2008M-1から10年

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年12月8日

 

若林:思い出してたらさ、自分たちのことも。あれで、M-1で敗者復活してさ、トーク番組とか呼ばれた時にさ、いま思えばよ、ほんとに春日のケチネタがあってよかったよね。

春日:まあ。

若林:あれってさ、ああやってなんか出てった時にさ、こういうキャラクターがっていうことをさ、1個話の芯になってたのね。毎回同じ話して、こんなの大丈夫なのかなと思ってやってたけど。

春日:ハハハハ(笑)

若林:あの1年、俺、何回飴ジュースの話したかなと思ってやってたけど。

春日:いや、そうよね。

若林:あれあってよかったよね。

春日:あってよかったね。

若林:番組作りやすいじゃん、たぶん。

春日:まあ、そうだね。そうなんだろうね。話すネタというかね。

若林:本人たちはさ、毎日やっていることだからさ、コインシャワーにシャンプー家でして歩いていくとか、あんまりおかしなことしてる意識なかったけど。

春日:いや、そうそう、そうなのよ。

若林:いま、家にお風呂がある立場になると、やっぱり変な奴出てきたってなるんだね、あれ、世間的には。

春日:だろうね。

若林:当時は、何をそんなにおかしく思うんだろうなって、俺は飴ジュースとかやってないけど、コインシャワーとか俺もやってたから、ちょっと思ってた。何度も喋りつつ。だけど、やっぱちょっと変だったんだろうね。

春日:ハハハハ(笑)

若林:やってる行動が。

春日:まあ、普通ではないよね。でも、やっぱり理由はある。お金がないからってさ。我々としては理由、正義みたいのがあったから、おかしいとは思わないけど、それがいいんだろうね、ズレててね。世間と。

 

若林:なんかさ、昔はさ、そうやってネタで出た後、トーク番組あってさ、その最高峰のところに『アメトーーク!』だ、『しゃべくり007』だ、『おしゃれイズム』だっていう感じあるじゃない。

春日:へい、へい、へい。

若林:今ってさ、そうなのかな、やっぱり。同じなのかな。

春日:どういうこと?トークでってこと?

若林:何だろう。なんか、昔もあったけど、今は、どっきりにハマって世間の皆様に可愛がられたほうがいいのかなっていう、そういう感じしない?どう?

春日:まあ、そうだね。

若林:そっちが強めというか。

春日:うーん、まあ、まずそっからじゃない? そっちからじゃない? だけど、だんだんだんだん興味が持たれてきて、その人に。どんな奴なんだこいつ?といった時に、なんじゃないの? お話があるかどうか、みたいなさ。

若林:そこね。

春日:そこで。そこでもう1周できるか2周できるか、みたいなことになってくるんじゃないですか?

若林:そういうことになってくるのか。

春日:最初はでもいいんじゃない?別に。

 

若林:ずっとドッキリにひっかかったりしてたもんね。

春日:ハハハハ(笑)

若林:ドッキリして飴ジュースの話して、ドッキリ食らって飴ジュースの話して、が、1日に4本ずつ毎日、みたいな。

春日:ケケケケ(笑)

若林:多かったんだよ、お笑い番組も、あの時のほうが、たぶん。

春日:ちょっとブームだったからね。

若林:50人とかのひな壇の番組がよくあったもんね。

春日:そうね。

若林:今はそんなに見ないね。30人とかブワーッと並んでる番組ね。

春日:まあ、そうだね。

若林:昔、5段ぐらいあったもんね、ひな壇。

春日:うん。

若林:落ちたら怖ぇーな、みたいな。一番後ろに座ってて、俺。ピンマイク付けてもらってなくて、その頃。そのぐらいの人数の頃。春日だけに付いてて。

春日:ほんとそうだね。

若林:俺、だから、鼠先輩のピンマイクの近くで喋ってたもん。

春日:ハハハハ(笑)

若林:急に振られた時、ピンマイクないから。人数多すぎて。はははは(笑)いや、ほんとによ。

春日:ああ、そうだね。

若林:毎日、ジョイマンと髭男爵さんと一緒で。

春日:うん。

 

若林:俺、なんかトム・ブラウンは大丈夫なような気するよな。

春日:うん。

若林:返しとかも上手だし。あとさ、何が俺らと違うってさ、可愛がられるんだよ、先輩に、トム・ブラウンて。2人とも人がいいから。

春日:ああ、はいはいはい。

若林:人見知りじゃないから。

春日:うんうんうん。

若林:そのほうがいいよね、やっぱり。

春日:うふ(笑)まあまあ、そうだね。

若林:それがあるから、凄くよかったよね。こういうの事務所も盛り上がってくるね。ああいうウケ方してたら、こういうふうに脚光を浴びる時が来るんだって後輩たちも思ってさ。すごくいい効果が出るんじゃないの?

春日:まあ、やる気にはなるでしょうな。

 

 

M-1グランプリ2018の感想

若林:「春日さん、若林さん的に、今年のM-1で、このコンビ面白かったというのは誰でしたでしょうか?ちなみに僕はかまいたちさんが一番好きでした」というのが来てますけど、春日さん、どうですか?

春日:誰がおもしろ、誰、まあ、まあ、みんな面白いよね。その中でもっていうことでしょう。ネタでっていうことですか?

若林:うーん、まあ、「このコンビ面白かったなっていうのは誰でしたか」っていう。ネタっていうか、ネタ以外だったら何だろうなってちょっと思いますけど。

春日:ネタ以外だったら、待機ルームのスーパーマラドーナの田中ちゃんでしょう。あれはもう素晴らしい!と思いながら毎回観てたけどね。

若林:凄かったなあ。

春日:テッテレーのあれは本当にすげぇなと思いながら。ネタはね、もちろんみんな凄いけどさ。

若林:ボケの人だよなあ。

春日:あそこで、一言で(笑)。

若林:大ボケだもんな。

春日:大ボケで、陣内さん呼び止めて(笑)。ちょっちょっ呼んで、テッテレー、ベルトが違うとかさ、あれは凄いと思ったよ。

若林:田中さんの無欲な感じでさ、音もたてずに射程圏内に入ってくる感じ。一発かますぜっていう気負いがないじゃない。テッテレーつったら、もう至近距離に入ってるっていうか、あれ凄いよね。かかっちゃうじゃん、ああいうことやろうと思っちゃったら。

春日:そうね、なんか残そうとか思っちゃうじゃない。

若林:やってて当たり前っていう感じが凄かったね。

春日:うーん、あれはまあびっくりしたけどね。

 

若林:あとは、どなたが春日さん、ネタのほうで言うと。

春日:ネタのほうで言うと、誰、誰でしょうね。かまいたちは面白かったね。

若林:かまいたちさん面白かったね。

春日:ポイントカードだけでね。

若林:面白かったなあ(笑)。

春日:あれは、うん、たまらんかったな。

若林:急に怒りだすとかとか、ほんとに(笑)、マジだもんね。

春日:マジ。そう。

若林:マジでそうなんだろうなって。

春日:そう。あれ、山内君がああいう人なんだろうなっていうさ。

若林:そうそうそうそうそうそう。山内さんね。

春日:感じするから、凄い(笑)よかったね。

若林:急にエンジンかかる山内さんのところとか(笑)。

春日:そうそう、そういう人なんだろうなっていうね。

若林:人が出てるっていうのはM-1はかなりありますもんね。

春日:(笑)面白かったね。ジャルジャルも面白かったしなあ。

 

若林:そうね。トム・ブラウンさん。

春日:トム・ブラウンさん。

若林:トム・ブラウンさんは凄かったな。

春日:トム・ブラウンさんて言っちゃったよ。

若林:俺ね、でもね、凄いね、初めての感情になったわ。布川のこと、結構飲んだり遊んだりしたことあるからかもしれないけど、あと、ゴンちゃんがめっちゃ布川のこと好きで可愛がってたっていうのもあるんだけど、凄いうれしかったなあ。なんかそういう気持ち。ハマカーンとHi-Hiは先輩っていうか、Hi-Hiは先輩だし、ハマカーンは同期みたいな感じだし。でも、次の日ずっと考えてたんだけど、ちょっと悔しかったね。あそこまで面白いと。

春日:トム・ブラウンが?

若林:うん。

春日:ああ、そう。

若林:あのね、審査員の方が理解できないけど面白いつって、それが凄い羨ましかったな。かっこいいっていうか、理解できないけど面白いっていうのが、なんだろうな、タイプ的にさ、自分たちが面白いってことを信じてることを貫いて、あの猛者たちの理解を超えた上で松本さんにあの点数つけてもらうって、世に出てくる出方としてかっこよすぎない?

