ゲスト テレビの春日

 

佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント 2020年2月21日

 

佐久間:ということで、もうそろそろ残り30分ぐらいになって、本人が「呼び込まないと出ない」と言っている。面倒くせぇな!

フワちゃん:ハハハハ

佐久間:視聴者の皆さん違うんです。僕らこうやってトークしてたのは、勝手に入ってくるって聞いてたんですよ。勝手に入ってくるって聞いてたから、待ってたんだけど、いまカンペが来て、本人が呼び込まないと出ないと言っている。

フワちゃん:アハハハハ

森本:何?その態度

佐久間:面倒くせぇなー。というわけで、本日3組目、4日間を通してお送りしてきたこの『東京ドリームエンターテインメント』、最後のゲストです。オードリー春日さんです。 

森本:え?

フワちゃん:ハハハハハハ

佐久間:え、ウソだろ?

森本:えーっ?

佐久間:あいつ、ラジオの春日で来るんじゃないの?

フワちゃん:アハハハハハ

森本:ブースの外でトゥースってやったから聴こえないって、春日さん。

佐久間:ブースの外でトゥースやったってわかんないから。

森本:ゆっくり

佐久間:ブースをゆっくり歩くんじゃないよ。

フワちゃん:アハハハハ

森本:アハハハハハ

佐久間:「うん」じゃないよ!

森本:すごーい。

フワちゃん:春日さん!

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(フワちゃんのストーリーから)

 

春日:やってきましたよ。

佐久間:やってきましたよ、じゃない。

春日:ねえ!歩くエンターテイメント春日でございますよ。

フワちゃん・森本:アハハハハハ(拍手)

春日:お楽しみいただけでしょう、やっぱりね。登場からエンターテイメントだから、やっぱり。

森本:アハハハ

佐久間:いや、違う違う。

春日:佐久間さん!

佐久間:違うんだよ、春日さん。

春日:何が違うんですか?

佐久間:春日さん、違うんだよ。

春日:何が違うんですか?

佐久間:俺、“ラジオの春日”で来るって聞いてんのよ。なんでさ、真っ白のズボンで、ピンクベストで、べっとりジェルをつけた“ザ・テレビの春日”で来るのよ?

春日:アタシだってラジオだからね、

フワちゃん・森本:アハハハハハ

春日:普通に来ようと思ってたんですけど、

佐久間:なんでだよ!

フワちゃん:アハハハ

春日:いろいろ、プランじゃないけど、普通に来てエンターテイメントの話? 佐久間さんとあんまりしっかり話したことがないから、

佐久間:ない、ない、ない。

春日:話ができる、ちょっと楽しみでもあったし。

佐久間:そうそう、楽しみ。

春日:あと、「最終日のゲストがなんで春日なんだよ?」つって石井ちゃんに詰めたんです。

佐久間・森本:アハハハハハ

春日:おかしい、並びが。

佐久間:そうね。

春日:ね?

佐久間:極楽とんぼ

春日:はいはいはいはい。

佐久間:東野幸司、秋元康、春日。

春日:春日ね。

フワちゃん・森本:ハハハハハ

春日:「最終日で春日が何なんだよ」っていうテンションで入ってこようと思ったら、それを既に森本ちゃんがやってたっていうね。

フワちゃん・佐久間:ハハハハ

森本:すいません!春日さん。ごめんなさい。

春日:やってたというか、

森本:先取っちゃったっす。

春日:先ね、「誰なんだ?お前」をやっちゃったから。

佐久間:そうね、そうね。

春日:なんでお前なんだよ?を

佐久間:春日より全然弱い人がやってたからね。

森本:先に最弱が出てしまったがゆえ。

春日:そっちのほうが全然強いじゃないですか、「なんで俺なんだよ?」っていうテンションが。なので、急遽(笑)部屋で着替えて。

佐久間:着替えたの?

春日:そうですよ!

森本:俺のせいだったんだ!

春日:何もなくフリーで来る、こんな怖いことないでしょうよ。

佐久間・フワちゃん・森本:ハハハハハハ

春日:武器がないんだから、だって。

フワちゃん:サイコー(笑)

佐久間:いや、違うのよ。俺もCM中に普通に待ってたら、急にディレクターの石井君が飛び込んできて、「か、か、春日さんが『俺は今日テレビの春日で行く』って言ってるんですよ」。で、ラジオの人たちが、「僕ら、テレビの春日さん知らないんで、扱いどうやったらいいんですかね?」って。

春日・フワちゃん・森本:アハハハハ

佐久間:ニッポン放送を戸惑わせるんじゃないよ!

春日:いいのよ、いいのよ、どっしり構えてりゃいいのよ、そんなのは。

佐久間・フワちゃん:アッハッハッハ

春日:ラジオなのに、この格好でゆっくり来るってだけでウケるんです。

佐久間・フワちゃん:ハッハッハッ

春日:ハズしたことないですよ、これ。

森本:ちゃんと勝算があって。

佐久間:ラジオブースをゆっくり歩くでハズしたことないんだ。

春日:そうですよ。ゆっくり歩いてハズしたことない。高田先生にもウケたんですから。

森本:ハハハ

佐久間:高田先生にウケるんだったら誰にだってウケる。

森本:間違いないっすね。

春日:なんでもウケますよ、安心しておけばいいんです、それはね。

 

フワちゃんと春日の出会い

佐久間:春日さんとは、フワちゃんとか森本は会ったことあんの?

フワちゃん:私はもうすっかり友達だよね~?

森本:そうなんだ!

春日:友達まではね(笑)こっちはその意識はなかったけども。

佐久間:なんで?なんで?

フワちゃん:メイク室で会ったら軽く2~3分は喋るし(笑)。

春日:ハハハハ

佐久間:だってメイク室のその“春日”になる前の春日なんてさ、まあまあ僕らが知ってる春日ですよ。打ち合わせの春日ね。

春日:はいはいはいはい。

佐久間:若林君が、ちょっと小さめに「あ、そうですか…」ってリアクションしてて、その後ろで背中を向けてスマホをイジってるのが春日だよ。

春日・フワちゃん・森本:ハハハハハ

佐久間:“メイク室の春日”といえば。ハッハッハッハッ

春日:確かにね。だから「フワちゃんから一方的に話しかけられた」というのが正しいですね。

佐久間:フワちゃんはそれを友達と思ったということね?

春日:そう。いきなりです。いきなり「あれ?目茶色くない?」って言われて。

佐久間・フワちゃん・森本:ハハハハ

春日:したら、こっちも開くしかないじゃない。

佐久間・森本・フワちゃん:ハハハハハハ

春日:戸惑ってたら、41の男がアワアワしてたら、メイクさんもいるし、ダサいじゃないですか。だから、何とかね、開いて、会話して。何度か番組で一緒になったことがあるんで。フワちゃんはそうですね。

佐久間:日テレ?

春日:ええ。

フワちゃん:日テレ(笑)。

春日:日テレやフジテレビやら。

佐久間:フワちゃんは日テレで売ってもらっているっていうふうに。

春日・森本:ハハハハハ

佐久間:さっきから俺にね「佐久間さん、日テレって凄いよ」って言うの。

春日:ハハハハ

森本:本番中に言うから。

フワちゃん:ニッポン放送で日テレに媚びてんの。

森本:ハハハ

春日:そんなことないだろうよ(笑)。

 

森本ちゃんと春日の出会い

佐久間:森本は?

森本:僕は、実は大学生の時に『学生HEROES!』という番組で

春日:出ました!伝説の番組『学生HEROES!』。

佐久間:おー!『学生HEROES!』伝説の番組。

森本:初回に出させてもらって。

フワちゃん:おー!

春日:あ、初回に?

森本:そうなんです。春日さんと相撲をとってるんです。

フワちゃん:えーーっ?

佐久間:初回で?

春日:はー。

森本:覚えてますか? 初回で。

春日:なんか、学生芸人? お笑いのサークルで、じゃねぇ、大学のサークルでお笑いをやってる子たちを集めてなんかやった。あ、相撲とったね。

フワちゃん:うわーっ!

森本:そうなんですよ。

春日:「かかってこい!」みたいな。

森本:はいはい。春日さん対全員で。

佐久間:じゃ、そんな相撲を取ったヒーローと同じラジオでついに共演できたわけだ。

森本:めちゃくちゃエモくないですか?

フワちゃん・春日:へへへへ

森本:感慨深すぎるんだけど。

佐久間:ちょっとね、エモくなりたい気持ちはあったんだけど、真ん中にフワちゃんがいるからさ(笑)。

春日・佐久間:ハハハハ

森本:あー、エモ帳消し女ね。

フワちゃん:はっけよい、のこったー!

佐久間:今、そのトーンじゃねぇから。

森本:ハハハ エモ帳消しの女性なんですよ。

フワちゃん:エモ帳消し。

春日:ああ、会ってたんだね?

森本:実はそうなんですよ。

春日:ああ、そうでございますか。

森本:それぶりですね。

春日:つながってくんですよ。

 

 

佐久間:春日、実は僕も春日とちゃんと喋ったことが一回もないのよ。

森本:あ、そうなんですか?

春日:そうそうそう。若林さんとは仲がね。

佐久間:そうそうそう。若林君とは結構ガッツリ喋るし、なんだったらLINEも知ってるし。っていう仲だけど…え?でも、春日ってそんな、めちゃくちゃ仲いいスタッフって水口君だけでしょ?

春日:ウッフフ

佐久間:水口君ていうディレクターがいるんだけど。

森本:はいはい。

佐久間:水口君というテレビのディレクター以外でテレビのスタッフで仲いい人っているの?

春日:仲いい人は、ま、いないですよね。

佐久間:いないよね? だから、コンビってどっちかがそうじゃん。

フワちゃん:ああ。

森本:そうですね。外交担当、みたいな。

佐久間:オードリーって珍しいんだけど、この格好の春日のほうが外交担当じゃないんだ。ハッハッハッハッ

フワちゃん・春日:ハハハハハ

森本:意外でしたね、それは。ハハハ

春日:そうそう。私のほうが全然人見知りですからね。

佐久間:全然人見知りっていう(笑)。

森本:飲み歩く人のイメージでしたけど。

春日:だから、今日も不思議だったんですよ。これ、若林さんじゃないの?と。

森本:そっか。

佐久間:若林君は一回絡んでるから。

春日:ああ、ああ、オールナイトニッポンの番組のほうに。

佐久間:というのもあるし、若林君とは結構話してるから、俺、春日と喋りたくて。

春日:はあ。

フワちゃん:へ~。

森本:じゃ、この場を借りて話したかったということなんですね?

佐久間:そうそうそうそう。

春日:なるほどね。だから、それはありがたいよ。で、最終日に置くっていう仕掛けも作ってくれたのに、森本ちゃんが台無しにしてくれたという。ハハハハ

森本:ごめんなさい(笑)。

フワちゃん:ハハハハ

春日:ハッハッハッハッ

佐久間:森本ちゃんがね。

春日:森本ちゃんが。

森本:念を押さなくていいんですよ、僕が台無しにした話。

春日:だから今、こんなことになってるんだよ。

フワちゃん・佐久間:アーハハ

春日:こんなザマになってピンクのベスト着てさ。

森本:春日さんにフル装備をさせてしまった。

佐久間:お前、自分の正装を“ザマ”って言うんじゃないよ!

フワちゃん・春日:ハハハハ

森本:これで売れたんすから。

春日:そうですよ。

 

佐久間:春日さんは、オードリーは、ちょくちょくいろんな番組にゲストには来てもらってたけど、あと、動物番組を4年前ぐらいに一回やったことがあるんだけど、今、オードリーがテレ東でずっと動物番組やってんだけど、それ一番最初にお声をかけたのは僕なのよ。

森本・フワちゃん:へー!

春日:そうですね、そうですね。我々とか大地真央さんとかね。

佐久間:大地真央さんとかハライチの澤部とかと一緒に。それがオードリーが残ってずっと続いてんだけど、俺は早々にその番組から別の番組に移っちゃったから、久しぶりに去年から『あちこちオードリー』というオードリーの冠をやれたの。やれたらね、ちょっと待てよと。春日、めちゃくちゃツッコミ上手くなってんなと思って。

森本・佐久間:ハハハハ

森本:成長してたんだ、春日さん。めちゃくちゃ嬉しくないですか?

春日:いや、嬉しく…ただイジられてるだけだ、それは。

佐久間:イジってないよ。

春日:変わったイジり方をされてるだけで。

佐久間・フワちゃん:ハハハハ

森本:知らない春日さんのイジりなんですね?

春日:そうよ! 私のツッコミがすげぇオンエアされて、テロップになるんだから。

森本:ハハハ

春日:そんな番組、ほかにないんです。

フワちゃん:すげぇ!

佐久間:春日のツッコミが唯一コメントフォローが載る番組『あちこちオードリー』。ハハハハ

春日・フワちゃん:ハハハハ

春日:いや、イジってんすよ、それは。

佐久間:いや、違うのよ。

森本:えー?イジりじゃないですよね?

佐久間:ほんとに……(曲♪)……あれ? あ、この後曲にいくのね。ごめんなさい。続いて曲です。小沢健二の『アルペジオ

この後も春日君には残ってもらって、いろいろお話聞きたいです。

フワちゃん:えっ?

佐久間:ということで、森本君とフワちゃん、これで終わりです。お疲れっした。

フワちゃん:えっ?ヤダ!待って、ちょっと写メ撮ってから帰ろう!

佐久間:写メを撮るのはいいよ。

森本:曲中にね。

 

 

(CM)

 

佐久間:テレビ東京の佐久間です。この時間は、『佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント』をお送りしています。ゲストは、オードリーの春日君です。

春日:トゥース!

