飲み会の挨拶

 

ハライチのターン 2017年9月21日

 

澤部「この間、ウェルフェスというワタナベエンターテインメント事務所の、毎年夏1回、スペシャルライブというか、いつもより大きいとこで、それこそ若手からネプチューンさんも出るすごいライブがあってね。夜、我々も出させていただいて、MCやらせてもらって」

岩井「MCとネタね」

澤部「楽しくやらせてもらって。打ち上げあったでしょう。打ち上げもほぼほぼ参加したのかな」

岩井「ラ・ボエーム、表参道のイタリアンのお店を貸し切って結構大々的にやって」

 

澤部「終盤、芸人たちの挨拶するみたいのがあって、ブルゾンちえみ、withBと一緒にやって、平野ノラ、サンシャイン池崎、ロッチ、Aマッソ(くだりは省略)、俺らの番になったのね。俺、何しゃべろうかなと思いながら行ってたら、そこは岩井がすごかったじゃん。俺も、なんでコイツこんなこと。俺、びっくりしたの。何でこんなこと言うんだろうと。ほんとにだるい、みたいな。だるいわ、この会、みたいな。はははは(笑)」

岩井「違う。だるいとは言ってないよ」

澤部「なんて言ったんだっけ?」

岩井「無駄が多い。グダグダやりやがってつって」

澤部「そう。無駄が多いと。それで一瞬、ハッとなるじゃん、みんなね。無駄が多いと。ブルゾンとノラの話なんて誰が聞きたいんだ芸人つって。(笑)でも、ウケんだよね。ウケるから、まあ、みんな思ってたというかさ」

岩井「ライブのエンディングみたいな、客に向けた簡単な笑いみたいの芸人の前でみんなやってっからさ、やめろ!こんなの気持ち悪いつって」

澤部「そうなんだよね。それはみんな、結局内輪の打ち上げだからさ。同じ事務所のね。本質なんて誰も言わないんだよ。突かない。そこを岩井が本質を突いた。ズバッと。そしたら、変な空気になるというよりか、ちゃんとウケたじゃん」

岩井「みんな思ってたでしょ、たぶん」

澤部「みんな思ってたんだろうな。だから笑うんだろうね。俺はでもドキドキさ。相方がそんなこと言い出したらさ。すぐ社長と会長の顔を見てさ。でも、社長とかも笑ってるから」

岩井「笑ってるよ。社長はね」

澤部「ブルゾンとかノラも別にみんな笑ってるし、そっから、これはワタナベの悪いところですね、みたいな事務所批判みたいのが始まってったじゃん」

岩井「はははは(笑)」

澤部「すごい、止まんないっす、コイツ」

岩井「悪しきところだよ」

澤部「悪しきところだよ、みたいな(笑)。そん時も、俺は怖い。社長、会長見たけど、なんか笑ってんの。だから、すごいなと思って。結局、ちょっと毒づいてるけど、笑いになれば、別に何でもいいじゃない」

岩井「だから、ほんとにあれぞさ、だからさ、よく俺がゴッドタンで言ってる「お笑い風」っていうさ、面白くないからさ」

澤部「ははははは(笑)」

岩井「全然面白くねーのにさ(笑)」

澤部「酒入ってる内輪のノリだけでね」

岩井「そう。きっちーわお前大学生じゃねぇんだからよ!ってずっと思っててさ、俺と隣に飲んでたのが笑撃戦隊の柴田でさ」

澤部「あいつも口悪いからね」

岩井「なんだこの会つって。ちょっと終わらせてくるわ俺つって」

澤部「ははははは(笑)カッコいいな。そうか。それでほんとに挨拶なんて別にブルゾンとかノラじゃなくて、ハライチより上ぐらいからでいいわ、みたいなね。そんな下はいいわ、みたいな、ビシッと言って終わってって、挨拶。俺もヒヤヒヤしながら戻ってさ、席に。したら後輩とかがさ、「すごいっすねやっぱり岩井さん」みたいな」

岩井「ははは(笑)」

澤部「岩井を讃えてさ、まあ、相方としてもそんな悪い気はしないじゃん。そんな言われたら。まあまあねつって。毒づいてるんだけども、誰も傷つけず、結局笑顔になる、素敵な挨拶だったな、みたいな話を後輩としてさ(笑)」

岩井「お前はヒヤヒヤしてたんだろ?(笑)」

澤部「それで終わって帰ろうつって、サンシャイン池崎と家が近所なの。一緒に時間も遅いからタクシーに乗って帰ろうつって、タクシーに乗って。タクシーに乗ってすぐサンシャイン池崎が、「やっぱり岩井はさ、俺の挨拶も要らないと思ってたのかな」」

岩井「ははは(笑)」

澤部「めちゃくちゃ傷ついてた。同期のあいつが。すげぇ気にしてた。「やっぱダメだったよね、俺の挨拶」」

岩井「まじめだな」

澤部「「あの挨拶要らないっていうのは俺も含まれてたのかな」(笑)。あいつ全然あのキャラじゃないじゃん。普段は」

岩井「そうなんだよ。まじめなさ、ネガティブな」

澤部「めちゃくちゃ暗くて、めちゃくちゃネガティブな奴だから、誰も傷つけてないかと思いきや、同期の明るい芸人の一人をめちゃくちゃ傷つけて、暗くなってた、あいつ(笑)」

岩井「むろんあいつも要らなかったんだよ、俺の中では」

澤部「あはははは(笑)岩井の中では?」

岩井「うん」

澤部「答えは含まれてんのね?サンシャイン池崎

岩井「うん。でも、ほんとに一番要らなかったのは、あばれる君のラップが一番要らなかった」

澤部「あはははは(笑)やってたね。バッドナイス常田と一緒にやっていたね」

岩井「そう。あれが一番要らなかった」

澤部「難しいな、飲み会の挨拶(笑)」

岩井「ははは(笑)」

 

 

自信持ったほうがいいよ、もうちょっと

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年9月16日

 

