金曜の深夜、カスミン③

 

朝井リョウ加藤千恵オールナイトニッポン0(ZERO) 2015年10月23日

 

加藤「(メール)若林さんの一番好きなところはどこですか」

春日「いや(笑)ちょっと待ってくださいよ」

加藤「私たちたまに若林さんと飲みに行かせていただくことあって、若林さんて、さっき朝井君も言ったけど、確かに熱い方なんです。結構」

春日「そんな話になるんですか?」

朝井「私たちと話してる時は、お笑い芸人さんたちの飲み会じゃないからかもしれないですけど、アッチィなっていう話になるときはあるんですよ」

加藤「感情として振れ幅があるのかなと思っていて。で、たぶん若林さんて春日さんに対して愛憎入り交じるものがあると思うんですよ。若林さんから春日さんは」

朝井「清濁合わせ飲む、みたいな存在というか」

加藤「そうそうそう。だから、春日さんのこと、物すごく大好きだろうし」

朝井「こんな勝手に(笑)」

加藤「わかんない、想像だけど、嫌いなところがあったりとかもするのかなって思うんですけど」

春日「ふーん、へ~」

加藤「ないのかな?」

朝井「私たちと飲んでる時に春日さんの話になる時もありますし、ラジオで、若林さんが春日さんのことを、お前こういう奴だなとか言う時っていっぱいあるじゃないですか」

春日「はいはい」

朝井「でも、春日さんから若林さんの話を聞いたことってあんまりないなぁと思って」

春日「あぁ、そうですね」

朝井「ちょっと聞いてみたいですね」

加藤「なので、若林さんの一番好きなところはどこですか?」

春日「『お笑いポポロ』じゃないんだから」

朝・加(笑)

朝井「虎のかぶりものを被っていただいて」

春日「お互いの好きなところ。よくされたよ(笑)。おじさんがおじさんの好きなところを言うっていうね(笑)」

 

加藤「まず、若林さんのこと好きですか?」

朝井「これ恥ずかしいと思う」

加藤「いやいや、でも、普通に聞きたいな」

春日「何をもって好きか嫌いかってあるじゃないですか」

朝井「あ、説明を始めた。好きか嫌いかという答えは出さないようにしてますけど、まず、じゃあ答えてください」

春日「好きです」

朝・加「ははははははは(笑)」(パチパチパチ拍手)

春日「やめなさいよ」

朝井「嬉しい!なんか」

加藤「なんか嬉しいね」

朝井「凄い瞬間に立ち会えた」

春日「やめなさいよ。ハハハハハ(笑)」

加藤「なんか嬉しいね、これ」

朝井「楽しい(笑)」

加藤「好きですって」

春日「それはね、本気で嫌いだったら一緒にお仕事もできないでしょう?」

加藤「あ、これは」

朝井「あ、漫才みたい。漫才の最後に」

加藤「オチに」

春日「本気でだったら」

朝井「今のいいこと聞きましたね」

加藤「よかったぁ」

朝井「若林さんのことは好きです」

加藤「その上で、一番好きなところ(笑)」

春日「(笑)笑っちゃってるじゃない」

朝井「フラットに聞いてみたい。リスナーも聞いてみたい」

春日「何だろうなぁ。やっぱいろんなことに敏感なところじゃないですか。私は気づかない男だから」

朝井「若林さんは確かに西加奈子さんが「世界オンチ」と名づけましたけれども、あらゆることがなぜか初体験になってしまう」

加藤「童貞マインドが(笑)」

朝井「そこは春日さんからするとキラキラしてるということですね?」

春日「いろんなものに気づいて、答えが出るまでグーッと考えるじゃないですか。真逆なんです。そういうところはね」

朝井「考えてる若林さんを見て、春日さんは「考えてんな」って思うんですか?」

加藤「(笑)確かに。どう思うんですか?」

春日「そんな考えてるところに立ち会わないですけどね」

 

朝井「僕ね、オードリーさんのラジオの中でまた怖かったなっていう話が、泣いてる人を見てどう思うかっていう話を1年から半年ぐらい前のたぶんオープニングトークでされてたんですけど、飲み会の中で泣き始める人がいて、注目を集めたがってるのかわからないけど、泣き始める人がいて、その人についての話をたしかしてたと思うんですね。その時に、泣いてる人のことを見て、お前はどう思うの?みたいなことを若林さんが聞いた時に春日さんが「泣いてんな、やってんなって思う」って答えたのがすげぇ怖かったんですよ」

加藤「あぁ、怖いね、その答えは怖い」

朝井「そうそうそう。すげぇ怖いなと思って。やってんなって思うって」

春日「怖いねぇ。やってんな、まで言ってました?私」

 

朝井「若林さんの単独ライブとか最近ありましたよね。若林さん一人語りでワーッと、それこそ思考を全部ワーッと表に出すみたいなことを観に行った時にも、一人でやってんなとは思ってはいないということですね?」

加藤「ああいうのってどういう感情なんですか?嫉妬とかはあるんですか?凄く面白くて、ウケてたりとかもあるわけじゃないですか。そういうのって自分もやりたいなとかになるのか、やってんなになるのか(笑)」

朝井「そうそう。どっちなんだろうな?やってんな、なのかなと思ってる?」

春日「やってんなっていうか、まぁまぁまぁ、自分がやりたいなとは思わないですけどね。可能、不可能の話ですから、そこは。ハハハハ(笑)」

加藤「不可能なんですね」

春日「私も“春日の夏 日本の夏”という、私が4曲ぐらい歌を歌うっていう」

朝・加「はははは(笑)」

朝井「ディナーショーですよね」

春日「そうですよ。歌を歌って登場して、なんかやって歌歌ってみたいな、全く全然違うものですから、ああいうのをやってみたいなとは思わないですけど。できる、できないの話ですからね」

 

朝井「リスナーからの質問でもあったと思うんですけど、春日さんが10年後、芸能界でどういう立ち位置にいたいですか?みたいな質問があったんですよ。若林さんは、今、MCをたくさんやられてたりとかする中で、若林さんは何となくそうなのかなぁみたいなのがあるじゃないですか。MCをやられてたりとか、漫才も舞台に出てやられてという感じでいくのかなと思うんだけど、春日さんてホントに想像つかない」

