オードリーのオールナイトニッポン 2020年5月16日
若林:こんばんは。オードリーの若林です。
春日:土曜の夜、カスミン。
若林:よろしくお願いいたします。
春日:ひとつよしなに。
若林:ジェシーも聴いてくれてるオードリーのオールナイトニッポンですけど。
春日:ありがたいよね。
若林:ハハハハ
春日:着々とふえてるよね。SixTONESの聴いてる人が。
若林:いろんな人がトゥースをカバーする中でも結構トップクラスに面白かったのよ、ジェシー。「タゥース!」ハハハハ あれずるいよな。ジェシーみたいなロケットスタートで芸能界に入ったら、ずっとあれで走れるもんな。
春日:(笑)走れるというか、走らざるを得ないというか。
若林:そのイカれてるスタートで。
春日:ハハハハ
若林:あれは本当思う。春日さんを目立たせるっていうことで、漫才ではなるべく個性消しにいった感じだったじゃない、スーツ着て、俺。
春日:はいはいはいはい。
若林:だから、ティモンディのツッコミの子(笑)。
春日:はいはいはいはい。
若林:俺、あの子の気持ちすごい…腕あると思うのよ、すごい。ネタもね。ネタ書いてたんだよね?きっと。どうなんだろう?
春日:書いてそうだよね。だから、わかってる、役割が。わかってる顔してテレビ出てるもん。
若林:キャハハハハ
春日:思う、思う、思う。
若林:わかってる?
春日:わかってる。高岸君にすごい優しいしね。
若林:わかる、わかる。
春日:「その握り方は何ですか?」
若林:アハハハハ
春日:なんだ、その!…なんか持つ時にフォークの握り方。「なんだその持ち方!」とか、自分の手柄にしないで。
若林:チョコンてパス出して打たすもんね。
春日:そう! いいよね~やっぱり。前田君ね。
若林:前田君がわかって、個性消してさ、見た目もさ。
春日:そうそうそうそうそう。
若林:ただ、「前田君は」という日が来るじゃない。
春日:来る!
若林:あん時にやっぱり肩ぶん回すんだろうな、前田君は。
春日:まあ、そうじゃない?
若林:ちょっと聞いてみよう。スペシャルウィークに呼んで。「肩ぶん回すのか?」つって。ハッハッハッハッ
春日:「どう?」つって。「肩もう作ってる?」つって。「素振りもしてる?」つって(笑)。
若林:一歩どころか二歩引いてるもんね、高岸君の横で。
春日:そうだね。もうもうブルペンに入ってる状態だもんね。
若林:そうだよなあ。
春日:呼ばれたらすぐ行けるように。
若林:ほんと、見た目は失敗したと思ってる、俺は。だから、いろんなことの弊害が出てるっていうか。
春日:今になって?
若林:どうした?どうした?ってなっちゃうじゃん、俺が。
春日:ああ。
若林:ほんと、大槻ケンヂさんみたいなメイクでデビュー、ズレ漫才で『おもしろ荘』に出ればよかったなと思って。
春日:確かになぁ、顔に線入ってる人、まともじゃないと思うもんね。
若林:ハハハハ 顔に線入れればなあ。今からでも顔に線入れようかな。
春日:いや、それは遅いのよ。したら、驚いちゃう。「若林どうした?」つって。
若林:俺は前田君に言いたいよ。「明日からでも顔に線入れたほうがいい」。
春日:いやいやいや、前田君はもう遅いよ。だったらもうドン!で入れてないと。
若林:ジェシーでスタートしたら無敵だよなあ。
春日:いや、そうだよな。
若林:始まりからやんなきゃダメだもんね。
春日:やんなきゃダメだし、それのほうが……まあ、でも……。
若林:だから、向井君とかね、パンサーの。大きい番組のロケで、全てを担わされてるみたいなロケしてるのよ。向井君が。
春日:そうだね。
若林:向井君は名古屋のラジオと深夜のトークライブでぶちまけてるぞ、きっと。ハハハハ 顔に線入れてないから。
春日:ハハハハ そうね。
若林:前田君と向井君を顔に線入れた状態で呼ぼうよ。ハハハハ
春日:そうだね。これがホント世に出る一発目で、架空のね、線入れてどう立ち回るかっていうね。今までやりたかたったことを全部やってくれつって。
若林:“顔に線入れたほうがいい芸人”は、あと誰がいるんだろう?(笑)向井君、前田君と、あと俺だよな。
春日:若林さんもそうだろうね。
若林:俺はだいぶ皆さんに助けてもらって、そういうとこもあるよって言ってもらったりもしたけど。
春日:はいはいはいはい。
若林:あと誰だろうなあ?