若「俺ね、最近ね、それ(スターのライン)、ちょっと似たようなことを考えてて、なるべくみんなで言わないようにしてるけど、ピラミッドみたいのが、ピラミッドじゃなくて、なんかあるよなぁ。人間のなんかこう。俺なんかすごい低い位置の人間だなぁって思うんだよね」

春「ああ。人間力とかそういう?」

若「芸能界は特……いや、なんか、なんだろう、猿山についてずっと、人類学みたいな本で、何かといろんな世の中のことを猿山に例える本を今読んでて、どうしても猿山って順位があるんだって」

春「まあまあ、そう言うよね」

若「学校のクラスじゃないけど」

春「ボスがいて、みたいな。はいはい群れね」

若「そう。それで言うと、俺ってチョー下のほうだなって思うのよ」

春「うんうん」

若「だって、凄い美人がいたりする、芸能界に」

春「まあ、そうだね」

若「とか、やっぱり頭いい人もいっぱいいるし」

春「うーん、いるいるいるいる」

若「スポーツ選手とか」

春「うんうんうん」

若「そういった中で、春日の聞いてるとさ、結構自分のこと高い位置に置いてるよね?(笑)」

春「へへへ(笑)まあ、そうだね。スターのライン」

若「世の中のレベルというかクラスを、こんなことホント言いにくいじゃん、こういうことって」

春「まあ、そうだね」

若「みんな平等、みたいなことでやっぱりね、ということで考えなきゃいけないからさ。でも、10コのクラスに分けるとしたら、1が一番上で、10が一番下で、春日ってどこにいるの?」

春「えー、10コだったら?」

若「うん」

春「うーん……3」

若「ひゃはははははははは(笑)」

春「ぐらいだなぁ」

若「下がれ!ははははは(笑)」

春「いや、これでもちょっと低めに言ったつもりだけどね」

若「2寄りの3?(笑)」

春「2寄り、まあ、そうだね。1と2を行ったり来たりするぐらいの」

若「ははははは(笑)おめでたい男だねぇ~」

春「ま、3だなぁ」

若「これ、ちなみに、石井ちゃんどこにいると思う?自分のこと。7? まぁ、石井は、まぁ、8だな」

春「ハハハハ(笑)」

若「ははははは(笑)」

春「ちょっと高く言うね、自分ではね」

若「あはははは(笑)

ひろしは幾つにいると思う? 9? まぁま、10だなぁ」

春「10だな」

若「はははは(笑)

青銅さんはどの辺にいると思います? 8っていうことで、9だな」

春「9だな」

2人「ははははは(笑)」

若「みんな1上に言うからね(笑)でも、なんかね、こういうお笑いの仕事する、今、聞いて、青銅さん、石井ちゃん、ひろしとか、下めに見積もっている人たちだと思うよ」

春「ああ」

若「まぁまぁ、でも、そうでもないか。タイプか」

春「うん……まあ、そうだね」

若「でも、なんか7ぐらいなんだなぁって、その本読んでてずっと思ってんのよ、最近」

春「へ~」

若「自分のこと」

春「自信持ったほうがいいよ、もうちょっと」

若「ははははは(笑)」

春「(笑)うん」

若「本当は2って言いたいけど、ラジオだから3て言ってるような感じ?」

春「ちょっとね、嫌らしく映ると思って」

若「ははは(笑)その感覚はあるんだね?(笑)」

春「3ぐらいに留めたほうが可愛いかなと思ってさ」

若「ちょっとこれはお仕置きかもしんない」

春「なんでお仕置きなんだよ!」

若「ちょっと手の平出してください(笑)」

春「いや、なんでだ!」

若「ちょっと、ちょっと」

春「なんでだよ!」

若「これはちょっと手の平に、ちょっと(笑)」

春「熱っ! 熱っ!」

若「あれ?熱いのかな俺の手の平(笑)」

春「熱っつ! なんでお仕置き受けなっきゃないんだよ。聞かれたから答えただけなのに」

若「あはははは(笑)」

春「自分の基準なんだから別にいいでしょうよ」

若「いやぁ、ちょっとね、お耳汚しになってしまいましたけれども」

春「ハハハハ(笑)」

若「それじゃあね、オードリーのオールナイトニッポン始めていきましょう!」

 

 

「 あれ?熱いのかな俺の手の平」っておかしいよねw

『セブンルール』を観てると、いつも、楽しいのかなぁって思ってしまう。違う世界の人の話みたいな感じで観ていることが多いような気がする。そうじゃない時もあると思うけどね。『もろもろのハナシ』は気を遣っている感じがなんとも。『オドぜひ』とかオールナイトのような番組ばかりというわけにもいかないだろうけどね。それがあるだけでも幸せというべきか。2010年5月に『日曜サンデー』の「赤坂応接間」にゲストで出た時に、あの当時、爆笑問題は本当にやりたいことがやれていないと言ってたからなぁ。

 

 

誰かの1番

 

On8+1 2017年9月19日

 

佐藤満春「ゲストにお越しいただいております。バカリズムさんです。よろしくお願いします」

バカリズム「どうもよろしくお願いします」

 

佐藤満春「今日はアーティストさんとして」

 

佐藤満春「いろいろバカリズムさんのお話は、南海キャンディーズの山里さんとか、オードリーの若林君とかから、ちょくちょくお話は」

バカリズム「聞いてるんですか?」

佐藤満春「聞いてます」

バカリズム「あのね、ちょっと聞いてほしいんですよ。お2人と仲いいでしょう?」

佐藤満春「はい」

バカリズム「僕も番組でいろいろ共演したりして、あの2人とは。連絡先も知ってますよ。3人のグループLINEあったりしますよ。だから、僕はいろんな番組で「仲のいい芸人さん誰ですか?」と聞かれた時は、大体「オードリーの若林さんです」だとか「山里さんです」って言うこともあるんですけど、あの2人が別の番組で仲のいい芸人さんと聞かれたときに、俺のこと言わないんですよ!だから俺すげぇ寂しくて。確かにすげぇプライベートで会うわけでもないし、そんなエピソードもないから、言わないのかなとか。でも、あの2人は2人同士で名前出し合うんですよ」