春日:うーん、まあまあ、そうだね。

若林:なんかすごく、お客さんとの急所ここだなってテクニックで打ってくるっていうよりは、自分たちが面白いと信じてるんですっていう、それが凄い感動しちゃって、次の日悔しかったな。

春日:ハハハ(笑)まあ、そうだね。

若林:面白すぎてね。

春日:あんまりほかにないというか。

若林:かっこよかったなあ、それがすごいね。

春日:そうね。

若林:異様だったもんな、出てくる時からね。

春日:うん。

若林:ははは(笑)みちおのクマと布川のロン毛が。はははは(笑)みちおのクマ、ちょっと深かったよね、いつもより。はははは(笑)

春日:ハハハ(笑)いや、そうね。持ってった感じだもんな。力でね。

 

若林:結構、決勝戦、まあ、凄かったなあ。15年となると。霜降り明星さんの粗品君のツッコミは、ちょっとショッキングだったな。

春日:面白かったね。

若林:言い切るっていうか、2回に分ける、説明とツッコミになって、1発目のツッコミの後、説明で足すみたいな、2行に台本が、オードリーっていうか、なってるコンビって多いんだけど、突っ込んだ後、ナントカナントカ、いや、ナントカナントカじゃないかって言って次行くんだけど、その説明とツッコミが兼ねてさ、だから、あそこ1行減って、次のボケにもう行ってるし、ちょっとなんか、自分のこと、おじさんだなと思ったかな。ちょっと。ははは(笑)それを、いかに短くするかっていうのがナイツとノンスタと俺たちのレッドカーペットの時代の、レッドカーペットが1分だったっていうのもあって、フリと説明をいかにタイトにするかっていうのをすごく時代が流行ってたんだよね、あの時は。10年前。

春日:うん、うん、うん。

若林:だけど、あの言い切って次行って、ボケもやったら、説明兼ねて、もう次のボケに行ってるからさ。

春日:うん。

若林:で、あと、決勝戦、それぞれの武器がまたあったじゃない。台本凄い人もいるし、設定凄い人もいるし、漫才のああいう大会の隠しコマンドの熱とか、衝動っていうか、執着っていうか、熱だね。それが乗りやすいネタだったよね、霜降り明星さんのネタが一番、あの中だと。

春日:ああ、そうね。そうかもね。

若林:間とか演技のほうに意識が行くと、そこのクオリティがめちゃくちゃ高いから、熱ということをやると、熱演になっちゃうと、また違ったりしちゃうのもあるんだろうなあとかね。で、それ、M-1ぽいなと思ったし。

春日:うん、うん、うん、うん。

若林:なんかプラスアルファのところが凄い伝わってきたもんね。

春日:うん、いや、もうそうね。

 

若林:春日さん、決勝の3組どうでした?観てて。

春日:決勝の3組、まあまあ、やっぱり面白いのは当たり前だからね。それはね。甲乙つけがたしだよね、あそこまで行っちゃうとね。

若林:そうでしょうね。皆さんも悩んでましたもんね、審査員の方も。

春日:いや、難しい。審査員になったらと思うとぞっとしたね、私はね。

若林:自分が?

春日:そうね。あそこで審査員だったと思うと(笑)。

若林:(笑)普通にきてましたよ。「春日さん、審査員のオファーきたらどうしますか」っていうメールが。

春日:(笑)オファーきたら、受けるでしょうね、それはね。やってくれって向こうが言ってくるってことは、ある程度認められたということだから、断るっちゅう……。

若林:受けるのがいいんじゃない?

春日:光栄なことだから。

若林:トム・ブラウンはチョー羨ましかったな。「理解できない。何なんだ君たちは」って言われてぇーな。はははは(笑)

春日:うん。

若林:でも、俺達もね、大竹まことさんに「噛んで面白いってどういうことなんだ!」って言われたけどね。

春日:いや、そうよ。全然我々だって自信持っていいよ。松本さんにだって「エントリナンバーすら面白い」って言われたからね。胸につけてるね。

 

若林:でもね、トム・ブラウン一番頑張ったけど、うちの社員は本当にいい酒飲んだと思うよ。社員だけで。10年かかったから、システム変えて。

春日:まあ、そうだね。

若林:キングオブコント行ったことないよね、ケイダッシュステージ。おもしろ荘のあれにクロコップが選ばれたけど。コントで。ほんとにうれしかったと思うよ。

春日:それはうれしいでしょ、それこそ生え抜きみたいなもんだからね、トム・ブラウンは。

若林:そうね! 大介とか岡田とか吉見とかがマネージャーだから。

春日:ハマカーンとかはそもそも実力がね。

若林:あるからね。

春日:あって、人気があって入ってきてるわけだから。

若林:だってケイダッシュステージってどのぐらい世間の人に知られてるかっちゅう話になってくるね。

春日:いや、そうだね(笑)。いやあ、だから、あんま知られてないよ。聞かれるじゃない、ちょこちょこ。

若林:アダモを筆頭にっていうことになってくるから。

春日:そうね。アダモステがね。

若林:はははは(笑)。

春日:アダモステがやっぱりトップで引っ張ってもらってっていうところだから。

若林:はいはいはいはい、凄いね。

 

 

(エンディング)

若林:M-1は自分たちが出てきてから10年というのもあるんだけど、なんかM-1ていうのはやっぱ特別だね。

春日:まあ、そうね。

若林:M-1によって、命の恩人みたいなところ、あんだろうな。

春日:まあ、そうだね。

若林:あるなあ。

春日:うーん、でかいイベントですよ。

若林:でさあ、あの辺の、M-1とか目指してんじゃない、やっぱりあの時代はさ。

春日:まあ、そうですな。

若林:思い出して、漫才だけやってたなあと思って。

春日:うん、うん、うん、うん。まあ、そうだね。

若林:だって、エッセイ書いたりしてなかったもん、あの頃は。

春日:ふふ(笑)まあ、そんな余裕というか、そんな時間はないだろうね。

若林:でね、全国ツアーではネタやらせてもらってるけど、10分、15分、20分になるじゃない。

春日:はいはい。

若林:エッセイ書いてるでしょう。

春日:うん。

若林:司会なんかもやらせてもらったり、パネラーとしても座るし、たまに大喜利の番組に出させていただいたり、うーん、ラジオもやるし。

春日:はいはい。

若林:うーん、ちょっと多いなと思ってて。

春日:多い?

若林:うん。

春日:何がですか?

若林:もともと器用なタイプじゃないから、全てを一流にやってる人もいるから、逆に言いにくいんだけど、1カ所を掘り続けるみたいな性格なことはだんだんわかってくんのよ。もういろんなことしてたり、興味あったり、俺しないからさ。

春日:うん。

若林:幾つかに絞りたいんだよ。

春日:はあ。ちょっと多いと。種類が。

若林:多い。多くないか? なんかいろいろできなきゃダメじゃないか、マルチに、今。

春日:まあ、そうだね。そんな器用じゃないと。

若林:絞りたいからね。

春日:どうする? 何? 幾つぐらいに絞りたいの? どれぐらい減らしたいの?

若林:2個にしたいわ。

春日:2個にしたいということ? それ、何と何よ?

若林:だから、どうする、どうすればいい? 2個選ぶの。その2個をすごく毎日一生懸命研究してやりたい。

春日:うんうんうん。

若林:でも、それじゃ、いま、時代的に残れない。

春日:まあ、そうだね。

若林:どうすればいいの?

春日:どうすれば……。

若林:いろんなことできて、いろんなことできなきゃダメ。昼の番組も、夜も、深夜も、ライブも、エッセイも、いろんなこと、こんな器用な人間じゃないの、もともと俺は。

春日:うん、うん、うん。

若林:絞らせてくれよ。

春日:(笑)それは、絞る宣言しちゃったら、それでいいんじゃないの? 大変だろうけどね、それはそれで。

若林:なんかそう思ってんだろ? どれも2.5流だなみたいな目してんな、お前? おい!

春日:いや、しちゃない。

若林:笑ってんじゃないかよ!

春日:いや、笑っちゃないよ別に。

若林:じゃ、どう思ってんのよ?

春日:えっ?

若林:どう思ってんの?

春日:手広くやられてるな。

若林:(笑)もうイジちゃってんじゃん。いいかげんにしろ!お前!

春日:ハハハハ(笑)

若林:お前に言われたくないしな、手広くやってるなって(笑)。

春日:ご自身がおっしゃるからさ、確かになっていう意味で……。

若林:おやすミッフィーちゃん。

春日:この後また夢でお会いしましょう。アディオス。

 

 

不思議な縁

 

ナイツのちゃきちゃき大放送 2018年12月8日

 

塙:熱い話あるんですよ。

土屋:何ですか、熱い話。

塙:大吉さんが抜けたんですよ。大吉さんね、結構初めから、俺、食事した時に「サンドの富澤君とか塙君がやればいいんだよ」って言ってたのよ。「でも僕は決めれませんから」って言って。松本さんもいたの、そこに。松本さんも「俺も決めれんからな」って言ってたのよ。それで俺になったじゃないですか。俺、高校生の時に華大さんの番組でね。

土屋:そうだね。福岡で。

塙:初めて、吉本興業に入ろうかどうかという時になったわけでしょう。それで松本さんに憧れて芸人になって、それでそこの枠に入ったっていうのは、なんかちょっとやっぱり凄いつながりだなと思った。その時。

土屋:そうだね。

塙:その時、入らなかったけど、吉本の大会で自分が審査してるっていうのは、恩返しみたいな感じだったよね、ちょっと。

土屋:なるほどね。九州吉本に入りかけたわけだから。高校生の時ね。

塙:そう。そのハイスクール漫才でまた活躍した2組でさ。

土屋:ああ、霜降り(明星)は。

塙:せいや君なんか、ちょっと学生時代いじめられてさ、お笑いを武器にして無敵だってわかったの、全く一緒なんだよ、俺も。俺の、たぶんいじめの度合いはもっと低いけど、俺はでも、「うんこ」って言われてたから、友達からさ。ある日突然「うんこの歌」を作ってさ、そこから無敵だっていうのがちょっと重なったね。

出水アナ:へえ~。

塙:後でいま作っている話なんですけど。

土屋:後かよ! 後付けかよ! いい話だ。

出水アナ:作ってるって言っちゃダメですよ。

塙:まだ完成してなかった(笑)。

土屋:それ披露するな!

