ゲスト キャプテン佐々木久美

 

パンサー向井のチャリで30分 2021年11月15日

 

向井慧:佐々木さんと僕の共通点というわけでもないですけど、オードリーさん好きじゃないですか。

佐々木久美:大好きです。

向井:僕も好きなので、そういうお話もできたらなというふうには思っております。

 

向井:佐々木さんは、オードリーさんの番組で一緒になってからラジオを聴き始めて、今、2回ぐらい聴くんですか? 1週の放送を。

佐々木:自分の身になる話があったりとか、超ツボだった回とかは2周したりとかして、絶対に聴きますね。

向井:実際に共演して、一番最初に、やっぱ凄いなとか、若林さんのここ凄いなとか、春日さん、ここ凄いなっていうポイントとかってあります?

佐々木:最初は、テレビで見てるオードリーさんしか私たちも見れないというか。スタジオで一緒になっても、オードリーさんてあんまり(笑)。

向井:これはよくご本人たちもおっしゃられますけど(笑)。

佐々木:ご本人たちもおっしゃってますけど(笑)。

向井:フランクに喋りかけるタイプではないってことですよね?

佐々木:はい。ではないので、ずっと、結構遠い存在だったというか。

向井:なかなか距離がね。

佐々木:そうなんですよ。でも、カメラ回ってる時はすごい優しいし。

向井:カメラ回ってる時は(笑)。語弊はあるけどね。でも、言いたいことはわかります。

佐々木:カメラ回ってる時は目を合わせてくれるし(笑)。

向井:(笑)でも、僕はオードリーさんの気持ち側も、俺、めちゃめちゃわかりますし。

佐々木:そうですよ。だって、女子が20人いるわけですから。

向井:だいぶ年下の若い。

佐々木:ほぼ10代です。その時は。だったので、無理はないと思うんですけど。

向井:何話していいかわかんないですしね。話題も難しいし。

佐々木:そうなんですよ。でも、収録中、私たち、本当にバラエティ全く知らないのに、みんなとりあえずがむしゃらにやっていることを、オードリーさんがいるおかげでバラエティになってるっていうことにちょっとして気づいて、それで、やっぱ凄いなって。もちろん若林さんのワードで突っ込んで……

向井:ツッコミとか拾ってくれたりとかっていう。

佐々木:拾ってくださったりとか、春日さんの、ずっとあのキャラで何十年も

向井:(笑)そうですね。

佐々木:やってるっていうのが、この世界に入ってその凄さを知るっていうか。でも、あんまりお話ができないので(笑)。

向井:合間とかも、ま、そんなに長くあるわけでもないですしね。

佐々木:そうなんですよ。そうなんですよ。そもそも物理的に距離があったりもしたので、私たちもそんな「オードリーさん♪」みたいにいける感じでもないので、どういう人か知りたいってすごい思って、ラジオを聴こう、みたいな感じになりました。

向井:なるほど、なるほど。この方たちのこの仕事の時以外の顔というか、どんな人なんだろう。

佐々木:どんな人なんだろうって。今ならわかることなんですけど、若林さんてすっごい嘘つくんですよ(笑)。

向井:(笑)いや、そのセンテンスだけだったら、すごいまた誤解されますけど。

佐々木:ごめんなさい(笑)。

向井:どういうことですか?

佐々木:コロナ禍になる前に、番組1周年で打ち上げです、みたいになって、春日さんは後があるっていうのを知ってたので、すぐ帰られちゃうっていうのを私たち聞いてたんですけど、若林さんもその時すぐ出られたんですね。あれ?って。みんなで、若林さんとはちょっとお話しできるかなっていう期待をみんなしてたので、あ、帰っちゃった、と思って、その後、収録で「若林さんあの時帰りましたよね?」みたいな詰めたら、「や、俺もあの後あったんだよ。あれはマネージャーともめた」みたいな話を結構マジな顔でされて、あ、聞いちゃいけないことだったってすごい思ったんですけど、若林さんの本性を知ったら、あれはめっちゃ嘘じゃんていう(笑)。

