リモート漫才と70歳になった時の漫才

 

オードリーのオールナイトニッポン 2020年4月18日

 

若林:ライブなんか、いつ再開する…ライブなんか一番後だろう?あれ。

春日:まあ、そうだね。密だからな、やっぱり。

若林:zoomで漫才やるっていう人もいるじゃない?

春日:ああ、確かにいそうね。

若林:俺、考えたんだけど、オードリーの漫才ってさ、3密の権化みたいな漫才だな、あれな。

春日:いや、そうだね。

若林:ナイツの漫才って、リモートでできると思うんだよね。

春日:ああ、確かに。

若林:もちろん、もちろん生が一番だけど。だって、塙君て叩かれるの嫌いだからね、本当に。

春日:ハハハハ

若林:フフフフ だから、結構、だから、オードリーってリモートでできないよな。リモートでできる漫才とできない漫才あるよな、たぶん。

春日:まあ、そうだ。基本的に叩くからね。我々は。

若林:叩かなかったら、なんか味気ないだろう?

春日:(笑)

若林:何のために生きてるかわかんなくないか?痛くなかったら。

春日:いや、そうだね、やっぱりね。

若林:お前どう思う?

春日:何が?

若林:春日が例えば70ぐらいになってもさあ…ま、春日が70になったら、俺、64か、その時。

春日:なんでだよ!(笑)なんで差がついちゃってんだよ! 中学の同級生で始まってるのに、なんで70…ジジイになったら差がついてんだよ! ハハハハ

若林:ハハハハ

春日:同じ70ね(笑)。

若林:春日が70だったら俺も70だろ?

春日:当たり前だよ!

若林:たぶん(笑)

春日:たぶんじゃない!絶対にそうだよ。

若林:フフフ その時にさ、叩き合ったりしてんのかね?

春日:ああ…いや、したいけどね。したいけど…

若林:それは、あした順子・ひろし師匠みたいな? それこそ。

春日:(笑)あんなさ、蹴ったり…あれもすごいよね。

若林:すごいよ!(笑)

春日:蹴り飛ばすからね。

若林:一本背負いみたいの、たまにされたりしてたよね?(笑)

春日:一本背負いとかして。

若林:あれ、だからすごい身体能力だよね?

春日:すごいよ!

若林:俺好きだったもん、ずっとあした順…

春日:うん、好きよ。

若林:好きだった?春日も?

春日:好きだったよ。

若林:そういうのやめてほしい。

春日:えっ?

若林:なんかもう、ほんとそういうのやめてほしいわ。

春日:何がやめてほしいの?どういうことよ?どの部分よ?

若林:俺怖いわ。

春日:何がよ?

若林:あした順子・ひろし師匠、マジで好きだったの。高校生とか、中学から。

春日:うん。好きよ、私だって。

若林:こう言っちゃナンだし、大師匠だけど、狭いじゃん、あした順子・ひろしが好きなんて話。

春日:(笑)いや、まあ、失礼な話だけどね。

若林:失礼な話、狭いよ、これ。

春日:うん、狭い。

若林:それがなんか、「俺も好き」みたいなの気持ち悪い。

春日:何がキモ…しょうがないじゃん、だってそれは。

若林:気持ち悪くない?(笑)あした順子・ひろし師匠が好きみたいな話。

春日:うん、確かに気持ち悪いな。

若林:気持ち悪いだろ?

春日:うん。

若林:(笑)

春日:でも、ウソつくわけにもいかないしなあ。やっぱああいう、あの年でバチバチやってんの面白い。男女でさ。

若林:そしたら、春日なんか、胸張ってゆっくり出てくる。70で。

春日:うん。

若林:出てくんのかな?

春日:出てくるでしょう、それは。いや…

若林:逆にさ、若いのにゆっくり出てくるから面白かっただろう?

春日:そうだね。逆に速いほうが面白いのかな。

若林:年取ったら、全速力で「どうも~!」って出てくるほうが。結構髪の毛とかもアッシュみたいな色にしてさ。

春日:ハハハ

若林:束作ってさ、日焼けしてるほうが面白いのかな。今度は逆に(笑)。

春日:(笑)若い風にしてたほうが?

若林:若い風にしてるほうが。フリが効くじゃん、逆に70っていうフリが効いてるからさ。

春日:ジジイなのにつって? ああ、なるほどね。

若林:胸張って、昔、升野さんが言ってくれたよね? 70になっても胸張って、でも、痩せてるから、ここの肋骨のとこスカスカで、ベストが。でも、“俺は春日だ”っていうみんなの夢を崩さないために、胸にタオル入れて胸張って出てくるのが、俺は涙しながら「春日~!」って観たいって言ってたもんね。ハハハハ

春日:なるほどねえ。そうだな、そっちだな、そっちだよな。

若林:胸にタオル入れる日が来るのかな?春日(笑)

春日:まあ、やっぱりね、生身で無理だったらタオル巻くしかないだろうね。

若林:そうだよなあ。

春日:それはだって、“春日”っていうのがあるからね。

若林:はいはいはいはい。確かにな。

春日:で、いって、バチバチでこうね。

若林:叩き合って。

春日:叩き合いたいけども、観てる人がそれで笑うかどうかっていうラインはあるんじゃない?