塙:見切り発車だった。

土屋:本当の話でしょう、だってそれは。

塙:だけど、その時の高校の『お笑いめんたいこ』の司会をやってたのは今田さんだから。それが凄いよ。今田さん、俺が高校生の時に出てたのを司会やってた人だから。

土屋:25年前とかでしょ? それは凄いよね。

塙:24年前だから。凄い不思議な縁を感じましたよ。

 

 

塙さんがいじめられていたとい話はウソなのかな?

 

 

 

ゲスト 鈴木おさむ

 

よゐこオールナイトニッポンプレミアム 2018年11月29日

 

東島衣里アナ:ここでプロフィールをご紹介しましょう。

鈴木おさむさん、1972年4月25日生まれの千葉県のご出身です。

高校時代に放送作家を志して、19歳で放送作家デビューされていますね。

濱口優:でも、一回芸人挟まったよな?

鈴木おさむ:芸人を太田プロ放送作家になりたいって言いに行ったら、演者の気持ちがわからないとダメだつって、それで半年間舞台に出ろって言われたの。その時に松村さんになぜか凄い可愛がられて。

有野晋哉・濱口:バウバウの?

鈴木:バウバウの。松村さんが『電波少年』に出る前ぐらいで、バウバウができたぐらい。

有野・濱口:へえ。

鈴木:俺が放送作家をやりたくて、やっているのをまた聞きつけて、ちなみに同期がU-turn。ツッチーと対馬君ていたじゃない。ネタ見せで並んでる時に「俺は放送作家になりたくてこれやってんだ」って言ったら、津島君が、いきなり、初対面だよ「そんな気持ちで芸人やってんじゃねぇーよ!」って(笑)。

有野:怖わっ(笑)。辞めたほうが?

鈴木:これね、土田君も凄い覚えてるって言ってた。その後に松村さんに可愛がられて、毎週俺のネタ見てくれって。拷問よ、松村さんのネタ見るの。バウバウ、バウバウ!って言って、2時間、高田文夫先生と別なんだけど。

有野:ははは(笑)2時間も!

濱口:おさむ、舞台で「メロンの気持ち」。

鈴木:メロンの気持ち、メロンの気持ち。

有野:あ、芸名?

鈴木:違う、違う、擬人化コントみたいの。

濱口:メロンの気持ちをやってた(笑)。

鈴木:バカにすんじゃないよ!(笑)

有野:今日はそれできるんですか?

鈴木:できねぇーよ!(笑)

その時に、松村さん、俺ね面白かったのが、松村さんで毎週呼ばれるわけ。その間に『電波少年』始まったんですよ。したら、もう、まち歩いてたらいきなり高校生「コラ!松村!」とか。

有野:狩りだ。松村狩りだ。

濱口:ほんま、そんな時代。

鈴木:ほんとそんな時代で、しかも、あの人給料手取りで、タンスに入れてたの。だから、どんどん給料が増えてって、分厚い封筒から、「鈴木君、飯行こう!」とかって行ったりとか、本当に初めて夢を見させられた人ですよ。

濱口:何でもでっかい鞄に一つにしてたもんね。

鈴木:そうそうそう。で、俺が辞めて、放送作家になったじゃないですか。その後に松村さんが可愛がったのがロンブーの淳ですよ。淳が最初に太田プロでふぐの助・ふぐ太郎っていうコンビ組んでて。

濱口:ああ、そうだ!

鈴木:それで、淳のことを僕が抜けた後に淳が代わりにやらされてきた。

 

有野:(メール)よゐこライブをもっと円盤にしてほしい。お願いします。DVDですかね。

濱口:使われへん音楽いっぱい使ってるもんな。

鈴木:そう。あと、ゲームとか漫画とかそういうのが多いからね。

濱口:許可取りが大変やねん。

鈴木:そうなんですよ。

濱口:おさむが言うもんね、円盤にしないでしょ?DVDにしないでしょ?しないね?って。

鈴木:一時期DVDにするのはやったからね。

濱口:どうせ売れないんだからって言われる。

鈴木:そうそうそうそう。

有野:はははは(笑)

濱口:あれ傷ついてるからな。

鈴木:はっはっはっはっ(笑)どうせ売れないじゃん。

濱口:どうせ売れないからな。

鈴木:どうせ売れないじゃん。どうせ売れないんだから。

濱口:20代の時キャッキャ言われてたのに、ほんと売れねぇんだよ。

鈴木:売れないんだから。余ってんだよ。グッズだってあんな余るのにさ。

濱口:グッズ、300枚余ってます。

有野:CDもね。

濱口:びっくり。

有野:シールも余ったしね。こっちのグッズにすることにした。

鈴木:アッハッハッハッ(笑)

濱口:ケータイの後ろに貼るシール、昔つくったやつ、めっちゃ余ってんねん。

鈴木:めっちゃ余ってる。デザインもよくねぇーしな。

有野・濱口:はははは(笑)

濱口:傷ついてるからね!

鈴木:ハハハ(笑)わかったよ。

濱口:笑ってるけど、傷はついてるよ。

鈴木:いいじゃん、ジジイなんだから、傷ついたって。

有野:ハハハ(笑)ジジイちゃうわ!

 

有野:(メール)皆さんは自分の子どもがユーチューバーになると言い出したら応援しますか?

鈴木:有野さんがゲームセンターでやってることって、元祖ユーチューバー動画だよね?

濱口:ああ、そうやよな。

有野:ゲーム実況ね。

鈴木:あれ、元祖、元祖。

有野:若い子に「有野さん、ゲーム実況って知ってますか?」って言われたことある。

鈴木:ハッハッハッ(笑)

濱口:俺や!言うて。

有野:加藤さんが凄げぇ怒ってた。「つくり出したんだよ有野が!」加藤さん、まあまあ、いいです、いいです、時代です(笑)。

 

有野:(メール)最近のテレビはお笑いネタ番組が少な過ぎると思います。もっとネタ番組を増やしてほしいです。

濱口:最近は深夜に増えているって若手は言ってたけどね。それでも少ないんだ。

鈴木:でも、前みたいにはなんないんじゃない?たぶんコント番組はできないでしょう、もうテレビで。

濱口:無理やねぇ~確かに。技術がなくなるよね。

鈴木:でも、たぶんそれこそネットとかでできんじゃない?だってさ、秋山のやつなんて、言ったら、あれ全部、『クリエイターズ・ファイル』なんて、全部ネット打つ(?)からね。

濱口:そうか。

鈴木:だから、ユーチューバーとか、みんな意外と勘違いしがちだけど、秋山の『クリエイターズ・ファイル』って、俺は初めて芸人さんのネットでブレイクしたものだと思ってて。

濱口:なるほどね。

鈴木:だってあんなに完成度高いものがネットで。だって、本当だったら、昔テレビでやってるじゃん、秋山の。だけど、ああやって『クリエイターズ・ファイル』みたいものがネットでガンガン、You Tubeで回ってたりすると、たぶんそういう時代はもっときますよ。

濱口:作りやすくなるのか、もっともっと。

鈴木:そう。だって、若手芸人さんとか、今、ネタをめちゃくちゃネットで上げてるでしょう。

有野:うん。

濱口:ああ、やってるね。

鈴木:そうそう。だから、もちろん逆にテレビで観れなくても、そうやって本当にスマホで気軽に、もっとネタと触れ合ったりとか。音楽がそうじゃないですか。音楽はテレビに出なくても、米津玄師は売れるし、今、結構若いロッカーとかミュージシャンいっぱい出てきてるから、逆に、そんなにテレビでやりにくいじゃない。視聴率のこともあるし、視聴率のこととか考えると、逆にそこを気にするんだったらやらなくていいじゃんと思っちゃう。

濱口:ほー! まさか鈴木おさむからその言葉が出るとは。

鈴木:俺、ほんとに思ってますよ。テレビはちゃんと分けて、逆にネットとかで若手芸人の人とか、早く、ユーチューバーとは別に、ネットで売れる芸人さんが。だから、それが俺、次のダウンタウンさんなんじゃないかなって。

濱口:はあ!

有野:入り口が違うようになってくるのや。

鈴木:そう。入り口が違うところで、今の20代の子でネットでバカ当たりして、現場も面白いと思うようなネタをそこでやって、テレビ出ない!みたいな。

濱口:どうなるの?テレビは、じゃあ。

鈴木:でも、テレビの制作の人って優秀じゃん。テレビの制作の人は優秀だから、テレビの制作能力のある人は、それこそいろいろなところでやると思うんですよ。

有野:ディレクターって、こいつをもうちょっとテレビ的にしたいっていう人が多かったもんね。

鈴木:そうそうそう。だから、絶対にたぶんそのうちスマホでも始まるじゃないですか。スマホでも放送が始まるし、どんどんそこは変わっていくし、テレビが、これはシニアの観るものに。俺らの年代より上の人たちがより観るものになっていくだろうし、分かれてくる。

濱口:途中でおさむに「テレビこれからどうなると思う?」みたいなこと聞いたら、おさむが、今、役者さんが自分のやってるドラマを紹介するみたいな感じでバラエティに出てくると。だから、芸人とかもみんな自分のチャンネルを紹介するためにテレビに出る。テレビが全部番宣になるんじゃないかっておさむが。

鈴木:芸人さんが番宣で出る時代に。友近なんか明治座で2週間とかやるでしょう。そうやってみんなが、今度これが出たんですって言いながら、ネットで人気の芸人さんがとか、あと、舞台で人気のとか、だから、より舞台は大事になっていくんじゃない?

