オードリーのオールナイトニッポン 2017年11月25日
若「この間、ネタライブでさ、袖でネタ観てたのよ、みんなの」
春「うんうん」
若「お笑いのネタってさ、面白いね、やっぱり」
春「(笑)まぁ、面白いよね」
若「なんか改めて思ったのよ。お笑いのネタってさ、何かをバカにしてること多いじゃない、やっぱり」
春「うーん、まぁ、そうね」
若「それを「エンターテイメントなんですよ、これは」ってくるんで、自分がやることによって「バカは自分ですからね」っていう。面白いね、ああいうのね」
春(笑)
若「最近、テレビの仕事しててさ、正論を正論として言ったほうがいい、言う、言うのが、言うシチュエーションが多いよ」
春「あ~なるほどね」
若「『セブンルール』のことなんですけど」
春「いや、それ以外の番組もあるだろうけど」
若「ちゃんとしたこと――。俺はね、正論というのをたぶん持ち合わせてない人間だと思うんですよ」
春「あ、そう」
若「うん。生きてきて思うんだけど、「あ、そっちが正論!?」というのを」
春「なるほど!」
若「ずうっと、幼稚園から言い続けてきてる」
春「圧倒的に自分が合っていたという経験がないんだ」
若「そう」
春「こう思ってたことが、照らし合わせたら」
若「だから、ひねくれ者とか、こじらせてるとか言われるんだけど、40手前になってこんなこと言っちゃいけないんだけど、本心は「いや、なんでひねくれてねぇんだよ」って思ってるのよ、逆に」
春「周りが?ほかが?」
若「周りが。よく、ひねくれないで、それできるなって思うようなことだらけであって」
春「はいはいはいはい」
若「天然なんですよ」
春「うん」
若「何ならひねくれてると思ってないしね。俺が正しいって思っちゃってるし(笑)」
春「ひねくれ者ってそうだよね」
若「ふふはははは(笑)」
春「自分ひねくれてまーすって言ってひねくれ者やってる人あんまりいないでしょ」
若「びっくりすんのよ」
春「指摘されて初めて気づくのがひねくれ者なんじゃないの?」
若「あ、そうか」
春「間違い、変だなっていうのが」
若「テレビとか観てて、まず、ニュース、ネットニュースみたいので見るじゃん。こういうことがありました。ワイドショーとかでみんなが意見とか言ってんのを後に観た時に、「あっ、そっちなの?大多数は」みたいな」
春「あ~」
若「ことあるじゃない」
春「はい」
若「あるでしょ?」
春「あるある」
若「自分も」
春「あ、そうなんだ!っていうね」
若「そっちなんだね、やっばっていう」
春「うんうんうんうん」
若「ないけど、俺とか春日とかはさ。スタジオいたら終わりだな、みたいな」
春「いや、そうだねぇ」
若「ふふふふ(笑)」
春「多いほうをとれないかもしれないね」
若「そうそう。あ、そっちなのね、みたいな」
春「MCとかやってるからそうなんだろうね。正論というか、ボケられないというか、ふざけられないっていうところなんじゃない?求められるのが」
若「いや、まいったよ。ほんとまいってるよ。その正論大喜利みたいな感じになると、パニック」
春「まぁ、そうだねぇ」
若「もうさ、39ともなると、成長しようと思ってないのよ、人間的に。こちとら」
春「ウフン(笑)なるほど」
若「もう無理だなと思って」
春「うんうんうんうん」
若「キラキラ輝いてる女性見せられてもね、困るんだよね」
春(笑)
若「俺には無理だし」
春「まぁ、そうだね」
若「俺には無理だしって思うし。すっごいんだから。最初から天才だから。まいちゃったなと思って」
春「あぁ、そうだねぇ。それは「凄い」としか言えないもんね」
若「そうなのよ! 成長したいの?春日は」
春「成長(笑)」
若「(笑)そうなるでしょ?」
春「成長ねぇ、まぁ、でも、そうだねぇ。成長したいっていうのは、あんまないかもしんないね。あ、こういうことができるんだっていうのを発見したい、みたいのはあるけどね。自分がね。お、エアロビできるんだ!みたいなさ」
若「あぁ、はいはいはいはい」
春「それは、だから、与えられて。自分じゃやろうという発想はないから」
若「確かに自分でエアロビ通い始めてるっていうのはなかなかないよね」
春「そうじゃない?」
若「外からの刺激じゃないと」
春「そうそう。それがクリア、クリアというか、あ、できる、ある程度形にはなるように自分はできるんだ、みたいなところは「おっ」とは思うけど、成長したい!っていうのとちょっと違うと思うね、それはね」
若「でも、もともと、ひねくれ者ではないじゃん。ケチなだけであってさ」
春「ハハハハハ(笑)そうだね。ケチなだけであって、そうだね」