春日:いわゆる第7世代は、“顔線芸人”は結構いると思うけどね。
若林:今ね。
春日:みんなもうわかってるじゃない。
若林:そうか、そうか。
春日:ジョイマンの池谷君みたいな子はいないじゃない。ハハハハ
若林:お前(笑)。
春日:出始めよ。今はもう全然、逆にそれが面白くなってるけど(笑)。
若林:でも、飲みに行ったら、今もまあまあリアルタイムで鬱陶しかったけどね。
若林・春日:ハハハハハ
春日:いいね(笑)。
若林:がっつり話せる感じあるから。「あの時はね」みたいな話をね。
春日:そうね。「若かった」みたいな。今の子たちはわかってそうな。
若林:でも、ツッチーもめちゃくちゃ、土屋君もめちゃくちゃ『アメトーーク』出てるしな、今。
春日:うん。
若林:土屋君の腕のすごさはどんどんどんどん出てるよね。
春日:うん。だから、徐々に、時間がかかるっていうことだからね。面白さは絶対出るじゃない。
若林:いつかね。
春日:いつかね。こっちの子はどうなんだろう?つって、おやおや?面白いぞ、また違った面白さあるぞつって、時間はかかるけどもってことなんだね。
若林:いつかそれが出る日が来るっていうのは難しい問題だよな、ほんとな。
春日:うーん、そうねぇ。
若林:だから、あれで出過ぎないっていうところがすごいよな、ティモンディの高岸君が目立つからわかってて。
春日:いや、そうだね。焦って「自分も」みたいなふうになったりしそうじゃない。あんだけいろいろロケやら何やら呼ばれて、「あれ?」つって、「アタシ全然だな」つってね、ちょっと間違えちゃうこともあったりするじゃない? 番組によっては。
若林:ハハハハ
春日:それは見受けられないもんね。
若林:そう考えると、俺なんか、『おもしろ』…あれじゃない? M-1よりも前に『おもしろ荘』で出させていただいたから、『ぐるナイ』で春日がどっかの鉄橋行って、小島よしお君とか、それこそジョイマンとさ。
春日:九州のね。
若林:90メートルぐらいある鉄塔を登るやつ。梯子を。
春日:どういうロケだったんだっけ?
若林:鐘を鳴らすんだよ。鉄塔を登ってって。
春日:あ、そうだっけ?
若林:春日が鉄塔を命綱つけて梯子登ってんの。で、俺は、小屋みたいなところで、横に矢部さん、横に岡村さんに挟まれて、相方っていうことで。
春日:ハハハハ
若林:「春日ってこういうのどうなの?」とか、すっごい優しかったね。あのM-1前の俺にだよ。
春日:ああ。
若林:俺なんか個性ゼロの、期待ゼロだったからね、現場で、あん時の俺は。
春日:まあ、そうだろうね。
若林:何が「まあ、そうだね」だよ! 帰れ!お前。本当に帰れ!
春日:なんで帰るんだよ?
若林:ナイナイさん2人で始まるけど、俺1人でやる。
春日:おかしいだろ!
若林:いろいろ気をつけながら1人でやる。
春日:おかしい。絶対数が決まってるわけじゃない。差し引きじゃないからね。プラスされたから引かなきゃいけないとか。
若林:石井ちゃん決まってんだよね?
春日:枠決まってんの?人数。
若林:オールナイトの人数っていうのは決まってるの、バチッと。
春日:1人ふえたから減らさなきゃいけないとか?
若林:1人減らす。枠が決まってるから。
春日:いやいや、そういうことじゃないでしょ、枠って。
若林:ハッハッハッハッ
春日:人数制限ないだろう、単純に。なんで相田君か春日だよ! おかしいだろ!
若林:肩に手かかるかもしれない。相田と春日はちょっとね。ハハハハハ
春日:1人ふえたんでつって。いやいやいやいや(笑)なんでつなぎの役目なんだよ!
若林:矢部さんインの春日アウト、みたいな。
春日:ハハハハ 交替制で。
若林:相田君は今は絶対肩に手置かれない。
春日:あ、そう。
若林:すごく今いいから、2人が。
春日:ハハハハ
若林:2人でやってることが三四郎は。だから、月-土で見ると、やっぱ春日が。ハッハッハッハッ
春日:(笑)いや、そういうことじゃないでしょ。
若林:そういうことじゃないんだよな。
でも、俺も2人でやりたいなと思う。やっぱりお前とは。
春日:うん、それはありがたいよね。
若林:ありがとな。10年間。俺のしょうもない話に耳傾けてくれて。
春日:いや、ホントそうだよね。
若林:帰れ、お前。
春日:なんでだよ!