濱口:テレビが宣伝のツールでしかなくなる。

鈴木:だから、意外とネット、ネットって言われているんだけど、芸人さんて中川家とかめっちゃ強いと思うよ、これから。漫才とかコントとかステージが強い人とか。だから、あっちゃんとかも、今リアルなところに行くじゃない。意外と間違っていないと言ったら偉そうだけど、わかる。だって、テレビ座席ないもん。みんなジジイがどかないから。

有野・濱口:ハッハッハッハッ(笑)

有野:そやねんな。年輩まだ元気やもんな。

鈴木:年輩って言いながら、あんたらももう46ですよ。

濱口:そうやねん。

有野:若手です。(笑)

濱口:ベルトに腹乗っかっとる。(笑)

鈴木:自分らが20代の時に46の芸人さんとかってめっちゃジジイだったでしょ?

濱口:師匠!言うとった。

鈴木:40代の芸人さんが若手ぶり過ぎるんだよ。

濱口:ハハハ(笑)まだ売れてん奴いっぱいおんねん。

鈴木:そう。それも弊害ですよ。

有野:売れてへんから若手ぶってる奴ね。

濱口:面白いね。今日、ちょっとためになる。

有野:売れてへん若手はどんどん辞めればいいのにな。

鈴木:俺も本当にそう思う。

濱口:どうしたらええの?

鈴木:どんどん辞めて、ほかのことをやったらいいし、いろいろ試してみたらいい。

有野:普通の業界の仕事でいいのにな。

鈴木:ユーチューバーでめちゃくちゃ多いのが「元芸人でした」という人凄い多いよ。

有野:ああ、多いね。

濱口:多い、多い、多い。

鈴木:ただ隠すけどね、みんな。逆に芸人さんに失礼みたいなところもあって、そういうのもあって意外と隠すけど、俺、どんどん辞めたらいいのにと思う。芸人を辞めるのってタブーみたいのあるじゃん。

濱口:ある、ある。

鈴木:あと、いくじなし、みたいな。もうそんな時代じゃないよ。

有野:違う、違う。

濱口:辞めて違う道から売れる方法もあるかもしれんしな。

有野:何人かで組むとかね。

 

鈴木:俺、来年からくるかなと思うのは、テレビ局を辞める社員がすごい出てくると思う。正社員で。

濱口:もらえてるで、お給料。

鈴木:お給料もらえてるけど、今やってることとか、外のほうが楽しそうだったり。

有野:そうやねんな。

鈴木:濱口さん、僕ね、2年前に慶応大学で文化祭で喋ってくれとやったんですよ。テーマは何にしましょうと打ち合わせしたら、おさむさん、お願いしますと。ワーク・ライフ・バランスで喋ってください。

濱口:ワーク・ライフ・バランで?

鈴木:僕はね、また何でもイケるの。僕は、1年休んだじゃない。放送作家の仕事を。あれを見て、要は日本人は働きすぎて、結構最近の20代、ニッポン放送の人もたぶんそうだと思うけど、要は「なんでそんなに働くんですか」みたいな。

濱口:外国から言われてることだ。日本が。

鈴木:そうそうそうそう。だから、ちゃんと仕事して休みで満喫したほうが、ワーク・ライフ・バランス。だから、ワーク・ライフ・バランスで語ってくれって言われて、ワーク・ライフ・バランスで90分はきついかな、みたいな。

濱口:噛みそうやもん、ワーク・ライフ・バランス。

有野:全然噛んでへん。

鈴木:お給料がよくたって、そんなバカみたいに働いたってとか、あと、自分のやりたいことをやるとか、そういうことにみんな価値を見つけだしているんですよ。

濱口:マネージャーさんももう働けないって。働き方改革で。途中で帰らされるもんね。若手の社員。

 

有野:(メール)放送作家として数々の芸人さんが売れていく姿見てきたと思いますが、売れる芸人、売れない芸人の見分けはつきますか。売れる芸人の条件があったら知りたいです。

鈴木:こればっかりはわかんないね。

有野:読めなかったやつとかあるの?これ売れんのや!っていうの。

鈴木:例えば、最近、ようやく売れたけど、ガリットチュウの福島とかって。

濱口:おさむショー出てたもんね。

鈴木:そう、出てる。昔から面白かったじゃん。

濱口:面白かった。

鈴木:昔から面白かったんだけど、それこそBコースのハブなんてなかなか売れないけどさ、ハブ名人て。ハブと福島の差がわからないというか。

濱口:(笑)

鈴木:だけど、福島は子どももできて、本当お金ないのに、あいつはインスタを始めて、インスタにモノマネを毎日アップして、それでクッキーと一緒でしょ。

有野:へえ。写真からやったんや。

鈴木:そう。だから、舞台だけやっててもダメだからつって。毎日めっちゃしんどいじゃん。モノマネメイク。

濱口:そやねぇ。

有野:考えるのも大変やしね。

濱口:しかも、お金もらわれへんわけやもんな、そこでやったって。

鈴木:そう。でも、やっぱりただ面白いだけじゃ、もう売れないよね。

濱口:何?

鈴木:ネタが面白いとかだけじゃ売れなくて、たぶんいろんなことをやらないと。あと、いろんな資格。最近話題のしゅんしゅんクリニック(P)って知ってます?You Tubeで話題の。

有野:『(さんまのお笑い)向上委員会』で。

鈴木:そうそう。しゅんしゅんクリニックって、あいつもチーム入江なんだけど。

有野:あ、そうなんや。

鈴木:入江が可愛がってて、売れる前から「こいつ医者なんですよ」つって、元医者で。

有野:本職でしょ?

鈴木:医者を辞めて、一回芸人になったつって、したら、それがしゅんしゅんクリニックって医者のあるあるネタで売れるっていう。You Tubeで。

有野:辞めたのに。

鈴木:そう。医者を辞めて、医者のあるあるネタで芸人で売れると(笑)。じゃあ、医者やってろよっていう話。

濱口:ほんまやね。

有野:そのまんまのほうがええのにな。

鈴木:だったら医者のままのほうがいいんじゃねぇーかって。よーく考えてみって。医者を辞めて医者のあるあるネタで。やっぱ芸人になりたいんだって。

濱口:憧れの職業やってんな、そこが。

有野:でも、学祭いっぱい呼ばれたんでしょ?

鈴木:そうそうそうそう。やっぱ、これから芸人さんは面白いだけじゃ絶対無理ですよ。

 

有野:(メール)放送作家に憧れている高校2年です。高校卒業後、放送作家コースのる専門学校に行こうかと思っているんですが、学費のことで悩んでいます。鈴木さんの周りで学校を出ないで作家になった人とかいますか。そういう人はどうやって仕事を始めたんでしょうか。

鈴木:今はめちゃくちゃあるけど、俺らの頃もあったのかな、わかんない。太田プロフェッショナルのネタ見せに放送作家になりたいって言いに行ったから。

でも、一番多いよ、放送作家コースみたいなの。

濱口:入るべきなのかな。

鈴木:いや、絶対…辞めたほうがいいなと思っちゃうけど。(笑)

濱口:みんなドキッ!としてやろうな。

有野:アニメの人らもアニメの業界の中で一回専門学校行くっていうのは、親は納得するって。一回学校にいくから、そこで勉強するんだって思うけど、実際は2年あんのやったら、すぐ職場に入るほうがいいって。その間にいろんな、この職は向いていないから声優さんのほうがいいなとか選べるから。

鈴木:俺、放送作家ってなくなってく職業だと思うんですよ。

有野・濱口:おー!

濱口:何で?

鈴木:予算も下がったりとかいろいろになっていくと、究極はナスDだと思うのよ。出て、演出して、編集するっていう、ユーチューバーにも近いけど。

有野・濱口:ユーチューバーや。

鈴木:あれが究極ですから。だって、予算が下がっていったらさ、キャストフィーを払わなくて、ディレクターが面白いものを撮ってくれたら最高じゃない。あれは究極だとしても、俺は、AbemaTVとかってやる時に、演出とか作家とか、どっちもやるんだけど、今後、たぶんそっちのほうがいいですよ。

濱口:俺らも作家できなあかんようになってくるってことや。よゐこも。

鈴木:それは無理ですけど。(笑)

濱口:どういうことやねん! 傷ついてるぞ。またついたぞ、傷。

鈴木:でも、若い子なんか、絶対これから作家の子なんて編集できないとダメですよ。

有野:なるほどね。

濱口:そうか、作家さんだけはあかんねんや。

鈴木:だから、ユーチューバーのことを結構テレビの人って意外と見下したりとかするんだけど、編集めっちゃ上手いから。だって、みんな編集が辛くてしんどいんだもん。

有野:編集したくないもんな、演者からしたら。

濱口:俺、やれって言われたら無理やもん。

有野:当たり前や!

濱口:傷ついてるぞ。(笑)

鈴木:だから、今、放送作家とかになるよりも。

有野:ディレクターコース?