佐藤満春「出し合いますね、確かに」

バカリズム「ね!おしゃれイズムにVTR出演したりだとか、そういう関係性」

佐藤満春「あ、そうだ!(笑)」

バカリズム「俺の時ないんですよ。俺だけ友達だと思ってたのかな?みたいな」

佐藤満春「ちょっと片思い的なね」

バカリズム「そうそうそう。だから、俺も最近あんまり言わないようにしてるというか」

佐藤満春「ははは(笑)バカリズムさんて、交遊関係ってどうなんですか?」

バカリズム「こういう時にすげぇ困るんですよ。俺が仲いいって言っても、俺、単純に忙しくて、あんまり人とご飯行ったりとかもないから、例えば、バナナマンの日村さんとか名前出したりしても、別に会ってないし、日村さんが別の番組で誰と仲いいんですか?って言われたら、ケンドーコバヤシさんの名前出したりするから、あ、俺は違うんだな、外れてんだな。東京03の名前出したりするの。仲いいからつって。でも、東京03は誰と飲みに行くかって聞いたら、ラバーガールとかって。俺はちょっとそういう寂しさがずっとあるから、あんまり人のことを友達と言えないんです」

佐藤満春「誰かの1番ではないんですかね」

バカリズム「ないし」

 

佐藤満春「そうかぁ。今、話にあったグループLINEの話はちょこちょこ聞いてて」

バカリズム「聞いてます?山里さんからたまにお笑い界の情報が流れてくるんですよ。ここでは言えないですけど」

佐藤満春「こんな場所じゃ話せるような内容じゃないですけども、かなりバカリさんが冷静にいろんなことを分析しているっていう」

バカリズム「そうそうそう。山里さんが情報を持ってきて、若林さんが返して、俺がそれを分析して、みたいなやりとりが夜な夜な」

佐藤満春「本当にそのLINEグループだけ流出しないことを」

バカリズム「そうそうそう。洒落になんない。絶対にこの業界にいられないですからね」

 

佐藤満春ツイッターとかでバカリさんの動向はいつもチェックさせていただいているんですけど、大体朝方まで作業場にいるなっていうイメージ」

バカリズム「そうですね。ほぼ休みらしい休みないです」

佐藤満春「ドラマの脚本書いたりとかずっと続いていらっしゃるじゃないですか」

バカリズム「ずっと続いてるから、収録後にご飯に行ってとかは、まあ、ないですね」

佐藤満春「とにかくやらなきゃいけない作業が溜まってる」

バカリズム「そうそうそうそう」

佐藤満春「ずっと作業場で1人」

バカリズム「ずっと作業場で1人です」

佐藤満春「ふっふっふっふ(笑)」

バカリズム「どうなんですか?作家という立場だったりもするから、その人、そのグループとそのコンビがどう見えているかとか、客観的に見てアドバイスしたりするわけでしょう?」

佐藤満春「はい」

バカリズム「俺、そういうのいないから。俺どう? 俺どうよ? 相談する相手もいないから」

佐藤満春「完璧じゃないですか」

バカリズム「自分が、俺どこ行ってるのかな?みたいな」

佐藤満春「怖くなりますけどね。そんなに1人で何でもかんでも出来ちゃうすごさもあるし、ライブもやるじゃないですか」

バカリズム「ライブやりますよ。1人で書きますよ。作家もいないから」

佐藤満春「1人で書いて、1人で演じてね。はっはっはっ(笑)僕で言うと、オードリーは、例えば若林君が春日に直接このダメ出し言うときつくなっちゃうな、みたいなところを、僕を壁にする、みたいな」

バカリズム「確かにコンビの時は、1人いると凄く楽です」

佐藤満春「ちょっと空気がよくなる」

バカリズム「わかる、わかる」

佐藤満春「みたいなことでいるんですけど」

バカリズム「煮詰まっちゃうからね、2人でやると。すごく必要な存在ですよ」

佐藤満春「そういう煮詰まった時、どうされてるんですか?」

バカリズム「ないです。1人であーーー!ってなって、作業場であーーー!ってやって」

佐藤満春「気分転換とかは?」

バカリズム「ないですよ。気分を転換しないです」

佐藤満春「(笑)ずっと」

バカリズム「落ち込んでもそれと向き合うだけです。酒も飲まないから」

佐藤満春「食べ物とかなんか好きなんでしたっけ?甘いのとか好きでしたっけ?」

バカリズム「甘いのとか好きですよ。別に甘い物食べたから辛いことが辛くなくなるっていうこともないでしょ。甘いだけでしょ。辛くて甘いだけでしょ」

佐藤満春「辛いに甘いがコーティングされただけね」

バカリズム「そうそうそうそう。それぞれ別の味ですよ」

佐藤満春「だから、凄いなっていうか、ずっと物作ってるイメージですけども」

バカリズム「そうですねぇ」

佐藤満春「でも、しょうがないっていうか」

バカリズム「もうそうですね。今さらですもん。だって、そういう佐藤君とオードリーの関係性って若い時から積み上げてきてるものでしょ?」

佐藤満春「そうですね、はいはい、確かに」

バカリズム「大体皆さん学生時代一緒だったりとかね。それがないから、この段階で今さら、友達とかも出来にくいんですよ。今から友達作るって、ちょっと重くないですか?」

佐藤満春「重いっすね」

バカリズム「でしょ?(笑)」

佐藤満春「重い、重い。あと、バカリさんの友達になるっていうのは、ちょっと怖い」

バカリズム「なんで?(笑)なんで?(笑)」

佐藤満春「全部冷静に分析するじゃないですか」

バカリズム「しない、しない、しない。俺ホントに緩いから」

佐藤満春「ホントですか?いや、緩くはないでしょ」

バカリズム「全く緩いし。後輩とかにも緩いし、いわゆる礼儀とかそういうのも全く関係ないです」

佐藤満春「縦の感じはあんまない」

バカリズム「そうそう。唯一普通に接してくれるのは狩野英孝です。あいつバカだから何も考えないでしょう? 全然夜中とかに連絡して、「今何してんですか?飲みに行きませんか?」とか言ったりしてくれる奴だから」