若「ネガティブとかじゃないでしょ、だって」
春「うん、まぁ、そうかもね。うん。ひねくれ……、そうだね」」
若「クラスでもね、学校でも、ほんとに酷かったわけですよ。学年で下から2番目ぐらいの成績でさ」
春「若林さんがね」
若「必要な出席日数計算して、ぎりぎりそこに行こうみたいな感じでやってきてるけど、漫才とか、ライブ、20代の頃はいいんですよ。なんか大丈夫なんだけど、テレビ出始めると、急に全部のことが平均以上できてないと変な感じになるよな」
春「(笑)まぁ」
若「結構満遍なく興味もなきゃいけないし」
春「まぁ、そうだねぇ」
若「許されないよな、なんか。興味ないってことが」
春「うん、そうかもね。それ前提で進んでいったりするしね。興味あったり、知ってるっていうのが前提で。ある程度知っとかないと」
若「この間もヒルナンデスでやったけど、食器なんかどうだっていいんだよ、俺は」
春「いやいやいや(笑)うーん、まぁ」
若「飯が食えりゃぁ」
春「うーん、まぁまぁそうだねぇ~」
若「でも、それは完全アウトだからな。そんなのマジで」
春「いや、そうだね」
若「(笑)でも、ちょっと俺は許されてるとこあるけど、ヒルナンデスでもスタッフさんがそうやって演出してくれるから」
春「まぁまぁ、それは突っ込まれるような感じではある」
若「突っ込んでくれるしね、周りもね」
春「そうだね。「興味持てよ!」つってね」
若「言ってくれるからね」
春「まぁ、そうだね。興味はあんまないよねぇ」
若「ふはははは(笑)」
春「興味はない。それはもう、ないよ」
若「興味って、責められてもしょうがないよな」
春「うーん、ないなぁ、そうだなぁ」
若「人数としてはきっと少ないんだろうけどね、責められても困るんだよ、ネガティブ界隈の人間ていうのは」
春「ほう。責められても困る」
若「うん」
春「というのは?」
若「ベース、いろんな人と出会いたい! 毎日を楽しみたい!っていう人間じゃないと。その人が頑張ってそうなったわけじゃないからね。もともとその設定なんだから、そういう人たちは」
春「まぁま、そうだね。当たり前のようにそう思って」
若「標準装備だったから」
春「うん、そうだね」
若「こっちはベースが「あ゛~」だから」
春「うん」
若「ふはははは(笑)責められても困るんだよ」
春「そうだねぇ。それはもう無理だね、そこの根本のところはね」
若「そうなの、そうなの。そうそうそうそう。なんか非常に怖いよね。ひねくれてるって思われても自分が正しいと思ってる人間ていうのはね」
春「いやいや、そうよ」
若「ふふふふ(笑)」
春「そこら辺は、多いほうをとれるようになっていかないと。場合によるだろうけどね。そっちもできるようになっておかなきゃいけないかもわからんね」
若「いや、できないよ!そんなの」
春「まぁ、できないけど、できないならできないなりの、なんか技を身につけなっきゃいけないよね」
若「なんかね、それができる寄りの空気なんだよ。時代は」
春「うん」
若「なんか」
春「そうだね」
若「終わんねーかなと思ってるの、その時代」
春「(笑)何とかやり過ごすしかないんじゃない?」
若「なんかね、コミュニケーションできて毎日を楽しむ、みたいなね、強いのよなんか。追い風なのよ。まぁ、でも、たぶん人類ずっとそうだと思うんだけど」
若・春「ははははは(笑)」
若「そうじゃない時代ってなかったと思うんだけど(笑)」
春「まぁ、そうだねぇ。そういうほうが人気は出るわなぁ」
若「そらぁ人気出るよ!」
春「確かにね」
若「そっちもイケるでしょう?だって」
春「そっち?」
若「そっちの集まりも」
春「そっちの集まり?どう、いや、どうだろうねぇ。うーーん、ま、カメラが回ってたらイケるかもしんないけどね」
若(笑)
春「リアルはやっぱりなかなかねぇ」
若「難しい?」
春「なかなか難しいよ、リアルは」
若「春日でもそう思う時あんだね」
春「それはやっぱそうよ」
若「なんか、「早く帰りてぇーな」みたいな時あんの?」
春「どういう時に?」
若「飯とか食ってる時に」
春「全然思うよ」
若「はははは(笑)」
春「それは思うでしょ、だって」
若「春日も?」
春「思う思う思う」
若「思わないと思ってたわ」
春「えーーっ!?いや、思うよ」
若「思うの?」
春「うん。そんなの凄い思うよ」
若「早く帰って何したいと思うの?」
春「それはパソコンだよね。毎日もう一個仕事あるみたいな感じだからね、私は」
若「仕事っていうと語弊があるけども、明らかに」
春「それはライフワークという意味での仕事だけどね」