鈴木:とか、そういうほうがいいんじゃないかなって思うけど。

濱口:未来が拓けるんだ。

鈴木:うん。

濱口:うわー、びっくりしてるやろうな、いま通ってる人たち。

鈴木:なんかまとまっていっちゃうと思いますよ。いろんな仕事が。

有野:業界の何に憧れてるのかとかやね。

鈴木:そう。職業が作家とかじゃなくて、職業“鈴木おさむ”みたいな。自分です、自分。今、格好いいでしょ?(笑)

濱口:カッコいい。職業“鈴木おさむ”。

有野:職業“よゐこ”。

鈴木:ダサい!(笑)

濱口:一時、俺、カッコええな思うて言うてたんや。職業“よゐこ”。

有野:職業“よゐこ”って言ったの?

濱口:言うてた時期あった、俺は。黒歴史

有野:ウソ!知らなかった。

鈴木:職業“鶴光”。(笑)

有野:なんで笑ろてんねん。なんで濱口もおさむも笑ろて。

濱口:俺、職業“鶴光”、無理無理無理。(笑)

有野:二代目鶴光へどうぞ。

濱口:無理無理無理。

鈴木:二代目鶴光いいじゃん。俺、笑うわ、濱口さんが二代目鶴光。

有野:エロいこと言うていいねんで。

濱口:ああ、そうか。それ、ええな。

 

 

2本目のネタ

 

大竹まことゴールデンラジオ!「大竹メインディッシュ」 2009年1月15日

 

大竹:1回やったじゃない。1回やった時の感触はどうだ? 1回やってから、最後3組残るよね? あの時やった感じは自分たちでどうだったの?

若林:2本目を全く用意してなかったんで。

春日:そうなんです。考えてなかったんで。

大竹:あ、そうなの?

春日:ええ。

若林:そればっかり考えましたね。だから、稽古しないですぐできるネタ2本しかなかったんで。

光浦:あらららら。

若林:どうしようと思って。

春日:だから、後から言われるのは、決勝の決勝、もう一回やる時に、1番手を選んでドン!てやってたらよかったんじゃない?って言われたんですが、3番じゃないと時間が。

若林:何のネタをやるか。

大竹:稽古しなくちゃいけないし。

若林・春日:そうなんですよ。

若林:タクシー乗った時点で夢叶えたみたいな顔で放心状態になっちゃってて、1本目終わってもまた放心状態みたいになってるから(どうしようと思って)。

光浦:ウケたしね(笑)。ああ、気持ちよかった~。

若林:そうなんですよ。

大竹:帰ってきて、噛んでもウケたって威張ってなかった?コイツ。

若林:そうなんですよ。噛んで笑えるのは俺だけだ、みたいなこと言ってましたからね(笑)。

光浦:ははは(笑)

春日:あれがなかったらえらいことになってた。

若林:いや、あれないほうがよかったわ、あんなの。

大竹:でも、春日君はもともと噛みやすい体質なんだよ。

若林:そうなんですよ。

大竹:だから、ああいう芸風がたぶん生まれたと思うんだよね、俺はね。

若林:そうなんですよ! 本当に。

春日:そうでございますね。

大竹:噛みやすいからしっかり作っておかないと、間違ったら、アタタタタって噛んじゃうから。

若林:ははは(笑)

大竹:変なこと言うより、ある程度、だから、漫才で、普通、漫才だったら「はい、どうも~」って始まるわけじゃない。だけど、春日君は、はなから形象を作って入ってくるわけじゃない。役者さんが入ってくると同じことでしょう。

若林:ははは(笑)

春日:そうでございますね。

大竹:役を作って入ってきた。そんな漫才今まで見たことないわけ。

光浦:そうですね。

大竹:いま、ネタばれしちゃったけど。

若林・春日:ははは(笑)

大竹:俺、審査員の側からすればね、「はい、どうも~」って入ってきて、なんやかんややって、ちょっとやってみましょうでネタでやったりして役になる。そうじゃないんだから。「はい、どうも~」の前に、階段を下りる時から役で入ってくるじゃない。

春日:ええ。

大竹:たぶん苦肉の策だと思うよ。

春日:ハハハハ(笑)

光浦:へえ。

若林:いや、ほんともうそうですね。

大竹:苦肉の策なんだけど、でも、今まで漫才のはなから形象の中にいながら漫才をやった人は、俺たち審査員は見てないんだよ。

若林:(笑)

光浦・春日:はあ。

大竹:だから、そういう意味でも目新しさというか感じちゃうわけだよね。

光浦:そうか、そうか。

大竹:それからまた蒸し返すようだけど、俺は審査員のほうにいて。

光浦:審査員、オードリーに投票したのは、大竹さん、中田カフスさんのお2人。

若林:そうなんですよ。

大竹:それはね、評価いろいろ分かれるところだと思うよね。

若林:ええ。

大竹:確かに現場では、正直に君達よりかNON STYLEのほうが笑いはとってた。

春日:そうでございますね。

若林:はい。

光浦:テレビで観てるとわかんないっす。全然わかんないっす。

大竹:わからない。だけど、現場だとそうなの。だから、NON STYLEが会場の雰囲気から、現場で全部総合すると、そっちのほうに入れるという。

光浦:風が吹いてたんだ。

大竹:風も吹いてたし、その気持ちはよーくわかる。だけどもね、俺はこいつらのネタが好きだったのね。それはなぜ好きかというと、ネタの中に、春日が指だけで、腕だけでね、「はい、お客さんいなくなった」と。「はい、お客さんまた出てきた」と。それで、春日が、今までマイクの前で喋ってるのに、こっちにいた春日があっちに移動するのよ。お客さんの中を。それを腕2本でお客さんに出して、戻して、春日の移動を指だけでやって、しかも「ウィ」という変な声で。しかもだよ、こんないい加減な状況を一瞬のうちに客に共有させるんだ、こいつら。

春日:ウィ。

大竹:ウィじゃねぇーよ!(笑)

春日:すばらしい。

若林:(笑)自分が作ったみたいな。

大竹:そこら辺は俺は評価はとっても高いとこなんだけど、それはだって、若林が作ったんだろう?

若林:もちろん、そこはそうなんですよ。今この録音のテープを関係者に配りたいですね、録って、大竹さんの。2本目の選択を間違えたって、いろんなところで言われるんですよ。

春日:そうなんでございますよ。

光浦:へえ。私、別に面白かったし。

大竹:全然間違えてないよ。

光浦:間違えてないと思うよ。

若林:同じパターンをお客さんは待ってたからっていって。で、待ってるだろうなと思うと、また違うことをやりたくなっちゃう性格なんで。

光浦:それが正解じゃない?

大竹:それが正解だよ。

光浦:こっちが正解ですよ。

大竹:こっちが正解だよ。

若林:それが余計だって言われちゃって。

光浦:同じようなネタやったら最悪のパターンがあったかもよ。3位になってたかもよ。

若林:お前、なんも考えてなかっただろう? 1本目と2本目の間(笑)。

春日:言わなかったら、俺もなんか一緒にやってみたいな感じの雰囲気でいけただろう、今!

若林:お前なんも考えてなかったわ(笑)。

春日:まあまあ、そうなんですけどね。私は“春日”をやるだけでしたから。

光浦:ははは(笑)

 

 

カジサック×西澤

 

www.youtube.com

 

カジサック:ダイアンとキングコングってM-1被ってたりするやん。2007年と2008年かな。(2008年は)優勝したんや、NON STYLEが。俺、めちゃめちゃ悔しかったのね。グワーッなってたんや。西澤もグワーッなってたやん。(笑)

f:id:imadokiyuuka:20181206102344j:plain

西澤、そんななってた?

カジサック:めちゃめちゃなってたよ。この時の西澤の心境を聞きたいなと思って。えげつない顔してたから。

西澤:あ、そう。でも、してたんやと思う。というのは、2007年で初めて決勝に行けたんすよ。

カジサック:スカウトのネタやったね?

西澤:そう。ずっと最初から出てるんすよ、M-1は2001年から。2008年がめちゃくちゃやったの。ほかの賞レースもあるやんか。ほかのはもういいと。M-1だけに照準絞って、M-1さえ獲れば全てひっくり返るから、M-1だけ。めちゃくちゃ単独やって、ネタ作って。ずっとネタ詰めて。ほんで2008年、決勝行くんやけど、別に全然当たり前やろうと思ってたから、俺。俺どんだけやってる思てんねん。

カジサック:おっしゃー!とかじゃなく。

西澤:全然なかった。

カジサック:えーっ!すごー。

西澤:優勝しか目指してへんからと思てたんですよ。

カジサック:めっちゃカッコええやん。

西澤:それぐらい2008年はやったの。ほんで決勝行ったんやけど、最初くじ引きあるやんか。順番1番引いてもうた。

カジサック:そうなのよー。

西澤:それが俺、一番ショックやった。

カジサック:いや、ショックよなあ。

西澤:あんだけやったのに、神様が「お前ら優勝させへんで」って言われてるようなもん。

カジサック:言っちゃえばね。

西澤:うぅわあと思って。

カジサック:凹んだ?

