むつみお掃除ロケ

 

佐藤満春in休憩室 2017年5月27日

 

佐藤「『有吉ゼミ』という番組でオードリー春日君のお宅を掃除してきたんですけれども、掃除したのがトイレじゃない場所、シンクと換気扇と、あとカーペットか、を掃除したので、トイレに関しては扱っていないんですけども。

彼の家は築35年だったかな、結構歴史あるというか、昔からある風呂なしの木造アパートなんですけども、トイレ自体は和式なんですよ。で、和式なんだけど、和式を洋式にできる便座って今売ってて、彼の家はそれが付いてるんだけど、和式の時はトイレットペーパーが、トイレットペーパーホルダーが、要は和式の状況で言うと真ん前についているから、洋式だと向きが逆になるから裏になるわけですよね。洋式として座った瞬間に。だから、彼の家は、トイレットペーパーホルダーが裏にあるままなんです。はははは(笑)

どうしてんのかなと思ったら、その辺にトイレットペーパーを放ってあるっていうね。汚かったよ、トイレも。ホントに。サトミツ棒をそれこそあげて、ちょっと使わせたら、あれはいいね、なんて本人も言ってましたけど。やり始めたら、ロケ中だったからきりがないから一回やめて、今度またやるわっていうことで、汚いまま放ってきましたけどね。非常に汚いトイレでございました」

 

「先日、『有吉ゼミ』という番組で、オードリー春日君のお家の掃除に行かせてもらいました。過去いろいろね、阿佐ヶ谷姉妹の家とか、メイプル超合金の安藤なっちゃんの家、あとはトータルテンボスの藤田さんの家とか、結構有名ないろんな芸能人の方のお家を『有吉ゼミ』で掃除に行かせてもらったんですけど、そういえばということで、春日の家も行かしてもらえるということになって行ったんだけど。

なんていうか、あることに僕はすごく気をつけていて、というのは、内輪感なんですよ。やっぱり十何年も一緒にいますし、定期的に飯も食いに行って、いろいろ苦楽も共にしている仲ですから、距離も近いわけですけども、内輪感が出ると、ちょっと醒めるなと思ったんですよ。僕が俯瞰で見た時に。

しかも、僕がやってる、お家の掃除にしに行くというコーナーの性質上、本当にただ一生懸命に掃除しに行くというロケだから、春日との馴れ馴れしい感じを急に出されてもと思って、なるべく距離をあえてとって、初めてテレビ見た人でも、俺たちの関係を知らなくても楽しんでいただけるような、基本的に春日がいるだけで面白くはなりますから、僕がああだこうだ言って変なふうにならないようにというのだけ、すごく気をつけてやってきて。だから、評判も凄くよくてありがたかったなというふうに思うんですけど。

それでもちょっと感慨深かったのは、彼があそこに住んで16年、17年ということだったんですけど、僕が初めてあそこに行ったのは12、3年前なのかなぁ。それこそオードリーなんか仕事も何もない状況で、だけど、仕事もない状況なんだけど、住環境としてはあのままだったのよ。汚ったねー部屋が、当時も汚ったないままだったんだけど、あのぐらいモノがあふれてて汚ったない状況のままの春日の家に行って、ああでもない、こうでもないって喋って、本当に外より寒いな、なんて思いながら喋って。

冬になれば、窓に段ボールを張ってね。「今年は全部の段ボールを玉ねぎの段ボールにしてきた」つって、「いや、知らねーよ」と思いながら、毎年、冬になれば段ボールを張る手伝いをしてね。「1個だけ段ボールの玉ねぎの向きが逆になっちゃったけどどうしよう」つって、戻そうつって、向きも張り替えたりしてね。「誰がこの向きを気にしてんだ」と思いながら、みたいなことをやってる関係で。

すごい劇的な変化が当然あったわけですけどね。オードリーとしてめちゃくちゃ売れたりとかしてさ、あったんだけど、なんというか、すごいフェードインで、あの部屋の空間の状況が変わってないまま、あそこで春日とテレビのロケをやらせてもらえるというのは、なんていうのかなぁ、実家にテレビが入った感じ、感覚がいろいろ違和感があったなっていうか。

言っても、俺と春日でロケするなんて、『カスカスTV』ぐらいだったんじゃない?『おどおどオードリー』とか。CSでやる分には結構あったけど、あんなどメジャーな番組、当然、オードリーの売れ方でいったら、別にどの時間帯でやったって関係ないんだけど、俺と春日がっていうところで言うとね、なんかね、すごい変な感じだったな。

しかも、どちらかというと僕のホームに春日が来た状況なわけですよ。『有吉ゼミ』に僕も出始めて2年弱ぐらいになりますから、一応定期的に出させてもらってて、その状況で、僕のコーナーに、コーナーと言うとちょっと大げさだけど、春日が出たっていうのが、なんかそれもすごくちょっと嬉しくもあって。で、あの家でロケができたっていうのもすごい嬉しくて。