若林:ハッハッハッハッ
春日:そっちが言うことにほぼほぼ相槌打ってるだけだよ、こっちは。
若林:ありがとな、10年間な。
春日:ウィ~。ウィ~。
若林:ソーシャルグータッチね。
春日:うん。
若林:アクリルボード挟んでますから。グーとグーの間にアクリルボード。
春日:アクリルがあるからね、ガッチリね。
若林:カツンカツンつってね。
春日:うん。
若林:一個多いからカツンが。アクリルボード挟んでるから。
春日:そうね。カツン、カツン、コン、だからね。
若林:ソーシャルグータッチ。
春日:カツン、カツンか。ハハハハ
若林:ありがとな、ほんとな、いつも俺のしょうもない話聞いてくれて。
春日:ウィ~。
若林・春日:ハハハハハ
若林:後で拭いときますから。
春日:大丈夫、大丈夫、それはね。
若林:いや、そうなんだよなあ。あん時、すごい聞いてくれたもんな、岡村さんも矢部さんも。一生懸命しゃべってたわ。「こういうの得意だと思いますよ」みたいな。笑いこそとれないけどね。怯えてばっかりで。
春日:まあ、そうだろうな、あの頃は。
若林:お前いい加減にしろよ!
春日:なんでだよ! なんでだよ!
若林:とったに決まってんじゃん、2~3。
春日:フッフフ
若林:知ってるだろう?お前も。
春日:うん、それは知ってるよ。笑いなしで終わる男じゃないっていうのは知ってるよ。
若林:ハハハ ありがとな。
春日:ウィ~。これからもよろしく。
若林・春日:ハハハハハ
若林:アクリルボード挟んでますから。
春日:それ何回…毎回説明しなくていいよ。
若林・春日:ハハハハハ
若林:だから、ある。
春日:そうよ、その時期だよね。
若林:いろんな思いを抱えてる、顔に線入れたほうがいい芸人がいるんだよ。探そう、それね、今度ね。
春日:うん、そうね。それを集めて、その人たちを。確かにちょっとやってみたいね。
若林:やってみたい、やってみたい。いるよなあ、そういうのがなあ。あるよな。『あちこちオードリー』でも、太田君とか、ジャンポケの。話聞くと面白いよね。そういう部分があるんだ、なんていうのはね。
春日:そうね。だから、ほんとに、太田君もそうだけど、太田君なんか完全にそうだけど、ネタ書いてる上に二歩引いて、みたいな芸人さんは、きついというか、いろいろあるだろうね。
若林:きついと思うよ。だから、前田君もそうだよね。
春日:たぶんそうじゃない? ネタ書いてなかったらまだね。
若林:そうだよな。
春日:ネタも書いた上に目立てないなんてさ。それはやっぱ顔に線入れるわな。
若林:これ、だから、前田君も太田君も自分で司会やるようになって番組持ち出すと、ネタ書いてる上に司会となると、映像とか、今日絡む人のウィキペディア調べたりとかがバーッとあって、終わった後も、あそこがああだこうだってある中で、「そろそろ新ネタ観たいんですけど」みたいなDMが来るんだよ。
春日:ハハハハ
若林:司会するほうがネタ書かないコンビのほうが、両輪になるんだよ。
春日:なるへそ!
若林:そうでしょ? 上の人たち。
春日:役割分担としてね。
若林:そうそうそうそうそう。だから、それはあると思うよ。ただ、自分であまりにも「ネタ書いてます」って言ってると、“明日から瀧上”っていうのがありますからね(笑)。
春日:キーッ(笑)いわゆるね、“瀧上状態”ね。
若林:ハハハハ
春日:ハハハハ 難しいね。
若林:今、それはもうキャラになって、ちょっとハネ始めてるからね、瀧上君もね。いい方向に転がるんだろうね、それは。
春日:だから、ようやく気づいてきたというか、わかってきたというか。我々は知ってたけどね。世間が面白さをさ、ようやく世間がわかってきたっていう状況だろうな。
若林:もあるのかなあ。それもそうだよ。流れっていうのはあるよな。
春日:そうね。その時がやっぱ来るんだね。