5人目「陽だまりに咲く花」

 

on8+1 2019年5月7日

 

続いてのコーナーはこちら!「佐藤満春の日向でポカポカキュン」

『キュン』♪

 

今週ピックアップする方はこちら!「陽だまりに咲く花」渡邉美穂

 

今週は渡邉さんでございます。渡邉さん、2000年2月生まれ、19歳。埼玉県出身ということで。

渡邉さんのすごいところ、もともとバスケ部のキャプテンということがあって、体育会系とか元気印みたいな印象が強い方だと思うんですけど、すごいなと思ってて。五角形とか六角形のレーダーチャートってあるじゃないですか。パラメータみたいなのがわかるやつ。あれで言うと、ほぼでっかい丸なんですよ、この人は。総合的に見て、アイドルの超人だなと思ってて。それは、歌とかダンスとか全部において。

何がこんなすごいのかなというのを僕なりに考えてみたところ、2点大きなポイントがあって、1個は、感情の届け方がすごい上手だなと思ったんです。すごくやわらかく言うと、表現力なんですけど、これが意識的にやっているのか無意識か全然わかんないんですけど、感情を表に出す時の届け方がすごくて。

例えば、トークをしゃべるんです。トーク自体がエピソードとして完成してて、間もテンポも全部おもしろいんだけど、すごいのが、どこが自分で心が動いた、みたいなところの顔の表情とか、あと、声のトーン、これができるっていうのはもう完璧。いつ『さんま御殿』に呼ばれても全然大丈夫っていう。

あと、すごいなっていうのが、番組で、マイクパフォーマンスみたいのをする企画で、以前、このコーナーでも紹介した富田鈴花さんに「キャラが迷走してんだよ」みたいな、ちょっと毒っぽいことを言い放つシーンがあったんですけど、その言い方が絶妙だった。ちょっと相手に愛のある毒を伝える時って、その子が無理していると絶対笑えない。声が小さいと笑えない。ある程度完璧な間でやってくれないと、その後、笑いにくくなっちゃうんだけど、全部。ある程度の品も保ちながら、あれできるのは、なかなか。特に日向坂のメンバーでも一番そこの技術はずば抜けてるんじゃないかななんていうふうに思います。

で、渡邉さんのすごいところは、精神性、スピリット。基本的にずっと、これ、スポーツをやっていたからなのか、もともとそういう方なのかわかりませんけど、ずっとチーム全体のことを常に考えてるなっていうふうに思ったとこがあって。

私が『ひらがな推し』、現『日向坂で会いましょう』という番組という番組名が変わる前に、駅伝の企画でご一緒させていただいた時に、これは放送に乗っていましたけど、柿崎さんという方と渡邉さんが走っていて、どうしても2人で支え合わなきゃいけない。柿崎さんが結構辛くなったシーンで、渡邉さんが励ますんですけど、歌を歌って励ますんですよ。こんな表現の仕方ある?っていう。びっくりしたね。これはまさに声援、言葉が歌を通してまさに陽だまりのような声援を送り続けた。

あと、もう一箇所見逃しがちなところで言うと、これね、放送に乗っていたかどうか、ちょっと覚えていないんですけど、駅伝で走ってる2人がいて、走っていないメンバーが声援を送るシーンというのがあるんですよね。いろいろ歌を歌ったり、ダンスしたり、場合によってはピラミッドを作って「頑張れ」って言ったりとか。

我々はそのそばで見ているんですけど、ちょうど渡邉さんと柿崎さんが走っているところを応援するところで、走っていないメンバーがどう声をかけるかと決めている時に、柿崎さんという方がわりと可愛いセリフを言うとか、ぶりっこをするみたいな遊びがあって、メンバーが柿崎さんにちょっとぶりっこ的なフリをします、みたいなことになってて、あ、これ、渡邉さんに対してノータッチになっちゃうな、このシーンと思って、どうしようとも思ったんだけど。

その時に、この渡邉さんがすごいところは、例えば、メンバーの人が柿崎さんに振るじゃないですか。柿崎さんがカメラに向かって、こっちに向かって可愛いセリフをワーッと言うんですよ。その時に、渡邉さんがすごいのは、ちゃんと半身になって、柿崎さんを立たせつつ、にこやかで、自分は邪魔しなくて、その場をすぐ盛り上げるみたいな。で、ワーッと走っていくみたいな、これは結構、結構な技術がないとできないっていう。すごかったなあ。そこはびっくりしましたね。あ、この人の精神性というか、生き方なのかな、生きざまっていう感じなのかもしれないですけど、本当に陽だまりに咲く花がほかの花を引き立たせた瞬間。

いやあ、かっこよかったと思いました。尊敬しています。

ということで、今日、曲は、そんな渡邉さんが柿崎さんを励ます時に歌っていた曲をお届けしましょう。『約束の卵』♪