビが優勝した時に、その後輩の優勝を見て、ライブ終わった後に僕に電話かけてきて「コンビ組もう」って言ってきたのよ。それは覚えてんのよ。

川北:そうだっけ?

カワマタ:そうそうそう。

川北:へえ……。

カワマタ:忘れてんだよな、たぶん面白くならない話全部(笑)。

川北:そうか。

カワマタ:いや、そうなのよ。

川北:電話したか。

カワマタ:電話来た。川北から、LINEとかメールとかは多分してたんだけど、電話来たことなかったから、なんだろう?と思ったら、「一緒にやってみないか」って言われたのを覚えてる。僕は。

川北:へえ。

カワマタ:その時は、普通のネタをしてもしょうがないなと思って。

川北:しゃあない。

カワマタ:そう。で、僕がその時結構、リズムネタみたいのをやってたりして。

川北:うんうん、うんうん。

カワマタ:それ見て、見てというか、そういう奴のほうがいいと思って、みたいな。

川北:そう。それはそう。俺、すごいリズムネタが戦争の次に嫌いなんだけども。

カワマタ:(笑)嫌い(?)過ぎるな、それはちょっと。

川北:本当に戦争は最悪だよ。それは絶対揺るがないけど、次はリズムネタなんだよ。

カワマタ:いや、もっとあるだろ!

川北:競ってると思われると、またちょっとアレだけども。

カワマタ:戦争は圧倒的だと。

川北:圧倒的。2位はリズムネタなのよ。そういうリズムネタみたいなのをやってて、俺、すごい嫌いなんだけど、ある程度の支持をされてたから、これ、俺の嫌いなやつだけど、俺の嫌いなことやってて支持されてる奴と組んだほうがいいなと思って。

カワマタ:ああ、自分にない要素を持ってるっていう。

川北:そう。あと、ほんとに、ほんとのもう一個言うと、大学生って自分の大学のサークルの人に票を入れるんで、別の大学の奴と組んだほうがちょっと表が集まるんです。

カワマタ:そんな気持ちで言ってたんか(笑)。組織票を獲得するために。大学生の大会で?(笑)

川北:本当そうですよ。

カワマタ:それはあるけどね。

川北:本当にそうなんだから。

カワマタ:それはあるけどね。部員が多いサークルのほうが勝ちやすい、みたいのはある。

川北:そうやねん。

カワマタ:今はどうなっているかわかんないけど、僕らの時代はそうだったけど。

川北:その2つよ。

カワマタ:ああ。わあ、聞きたくなかったな、2つ目。

川北:いや、それはでもわかってたでしょ?それは。

カワマタ:(笑)いや、わかっていないよ、そんなの。本当に僕がいいと思って声かけてくれてたと思ってたよ。僕は。

川北:でも、そうそうそうそう、違うんで組んだのよ。

カワマタ:ああ、そうなんだ。

川北:うん。うん。

カワマタ:(笑)

 

 

カワマタ君にとっては聞きたくなかった真実。切ない(笑)。

可愛げが足りないコンビだなと思うけど、『学生HEROES!』で見知っている人は何となく気になるんだなあ。