佐久間:オッホッホッハッハッハッ

春日:ええ、降臨してますけどね、私が。

佐久間:お前ちょっと待て(笑)。ラジオでトゥースとかやんねぇだろ?ハッハッハッハッ

春日:ハハハハ いや、エンターテイメントの番組なんでしょう?

佐久間:ああ、そうだ、そうだ。

春日:それはやりますよ。

佐久間:というわけで、最終日は、金曜日の大トリは春日君ですよ。『あちこちオードリー』を一緒にやっててっていう。いや、本当にびっくりしたんだよなぁ。

春日:何がですか?

佐久間:春日が……俺、春日はずっと好きなのよ。俺とバカリズムは春日をずっと好きだから。ハハハ

春日:フハハ バカリズムさん、評価高いんですよ。

佐久間:俺とバカリズムは春日の評価がすごい激高だから。

春日:ええ。もうヒーローだと思ってくれてますからね。ハッハハハ

佐久間:だって俺、マジ歌にピンで呼んでるんだから。フハハハハハ

春日:本当ですよ。あれもなんで……佐久間さんのオファーって大体「何でなんだろう?」って思う。まずそこが先なんですけどね。

佐久間:なんだけど、それは元々好きだったんだけど、

春日:はいはい、ありがたい。

佐久間:『あちこちオードリー』で仕事したら、要は、あれ、ちょっとラジオに近いじゃない?

春日:まあ、ほとんどラジオですよね。

佐久間:そうすると若林は回しつつボケるじゃん?

春日:まあまあ、そうですね。

佐久間:“テレビの若林”やんないじゃん。

春日:ハハハハ

佐久間:“テレビの若林”やんない中、“テレビの若林”をやんないなと思ったら、春日がガンガン突っ込むんだよ。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハハハ

佐久間:っていうのと、あと俺、やっぱ昔のオードリーと違うなと思ったのは、そしてその春日のツッコミで若林がすげぇ笑うんだよね。

春日:ああ、そうですね。

佐久間:昔は、要は、春日が突っ込んでも次のことを考えていた感じがするんだけど、なんかそれが違ったなぁと思って。「うわ、ヤベぇ、オードリー面白くなってんじゃん!」っていう風に『あちこちオードリー』を見て思ったから、その話もあるから春日と喋りたいなと思ったの。

春日:ああ、そういうことなんですね。ただ単にオチ的な感じで呼んだわけじゃないんですね?

佐久間:違うよ。オチ的に呼ぶにしては荷が重過ぎるだろ? ハッハッハッハッ

春日:ハハハハ ゲストのオチとして呼んだわけじゃないんですね?

佐久間:そうそうそう。

春日:ああ、それはありがたいですね。いや、逆に言うとあの番組はもう自由にやらせてもらってるんで。

佐久間:そうだね。

春日:で、ゲストの方もね、本当に今のところ喋りたいというか、興味があるというか。という方々ばっかりなんで。

佐久間:今週と先週オンエアーのアンミカさんの回。アンミカさんの回の春日のツッコミ、キレキレだからね!

春日:いやいやいや(笑)。

佐久間:あのさ、アンミカに喋るだけ喋らせといて、「もう黙れ!」っつって(笑)バサッ!つって(笑)。

春日:ハハハハハ いや、あれは別に突っ込んでるんじゃなくて、本当に「うるせえな」って思うじゃないですか。やっぱり動くんですよね。心が動くんで。なんか「ツッコミを入れてやろう」とか、そういうのないですよ。ツッコミじゃないですし。そういうゲストの方ばかりなんで、たまたまそうなっちゃう。カトちゃんの話とか、やっぱりそうなるんですよね。

佐久間:ああ、カトちゃんの話ね。あの……(笑)カトちゃんのエピソードをカトちゃんの奥さんが喋るわけよ。左とん平さんと

春日:小野ヤスシさんとカトちゃんさんが

佐久間:その3人組が常に一緒にいるっていう時で、で、「いないと思った時も左とん平さんがいたんですよ」って言った時に春日が「いるんかい!」って(笑)。

春日:「しょうがねえな、とん平は!」とかって(笑)。もう大先輩なのに(笑)。

佐久間:大先輩に(笑)。

春日:あれは別にツッコミじゃないですから。本当に「しょうがねぇジジイたちだな」って思ったんで(笑)。

佐久間:で、それが、まあ俺は新鮮で。しかも春日の言うことで若林が爆笑するなと思って。

春日:ああ、まあまあ、そうですね。それはありますね。

佐久間:それが、昔よく仕事をしていたっていうか、若手に近い頃に、ゴッドタンとかによく来ていた頃のオードリーとは違うなと思って。

 

春日:でも、あの頃は違いますよ。それこそテレビに初めてネタ番組以外で呼んでもらったのって『ゴットタン』ですよ。キモンスターで呼んでいただいて。その時も、まだレッドカーペットとかああいうショートネタのところで、ショートネタでテレビ出ぐらいの。トーク番組でもそんなに出てない。「こいつら何者だ?」ぐらいのところで。ネタじゃないじゃないですか、キモンスターなんて。オードリーという芸人の力でやる番組なんて、あれが初めてぐらいですよ。

佐久間:ゴッドタンに初めて出た時さ、設楽さんにネタを4回、やらされたもんね。

春日:やらされた(笑)。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:ハハハハ 1分ぐらいのネタ、4回ぐらい(笑)。

佐久間:4回やらされて(笑)。

春日:そういういじられ方されて。

佐久間:でも俺、いまだに覚えてるよ。2人が、ネタ番組以外の番組でゴットタンに出て。ゴッドタンのキモンスターってめちゃくちゃやってる企画じゃん。めちゃくちゃ泥だらけみたいになった後、2人がキラキラした目で「楽しかったです!」「楽しかったです!」って言って。若林くんはあの時、「こういう日々が毎日続くんだと思ったら、ゴッドタンだけだった」っつって。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハハ そういう意味ではちょっと罪深いですよ。夢を見せちゃった番組ですから、一回ね。

佐久間:そしたらその後、やっぱテレビのいろんな番組に呼ばれるじゃん。ありがたいけどさ。情報番組とかね。で、食レポとかもやらなきゃいけないし。そういうので若林君の目がどんどんに濁ってったんだよ。ハッハッハッハッ

春日:そうですね。フハハハハ

 

佐久間:春日はさ、別にその状況状況を受け入れられるじゃん?

春日:まあ、はい、そうですね、そうですね。

佐久間:若林君が言っていたけど、売れてない頃に「このままじゃダメなんじゃないか」って若林は思ってたけど、春日に言っても春日は「いや、幸せです」って答えたんでしょう?

春日:フフフフ これはこれでね。今は今で。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:ハハハハ 「バイトして、ネタ見せ行って、落ちて」みたいな日々が。まあまあ、そんな中でも、そんな「嫌で嫌でしょうがない」、若林ほどは思ってはいなかったですよね。

佐久間:そうでしょう? そう言っていたもんね。

春日:慣れちゃうというか。

佐久間:どんな環境でも大丈夫なんだもんね。じゃなかったらむつみ荘に住めないもんね。ずっとね。

春日:まあ、そうですね。嫌で住んでるわけじゃないですからね。楽しくてしょうがない。「ここが好きで住んでる」みたいな。だから、それが今も生きてるというか。長いこと練習して競技に出るとか。この間、重量挙げに出るとか。

佐久間:ああ、そうだそうだそうだ。

春日:あんなの9カ月ぐらいずーっと練習してオンエアー1回とかですからね。ハハハハハ

佐久間:ハハハ 見たよ。見たよ。ふざけた部分、全部カットされて。ハッハッハッハッ

春日:真剣にやって(笑)落ちて「すいません」(笑)。で、おしまい。ハッハッハッハッ

佐久間:いや、見たけど。あれはだから春日じゃないとできないと思うし。やっぱ特殊な芸人だよね。そういうところもそうだし。

 

俺が……まあ、若林君とも話したことないけど、春日がさ、オードリーがたぶんゴッドタンに出た10年前ぐらいからラジオが始まって。それで最終的に武道館に行くぐらいまでさ、要は売れたわけじゃん。

春日:まあ、そうですね。

佐久間:今も売れているわけじゃん。

春日:もちろん!

佐久間:そういう時の気持ちってどういう感じなの?

春日:そういう時の気持ち…いや、でも…。

佐久間:売れなくても大丈夫だったわけじゃん。

春日:まあ、そうですね。

佐久間:そういう人間が売れるってどういうことなんだろうと思って。

春日:いや、だから、ふと思う時はありますけどね。家とかにいて。「あれっ? 何でここに住んでるのかな?」みたいな(笑)。

佐久間:結構いい家に住めちゃってる自分に?

春日:そうです。やっぱりむつみ荘テンションなんですよ。ずっとね。なので「なんだ、ここは?」って思う反面、テレビ局に入っても「ああ、まあここは居場所だな」って(笑)いう思いもあるし(笑)。

佐久間:受け入れられるから。

春日:受け入れられるんで。

佐久間:だからさ、あれだよね。今後さ、まあそんなないとは思うけど、売れなくなっても受け入れられちゃうタイプの人だもんね。

春日:いやー、そうかもわかんないですね。最初はそのギャップにね、「あれっ? 全然テレビに呼ばれないな?」と思うかもしれないですけど、それがもう当たり前になって(笑)いって、「それはそれで」って思うかもわかんないですね。

 

佐久間:相方の若林君はさ、エッセイとかにも書いている通りさ、右往左往するじゃない。右往左往というか、自分の意識の中で。それは相方だから隣で見ていたらだいたい分かるじゃん。

春日:はいはいはい。

佐久間:それはどういう目で見てんの?

春日:「ああ、まあ、なんか思うところはあるんだろうな」って思いますけど、「自分にできることはないな」って

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:思って見守るというか。

佐久間:代われないからね。

春日:そうですね。それは昔からそうなんで。

 

佐久間:なるほどね。この間の『あちこちオードリー』の収録でさ、他のコンビが信頼し合ってるのを見た若林がさ、急に春日を指差して「お前は俺を1回も褒めないな!」っつって。ハッハッハッハッ

春日:ハッハッハッハッ

佐久間:「ぶっ殺すぞ!」っつってたもんね(笑)。

春日:オンエアしてたじゃないですか! なにオンエアしてくれるんだと思って。家で見てて(笑)。あんな土曜の昼間に「ぶっ殺すぞ」なんて絶対にダメだろ(笑)。

佐久間:ほんとはね(笑)。

春日:ほんとは(笑)。思いましたけど、でも、それはありますね。

佐久間:言っていたよ。若林、怒ってたじゃん。収録の時。

春日:だからほかのコンビとかを見て、私もびっくりしましたもん。「こんなにお互いのことを知ってるんだ」って思って。

佐久間:そうそうそう。だってお互いを褒め合ってさ。たとえばCreepy Nutsもそうだし、あの時いた銀シャリもそうだし。お互いのコンビ感を分かっていて……まあまあ、コンビ仲がいいのが流行りとは言わないけど、でも結構多いじゃん。

春日:まあ、そうですね。今はね。

佐久間:そこにさ、オードリーって不思議だよね。別にめちゃくちゃ仲いいわけでもないけど、悪くはないじゃん絶対。

春日:悪くはないですね。

佐久間:褒めろよ、もっと。若林を。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハ いや、ありがたいなとは思ってます、それはね。

佐久間:心では?

春日:ええ。だってネタだって私、20年1回書いたことないですからね。ハハハハハ

佐久間:ハハハハハハハ

春日:それを書いてもらって。それはありますけど。

佐久間:そうでしょう?

 

キッズ・リターン

佐久間:だってコンビ間の会議をしたのはあの事件の時だけでしょう?

春日:フハハハハ

佐久間:ハッハッハッハッ 若林の家に行った時だけでしょう?

春日:そうね。久しぶりにね(笑)。家行ってね、正座をしながらね(笑)。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:いや、ソファーに座るわけにいかないじゃないですか。さすがにね。

佐久間:ああ、そっか、説明の時に。何?お前、若林の家で正座したの?

春日:ソファーと正座ですよ。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:そりゃそうでしょう。並びでソファーに座って「いやー」なんて言えない。そのへんの常識はありますからね。私もね。

佐久間:お前、「常識ある」って言うなよ。

春日:フハハハハ

佐久間:引き起こしたことでだ。

春日:ハハハハ いや、あれはね、相当ね、やってもらいまして。

佐久間:なんだっけ? 若林になんて言われたんだっけ? 「俺たち、いつの間にかこんなふうになっちゃったな」って言われた。なんかそんなようなことを言われたって言ってなかった?