西澤:凹んで。それでもまだイケると思ってたから、俺。それぐらいやったと思ってたから。2008年は。

カジサック:うわー、鳥肌立った。凄いなあ。

西澤:1番でも中川家さん優勝してるし、まだイケるって、まだ思ってたんや。ほいで、結局、1番トップバッターであかんかったんやけど、その時優勝したのがNON STYLE。その時に、あんだけやったのに優勝できへんのやと思うて、んな、もう俺、次、2009年もう一回あれ以上のことやるの、ちょっと無理かもしらんなと、ちょっと思った時のこの顔やった。

f:id:imadokiyuuka:20181206102506j:plain

カジサック:ハハハハハ(笑)

西澤:ほんまに。

カジサック:もうちょっとちゃんとした顔作る練習せなあかん。

西澤:ハハハ(笑)

カジサック:あれ、あまりにも周りに失礼な顔してた。俺ら。

西澤:それだけマジっていうことやから。

カジサック:まあ、そやで。本気やった。俺もハゲるぐらい本気でやってたから、だから、西野に対しても凄い腹立ったし。なんかもう、バタバタ喜んでた、西野。手叩いて「おめでとう!」言うて。

西澤:おかしない?それは。

カジサック:西野ってほんま異質やから、見られようによっちゃイタいとか言われてるけど、ただただいい奴っていう面もあるから。

西澤:わかるよ。喋ったらめっちゃええ奴。

カジサック:そこがマックス出たのよ。NON STYLEが獲ったこと。俺ら、当時って、同期に獲られるほうが俺はイヤやってん。

西澤:わかるよ。

カジサック:それだったらオードリーにいってほしかったというか。

西澤:うんうん、わかる。

カジサック:でも、西野はそれないのよ。石田と仲よかったし、友達がM-1グランプリ出て、友達が優勝したみたいな。

西澤:自分も出てんのに。

カジサック:出てんのに! だろう?

西澤:ハハ(笑)

カジサック:もし津田が同じことしてたらどう思う? 津田が「おめでとう!」言うて。

f:id:imadokiyuuka:20181206102715j:plain

西澤:そこもやってる?

カジサック:やってんねん。津田が「おめでとう! すを差し上げます!」みたいなことやってたら。

西澤:それはめちゃめちゃ注意するよ。

カジサック:ハハハハ(笑)注意?

西澤:これに対してね。

カジサック:あ、そっち?

西澤:祝福はええけど、なんか変なんしてた。

カジサック:そっちかい!

これ、おもろい話で、NON STYLE石田もこの話した時に、同じようなこと言ってたな。その年、俺ら賭けてた、みたいな。そこのタイミングがみんな一緒なの。

西澤:なるほどね。

カジサック:賭けてた時期が。これが奇しくも同期なのよ。ああ、おもしろい。

 

カジサック:最後に、どこで諦めた? これ、アカンのちゃうかな思った時。2008年のトップバッターでサンタクロースのネタやね?

西澤:そうです。

カジサック:面白いネタですよ。それをバーやってる時に、どの辺で、これヤバいなと思うた?

西澤:ええーっ?

カジサック:俺は、ちなみにヒーローインタビューのネタっていうのやったんですけど、開始1分で心折れたんすよ。

西澤:へえ~。

カジサック:違う! この感じではスタジオを飲むことはできない。M-1てスタジオを飲んだもの勝ちやんか。もうこれ飲み込めない。でか過ぎて、口に入れても無理!ってなんたんが開始1分ぐらいだったの。どこだったの西澤?

西澤:その~全く覚えてない……。

カジサック:ハハハハハ(笑)

西澤:怖いぐらい思い出されない。出てたんかなていうぐらいの記憶。

 

 

ユーチューブ、お芝居、漫才

 

中川家オールナイトニッポンPremium 2018年12月4日

 

礼二:どう思ったの? 決勝3組、ジャルジャル、和牛、霜降り明星は。

(中略)

剛:ジャルジャルってユーチューブ観てる感覚やんな。和牛はお芝居観てる感じ。唯一、霜降り明星が漫才っていう感じやったから。

礼二:そやねんね。だから、和牛凄いんやけど、前半は全く笑いなしで。

剛:怖かったなあ、あれ。

礼二:あれは、去年わかってるけど、やっぱ怖いし、そこは4分の中やから、最初にドンと掴むっていうのが僕は好みやったからね。

剛:掴み、本ネタ、オチって、何となくわかるやん。4分しかないからさ。

礼二:そうそうそう。そういうことやねん。

剛:でも、それ考えてもブラマヨ出た時なんて、あれも2分ぐらいシーンやもんね。

礼二:シーンやってん。

剛:怖いよね。

礼二:そやけど、とれるときにとったからね。だから、和牛もこのままいったら笑い飯のような感じになるんちゃうか。

剛:霜降り明星だけやねんな、自分の心の中から喋ってるのが。和牛は作ってんのよね、やっぱり。ジャルジャルはもっと作ってるやんか。自分の魂じゃないのよね、言葉が。

礼二:はいはいはいはい。わかる、それはようわかる。

剛:自分が言いたいことではないのね。なんか借りてきて喋ってる感じがするから。

礼二:そうね。基本、俺らもそうやけど、これどうしても言うておきたいとか、聞いてくれ、みたいなのがあるわけやんか。そっからネタ作っていくやんか。

剛:だから自分が言ってるって伝わるやん。言いたいこと、これの、あれの悪口言いたいっていうのを漫才に乗せて言うわけやから。

礼二:霜降りなんかでも「走馬灯のように」とか言うて、「あ、こんな道に出るのか。しょうもない人生」のくだりのとこあったやん。あれ絶対そういうの言いたかったっていう。

剛:自分が思てる言いたいことをそれに乗せてるわけやんか。心の叫びや、ちゃんとした。ただ、和牛とジャルジャルは、心の叫びではないのかなあ。

礼二:面白いことは提供してんねんけど。

剛:そうそうそう。それは皆基本一緒やねんけど。

礼二:そこでじゃあ優勝するためにはってなると。

剛:あ~あ……。

礼二:おい!

剛:ごめん、もう我慢できへん。もう真面目な話……。

礼二:俺らが言うからって、これ聞きたがってる人もおるんやで。

剛:もうごめん。

礼二:もう終わり?

剛:明石家さんまのせいです、これは。

礼二:はっはっはっはっ(笑)

剛:あの人に洗脳されて、真面目な話を途中で飽きるっていう。(笑)

 

 

どんな気持ちで

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年12月1日

 

若林:あのぉ、この間さ、めちゃくちゃ面白い番組発見して。

春日:あー、いいね!

若林:あのぉ、ま、うーん「いや、若林さん」て言われるかもしんないけど、あの、『プロフェッショナル(仕事の流儀)』って知ってますか?

春日:いやあ、若林さん……。ナイツのネタじゃないんだからさ。できないよ、土屋君の役はわしは。

若林:ふふふ(笑)絶対「知ってるよ」って言うもんね。

春日:フハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:フフフフ(笑)

若林:はははは(笑)

春日:知ってる……ほんと、そうよ。「知ってるよ」だよ。

若林:知ってるよ!

春日:知ってるよ!

若林:ふはははは(笑)

春日:塙君の聞き方ね?

若林:うーん。

春日:ハハハ(笑)知ってますか? フフハハハ(笑)知ってますよ、もちろん。

若林:大吉さんとね、仕事一緒になって。あの、『IPPONグランプリ』って知ってますか?

春日:知ってるよ! フッハハハハハハ(笑)

若林:一緒になって。

春日:はいはい。

若林:空き時間にね、大吉さんに「若林君、内藤哲也の『プロフェッショナル』観た?」って。プロレスラーの。

春日:うんうん。

若林:「あ、観てないっす」って言ったら「いやもう、凄いよかったよ」って。

春日:へえ~。

若林:「観て」って言って、そんな話してたら収録がまた再開して、っていうことがあったんだけど。『プロフェッショナル』ってドキュメンタリーなのよ。

春日:(笑)そうね。はいはい。

若林:俺ね、プロレス観にいくようになって4年ぐらいなんだけど、内藤哲也って、いわばヒールなのよ。悪役なのよ。

春日:ふーん。

若林:悪役だよね、今は。今は。

春日:ふーん。

若林:で、ドキュメンタリーじゃない、『プロフェッショナル』って。だから、悪役というか、ヒールなのに、見せんのかなあと思って、裏側を。

春日:ああ、なるへそ。

若林:普段一生懸命やってるとことか。

春日:なるほどね! まあ、ヒールだったらあんまり見せないほうがっていうふうに考える人もいるかもしんないね。努力してる、みたいなことを。

若林:そう。で、これ、ほんとに、だんだんプロレスっていうか、言っていいんだろうな、きっともう時代的に。内藤が真面目なことはもう知ってるのよ。これ難しいよね、喋り方。

春日:まあ……。

若林:いいんだよね?たぶんもう今の時代は。内藤って、ほら、正義というか、正規軍というか、正統派の、レスリングの才能がある、凄い運動神経と才能という選手だったからさ。ベビーフェイスだったから、もともと。

春日:はいはい、転向したわけね。

若林:凄い真面目で、めっちゃプロレス愛してるの知ってんだけど、ある日を境にヒールになったんですよね。

春日:なるほどね。

若林:で、俺、4年前好きになった時は、内藤がまだベビーフェイス。正義というか、正統派だったのよ。

春日:はいはいはい。

若林:観に行ってて、まだ全然知らないから、「凄い動きするプロレスラーだな」って思ってたけど、なんかね、なんかね、人気がないっていうかね、ほかの選手より盛り上がってる感じじゃなくて、なんかね、ブーイングすらされてる時あって。