佐藤満春「逆にね」

バカリズム「ちょっと変なイメージがあるから俺は、誘いにくいとかもあったりもするんだけど、あいつはそういうの関係ないから、唯一誘ってくる相手なの」

佐藤満春「(笑)そうか、あのぐらいバカなほうが、バカっつったらあれですけど」

バカリズム「気遣われないほうが僕も気遣わないし。友達はいない、ブレーンもいない」

 

佐藤満春「趣味はどうですか?」

バカリズム「これも大変なんです。いろんな番組で趣味聞かれるけど、ぶっちゃけないでしょう。趣味なんかやってる暇ないですもん」

佐藤満春「ゲームはお好きでしたっけ?」

バカリズム「ゲーム好きだけど、めちゃくちゃ語れるほど上手いかつったら上手くないし」

佐藤満春「(笑)まず、やる時間がそもそもないからね」

バカリズム「そうそうそうそう。そういう仲間として若林さんだとか仲間だと思ったのに、あいつ、ゴルフ始めやがったでしょう?」

佐藤満春「ゴルフ始めましたよ。あと、休みがあるとキューバ行ったりするし」

バカリズム「えっ!?」

佐藤満春キューバ行って、キューバの本出してますから。今や」

バカリズム「えっ?キューバの本て何が(?)の?キューバの本、日本で売れるの?」

佐藤満春「そこそこ売れてるみたいですよ」

バカリズム「あ、そうなんですか?」

佐藤満春「そうなんですよ。あ、じゃ、春日はどうですか?バカですよ」

バカリズム「俺、春日さん大好きだもん」

佐藤満春「春日いいですよー。何も考えなくていいから楽ですよ」

バカリズム「ねえ!いいでしょ?」

佐藤満春「楽ですよ」

バカリズム「そうそう。俺は好きなんだけど、向こうが凄く、まだ距離感を困ってるというか。俺が擦り寄れば擦り寄るほど、「こいつバカにしてんだろう」っていう目で見てくるから」

佐藤満春「確かにそうですね(笑)。あいつ敏感ですからね、そのへんね」

 

以下、歌のお話。岸君のお話もw

「『いくらだと思う?』って聞かれると緊張する(ハタリズム)」(歌・作詞:バカリズム 作曲:秦基博

 

 佐藤満春「本日、ゲストにバカリズムさんにお越しいただきました。ありがとうございました!」

 

佐藤満春「いやぁ、掘れば掘るほど、大きな闇でしたね、ほんとに(笑)。趣味もない、時間もない、仕事はたくさんある。曲が、僕はほんとに、よくぞこういうことを書いてくれたと、非常に嬉しかったですけれども、あと30ぐらい曲にして届けたいことがあるっていうことですから(略)」

 

佐藤満春「バカリさんが山里さんと若林君に対して言っていた愚痴、本人に伝えました。「なんで仲いい人で自分を出さないんだ?」ということを伝えました。

山里さんに伝えたところ、「あ、確かに言ってない。ぜひ次は言おうと思う」みたいなことをしっかり山里さんがおっしゃってましたんで、どっかで山里さんが仲いい芸人でバカリズムさんの名前を出す日が来るかもしれないです。

若林君に言ったところ「ほー」って言ってたんで、たぶん彼は出さないですね。はっはっはっ(笑)思いっ切り聞き流してたんでね」

 

「白が人気(ミズノリズム)」(歌・作詞:バカリズム 作曲:水野良樹

 

 

バカリさんの歌は、サトミツさんも言っていたように「上手すぎない、下手すぎない、ちょうどいい」。曲はもちろんいいし、詞はバカリズムらしいし、とってもよかったです。

本当に多才な人。スクール革命で披露していたネタも面白かったんだよ。

 

 

シャイニングオープン

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年9月16日

 

春「この間ね、久しぶりに結構お酒をいただいて家に帰ったんですよ。最近そんなに飲む機会もなくてね」

若「うん、知らないけど」

春「確かにそうだな。知らないわな。結構朝も早くて、夜も遅い日が続いてたのよ」

若「別に知らないけど」

春「へっへっへっへっ(笑)やんなきゃいけないことがいっぱいあるからさ」

若「ヘラヘラすんなよ!トーク中に」

春「いや、いいだろ別に!楽しく話して(笑)。もっとシュッとまじめに話さなきゃいけないのか?そういう番組じゃないだろう!報道とかじゃないんだからさ」

若「上柳さんみたいに話してほしい(笑)」

春「いやいや、なんでだよ!

そいでね、久しぶりに飲んで、気分よく帰ってたのよ。そういう時ってね、酔ってるからってお酒のせいにするわけではないんだけども、ちょっと気が大きくなったりするじゃん」

若「(笑)まぁ、クレーマー体質もあるからね」

春「クレーマー体質が頭をもたげてくるわけですよ」

若「ははははは(笑)」

 

春「クレームねーかー?って見て(笑)」

若「クレーマーじゃねぇか」

春「なんか入れられるクレームねぇーかー?っていう体質になるんです。多少ね。

この間、タクシーで帰りまして、むつみ荘のちょっと前で降りるじゃない。で、トントントンと階段を小気味よく上がっていってさ。酔ってるからさ」「鍵開けて入ろうとしたのよ。で、パッと、何気なく向かいのマンションを見たの。開ける時に。そしたら、ちょうど同じ目線ぐらいのところの部屋のベランダで若い男女がベランダに出てて、こっち見てニヤニヤしてたのよ。それで、「おう!」みたいな」

若「はっはははは(笑)」

春「手を上げられたの、男子のほうに」

若「手を上げられたのね、春日が」

春「そうそう、こっちじゃなくて。パッと見て、見てて、なんかいるなぁと思ってたら「おう!」って手を上げたから、なんか知んねーけど、すっげぇムカついて。どうやら、タクシー降りたところぐらいから見てたっぽい感じの」