加藤「あぁ、確かに。例えば、ボディビルもずっと10年後とかもやられてるのかとか」

朝井「そうそうそうそう。全然想像つかない。そういう話って若林さんとはされたりとかするんですか」

春日「ラジオですることはありますけどね。楽屋ではすることはないですね」

朝井「へぇ、やっぱりそうなんだ」

加藤「普通にファンの質問だよね、これ」

春日「誰も聴いてないところで2人でするってことはないですけども、10年後、46とか7とかでしょう。ムキムキにはなっていたいですけどね。ゴツゴツの」

加藤「そこはあるんですね、イメージ(笑)」

春日「そこはありますね」

朝井「(笑)怖い人ですよね。人として形が怖い人ですね」

春日「怖い人。でも、仕事でどうなってるか、わから……。何かやってはいたいですよね。何かやってはいたいっていうか、とにかくとんでもない受け身の男なんです、私は」

朝井「あ、なんか、今、いいですね。深い話を今聞いてるような感じが」

加藤「うん、聞きたい。じゃ、自分でこういうお仕事やりたいとか、あんまりないんですか」

春日「あんまないっすね」

朝井「もう一回俳優としてシーサイド、仲井戸健的なことをもう一回というのは特にないんですか?」

加藤「(笑)キスシーンとかもね」

春日「それはね、よくないですよ。そのイジり方は」

朝井「え!イジってないじゃないですか」

春日「このタイミングで仲井戸健はね」

朝井「全然違います」

春日「いや、100%。大体の話が、呼んでる時点でイジってんだから!この番組に呼んでる時点でイジってる。トークを学ぶ、みたいな」

朝井「打ち上げでキャストの方々がバンドをされてたんですよね?」

春日「いやいや、イジってるじゃない」

朝井「いや、違います。聞いた話を今私は」

春日「(笑)やりましたけど」

加藤「でも、確かにやりたいお仕事で演技だったりとか」

春日「演技は別にやりたくないです。やりたくないっていうほどでもないけど、そんなやりたいということはないです。何かをやってくれって言われたら、長いスパンであれ、やる。やるっていうことですよ」

朝井「1年後のこの大会に出てくれとかでも、やるんですね」

春日「やるんです、それは」

朝井「凄いね」

加藤「やっぱ、でも、心ないのかも」

朝井「うん、そう。だから、やっぱそうだと思います。結果的に。機微が」

春日「死ぬこと以外は全部」

朝・加「はははは(笑)」

春日「死ぬのはさすがにNG出しますけど」

加藤「死はNGなんですね?(笑)」

朝井「マネージャーさんでたぶん止まってるから、止めていただいているのかな」

加藤「マネージャーさんもさすがにオッケーしない(笑)」

春日「いや、でもマネージャーもわからないですよ。この間恐ろしい話聞きましてね。世界番付の部族に行かせてもらってるスタッフさんから、まぁまぁ、毎回ちょっと危険なことをやるんですけど、「すいません、いつも」みたいな。「いや、全然大丈夫ですよ」って言って。「いやいや、やっぱり心配、怪我とかね。マネージャーさんにもそれを言ったんですよ。こういうのがありまして、大丈夫ですか?って言ったら、「いや大丈夫。骨の1本2本持ってっちゃってください」って言われたんだけど、どういった感じでマネージャーさんと打ち合わせというか、してるんですか?」「聞いたことない、そんな話」つって」

加藤「持ってっちゃってくださいって(笑)」

朝井「持ってっちゃってくださいって凄いですね」

春日「私の知らないところで(笑)」

加藤「人の骨をそんなふうに」

春日「全然大丈夫です、骨折、全然大丈夫です、みたいな(笑)」

朝井「折れたほうが面白いぐらいに」

春日「おいしいと思ってるんです、たぶん」

朝井「折れたほうが面白いぐらいに思ってますよね」

春日「10年後ぐらいになってくると、「死ぬのも、あ、面白いんじゃないですか(笑)。いっちゃってください」とか言ってる可能性があるんですよ。知らないところで」

 

朝井「危機的状況なのかなって、実は第2弾のDVDを観た時も思ったんですけど、お餅食べて予想どおりのものがきたという話をした時に、春日さんが「予想どおりのものがくるっていうのがいいんですよ」と言ってたんですけど、予想どおりのものがくることが大切だというのは、凄く親からひどい虐待を受けた子どもの精神状態なんですって」

加藤「あぁ、普通のものが幸せっていうのがね」

朝井「寝れる時間に寝られるとか、ご飯を食べる時間に食べられるとか、そういう状態にまずもっていってあげるのがケアの一歩目らしいんです。だから、春日さんにとってボディビルとして体を鍛えるというのはそれぐらいきつかったんだなというのが、ほんとに、そんなにやりたくないのかなって、聴きながら思うぐらい(笑)」

加藤「確かに春日さんの危機的状況って、頭で考えたんじゃなくて体が先に言うのかもね。体が先にSOSを」

朝井「ご本人は言わないから」

加藤「ご本人は、そう。中身は普通じゃないですか、ずっと起伏がないまんまだから」

春日「慣れちゃうんです。その状況に」

朝井「凄いですよね」

春日「泥水の中でも気持ちよく泳げるんですよ。慣れちゃって」

朝井「住めば都状態」

春日「ええ。麻痺、わかんなくなってきちゃう」

加藤「でもそうですね。むつみ荘に住み続けるとかも」

春日「だから、体の反応というのは、我々のラジオでよく話しますけど、マエケンさんにね」

朝・加「ふふふふ(笑)」

春日「朝まで6時間7時間説教されて、次の日朝起きたら蕁麻疹ができたっていう」

朝井「はははは(笑)」

加藤「体に出ちゃうんですね?」

春日「体に出る」

加藤「心じゃなくて」

春日「その時はわかってない。あ~なんか長かったな。今日は長かったな。早く寝よう!と思って」

3人(笑)

春日「それぐらいなんですけど、体が。とかはちょこちょこありますね」

朝井「対ヒトだとあんまり反応が出ないとおっしゃられたのに、マエケンさんだと、対ヒトであっても蕁麻疹が出たという」

加藤「マエケンさんは対自然のような反応が(笑)」

春日「芸人というよりも人としてだめだ、みたいなね、ずうっと言われたんでね」

朝井「いい言葉が聞けましたね。幾つか金言が聞けてますよ」

 