春日:へえ~、あ、そう。

若林:で、すっごいプロレス詳しい人に「何でなんですか?」みたいに聞いてたの。なんか気になってたんだろうね。優勝戦線にも絡んでくるし。

春日:強いは強かったわけね。

若林:だけど、なんか人気をあんまり感じなかったのね。

春日:強さのわりに。

若林:わりに。そうそうそうそうそう。で、2015年だったと思うんだけど、観始めて1年ぐらいした時に、メキシコ行ったりすんじゃない。修行というか。

春日:はいはいはいはい、まあ、あるわね。プロレスラーだからね。

若林:メキシコ行って帰ってきたのよ。したら、西さんが、西さんとよく内藤の話とかしてたから。

春日:作家のね。

若林:小説家の西加奈子さんとね。話してて、プロレス大好きだから。「若林君、内藤凄いで」「どう凄いんですか?」「それ、観に行ってみたらええわ」みたいな。「若林君童貞やんな」みたいな感じで。で、俺1人で後楽園ホールに観に行ったの。したら、ベビーフェイスの正義の内藤が、選手入場、3対3の試合だったと思う。入場した時に、全然ちゃんと歩いてこないの。めちゃくちゃ遅いのよ。Tシャツ着たままで帽子を被って。もう終わってんの、自分の入場曲。でも、まだ通路の半分ぐらいまでしか歩いてないの。

春日:遅いなあ。

若林:(笑)お前が言うな!

春日:早く出てこいよ!

若林:お前が言うな!

春日:早く!何やってんだよ! ハハハハ(笑)

若林:でも、そういった面でも感情移入してたのかも。

春日:ハハハハ(笑)

若林:自分だけこうやって、試合始まってんだけど、まだ真ん中辺歩いてんの。

春日:へえ~。いいねえ。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:いいじゃない。

若林:それで、試合3対3でワーッと始まってんだけど、1人エプロンのところで、リングの。座って帽子被ったままロープに。試合しないのよ。

春日:おお。あれ?どうしちゃったのよ?

若林:それで、パイプ椅子を出して、リングサイドっていうか場外に置いて座って、腕組みして試合ずっと……。

春日:何やってんの?それ。怒られるよ、それ。

若林:その後、俺観てたんだよ、後楽園。その後、背中とかボコボコにされて。

春日:されるの?

若林:うん。ボコボコにされて。

春日:まあね、座ってたら、そらあ、されるわな。

若林:そのまま試合終わったの。

春日:えっ?

若林:Tシャツ脱がないまま、帽子も。

春日:それ、抵抗はしないわけ?

若林:なんかやられてた、とにかく。試合しないで。

春日:終わっちゃったの、それで、それ何なの?その試合。

若林:なんか、「内藤どうした?」。ブーイングでもない。どうしたの?みたいな。

春日:まあ、そりゃ戸惑うよね。

若林:正義だった人が。それで、でも俺は、隣のサラリーマンがね、今でも覚えてるけどね「内藤もなあ……」みたいなことを言うじゃん。言う人いるじゃん。

春日:まあまあ、プロレス好きだったら。

若林:枝豆食いながら言ってて、枝豆をはたき落したいぐらい、どういう思いでメキシコから帰ってきてゆっくり歩いてるか。

春日:うん。

若林:俺はほら、ゆっくり歩き出した奴のこと知ってるから。

春日:ハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:ある日急にね。

若林:ある日急に。ははははは(笑)

春日:急に歩みが遅くなった奴。

若林:そうそうそう(笑)。

春日:ハハハハ(笑)

若林:それにどんな覚悟があるかと(笑)。

春日:なるへそ。

若林:で、また観に行った時も、また全然歩いてこない。Tシャツ着たまんまで、試合しなかったのよ、ほんとに。帰ってきたばっかの時。

春日:はあはあはあ、何なのそれ?

若林:心ない野次よ。「内藤!キャラ変えんのかー?」って。

春日:ハハハハ(笑)

若林:試合中。俺、もうほんとに、よくないよね。俺もう、ネタ見せ。事務所の。知ってんのよ。急にピンクのベスト着た奴が先輩にネタ見せ中に、後ろで「ああ、あれは裏だな。迷走してんなオードリーな」とか「オードリー迷走してんな」とか言ってた先輩を知ってるわけよ。

春日:はいはいはいはい。

若林:でも、どんな覚悟があってね。

春日:うん。

若林:ははははは(笑)

春日:もみあげを剃り落としてね。

若林:もみあげを剃り落として。

春日:フハハハハハ、ハハハハハ(笑)。

若林:言われてね、「ゆっくり歩け」って言われて。

春日:言われて。

若林:胸張って、訳もわからないまま。

春日:訳わかんないまま、まあまあ、でももう、コイツ自身も「もういいや」と思ってる部分もあるし。

若林:俺はその時に考えるの。今、ヒールといえど、芸人もそうですよ。裏では優しい。すぐ、すぐバレる時代、何がヒールかって、やっぱ試合しないことだなと思うのよ。

春日:なるへそ。

若林:俺、ボケからツッコミに変わって、ボケっていう人を客観的に観るようになったじゃない。

春日:うん、うん。

若林:漫才、春日とボケ、ツッコミ変わって。

春日:へい、へい。

若林:したら、お客さん、お金払って笑いたくて来てると。

春日:うん。

若林:その人に対してボケが明るく笑顔で「はい、どうもよろしくお願いしまーす!」って言ってボケるわけないなって思ってたのよ。

春日:なるへそ。

若林:変なこと言う人なのに。

春日:うん、そうだね。物事をよくわからなかったりする人だからね。

若林:ちゃんと歩いてくるはずがないと思ったの。客観的にボケの人を思ったら。

春日:なるへそ。うん、うん。

若林:「ゆっくり歩いてね」つって、正直、最初の頃は、2分ぐらいたってから袖から出てきてたんだけど。はっはっはっはっ(笑)内藤よりも全然遅いんだけど。はっはっはっはっ(笑)

春日:そうね。

若林:で、「たぶんいろんな思いがあって」という思いがあるわけじゃん、俺に。

春日:うん。

若林:で、『プロフェッショナル』はね、それ、どうやって裏は、出すのかな、出さないままなのかなと思いながら、大吉さんとそこまで話さず、家帰ってきて観たの、すぐ。

春日:うん、うん。

若林:したらさ、アバンみたいのあんじゃん。最初の「今日、内藤選手をやりますよ」みたいな。

春日:はいはいはいはい。

若林:したら最初に、ゆっくり入ってなかなかリングに辿り着かない内藤が、だよ。

春日:うん。

若林:誰よりも会場入りが早かったんです。ヒールの内藤が。

春日:ほう。

若林:誰もまだ、開場してない、お客さん誰もいない、選手も誰もいない開場に1人でスマホ持って入って、バシバシ会場の写真撮ってんのよ。

春日:どういうことなの?それ。

若林:花道からリングをバシ…何枚も写真撮って、今度バーッと2階席走ってって、2階席からリングの写真撮ってんのよ。

春日:何?どういうことよ?

若林:それは。

春日:うん。

若林:5歳の時からプロレスファンだから、プロレスを愛しすぎて、花道の映像とかはレスラーしか写真撮れないじゃないですか。

春日:はいはい。

若林:だから、誰よりも会場へ早く来て写真撮って、お客さん入って、自分の試合でゆっくり歩いてきてんのよ。したら、俺もう、年もあるんだと思うんだけど、あと、感情移入もあんのかな、アバンで号泣してたのよ。

春日:早いな! 泣くのが。

若林:映すんだ!と思って。

春日:まあ、でも、そこはそうだね、ちょっと恥ずかしいというか、出したくない部分、なような気もするね。

若林:アバンで泣くなんか柴田理恵さん以外いないじゃん。でも、俺もう嗚咽。ティッシュ持って。「誰よりも会場へ早く入る」ポーン♪みたいの出て。はっはっはっはっ(笑)

春日:まあね、『プロフェッショナル』だからね。

若林:うん。で、インタビュー、車の中とかですんじゃん。『プロフェッショナル』。したら、ヒールの内藤がだよ、プロレスってこうですか?とか質問に対して、「お客さまは誰を観たいかって」つって、客に「お客さま」って言うの、絶対。で、「お客さま」って絶対ちゃんと言うのよ。俺、それもなんか泣いちゃって。

春日:ハッハハハ(笑)そこで?

若林:うん。

春日:何をもっ…何に感動したの?そこ。

若林:いや、あの内藤が「お客さま」って思ってるのに試合しないでストンピングだけされて帰ってったって、どんな気持ちでね、その、なんか、再出発というかね、ヒールターンというか、してた。どんな気持ちで胸張ってピンクベスト来て、もみあげ落して。

春日:うん。

若林:トゥ、トゥ、トゥースって言うの?(笑)

春日:あんなね、恥ずかしい。

若林:確かに共通項あんのよ。内藤も会見終わる時に「アディオス」って言うんですよ。

春日:ハハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:やっぱね、歩みが遅い奴は共通の部分が結構多いんじゃない?(笑)

若林:試合終わった後も、疲れてるけどジム行って筋トレするんだって。そのほうが疲れが残らないことを発見したから。

春日:へえ。

若林:ジムでね、黙々と筋トレしてんの。「これやらなくなったら引退の時ですかね」とか言いながら。

春日:なるへそ。

若林:でね、筋トレ終わるじゃん。ベンチあるじゃん。それをね、めちゃめちゃきれいに拭いてんのよ。

春日:はー!