若「なるほど、音してね」

春「そうそうそうそう。見てて、トントントンと上がってくさまも。だから、恥ずかしさもちょっとあってさ。すごい機嫌よく階段上ってたところを見られてんなぁとか」

若「それ、上り方は変な上り方とかしてたの?」

春「変なっていうか、テンポよく」

若「機嫌がよかったからね、お酒飲んで」

春「そうね。お酒飲んでて機嫌よく、肩で鞄をこう」

若「あの迷彩柄のやつでしょ?」

春「そうそう、肩にかけて、肩口に持ってさ、トントントントンッと上がってたのよ。それを見られたなぁと思って、ちょっと恥ずかしさもあって腹立ってさ、しかも男女だし、一緒に住んでんのか何なのかわかんないけどさ、それもあってさ。なんか腹立ってさ。そこにさすがに「オイ!」とは言わないですよ。それはヤベェ奴だっていうことがわかるから。声上げるのとか。別に悪いこともしてないし。腹立ったから、どうしようかなと思って、こっちからずっと見たの」

若「あー、はいはい。ずーっと見てたのね」

春「そう、ずーっと見てたの。したら、向こうもなんか「おう!」とか」

若「また手上げてくる」

春「やってんだけど、ずーっとこうやって見てたの。自分のドアのところで。したら、なんか話してたんだよ、2人でね。ごちゃごちゃって。でも、ずーーっと見てたら、そのまんま向こうが部屋に入っていったわけね」

若「おう。結構長時間見てるね、じゃあ」

春「結構そうだね」

若「睨むんじゃないでしょ?」

春「睨むんじゃない。ずーっとこう」

若「ああいう感じ?『その男、凶暴につき』の(?)みたいな」

春「ははははは(笑)いや、まさにそうだね」

若「ちょっと立ってみて。どういう」

(ポーズをとる)

若「ははははははは(笑)あ、そうやって見てたのね?」

春「トンネルのところのあれだよね?トンネルで子どもたちが悪さしてるところの」

若「その男、春日につき、だ」

春「その一個の家まで行ってさ、中入っていく、みたいなの。

ずっと見てたの。したら、向こうが入ってって、まぁ、なんかちょっと勝ったなって思ったわけよ」

若「ああ、それは勝ちなんだね?」

春「それは勝ち勝ち勝ち。勝ったなって思って、私も部屋入って、で、またパソコン弄ったりなんだかんだしてたのよ。でも、なんかどっかでちょっと残ってて」

若「ああ、まだ残ってる」

春「そうだね。なんかやっぱちょっとおさまんねーなと思ってさ、また見てやろうと思って」

若「もう一回」

春「そうそうそう。思って、部屋入ってるから、外に出るっていうのも」

若「なんでそんなに腹立ってんだろうね」

春「なんだろうね。酔ってるからかわかんないけど、なんかこうさ、すっきりしなかったわけよ。どんなエロパソやってても乗らないわけ。気分がエロの方向に」

若「まだやってんのかよ!」

春「それはよっぽどだなと思ってさ」

若「東大の勉強しろ!バカ!」

春「勉強も手につかないし、エロも手につかなかったわけよ。これは異常事態ですよ、私の中で。見てやろうと思って、外出るのもなんだからさ、例のドアを、久しぶりにやったよ、私も。窓をこうさ、ちょっとこう」

若「ああ、シャイニングオープンね。いわゆる」

春「俗に言うね。シャイニングオープンをさせてもらってね」

若「見たわけ?」

春「見てたの。したら、まぁま、いないの。それはいないのよ。ベランダにいないんだけど、明かりが点いてるから、まだ起きてんなぁと思って見てたの」

若「それも腹立つの?」

春「ふふふふ(笑)」

若「寝てたらよかったの?」

春「寝てたらよかった。まだ起きてやがる。もしかしたら春日の話してんじゃねーか?って思っちゃうわけよ」

若「はっはっはっはっは(笑)いいじゃん」

春「あいつ帰ってきたなー、みたいなさ」

若「別にいいじゃん(笑)」

春「酔ってるかなんか知んねーけど、調子こいて階段上ってたな、へへへとかって笑ってんのかなと思って」

若「そういう人じゃん」

春「いや、まあ、そうなんだけど。起きて春日の話とかしてんのかなぁと思って」

若「してねーよ!お前のことなんか」

春「ずーっと寝るまで見てやろうと思ったわけ」

若「なんだそれ!お前。はははは(笑)」

春「明かりが消えるまでいったら見逃してやろうと思ったのよ」

若「寝ればいいんだね」

春「そう。寝ればリセットされるから。向こうもね。こっちも勝ったと思うわけよ」

若「それはよくわかんないけど(笑)。なんで勝ったんだよ、それが」

春「寝るまでと、そっちが寝るのと、こっちが目線を切るのの勝負だ!と思ってさ、ずっとこうやってさ、あの桟に肘かけてさ」

若「ははははは(笑)」

春「はははは(笑)ちょっと顔の半分ぐらい」

若「ちょっと怖いね、ちょっとこれ」

春「開けてさ、鼻がちょうどその間に出るぐらいの、このぐらいの感じよ」

若「怖い怖い」

春「ずーっとこうやって見てたのよ」

若「ちょっと怖いね、これは」

春「なっかなか寝ねーんだよ。若いから」

若「お前が寝ろよ!」

春「(笑)なっかなか寝ねーの」

若「なんだ「若いから」って(笑)」

春「若いからさぁ、夜中やることいっぱいあるだろう、そらぁ、あぁん!ほんとにごちそうさまだよ!」

若「嫉妬じゃねーか!」

春「はははは(笑)」

若「そんな、お前、椎名誠の『白い手』じゃないんだから、なんでそんなずっと見てんだよ(笑)」

春「『白い手』って、読んだことねーからわかんねーけどさ、こうやって窓からさ、窓際のカットちゃんだな、だからな。言ったらな」(静寂)「……申しわけない」

若「ははははははは(笑)」

春「今のは申しわけない。今のはちょっと調子に乗ったな。今のは調子に乗ったわ。

こうやってずーっと見て、なっかなか寝ないのよ。気づいたらさ、90分ぐらいたっててさ」

2人「はははは(笑)」

若「そんな見てたの?」

春「ずーっと見てたの。なっかなか」

若「なんだこいつ、危ない奴だな。近所に住んでる」

春「そう決めちゃったらさ、相手との勝負じゃないのよ、もはや」

若「自分」

春「自分との勝負というかさ、そう決めたことに自分が負けるのはイヤだ、みたいになってきてさ。だんだんね。ずーっと見て90分ぐらいたってんのよ。うわ、もう結構時間たっちゃったわと思ってるけど、もうやめらんないわけ。向こうが寝るかしないと。ずーっと見てたらさ、私が寝ちゃったのよ(笑)」