春日:フハハハハハ まあまあ、そうですね。「気づかない間にこんなことになっちゃったな」って(笑)。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:いや、笑ってんじゃない(笑)。笑うのおかしいでしょう? なに笑ってんだ(笑)。

佐久間:いや、逆キッズ・リターンみたいだなって。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハハ

佐久間:キッズ・リターンの「俺たち、こんなふうになっちゃったな」みたいな。ハッハッハッハッ

春日:2人乗りしながらね(笑)。

佐久間:芸人という2人乗りをしながらさ(笑)。

春日:校庭グルグル回ってね(笑)。

佐久間:グルグル回って。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハハ

佐久間:いや、俺、この話すごい好きなのよ。オードリーのその……ハッハッハッハッ

春日:ハッハッハッハッ いや、そうですよ。そんなのありましてね。

 

佐久間:珍しくその時にLINEもらったもん、若林君から。

春日:ああ、そうですか。

佐久間:「明日、そうなんですよ。明日、ラジオで春日と対決しなきゃいけないんですよ」。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハハ いや、笑うのおかしい(笑)。いや、結構シビア(笑)。だいぶね。「どうする?」なんつっていっていろいろやってもらってね。

佐久間:いやいや、笑えるのはさ、別にそれがあったからって俺はオードリーと仕事しないわけないから。別に関係ないからさ。だから別に笑えるわけ(笑)。

春日:フフフフ いや、ですけど、そんな大口を開けてね、「ワハハハハハッ!」って笑うのも、私はどうしたらいいのか?っていう。目の前でね。

 

芸人としての夢

佐久間:今年さ、2人とも結婚したじゃん。

春日:はいはいはい。

佐久間:こっから先、春日の夢とかあんの?芸人としての。

春日:芸人としての夢……

佐久間:体もさ、今は全然張れるけど。

春日:いや、そうですね。あと10年後ね。51とかになったら、それこそ若い子たちがね、春日みたいな子も出てくるでしょうしね。

佐久間:出てくるかもしんないよ、だって、ティモンディとかさ、今週。

春日:はいはいはいはい。

佐久間:高岸君とか。

春日:そうですよ。ありますから。

佐久間:びっくりしたけどね。何話しても宗教家みたいなことしか言わないから。ハハハハ

春日:フハハハハ 「できる!」ですよね?(笑)

佐久間:できる。「佐久間さんもできる」しか言わないんだよ。ハッハッハッハッ

春日:ハッハッハッハッ いや、そうなんだよなぁ。出てくる…どうなるかわかんない。どうしたい、みたいのないですよね、あんまり。

佐久間:でも、体はずっと張りたいんでしょう?

春日:ロケとかね、行きたいですし。ウーン、なんだろうなぁ……。1人ロケがやっぱいいですよね。生放送の中継みたいのがベストですよね。

佐久間:それが一番仕事として楽しい。

春日:楽し…まだやれてないですけど、スタジオからいろいろ振られてとか、聞かれて、みたいな。そういった意味じゃ『旅サラダ』のラッシャー板前さんになってくるんですね。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:あそこ最高ですよね。

佐久間:狙ってんの、あそこ? あそこが一番いいの?

春日:あそこ狙ってますよ。『旅サラダ』のラッシャーさん。

佐久間:『旅サラダ』のラッシャーさんが最終目標?

春日:そうですよ!

佐久間:(笑)

春日:前、見てたら、野菜ジュース作るかなんかでミキサーが来ないでそのまま終わった時ありましたから。

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:そんなの

佐久間:そんなの許されないよね。

春日:絶対ダメじゃないですか。

佐久間:絶対ダメ。

春日:だけど

佐久間:ラッシャーさんは?

春日:許されて、面白かったし。

佐久間:ああ、面白いんだったらね。

春日:そこまでやっぱいきたいですよね。

佐久間:そこまでいきたいのか。

春日:あれはちょっと、あのポジション、ちょっと夢かもしれないですね。

佐久間:いやいや、ちょっと待って(笑)。そのポジションが夢って若林が聞いたら絶対怒るよ。

春日:ハハハハハ

佐久間:ハッハッハッハッ コンビとしてのゴールじゃなくて、『旅サラダ』のラッシャーさんが夢だっていう春日の話。ハッハッハッハッ

春日:いや、そうですね。ハッハッハッハッ 「お前そんなこと思ってたのか」つって。

佐久間:「そんなこと思ってのか。俺たちも遠いとこまで来ちゃったな」って言うよ、また。ハハハハ 若林が。

春日:ハハハハハ また、そうかもしれない。呼ばれるかもしれない、家にまた。

佐久間:家にまた呼ばれるよ、お前。「お前、正座しろ」つって。「お前、ラッシャーさんが夢って本当か?」っていう(笑)。ラッシャーさんはいいけど、『旅サラダ』のあのポジションがゴールっていう。

春日:ハハハハハ

 

昔と今の漫才

佐久間:あの~、春日から見た若林君ていうのはどうなの? 要は、ずっと…さっきさ、「自分でできることは何もない」って言ったけどさ、漫才とかって変わってきたりしてるの?

春日:ああ、でも、変わってきてますかね。昔よりは、春日に任される部分が多くなってきたというか。

佐久間:やっぱそうだよね?

春日:フリーというか、ええ、自由に動ける…

佐久間:昔よりアドリブが漫才ですげぇふえてる感じするんだよね。

春日:ああ、でも、そうですね。そういうシステムにどうやらしたらしいですね。

佐久間:(笑)

春日:ハハハハハ

佐久間:気づかないうちに、奴が?(笑)

春日:ええ、そうですね。若林君とサトミツがそういうふうにしたらしいですよ。どうやらね。

佐久間:昔はさ、春日のアドリブが一切入んないぐらいガチガチだった感じがすんのよ。漫才が。

春日:ああ、まあま、そうですね。ええ、やりとりというか、お互いにやり合うみたいな感じでしたね。うん、まあ、だから、うーん、なんでしょうね。

佐久間:なんだろうね。だって武道館でやった30分ぐらいの漫才はさ、ある程度のシステムと、次の行き先は決まってんだろうけど、間は2人で遊んでる感じだったもんね。

春日:ウッフフ まあ、そうですね。

佐久間:オードリーってお互いを信頼するようになったんだなと思ってた。ハッハッハッハッ

春日:ハハハ いやいや、なんでほっこりしてんですか!

佐久間:あの漫才を見ながらね、俺は。ハッハッハッハッ

春日:ハハハハ だから、年齢とかそういうのもいろいろ上がってきて、変わっていったんじゃないですか? ちょっとわから…それは若林に聞いてもらいたいですけどね。

佐久間:うん、まあまあ、でも、若林君には聞けないじゃん。絶対答えねぇーし。ハッハッハッハッ (~♪)

春日:ハハハハ そうか。でも、私に聞いてもわかんないから、どうせ(笑)。

佐久間:なんなんだ、お前ら!(笑)答えねぇーわ、わかんねぇーわ。ハハハハ

春日:ハハハハ

佐久間:この後も春日君にいてもらってもいいかな。どうですか? じゃ、最後のゾーン、春日君もいてもらいたいと思いまーす。

春日:はい。

 

(CM)

 

佐久間:『佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント』、そろそろお別れの時間です。

(略)

佐久間:4日間やった大トリを春日君とやりました。

春日:へい。

佐久間:春日さ~ん、初めて目で向き合って喋ったね。

春日:そうですねぇ。ついに4日目にしてよく走りきりましたね。

佐久間:アハハ 偉そう! ハハハハハ

春日:ハハハハハ これは大したもんだ。

佐久間:4日間やって、間にオールナイトあったから5本だよ。ハッハッハッハッ

春日:すごいな。

佐久間:今週ね、10時間ラジオやってんの、俺。テレビ担当してる時間全部総合しても3時間半だから。ハハハハ

春日:ハハハハ ラジオの人だよ、それ。

佐久間:ラジオの人になっちゃった。

春日:完全に。

佐久間:いや、でも、春日とこんな長く喋ることなかったから、そして多分だけど、こういう機会がない限り、絶対喋んないもんね。

春日:まあ、そうですね。喋らないですね。

佐久間:だってさ、飲みに行ってもお笑いの話することなんかないじゃん。

春日:ない、ないです、ないです。

佐久間:水口君ともしないでしょ?

春日:しないです。たいがい「この料理が旨い」っていう、目の前の料理の話。

佐久間:ハッハッハッハッ わかるわかる。俺もね、基本的にはお笑いの話は仕事終わったらしないから。

春日:あ、そうですか?

佐久間:だから、本当にあれなんですけど。

ということで、もう春日君と話が尽きないんですけど、4日間これでおわりです。

春日:あ、もう終わり?

佐久間:はい。ここまでの4日間のお相手はテレビ東京の佐久間宣行でした。春日君ありがとうございました。

春日:ありがトゥーース!

佐久間:ハッハッハッハッ

春日:ハァ~~ッ! フフフフ

 

 

 

口には気をつけろ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2020年2月22日

 

若林:春日はね、ほんとに言うと、ドラマとかはあると思ってんだよね。

春日:ヒヒヒヒ

若林:テレ朝のサスペンスとかでさ

春日:ハハハハ

若林:刑事のベテランの3番手みたいなさ。で、路線バスに乗る、はあるかもな。

春日:いやいや、別にどうしても路線バスに乗りたいわけじゃないのよ(笑)。

若林:漫才に対するプライドとかないじゃん。

春日:ないっていうことはないけどね。

若林:「ないってこともないけどね」ぐらいでしょ?

春日:「ない」って言われちゃうとね。

若林:俺、リトルトゥースとお前にテロ仕掛けてやろうと思ってんだよね。

春日:どういうことよ?

若林:お前がそんなこと言うんだったら、ほんとにやめてやろうと思ってんの、いつか漫才を。

春日:ハハハハハ

若林:もうドン引きさせてやろうかなと思ってんだよ。

春日:ハッハッハッハッ

若林:やめた…やめたぜ、おい……(笑)お前がそう言うから。

春日:ハッハッハッハッ

若林:ハハハハハ

春日:あ~(笑)

若林:テロしてやろうと思ってんの。ある日、「漫才やめます、オードリーで」つって。

春日:もう一切やらないってことでしょ?

若林:一切やらないっていうのをいつかやってやろうと思ってんだよね(笑)。

春日:ハッハッハッハッ

若林:そんなこと言うからだよ(笑)。

春日:あ~困るね、それは困る。テロだね~。

若林:ハハハハハ

春日:混乱するよ、それはな。

若林:そうでしょ? だからお前、口には気をつけとけよ。

春日:ハハハハハ

若林:ハハハハハ

春日:いきなりやめられる時が来るかもしれない。

若林:そんな「ないわけじゃないけどね」とか言ってる、急にやめてやろうと思ってんの。

春日:ハッハッハッハッ

若林:ハハハハハ

春日:そうなったらもう遅いね。

若林:遅いよ、そうなったら。

春日:気をつけなっきゃないな。

 

 

キン消しでアメフトのフォーメーション

 

オードリーのオールナイトニッポン 2020年2月15日

 

(冷蔵庫に2本入っていたビタミンC入りのドリンクを2本とも飲んでもとがめないニョボ林ではあるが)

若林:キン消しだけはちょっと言われるんだよね。日に日に増えていくからかな。机の上に。

春日:何て言われるんの?それ。

若林:「また買ったんですか?」って。

春日:ああ、ちょっと気にしてる言い方だね。あ~、てしかに。(「確かに」の意味の春日語)

若林:毎回言うんだけど「全部同じじゃないですか」って言うんだけど、意味がわかんないよね。ムカついてないんだけど、意味がわかんなくない?「全部同じじゃないですか」って。だってキン肉マンブラックホールは違うじゃない(笑)。

春日:まぁまぁ、そうだね。

若林:(笑)わかる?言ってる意味。

春日:わかる、わかる。被ってない限りでしょう?

若林:うん、そうそうそうそう。

春日:違う超人である限りは違うけど、でも、興味ない人には「キン消し」というものでしか見てないんじゃない?大きくさ。

若林:はいはいはいはい。

春日:よく見たら全然違うよ、そりゃ。

若林:違うでしょ?(笑)

春日:顔の真ん中に穴あいてるのとさ(笑)頭が尖ってるものはやっぱ違うよ。キン肉マンと。

若林:正直こっちもさ、ピアスなんか全部同じに見えるよな。

春日:ああ、見える!

若林:(笑)「これ可愛い」って言ってるけど、同じに見えるよな、あれな。

春日:あ、同じだな全く。「1個でいいじゃん」と思うもんね。

若林:ハハハハハ

春日:「それ壊れたら買えばいいじゃん」て。

若林:そんなの一番怒られるだろうな。

春日:言ったことはないけど、そうだろうね。ああ、だから、そこら辺はわかってもくれないだろうしね。「違う」って言っても。

若林:それで、この間、キン消しをながめてて、ちょうどスーパーボウル帰りっていうのもあんだけど、アメフトのフォーメーションを作ってみようと思って、体大きい選手がいいポジションとか、足速い選手がいいポジションとかあるじゃん。

春日:うんうん。

若林:並べてたのよ。

春日:はいはい、キン消しを。

若林:例えば、ザ・魔雲天は、センターかな

春日:センターだよ。どう考えてもセンターよ。センターかDTね。

若林:(笑)

春日:どう考えても。

若林:そうじゃん。俺ね、夜中の1時頃始めたの、それを。ガードは、ジャンクマンなんじゃねぇかなと思って。

春日:まぁ、ホールディングないしな、あの手だとな。

若林:ホールディングないじゃん。俺も全く同じこと思ったんだよ。

春日:ハハハハ

若林:ホールディングないから、プロテクションめちゃくちゃできるんじゃないかなと思って。

春日:痛いしね。刺さったらね。

若林:そうそうそうそう。

春日:ああ、いいかもしれんなぁ。

若林:サンシャインがガードにくると、みたいなことで、ザ・武道がタックルで、みたいな。

春日:サンシャインがガー…タックルじゃないの? 動けるの? 速い?

