ドラクエの話から

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年9月9日

 

 

若「ちょっと芳しくなくてね」

春「ほう。何が?」

若「ドラクエがクリアできなくて」

春「だいぶかかってないかい? アレいつ発売? 7月の? 1カ月半ぐらい、もう経とうとしてるんじゃない?」

若「もう1カ月ちょっとたってますよ」

春「発売と同時ぐらいに買ってね、やられてる」

若「ちょっとつまずいてまして」

春「つまずく? 何?なんか難しいところある?」

若「昔さ、お前はドラクエⅢとかIVやってた?」

春「もちろん、もちろん、それはやっておりますよ」

若「小学生の頃」

春「小学生も一通りやってるよ、ドラクエはね」

 

若「小学校の時以来だけど、ドラクエやってた時は、みんなで縦一列になってさ、友達4人と。駄菓子屋まで、2Dって言うの?ああいう画面のことを。直角に曲がったり、春日もやってたんでしょ?」

春「やってたね」

若「ということはさ、俺は築地で、春日は所沢で、距離は離れてるけど、時代の共時性があったということだね?」

春「まあ、そうだね」

若「お前が縦に……お前、戦士だろう?だから2番目歩いてたってことだろ?あんだけデブだったらさ、小学校の時」

春「おい!失敬なことを申すな!」

若「はははは(笑)」

春「無礼だな君は! まあ、勇者であったり、勇者もしくは戦士。戦士の場合は一番前だよね。先頭だよね」

若「センシャ?」

春「戦士の場合は一番先頭で行くよ。それは防御力も高いし」

若「それ何?俺勇者、みたいな感じだったの?小学校の時」

春「ウーン、まあ、でも、じゃんけんとかじゃない?」

若「ああ、そうなんだ。なんか嫌われてたんだもんね、小学校の時」

春「はははは(笑)」

若「前言ってたよね?」

春「言ってたっけ?」

若「屋上に1人で置き去りにされた、みたいなこと」

春「ははははは(笑)ああ」

若「受験のストレスで」

春「鬼ごっこしてたらね」

若「教室で暴れてたら、ちょっとお前その話してよ、ちょっと」

春「受験でそんなんあったっけ?」

若「うん」

 

 

イヤな奴だった(?)頃の話

 

春「あー、いやいや、それはまた別よ」

若「受験のストレスで教室で暴れてた」

春「暴れてんじゃなくて、体育の時間の前に、なんかちょっと揉めたんだよね。些細なことで友達と揉めて、太ってたし、力も強いから、組み伏せたわけよ」

若「あー、押さえ込んだ、みたいな感じ」

春「そうそうそうそう。小学校の時の喧嘩だから、殴ったりとかしないじゃん。つかみ合って、みたいな感じじゃない」

若「はいはいはい。何年生ぐらい?小学校」

春「小6ぐらいの頃かな。体育の授業だからさ、着替えて、そのまま体育の授業行くじゃない。で、帰ってきたら、私の着替えた私服ですよ、私服が、体操袋みたいのあったじゃん。そこに入れてたのよ。着替えたら取り出して体操着を入れる袋ね」

若「はっはっはっは(笑)うんうん」

春「その私服が入った体操袋がないわけ。あれ?と思って」

若「ふっふっふっ(笑)」

春「どうしたのかなぁ~と思ったら、後々発見されるんだけど、それが組み伏せた子が、あたしにムカついてたんだろうね。その私の私服の入った体操袋を便所の便器に放り込んでた」

若「きゃはははは(笑)」

春「ビッショビョになって、それが発見されて」

若「この話は……思い出した!お前がそれを高校の部室でさ、すべらない話みたいに話してんの思い出した」

春「ははははは(笑)」

若「小学校の時ねぇ(誰かのマネ)」

春「そんな話し方してないよ」

若「ははははは(笑)」

春「そんな話し方してない」

若「あ、そう」

春「まあまあ、そうだね。だから、ちょっと、その~イヤな奴というかね。喧嘩の理由もたぶん私が悪いんだよ」

若「そりゃそうだろうな」

春「ははははは(笑)」

 