若「はいはいはい」

春「私が」

若「見たままね」

春「いつの間にか。だんだん体勢も寝にかかっているわけ、私も。最初はこうやって座って桟に肘を掛けてたんだけど、だんだんこうさ、体が伸びてきて、桟の所にこう」

若「ふはははは(笑)」

春「顎の横の角度のところ」

若「あー、はいはいはい、ベース型の」

春「ベース型のエラのとこだわ」

若「春日のベース型の輪郭の」

春「ベース型のところをこう置いて、こうやってずーっと見てたのよ。したら、いつの間にか寝ちゃっててさ、気づかないうち。そういうのあるじゃん。もうオチちゃってるっていうパターンよ。

気づいたらさ、次の日、8時ちょっと前ぐらいの新幹線で名古屋に行くお仕事あったんだけど、気づいたら、新幹線出てる時間だったのよ。もうね」

若「もう?はいはいはい」

春「で、菓子マネージャーからも15件ぐらい電話かかってきててさ、私、このままさ」

若「それ何?オドぜひの日?」

春「オドぜひじゃない日」

若「じゃない日に名古屋だったんだ」

春「そうそうそう、ロケがあったんですよ。それの新幹線出ちゃっててさ、でも、気づかないのよ。自分でいつの間にか寝ちゃってるわけだからさ」

若「あら?起こしてくんなかったの?クソ、あの、えーと、お母さんは」

春「おい!クソって言うなよ!」

若「今、違う意味だから」

春「どういう意味だよ。クソババアって言おうとしたんでしょ?」

若「いや違う。すぐ出てこなくて、自分の頭で「お母さま」っていう言葉が。それに対して悔しくて」

春「あ、自分に対する?」

若「そうそうそう」

春「こりゃ失敬。母親に明日何時に起こしてくれっていう連絡をする前にオチちゃってるから」

若「(笑)連絡があるんだね?」

春「それはそうよ。起きられないもん、だって、そもそも。マナーモードのまま寝ちゃってるから鳴らないわけさ。ね? で、マネージャーからの電話も留守電とかいっぱい入ってんの。「えー、今どちらでしょうか?」(笑)」

若「菓子から?」

春「そう。「春日さん列車に乗ってられないようでしたけど、今どちらでしょうか?」とかっていうのも。何で起きてられたかっていったら、寝てるじゃん。窓から半分」

若「鼻半分出て」

春「鼻半分出して寝てるんだけど、外からね、大家さんが「春日さ~ん!」」

若「ははははは(笑)めちゃくちゃ怖い話だよ、それ」

春「「春日さんどうしたの~?」つって大家のおばあさんが朝8時ぐらいに(笑)」

若「顔が出てるから(笑)」

春「パッと見たら、顔がこう出てるから(笑)。で、通学路だし、ちょっと、ざわつくまでいってないけど」

若「あったんだろうね、そういう連絡が」

春「目の前にね、通学見守りおじさんとかおばさんがいるのよ。緑の」

若「ああ、T字路のとこだ」

春「そうそうそうそう。たぶんその人から」

若「言ったんじゃない?顔が出てるって」

春「顔が出ててつって(笑)。「春日さ~ん」っていう声でパッと起きて(笑)」

若「ははははは(笑)」

春「ワーッてなったっていうね、話(笑)」

若「あははははは(笑)」

春「気をつけなきゃいけないなっていうね(笑)」

若「結構言われてただろうな、それじゃ」

春「そうよ。出てんだ、顔が」

若「顔が出てるって(笑)」

春「うーん(笑)」

 

 

 

 

 

天才と秀才

 

A‐Studio 2017年9月16日

 

笑福亭鶴瓶「(ゆっくり捌ける春日に)なんかあんのかな思たら、なかったなぁ、アイツ。

でも、やっぱり芸人出ると、ちょっとワクワクするんですよ。やっぱりコンビって上手いこといってんねんね。

山ちゃんが言ってたんやけど、若林は、やっぱり春日に憧れてんねんて。というのは、あんなんなられへんから、と。そういう破天荒さ。そうでしょう?自分のところの家でですよ、グレープの飴でずっとこうやって。あれやったらおもろいなと思うのは、若林と、それから山ちゃんで、それを日常的に当たり前のように思てやってんのが春日なんですね。そういう、何もそれがおもろいと思ってないことをやれるっていうのんに、凄いなと思うと言うんですよ。

でも、俺からしたら、それをずっと信じてコントロールしている若林も、春日がある意味天才で、若林は秀才で、それをずっと信じ続けてやってるって、やっぱコンビって面白いなと思うし、お笑いって凄いなと思いますね。

結婚したら、また変わってくるやろし、このお2人は、またどこまで行くか楽しみでございますね。

今日のゲストはオードリーでございました」

 

 

見つからんのよ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年9月9日

 

若「春日もねぇ、20代真ん中あたり、キラキラした目してたもん」

春「まあ、今と比べたらそうだろうね、それは。それは、やっぱ希望にあふれていたよ。あれやりたい、これやりたいみたいなさ」

若「若手たちが春日をほんとキラキラした目で見てた」

春「私のことを?」

若「ああ、春日さんだ、みたいな」

春「これは気づかなかったけどね」

若「ふふふふ(笑)」

春「それは嬉しいね」

若「それは気づかないよな」

春「自分じゃね。端から見てて」

若「自分じゃねっていうか、俺もウソついてるわけだから(笑)」

春「ウソかオイ!突き通してくれよ、こういう幸せなウソはさ」

若「アメリーじゃないんだからさ」

春「ハハハハ(笑)」

若「LFのアメリーみたいなキャラつけるのやめてよちょっと(笑)」

春「いや、そういうつもりはないですけど、別に」

若「やれよお前!お前、ほんとサービス精神ないよな」

春「サービス精神、そんなさ(笑)」

若「聞いてくださいよ。久しぶりにね、ヒストリーを話すみたいな番組の収録があったんすよ。22とかでデビューっていうか舞台に出始めて、M-1の、そんな懐かしい番組よ。そんなの。テレビ出立ての頃やってさ、俺はさ、春日ってどういう人なの?みたいな時にさ、春日から人の悪口聞いたことないですねとか、結構プレゼントしてんのにさ、お前、全然俺のいいとこ言わないじゃん。お前、もしかして俺のこと嫌いなのか?」