若林:そこはあんだよね。でも、悪魔将軍がガードか。そしたら悪魔将軍、逆にセンターにしたほうがいいのか、とか。センターって相手のディフェンス見て、結構伝達するリーダーだから、オフェンスラインのプロテクションは頭いい人がやるからさ。

春日:なるへそ。はいはいはいはい。でも、悪魔将軍はQBじゃない? 悪魔将軍は。

若林:それも考えたんだけど、テリーマンがQBなのかなとか思ったんだけど、テリーマンて短気だから。

春日:(笑)そうだね。

若林:第4クォーターで負けてるとちょっとしんどいだろうなぁ。だから、やっぱ火事場のクソ力があると思うと、キン肉マンなんだよね、やっぱ。置き所がない、キン肉マンQB以外で。

春日:なるへそ。

若林:とかいって始めたら。

春日:まぁま、おもしろいね、そう考えていくと。

若林:もう2時とかになってて。

春日:なるだろうな。

若林:俺、時計見てびっくりして。したらニョボ林が「何してるんですか?」みたいになっちゃって。

春日:それはそう。それは怖いでしょう。

若林:ずうっとテーブルで「ウーン」とか言ってるから、キン消し並べて。

春日:うんうんうん。

若林:したら、看護師口調だったよ。「寝ますよ~」って言われて。「電気消しますよ~」って。「いや、ちょ、ちょっと待ってね」つって。

春日:ちょっと変だもんね。

若林:(笑)「電気消しますよ~」って看護師口調で言われたんだけど、でも、ちょっとこれは寝れないと思って。気持ちの整理がついてなくて。

春日:決まらないと。しっかりとオフェンスとディフェンスを。1つのチームか。チーム決めないと。

若林:そう。向こうはスーッと寝室に入ってったよね、やっぱり王位争奪の前みたいな正義超人同士の仲違いみたいに(笑)。

春日:仲違いまではいってないだろうけどね。

若林:そうですね。

そうそう、それで結局、2時間ぐらいかけても、納得いかねぇなぁとか思って、買ってくと怒られるから。で、『潜在能力テスト』が湾岸スタジオだから、湾岸スタジオの時はダイバーシティに必ず岡田と寄って、岡田とまずバスケットボールのゲーセンでゲームをやるのは決まってんのよ。

春日:ああ、もうそうなった?

若林:自己ベストを更新するまで帰らないというのを2人で決めてて。

(中略)

若林:俺がその後、キン消しのガチャガチャやるんだけど、結局、買ってくと怒られるから、そのまま家帰るじゃん。だから、隔週でガチャガチャをやってるってことよ、俺は。

春日:なるへそ。

若林:湾岸スタジオの時に。

春日:はいはいはいはい。

若林:帰ると、まず駐車場でカプセルから全部出すわけよ。キン消しを。で、カプセルだけビニール袋にまとめて、ごみ捨て場に寄って捨ててから、証拠隠滅してから部屋に帰んないとさ、「また買ったの?」っていうことになっちゃから。

春日:でも、キン消し自体は持ってるわけでしょ?

若林:キン消し自体は持ってるんだけど、増えてくんだけど、あんまわかんないかなと思って。全部同じに見えてるなら。

春日:ああ、目のつくところに置いておかなかったらわかんないか。

若林:そうそう。ただ、俺は今、毎日フォーメーションを考えてるから、完成させたいわけよ。最強の超人で作ったキン肉マンのオフェンスとディフェンスを。で、俺、アシュラマンて手が6本ついてるけど、じゃ、レシーバーにってなるじゃん。でも、レシーバーって、腕が6本ついてたら有利なのかなって思ったんだよね。逆にコーナーバックのほうが。

春日:ディフェンスのほうがいいかもね。

若林:だよな?

春日:来たらタックル行けるだろうし、なんならボールも取れる可能性があるわね。

若林:そうだよね。相手バンプしながらボールいけるっていうか、感じもあるし。やっぱそうだよな。

春日:確かに。言われてみればね。

若林:レシーバーじゃないじゃん。意外とレシーバーはペンタゴンだったりするんだよね。

春日:ペンタゴンはいいよ。飛べるからね。

若林:(笑)

春日:それはもう無敵でしょ。

若林:そうなのよ。

春日:それはでも、ルール的にダメになりそうだね。翌シーズン。

若林:まぁなぁ。

春日:ペンタゴンをレシーバーに置くのは。

若林:改正されるからね、NFL

春日:飛ばれちゃったら無理。それは難しいじゃん(笑)。

若林:ブラックホールはやっぱコーナーバックなのかなとか、ボール吸い込めるから。

春日:いや、それ、まぁね。だけど、翌シーズン禁止されそうだね。吸い込んじゃったら。

若林:吸い込んで、吸い込み切らなくて、スポッてはめてる状態でインターセプトじゃない。

春日:ああ、まぁ、それ吸い込んじゃったら四次元だからどこ行っちゃうかわかんないからね、ボールが。

若林:だから、スポッとはめればいいと思うのよ。顔の間に。だけど、ペンタゴンも飛ぶし、っていうことになってくるんだよね。ルールがどうなるかわかんないけど。

春日:ああ。したら吸い込んじゃえばいいのか、ペンタゴンごと。

若林:そうなってくると、やっぱりラインに体のサイズがでかい奴が少なくて、結局体のでかい人、サンシャインとか置いてったら、俺のキン消しのストックからすると、ディフェンスエンドがジェロニモとかになってんのよ。

春日:いやあ(笑)。

若林:そうだよな?

春日:ジェロニモじゃあ務まんないでしょ。

若林:ディフェンスラインのディフェンスガードがオメガマンとかはいいと思うのよ。

春日:まぁまぁ、そうだね。

若林:でも、DEがジェロニモって変じゃん。

春日:いやぁ、ジャンクマンに取られておしまいでしょう。

若林:いや、そうなのよ。だから、ジェネラルマネージャーGMとしてはね、ガチャガチャもっともっとやんなきゃいけないわけよ。

春日:まぁ、そうだね。ジェロニモが入ってる時点でそっちのサイドは弱くなるからね。

若林:弱くなるから。

春日:控えにしたいよね、ジェロニモはね。

若林:そうそう。で、ラーメンマンがセーフティに要るなと思ったのよ。

春日:うんうん。

若林:わかるでしょ? フェニックスがセーフティでいなきゃ。セーフティ2人置きたくて、ラーメンマンが要るなって、ラーメンマン持ってなくてさ。

春日:ああ、欲しい。

若林:したら、この間『潜在能力テスト』の後、死ぬ気でラーメンマン出るまでやったけど、アメフトのドラフトとしてラーメンマンが必要だっつってガチャガチャやって、6回目にラーメンマン出たら、喜び半端じゃないぞ。俺、1人だったんだけど、その日。俺、お台場のダイバーシティで「シャーー!!」って言ったからね、ほんとに。

春日:それでチームが作れるからね。

若林:そう! ラーメンマンを目指してドラフト引いてんだから。俺、ほんと、あの…

春日:同じだ。抽選と。

若林:ボックスから出すみたいに、ラーメンマンのカプセルを上に掲げたんだから(笑)。

春日:同じだな。

若林:ラーメンマンが欲しいと思ってるんだから、こっちは。

春日:うんうんうんうんうん。それは嬉しい。

若林:ということが起こってて、カプセルを証拠隠滅し、選手がどんどん増えてくんだけど、こないだ、ニョボ林が夜勤の日があったのよ。夜、俺がそれを、毎日キン消しを並べてる41歳の旦那ってヤバいじゃん、やっぱり。

春日:ヤバいよね。

若林:うん…ヤバいよね?やっぱり(笑)。

春日:ヤバい…そうだね。

若林:でも、一番楽しいの、その時間が、今。

春日:うんうんうん。

若林:どう並べてもディフェンスラインの体のサイズが小さいの。ジェロニモがディフェンスエンドになっちゃってるから、俺、マンモスマンが絶対必要なわけよ。

春日:まぁ、そうだね。

若林:俺さ、ついにさ、湾岸スタジオの後、ダイバーシティでガチャガチャやっていいっていうルールなんけど、ついに、汐留の後、お台場まで行っちゃったんだよね。

春日:ダメだよ、それはルール違反だぞ。

若林:ハハハ

春日:それはルール違反だなあ。それで作ったチームはちょっと、ウーン、認められないね。

若林:フフフ ダメそれは?

春日:ダメ! 湾岸からの…違法なドラフトじゃん、それはさ。

若林:ハハハハ

春日:一応ルールに基づいてやるってるわけだから、各チーム。

若林:夜勤だからと思って、めちゃめちゃガチャガチャやってさ、部屋に、フローリングにカプセルが散乱して(笑)、とりあえず今日は部屋中にキン消しをばらまけるから、とりあえず性格でディフェンス、オフェンスを分けて、体のサイズでも分けてからの、選手をGMとしてポジションにつけることが自由だったから、それで

春日:ちょっと贅沢にね。

若林:俺、だから、1時から4時ぐらいまでやってたのよ。ハイボール飲みながら。

春日:(笑)

若林:フローリングで(笑)。

春日:長げぇな。

若林:やっぱりちょっとね、どうしてもね、ディフェンスラインにプリズムマン。

春日:ああ。

若林:最高の時間だったけど、やっぱジェロニモがディフェンスエンドはダメなのよ。どう考えても。気持ちは買うけど。

春日:うん、ちょっとジェロニモじゃ務まんないなぁ。

若林:プリズムマン買いに、明日プロードウェイ行こうかなと思ってる話なんだけど。(ジングル♪)

春日:いや、それルール違反よ。

若林:ハハハ

春日:湾岸スタジオの後、出してくれ。それは何十回かかってでも、それで出してもらわないと認められません(笑)。

若林:なんだよ、そのルール(笑)。

 

 

「プリズムマン」正しくは「プリズマン」

 

初期の頃にやっていたコーナー「アメフトの小部屋」みたいで楽しかった。

 

 

マネージャーとタレント

 

佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント 2020年2月19日

 

佐久間:別件とかで秋元さんと話してる時に、たまたま僕が例えば「あのマネージャーがすごくて、あのタレントさんを売った」みたいな話をポロッと一回したことがある時に「佐久間違うよ」と。「それはね、マネージャーはめちゃくちゃ優秀でも、たぶんその子が何かあったから売れたんで、マネージャーが優秀だから売れたというふうにはあんま思わないな俺は」と言ってて、うわ、そうだなと思った。

秋元:もちろんマネージャーが優秀じゃなきゃ売れないんだよ。だけど、一番は、例えば、ラジオをやってるとすごくわかると思うんだけど、一番近くにいる人から倒していかなきゃいけないの。

佐久間:ファンにしていかなきゃいけないということですね。

秋元:そうそう。伝播していかなきゃいけない。だから、例えば、いろんな売り込みのマネージャーの人が来るじゃん。そのマネージャーの人が、本当にうちの子はお笑いとしていいんですよとか、女優としていいんですよということを心から思っている人っていうのは、それが今度はディレクターに伝わり、プロデューサーに伝わり、最終的にオーディエンスに伝わるんでね。だから、佐久間で言えば、例えば、福田君が大笑いしてくれたり、そういうことが伝わってって、最終的にはリスナーが「面白い」になるんで。

佐久間:そうか。マネージャーが優秀かもしんないけど、そのマネージャーに本気を出させる、本人のマネージャーをファンにする力がないと、本当には売れないということですね。

秋元:そうそう。だから、優秀なマネージャーがいたとしても、そんなにこのアーティスト、このタレントがいいなと思ってないのに、テクニックで、自分が例えば、知り合いのプロデューサーに言えば番組ブッキングできるからというのは絶対売れないよね。

佐久間:そうですよね。ああ、なるほど、そういう意味か。

 

秋元:昔ね、『ザ・ベストテン』をやってる頃に、沢田研二さんの中継に立ち会ったんだけど、その時に森本さんという、森本千絵ちゃんのお父さん。

佐久間:森本千絵さんて、今で言うと、世界的なデザイナーで、ミスチルとか全部やってる。その森本千絵さんのお父さんが…

秋元:沢田研二さんのマネージャーだった。その時に、アンコールになったら、誰より先に「アンコ~ル!」って。

佐久間:マネージャーが。森本さんが。ああ、なるほど。

秋元:これが。本当に森本さんはアンコールしてほしかった。

佐久間:なるほど。沢田研二の曲を真っ先に聴きたいんです、マネージャーが。

秋元:そうそう。それがやっぱり売れる、みたいなね。

佐久間:なるほどなぁ。

秋元:素敵だよね。

佐久間:それは素敵ですね。

 

 

春日語

 

on8+1 2020年2月4日

 

HEY!たくちゃん

 

佐藤満春:このメールからいこうか。滋賀県、ラジオネーム、ハットリ三世。「サトミツさん、先週放送された『水曜日のダウンタウン』観ました。春日さんとサトミツさんの“春日語”でのやりとりはとても面白かった一方で、教室の隅ではしゃいでいた3軍のグループのノリが1軍グループに見つかってしまったような感じがして、観ていてとても恥ずかしくもありました。『水曜』のロケーション、オブでした。」ということで。

水曜日のダウンタウン』という番組で、何だっけな? 待ち合わせで「今すぐ着くから」と言ったらずっと待っている説、みたいな。ごめんなさい、忘れちゃったけど、そんなような企画で、僕がオードリーの春日を待ち合わせで呼び出して、電話で「今着くから」と言ってどのぐらい待つか、みたいな。それをいろんなペアで検証するという企画で、僕は待ち合わせに遅れていく役で出させていただいたんですけども。

これは本来の企画の趣旨とは大きくズレた話なんですけど、当然、春日にはドッキリになるわけで、プライベートで僕と春日が使っている言葉、使っている雰囲気の日本語、口調で電話をしないと、向こうが怪しむわけじゃないですか。

お恥ずかしいことに、本当にハットリ三世が書いてくれてるように、僕と春日っていうのは、ほぼ日本語として成立していない“春日語”という、オリジナルの言語、クラスの隅にいるつまんない奴が独特の言葉で喋ってたりするじゃないですか。あれなんですよ。

で、電話をしなきゃいけないから、その時にふと気づいて。それまで、どうやって待たせてやろうかな、みたいなことを考えてたら、もう全然。電話した瞬間にアイツが「オブです」って出るからさ。フッフッフッフッ

