ラッパーとDJ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年5月20日

 

若林「今日はCreepy Nutsが来てくれてますから、なんかあの~、ゲストというか、3人でやる、みたいな感じですからね。いやぁ、でもちょっといろいろ聞いてみたい話ありますからね、Creepy Nutsへの質問、メールあれば、今、受け付けてますけれども。

かなりのリトルトゥースだっていうことを言ってくれてんすよ。Creepy Nutsが。まあ、DJとラッパーの2人ですけれども、松永君はね、熱が伝わってくんの、凄い。リトルトゥース感というか、あそこも聴きました、あれも聴きました。R-指定がね、どうもちょっと山ちゃん派のはずなんだよね。不毛な議論派なはずで。それはもうね、俺は2回ぐらい飲んだのかな。その時、山ちゃんを見る目がキラキラしてたんでね。はははは(笑)そうそう、上カルビと山ちゃんを見る目がキラキラしてたんで、おそらく不毛な議論派。

大体、プレースタイルというか、スタイルを見てもね、R-指定は言葉の神様ですからね、日本のボキャブラリーを引っ張ってる男ですから、それは山里もね、お笑いのボキャブラリー、10年ぐらいですか?引っ張ってきましたから。はははは(笑)日本の笑いのね。普通お笑いで使わないような言葉も笑いに引っ張ってきた、男山里、やっぱりそれはそっちの目で見ると思うんす。R-指定はね。R-指定も、なかなかラップに、ヒップホップに持ってこない言葉を曲に持ってくるというね。Zeebraさんにも“R先生”なんて言われてますけれども。松永君は熱でやっていくタイプなんでね、俺派なはずなんですよ。その辺は後で聞いてみたいと思いますけれども。

久しぶりにラジオ聴きながらハラハラするっていうか、Creepy NutsオールナイトニッポンRですね、あれは。2回やった?1回?2回か。2回やったんだけど、久しぶりにハラハラ、学生時代みたいな気持ちで。なんか全然芸人でDJやっている人の悪口とか言っちゃってたりしてて、大丈夫かな、みたいな。はははは(笑)松永君が。

だから、ふと思ったら、俺らやっぱり、もうテレビで仕事してますから、気をつけるじゃない。やっぱり、各方面。だから、ちょっといろんなこと守りながら話すけど、あんま関係ないんだろうね、Creepy Nutsは、そういえば。そういう人がラジオやると新鮮なんじゃないかなあ、みたいには思ってるんすけども。ちょっと後でいろいろ聞いてみたいと思いますけれども」

 

若林「2人にちょっと聞きたいのが、結構フリースタイルのバトルからラップとか好きな人増えたじゃない」

R-指定「はい」

若林「ああいうので、どうなの?芸人が、俺もそうなんだけど、芸人が「好き」みたいに言ってくるっていうのはどうなの?自分たちの日本語ラップ好きです、みたいな感じとか」

DJ松永「俺、個人的には「オイ!」っていう奴はいますね」

若林「ふっひはははは(笑)」

DJ松永「バトル出てんじゃねーよ!って思う奴いますね」

若林「はっははははは(笑)」

R-指定「それをDJが言うって、ちょっと変なね」

若林「ははははは(笑)」

DJ松永「しかも、しかもさ、結構もともとラップ好きだったっていう人もさ、バラエティ出てラップ好き芸人みたいに出て、ヒエーー!みたいな感じのデフォルメした感じ?お前、ラップのそれバカにされるのわかってるのに、ヒエーー!みたいな感じを、芸人だからか、テレビだからかわかんないけど、やってんのが腹立って」