若「実際に人をグーで殴ったことある?生まれてから本気で怒って」

春「グーで殴った、本気で?いわゆる喧嘩だよね」

若「うん」

春「は、ないかもね」

若「それは結構坂本龍馬方式なんだ」

春「坂本龍馬方式?それは何なの、坂本龍馬方式」

若「実際には人に拳(けん)を振るうというか、殴ったりとかしたことないで、K-1のリングの上だけだ、拳」

春「そうね。リングの上。裸拳では殴ってないからね」

若「あ、でも、そうだ、K-1も実質は殴ってないもんね(笑)」

春「ふふふふ(笑)まあ、そうだね。逃げ回ってたからね」

若「あははは(笑)」

 

 

誰も知らないままにしている話

 

若「実はね、俺も恥ずかしくて誰も知らない話っていう、誰も知らないままにしてる話っていうのがあって――」

 

若「これ、誰にも言ってない話なんだけどさ、あれ、誰だっけな、中3の時にね、俺はA組だったんですよ」

春「うん」

若「C組かなんかの奴が、休み時間にA組に1人で来て、そいつは結構ダサめの奴ね」

春「うんうん」

若「誰か友達を訪ねに来たんだと思うのよ。したら、入ってきてA組を見渡して。身長はでかいの。177、8あるの」

春「はいはい」

若「「なんだこのクラス!ダセェ奴しかいねぇな」って言ったのよ。で、そいつが教室出てった時に、後ろから追っかけてって、「なんだお前!入ってきてダセェ奴、お前がダサいんだろう!ちょっと来い!」つって、屋上につながる階段に、誰も上がってこないじゃん、屋上閉められてるから」

春「はいはい」

若「それで、来いつって、屋上の踊り場のとこに行って、で、俺、ボコボコにされたんです。ふっふっふっふっ(笑)」

春「やっぱダセェ奴じゃん」

若「ははははは(笑)」

春「ダセェ奴筆頭じゃん」

若「思いの外強くて、タコ殴りに……ははははは(笑)もうなんかちょっと倒れてんのに膝入れられる、みたいな状況で、しばらく。ちょっと泣いちゃって」

春「それは泣くよね」

若「しばらく、結構顔とかも腫れてるから、下降りれなくて、そのまま5時間目受けずに帰ったことがあるんです。バレたくないから、みんなに」

春「はははは(笑)」

若「明日あたりバレてっかな、あいつ「若林をやってやった」って言いふらしてたら恥ずかしいなってぐらいの感じの奴だったから、そいつ」

春「なるほどね」

若「学校の中では」

春「はいはいはいはい」

若「でも、そいつも黙っててくれたみたいで、誰もその事実を言ってこなくてさ、しばらく。中学生ぐらいだったら言ってくるじゃん、ちょっとでも聞いたら」

春「まあ、誰と誰が喧嘩したとか、揉めただと、やっぱりね」

若「噂になるから」

春「次の日ぐらいにはバーッと回るもんね」

若「そうそうそう。鈴蘭高校みたいな学校だったからね、俺たちの学校も」

春「(笑)まあ、そうだね」

若「まあ、そうだね、じゃねぇーよ!はっはっはっは(笑)」

春「至るところに……」

若「あんな春日みたいなおかっぱの奴いないだろ!あっはっはっはっ(笑)」

春「落書きされてね、いろんなところで」

若「そいつは気を遣って、誰も言わなくてさ、その時は中3で、そいつと高2で同じクラスになって、すげぇ仲良くなったんだよね」

春「ふーん」

若「俺は信頼を置いてるから。俺をタコ殴りにしたのに黙っててくれた奴っていうイメージがあったから」

春「ははははは(笑)」

若「あれは恥ずかしかったなぁ。ちょっと来いつって。一瞬でボコボコにされたもんね」

春「わからんもんだね」

若「わからんもんだ、そういうの」

春「イケると思ったんだね、その時はね」

若「うん。ふふふふ(笑)」

春「残念だよね。非常に」

若「なんか覚えてる話、思い出してる。ドラクエとかやってると昔のことを」

 

 

この回は、引っかかった言葉とか、楽しいやりとりがたくさんあった。起こす時間あるかなあ。

「(若林さんのいいところが)見つからんのよ」「残念なことでございやしたね」「顔がいい」