 

金曜の深夜、カスミン②

 

朝井リョウ加藤千恵オールナイトニッポン0(ZERO) 2015年10月23日

 

加藤「(メール)体を鍛えていてよかったなと感じる瞬間はいつですか?」

春日「この間『おはよう日本』で聞かれたな」

加藤「『おはよう日本』も面白かったんだ、あのフリートーク

春日「NHKの朝のニュース番組で聞かれた」

朝井「新しいコンビが誕生した『おはよう日本』ですね」

春日「アナウンサーさんね。真面目なね。

鍛えてよかったこと?鍛えない時よりも、やっぱりいろいろと引きというか、話のネタに。やっぱりキャバクラで触られる回数が多くなりますし」

朝井「お仕事の幅が広がるとか」

春日「お仕事なんて別にいいです」

加藤「仕事じゃないんですね。モテですね」

春日「そうね。相席居酒屋で話の話題に(笑)」

加藤「パラダイスさんとね行った時に」

春日「そうね。一発目の話になるんで」

 

朝井「私、『オードリー春日ボディビルダーへの道』2巻まで観させていただきまして」

春日「ありがたいよぉ」

朝井「なぜ観たかというと、オードリーさんのラジオを毎週聴いていても、本当に春日さんのことがわからなくて、本当にわからなかったんです。ずっと。だから、これを観たら、春日さんの心の機微みたいなものが少しでもわかるんじゃないかと思って鑑賞したんですよ。

ドキュメンタリーなんですよね?」

春日「まぁま、そうですね」

朝井「なので、日本のドキュメンタリーって、すごく感情の揺れを大切にするというか、泣ける話に最終的になったりですとか、主人公と言われている立場の人が途中で何か挫折があって、でも克服して、何か結果を出してワーみたいなのがあったりとかっていうふうになりがちなんですけども、ほんとにね、これ、外国のドキュメンタリーみたいだった。全く」

加藤「フラット?」

朝井「フラット」

春日「フッ(笑)」

朝井「春日さんの葛藤みたいなものが全く見えない。全部で3時間半とかあると思うんですけど」

加藤「喜怒哀楽が」

朝井「一回も悩んだりとかしてないんです」

加藤「喜怒哀楽が一定ってこと?」

朝井「すごい怖くて」

春日「ハハハハ(笑)怖い?」

朝井「観ててほんとに怖かったんですよ」

春日「怖い?」

加藤「春日さんてほんとに感情の揺れが、すごい思い悩んで眠れない日とかあんまないですよね?きっと」

春日「オギャーからないですね」

加藤(笑)

朝井「カッケー」

加藤「すげぇ」

朝井「凄かったんですよ。2巻の初めに、1巻の後の2巻なので、ボディビル1年間やってみてどうですか?みたいなインタビューが初めにあったんですけど、8分ぐらいそのインタビューが初めに入ってたんですけど、ほんとにボディビルやっててよかった感が全然出てなかったんですね」

加藤(笑)

朝井「その8分間の間に」

春日「ハッハハハハハ(笑)」

朝井「春日さんにとって体を鍛えるってどういうことですか?とか聞かれてるんですけど、全然答えないんですよ。そういうのは決めずにやってます、みたいな」

春・加「はははは(笑)」

朝井「えっ!?と思って。全然よかった感出てないと思って、すごいなと思って。私、毛布とか、ガタガタ震えながら観てたんです。ホント怖くて、結構怖くて。

何より怖かったのが、一番最後で、最後、ドキュメンタリー的な要素がちょっとあったんですよ。ずっと食べるのを我慢していた、あんこの入ったお餅を、ボディビルの大会の会場に持っていってたんですよね。終わったらこれを食べるんだというふうにずっと本番中もおっしゃっていて、最後、たしか5位ですよね?」

春日「5位でしたね」

朝井「5位に入賞されて、ワーッて結構盛り上がるわけですよ。観てるほうも。5位だ、凄いとなって。で、春日さんがずっと楽しみにしていたお餅を今から食べますというのがラストシーンなわけです。春日さんが袋からバリッと破ってお餅をバッと出して、モグッと一口食べて、感想がやっぱ気になるわけじゃないですか」

加藤「そうだよね。だって、ずっと我慢してたものだもんね」

朝井「それが最後のきれいな一言として何かあるのかなと思ったら、「予想以上でも予想以下でもない予想どおりの味です」って言って」

加藤「ふふふふ(笑)」

春日「ハハハハ(笑)」

朝井「えっ怖っ!と思ったんです」

春日「ハハハハハハ(笑)」

加藤「へぇぇぇぇ」

朝井「ボディビルをする2年前に食べたのとたぶん同じ味がしたんでしょうね」

春日「ハハハハハハ(笑)」

加藤「変わらないんだ?」

朝井「すごい甘く感じるとかありそうじゃないですか」

春日「あぁ、そうね(笑)」

加藤「ずっと我慢してらっしゃるんですもんね」

朝井「糖質を抑えて」

加藤「食べ物めっちゃ食事制限してね」

朝井「甘っ!とかあるのかなと思ったら、「うん、予想どおりの味です」って。「予想以上でも以下でもないです」っておっしゃって終わって、画面がパッと真っ暗になって、えっ!怖っ!」

加藤「ざわざわしちゃう」

春日「怖いね、たしかに。自分じゃ気づかないけど、話聞くと怖い。ボラーですね、ホラー。ホラーDVD」

朝井「ホラーのシリーズ」

春日「シリーズものだ。ジェイソン、ジェイソン」

朝井「すごいなって思ったんですよ。あんま見たことない」

加藤「むつみ荘に住まれ続けてるとかも、私、怖い話だと思ってて」

春日「ハハハハハハ(笑)」

加藤「ホラーだと思っていて」

朝井「確かに確かに」

春日「そうかぁ」

 

 

金曜の深夜、カスミン①

 

朝井リョウ加藤千恵オールナイトニッポン0(ZERO) 2015年10月23日

www.allnightnippon.com

 