若林:掴み合いはしたいよな。おじいさん同士の掴み合いって、めちゃくちゃ面白いもんなあ。

春日:面白いねえ。ジジイ同士がやり合ってるって(笑)。

若林:俺、だから、ほんと、舞台に持って出た杖でめちゃくちゃ殴るもん、春日のことを。

春日:最高だね。最高。

若林:最後、杖の先っちょ、チョン!て取って、切り刻む、お前のことを。

春日:ハハハハ

若林:ハハハハ

春日:んで、「ア~パ~!」つって終わりね。

若林・春日:ハハハハ

春日:それはもう、やりたいし、そんなん、考えただけでゾクゾクするけどもさ、観てるほうがそれで「エー…」とかなっちゃったら、できないじゃない?

若林:確かになあ。

春日:それが、観てるほうも笑えるほどじゃないと。体もしっかり作っておかないとさ。

若林:その時のためにもな。

春日:体がっしりしてたら笑うでしょう。叩かれても。

若林:おじいちゃんがね。

春日:だけど、ガリガリの奴がボコボコにやられてたら、それはあんまりさ(笑)。

若林:そうだよなあ。

春日:手放しで笑えないんじゃない?

若林:そうだよなあ。

春日:だから、作っておきたいけどね。体はね。

若林:確かに体は作っておきたいよな。

春日:うん。

若林:最初っからそれでいいよな。あんまり掛け合わないでさ、最初から揉み合いになってさ。

春日:うん。ビンタしてほしいもんね、やっぱね。

若林:ハッハッハッハッ

春日:70のジジイを70のジジイがビンタしてるって、もう最高じゃない? フーン!とかいって、こっちもさ(笑)。

若林:そういえば、70歳の人ビンタされてる漫才師いるかな? だから、結構暴力を信じてんだよな、アメフト部だったから。で、春日って結構ずっと言ってたよ。ライブ、ケイダッシュステージ入ってからも「袖でぶつかり合ってから出たい」って。お前からの意思を感じたの、それぐらいしかないわ。

春日:ハハハハハ 肩をこうね、お互いにぶつけ合って、ウーン!って言ってね。

若林:肩ぶつけ合ってから漫才に出る。試合前そうだったわけじゃない? アメフト部の時。

春日:そうね、そうね。

若林:それだと目が覚めるんだろうね。

春日:なんかこう、テンションが上がるんだよね。体が熱くなるというか、グッとこうさ。

若林:理に適ってるらしいよ。力士の方とかも試合前、顔を自分で張ったり、グーで顎のとこやったりするのは

春日:ああ、はいはいはいはい。

若林:痛みを消す時に出る脳のなんかの物質が緊張を抑える物質に近いとか、一緒とか。

春日:ああ、じゃ、それじゃない? それだわ。たぶんね。はっきりと理由はわかんないけど、そう思ってやってたんだ。

若林:エンジンかかんないよな? 叩き合わないと。

春日:まあ、そうね。

若林:リモートでできないよな?

春日:自分で自分の顔張るわけにもいかないからね。リモートで。

若林:あとさ、一個だけ謎なのがさ、やっぱこういう事態になると考えるもんだけど、お客さんがいるから出てって、「どうも~」って言うじゃない。そうすると、リモートでzoomで喋ってて、画面と画面なのに、お互い画面向いて「どうも~」って言うってことなの? 春日に言ってるということなの?それは。

春日:うーん…いや、でもやっぱ、観てる人、見えないけど、画面の向こう?にいる人に向かって。バーチャルだよね、その「どうも」も。になるんじゃない?

若林:意味がわかんないね、それは。

春日:目の前にいないよね。

若林:春日に話しかけないとダメだよな。

春日:まあ、そのほうが自然だよね。

若林:あとは、観てる人全員の笑い声が、全部、全員に聞こえないとダメだな。

春日:(笑)どういうことよ? ライブハウスにみたいしないと、ということ?

若林:じゃないと「どうも~」って言う意味がよくわかんないよね。

春日:「どうも」のところが? 誰に対してっていうこと?

若林:3点、お客さんと相方と自分の3点でやるっていうことが成立してないだろ!zoomだと。(飯塚:笑)だから面と向かって喋ってるのと一緒だから、ラジオやってりゃいいんだよだから!(飯塚:笑)

春日:…ちょっ…青銅さん!

若林:ハハハハ

春日:ハハハハ

若林:俺もちょっと説明が下手で申し訳ないんだけど。ハハハハ

春日:ちょっとわからんな。

若林:ただ、そうすると、野次みたいの入れてくるつまんない奴も出てくるだろうから。

春日:ああ、なるほどね。声を…なるほど、そうか。