カミナリのオールナイトニッポンR 2017年5月6日
たくみ「最近、ありがたいことにテレビとか出させてもらえるようになりましたね」
まなぶ「はいはい。そうだね」
たくみ「楽しい?やっぱテレビいっぱい出たりとか」
まなぶ「基本的には楽しい」
たくみ「基本的には?」
まなぶ「うん」
たくみ「なんですか?「基本的には」って」
まなぶ「楽しくない日も全然ある、僕は」
たくみ「楽しくない日?」
まなぶ「うん。大体たくみ君が「今日楽しかった」ってすっげぇ言ってる日は、え、マジで?って思ってる」
たくみ「(笑)ウソ! 意見が、気持ち一つじゃなかった、僕ら」
まなぶ「うん。そういう日って、たくみが大活躍してる日なのよ」
たくみ「ほう」
まなぶ「し過ぎてる日なのよ」
たくみ「し過ぎてる」
まなぶ「うん。それはやっぱりね、先輩とか、後輩も含め、頭ぶっ叩きまくって、それがハマりにハマってウケまくって、最後の最後まで “たくみ劇場” で終わる収録とかも何回かあったじゃん」
たくみ「そうかな」
まなぶ「そう。そういう日って、俺、何やってると思う? 収録中」
たくみ「何やってるんですか?」
まなぶ「ジーッとたくみ見てんの」
たくみ「はっはっはっはっ(笑)やることなくて」
まなぶ「やることなくて。手段見つけてない自分も悪いけどね。方法を見つけてない自分も」
たくみ「前、『お笑い向上委員会』に初めて出させてもらった時に」
まなぶ「さんまさんのね」
たくみ「そうですね。さんまさんの頭を、「叩かせていただいた」っていう表現がよろしんでしょうか?」
まなぶ「そうですね」
たくみ「叩かせていただいたんすけども、その時も、よく考えたら、まなぶ君ずうっと座ってたよね」
まなぶ「座ってた」
たくみ「ずっと座ってたんすけど、ある芸人さんは「まなぶ君凄いね」って。普通、相方があんな暴れてたら「すいません!」って前出てくるもんなのに、まなぶ君、ドーンと構えて微動だにしなかったから、「胆座ってるね」って評価してる人もいたよ」
まなぶ「一応顔には表現しないようにしたけど、何していいかわかんなくて、すごいドキドキしてて、ずっと顔、ほんとは震えてた」
たくみ「ははは(笑)」
まなぶ「皮膚の奥で顔は震えてた」
たくみ「ははは(笑)あ、皮膚はそのまんまだったのね?」
まなぶ「皮膚はそのまんま」
たくみ「奥がすげぇ揺れてたのね?」
まなぶ「そう。ナメられっから」
たくみ「はははは(笑)ナメられっから」
まなぶ「そう」
たくみ「ナメられたくねーもんな」
まなぶ「そう。だからじっとしてたなあ」
たくみ「ああ、そう」
まなぶ「あの日もさ、本当はさ、2時間の収録だから、ゆっくり時間かけて、最後、番組、収録終わりがけのところで、さんまさんにイケたらいいね、みたいな話をしてたんすけど、始まってみたらね、たくみ君がなんと開始5分でね」
たくみ「そう。行き急いじゃったんすよ」
まなぶ「そう。結果、別に盛り上がったし」
たくみ「そのまま何もしないで収録が終わるんじゃねーかと思って、ヤバいと思って、今しかねえと思ってワーッといったら、それが結果、開始5分だったし、後でオンエア観たら、さんまさんボケてなかったんす(笑)」(スタッフ笑)
まなぶ「そうそう。さんまさんボケてなかった」
たくみ「ボケてなかったんすよ、全く。僕らのM-1のネタの川柳っていうネタをさんまさんご存じで、楽屋にご挨拶に行った時に、「おお、川柳! 今日、五七五振るぞ」とか言ってくれたりして、あ、じゃあ、僕が何するか、人の頭を叩くっていうのも理解していただいてんのかなとか、いろいろ思ったりして。
で、本番、川柳振ってくれたんです。で、五七五で詠め、みたいな。まなぶ君、7・9・7(ナナキュウナナ)で言わなきゃいけないんす。僕が「五七五じゃなくて7・9・7(ナナキュウナナ)だな」っていうツッコミがあったんですけど、まなぶ君7・9・7(ナナキュウナナ)で言えなかったんですね。あと、爆笑の太田さんが邪魔したりして。したら、さんまさんが「邪魔すんな!こいつ、五七五じゃなくて七九七(シチキュウシチ)で言うねん」て言ったんですね。したら俺、それ、おっ!と思って「7・9・7(ナナキュウナナ)だぞ!」つって頭叩いちゃったんです。七九七(シチキュウシチ)って、俺ボケかと思ったんすよ」
まなぶ「ただの関西弁だったんだよねぇ」
たくみ「ただの関西弁だったんです。俺、「7・9・7(ナナキュウナナ)って言ってるのに七九七(シチキュウシチ)って言ってるんで、あ、これ完全にボケだと思って。そうそう。ボケじゃなかったんすね、七九七(シチキュウシチ)っていうのは」
まなぶ「そう。だからもうね、人の頭殴ることだけ考えてたんだよね」
たくみ「危ない危ない。考えがお笑い芸人じゃないよ、これ」
2人(笑)