若林「R-指定が頭抱えてるよ(笑)」

DJ松永「お前はそういう誤解を解いていけよ、ヒップホップ好きなら、お前その立場にいるんだったらってチョー思いますよね」

若林「止まんねーなおい(笑)」

R-指定「ほんまに(笑)」

DJ松永「そうだろ!」

R-指定「そうやけどな」

若林「R-指定が止めてよ、ちゃんと(笑)」

R-指定「まあ、でも、俺は、まず、ヒップホップとかラッパーにも、ラッパーは全員芸人さん好きですね。基本的には。お笑い、全員好きです」

DJ松永「お笑いは好きです」

若林「あー。それは嬉しいよね」

DJ松永「お笑い大好きです」

R-指定「あと、やっぱ、これ、ほんま個人的なあれなんすけど、いいラッパーほど、お笑いやったりユーモアみたいなことに寛容じゃないといいラップ書けないんですよ」

若林「ええー」

R-指定「アメリカでの多分ラッパーの立ち位置が、ほんまにコメディアンに近いというか、面白い話ができる人、みたいな。曲の中で」

若林「へえー」

R-指定「だから、ラッパーは基本的に面白いこと好きやし、だから、芸人さんから「好き」って言われたら、俺は結構嬉しいんですね。で、嬉しいけど、たまに、バトルとか出てそういうふうな感じでやってる人とか見ると、いや、もうちょっと理解を示してほしいなぁみたいな感じを」

DJ松永「思い出作りかエピソードトーク作りかわかんねーけど」

R-指定「俺がオブラートに包んで言ってんのやから。な、勘弁してくれよ」

若林「はははは(笑)思い出作りかわかんねーけどって(笑)」

R-指定「なんで俺が優しく包んだのに剥がすんや!」

DJ松永「みんなそう思ってくるくせに、と思って」

若林「そういうの、どういうことなんだろうなぁ」

R-指定「でも、凄い嬉しい紹介のされ方とか言われ方とかあるんですね。だから、若林さんとかにそういうふうに言ってもらうのとか、紹介してくれるのが凄い嬉しかったりするんですよね」

DJ松永「最高ですよ」

若林「だからさ、逆にさ、俺も凄く、マジでやめてほしいの。地上波のテレビで、そういえばラップ聴きますよね?みたいなところになると、なるべくそういう打ち合わせで潰してるもん」

DJ松永「あ、そうなんだ」

若林「だって、自分が今聴いてる人いてもさ、ちゃんとみんな理解してくれるの?みたいな感じもあるし」

DJ松永「そうなんですよね」

若林「それでさ、あれは?クラブのDJ。DJにはそれこそ芸人さんがDJやるじゃない。ああいうのはどう?」

DJ松永「ちゃんちゃら可笑しいと思ってます」

R-指定「ふふふ(笑)」

若林「ははははは(笑)ちゃんちゃら可笑しい(笑)」

DJ松永「いや、おかしいだろ!あんなもん!」

若林「ほんと、2人にはラジオやってほしい。フレッシュなんだよ」

DJ松永「フレッシュですか?チョー嫌でしょう、あいつら」

R-指定「ほんまに、あ、仕事なくなってきたんやなぁみたいな感じの人もやっぱし」

若林「ははははは(笑)それはR-指定も言うんだ」

R-指定「ふふふふ(笑)」

DJ松永「マジそうなの」

若林「どういう感じなの?俺はDJのことは全然わかんないんだけど」

DJ松永「DJは、クラブDJだと曲流すわけですよね」

若林「それは芸人さんがクラブに行って、ターンテーブルの前に立って、好きな音楽を流してる」

DJ松永「流してるだけ」

若林「これはちゃんちゃら可笑しいんだ」

DJ松永「ちゃんちゃら可笑しいですね。ちゃんちゃら可笑しいっていうのも悲しいシステムがあるというか」

R-指定「ちゃんちゃら可笑しい、まあ、しょうがないですけど、でも、そこにまとわるオーガーナイザーさんとかお客さんにまとわる、テレビの芸能人が近くの下界に降りてきたみたいな空気が、それがちょっと気持ち悪いなぁみたいな」

若林「はあ、なるほどね」

DJ松永「あと、DJっていうのは、曲流したら成立するというか。その場が。例えば、これは前にも言ったんですけど、歌とかダンスとか、それこそ漫才だったら、人前に見せるまで、ある程度鍛練が必要じゃないですか」

若林「あー、なるほどね」

DJ松永「レベルに達するまで鍛練が必要ですよね。DJの場合、スタートボタン、ポチ、押したら、もう有名なアーティストが作った素晴らしい曲が2~3分流れます。その場で成立しちゃうから、つなぎ目とかわかんないじゃないですか。つなぎのよさとかお客さんわかんないから」

