玉袋ひねり麻酔

 

オードリーのオールナイトニッポン 2011年1月22日

 

1年前にテレビ番組のロケで骨折した春日。その際に入れたボルトを抜く手術をするために4日間入院することに。無事、ボルトと針金を抜き終える。

 

春日:で、まぁ、手術が終わりましてね。また同じようにストレッチャーで病室に帰っていくわけですよ。手術してくれた先生と、看護師さんが付き添ってくれながら帰っていくんですけど、その先生がね「いやぁ、無事終わりましたね。これでもう大丈夫ですよ」。看護師さんも「よく頑張りましたね」みたいな話をしてくれたりしてるんだけど、まだ全然春日の心は落ち着いてないわけですよ。もう一勝負あるわけです。春日の中で。それは何かといいますと、入れた管を、ナニに、あれを抜かなきゃないわけですよ。

若林:お前、断れよぉ。

春日:あっ、あっ、あっ、あっ、あのぉ…。

若林:いいよ、もういいよ…。抜くのね?

春日:抜くのよ。んでね、あれ、前回もやったんだけど、めちゃくちゃに痛いの。

若林:痛いんだ。

春日:あれは骨折した時よりも痛いのよ。

若林:この番組では有名なビトタケシが言ってたけどね、ビトタケシも管入れたことあるらしくて、その話聞こうと思って楽屋で「ビトさん、管って痛いらしいっすね?」って話しかけたら、「その話しないでくれよ、あんちゃんよ」って言われた。「痛さ思い出しちゃうんだよ」つって。

春日:プロだな。そこもやっぱ「あんちゃんよ」つって。いや、ホントにね、前回は看護婦…師さんが来てくれて、手術終わった後に。

若林:看護婦師って、言っちゃってんのと一緒だろ、お前。全然いいぞ、でも。看護師さんね?

春日:あざす。ナースの方がね、来ていただきまして。

若林:ナース…まぁまぁ。

春日:「抜きますねぇ」なんてことを言って、アタシその時、痛ぇなんてわかんねぇーから、言われるがままに、「ああ、お願いします」なんてことを言いながらね、昨年度ですよ。

若林:痛くないと思って。

春日:痛くないと思って。だから、入っている状況では、全然何の感じもないのよ。管が入ってる感ももうないし、入れちゃったらもう。昨年度の話ね。「いいっすよ」つったら、ナースの方が「じゃ、いきますよ~」って言って。私の中では、ナニのサイズぐらいだと思ったの。入ってる管の長さが。

若林:はいはいはい。

春日:だから、春日で言ったら、まぁ、ま、5セン…3センチだな。

若林:ちっちゃいな。ポークビッツだな、お前。

春日:通常時はな。ただ本気出したらすげぇぞ! 膨張率がすげぇんだから。

若林:知らないよ、そんなのは。

春日:3センチにしときましょうよ。ぐらいだと思ったのよ。昨年度の話よ。「じゃいきますよ」ってナースの方が言ったら、ズル~~~~~~~~~~~~ン!つって(笑)。

若林:お前、ちょっと表現を考えろよぉ(笑)。

春日:いや、もうもう、それがぴったり。キュッ ズル~~~~~~~~~~~ン、シャシャシャッ パシャーーーー!ぐらい。

若林:それさぁ、腸を引っ張りだしてるわけじゃないんだよね?

春日:違う違う違う(笑)。もうね、15センチぐらい入っててさ、管が。だから、いわゆる貯水池まで、膀胱までいってるわけですよ。

若林:ああ、痛い痛い痛い痛い痛い。

春日:それを抜かなきゃいけないと。今回も。アタシね、入院の時から言ってたの。先生に。「前回は麻酔が完全に覚めてから抜いたんで痛かったんですけども、今回は麻酔がまだかかった状況の時に抜いてはくれまいか」と。したら、「じゃあ、考慮しましょう」ということになったのよ。で、病室帰ってきて、麻酔が全然まだ効いてます。「抜いてください」って言ったら、「まだ早い」と。「今はまだ足腰が立たない状況だから、今抜いちゃうとお手洗いに行けない。抜いちゃったら漏らすことになってしまうから、ある程度切れてからじゃないと抜けませんよ」みたいなことを言われて。

若林:それさ、トイレに行きたいという気持ちはわかんの?自分で。

春日:わからんの。だから垂れ流し状態よ。

若林:だから貯水池までいってるわけね。

春日:そういうことなんですよ。んで、麻酔が切れるのを待ちながらずっと時を過ごしたけど、なかなか切れなかった、アタシの麻酔が。んで、なんだかんだいってさ、麻酔が切れてるのかどうなのかもよくわかんない状況に、4時間、5時間。普通は3時間ぐらいで切れるらしいんだけども、5時間、6時間たってもまだじんわりしてる状況で、結局気づいたら麻酔が完全に覚めちゃっててさ、これはまずいと。抜くのに痛みを伴うわけですよ。夜中ね、それ。夜中どうしたもんかいのぉと。これは絶対痛いから、抜くか抜かないかをずっと夜中じゅう考えて。

若林:ど、どういうこと? 抜かなきゃいけないんでしょ?