加藤「それでは登場していただきましょう」

朝井「緊張しますね。ドキドキですね」

加藤「スペシャルウィークということで、本日のゲスト、オードリー春日さんです」

(夢でキスキスキス~♪)

 

朝井「春日さ~ん!」

加藤「白いタンクトップっていうの?」

朝井「着ていただいて、ブースの外で。ありがとうございます」(パチパチパチ拍手)

加藤「凄い(笑)。ポーズを決めながら、徐々に近づいてきています」

朝井「深夜の有楽町で背を向けてポーズを決めていただいております。あ~嬉しい!ありがとうございます。予告ホームランみたいな。おっ!椅子を」

加藤「椅子を使って、テーブルを使ってますね」

朝井「椅子を使って、今どこを鍛えていらっしゃるんでしょうか」

加藤「副調整室のテーブルを使って」

朝井「お~ポーズを決めていただいて、両手を広げて」

加藤「うわ~すごい!」

朝井「あっ、お帰りになりました~」

加藤「えっ?なんでなんで?(笑)ちょっといなくなっちゃったよ(笑)」

朝井「背中で語っていただけたということで。あ、戻ってきました!」

加藤「戻ってきました。びっくりしたぁ」

朝井「乳首がはっきりとわかる格好をして来ていただいております」

加藤「凄いな、筋肉」

朝井「あ、今やっと」

加藤「今、ブースのドアが開きました」

春日「トゥース!」

朝・加「わ~!」(パチパチパチ拍手)

春日「出ましたねぇ」

朝井「華やか~!」

加藤「スタ~!」

春日「ええ。とんでもねぇスターのオーラをまとった男」

朝井「ありがとうございます」

春日「とんでもございません。金曜の深夜、カスミンですね」

朝・加「うわあ~」(パチパチパチ拍手)

 

(「プロフェッショナル」のテーマソング♪)

オードリー春日俊彰さん。埼玉県所沢市出身。1979年2月9日生まれの36歳です。

中学生の時に、現相方・若林正恭さんと意気投合し、大学在学中の2000年にコンビを結成。

M-1グランプリ2008年準優勝をきっかけに、全国のお茶の間にオードリー春日の名を知らしめます。

そこから先は、ピンクベスト、テクノカット、節約家、熟女好き、ボディビルダー、モノノフなど(笑)、世間を飽きせさせない無数のキャラクターを駆使し、現在に至るまで、テレビ・ラジオなどで大活躍。

賞歴は、フジテレビ「新春お笑い大賞2009!!ニューウェーブ大賞」と数知れず。

現在の年収は、某週刊誌によると約3億と言われていますが(笑)、家賃3万9000円の杉並区阿佐ヶ谷南1-○-○ むつみ荘201号室にお住まいです。

土曜の夜のカスミンが金曜の夜にも登場。

好きな食べ物は、サイザリアのミラノ風ドリア。昔はピアノを習っていらっしゃいました。

ラジオの大先輩、オードリーの春日さんです!

 

朝井「昔はピアノを習っていらっしゃったということでね、意外な」

春日「そうですね。蝶ネクタイつけてね。土曜の昼間に妹と一緒に手つないで、隣の町内のお姉さんの所に習いに行ってたんですね」「妹がやってる時、私は『よりぬきサザエさん』をずっと読んでましたね」(笑)「コミックですね、サザエさんのね」

朝井「なるほど。古いやつですね」

春日「そうそう。だからちょっと怖かったの、サザエさんがね。アニメよりもちょっとね」

 

朝井「私たち、好きなフリートークがあるので。名作と言われているのは、コンビニに行っておでんの汁をこぼしたというお話が、やっぱり凄い、童話みたいな話」

春日「あれがベストなの?あれがベストなの?」

朝井「ワン・オブ・ベストみたいな感じですけれども」

春日「雪の日の、滑って、転んで、おでんがバシャッてなって、家帰って洗って食べたっていう話ですよね」

加藤「今、すべてを話してくださいました。すべてを再現してくださいました」

春日「あれ?(笑)」

朝井「凄いのはね、言ってしまえば1行で言える話を、ご本人だけの言葉で、描写で、14~15分で」

加藤「朝井君、ホントにそれがベストだと思ってないでしょ(笑)。もっとあるでしょう?」

春日「そうでしょ、もっと手応えがあった話いっぱいありますよ、私」

加藤「妹さんの話とかさ」

朝井「ご結婚式の」

加藤「妹さんの話は感動した」

朝井「加藤さんはそれがお気に入りですね」

春日「ありがたいですね」

朝井「春日さんというロボットから涙が出た話ですよね」

加藤「そう。泣かない春日さんが感情が」

春日「あたしたちと同じ人間だったというのが初めてわかった歴史的ね」

朝井「あれ、SF大作だったと思います」

 

加藤「春日さんご自身では何かありますか?」

朝井「これイッたなっていう」

春日「久しぶりに洗濯をしたら、洗濯物をかけたら」

朝・加「ははははは(笑)」

春日「物干し竿が折れて全部落ちたっていう」

朝・加「ははははは(笑)」

 

朝井「九州のご旅行の話もありましたよね」

春日「あれはホントにね~悲惨なね~」

朝井「舞踊の体験とかをたしか」

春日「いやいや、よく覚えてくれてますね」

朝井「あれも名作として」

春日「あれはその~黒歴史ですね。あれ、一緒に行った栗坂という作家さんを2日ぐらい前にジョナサンに呼んで、話をまとめたんですから。こんなことあったな、あんなことあったな、これはイケるねって言って、当日、生放送の時、それをまるまる読むっていう」(笑)「すごく用意しちゃうと、準備したとおりに話そうと思うからダメなんですよ。出来事をず~っと読むという。スケジュールを。ハハハハ(笑)」

 

加藤「今は結構アドリブとかも多いですか?」

春日「今は、まぁ、アドリブは、まぁ、それはファンタジーにしておきましょう」

加藤(笑)

朝井「今は反応を見つつ」

春日「フリートークでね、そりゃそうよ」

加藤「トーキングモンスターの裏側だから」

春日「そうよ。自分の中のモンスターがどう動くかっつうのを楽しみに向かってますから」

 

