たまむすび 2017年12月6日
博多大吉「まず最初は、トップバッター、ゆにばーす。トップバッターだったんであれですけど、まあまあ、トップバッターは大体85から95の間でつけようみたいな流れが実はあるんですけど、でも、やっぱあれだけの大舞台で急に出てきて、オンエアでも言ったけど、やれたというのと、トップバッターで、えーとねぇ、ま、いいか、ポッドキャストやから。あ、ラジオクラウドだからあまり時間気にしなくていいもんね」
笹川友里「はい」
大吉「僕が一番評価したというか、偉そうだけど、審査員なんで。俺、すげぇなと思ったのが、『翼の折れたエンジェル』のあのくだり、あれで僕、度肝抜いたんですよ。何やってんだコイツら!?と思って。あんな大舞台の、あんな大事なところで『翼の折れたエンジェル』のサビ歌う?」
笹川「はあ。結構長尺というか、しっかり歌ってましたもんね」
大吉「結構歌ったやん。いや僕、あの時にちょっと鳥肌立ったんですよ。ゆにばーすのやり方に。なんかすげぇなーと思って。よっぽど自信あんだなというか。
僕が若手の頃からずっと上の人に言われてたのが、漫才とかコントでも何でもええけど、とにかく芸人はポリシーがないとダメだと言われてて、いまだにこの答えってわかっていないんですけど、ポリシーって何ですか?何を持てばいいんですか? 俺はこれが面白いと思う、たぶん揺るぎない心のことをポリシーとおっしゃっていたと思うんですね。僕の解釈だと。
それが一番大事だとすれば、あの場で『翼の折れたエンジェル』しっかり歌って、しっかりウケ切るというのは、僕凄いなあと思って」
笹川「やっぱり勇気の要ることなんですか?時間をそこに割くというのは」
大吉「勇気が要るというかなんというか、僕ならできない、あれは」
笹川「ええ!」
大吉「うん。あのネタ、作れないかなあと思って」
笹川「はあ」
大吉「と、あと、僕ね、ゆにばーすは、はらちゃんという女の子の声、生理的に僕ダメなんですよ。昔から」
笹川「ちょっと、なんて言うんでしょう、ガラガラしたというか、高いけれどもガラガラしたという。確かにだいぶ独特な声ですよね」
大吉「好き嫌いじゃなくて、僕、苦手なんよ。でも、苦手な僕がめっちゃ面白いから、これ苦手じゃない人って、もっと面白いんだろうなとか、いろいろ考えると、やっぱ92ぐらいつけてもいいのかなと思って。前年かな、前々年かな、トップバッターでいうと、メイプル超合金が92点とってたんですよ。誰かから。それもちょっとふと思い出して。
あと、これ言うとあれだけど、回りの審査員の方は低くつけてくるだろうなと思ったから、せめて僕だけでも高めにいっとくか」
笹川「そうですね。巨人さんが89点」
大吉「リーダー87」
笹川「90、91、87、90」
大吉「だから、結構みんな高得点でいったと思うんですけどね」
笹川「横並びで見ると先生が一番高かったんですね」
大吉「高かったけど、まあ、でも、トップやったらこのくらいかなと思いましたけどね。面白かったと思うけどね」
笹川「この間もちょうど放送の中で順序の話、出ていく順番の話というのがあったから、やっぱり1番て相当プレッシャーかかるんだろうなと思いました」
大吉「ただ、1番だからこそ、最初の出囃子を全身で受け止められるというか、あれでブーストかかるというか、あれでお客さんが、あの出囃子で会場がドーン!てなるから、そこに上手いこと乗っていけた。
あと一個いい?」
笹川「ええ」
大吉「ごめんね、長くなるけど」
笹川「ゆっくりやってください」
大吉「男女コンビで、言ったら、見た目もあんまりよくない2人で、俺、これで合コンとか、彼女が欲しいとかいうネタなら、さすがにつけてないと思うんよ。この2人がやったのが、仕事先で相部屋になるっていう男女コンビにしかできないネタだったから」
笹川「そうでしたね」
大吉「うん。だから、これも実は評価させていただいた大きなポイントだったかな」
笹川「はあ。やっぱりネタの大もとの設定も大事なんですね?」
大吉「うん。だって、ちょっと見た目がよくない人が「彼氏が欲しい、彼女が欲しい」では、M-1は勝ち上がってこれないよ。そんなありがちなネタでは」
笹川「ええ、ええ」
大吉「だから、あ、すげぇなぁと思いました、僕は。男女コンビならではのネタだったからいいなと思って92にしました」
笹川「はあ。じゃ、1番といえど高評価の」
大吉「はい」
オードリーのオールナイトニッポン 2017年12月9日
若「ゆにばーすさんもめちゃくちゃ面白かったな。なんかあんまり年数たってないんだって?あれで。凄いねぇ」
春「若い?若いよね。若いし」
若「めちゃくちゃ面白かったなぁ」
春「うん。一番手でね。面白かったね、確かに」
若「ねぇ」
春「うん」
若「あれ凄いよね『翼の折れたエンジェル』」
春「うん。あれはやられたね」
若「春日さんもやられた?」
春「うん。悔しいなと思ったね、やっぱね」
若「フリなかったよね?あれ、たしか」
春「シャワー浴びる……」
若「歌歌うことに関してのね。ノーモーションだよね?あれ」
春「シャワー浴びるわ、なんつて言って」
若「ノーモーションで(笑)。あれ、カラオケとかでめちゃくちゃウケんのかな?あの子があれ歌ったら」
春「まあ、今、ウケんじゃない?」
若「あれ凄いな、ノーモーションで」
春「いいねぇ。チョイスがいいよね。歌のチョイスがねぇ」
若「声質となんか合ってんだよね(笑)」
春「そうなんだよねぇ」
若「あれ、最初のさ、ツッコミの方がさ、ネタフリっていうか、ネタフリっていうか導入の時にさ、途中でさ「ねえねえ!」って入ってくるじゃん(笑)。あれも痺れたなぁ(笑)」
春「あれもいいね」
若「いいね」
春「汚ねぇ声で入ってくるんだよ」
若「ああいうことだからね、異常者の人っていうのは。はははは(笑)」
春「汚ねぇ「ねえねえ!」」
若「あははははは(笑)」
春「なんだ、その声!(笑)」
若「言い終わって入ってくるわけないんだよね」
春「ま、そう。待たない。異常者は」
若「あははははは(笑)」
春「そういうのはわかんねぇんだ」
若「ねえねえ!」
春「ハハハハハ(笑)」