向井:(笑)

佐々木:ほんとに、ほんとに詐欺師みたいな(笑)。

向井:(笑)これ以上詰めさせない顔ね。

佐々木:はい。嘘ついてるっていう顔をしないので。

向井:こっちもこれ以上言えないですもんね。

佐々木:言っちゃいけないと思って、あくまでも芸能界の先輩にすごい失礼なことした、あっ!っていう気持ちになったのに、今、見返したら、めちゃくちゃ嘘ついてるんです(笑)。

向井:絶対ケツなかったっていう話ですよね?(笑)

佐々木:そうなんです。絶対に、春日さんもいなくなって嫌だから、自分も帰ったじゃん、て、今になってわかる、みたいな。でも、それもラジオ聴いて、そういう一面も(笑)。それだけじゃないですけど、もちろん

向井:わかります、わかります。収録の合間とかに、わりと佐々木さんとかはちょっと話しかける、みたいな話もチラホラ聞いたりするんですけど。

佐々木:そうですね。MC側に座ってる子は結構合間に話したりもするんですけど、そこでも若林さんは嘘を(笑)。

向井:嘘つくなあ(笑)。

佐々木:『ソンナコトナイヨ』という楽曲があるんですけど、それがリリースされた時に、「キャプテン、あれ見たよ」それは本当だと思うんですよ。嬉しくて、え、ありがとうございます」みたいに言ったら、「あれ大変でしょう。俺は一回運営に入って、「あれは大変だ」って言おうと思う」みたいな話を。

向井:絶対嘘ですよね。絶対そんなことしないもん。

佐々木:絶対しないし、なんでそんな嘘ばっかりで話すんだろうって思って(笑)。すごい話しかけてもらえるのは本当に嬉しいし、そういうお話できるの嬉しいんですけど、そういう合間もずっと嘘の話なんですよ。何も覚えてないというか。

向井:佐々木さんの船にウソップとして若林さん乗せてあげて、海賊団としてね(笑)。でも、そういうコミュニケーションのとり方だったり、優しさだったりするんですよね。

佐々木:そうなんですよ。だから、それで合間も笑えるし、また本番始まった後も、ちょっとノッた気分で収録に挑めるので、コミュニケーションをとってくださるようになったというのは、すごく嬉しいですし。

向井:春日さんとも喋ります?

佐々木:春日さんも喋ります。春日さんは、「あのテレビ観たよ」とか言ってくださったり、逆に私たちが「観ました」って言って、あれはああだったんだよね、みたいなお話とか。春日さんと世間話するんです。

向井:最初に比べたら、本当に距離感というか、ちょっとずつ。

佐々木:ちょっとずつ、3年かけて(笑)。

向井:3年ですもんね。3年やってるわけですもんね。

佐々木:そうですね。でも、すごいやっぱり、『あちこちオードリー』に出させていただいたんですけど、ああいうオードリーさんをもっと知りたいというか。

向井:ほー。

佐々木:芸能界の先輩としてお話ししたいな、みたいな思うこともあるんですけど、そこにまではまだ全然いけないですね。

向井:でも、若林さんに、それこそ『あちこちオードリー』に出た時に、ほめられたりというのがあったりしたじゃないですか。あれはやっぱり嬉しいですか?

佐々木:嬉しいんですけど……嘘かな?

向井:(笑)あれは嘘じゃないと思いますよ。

佐々木:ですよね?(笑)

向井:あれは本当だと思います。安心して大丈夫だと思います(笑)。

佐々木:ああ、よかったです。

 

ささくルーレットトーク「MC」

向井:MC、これは、ここ最近、MCのお仕事もちょこちょこ増えてきてみたいなところがありますけど。

佐々木:そうです。ありがたいです。

向井:MC仕事ってどうですか?