春日:抜かない方法はなんねぇもんかと。切ってもらって、途中で。

若林:(笑)

春日:その管が入ってる状況で今後過ごすっていうのも、まぁ、なきにしもあらずだな。

若林:そんな痛いんだ。

春日:そんな痛いから。っていう状況も一回朝になったら相談してみようかしらとか、ずっと一晩じゅう考えて。

若林:でも、春日大統領が

春日:大統領!

若林:こんだけ痛いって言うなら、相当痛いっすよ。

春日:相当痛いんすよ。

若林:春日大統領はね、痛いって言ったこと、聞いたことないもん、部活やってても本当に。

春日:そうでしょう?

若林:「痛てぇ」とか聞いたことないもん。

春日:そんなん一晩じゅう考えてたら、あっという間に夜が明けましてね。看護婦さんが入ってくるわけですよ。

で、「さあ、さあ、じゃあ、そろそろ」、ナースの方がね、入ってくるわけですよ(笑)。

若林:うーん。ナース…。

春日:ナースの方が入ってくるわけです。「じゃあ、じゃあ、そろそろね、これ抜きましょうか」と言ってきて、キタ!と。

若林:「どっち?」って聞かなかったのね?

春日:聞かなかった、この場合は。だって、もう入ってるんだから。アッチのほうはもう出ない状況よ。ね? 出るのは、抜くのは。

若林:管ね?

春日:管を抜いた後は二択になるけどね。

若林:それは言わなかったの?

春日:それは、余裕ない、そんなに。んでね、「抜きましょうか」と。「春日さん、抜きましょうか」と言われて、いや、これは、あのぉ…ま、ちょ厳しいっすね、みたいな感じで濁してたんですよ。何とか方法がないかと。したら向こうのナースの方が「あのぉ、私じゃなくてご自分で抜きます?」と言ってくれて、「あら、自分で抜くパターンもあるんすか?」と。したら、「まぁまぁまぁ、まれにありますけどね」と言われて、てめぇで抜いたほうが加減がきくじゃないですか。だから、「あ、じゃあ」。

若林:うわぁ、どっちだろう?

春日:「じゃ、てめぇで抜きますよ」と言って、「じゃあ、私病室から出てますから、抜き終わったら呼んでください」と。

若林:そんなシステムあるんだ?

春日:そんなシステムあったのかと。

若林:まさにセルフサービスだ。

春日:まさに。

若林:ここで?

春日:セルフサービス出ましたよ。

若林:俺が出したんだけどさ(笑)。

春日:んで、出てってもらって、そっからもう、管と春日のホントにもう。

若林:いつも抜いてるものとは違うもんな。

春日:違うからね! いつも抜くのは本当にルンルン気分で抜きますけどね。

若林:痛いからね、今回。

春日:痛みを伴うからね。ホントに。同じ抜くでも大違いだよ!

でね。

若林:ハハハハ 仕切り直すなぁ(笑)。

春日:でよ、まず利き手をね、右手を管にこう、管にアレしまして、こう。

若林:うーわ、どっち?それ。

春日:ちょっと、もう完全に入ってるわけですよね。もちろん。で、ナースの方が抜く前に、管の間に空気孔みたいのが空いてて、管の途中ぐらいに。そこに注射器を刺して、キュッと空気を抜くみたいにするんですよ。そうすると、膀胱のところにあったちょっと風船みたいのがあるっぽいんだよね。それで止めてるみたいな。風船がないとスルッと抜けちゃうから。

若林:なるほどね。

春日:その空気を抜いて、キュッと風船をつぶすと。そして出ていってくれたわけよ。その風船をつぶす時もちょっとボコッとするんだけどもね。膀胱が。

若林:お~お~。

春日:まぁま、それはいいじゃないですか。それはそんなに負担じゃないのよ。

若林:ま、いいか。

春日:一応情報として言ってみたんだけども。

若林:いいよ、いいよ。

春日:右手でキュッとやるんですよ。キュッとやったら、ヴ~~~~~~~~~~ン、看護婦さ~~~~ん、あ、ナースの方~~~~~つって。

若林:それはいいけど(笑)。

春日:手を、手を貸してくださいよ、手を握らせてください!と。

若林:ウハハハハハ

春日:あの時の、手術の時のあの手を、アタシに、握らさせてください!っていうぐらいの感じなのよ。キュッつって。

若林:うーーわぁ。やっぱグワッと抜いたほうがいいんだろうなぁ。

春日:なんかね、刺すような痛みというかね。

若林:わかる、わかる。そんなんわからないけどな。

春日:んで、全然出ないの。

若林:かんじゃって。

春日:かんじゃってさ。結構尿道の圧迫力みたいなのが強いんだろうな。管をキュッとこうね、締めつけてるんですよ。締まりがいいんですよ。キュッとなってる。ふんで、グッつってもなかなか出ないと。痛いと。