加藤「いつも番組の前は個室に入られて1人で集中されて、というのをお聞きしたんですけど」

春日「そうそう、そうなんですよ。何があったかなといろいろ思い出したりだとか」

朝井「たった1人なんですか?それは」

春日「前まではサトウミツがいてくれて、工場長と称してやってたんですけど、最近休みになることが多くて、ずっと1人でやってるんです」

加藤「それは何されてるんですか?」

春日「それは、何あったかな~?つって思い出すじゃない。1週間。あんなことあったな。それを事細かに、あの時こうしたとか、どう思ったとか、グーッと考えて、それが3時間ぐらい前からやりますかね?」

加藤「え~?それはあまりファンタジーじゃないけどいいですか?」

春日「グッと思い出す作業だから」

加藤「じゃあ、フリートークで何話すかって、その時に決めるんですか?当日の数時間前に」

春日「そうですね」

加藤「金曜日とか木曜日には決まってないですか?」

春日「決まってない。当日の生放送の前まで何が起きるかわからないですから。用意してって直前に超面白いことが起きたら無駄になっちゃうでしょう。だから、グーッと考えて、途中でちょっと寝たりとかして」

朝・加「はははは(笑)」

春日「グーッと思い出すと疲れちゃうの。3時間あるから」

加藤「どれぐらい寝てるんですか?」

春日「ちょっと寝ちゃったりするわけ。気づいたら。1週間で一番頭を使う瞬間なの、そこがね」

朝井「ネタを書いてるみたいなことですもんね、1本」

春日「そうなんですよ。だから、疲れて寝ちゃうんです」

 

朝井「オードリーさんの名言で加藤さんはたまに涙することもあるんですよ」

春日「えっ?」

加藤「そうなんです。私、オードリーさんの番組でたまに泣いたりして(笑)」

朝井「そんなつもりでお話ししていないと思うんですけど」

加藤「完全にネタメールだったんですけど、はがきのコーナーでクレーマーを装ったはがきが来たときがあって、内輪ウケのつまんない番組してるな、みたいなので」

春日「あぁ、なんかありましたな」

加藤「で、春日さんが、はがきの中で、リスナーとスタッフとパーソナリティしか笑ってないじゃないか、みたいな文面があって、春日さんが「十分じゃねーか、そこ目指してんだよ」って言った時に、私、ラジオの前でめっちゃ泣いちゃって」

春日「えっ?」

加藤「ホントだ!と思って」

朝井「びっくりですよね」

春日「だいぶ疲れてたってことですか?」

加藤「いや、そんなことない」

春日「3日寝てなかったんですか?」

加藤「いやいやいや」

春日「泣く?泣くようなことじゃないでしょ、だって」

加藤「でも、これ、同意されました。ほかのリトルトゥースも」

朝井「全員寝てなかったんだよ」

加藤「違う、違う」

春日「そうね。同意した人が全員寝てなかったんだよね。それも失礼だけどね。そう言われてみると」

加藤「そうだよ!春日さんが言うのはいいけどさ」

朝井「バレたー。逃げきれるかなと思ったのに(笑)」

春日「は~、あ、そうですか?」

加藤「あれ、感動でしたよ」

朝井「芸人さんからしたらさ、笑ってもらいたくて」

加藤「笑えよ!って思いますかね?泣かれるのイヤですかね?たまに泣いちゃうんですよね」

春日「笑えよ!って強く言うほど別に面白いことじゃないから」

朝・加「はははは(笑)」

春日「(笑)面白い発言じゃないから、そこはなかなか言えないけど」

加藤「しかも、春日さんが2回おっしゃったんですよ。そのくだりを。十分じゃねーかって。ホントだ!と思って(笑)」

朝井「クッ(笑)」

春日「ハハハハ(笑)」

加藤「(笑)えっ?これ、なんか気持ち悪い感じになってるね、わたし」

朝井「気持ち悪いファンだね」

春日「そういう反応をする方もいらっしゃるんだなっていう勉強になりました、こっちもね」

加藤「(笑)すいません」

春日「なるほどね」

 

朝井「私、実は思うのは、本当に泣ける話をたまに若林さんがしてる時があるなっていうのは、聴いてて思う時があって」

春日「そんなんありました?」

朝井「テレビ的に若林さんがちょっと冷たい人で、春日さんが体育会系で熱いみたいなイメージがあると思うんですけど、私は実は、ホントに人間として熱いのが若林さんで、春日さんはどっちかというとサイコパスのほうだと思ってます」

春日「フフフフフ(笑)いやいや、そんなことはないですよ」

加藤「前にこの番組で話題に上がったことがあって、その時に、朝井君が春日さんの心は厚い氷のようだ」

春「ハハハハハハ(笑)」

加藤「「全然届かないんじゃないかっていう説を唱えて、誰が何を言っても」

朝井「分厚い氷なんじゃないかなって、そう思っていて」

春日「そんなことはないですよ」

 

 

ヤグチとカスガ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年3月11日

 

 

春「それもあってさ、ついつい激昂、キレちゃいましてね」

若「あ~なるほどね」

春「というのはちょっとあったね」

若「明らかにムッとしてたからさ。俺は先に上に上がったのよ、撮り終わって。あの後も言い争いしてた?10分ぐらい?それで、笑いどころないでしょ?2人の。どっちもムカついちゃってるから。どっちもキレちゃってるから」

春「そうね。最終的には(笑)あいつから、拒んだから、「なんだお前、春日、やっちゃうぞ」って言われたからね(笑)」

若「ニッポン放送の中でね」

春「やっちゃうぞつって。「俺はお前に勝てないかもしれないけど、それでも気持ちでお前やっちゃうぞ」って言われたから。もうホント学生(笑)、38同士でさ。ハハハハハハ(笑)」

 

若「俺、芸人やり始めた時とか、エピソードトークとかライブでするじゃない。フリートークで。春日とか岩崎さん、すげぇつまんないなと思ってて」

春「へへへヘヘ(笑)ちょっと待って。私はいいけどさ、ガンちゃんの名前出してあげんなよ。いないんだからさ」

若「違う違う、それは今となっちゃいい意味なのよ。怒りがないから」

春「あぁ、まぁ、あの人もそうだね」

若「そうそう。細かくないじゃん、怒りがない人って。アレのアレが腹立ってつって、みんな器がちっちゃいなつってお客さんが上から見てくれて笑ってくれたりとか、みんなに突っ込まれるとかあるけど、なんかそういうのないの?みたいなフリがきて、2人ともニコニコして、ないよなぁみたいな感じだから、作れや!と思ってたの。ははははは(笑)何かに引っかかんないとトークなんて熱を帯びないんだから、引っかかれや!と思ってたの」