若林:内藤が。

春日:はいはいはいはい。

若林:もうね、タオルで泣いてた、俺。タオル持って。

春日:何に泣いてるわけ?それ。

若林:いや、何にかね、もうわかんないぐらい、ずーっと泣いてんだ。『プロフェッショナル』。アバンから。いや、わかんなかった、理由が。

春日:プロレスに真面目に向かってるみたいな?取り組んでるというか。

若林:いや!

(春日:真面目にというか、真摯に。)

若林:あのね、たぶんね、それはたぶん全選手そうじゃん。

春日:まあ、そうだね。

若林:だけど、「どんな気持ちでね」って思ってるのかもね。

春日:腹の括り方が凄い、みたいなことかな。

若林:いや、こんないい人で、いや、いい人なのはわかっちゃってんだけど、ヒールになった時から。こんなねっていう、全部映してるし。

春日:プロだな、それこそプロフェッショナルだなっていうところに感動してるっていうことなのかね?

若林:まあ、でもね、ごめん、ちょっと違うわ、ごめん。

春日:違うの?

若林:違うんだけど、いいや、これはいいや。

それで、後輩の試合観てんのよ、スマホで。まだまだ新人の子の。

春日:うん。

若林:で、これがね、先輩としてアドバイスしたいからじゃなくて、「なんか、この子の試合観てるとワクワクするんすよね」みたいな。「イチファンとして試合を観てます」って。

春日:へえ~。

若林:あの内藤が言うのよ。あのベルトを巻いた時に、ベルトを放り投げたんだよ。

春日:めちゃくちゃすんな!それ。

若林:階段あるじゃん、リング上がる。あの階段に金属のとこバーン!と叩きつけた。ベルト取って。

春日:なんじゃ……。

若林:俺もさすがに、中邑真輔とかが巻いてたベルトだったから、さすがに俺も、ちょっと、ちょっとやり過ぎじゃないかなって思ってた時期もあんのよ。

春日:それはやり過ぎですよ、悪い奴だよ、そいつは。

若林:その内藤が後輩の試合をイチファンとして観てんだよ。もうね、俺ね、もうね、ソファに顔を埋めて泣いてたのよ。テレビに背中向けて、顔を。ウーーッて泣いてたの(笑)。

春日:観てないじゃん、全然。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:何なんだ?そんな泣く?だって。

若林:実家帰ったら、5歳から観てた時のチケットの束。

春日:あー、はいはい。へえ~。

若林:輪ゴムで止めてあんの出てきてさ。

春日:凄いね、それ。

若林:入門するまでの。そんなん見せられて、泣くじゃん。

春日:まあまあ、そうだね。何となくわかるわ。

若林:歓声、どうやったらお客さんに受け入れられ、人気出るかな、歓声上がるかなっていうの、お客さんの反応ばっかり気にしてたと。最初は正義、ヒールターンする前は。

春日:うんうん。

若林:メキシコ行ったら、メキシコのプロレスがめちゃくちゃで、やりたいことをやりまくるんだと。メキシコのレスラーは。

春日:へえ~。

若林:それを感じて自分もやってみたら、すごくしっくりきて、それで、覚悟をもって日本に帰ってきて、それをやったと。俺、それも号泣ね。ずっと泣いてんだけど、顔を覆って泣いてんのよ。泣きすぎて。で、俺ね、わかったんだけど、まあまあ器用に上手くいってた人が壁にぶつかる話好きなのね、たぶん俺。

春日:ああ、そういうこと?

若林:『モンスターズ・インク』、『モンスターズ・ユニバーシティ』とか、あと『ピンポン』のペコとか、まあまあ器用にやってた人が壁にぶつかって、それ以上進めなくなって、自分がやりたいことを見つけて再出発したら、たぶん俺泣くのよ。

春日:ああ、それはもうツボというか、ポイントなんだね?

若林:で、また、それでさ、最後に聞くのよ。『プロフェッショナル』側が。「プロフェッショナルって何ですか?」って聞くのよ。最後に。

春日:いや、そういう番組なのよ。うん。

若林:曲がまたいいね。

春日:いやいや、今さら?(笑)

若林:スガシカオって知ってますか?

春日:いやいやいや、知ってるよ!(笑)

若林:「プロフェッショナルって何ですか?」で流れるのよ、『Progress』が。俺、もうダウンロードした。すぐアプリ。『Progress』のプレーンバージョンとピアノバージョン両方。

春日:遅いだろう!今。遅いというか。

若林:♪テレレレレレレレ、テン、テテーン♪て。ポーン♪「プロフェッショナルとは何ですか?」♪ぼくらは位置に♪ ね、始まるの。

春日:一番いいところよ、最後の最後。

若林:♪横一列でスタートをきった~♪ したら内藤がさ……。

春日:早く教えてくれよ!なんつったのか。

若林:「プロレスラーが夢を見てなければ、お客さんも夢見れないじゃないですか」って。

春日:うん。

若林:♪ずっと探していた~理想の自分て♪ もう俺、あ~~~~~~!って言って泣いてたんだよ(笑)。

春日:それちょっと、それはもうおかしいよ、そんな声あげちゃうぐらいは、もう。

若林:それで、俺ね、夢見るのやめてるのよ、ここ数年。

春日:夢見るのやめてる?

若林:うん。

春日:どういうことですか?

若林:ショックだから。夢見ると。

春日:ああ、それが叶わなかった時に?

若林:うん。同世代で楽しいことができるとか思ってたら、番組終わった時、めっちゃショックだから、夢見るのはやめて、目の前の仕事をちゃんとやろうと思ってんの。

春日:なるへそ!

若林:でも、内藤が「夢見なきゃダメだ」って言うから、もう俺、ソファの溝のとこに顔を埋めて、もうク○ニみたいに顔を埋めて。

春日:何してんだ!

若林:ベロベロベロベロ!つって。

春日:それはもうリングスじゃないのよ。

若林:それこそね?

春日:それこそ、もう、それは話変わってきちゃうよ。

若林:ガチのリングスになったのよ。

春日:ソファにリングスだよ、それは。『プロフェッショナル』のそんないい番組に感動した奴が(笑)。

若林:で、ずっと泣いてたの、俺『プロフェッショナル』の最中。

で、ゴンちゃんと散歩してんだけど、「いや、俺ずっと泣いてた番組があってさ」、今日ここまで春日にしたとおり、まんま同じ尺で喋ってる最中にさ、もう俺泣いちゃって(笑)。

春日:話してて思い出して?

若林:ゴンちゃんに話してても、感極まって泣いちゃってさ。

でさ、南原さんさ、プロレス好きじゃん。

春日:はいはいはい、そうね。

若林:『ヒルナンデス』水曜日で本番前に袖で南原さんにさ、「南原さん、内藤の『プロフェッショナル』観ました?」つって。大吉さんが俺に言ったのと同じ。そしたら、「観た」。

春日:ああ、さすが、やっぱり。

若林:「めっちゃよかったっすよね?」つって。「よかった」。南原さんが、内藤選手に、最近かな、会ったんだって、仕事で。

春日:へえ~。

若林:したら、凄いキラキラした目でさ、「猪木さんと坂口さんの時と今ってどう違いますかね、プロレスって」とか、凄い南原さんずっとプロレス好きだから、聞いてきたんだって。リアルタイムの。それ、本番前に聞いて、俺泣いちゃって、また。

春日:何に対して泣くのよ?その話の。

若林:いやあ、そうなんだよ。

春日:もうなんかちょっと緩んでるんだろうね。そんだけ、一番組で丸々泣いてるから。ハハハハ(笑)

若林:その日さ、水曜日、『ヒルナンデス』の後の仕事も終わって、俺、カラオケ行ってさ、ずっと『Progress』歌ってた、1人で。泣きながら(笑)。

春日:それ、どういうことよ?(笑)内藤選手がよかったんじゃないじゃん。もう曲の、もう訳わかんないことになっちゃってるじゃん、もう(笑)。曲のファンになっちゃってる。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:内藤選手ありきだったから感動したんじゃないの? もうもう、だからもう、条件反射じゃないけど、もう染みついちゃったんだろうね(笑)。

若林:そうそう(笑)。

春日:曲を歌ったら、内藤選手の言葉とかも思い出す、みたいなスイッチになっちゃったのかな? 感動のね。曲が。

若林:そうかもしんない。それでなんか、ずっと『Progress』聴いてんのよ(笑)。

春日:ハッハッハッハッ(笑)

若林:この1週間。

春日:そうだろうね。パッと今も歌詞、バーッ出てきたしね。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:これは本当に聴いてる人のボケだなと思ったもん。ハハハハ(笑)出ないよ、そんなちゃんと歌詞が。

若林:でも、歌詞がめちゃくちゃいいのよ。知ってる? スガシカオさんて。

春日:知ってるよ!(笑)

若林:ははははは(笑)

春日:ハハハハハ(笑)

若林:いい番組だよね~『プロフェッショナル』って。

春日:そうだろうね。

若林:あれは観たほうがいいですよ、皆さん。

春日:だから続いてるんだけどね。

若林:ははははは(笑)