忘れない

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年10月21日

 

若「ポジティブではないの?可奈子ちゃんは」

柳原可奈子「私はね、ありがたいことにすっごい忘れるんですよ」

若「それいいじゃん!全然いいじゃん!忘れるんだったら」

春「ああ、そう。忘れるんだ」

可奈子「忘れるんです」

若「あー!と思ったら、何時間後には忘れてるんだね」

可奈子「そう!その時は猛烈に思うんですけど、忘れる」

若「いいじゃん」

可奈子「ラジオとかやってて、先週の柳原さんのこういう話、共感しましたとかいうのが来ても、もう忘れてる」

若「いや、なんでだよ!」

春「いいの?」

若「両方忘れるんだ」

可奈子「両方、ホントに忘れる」

若「次、次だね」

可奈子「うん」

若「でも、一番健康じゃない?それ」

可奈子「だから何とか、こんなに世に出て恥ずかしい、醜態さらしてるっていう気持ちでも、何とか次、朝起きて行けるような気がしてますね」

若「いやぁ~なんでか忘れないんだよね。その時の温度のままなのよ」

春「まぁ、そうだね。若林さんはそうだよね(笑)」

可奈子「それは辛いなぁ」

若「なんかお前、ナニなんか楽しそうに喋ってんだよ」

春「いやいやいや(笑)おっしゃることにあいづ(相槌)……いや、ほんとに高校の時にヘマしたことを、その時と同じ温度で今も怒れるからね」

可奈子「えーーーーーー!?」

若「ははははは(笑)」

春「あれはまぁ、あの時はあれだからしょうがない。20年以上前のことを、当時と同じか、それを上回るぐらいの温度でバーッと」

可奈子「人のも覚えてますか?」

若「人の?」

可奈子「人の、例えば、他人が黒歴史にしたいようなこととかを突ついてくる人っているじゃない。もう私それ忘れてるのに、みたいなのを、あの時ああ言ったよっていう。酔ってああしたよね、恥ずかしい、みたいなことを覚えている人ってすごいいるじゃないですか」

若「いる、いる。俺は、言われた言葉を覚えてる。その人が恥ずかしいとか、あんまりあれだけど、春日、お前はこう言ったからなっていうのは覚えてる」

可奈子「あーーー。そっか、そっか、そっか、難しいな」

若「俺は、高円寺のジョナサンで、オンバトで113キロバトルが出た後に「もうやめよう。お前どう思う?」と言った時に、「ま、どっちでも大丈夫ですね」って言ったのは一生根に持つ」

可奈子「はははははは(笑)なんでそんなこと言ったんですか?」

若・可奈子「はははははは(笑)」

春「覚えてないのよ」

可奈子「私も当時の熱量で怒れる(笑)」

若「一生許さない、俺は」

春「覚えてないのよ」

若「俺は一生許さないんだから、あれは」

春「同じ台詞で怒られた」

可奈子「なんでそんなことを!マジで。あはははは(笑)」

春「「お前、一生忘れないからな」ってその時も言われたからね。で、現に忘れてないから、ちゃんと忘れてないんだよ」

若・春・可奈子「ははははは(笑)」

春「ちゃんと忘れてない、その時と同じ」

若「でも、不思議なんだよ。一生忘れないことが健康によくないってことも39歳だからわかってんの。一生忘れないことなんか誰の幸せのためにもならないのに、なんでこんなに忘れないんだろうって思うもん」

若・春「ははははは(笑)」

可奈子「でも、私いいと思ってて、それ。私、結構人に対しての思いとか、人から言われたことも忘れちゃうから、その人との人間性が構築できない」

若・春・可奈子「ははははは(笑)」

春「悲しい話だね」

可奈子「そうそう」

春「ナニその話?(笑)」

若「でも、それすごい話だね」

可奈子「だから、ほぼ初対面に毛が生えた状態で何年もやるから、だから私こういうふうにピン芸人だし」

若・春「あ~」

若「最初からコンビ組もうとも思わなかったんだ」

可奈子「全く思わない。それは、ほんとに、私ほどセンスのある同性はいないと思ってたから」

若・春・可奈子「はははは(笑)」

可奈子「組むもんか!と思って」

春「なるほどね」

若「いやぁ、でも、そうだろうね」

若・春・可奈子「ははははは(笑)」

可奈子「いない、いない、いない、そんなのいない」

 