春「ハハハハ(笑)」

若「お前さ、プレゼント、デラックス出たら、中川パラダイスにはプレゼントいっぱい渡してただろう。癒着のプレゼント」

春「ハハハ(笑)癒着、言い方悪いなオイ!」

若「ははははは(笑)」

春「デラックスは大会議をして臨んだからね、パラダイスと。それはいろいろやり合いはあります」

若「そうでしょう?お前もだから、俺に、1個プレゼントを俺が渡してたらさ、人の悪口は言わないっすね、じゃないんだよ」

春「じゃ、教えといてくれよ!そしたら、何をプレゼントするか」

若「教えてやるもんじゃないだろ!お前、そういうのは。お前が見つけなきゃいけないんだろ!」

春「見つからんのよ」

若「ははははははは(笑)お前、それ、ちゃんとサーチしたのか?サーチ」

春「サーチ、まぁ、ぐっと考えてみて、すぐにポッと出てこないからさぁ。これ系のものがという希望があったらさ」

若「お前は絶対俺の葬式に呼ばない」

春「(笑)呼んでくれよー。おもしれぇじゃん」

若「俺のいいところを1つも見つけてない奴が俺の死に顔見て何思うんだよ」

春「えっ?死んだなって思うでしょ」

若「ふふ(笑)それがさぁ、ほんとに恥ずかしいな。ほんと俺のおやじが亡くなったんだってお前にメールしたら、お前が返してきたLINE、「残念なことでございやしたね」だから」

春「ハハハハ(笑)」

若「ヤバいだろ?コイツ」

春「それはさ、間違ってないじゃない。間違っているのか?」

若「俺が言ってたのは「ま」と「や」の違いだよ。「残念なことでございましたね」だったらまだいいよ。「ございやしたね」って言うってことは通常運行なのよ」

春「通常じゃん、それは」

若「軽い春日語使ってんじゃねーぞ!と思って。ご臨の終でしたね、みたいなことを送ってきてさ」

春「それぐらいはさ」

若「葬式には不参加ですがっていって」

春「いやいや、そこまでは言ってないよ」

若「いや、恐ろしい男だ。薄情な男だよね」

春「なんか、かたくなってもしょうがないじゃないですか」

若「まぁ、それはね、こっちが決めることだけど」

2人「ははははは(笑)」

春「まぁ、そうだな」

若「そこも柔らかくあってほしいなんてことは、思っているかどうかわからないわけで」

春「ハハハ(笑)まぁま、そうね。それは申しわけなかったけど」

若「俺はだから、おやじの葬式やってる時も、礼服着た春日が入ってくるだろうなってずっと思ってたのよ。したら、なんか、全くなしね。一切手伝わないし、LINEも、「残念なことでございやしたね」だけで、あとは言いふらすだけ。若林さんのお父さまが亡くなられましたって、とにかくたくさんの人に言いふらしたっていう」

春「言いふらしてない、別に。どういうタイミングで言うんだよ(笑)」

若「いやぁ、ほんと恐ろしいね、お前って男は」

春「いやいや、言いふらしてはいないよ。なんかあんまりかかわるのも、いろいろ気を遣わせちゃうかなと思ってさ。そこはノータッチでいかしてもらうって決めたからね」

2人「ははははは(笑)」

春「ゼロか100だから、そういうのは」

 

 

ドラクエの話から

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年9月9日

 

 

若「ちょっと芳しくなくてね」

春「ほう。何が?」

若「ドラクエがクリアできなくて」

春「だいぶかかってないかい? アレいつ発売? 7月の? 1カ月半ぐらい、もう経とうとしてるんじゃない?」

若「もう1カ月ちょっとたってますよ」

春「発売と同時ぐらいに買ってね、やられてる」

若「ちょっとつまずいてまして」

春「つまずく? 何?なんか難しいところある?」

若「昔さ、お前はドラクエⅢとかIVやってた?」

春「もちろん、もちろん、それはやっておりますよ」

若「小学生の頃」

春「小学生も一通りやってるよ、ドラクエはね」

 

若「小学校の時以来だけど、ドラクエやってた時は、みんなで縦一列になってさ、友達4人と。駄菓子屋まで、2Dって言うの?ああいう画面のことを。直角に曲がったり、春日もやってたんでしょ?」

春「やってたね」

若「ということはさ、俺は築地で、春日は所沢で、距離は離れてるけど、時代の共時性があったということだね?」

春「まあ、そうだね」

若「お前が縦に……お前、戦士だろう?だから2番目歩いてたってことだろ?あんだけデブだったらさ、小学校の時」

春「おい!失敬なことを申すな!」

若「はははは(笑)」

春「無礼だな君は! まあ、勇者であったり、勇者もしくは戦士。戦士の場合は一番前だよね。先頭だよね」

若「センシャ?」

春「戦士の場合は一番先頭で行くよ。それは防御力も高いし」

若「それ何?俺勇者、みたいな感じだったの?小学校の時」

春「ウーン、まあ、でも、じゃんけんとかじゃない?」

若「ああ、そうなんだ。なんか嫌われてたんだもんね、小学校の時」

春「はははは(笑)」

若「前言ってたよね?」

春「言ってたっけ?」

若「屋上に1人で置き去りにされた、みたいなこと」

春「ははははは(笑)ああ」

若「受験のストレスで」

春「鬼ごっこしてたらね」

若「教室で暴れてたら、ちょっとお前その話してよ、ちょっと」

春「受験でそんなんあったっけ?」

若「うん」

 

 