で、いつもどおりの会話をしたら、ディレクターさんがびっくりして「今の何ですか?」みたいな。で、結局、いろいろ編集していただいて、口調が気持ち悪いっていう放送になってたんですけど、まぁ恥ずかしかった…。恥ずかしいよ! あんなことをテレビで見せてしまって申しわけない。

 

基本的に“春日語”っていうものを使ってるのが僕と春日しかいないので、やりとりが同じところでターンをするから、すぐ煮詰まるんですよ。もともとの語源とかが、もうわけわかんなくなっちゃう。

番組上で相槌のように「オブです、オブです」って言ってたんですけど、「オブです」、これ何だっけ?って改めて春日と話しててわかったんですけど、「オブです」っていうのは、「アウト・オブ・眼中」っていう言葉あったじゃないですか。あの言葉がちょうどつまんなかったんですよ。つまんないっていうのは、春日語なんてつまんないもんだから、つまんないことを言うという発想で、ちょうど面白かったんです。「つまんない」と「面白い」が混在してるんだけど、使ってて。「関係ない」みたいな意味で「アウト・オブ・眼中」という言葉を使ってて、で、いろんなものが削ぎ落とされて、「オブ」だけが残って、意味も変わったんですよ。「よろしく」みたいな意味に。

ここまで説明してて、つまんないでしょ? ハッハッハッハッ いや、申しわけないなと思いながら、釈明したいな。あの放送の申しわけない、つまんないと思ってますよっていうことを。意気揚々と面白いと思ってやっているとは思わないでほしいなっていうことだけ。

 

(中略)

メールによると、一番弟子だからかな、この(松田好花)ちゃんも春日語をどこかで使ってくれてたらしいですね。本当は急遽止めなきゃいけないんですけど(笑)。一番弟子だからな。しょうがない部分もあんのかな。

メール来てたな。ラジオネーム、愛媛県、2012。「サトミツさん、イピス。現在、日向坂46メンバーでサトミツさんと春日さんの2人だけが理解できる言語“春日語”が大流行しているそうです。『水曜日のダウンタウン』にてお2人が春日語を用いて会話する様子が放送されていましたが、それをメンバーの皆さんもご覧になっていたようです。」

(笑)いやぁチョーヤバいな。いやぁ恥ずかしいな。申しわけねぇーな。

「サトミツさんの一番弟子である松田好花さんをはじめ、キャプテン、富田さん、東村さんまで「HEY!たくちゃん」「オブです」などを使用しているとのことです。」

うわぁ申しわけねぇーな。いやぁダメだな。申しわけない!(笑)申しわけないとしか言いようがない。

でもな、弟子はしょうがないか。弟子には伝えよう。コツを。ハハハハハ ほかのみんなは止めよう! 使わないほうがいいよ。こんな超一流アイドルが使っちゃダメだよ。あんなつまんないの。ハッハッハッハッ

このちゃんは、まぁ、しようがないか。ハッハッハッハッ 「このちゃんはしょうがないか」とか言ったら、アレか。リトルヤホスの皆さんには怒られちゃうかもしれませんけどね。使ってくれる…使ってくれてるっていうか、そうね、何て言えばいいんだろうな。本来、本当に理解していただきたいのは、「こっちだって恥ずかしいと思ってんですよ」っていう。ハッハッハッハッ どうしたらいいかわかんなかったんだから、我々だって。

でもね、『水曜日のダウンタウン』はすごくありがたいことに、もっと濃いめの春日語をバンバン使ってるんですよ、電話の時に。なるべくわかりやすいところを使ってくれてたから、まだギリギリ「オブです」ぐらいのことで済んでいるじゃないですか。もっと酷いんだよ、本来は。もう伝えらんないけど、そんなの。

ということで、いいか。1通、これだけ読んでおこう。

ラジオネーム:かませ犬レモンサワー。「一昨日2月2日に誕生日を迎えた加藤史帆さんに関するニュースです。これまでブログの最後に書く名前を「としちゃん」としてましたが、最近のブログでは「かとし」に変えています。本人もそのことをブログで触れて、「かとし」と呼ばれることが多いから変更したそうです。」

ああ、そうか、「かとし」。かとうしほ、だからね。ああ、それはわかりやすいですね。そうか、「としちゃん」もいいけどね。「としちゃんまんじゅう」っていう感じで。「としちゃんまんじゅう」も申しわけない、春日語だ。ゴメン! 謝ってばっかりだね、今日ね。

 

 

春日語が使っている本人たちの生の会話で地上波で出るなんてね、2020。面白くもあり、恥ずかしくもあり、感慨深いですよ。

 

 

ゲスト 宮下草薙さん

 

 

STVラジオ 白川安彦のハッピー・GO・ラッキー 2020年1月19日

 

白川:今週のゲストは宮下草薙さんでーす!

宮下・草薙:「さん」とかやめてくださいよ(笑)。

(中略)

白川:宮下草薙といえば、今、いろいろな番組でお見かけしますけども、太田プロで、僕とのつながりも実はありまして、2人が養成所、太田プロの東京校か。

草薙:5年ぐらい前ですかね。

白川:その時に僕は講師をやってたんですけども、俺、ホント、2人のことすごい覚えているんだよね。

草薙:ホントですか? たぶん宮下のことは覚えてる感じ。

白川:宮下は特に。特に宮下が、ちょっと変わったネタをやってて、しかもあの時って芸歴なかったよね?あったの?

宮下:なかったですね。入ってすぐぐらい。

白川:ホントにでき上がってた。ほかの人たちと全然違う感じで。俺はやってたのかなと思ったぐらいの喋りとか、そういうのも堂々としてて、そこに相反するというかさ(笑)。

宮下:ま、そうですね。確かに。

白川:草薙は全然違ったじゃん。

草薙:さっき「お前いたっけ?」って言ってませんでした?(笑) 同じクラスに(笑)。覚えてます?僕のこと。覚えてますか?

白川:めちゃめちゃ覚えてる。宮下はそういう意味ではそうやって覚えてた。面白かったし、ちょっと違ったのよね。

で、草薙はまた違うタイプでさ、今とあまり変わらないキャラだった。ネタも実はそこまでは変わってない。

草薙:そうですね。同じ感じ。

白川:だけど、グチャグチャしてたわけ。グチャグチャで終わらせてたから。俺は、居ない時に、クラスの人、生徒に「実はあいつ、ハネる可能性もすごいあると思うよ」って。俺は最初の若い頃のホリケンさんに似てるから。

草薙:それは言ってくださった。「暗い感じのホリケンさん」みたいのは言ってくださってました。

白川:そうそう。ケンさんも、最初フローレンスというコンビ組んでた時に、一番初期、わけわかんないから、誰もウケなかったんだけど、だんだんわかってきてウケてきた。

俺、卒業の時にコマキさんに「絶対取ったほうがいい。別にお金がかかるわけじゃないから。もしかしたらどうにかなるかもしれないから」というふうに俺初めて言ったのは。

草薙:あ、そうなんですね?

白川:そうよ。俺、だから、極端に2人がある意味で言うと俺の中では目立ってたから、同期だと思わなかったんだよ。今日もその話して、『(熱烈!)ホットサンド!』のロケに宮下草薙君が出てくれたんだけど、その時に伊達君が、伊達君かな?「生徒?」みたいな話した時に、「ただ同期じゃないもんね?」みたいなこと言った時に「いや、同期ですよ」って言ったから。

草薙:めちゃめちゃ同期で、それこそ一緒にやってたよね? 合同ライブとかは、どっちかが1位だったら、どっちかが2位みたいな。

宮下:そんな感じでした。

白川:そうだろうね。クラスが違う。2クラスあるんだよね?東京校は。

宮下:一応そうですね。

白川:違うんだよね?

宮下・草薙:はい。

白川:それもあったかもしれないよね。

 

草薙:僕は怖かったですね、ずっと白川さんが。

白川:ウソだ! それ、さっきも言ってたけど。

草薙:マジで。僕はずっと怖かったです。

白川:宮下そのイメージある?俺。

宮下:僕はあんまなかったですね。

白川:ないよね? 俺、結構ほめてたような気が。そうだよね。

宮下:そうですね。ほめていただいてたんで。

白川:否定のしよう…これ、ほんとさ、今こういうふうになったからじゃなくて、学校の人はまだ生徒で芸歴ゼロでしょう?

草薙:宮下は凄かったですね。

白川:同期だからいたけど、結構凄くて。ただ、ストレートに言うと調子に乗りそうだから。まだ何もわからないからさ。だからグッと堪えてたけど、すげぇできんなコイツと思ってて。

草薙:宮下は、あの時に既に200本ぐらいあったんだよね?漫談が。

宮下:100本ね。養成所入る前に100本作って。

草薙:100本作って養成所入ってきて。

白川:どういうことなの?それって。

宮下:自分の中で売れるだろうなっていうネタができるまでは入らないでおこうと思ったんです。満足できるネタができるまで。

白川:マジで?

草薙:ハハハハ

白川:凄いな。凄いストイックなほう?

宮下:ストイックでしたね。あの時は特にストイックでした。

白川:へえ。すげぇな、そういう感じだったんだ。

ロケでもちょっと卓球やったりとかしたけど、その時に卓球部だったけど、すげぇ上手くて、1年目で誰も上がいなくなったから辞めた、みたいなこと言ってたじゃん。あ、そういう奴なんだ!と思って。

草薙:思考がおかしいんです、コイツ。

宮下:ハハハ

白川:だから、タイプが全然違うよね?

宮下:はい。

草薙:違いますね。

白川:だけど仲いいじゃない?2人。

宮下:そうですね。だから、芸人という仕事がなかったら絶対に仲悪い2人なんですよ。つながることが絶対にない。“面白いもの”というものが1つあるから仲よくできますけど。だから、僕、常日頃言ってるのは、「お前面白くなくなったら殺すぞ」って。

白川:ハハハハ

草薙:俺もだよ。俺もだよ!

白川:別に宮下が変なあれはないじゃん。草薙はちょっとイタいもんね、基本。

草薙:イタいって! いやいや、イタくないですって!

宮下:ハハハ

白川:一般的には。

草薙:まぁ、でも、そんな…

白川:“お笑い”っていう冠をポコンと取ったら、ただのイタい奴。

草薙:まぁ、確かに。

宮下:社会的にはあんまりこう、はい。

白川:この“お笑い”っていう冠がすげぇからさ、なんかワーッて見えるんだけどさ。

草薙:だから、僕が白川さんで一番忘れられない思い出は、何回も白川さんには言いましたけど、僕は宮下と組んだ時に、事務所を一回離れないといけない、みたいな感じになって。

白川:え?その時会ってる?

草薙:ありました、ありました。その前か…

宮下:前…

白川:卒業してるよね、もちろん。

宮下:卒業してます。

草薙:卒業して、僕が前組んでたコンビを解散する時に、ちょっともめたんですよ。

白川:あ、そうなの?

草薙:取ってもらったばっかで解散したんで、「いやいや、そんなすぐ辞めんなよ」みたいな感じのちょっとあって、で、コマキさんが養成所の合同ライブの、僕らが手伝いで行って、コマキさんが香盤表を忘れてきたんですよ。で、みんなが「コマキさん!」みたいな、ちょっとイジってて、僕も「コマキさん!」って言ったら、「お前がイジんなや!」ってボコボコにされて、白川さんが見ぬ振りしてパズドラやってたんです。

白川:ハハハハ

草薙:全然助けてくれねぇじゃん。

宮下:ひどいな、それは。

白川:違う! 聞いて! ちょっと聞いて!

宮下:それはひどいです。

草薙:コイツ全然助けてくれねぇじゃんて、僕は言いました。思いました。

宮下:これはひどいっすね。それはよくないっす。

白川:ちょっと聞いてよ! ちょっと聞いて!

草薙:心が、白川さんに対して心がオフになっちゃった。

白川:いや、ちょっと待て草薙、ちょっと待て。

草薙:あれはほんと…

白川:パズドラが本当にもうちょっとでクリアできそうだった(笑)。

草薙:ハハハハ

宮下:やめましょう、そんな瞬間はもう。

白川:まぁまぁね。そうそうそうそう。

だから、すっごい覚えてんですよね。

草薙:うれしかったです、それは。

 

白川:基本的になかなかいないというか。それはそうだよね。だって、全国の面白いことが大好きな奴らがウワーッと集まってきて、とんでもない粗いザルで振るわれるわけでしょう。そんなにいないよ。

草薙:確かに太田プロの養成所は、ちょっと言っちゃ悪いけど、吉本とかワタナベとかに入れなかった奴…。

宮下:特に草薙は吉本落ちてますからね。

白川:あ、そうなんだ!?

草薙:僕、面接で落ちてるんです、NSC。「落ちたら死にます」って言ったら落ちた。

白川:ハハハ ヤベェ奴だと思われた。

宮下:怖いから。

白川:でも、吉本は歴史があるから、ダウンタウンさんでしょう?1期で。太田プロは1期はインスタントジョンソンだから、ちょっと、さすがにね。そこからだっていないんだから。ずっといないもん。いないでしょ?

宮下:僕らが当時聞かされてたのは、おかもとまりさんが出てきたみたいな感じだったですかね。

白川:あの辺もちょっと微妙っちゃ微妙だもんね。

宮下:諸説ありますもんね、あれも。

白川:諸説あるからね。そうそうそうそう。納言はアナ学。

宮下:アナ学なんで、全然関わりない。

白川:だから、こんなうれしいことはないです。純粋にね。

草薙:僕らがいつも言ってたのは、誰か早く売れないと、先生たちみんなクビになっちゃうって(笑)。

白川:俺らの心配(笑)。優しいな、おい!(笑)今は札幌にもできて。それこそ今このラジオの、この番組の後かな、後の番組をレギュラーでやっているセンチメンタルが実はつながってたんだね、あの2人と。

草薙:一緒に出てました。

宮下:それこそ一番最初に話しかけてくれた後輩よね。

草薙:僕らが全然、先輩、後輩からずっと好かれなくて。

宮下:僕らもなんかそういう空気があったのかもしれないですけど。

白川:センチメンタル、もともとは東京の芸人で北海道に来たんだよね。

宮下:そうです。

白川:聞くところによると、宮下が「まだ北海道に行くな」って止めたんでしょ?