(エンディング)

若「可奈子ちゃん、春日さんどうでしたかね?」

春「こんなに長く話したの初めてぐらいだね」

若「確かにね」

春「いろいろ話聞いたの。意外だったのが、忘れるって意外だなと思って。覚えてる人なのかと思ったからさ」

若「タイプ的にってことでしょう?」

春「そうそうそう。じゃないと、なかなかネタにできないじゃない?それとはまた違うのかな」

若「だから、今日の中で言うと、春日は“引きずらないし忘れる”。可奈子ちゃんは“ちょっと引きずるけど忘れる”。俺が一番最悪だね。“引きずるし忘れない”」

春「ハハハハハ(笑)」

若「黒・黒みたいな。黒・白、白・白みたいな。はははは(笑)」

春「そうだね。大変だね」

若「忘れねぇんだよな。いまだに思うことあるよ。M-1 2008の1本目終わった時の今田さんとのトーク、あそこ、もうちょっとなぁと思う」

春「ハハハハ(笑)それはナニ?ふと思うの?なんか運転してる時にあれ?とか思うの?」

若「ふと思うの。あそこなぁって。あははは(笑)」

 

 

オードリーのオールナイトニッポン 2016年12月10日

 

若「後々になって聞くことってあって、ある関西の芸人さんに聞いたのね。M-1、俺ら2008から6年ぐらい経った時に。俺ら決勝で敗者復活してさ、点数が1位になったじゃない。その後、今田さんとインタビューあるじゃない。あの時に「若林君、1位だよ」みたいに今田さんがフッてくれた時に、「僕が1位なのは納得ですけど、春日が1位なのは納得いかないです」って俺言ったのよ、コメントで」

春「おぉ、そうだっけ?うんうん」

若「それを、まだ俺らと一緒に仕事になったことない関西の芸人さんたちがそれ観てた時に、敗者復活してきて決勝で最高得点取ったら、「2人でやりました!」でいいのに、あそこで相方を潰して、「自分が1位なのはわかりますけど」って言う奴は絶対イヤな奴だっていう話になってたっていうのを(笑)」

春(笑)

若「6年ぐらい前に話してたんやで、みたいな話を」

春「知らないからね」

若「でも、会ってみたら凄くしゃべれるから、全然ええ奴やん、みたいにすぐなったけどっていう話を教えられたから、ああいう時、舞い上がってる。こっちはさ、敗者復活してるからさ、舞い上がっちゃってたんだろうね」

春「舞い上がってるし、なんか言わないといけないっていうね」

若「ちょっとボケなきゃいけないっていう」

春「そうだよね、あれはそうだよね」

若「あとね、今だから言うけどね、ちょっとね、噛みつくキャラで行ってみたかったんだよね、1年目の時、俺。はっはははは(笑)」

春「なるほどなるほど」

若「今はもう全くないよ、それ」

春「まだ若いしね」

若「そうそうそうそう。言うこと言うな、みたいなキャラで行きたかったのが、ちょっとそこがまだ合ってないんだろうね。チューニングが。現場と俺がやりたい理想のチューニングが」

春「いや、そうだね」

若「これが乖離してる奴って、やっぱり鼻につくからね、結局(笑)」

春「いや、そうだね。アイツなんだってなるからね」

若「現場のキャッチャーミットから大きく反れるとね」

春「今はいいだろうっていうね。ここはいいだろう」

若「今やったでいいだろうって。確かにそうなんだよね」

春「確かに、確かにそうだね」