イヤな奴だった(?)頃の話

 

春「あー、いやいや、それはまた別よ」

若「受験のストレスで教室で暴れてた」

春「暴れてんじゃなくて、体育の時間の前に、なんかちょっと揉めたんだよね。些細なことで友達と揉めて、太ってたし、力も強いから、組み伏せたわけよ」

若「あー、押さえ込んだ、みたいな感じ」

春「そうそうそうそう。小学校の時の喧嘩だから、殴ったりとかしないじゃん。つかみ合って、みたいな感じじゃない」

若「はいはいはい。何年生ぐらい?小学校」

春「小6ぐらいの頃かな。体育の授業だからさ、着替えて、そのまま体育の授業行くじゃない。で、帰ってきたら、私の着替えた私服ですよ、私服が、体操袋みたいのあったじゃん。そこに入れてたのよ。着替えたら取り出して体操着を入れる袋ね」

若「はっはっはっは(笑)うんうん」

春「その私服が入った体操袋がないわけ。あれ?と思って」

若「ふっふっふっ(笑)」

春「どうしたのかなぁ~と思ったら、後々発見されるんだけど、それが組み伏せた子が、あたしにムカついてたんだろうね。その私の私服の入った体操袋を便所の便器に放り込んでた」

若「きゃはははは(笑)」

春「ビッショビョになって、それが発見されて」

若「この話は……思い出した!お前がそれを高校の部室でさ、すべらない話みたいに話してんの思い出した」

春「ははははは(笑)」

若「小学校の時ねぇ(誰かのマネ)」

春「そんな話し方してないよ」

若「ははははは(笑)」

春「そんな話し方してない」

若「あ、そう」

春「まあまあ、そうだね。だから、ちょっと、その~イヤな奴というかね。喧嘩の理由もたぶん私が悪いんだよ」

若「そりゃそうだろうな」

春「ははははは(笑)」

 

若「実際に人をグーで殴ったことある?生まれてから本気で怒って」

春「グーで殴った、本気で?いわゆる喧嘩だよね」

若「うん」

春「は、ないかもね」

若「それは結構坂本龍馬方式なんだ」

春「坂本龍馬方式?それは何なの、坂本龍馬方式」

若「実際には人に拳(けん)を振るうというか、殴ったりとかしたことないで、K-1のリングの上だけだ、拳」

春「そうね。リングの上。裸拳では殴ってないからね」

若「あ、でも、そうだ、K-1も実質は殴ってないもんね(笑)」

春「ふふふふ(笑)まあ、そうだね。逃げ回ってたからね」

若「あははは(笑)」

 

 

誰も知らないままにしている話

 

若「実はね、俺も恥ずかしくて誰も知らない話っていう、誰も知らないままにしてる話っていうのがあって――」

 

若「これ、誰にも言ってない話なんだけどさ、あれ、誰だっけな、中3の時にね、俺はA組だったんですよ」

春「うん」

若「C組かなんかの奴が、休み時間にA組に1人で来て、そいつは結構ダサめの奴ね」

春「うんうん」

若「誰か友達を訪ねに来たんだと思うのよ。したら、入ってきてA組を見渡して。身長はでかいの。177、8あるの」

春「はいはい」

若「「なんだこのクラス!ダセェ奴しかいねぇな」って言ったのよ。で、そいつが教室出てった時に、後ろから追っかけてって、「なんだお前!入ってきてダセェ奴、お前がダサいんだろう!ちょっと来い!」つって、屋上につながる階段に、誰も上がってこないじゃん、屋上閉められてるから」

春「はいはい」

若「それで、来いつって、屋上の踊り場のとこに行って、で、俺、ボコボコにされたんです。ふっふっふっふっ(笑)」

春「やっぱダセェ奴じゃん」

若「ははははは(笑)」

春「ダセェ奴筆頭じゃん」

若「思いの外強くて、タコ殴りに……ははははは(笑)もうなんかちょっと倒れてんのに膝入れられる、みたいな状況で、しばらく。ちょっと泣いちゃって」

春「それは泣くよね」

若「しばらく、結構顔とかも腫れてるから、下降りれなくて、そのまま5時間目受けずに帰ったことがあるんです。バレたくないから、みんなに」

春「はははは(笑)」

若「明日あたりバレてっかな、あいつ「若林をやってやった」って言いふらしてたら恥ずかしいなってぐらいの感じの奴だったから、そいつ」

春「なるほどね」

若「学校の中では」

春「はいはいはいはい」

若「でも、そいつも黙っててくれたみたいで、誰もその事実を言ってこなくてさ、しばらく。中学生ぐらいだったら言ってくるじゃん、ちょっとでも聞いたら」

春「まあ、誰と誰が喧嘩したとか、揉めただと、やっぱりね」

若「噂になるから」

春「次の日ぐらいにはバーッと回るもんね」

若「そうそうそう。鈴蘭高校みたいな学校だったからね、俺たちの学校も」

春「(笑)まあ、そうだね」

若「まあ、そうだね、じゃねぇーよ!はっはっはっは(笑)」

春「至るところに……」

若「あんな春日みたいなおかっぱの奴いないだろ!あっはっはっはっ(笑)」

春「落書きされてね、いろんなところで」

若「そいつは気を遣って、誰も言わなくてさ、その時は中3で、そいつと高2で同じクラスになって、すげぇ仲良くなったんだよね」

春「ふーん」

若「俺は信頼を置いてるから。俺をタコ殴りにしたのに黙っててくれた奴っていうイメージがあったから」

春「ははははは(笑)」

若「あれは恥ずかしかったなぁ。ちょっと来いつって。一瞬でボコボコにされたもんね」

春「わからんもんだね」

若「わからんもんだ、そういうの」

春「イケると思ったんだね、その時はね」

若「うん。ふふふふ(笑)」

春「残念だよね。非常に」

若「なんか覚えてる話、思い出してる。ドラクエとかやってると昔のことを」

 

 

この回は、引っかかった言葉とか、楽しいやりとりがたくさんあった。起こす時間あるかなあ。

「(若林さんのいいところが)見つからんのよ」「残念なことでございやしたね」「顔がいい」