宮下:はい。

草薙:北海道に行くって言い出したんで、「ちょっと落ち着けよ」って(笑)。「一回ちょっと落ち着けよ」って(笑)。

宮下:「一回飯行くか」とか(笑)。

白川:それはそうだよ。だって、よくあるパターンは、北海道出身の人が行く、はあるじゃない。あんまいないもんね。

宮下:縁もゆかりもない奴でしたから。

白川:普通は行かせないよね。先輩。直の近い先輩だったらね。それが行ってね。

草薙:本当よかった。

白川:それでレギュラーだし、伊藤は、1人でテレビの『どさんこワイド』のコーナーでレギュラー持って。

宮下:聞きました。

草薙:すごいっすね。

白川:彼女はできたのかな? 彼女はできた? 彼女はできないんだ。でも、すごい遊んでるみたい、すすきので。

草薙:いいんですか?そんなこと言って(笑)。思いっきり否定してますけど。

宮下:終わっちまえ!

草薙:ハハハハ

白川:だから、今日見学に来て。俺つながってると思わなくて、「挨拶しといたほうがいいよ」って言ったら。

草薙:久しぶりに。

宮下:嬉しいですね。マジで嬉しいです。

草薙:ずっと「ご飯行こう」って宮下言ってたもんね、ずっと。

宮下:いや、そうなんです。「俺らが売れたら飯おごってやるから、帰って来たら連絡くれよ」って言ってたんです。

白川:まさに今その時期だから、おいしいもんガツッとね。

宮下:帰って来たら連絡ちょうだいね。

白川:こういうのもいいよね。

草薙:こういうのいいですね、なんか。

白川:何期ぐらい下なの?

草薙:1コ下ですね。1期下。

白川:じゃ本当に直なんだね。

宮下:本当に1期下のかわいい後輩ですね。

 

白川:去年は大ブレークして、今年、どう?目標みたいのってさ。去年は去年でいい年だったと思うんだけどさ、今年はこうありたい、みたいなのって話したりするの?2人って。

宮下:草薙は…

白川:ストイックだから。

草薙:宮下はでも…

白川:宮下が考えるのかな、そこを。

草薙:そうです。宮下は。

宮下:こうなりたいなっていうビジョンはありますね。僕。草薙は特にあんまないというか。

白川:それがよかったりするんだろうけど。宮下的にはどう? 今年どんな感じにっていう。

草薙:言ってあげな、宮下。言ってあげな。

宮下:今年、やっぱレギュラーがないんで、僕ら。その日暮らしじゃないですけど、飽きられたらもう終わりみたいな状況なんで、レギュラー、安定して出れるようなのが欲しいですよね。

白川:地方とかでもないってこと?レギュラー、冠的なものって。

宮下:はい。

草薙:本当にそれか?

白川:おお~? なんだ? ほかにあるのか?

宮下:どれを言わせたいの?

草薙:R-1じゃないの?(笑)

宮下:R-1優勝をここで言う必要ある?

白川:今、宮下草薙で(笑)。これで「そうですね、R-1で」って言ったら最悪だよ(笑)。そっか、R-1は出てる?

宮下:R-1一応、はい。

白川:どう? 行けるでしょう、結構。

宮下:でも、結局、行くスタイルじゃないというか、R-1で勝ち進める感じのネタではないっていうのは、ちゃんと自分で理解はしてるんですけど。

白川:あの感じの。ああ、ま、確かにね。

宮下:ほんと、あわよくばですよね。

白川:はいはいはい、まぁね、子どもから大人まで笑わせないといけないっていう、すごく難しいところでもあるからね。

草薙はR-1?

草薙:僕は出ないですね。まともな奴じゃないなっていう人が1人で舞台に立てるって、やっぱまともじゃないですよね。

白川:でもさ、ケンさんのあれじゃないけど、フローレンスってすごい面白かったけど、2人ボケ、泰造さんもボケるし、ケンさんもボケるしで、散らかってるのね。ウケる時、すごいウケるけど、そこにジュンカッツっていうコンビだったのが解散して、潤さんが、名倉さんがそこに全部指摘することになったわけだ、ネプチューンてなった時に。みんなが笑うようになって、それこそ子どもから大人まで、ウワーッて笑うようになって、俺、すごく「あ、似てる!」って思って。要はそうじゃない? あの時も面白かったけど、やっぱりグチャグチャしてたわけよ。

草薙:そうですね。

白川:面白かったよ。でも、それをしっかりと指摘して、これはこうだっていうことをやる奴がガンと来たから、グッといったと思うよね。まさしく。

草薙:そうですね。ほんと宮下のおかげですね。

白川:絶対そう思うよね。そこはちゃんと感謝しないと(笑)。

草薙:はい。それは感謝、ホントに。

宮下:改めて感謝されると、ちょっとこっちも反応に困る。

草薙:家族みんなしてるから、うちは。

宮下:らしいんですよ。家族が宮下を

草薙:うちの親がもう。

宮下:崇拝してくれてるみたいで。

白川:子どもだから一番よくわかってるじゃん。

 

草薙:僕はそれこそホント酷かったんで。前のコンビ解散した後って、朝起きたら、ワインボトル握って公園で寝てたりして。土を掘って枕みたいにして、そこで寝てて、頭つけて。掘った穴にケータイと財布入ってたんです。ハハハハ

宮下:人の終わり際です。

白川:壊れてたような感じ? 解散して。

草薙:はい。電気・ガス・水道全部止まってて、家帰ってもしょうがないなっていうアレだったんで、ほんと助かりましたね。

白川:それで、宮下が草薙に言ってきたってこと?「コンビ組もう」って。

草薙:宮下が言ってきてくれましたね。

白川:えー?!

宮下:もったいなと思ったんで。

白川:確かにそこはあるけど、相当難しいっちゃ難しいけどね。

宮下:そうですね。ずっとピンでやってこうと思って入ってきてるんで、この世界に。結構決断するのは(草薙:助けてくれた)しんどかったっちゃしんどかった。(草薙:ほんと助けてくれた)なんなら、今、「じゃないほう」って言われてイジられてますからね。あの当時ではちょっと僕は予想もできなかった人生というか。

白川:そうだよね。それを簡単に受け入れられなかっただろうしね。

宮下:はい。そうです、そうです。

白川:だけども、それを、ほんとここ、変わってきたよね、ここ最近て。思わない? 前は本当に「草薙、草薙」みたいな感じあったけどさ、全然ちょっとバランスが。

草薙:2人で出れるのがふえて。

宮下:コンビで出してもらえる機会が結構ふえて、それはありがたいですね。

白川:そこで見せれるようになったしね。で、今回のサンドの番組もそうですし、オンエアはまだ先かな。オンエアは2月とか3月ぐらいだっていう話でしたけど、めちゃめちゃ面白い感じにやってくれた。

草薙:ありがとうございます。

宮下:そう言っていただけると。

白川:これはありますね、レギュラー。まずはレギュラーだよね。

宮下:レギュラー欲しいですね。

白川:土田も言ってたな。土田も最初レギュラーがない形が多かったから、子どももいるし、もちろん奥さんもいるから食わせていかないといけないというのがあって、最初はワーッと出たけど、だんだん増えてきて、みたいなこと言ってたからね。

 

結婚はしてないの?2人とも。

宮下・草薙:してないです。

白川:彼女とかは?

草薙:僕はいないですね。

宮下:彼女、僕は今いますけど、草薙はずーっと。

白川:いない?

草薙:僕はずっといない。

白川:でも、欲しいは欲しいの? その気持ちはあるの?

草薙:いえー、そんなに今はない…。

白川:例えば、本当にきれいな人、どっから見てもきれいな人が、すごく好きで、草薙さんさえよければ付き合いたい、付き合ってもらえませんか?ったら付き合う?

草薙:一回宮下に見せますね。

白川:ハハハハ なんで?

草薙:人を見る目がすごいんで。人を見抜く目がすごいから。

白川:いや、宮下に見せるけど、全然きれいなわけよ。

草薙:ホントかウソかです。

宮下:なるほどね。好きというのが。

草薙:好きとかいうのがホントかウソかっていうのを一回判断、騙されてるんじゃないかっていうのを判断してもらう。

白川:そういうふうに思っちゃう?

草薙:はい。さすがにもう。

宮下:仮に好きだったとしても、一回宮下に会わせたら嫌いになる(笑)。

草薙:ハハハハ

宮下:宮下に会わせてくるんだって。

草薙:なんで? 宮下はいいよ(笑)。

白川:気持ち悪いって思われる。相方に見せるって(笑)。

それはまだあるんだね。性格だもんね、こればっかりは。

草薙:そんなに、はい。

宮下:絶対俺は結婚しないと思うもん、お前は。

白川:まぁまぁね。でもさ、結局はお笑い芸人さんてモテるじゃない? それって容姿とかあまり関係なかったりするじゃん。きれいな人いっぱい、奥さんもらってる人って多いじゃん。絶対にあるのよ。“お笑い”っていう冠取っちゃえばただのヤバい奴だけど。

 

草薙:言ってました。思い出しました! 思い出しました。僕が養成所入って、まだ自分が顔変だとかっていうのを気づいてない状態で、一番最初に…。

宮下:よく気づかなかったなお前。

白川:ハハハハ

草薙:気づいてない。

宮下:よく気づかなかったな。

草薙:気づかなかったんだよ。そう。気づかなかったんだけど、初めて白川さんのネタ見せかなんかした時に、「お前顔変だな」って言われて、それが建物揺れるぐらいウケたんだよ。

宮下・白川:ハハハハ

草薙:その時に、あ、そういうふうにやってかないといけないんだっていうのを白川さんに多分僕初めて指摘されたというか。

白川:これ、だから、結局、学校だから、全くわかんない人もいっぱい入ってくるのね。そういう時にさ、ちょっと顔がブサイク。でも、これってお笑いに入ると、これ、武器になるじゃない。だから、こっちもそういうつもりだと思ってるからさ、そんな感じで、例えば「お前ブスだな」みたいな感じで言って、たいていの人は「いや、きれいなんですけど!」みたいな返しが来るんだけど、たまに「いや、ブスじゃないですけど…」みたいに来られたら、いやいや、そうなんだ…みたいな。要は、プロじゃないから、それはそれでね。

草薙:人生で初めてそこで言われることもあるでしょうから。

白川:ああ、まぁね。わかんないというのもあるし、これが普通の会社だったらヤバい。俺、一発で訴えられちゃうけど、今この時代に。

 

草薙:宮下1コあるんだよね? 白川さんに言いたいこと。

白川:何?何?何?(笑)

宮下:急に回すな、お前。お前が回すな。

草薙:1コだけ回させて。宮下から白川さんに言いたいこと。

宮下:白川さんに言いたいこと?

草薙:怒ってたじゃん、1コ。

白川:何?何?(笑)

草薙:1コめちゃめちゃ怒ってたじゃん。

宮下:トークZの話?

草薙:トークZの話。

白川:1人でやらせたやつ?

宮下:あれは酷かったです、白川さん。

草薙:白川さん主催のトークZというトークライブがあるんですけど。

宮下:芸人たちがランダムにバーッと合わせて。

白川:誰とトークするかわからなくて。

宮下:そんな中でトークを即興でやる、みたいな企画で、僕だけ忘れられてたんですね、存在が。

白川:違う違う違う、違うって! あれは、相手がいなかったんだよ。相手が土壇場で来れなくなったの。

宮下:本当ですか?

白川:1コずつ整理するね。俺これ、すごい覚えてるんだよ。

草薙:違います。

白川:お前いなかっただろ!

草薙:ハハハハ

白川:まず、オファーして、そしたら、相手が当日来なかったの。その時に、今まで過去1人で、普通は2人でトークするわけよ。誰かと誰かでトークするの。

草薙:即興で、その場にバッバッと誰かと誰かで出て。

白川:これはなかなか大変なんだよ。要は、会ったこともない奴と喋るかもしれないし。

草薙:即興で5分ぐらいトークする。

白川:5分トークする。1分前にジングルが鳴って、1分で何となくまとめてやると。でも、たまに1人っていうパターンもあるわけよ。それは決め込んで、例えば、和賀でもいいや。和賀って言ってもわかんないか。

草薙:トップリードの和賀さん。

白川:トップリードって放送禁止だから(笑)。

草薙:大丈夫です、大丈夫です。今、マネージャーが思いっきり手振ってました。「大丈夫だよ」(笑)。

白川:担当マネージャー。

宮下:マジで心痛めてた。

白川:一番仲いいから(笑)。和賀って出て、もう一人は和賀って出てやる、みたいな。相当きついんだけど、その時に1人当日来ない奴がいたのね。忘れてて。これ、今回、宮下にやってもらおうと思って宮下にやらせたんだよ、あれ。

宮下:いやいや、そんな感じじゃなかったです。本番の感じ、バタバタ感とか見たら、そんな感じじゃなかったでした。

白川:いやいや、あれは100パー。

宮下:それはそうだろうけども、そうだとしても、俺1人でやらせます? 芸歴もそんなない。

白川:それを、なんかちょっと、Sのあれだったのかもわかんないけど、相当きつかったよ、あれね。

宮下:きつかったですよ、マジで。

草薙:トークライブなのに漫談させられたんだよね?