若林「曲と曲のね」

DJ松永「そう。だから、成立するハードルがあまりにも低いんですよ。機材の使い方がわかったら、DJ成立しちゃうから。それで、芸能人、クラブに来たら、お客さん来るじゃないですか。ハコ側とかもオーガーナイザーさんもお客さんにたくさん来てほしいから、やっぱそういう人を呼ぶわけです。腕前とか技術より、お客さんを呼べる人を呼ぶ。だから、芸能人が片手間でやってるDJはお客さんを呼べるから、やっぱりいいんすよ。だから、俺、金ねーのかなと思いますね、DJやってる人」

若林「ははははは(笑)」

DJ松永「ねーんだと思います」

若林「DJやってる芸人さん?(笑)」

DJ松永「ねーんだと思って」

若林「金ねーんだと思うの?(笑)」

DJ松永「モデルも。モデルもねーんだと思うんです」

若林「もう、Rが完全に頭抱えて(笑)」

DJ松永「ねーだろ!あいつら実際」

若林「あいつらはやめようよ、松永君」

DJ松永「あの人たち、ねーだろ!」

若林「あはははは(笑)」

DJ松永「あの方たち、ねーだろ!」

若林「今からじゃ遅いよ!(笑)」

R-指定「そんなDJと松永さんの違い、何なんですか?」

DJ松永「圧倒的に上手いから。このくだりだったら上手いから」

若林「入りは入れるんだけど、スタートボタンを押せば。奥が深いわけでしょう?相当。DJはね、きっと」

DJ松永「奥深いですね。めっちゃ深いですね。深いですけど、お客さんからしたら、その深さってあんまり伝わらない部分がでかいから」

若林「そうか、そういうことがあるから」

DJ松永「実際、凄い有名な、例えばモデルの人だったり、女優さんだったり、芸人さんが、その前に来て、その場で場が盛り上がるじゃないですか。場が盛り上がることがわりと正義だったりするから」

R-指定「別に上手いことつながんでも、その人が来て一言「盛り上がってますかー!」とか言ったら」

DJ松永「まあ、そうなっちゃうから、羨ましいなと思って」

若林「じゃ、松永君が芸人さんがDJやっているのを同じクラブで聴いてたとして、それの選曲とかつなぎ目聴いたら、ちゃんちゃら可笑しいわけ?」

DJ松永「クソですね」

R-指定「ははははは(笑)」

若林「ははははは(笑)」

DJ松永「クソですね」

若林「入れ食いだな(笑)。ちょっと竿垂らしたらすぐだな(笑)」

DJ松永「クソなんだもん、だって」

若林「これはでも新鮮だよね。芸人が強いからさ。今、どのラジオでも。逆に気使われてるから」

DJ松永「え、そうなんすか?」

若林「だと思うよ。いろんな人のラジオ聴いて、芸人さん以外の人も、「芸人さんは凄いから」みたいな、そうなり過ぎてるからさ」

DJ松永「でも、確かにすぐアイドルの人とか、芸人好きなんですよ、お笑い好きなんですよ、タイプの人も芸人さんですって言うし」

若林「だから、松永君みたいにちゃんちゃら可笑しいなんて」

DJ松永「ちゃんちゃら可笑しいでしょ!」

若林「フレッシュなんだよ。だからラジオやってほしいの、俺は」

DJ松永「だって、あいつら関係ねーもん、俺と」

若林「いつ俺も言われるかわかんねーけど(笑)」

DJ松永「ははは(笑)」

若林「やってほしいなと思うんだけどね」

DJ松永「「若林さんは一番最初にやったラップが一番カッコよかったですね」

若林「ははははは(笑)」

R-指定「あれ、めっちゃカッコよかったっすね」

DJ松永「あれ、めっちゃ面白かった。ショーパブ祭りでやった」

若林「ああ、あれね?春日をディスるやつ?」

DJ松永「そうそうそうそう」

R-指定「でも、これ、不思議なのが、最近、直角三角形も、あれ、完全に氏原さん食ってました」

若林「あ、そうなの?」

R-指定「若林さんが食ってました」

若林「(笑)あいつ怒りそうだな、そんなこと言ったら」

DJ松永「ショーパブ祭りの時のラップ、チョー最高でしたね」

若林「あ、そうなんだ」

DJ松永「めっちゃ最高、チョー面白かったです」

 

 

先に起こしている方がいて、タイトルもほぼ同じものを考えていたから、上げるの、どうしようかなあと思ったけど、せっかく起こしたので、まあまあ、違ってはいないラインのタイトルで上げることにした。