若林:ウゥ、ああ、もうヤだ。

春日:はぁと思って、これはアレだなと。痛みには痛みで制しないと。

若林:お~お~お~お~お~。

春日:聞いたことあるのアタシ。人間の脳みそっていうのは1つの痛みしか感じることができないと。腕も足も痛いっていうのはなかなかないんですって。

若林:別のとこつねるといいとか言うわな。

春日:そうそうそうそう。言うから。

若林:結構こすられてる話だけどな。

春日:一応情報として出しときましたけども。

若林:ドヤ顔だったけど、こすられてる話だわ。

春日:うりゃ~!うりゃ~!

で、それをやろうと。左手が空いている。この左手を、その痛みを制そうと思って、やっぱり近くじゃないとね。足の股とかつねってもさ、遠いじゃないですか。股間とね。近くがいいと思って、おのれの玉袋をギュ~~~~~ッて(笑)もう力の限りにひねり倒したわけですよ。

若林:フフフ

春日:もうもう本当に360度回るぐらい。

若林:ハハハハハハハ!

春日:それぐらいじゃないと耐えられないんだもん、痛みに。

若林:ハハハハ

春日:ギュ~~~~~~~~~~ッつって。

若林:アハハハハハ

春日:左手はだから、ひねる運動で、右は引っこ抜く運動ですよ。ギュ~~ヴ~~~~~~ッつって。

若林:ハハハハハ

春日:一人午前中の病室で(笑)。

若林:ハハハハハ

春日:『スッキリ』やってた『スッキリ』。テレビで。

若林:それ効果あんの?(笑)

春日:それが効果が絶大ね。

若林:やっぱあるんだ?

春日:中和されて。

若林:麻酔、自己麻酔だ。痛みによって。

春日:玉袋ひねり麻酔をね。

若林:玉袋ひねり麻酔だ。

春日:麻酔をギュ~~~~~ッとやって。

若林:(笑)

春日:(笑)で、右手グーッと引っ張ってたったら、やっぱ抜けてくのよ。一回軌道に乗ったら、ま、ま、スルスルスルッといくわけさ。

若林:ああ、ああ、ああ、あ。

春日:んで、ああ、イッタ、イッター!と思って、グーーッて、もうその時もギューってひねってます、左は。ギュ~~~~~、イッタ、イッタ、イッタ、イッタ、ズル~~~~~~ッ!

若林:アッハハハハ

春日:オ~~~~~~!ですわ、私は。

若林:アハハハハ

春日:抜けだぞーー!!つって。

若林:スッキリ?

春日:スッキリ。それこそ(笑)。で、何とか自分で抜いてさ。何とかもう。

若林:それは別に血とかは全然出ない?

春日:血とかは出ない。

若林:痛いだけだ。

春日:出血はないのよ。その後、お小水行く時に、やっぱちょっと傷ついてんのかなんなのか、しばらく痛いけどね。3回、4回ぐらい。

若林:どのぐらい痛いんだろう、それも。想像を絶する? 気絶しそうなぐらい痛い?

春日:そこまでではないけども、思わず前かがみになってしまうような。

若林:そんなでもなく聞こえるだろう(笑)。

春日:ウォーってなる。

若林:玉袋ひねったんだろう? 玉袋のほうは大丈夫だったの?

春日:全然。ちょっとヒリヒリしたけど、その後。

若林・春日:ハハハハハハ

春日:無事でした。ありがとうございます!

 

 

今週はオールナイトニッポンがお休みだったので、昔のラジオを聴いてみた。擬音が面白いんだよね。何回聴いても笑っちゃう。

骨折していた当初、テレビ局に用意してもらったホテルに泊まっていて、ピンクベストをクリーニングに出した際に、春日曰く「伸びて」戻ってきた(2010年3月13日放送)のが、実は、当時、そのクリーニング屋さんでアルバイトをしていたウエストランド河本さんで、河本さん曰く「縮ませた」(2017年1月5日配信)という(伸びたのか?縮んだのか?)、7年後に知ることになる真相も面白かったなぁ。春日本人からはまだ語られていないけどね。

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