ネガ⇒ポジ 2021年5月8日
西堀:我々マシンガンズ、コントやらない漫才師じゃないですか。
滝沢:はい、はい、はい。
西堀:漫才やらないかんな。マジでちょっとね
滝沢:おお、どうした?
西堀:思ったんだよね。この間、漫才の収録あって、もうオンエアされたんだよ、たぶんね。
滝沢:これからじゃない? ああ、まあ、そうか。この時点でもうされてるね。
西堀:されてるのよ。『ENGEIグランドスラム マチネ』の関東ローカルの夕方5時ぐらいまでの。
滝沢:若手が出る枠で急におじさんのマシンガンズが入っているっていうね。
西堀:ホームページ見たら、本当に新人みたいな感じで映ってて笑っちゃったけどさ。
滝沢:(笑)面白かったね。
西堀:一応ベテラン枠みたいなのに出してもらったの。結構漫才離れてたじゃない。
滝沢:離れてる。だって、最近、漫才をやるってなったら、テレビでやるだけだから、もうわからんな、感覚とかな。
西堀:で、やったじゃない。出来が悪くてね(笑)。
滝沢:悪かったよー。なんかあるんだよな。
西堀:ダメだったね。
滝沢:難しいね、なかなかな。
西堀:何がダメって明確なものがあるわけじゃないんだよ。
滝沢:そう! 感覚ではあるんだよ。
西堀:間違ったかと言われたら、別に間違ってない。
滝沢:別に間違えてはないんだよな。感覚であるんだよ、ちょっと。ああ、1コ入るのが遅かったなとか、あるんだよね、各々に。
西堀:あるんだよ。やっぱりさ、当たり前だけど、自分たちの100点に近いものを知っているわけ。そのネタの。だからといって滝沢にああしてほしいとかもないのよ。
滝沢:そうなの。そういうことでもないのよ。
西堀:ないんだよ。もうちょっと大きく、気構えとか、最近、試運転したか、みたいな感じになっちゃったの、俺は。
滝沢:終わってから、反省会もしてないのよ。各々の何か、自分のここがあれだったなというのは、各々であるのよ。
西堀:あるのよ。で、別にウケなかったわけじゃないのよ。
滝沢:そうなのよね。難しいとこなんだよ。
西堀:なんかね、俺はね、家帰ってから落ち込んでね。
滝沢:そうだね。思った、思った。
西堀:その会場自体は、別に、いやらしい話、いやらしいテクニックを使うから、ちょっと笑ったりしてんの。でも、なんか、あれもっとできたなとか。
滝沢:そういうことじゃないんだよな。
西堀:“もっとできた”も、気合入れればよかったではないんだよ。
滝沢:じゃないんだよなあ。難しいとこだよね。
西堀:単純に離れてるんだよな。
滝沢:うん、うん、うん。そうだね。
西堀:俺、次、マネージャーのタナカさんに会って、「ちょっと漫才入れてくれ」ってさ。月1回でもやらなきゃ。
滝沢:月1回、またライブに出ることになったんだ。しばらく出てなかったんだ。この1年間ぐらい。
西堀:忘れるぞって、本当に。
滝沢:忘れる。忘れるよ。
西堀:これは私、お笑い始めて初めての体験かもしれない。
滝沢:そうだね。よくオードリーが打ち上げとかで、前、ライブに呼んでくれた後やった時に、「多少出てないとできない」って言ってたね。そういうことなんだろうなと思ったね。
西堀:その頃我々はテレビ全然なくて、ライブはやってたから、その感覚わかんなかった、正直。そんな忘れるもんかなと思ったらさ、まんまと忘れてるもんだな。
滝沢:「やってみると、間違えてるわけじゃないけれども、なんかおかしい」って、ちょうど春日が言ってたよ(笑)。
西堀:癪には触るけど(笑)。
滝沢:癪には触る?(笑)筋肉の話だったら聞けるけどな(笑)。
西堀:やっぱ思った?
滝沢:思った、思った。
西堀:俺、それ一人で抱えてたの。嫁にも「元気ないね」って言われてたもん(笑)。
滝沢:(笑)まあ、まあ、そんな感じよ、俺も。
西堀:帰ってから、まあ、いいや、もう忘れちゃおうって思って酒飲んでもさ、よくないんだよ。
滝沢:2~3日忘れなかったかな。
西堀:やっぱそう?
滝沢:そうそうそう。
西堀:別にわざわざ滝沢にLINEしたり、言うことでもないわけ。
滝沢:今までも一回もないからな。
西堀:ないしさ、これ、だんだん俺のせいじゃないかとか、いろいろ考えるわけ。
滝沢:1コあるんじゃない? これをきっかけに、ちょっとスターダムにのし上がろうみたいなのがあるんじゃない?
西堀:…あった!(笑)
滝沢:(笑)