宮下:そうですよ。トークライブで漫談したんですよ、僕。

白川:過去に3人いるんだよ、1人でやるの。なかなか大変だけど。すげぇ大変。5分で。しかも5分がまた長くなるからね。

宮下:5分長いですね。

白川:でも、そんな上手くいかなかった?

宮下:まぁまぁまぁ、そんなずっとスベってるみたいな感じじゃなかったですけど、大変ではありました、やっぱ。

白川:そうだよね? しかもあの中で一番下だったからね。

宮下:僕が後輩ぐらいで。

白川:芸歴もそうだし。トークZってそこそこの人たちが出る中であれだったから、いやぁいやぁ、あれはね、ちょっとそれもありましたけどね。

宮下:あれは僕もさすがに。

白川:(笑)ただ、あれ、宮下だけじゃないからね。過去にもあったからね。

宮下:あのライブの後、白川さんに「またよろしくな」って言われたけど、俺二度と出るか!と(笑)

白川:出てくれよ! 今度は通常的に出れなくなるから。スケジュール的に(笑)。出たい出たくないじゃなくてね。

宮下:だとしたら、出れてよかった。

白川:ホントそう。しかも、あれ、本当にスベるんだよ。3人出たうち、ほとんど今まで3人みんなスベってて。

草薙:難しいですよね。

白川:すげぇ難しいの、あれ。

草薙:即興でトークするんですもんね?

白川:そうそうそう。しかも何もないじゃん。キャッチボールできないから。あれ、だから、やっぱすごいよ。そう考えたら。緊張もするし、しかも、先輩たち、みんなモニタリングしてるんだよね。

宮下:そうなんですよ。

白川:いやぁ、あれはすごかったけど。

 

白川:宮下草薙の中では宮下がレギュラーを持ちたいというもので考えていますから、目標として。草薙個人というか、草薙はどう思っているか。今年の。

草薙:今年の目標か。どう、どうなんだろうな。

白川:自分のことでもいいし、宮下草薙でもいいよ。

宮下:考えとけよ!

草薙:ないんだよ。

宮下:何回やんの?

草薙:ないないない!

白川:一回振られたじゃん、ここ一回。

草薙:ない。ない。

宮下:毎回なんもないんですよ、コイツ。

白川:そういう場合どうするの? そういう場合って何て言うの?

草薙:「宮下がやりたいことを手伝ってあげたいです」っていういい感じの(笑)。

宮下:そうなんです。てめぇの好感度上げて終わらすやつ。これが何回も隣で聞いてるんで、腹立つんですよね。

草薙:M-1とかね、まぁ、M-1

白川:M-1も惜しかったよね。

草薙:M-1も全然。でも、毎年1回戦ずつ上行ってるから、来年は準決勝ぐらいまでは行けるように。

宮下:そうね。一段一段ね。

草薙:頑張ってやりたい。健康、体に気をつけて。

白川:まぁね。あと、最近太ってきたから、本当に。ジム行ってる?宮下は逆に。

宮下:いや、なんも行ってないです、僕は。

白川:全然太んないね。

宮下:ま、そうですね。節制するようにはしてます。太ってきたなって思ったら、ちょっと飯抜いたりとか。

白川:あ、そう。やっぱやってんだ。

宮下:そうですね。2人デブになるとどうしても見栄え的に。

白川:でもさ、草薙はデブキャラではないからさ、もうちょっと、もうちょっと痩せたほうがいいな。

草薙:これがでも、やっぱなかなか。一度太ったものはなかなかね。

白川:そんなことはない(笑)。

草薙:なかなか一度太るとなかなか。

白川:ハハハハ

宮下:そうなんですよね。

草薙:毎日ちょっとずつ肥大して。

宮下:養成所と比べるとすごいよ、マジで。

白川:すごい勢いよね。

草薙:僕は白川さんに教わってる頃と比べたら、たぶん20キロぐらい。

白川:うんうん、おかしくないよね。まぁ、でも、旨いもん食えるしね。打ち上げとかさ。

宮下:そうですね。

白川:先輩とか、飯食おうとかさ。

草薙:お酒飲んじゃうんで。

白川:まぁまぁ、元気よく、元気よくっていうか、病気に気をつけて頑張っていただきたいと思います。

というわけで、今日はあっという間の30分でしたけど、宮下草薙さんに来てもらいました。ありがとうございました。

草薙・宮下:ありがとうございました。

 

 

のびしろ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2020年1月25日

 

テレビのロケは画が弱いから苦手だが、ラジオのロケはまだ見つかっていないのでアピールしていきたい若林。

若林:お前、自分でまだ見つかっていないな、みたいな、テレビ・ラジオ問わず、なんかあるの? 自分のここの部分まだ見つかってないな、みたいな。俺が見てる限り、ないけど。

春日:いや、そんなこと言うなよ(笑)。

若林:(笑)全部見つかったなぁって。

春日:ハハハハハ

若林:たまに若手の子とか、いるじゃない。これ凄いな、いつか見つかるだろうな、みたいな。

春日:うん、うんうんうん。

若林:のびしろメチャある人、みたいな。

春日:はいはいはい。まだ見つかってないのか、みたいなね。

若林:この子、たぶんこういうとこあんだなとか。

春日:うんうんうん。

若林:春日に関しては、俺はもう、マジで全部見つかってると思う。

春日:ハハハハハ

若林:むしろ、もうないと思ってる。

春日:はいはいはい。

若林:でも、それは俺が思ってるだけであって、本人は違うかもしれない。それはどうなの?

春日:そうだなぁ、ウーン、プッ、すぐには出てこないよね。

若林:何?今「プッ」って言ったでしょう?

春日:いや、「プッ」なんて言うかよ。

若林:屁が出ちゃってんのよ、のびしろがなさ過ぎて(笑)。

春日:屁なんてこくかよ!

若林:屁しか出ないよ、もう(笑)。ちょっとチャレンジしますけども。

春日:屁なんかするかよ。

若林:プッ、プッて出てた(笑)。屁してたから。

春日:屁なんかしてないよ。考えてた。なんかあるかなぁってグーッて考えてただけだから別に。

若林:ちょっとチャレンジさせてよ。

 

(チャレンジ)

 若林:それはどうなの?

 春日:そうだなぁ、ウーン、プッ。

 

若林・春日:ハハハハ フフフフ

若林:めちゃめちゃ屁こいてる(笑)。

春日:ふざけんなよ、コイツよ~。ふざけんなよ!

若林:アッハッハッハッハッ

春日:なんでなんだよ?

若林・春日:ハハハハハハ

春日:信じられないね。

若林:プッ、もうはっき…ハハハハハハ

春日:呼吸じゃないもんね。明らかに出てる。「プッ」って言ってるもんな。

若林:ハハハハ

春日:何なんだ、コイツよ~(笑)。

 

若林:俺、春日は、唯一見つかってないってものは1コしかないね。

春日:1コ?

若林:俺から春日見た中で。

春日:何よ?

若林:これね、ファンションセンスなの。

春日:いやいやいや、ないだろうよ(笑)。どういうことだよ?

若林:これ、ないだろうと思ってるでしょ?

春日:ないよ!

若林:これ、気をつけてほしいんだけど、春日が「じゃ俺のファンションセンスどうなんだ?」みたいなので、本気で服を選ぶみたいな企画をテレビでやっちゃうと、お前はテレビに寄せるの、絶対。

春日:(笑)どういうこと?テレビに寄せる。

若林:ちょうどいい「ダサっ」みたいなイジられ方をスタジオでしようっていう服をチョイスすると思う。

春日:(笑)

若林:それは俺はもう見たくない! そんなの。ワクワクしないから。

春日:テレビでやらせてくれよ。

若林:お前、クロックスを履いたり、(笑)ピチピチのウェットスーツみたいな黒のジャージ、写真撮られて時の格好(笑)。

春日:ハハハハ

若林:『あまちゃん』観た直後なのかな? 今『あまちゃん』にハマってんのかな?と思ったんだから、俺あの格好見た時。

春日:2019でね。

若林:あれは、すっごいファンションセンスだなと、実は俺思ってんのよ。

春日:…どういうこと? プラスの意味でってこと?

若林:そう。

春日:おしゃれさんてことで? そんなわけないじゃん。

若林:あのね、おしゃれをしようと思えば思うほどダサくなる、みたいなジレンマってあるじゃない。

春日:まぁまぁまぁあるかもね。

若林:春日の場合、「あれでいいや」と思って着てるんでしょ?

春日:ま、そうだね。別になんか、あんまり、ウン、興味がないというか、わかんないっていうのもあるし。

若林:それがカッコイイのよ!もう。

春日:いや、何がカッコイイんだよ?(笑)

若林:わかんないかなぁ。

春日:そういうことじゃないじゃん。あんまり興味なくてシンプルなやつを着ておしゃれな人っているわけじゃない。

若林:一番ダサいじゃんそんなの!

春日:いや、おしゃれだろうよ!

若林:一番考えちゃってるもん、そいつ。

春日:(笑)いや、おしゃれな人いるじゃん、それで。

若林:なんて言えばいいかな、例えば…

春日:ちょうどいい興味の持ち方というかね。

若林:街角スナップみたいな見開きで8人ずつみたいな載ってる雑誌あるだろ?

春日:あるね、ファンション雑誌。

若林:いろんなおしゃれさんが載ってて、春日俊彰、46歳、えー、茨城県、ね? 書いてあったとする。

春日:そいつはもう春日俊彰じゃねぇーな(笑)。

若林:なんだよ、そのツッコミよ~。

春日:(笑)いや、46までだったらまだね。

若林:なんだよ、その推理ツッコミ。

春日:(笑)おそらく、アタシじゃない春日だな。

若林:チャレンジさせてよ、コイツ、推理入れてきやがった。

春日:推理じゃねぇ。

若林:お前推理入れてくんなよ~。

春日:なんだよ?推理入れるって。そんな言葉ないんだよ。

若林:ツッコミに推理入れてきただろう。

春日:ツッコミとかじゃない、感想じゃん。違うもん、それ。

若林:じゃ、推理入れてないね?

春日:入れちゃないよ!

若林:ツッコミね?シンプルな。聴いてみよう、ちょっと。

春日:ツッコミというか、指摘だよ。

 

(チャレンジ)

 若林:えー、茨城県、ね? 書いてあったとする。

 春日:そいつはもう春日俊彰じゃねぇーな(笑)。

 

若林:ほらー! 「『じっちゃんの名にかけて』って言いかけてんだよ、ほんとに(笑)。

春日:(笑)いや、別に何にかけるわけでもないし。そうじゃん、46までだったら、まだ、「いつ5歳年取ったんだよ」って言うけどさ、茨城県まで言っちゃったら、もう違う人だもん(笑)。2つ入れちゃったらさ、2つ違ったら違う人じゃん。

若林:ハハハハ

春日:推理とかじゃない、別に。

若林:確かに。もし見開きで、街角スナップで、俺、春日の今のファンションが載ってたら、「コイツ、メチャダセェな」と思う。

春日:ハハハ ダサいんじゃないかよ!

若林:それは、今、カッコイイなと思う。そこまで、あんなダサい格好でグリーン車乗ってこれるって

春日:ハハハハハ

若林:俺は、そいつの中のメンタルがめっちゃカッコイイと思うの。

春日:カッコよくないじゃん。カッコイイの?それは。

若林:俺ね、これね、何とも言い…でもまぁ、何とも言いにくい話で申しわけないんだけど、NBAのロケッツっていうチームのハーデンていう選手がめちゃくちゃ好きで、俺、それなんでかっていうと、その人はおしゃれさんではあるんだけど、あご髭をめちゃめちゃ生やしてんのよ。あご髭めちゃめちゃ生やしてるってあんまいないの。

春日:ああ、イメージないね、確かにね。

若林:で、アメフトとかもそうだけど、NBA選手がスタジアム入りしたファッションのスナップみたいなのがインスタッフとかに載ってるんだけど、みんなハイブランドのスニーカーだとかコートだとか着て、みんなおしゃれ。お金持ちだから。

春日:はいはい、それはおしゃでしょう。

若林:たまにね、それどこのジャージなの?っていうジャージの上着をズボンにインにして

春日:(笑)

若林:臍の5センチ上ぐらいの高さで、コーヒーカップ1個持ってスタジアム入りしてる写真がアップされて、なんか蛭子さんみたいになって

春日:ハハハハ

若林:俺、カッコイイなぁって思ったの。あご髭生やして、めっちゃサンタクロースみたいな。

春日:はいはいはい。

若林:それをなんかで、英語わかんないけど、この人マジどうでもいいと思ってんだろうなとか。

春日:はいはいはい。

若林:それがカッコイイなと思って、すごい好きになったの。

春日:うん。

若林:誰かのファッションに似てるなと思ったら

春日:(笑)

若林:写真撮られた時の春日だと思って

春日:ハハハハハ

若林:春日っていうファッションを、“春日ファッション”というのをみんなが“パンクファッション”、“春日ファッション”みたいな、“春日ファッション”みたいに言い始めたら、これはもうめちゃくちゃおしゃれなのよ。

春日:言い始めたらおしゃれだろうね。

若林:そういうファッションが生まれるんだよ。グランジだったらネルシャツ着て、VANSのボロボロのスニーカー履いて、みたいなのが生まれてくる時あるだろう。

春日:はいはいはい。言葉だけでパッと格好が思い浮かぶぐらいの代名詞みたいなね。

若林:そう。だから、写真撮られた時の春日の格好を“パンクファッション”みたいな言い方で“春日ファッション”て言っていけば、その第一人者だよ。だから、ほんとにココ・シャネルみたいな名言を出してもいいんだよ。(笑)

春日:(笑)名言出すというか、放った言葉が名言になるだろうね。

若林:そうそうそう。だから、ファッションはまだ見つかってない。

春日:(笑)ああ、そう…ま、見つかってはいないね。そこを取り上げられたことないからね。

若林:逆に、聞いてみたい、それはね。

春日:何がよ?

