観られやすい人と観られづらい人


新道竜巳のごみラジオ 第163回「ゲスト:坂巻くん」

 

新道竜巳のごみラジオ 第163回「ゲスト:坂巻くん」

 

坂巻「さらばのは、あれやるっていうのは知ってますけどね」

新道「何やるの?」

坂巻「1本目かわかんないけど、たぶん居酒屋のネタだろうけど」

新道「聞いた、聞いた」

坂巻「それは、1本目か2本目かではやると思います」

 

坂巻「GYAO!で配信とかされないからわかんないよね、何ネタやるか」

新道「そうなんだよ! キングオブコントは、強いネタ1本あったら下手したら決勝に行けちゃう時があるから」

坂巻「M-1だったら、ああ、あれやるんでしょっていうの予想つくけど」

新道「ちょっと引きがあったりとかして。

例えば、M-1のシステムで言うと、にゃんこスターパーパーなんて、GYAO!で出したらみんな観るわけですよ」

坂巻「確かに」

新道「だから、例えば3回戦、準々決勝とかで、準決勝にやるやつを先にやって、みんな準決勝のお客さん、結構マニアックだから、観て行ったりしたら、ちょっとウケ弱くなるんだけど、キングオブコントはこれがないから」

坂巻「ネタバレがね」

新道「まんま同じのやっても、同じだけボーン!と響くことも結構あるわけですよ。それでも変えてる人もいるけど、そのぐらい、観られやすい人と観られづらい人といて、逆に、同じネタやって必ずウケる人もいるのよ。観られない人は。じゃ、観られないぐらいの人気って何なの?っていう(笑)。僕らって一体……みたいのもあって。

ウケが弱くなるってのは、期待されてるとか人気があるという理由にもなるんで、凄いいいことなんだよね、実は。同じようにウケるということは、決勝に行った時にそれが凄いハマったところで、テレビの業界の人が呼ばないという可能性もある。観たいと思われてない。ネタは凄い強いんだけどと。そこは複雑なところだよ」

坂巻「そうね。M-1との違いですよね」

新道「メイプル超合金なんて2015年のM-1グランプリ、3回戦でやったネタが、準々でやったら、同じボケが如実にウケなくなって、新しく入れたボケがハネたから、また行けた、みたいなところありましたから。みんな観たかったんだよ、メイプルのネタ。とりあえず、その時、メイプル超合金GYAO!で配信したら、まずメイプル超合金を観るぐらいの感じだった。正直なところ」

坂巻「そうね」

新道「で、準々もそれみんな観ちゃうし。だから、そこの中で常に戦いながら、新しいボケをどんどん入れながら」

坂巻「でかいよね、GYAO!で配信されるというのが“ある”と“ない”でね」