春「ツルッツルだからね」

若「(笑)何許しちゃってんだよ!と思って。そういう人が信じられなかったの」

春「はいはいはい。普通に気づくからね。普通に生活してて」

若「でも今は、春日とかガンちゃんてこういう心境で23歳とかだったんだなと思ったら、それはトークできんわなって。あはははは(笑)」

春「ないからね、引っかかりがね。それこそゼロから生み出なっきゃないわけだからね」

若「今もさ、結構ハードな場所とか変わった場所に行った話、面白いけど、怒りじゃないもんね。あんまりね」

春「まぁまぁそうだね。怒りがないね」

若「だから珍しいのよ、谷口に怒ってる姿が」

春「ハッハハハハ(笑)」

若「俺はムカつきがゼロじゃん。同じ状況、同じことなのに。だからね、何をそんな怒ってんの?と思うね、やっぱ逆の立場になると」

春「ハッハハハハ(笑)」

若「だから、たぶん何かが反応してんだよ。春日の中の、プライドは高くないだろうから、その場所に、谷口にだけあるプライドとかが反応してるんだと思うんだよね。もしかしたらよ、オスとして谷口に負けたくないのかもな、この人、って俺は見えちゃうのよ」

春「なるほど、本能的にね」

若「(笑)そうそう、そうそうそう」

春「あぁ、そういうのはもしかしたらあるかもな」

若「あと、谷口を認めてないの」

春「はいはいはい」

若「谷口を認めてないから、こういう「ネタ」とか書かれたら、お前そういうとこだぞ!って。はははは(笑)それは俺は、怒ってない人からしたら、興味があるんだろうな谷口に、とか思っちゃうんだよ、やっぱり」

春「はいはい、はいはいはい」

若「珍しいじゃん、人になんかそんな」

春「ハハハハ(笑)そうだね」

若「最後、谷口が握手しようつって手差し出したら、全然普通に差し出さないの。この場合ね、差し出したら終わるんだよ、もう握手して。でも、差し出さないで、いやぁ、今はできなねぇって感じで。俺ん中では、それ見てて、握手で終わらそうとしてる谷口に腹立ってんだろうな、みたいな」

春「うんうんうん」

若「もし終われるとしたら、「お前な、酔っぱらってきて、「ネタ」なんか書いて、ネタやれつって無茶ブリしてきてな、挨拶も丁寧にしないで、ほんとありがとな」って手出すとかしたら終われるわけじゃん。「いやぁ、できないですね」って腕組んじゃって、春日が」

春「そうね」

若「はははははは(笑)」

春「それはドキュメンタリーだからね」

若「そうそうそう」

春「コントでなんか終わら……」

若「バラエティじゃないからね」

春「バラエティじゃない」

若「だから、なんかやっぱね、谷口を認めてないんだよ、春日は」

春「あぁ、ま、そうかもね、そうだね」

若「なんかが反応してんだろうな」

春「うんうんうん」

 

若「ちょっと思っちゃったりしてて。そうそうそうそう。そんな感じがあるよなぁ」

春「まぁ、そうだね。昔から知ってるっていうのもあるけどね。単純にね」

 

 

飲みに行くと、最後は決まって大喧嘩して別れるという谷口さんと春日さんの関係が、この日も再現されていた。感情をむき出しにするのって谷口さんぐらいなんじゃないかと思うと、とても微笑ましい。

 

 

コンビ

 

三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO) 2017年3月10日

 

小宮「先週の終わりに、オールナイトニッポンの終わりに、そのままニッポン放送から羽田に行って。先週は言えなかったんだよね、タイに行くということは。情報が解禁する前だったというのもあって」「そこから4日ぐらいタイにそのまま行くということで、ニッポン放送からそのまま羽田空港の横にあるホテルに泊まって、3時間ぐらい寝れるということなんです。まま、部屋、入るんですけれども、まま、部屋数がなかったということもありまして」

相田「混んでたみたいね」

小宮「そうそうそう。まさかの相田と同じ部屋っていう」

相田(笑)

小宮「2人でまさかの同じ部屋っていうことで。

その前にちょっとコンビニ行って、小腹がすいていたので、でも、ちょっと腹も下していて、ヨーグルトとかウィダーインゼリーとか買って。なぜなら、ホテルが、入る前に同じ部屋というのがわかっていたからこそ、シャワー室とトイレが一緒というのはわかってたわけで、いっぱいうんこしてるなって思われるのイヤじゃん」

相田「ふふふふふ(笑)」

小宮「相方に」

相田「いやいや、いいだろ別に」

小宮「しかもだって、相田がシャワー浴びてる時、俺はうんこできないわけだし、その間入るのはホントにイヤじゃん」

相田「ふふふふふ(笑)」

小宮「だから、腹下さないように、すごいそこは慎重に慎重にセレクトして、ヨーグルトとか、できるだけお腹に優しいものを食べる」

相田「ははははは(笑)その結果のその食材だったのね?バナナだったのね?」

小宮「そう。食料ですよ。それを食べるということ。

部屋入って、食べて、ちゃんとトイレいかないで済む感じになって。

シャワーどっちが先に入る?みたいな感じ。普通に中学とかの修学旅行とは全然違うから、おじさんが、20年連れ添ったコンビの2人なんで、「シャワーどっち入る?」みたいな感じで、「ああ、じゃあいいよ先入れば。俺は朝入るから」みたいな感じでね。シャワー、相田が入って、「俺、先寝るから、シャワー出たら電気消しといて」「うんわかった」みたいな感じで、何が楽しいんだ?」

相田(笑)

小宮「なんだこれは?と思って。なかなかないからね。みんなわかんないと思うけど、コンビで一緒の部屋ってなかなかなくて、何ともいえない空気が流れてっていうことで、3時間後ぐらいに起きて、起きて「出発しようか」という話もなく、自然と無言でドア開いて」