佐々木:MCは、難しいです、やっぱり。私は芸人さんの横で……

向井:東野さんの横とかね。

佐々木:今は千原ジュニアさんの横でやらせていただいているんですけど、なんかこう、アナウンサーさんがいつもテレビとかでやってるような位置を私がやらせていただいてて、でもやっぱり、アイドルの私にそこを任された理由ってなんだろう?みたいな。原稿を読むのはもちろんアナウンサーさんのほうが上手ですし、私は全然噛み噛みだし(笑)。私がやらせていただいてるけど、すごい難しいなって思っちゃって。

向井:ルール説明とかを佐々木さんがやるわけですもんね?

佐々木:そうなんですよ。どうしてますか?向井さん。

向井:いやいやいやいや(笑)僕の感じと全然違いますけど。

佐々木:でも、向井さんも、ラジオを拝聴してると、こういう悩みがあって、みたいなお話をされてますけど、それってどうやって解決してるんだろうって。

向井:僕も、結局、若林さんも昔おっしゃってたりもすることなんですけど、えっ?これ俺じゃなくてもできる人いっぱいいるよね?とかっていう仕事ももちろんあるじゃないですか。でも、何となく自分がやらせてもらってるっていうことで、あれ?これ俺である意味って何だ?みたいな。自分の意味探しすぎてフォーム崩したり(笑)。

佐々木:あ~~~

向井:する時あるし、とは思ってたんですよ。自分のよさってどうやって出すんだろうとか思ってたんですけど、なんかのドラマを観た時に……

佐々木:ドラマ?

向井:自分のよさがわからないって悩んでる人がいたんですよ、そのドラマの中に。その時に、その人のお姉ちゃんが、「でも、あなたのことをいいと思ってくれてる友達とか、あなたと仲よくしてくれてる、自分が尊敬する、自分が、この人、こういうところいいなと思ってる人があなたの友達でいてくれて、あなたのいいところってわかってくれてるでしょ? 自分のいいとこなんて自分でわかってなくていいのよ」って

佐々木:あーっ……

向井:いうのを観て、あ、なるほどな!と思って。自分がこれやんなきゃいけないとか、自分がここがいいから選ばれてるんだとか、自分で認識する必要ないんだって。

佐々木:そうなんだ……

向井:なんかいいと思ってるから選んでくれてるんだ、ぐらいの気持ちでやるようになりました。

佐々木:うわ~~~めっちゃ沁みました、いま。

向井:(笑)わかんないじゃないですか。なんで自分がこれ呼ばれてんのかなとか。

佐々木:そうなんですよ。だから、ちょっと自分の理想のその位置の人を真似てみたりするけど、もちろん上手くいかないし。でも、自分らしくはいたいけど、それってなんだろう……みたいな、めっちゃ思ってました。

向井:それを選んでくれたスタッフさんにしても、その番組観てくれてるファンの方にしても、あ、やっぱ佐々木さんがそのポジションやるよなってわかってくれてる人いっぱいいるんですよ。それでいいんじゃない?っていうことを。

佐々木:ありがとうございます!向井さん!

向井:こんな相談所みたいなコーナーじゃなかったんですけどね(笑)。

佐々木:向井の相談所(笑)。

向井:違います、違います。ルーレットトークだったんですけど。でも、悩みはもちろんありますから、そこら辺のね。

佐々木:そうなんですよ。向井さんがオードリーさんの番組でおっしゃってた「光で構えろ」っていう言葉が大好きで、私もそのキーホルダーはすぐ買いました。

向井:ほんとですか?(笑)

佐々木:一番最初にカートに入れました。

向井:ありがとうございます。いや、あれは大事ですよね。

佐々木:本当にそのとおりだなって。

向井:悩みすぎるとちょっとまた変な方向に行きがちになっちゃいますからね。

佐々木:そうなんですよ。それですごい救われてます。ありがとうございます(笑)。

向井:いやいや、とんでもない。ありがとうございます。まさかの変なコーナーになってしまいましたけれども(笑)。