別に人生楽しくない

 

パンサー向井の#ふらっと 2023年2月23日

 

ゲスト、サトミツさんで「オードリーさんのオフ会みたい」と向井さん。(笑)

嬉しくて午前1時から目がギンギンの髙橋ひかるちゃん。

 

若林さんとの出会い

佐藤満春:僕がケイダッシュステージという事務所に入ったときに、稽古場に入れなくて外で本を読んでるときに、ものすごいスピードで駆け寄ってきたのが若林くんで、その日の夜に家に来て、そこからは本当に毎日ですね。

髙橋ひかる:それはすごいですね。(『スターにはなれませんでしたが』を)読んでてびっくりしました。そんなことあるんだと思って。そんな一気に距離が。でも、本当にだから、タイミングじゃないですけど、出会いはそういうのもあるんですかね。

向井慧:縁でしかないっていうところですよね。

佐藤満春:そうですよね。ありがたいですね。

 

自己評価と他者評価

向井慧:自己評価と他者評価で言うと、サトミツさんの自分の満足度って他者評価が大きいですか?

佐藤満春:でも、結局、自分の見えない輪郭を作ってくれるのは他人の評価だったりはしたなと思うんです。それこそ若林くんだったり、番組を依頼してくれるプロデューサーの関係者だったりとかというところは大いにあって。自分のことは見えていないこともあるんですけど、それでも、自分を疑いつつ、信じつつ、本当に頼ってくれる人に対する恩返しはしていこう、というぐらいのところ。

結局、番組でもそうだし、オードリーのネタもそうだし、僕の手柄では全くないので、頼ってくれる人とか声をかけてくれた人に「よかったな」と思えるだけのことをしようというぐらいで、あとは別にどうなっちゃってもいい。(笑)っていうのはありますね。

 

別に人生楽しくない

向井慧:この本でも書かれているんですけど、「別に人生楽しくない」というのも言い切るわけじゃないですか。ここが凄くて。もちろん、人生ってめっちゃ楽しいですという人がいていいと思うんです。その人たちが摂取するエンタメがあっていいし。でも、それの反面、人生、全然楽しくないよな。生まれてきた時点でハードモードだよなということを感じる人も多いから、そういう人が摂取するエンタメが必要で、そういう意味では、この本て、それで別にいいっすよという。肯定も否定もしていないというか。温度感的に。僕は別にそれで仕事もちゃんとあって、楽しくないですけど、しっかり愛すべき家庭もあってやっているという、ここの温度感は昔からですか?

佐藤満春:ずっとそうですね。だから、仕事が今、ありがたくあるので続けていますけど、なくなったら町田で細々と暮らそうかなって(笑)ぐらいですね。

向井慧:それ、すごく助けられるというか、勇気づけられるんですよね。人生って楽しく思わなきゃいけないっていう何となくの圧力もあるし。

佐藤満春:点では楽しいんです。今『ふらっと』に出させていただけるとか、今週、ラジオ(『佐藤満春オールナイトニッポン0』)があるとか、いろいろ楽しいことは点ではあるんですけど、ふとしたタイミングで「別になんだかな…」ってため息つくみたいなのはあるっていうのは、不思議なものですけど。

向井慧:でも、それは、ただそういう事実です、というぐらいのことですもんね。

佐藤満春:そうですね。

向井慧:それだから、早く人生終わりたいとか、全然そういうことじゃない。

佐藤満春:そんなことは全然なくて。飯も食うし、フットサルもするし、本も読んで、ラジオも聴くんですけど、別に楽しくはないなっていう。(笑)

髙橋ひかる:わかる。全然わかるんですよね。

向井慧:めっちゃわかるんですよ、それって。

佐藤満春:ありがたいですね。

向井慧:それを本にしてくれるっていうのが非常に心強い。

高橋ひかる:やっぱいるんだ、そういう人ってってすごいホッとした感も読んでてありましたもん。

 

 

「人生楽しくない」って強く響く言葉だから一瞬ギョッとするけど、言わんとする意味はとてもわかるなぁ。