若林:春日に対して、例えば、ご意見番みたいな、ドン小西さんみたいな立ち位置でファッションチェック、(映画のパーティとかをやってく)

春日:いや、無理だよ、そんなパーティ来た女優さんの服装をイジるなんて、わかんねぇんだから、だってそんなの。

若林:わかんない?見てて。

春日:わかんないよ、そんなの。

若林:あ、そう。わかんないんだったらしょうがないね。

春日:どこが悪いとかさ、言えないよ。

若林:例えばドレッシーな格好してる女優さんとかに「靴はクロックスのほうがいいっすね」とか(笑)。そしたら、森きょうだいとかね、「これはインしたほうがいいですね、ズボンに」とか(笑)。「フード被ったほうがいいですね」

春日:「フード被ったほうがいいね」。

若林:「マスクしたほうがいい」。ハハハハ 「変なサングラスしたほうがいいですね」。ハハハハハ

春日:「したほうがいいね。リュック背負ってね」。

若林:「リュック背負ったほうがいい」。

春日:いやいやいや(笑)。

若林:「もっとピチピチのやつ穿いたほうがいいね」とか。

若林・春日:ハハハハ

春日:あと、裸足ね。基本的に裸足。

若林:「靴下脱いだほうがいいですね」つって、それをやってほしい。それは見つかってない、まだ。

春日:確かに見つかってないね。

若林:と思うんだけどね。

春日:まぁね、どっかが見つけてくれるのかどうかわからんけど。

 

若林:あとはないでしょ、もう自分で見つかってないなって。

春日:まぁ、ないかな。体鍛えるとかもあるしね。

若林:あ、そうか。

春日:髪型もまぁ、ウーン、ないかなぁ。

若林:だから、全部ないね。のびしろ、じゃあもう。

春日:いや、見つけたいね。悔しいね。

若林:もうだって全部やったでしょ? スポーツも勉強も。

春日:スポーツも勉強もやって、ファッション…

若林:全部見つかったよ。10年で春日は。

春日:いや

若林:俺、ないもん、春日に対して、まだ春日のこの部分見つかってないねって。ワイドショーのコメンテーターで出たって、お前大したこと言えないだろう。

春日:(笑)大したこと言えないね。そうだな。リョウ…ウーン、料理。

若林:わかんない、でも、ワイドショーのコメンテーターで、バイトの人が実は裏でこんなことしてました、みたいな動画みたいな流れて、スタジオ戻ってコメントしたら、もしかしたらそういう若者にめちゃめちゃ厳しいかもしんないもんね、春日(笑)。そういう部分があったら、まだ見つかってないじゃん。竹山さん並みにさ、「こういうのダメですよ」って言えるかもしれない。そういう部分はどう? 自分の中ではどう?それ。もしそういう、バイトの裏でこんなことしてました動画みたいなのが流れ、スタジオに下りた時に自信ある?

春日:ウーン、やったことはないけどね、イケるとは思うけどね。別に。それはだってけしからんことじゃん。いい悪いっていう判断はつくよ。私は。

若林:それはそうだよね。いい悪いはむずくないもんね、これに関しては。

春日:そうだね。いい悪いっていうのはわかるからね。

 

若林:いやぁ、春日さん、バイト先の厨房でね、床に落ちた、わざと落としてるようにも見えますね。食材を洗わずにまた調理してお客さんに出しているという動画ですけども、いかがですか?

春日:これはね、よくないですね。

若林:よくないですよね?

春日:よくない! これだってもう、仮にもね、飲食で、人の体の健康だとか、自分が作ったものがどう影響していくのかというのを考えてないということ、これ、よくないですね。

若林:(笑)

春日:(笑)うん!

若林:よくないですよね?(笑)

春日:で、動画撮って笑ってるっていう、撮ってるほうも悪いし、これ、よくないですね。

 

若林:これでも、ほんとに、ほんとにワイドショーの仕事、今でなくなったね、春日。

春日:ハハハハハ こんなんじゃないの? ダメ? 何が? だって「よくない」ってことは言ってんだよ、ちゃんと。「どうですかね?」というのはダメだと思うんだよ。

若林:ちょっと言い過ぎ。「よくない」って言い過ぎて、なんか集中してなさそう。なんか。現場に(笑)。

春日:そんな?(笑) なんで? 1回ぐらいがいいってこと? 「よくない」は1回?

 

若林:でもね、春日、あれとかイケるかもな。

春日:何よ?

若林:『あっぱれさんま大先生』的な、子どもばっかりの演者の先生。

春日:(笑)

若林:これ見つかってないんじゃない?(笑)

春日:見つかってないけど(笑)今この(笑)……逆にいいのか? ないから。

若林:うん。

春日:昔はよく『あっぱれさんま大先生』もそうだし『(所さんの)ただものではない』とかさ、子どもと(笑)。今あんの?

 

若林:あとは帯のワイドショーのMCしかないよ。

春日:MCだね。

若林:でも、帯のワイドショーのMCにしては肩幅広過ぎるんだよ。

春日:肩幅で決まるのかよ! 肩幅で選んでないだろ、別に。確かに肩幅広い人いないけど、あんまり。イメージ。パッとね。

若林:もしさ、その仕事来たら、いつもの衣装で真ん中立ってんのかな?(笑)

春日:そらそうでしょうよ。

若林:『スッキリ』の加藤さんとかさ。

春日:そうよ。

若林:立って挨拶するじゃん、ああいうのって。

春日:大体ね。

若林:ピンクベスト着て、白いズボンで、七三で真ん中に立って「おはようございます」って、『ヒルナンデス!』でも南原さんそうだけど、立って「おはようございます」とか「こんにちは」とか言うのかな?

春日:そらそうでしょう、だって。その番組の決まりの衣装があればそれ着るけど、何もなかったらさ、ピンクベストで白で、あの格好でやるんじゃない?

若林:どこのテレビ局でやりたい? 朝の帯のMC、春日がやるとしたら。

春日:えー?

若林:「えー」じゃねぇーよ! 辞退しろよ、お前。

春日:考えさせろよ。

若林:ウソのトークでも辞退しろ! 「いや、俺はとてもできないよ」。そうじゃないと変だぞ。

春日:何がだよ?

若林:「えー」じゃないんだよ!(笑) でもさ、ほんと「4月からワイドショーの帯のMCやってください」って来たら、お前断らないだろ?

春日:断らないよ! だってそれは(笑)

若林:いや、違う違う。断れよ!

春日:なんでだよ!?

若林:ハハハハ

春日:それはやっぱりね、選んでくれたっていうのがあるしね。自分じゃ思わないよ。帯のワイドショー

若林:『カスッキリ』?(笑)

春日:『カスッキリ』が…

若林:ハハハハ つまんないよ、ゴメン。2人で深夜に『カスッキリ』とか言ってる、もうおじさんだし、感覚古いし、めちゃつまんない『カスッキリ』なんて言ってんの(笑)。

春日:(笑)『カスッキリ』が来たら、その時点で見つかったんだなって思うからさ(笑)。

若林:ハハハハ

春日:見つけられたらさ。

若林:「まあだだよ」ってちゃんと言わなきゃダメよ。見つかってる場合じゃないのよ(笑)。

春日:いやいやいやいや(笑)それは見つかったから「はい」つっていって出ていくしかないじゃない。

若林:いつもの衣装でやって?

春日:まぁ、そうだね。

若林:アナウンサーは誰になるの? 横にいる。

春日:えー、誰だろう。

若林:どういう演者でやりたい? 決まってんじゃん、ロベキャンさんとかさ。必ずスタジオで。たぶん相性もあると思う。どういうメンバーでやりたい? 4人。

春日:4人!

若林:杉山愛さんとロベキャンさんと水卜さんと。

春日:『スッキリ』からなのね?(笑)『スッキリ』からもらうってこと?

若林:いや、違う違う。自分の理想よ。ワイドショーの帯のキャスティング。

春日:まぁだから…

若林:断れよ!

春日:なんでだよ!

若林:「まぁだから」じゃないんだよ!(笑)誰がいい? 誰とだったらやれそう? 人気出そう?

春日:誰? ま、春日がいて、やっぱ女子アナの人はいてもらいたいじゃない? ニュースとか読むとかさ。局だよね。

若林:どこの局でやりたい?やるとしたら。

春日:どこだろうなぁ…。ウーン、TBSかなぁ。

若林:TBS?

春日:うん。いやでも、どこ、あんまないね。どこの局がどうとかないじゃん。それは春日が始めちゃったら春日色になるわけだからさ。ね?

若林:酔っぱらってんのか?お前(笑)

春日:(笑)ないよね。

若林:俺はパラダイスじゃねぇんだぞ。そんな薄い安い「春日色になるじゃない?」なんて言われて笑うかよ!

春日:ハハハハ

若林:俺はパラダイスや水ぐっちゃんじゃねぇんだよ!

春日:ハハハハ

若林:「春日色になるじゃない」「確かにね」って言うかよ!俺が。

春日:言ってくれよ~そこはさぁ。

若林:ダセェなぁ。

春日・若林:ハハハハ

若林:まだ見つかってないね。帯のMCだけだね、じゃあ。

春日:そうだね。見つかってない、そうだな。それ見つかっちゃったら、ある程度出す感じになるから。

 

若林:そういうの、鶴太郎さんがアートだったりとかさ、急にその才能、すごい、めっちゃ評価されてるみたいな感じになる人もいるじゃん。年齢重ねてから。

春日:いるね。たまたま企画で絵描いてみたらとんでもなかったとかね。

若林:そうそうそうそう。

春日:そういうパターンだよね。ジミーさんとかさ。

若林:そうそうそうそう。そういうの絵とかもあるかもしれないよ、春日。

春日:そうだね。

 

若林:あ、でもね、春日ね、あれがまだ見つかってないわ、料理の才能。

春日:フッ(笑)いや、料理はさ、料理はないよ。料理の才能ってどこでそれ見いだしたのよ?

若林:いや、『美味しんぼ』読んでんじゃん、全巻。

春日:確かにな! 確かにそうだ。

若林:それあると思うのよ。

春日:結構好きだからね、グルメ漫画。『美味しんぼ』読んで『将太の寿司』も読んでたしな。

若林:ちょっとさ、レシピだけ言ってみてよ。頭の中で。

春日:なん、何のよ?

若林:何でもいいから、レシピ言ってみ。何でもいいから。

春日:卵でしょ。

若林:まず卵。卵ね。

春日:あと、まぁ

若林:ウヒヒヒヒ

春日:ニラ?

若林:ニラね?(笑)ちょっと待って、これもう言っていいのかな?(笑)ニラ卵じゃねぇーか!

春日:早ぇーよ! 早ぇーだろうが!

若林・春日:ハハハハハ

若林:「卵でしょ? ニラでしょ?」じゃねぇーよ! ニラ卵じゃねぇーかよ!

春日:早ぇーって(笑)

若林:春日のオリジナル料理を作って、卵とニラ、キャンセル。もう一回頭から頂戴。

春日:ウーン、そうだなぁ、ピーマン。

若林:まずピーマン。

春日:うん。ハム。

若林:ハム。

春日:うん。ウーン、マッシュルーム。

若林:(笑)ピーマン、マッシュルーム。

春日:えー、ケチャップ。

若林:ケチャップ。ニャハハハハ

春日:(笑)スパゲティ。

若林:スパゲティ(笑)。ナポリタンじゃねぇーか!お前。

春日:ハハハハ

若林:これ何だよ?これ(笑)

春日:正解!

若林:何を作ってるでしょうか?じゃねぇんだよ!

春日:そうなるでしょうよ。「レシピ言ってみ」って言ったら。

若林:フフフフフ 腹立つなぁ(笑)。

春日:(笑)確かに料理はないかもな。料理番組はやりたいね。

若林:でも、グッチ裕三さんみたいになるかもね、春日。うちの稽古場で料理作ってさ(笑)。

春日:あったな!

若林:あったのよ、そういうロケが。昔。

春日:『スッキリ』の前の番組か何かだったよな、朝の。あった。コーナー。

若林:あるかもしんないから、備えておけよ、料理はな! 見つかるかもしんないから。もし全然見つけねぇーなと思ったら、別にYou Tubeで初めてもいい。『春日の料理』つって、まず食材から言ってく。卵だろ。ニラだろ? ニラ卵じゃねぇーか!つって。ハハハハ 自分で言ってよ、1人だから。卵だろ。ニラだろ? ニラ卵じゃねぇーかって自分で言ってよ(笑)。

春日:「さあ」とか言ってね。

若林:そう。したら、次の映像は作ってるところ。

春日:作ってるからね。もう中華鍋に油を入れて(笑)。

若林:いいよ、もう!

 

 

第7世代と言われる人たちが台頭してきて、毎日いろいろな番組に出演しているのを見ると、オードリーもかつてこういう時があったなあと懐かしく思う。

そんな時を経て今10年たち、春日さんの“のびしろ”について考えるという楽しいオープニングトーク。危機感を持っていたりするのかな。

奇しくもこの書き起こしをアップした後に『水曜日のダウンタウン』で“春日語”が見つかってて笑っちゃった。相当恥ずかしいやつ。サトミツが冷静に解説しているのも面白かった。

『カスカスTV』の“春日語仕分け”の回がとても楽しくて、仕分けする側の浜谷さんもついつい出ちゃってたなあ。以前マネージャーだったゴトウさんもすぐ伝染しちゃう人だったよなあ。また見返さなくちゃ。