オードリーのオールナイトニッポン 2018年5月19日
若「この前バカリズムさんと久しぶりに会ってさ、ずっと春日のこと褒めてたよ」
春「えっ?バカリズムさんが?」
若「バカリズムさん、マジのテンションで、マジで」
春「ありがたいね」
若「春日君はウケるとかスベるとかじゃなくなってる。存在としてアリになってて、自分が楽しんで仕事してるのと観てる人が楽しんでるのがちょうどぴったり合ってる。一番芸人としていい時期に今入っている、みたいに、ずっと熱弁してたよ」
春「ありがたいね」
若「ミッツさんもさ、この間飯食ったというか飲んだ時にさ、ずっと春日のこと褒めてたよ。「春日君て凄いわよ、若林君。テレビは絵なのよ、あんな絵になる男いないのよ」みたいなことを熱弁してて」
春「ええっ?聞いたことないね」
若「ふと思ったんだけど、「春日が凄い」っていうのを俺に言ってくる人結構多いのよ」
春「はぁ。何だろうね、それ」
若「それで思ったんだけど、俺のこと言ってる人いる?」
春「へへへへ(笑)なるほどね」
若「お前は聞けないわけじゃん、バカリズムさんとミッツさんが俺に「春日君凄いよ、凄いわよ」でも、同じ量言われてればいいんだけど、言っている人いる?俺のこと」
春「うーん、いない。あんま聞いたことはないかな」
若「聞いたことないんだよなぁ。もうやめたろうかな、ほんとに。そんなことなら」
春「ははははは(笑)やめないでくれよ!」
若「(笑)もう、やんなってきたよ」
春「いやいや、それはね、そういう人と会わないから、私が」
若「どういうことよ?」
春「たいてい中川パラダイスとしかいないから、それはやっぱり聞かないじゃない」
若「でも、仕事始まるまで、関根さんとかも凄い「春日君、あれ凄いね」つって」
春「あ、そういうこと? そういうことというか、前室とかでね。お仕事前、収録前ってこと?」
若「そう」
春「えーー」
若「誰か言ってる?俺のこと」
春「うーん」
若「本番まで、「若林君、あれ凄いね」みたいな」
春「あーー、ないかな」
若「やめてやろうかなと思ってるよ」(奥田(笑))
若「こんなことなら」
春「ふふふふふ(笑)ちょっとないかもなぁ」
若「いやぁ、ないねぇ。ないんだろうな」
春「ないかなぁ」
若「ないんだよなぁ。『テレビさん』だと思われてるのか?俺は。『テレビさん』だと思われてるのかよ」
春「『テレビさん』て何かね?」
若「『テレビさん』だよ」
春「『テレビさん』?」
若「うん」
春「何?『テレビさん』」
若「「本当に腕のある芸人はライブにいる」みたいな奴から見て、『テレビさん』だと思われてるのか、もしかして」
春「はははは(笑)」
若「どうなってるの?それ」
春「『テレビさん』じゃないよ」
若「あ、そうなの?」
春「まぁ、わかんないけど」
若「何すればいいの?じゃあ俺は。お前経由で「褒められてたよ」っていうのを聞くには」
春「何すれば…うーん、もうちょっと頑張ったほうがいいんじゃないですか?」
若「うるせーな!」
春「(笑)それしかないもん、だって。私に轟くほどね」
若「ふふふ(笑)」
春「回り回ってさ。え?あ、そうなの?そんなことしてたんだ!?みたいな、ことはないかな」
若「いやぁ、腹立たしいね、ほんとにね。青森でね、漫才ぶちかましてやりますよ。ヘァッ!」
春「フッ(笑)うん。別にそこは音声切んなくていいじゃない。音を切んなくていいよ」
若「ははははははは(笑)目にもの見せてやりますよ、青森で。お前もちょっと応援してくれ。俺、こんなに…。でも、ほんとね、辛いよ。辛い」
春「辛い? 何が? 聞かないってことが?」
若「テレビってね、何でもできる人が多い」
春「うん。今はそうかもね。そうだね」
若「クイズできて、運動できて、面白くて、トークできて、ロケできて、食レポできて、みたいな。なんもできない、俺は本当に」
春「あ、そう?」
若「うん。大体、カンペが出て、次のカンペめくるまでの間、会話を生み出すことぐらいだね」
春「ああ、ま、そうだなあ」
若「だから、『テレビさん』だと思われてるのかな」
春「そうかもしれないな、そうなってくると」
若「だとしたら、俺は今年から頑張るよ」
春「(笑)今年」
若「今年から?」
春「今年から? 今からとかじゃなく、今年から」
若「明日から、俺んち泊まれ、お前」
春「いやいや、何で?」
若「猛稽古する」
春「何の?猛稽古?」
若「うん」
春「何のよ?」
若「漫才の」
春「漫才の…。いやいやいや、それはいいよ。泊まらなくてもできるよ、別に」
若「(笑)あ、そう?」
春「そうよ。そういうことじゃないと思うよ」
若「はははは(笑)」
春「頑張り方が違うんじゃないか?」
若「あ、違うの?」
春「うん」
若「なんかなぁ、納得いかないよなぁ。言ってない?誰も」
春「うーん、そうだねぇ、うーん、聞かない」
若「聞いてない?奥田さん、俺のこと言ってた? 誰か言ってた? 春日のこと言ってた人いる?」
奥田「は、います」
若「やっぱいる?」
奥田「はい」
若「何?なんて言ったの?春日のこと」
奥田「体育会での」
若「そうだろう? 俺もやろうかなぁ」
春「何が?」
若「カヌー」
春「カヌー?(笑)今? いや、体育会はカヌーやってないよ。あれはやっぱり難しいっていうことで」
若「ははははは(笑)」
春「カヌー部は潰れたからね」
若「でも俺、こうやって喋ってるけど、受け身とってるだけだからな」
春「えっ?」
若「悪いけど。お前が褒められるのに対して、褒められないってやってるだけだからな。もうどっちだっていいんだよ! 誰が褒めようが、褒められなかろうが」
春「ほう」
若「レジェンドが褒めてきたって関係ないから、もう。39になったら」
春「うんうん」
若「褒められなかろうが」
春「なるほどね」
若「わかったな。それだけは覚えといてくれ」
春「じゃあ、もうどっちでもいいってことね?」
若「どっちでもいいんだよ、ほんとに。39になってから。だから、それだは言っておきたい。最後に」
春「最近だね、じゃあね」
若「だから、どっちでもいいよ、お前も俺のこと褒めてる人がいたら、伝えても伝えなくても」
春「じゃあ、伝えない方向」
若「全然いい。全然いい。平気なんだから」
春「なるほどね」
若「ただ、人によるけどな(笑)」
春「人による?」
若「うん」
春「どういうことよ?」
若「言ってた人によるよ」
春「人による?」
若「うん」
春「嬉しい人とそうでもない人ってこと?」
若「そうそう」
春「それはわかんない」
若「お前がそれは考えろよ」
春「その線引きはわかんないよ」
若「この人に言われたら嬉しそうだなっていう人は届けてよ」
春「あぁ。まぁま、それはこっちの判断でいいのね?」
若「お前の仕事な、それ」
春「へへへへ(笑)」
若「はははは(笑)」
春「おぅおぅおぅ」
若「俺は伝えるから、必ず」
春「じゃあ、そうしよう。そしたらね。そういうルールにしよう。聞いたら伝える」
若「なんかねぇ、凄い言われるんだよ、「春日君て凄いね」みたいな。ま、俺も実際そう思ってるからさ、そこには異議はないんだけどさ」
春「ありがたいね」