相田「ふふふふ(笑)」

小宮「出発して、ホテルをね」

 

 

ほらやっぱり

 

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年3月4日

 

若「いやぁ、いよいよね、オールナイトニッポンも50周年ですけどもね、ホントにその中でオールナイトニッポン土曜日を担当できているっていうのはホント嬉しい話ですけども、う~ん、まあまあまあ、もしなんかそういうイベントとかあったらね、参加したいなぁなんて。えっ、どういうことで参加したいかですか? そうですねぇ、なんかまた前みたいにね、日比谷公園でなんかできて、うん、そうです、そうです。あのぉ、そうそう、あの、家をね」

春「何してんのよ?」

若「ふふははは(笑)」

春「説明をしてくれよ!」

若「ふふふふふ(笑)」

春「何をしているんだよ?誰と喋ってるんだよ?」

若「何をしてんだよって、オールナイトをしてんだよ」

春「急にさ、ええ?嘘つき始めてさ。ずうっと嘘ついてたね、今だって。別にインカムで何の声も入ってないのにさ、石井ちゃんの声入ってるみたいなフリして」

若「10時ぐらいに1人でやっている人のラジオの真似をしてたの」

春「ほらやっぱり(笑)」

若「ほらやっぱりってなんだよ!(笑)」

春「ほらやっぱり」

2人「はははは(笑)」

若「ちょっとすいません、「ほらやっぱり」チャレンジさせてもらっていいですか?」

春「何のチャレンジなのよ?」

若「ちょっとね、おじさんぽかったのよ。「ほらやっぱり」の言い方が。それだけチャレンジ(笑)」

春「おじさんぽくないだろ!」

若「おじさんツッコミについになっちゃってるのよ」

春「ハハハハ(笑)」

若「ツッコミに白髪が生えてたのよ」

春「ハハハハ(笑)老けてた?」

若「ちょっとそれいいですか?ちょっと聞いても」

(チャレンジ:若「1人でやってる人のラジオの真似をしてたの」春「ほらやっぱり」)

2人「はははははは(笑)」

若「ちょっとなんか巨泉さんみたいなツッコミ、ほらやっぱり、みたいになってたでしょう(笑)」

春「ああ、完全に椅子に深く座ってるよね。全然こういってないね」

 

 

 

ゲスト・大木さん④

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年2月25日

 

若林「(笑)このゾーンで大木さんとはお別れなんですけど」

大木「よく言うよ!」

若林「よく言うよって何ですか?」

大木「よく言うよ!」

春日「冗談言ってるわけじゃないんです。ハハハハハ(笑)」

大木「呼び出しといてよく言うよ!」

2人「ハハハハハ(笑)」

大木「呼び出しといてお別れも何もないよ!よく言うよ」

若林「そういうもんじゃないですか、ラジオのゲスト」

大木「よく言うよ!」

若林「よく言う、さっきから間違えてんすよ、ツッコミを」

春日「ハハハハハ(笑)」

若林「困ったなぁとか。

何トッポ開けてんすか!」

大木「最後に見せてくれよ!」

春日「いいです、トッポは要らないですよ」

大木「アバトゥースとゲンゼイの唇が触れちゃう瞬間?」

春日「やらない。やらないです」

大木「やるから、やるから」

春日「やらないんですよ」

大木「お~い」

春日「お~いじゃない(笑)、なんなんすかソレ」

大木「くわえちゃって」

春日「喋れなくなっちゃうじゃないですか」

大木「俺が喋ってるから、その間見てるから」

春日(笑)

大木「見てるだけだから俺は。立ち上がって!」

春日「なんで(笑)」

大木「お別れだから俺」

春日「帰ってくんないすか!」

大木「これ見たら帰るから俺。早く立ち上がって、早く立ち上がって」

春日「ハハハハハ(笑)何、こっちがヤバいみたいな」

若林「何か罰ゲームとかあってならわかるんすけど、ただトッポを端から食うって」

大木「罰ゲームじゃないじゃん別に」

春日「だからおかしいんですよ!何もゲームをやってないのに」

大木「それそれそれそれ。罰ゲームだからやるとかっていう、それはメディアの悪しき習慣だよ。罰がなくてもやったっていいんだから、こういうことは。そうでしょ?」

春日(笑)

若林「こっちのほうが悪しきですよ」

春日「何なんですか、誰も望んでないんですから」

大木「俺が望んでるじゃん!」

春日「ハハハハハ(笑)」

若林「これ、なんなんすか?」

大木「端」

若林「それはわかるんすど、ルールはわかるんすけど、なんでやるんですかね?これは」

大木「ゲンゼイとアバトゥースが端っこからトッポ食べてって、唇くっつくかな、くっつかないかなっていう」

春日「それをやったら何が起きるんです?何がプラスというか」

大木「くっつかくっつかないかがどうなるかなというのが、俺、見たいだけ」

春日(笑)

大木「ああ、なんだくっつかねぇーじゃん、てなっても別に俺は落ち込まない。ああ、今日、くっつかないやつかっていう感じ」

春日「今日とかないです」

大木「今日くっつかねぇ感じかって感じ」

若林「それ、毎日やってないですよ、こっちもそんな占いみてぇに」

春日「今日とか明日もないですし、別にやらないですし」

大木「だけど、今度あるかもしんないから。はい、立ち上がって」

若林「お前がくわえたらやんなきゃいけない」

大木「はい、立ち上がって!」

春日「やらないと帰らないよ、この人」

若林「ひろしのコーナーでやるとかならわかる。届かないですよ、トッポじゃ」

大木「顔出して!顔出して!」

若林「何「待ったなし」みたいな言い方で言ってるんすか」

大木「顔出して!よーい、スタート!はい、お互い食べてってポリポリポリポリ。くっつく?くっつく?唇どっち?これ。

あはーはは(笑)くっつかない!今日はくっつかない!」

春日「帰ってもらっていいですか?早く(笑)」

若林「帰ってくださいよ」

大木「今日はくっつかない日ね」

春日「トッポ持って帰ってください!(笑)」

大木「今日、くっつかない日ね」

若林「トッポ持ち歩かないでくださいよ」

春日「やめてください、もう」

大木「これあげるから」

2人「ハハハハハ(笑)」

若林「ほんとにそのために」

大木「今日、くっつかない」

若林「大木さん、今日じゃなくて」

大木「今日、くっつかない」

若林「今日しかやってない」

春日「今日はくっつかない日じゃないですよ。くっつく日はないですよ」

大木「今日は皆さんね、ゲンゼイとアバトゥースの唇、くっつかない日でした」

2人「ハハハハハハハハハ(笑)」

大木「残念」

 