ロケ中も結構いろんなことやってて。で、そんな内輪感出さないようにって言いつつも、一個出さないポイントとしては、“春日語”って言われる、春日が使うオリジナルの言語みたいのがあるんですよ。「ごんすなー」とか言う。語尾に「ごんすなー」って言ったりとか、あとは、相槌で「ナントカでごんすなー」って言ったりする、みたいのがあって、ふざけて、2人で飯食う時は、本当に1会話もなく「ごんすなー」だけで会話を成立させるみたいなこともやってたりするから、それを言わないようにすると。

意識的に、これはできますからやってたんですけど、でもね、時々、およそ10時間弱ぐらいロケをしてますから、やっぱり時間が経てば経つほど、そっちのスイッチも入ってきちゃうというか。放送上はたぶん全然そこはうまくいっていたと思うんですけど、やっていくうちにさ、放送でカットされてた部分で言うと、モノを捨てるくだりがあったんですよ。要る・要らないというのに分けて。とにかくモノが多い家だったんで、オードリー春日の家が。モノを要る箱と要らない箱に分けるっていうのをやるんだけど、俺が「これは要るの?」って聞いて「これ、要るね」。

春日はマジでごみ屋敷の主人と一緒だから、全部のものを「要る」って言っちゃうんですよ。はははは(笑)だから、「要る」って言われた段ボールをそのまま俺が捨てに行くっていう。で、春日にぶん投げられるっていうくだりを(笑)3~4回やって、がっつりカットされてたんだけど(笑)。

で、段ボールが200個目ぐらいにいったときに、もうね、マジであれ見せたかったんだけど、ビリビリのパンツみたいな、赤いパンツみたいのが出てきて、「これ何?」つったら「パンツ」だって言うわけよ。「何?これもう破れてるじゃん」。破けてんのよ、もう。端っこの部分とか。「いや、破けてない。まだ穿ける」っていう言うわけよ。「これ、なんでこんな状況になって穿いてんの?」「いや、まだ穿けるから。足に通せばモノとして穿けるから穿いてる」って言うわけよ。ムカついてさ、俺。それをビッて破ったんだよね。ビリビリビリビリ!つって。したらね、スタッフさんがびっくりしてた。

俺と春日の関係を知らない……知ってるけど、仲がいいらしいというのは知ってて来てんだけど、今までの『有吉ゼミ』のロケで言うと、俺は結構淡々と掃除の話をして、掃除の技術を見せて、プロの業者が帰る、みたいなスタンスでやってきてるから、急にそんな奴が、売れてるタレントのパンツを破いた!みたいな。はははは(笑)

で、そのパンツを破った流れで、その下に置いてあったTシャツ、全然関係ないTシャツも破ってんの、俺。はははは(笑)あ、ヤバいヤバい、これ。これはもういわゆる内輪のノリ出ちゃったよと思って、当然使われてなかったですけどね、そこは。あれをやっていいのは『カスカスTV』までだと思うんだよね。あれで面白くなるのは。地上波のゴールデンの番組ですから、そんなことやってられない。だから、気をつけながらやったとはいえ、カットされたところで言うと、そんなこともあったんですよ。もう、あと、家はとにかく汚かったなぁ。

あいつのいいとこでもあり、不思議なとこなんだけど、毎年2月に『はやしや』っていう、阿佐ヶ谷に、今、移転しちゃったのかなぁ、ちょっとわかんないんだけど、『はやしや』っていう、おいしいお店があるんですけど、そこに、2月の、あいつが9日だったかな、誕生日が。僕は17日誕生日で、2月に行くと、いつもサプライズでケーキを出して祝ってくれるんですよ。店長さんが写真を撮ってくれて、2人で撮った写真を大きめに広げて、プラスチックみたいなやつに入れてくれるんですね。僕も家に飾って、春日も春日の家の縁みたいなところに飾っててくれる。で、数えたら、もう7年ぐらいそんなことをやってて。7回、春日と共に誕生日を祝ってんですよ、僕。で、それを飾っててくれたりとかしてさ、7年も誕生日祝ってんのかい!と思って。

逆に言うと、あそこの店に行き始めたっていうことは、わりと春日にもお金の余裕がある状況で行ってるから。おそらく。M-1の後ぐらいから行ってんだよね。2009年か10年ぐらいの誕生日から行ってるっていうことじゃないかな。8年目つったかな、今年が。いやあ、すごい歴史だよね。

そんな2人が月曜日の7時の日テレの番組で、しかも画面のサイドスーパーには「佐藤満春がオードリー春日の家を掃除」みたいなさ。本当にちょっと前で考えたらあり得ないようなテレビ画面ですよ。そんなんが起きてるっていうのが、なんかちょっと、一個嬉しかったですけど。

ついこの前、またあいつの家行ったら、もうまるっきり元通りに戻ってたんでね、もう一回ぐらい『有吉ゼミ』で行かないと。はっはっは(笑)ちょっと大変なことになっちゃうんじゃないかな、なんていうふうに思いました」