(コーナー)

春日「何覗き込んでだアレ(笑)。石井ちゃんの後ろから(笑)」

若林「大木さん、ちょっとやりにくいんで、コーナー見られて。キュー振ってないで」

春日「「どうぞ」じゃないんすよ(笑)」

若林「早くマックでアイスコーヒー飲んでください(笑)」

春日「そうですよ(笑)」

若林「Tシャツ1枚で、上は、すげぇ!フリースとダウンとすごい着るんだね」

春日「上に2枚着て帰るんだね。いや、どうぞじゃないですよ。もう喋ってんすよ」

若林「ホントヤバい。ドジャースで……、あ、リュックだリュック!」

春日「あ、リュックだ。ハハハハハ(笑)あれ、なんだお守りが下がってるのか?」

若林「お守りしてるよ、リュックに」

春日「お守り長げー!紐が長いな、あのお守り」

若林「ヤバい人だな」

2人「ハハハハハ(笑)」

若林「ヤバいヤバい(笑)。あんな、リュックにお守りつけてる人いるんだな、今」

春日「いるんだね。隣にいますよ、マックに座って。気をつけないと」

若林「ドジャースでよかったね。巨人の帽子とかだったら超ヤバいおじさんだ(笑)」

春日「一応ちょっとね、メジャーリーグのファッション的なね」

若林「あ、すいません。キューを振られちゃいました」

 

(エンディング)

若林「やっぱお昼に録るといつもと違う感じで、お昼にヤバい人と絡んだなっていう回でしたかねぇ」

春日「まあ、そうだね。いつもの時間帯だったら、またちょっと変わってきたかもしれないな」

若林「変わってきてたかもしれないですね。夜のほうがもうちょっととっちめられなかったかなぁって感じしました。もうちょい夜のほうがイケたかな。ホーム感があるから。やっぱスタジオも違いますし、隣でよっひもやってると思うと怖くて。最近、日本を違う角度から斬ろうとしてるから、よっひ。もろとも斬られちゃうんじゃないかななんて思って、もう怖くて怖くて。でも、怖いって言うほうがダサい時代に入っちゃってるみたいで、ごちゃごちゃしちゃっててね」

春日「シンプルじゃなかったってことだな」

若林「ちょっとアウェイ感もあって、スタジオが違う。で、ちょっととっちめられなかったかなって感じもありますけど、つかみ所なかったね。不思議な戦い方」

春日「いや、そう。変人でしたね、やっぱりね」

若林「いやあ、すごいね。マクドナルドで」

春日「変態」

若林「高くておいしいこだわってるコーヒーとか飲むの好きじゃない、大人の人って。そういうことでもないんだね」

春日「じゃなくてね」

若林「ちょっと怖かったもん、途中」

春日「女子高生に混じって坂本竜馬読んでるとは」

若林「読んでるフリして話聞いてる」

春日「恐ろしい(笑)。それを全然うしろめたく思ってないとこが怖いのよ」

若林「いろいろ聞きたいことあったの。大内さんとどうやってコンビ組んだとか、ラジオのどういう感じでラジオ、ラジオ、今やんないんすか、何も聞けなかったね。全部紙に書いてあること何も聞けなくて、ただわけわかんない。ゲンゼイとアバトゥースを俺は風化させたくないんだよ。意味わかんない。理由聞いてもさらにわかんない。捜査を続けたいとか」

春日「トッポ食わされて、何なんだ。今日朝思いついたんだよ、買ってきたんだよ俺はみたいな」

若林「トッポ置いてった。よかったらみんなでつって」

春日「何言ってんだよ!(笑)」

若林「リュックにお守り下げてたよ」

春日「あんまり見ないんじゃない?小学生とかでも今いない。いるのかな」

若林「不思議」

春日「いやぁ不思議だな」

若林「あんまそういうふうに言われないね。大木さんて、大木さんの謎みたいなね」

春日「イジられないね」

若林「ああやってお昼に回してるっていう。なんか不思議な気分になる時ない?俺は結構多いよ。「PON!」観てて」

春日「何よ?」

若林「普通に回してる時とか」

春日「はいはいはいはいはい」

若林「それもちょっと不思議な気持ち。ヤバい人なのに」

春日「そうだね。恐ろしい。モンスターが混じってるって感じだよね。街にね。フハハハハハ(笑)」

若林「昔ギャグコレクションでエンディングで大木さんが前に出てきて、モノボケ大会みたいになって、バットをみんながちょっとレベル高いボケみたいな、センスボケみたいのしてるけど、バットを持って寄っ掛かって「ベーブルース」って言ったんです」

春日「あれは面白いよね」

若林「体震えて、スゲェと思って。全然角度が違うと思って」

春日「あれは、モノボケでバットが出ると、まず最初にそれが浮かんじゃうから、ああ、いかんいかんと思うよね。あのベーブルースの衝撃はなかったから。あれが正解だと思う、モノボケの」

若林「バットのモノボケ

春日「今後、モノボケでバット置いてほしくないもんね。正解出ちゃってるから」

若林「よぎっちゃうから」

春日「あれはすごいな」

若林「面白い人でしたね。

ということで、スペシャルウィークでした。オードリー若林でした。おやすミッフィーちゃん」

春日「この後また夢でお会いしましょう。アディオス」

 

 

大木さんが“芸人を目指す青年”というのでテレビに出て相方さんを募集していて、それを見た大内さんが感銘を受けて応募してコンビを組んだということを、解散後、何かの雑誌の大内さんのインタビューで読んでいたので、そんな話が聞けるかなと期待していた。残念ながら実のある話は少なかったけど、大木さんのオードリーに対する歪んだ愛情を存分に感じることができて、とても楽しかった。大木さんて自分を掘り下げられるのが苦手なのかな。