オードリーのオールナイトニッポン 2016年10月22日
メール「オードリーのお二人にとってリトルトゥースとは何ですか?」
若「リトルトゥースって何ですか?春日さんにとって」
春「何ですか?この番組のリスナーってことだよね?」
若「はいはい、そうですよ。それを何で再確認しなきゃいけないんだよ」
春「ファンの人全体じゃなくてってことでしょ?」
若「はいはいはいはい」
春「それはまあ、ありがたい存在だよね。やっぱリトルトゥースがいないと」
若「ありがたいという」
春「8年もできないわけですしね」
若「ああ、なるほどね」
春「そら、そうですよ」
若「なるほど」
春「若林さんはどうなのよ?」
若「俺ねぇ、これがだから、いや、いやあ、ほんとに人って変わるもんだなと思って」
春「うん」
若「白状すると、年数なんですよね」
春「年数?何が?何の?誰の?」
若「あのね、テレビ出始めて1年目とか、春日さんも記憶にあると思うけど、とんでもない大ブレークだったじゃない、俺たちって」
春「オードリー旋風のこと?」
若「はっははははは(笑)」
春「オードリー旋風のことだな?」
若「初めて聞きましたけど、“オードリー旋風”というフレーズは」
春「もうもう、日本の芸能史に刻まれてるよ」
若「『日経エンターテインメント』でね、“好きなお笑い芸人”2位でしたから」
春「2位になったね。さんまさん、オードリーだったからね」
若「今、70何位だと思うんですけど。そんな低くないかな?わかんない。
あのね、1年目、2年目、もしくは3年目ぐらいまでは、2011年ぐらいまで、ま、2010年、どうせすぐ飽きるんだろうと思ってて、極端に人数が減るんだろうな、今だけだろうなっていうのは、今までのテレビの歴史で見ちゃってるから、俺たちの世代は。もう激減すんだなって思ってるから、何にもありがたみ感じてなかったです。イベントで。例えば1万人集まったとか言われても」
春「うん」
若「1万人も集まってねーか、あそこ」
春「1万人集まって1万人トゥースやったよ」
若「ああ、そうだ」
春「川崎のとこでね」
若「正直あん時、俺、何も思ってなかったです」
春「へへへへ(笑)はいはいはい」
若「すぐ1000人とかになんだろうなぁ、みたいな。でも、まあ、それでもいいかな。ただ、このラジオ7年やってんだっけ?」
春「うん」
若「どれぐらい?去年……、7年応援してくれてる人には、ちょっとね、裏切れないっていう気持ちが芽生えてきてんだよね(笑)。芽生えてきてるっていうか、もう完全にある」
春「なるほど」
若「うん。で、ほんとに難しくなっちゃってんのが、ネタライブって、この間やったじゃん。10……」
春「9月の終わり?うん」
若「9月の終わり。生まれて初めてだよね。本番前に、絶対楽しんでもらって帰ってもらわなきゃなって思ったのが初めてだった、芸人始めて」
春「いや、それも問題だよ」
若「そうなのよ」
春「だって、もう17年目?」
若「そうなのよ」
春「で初?」
若「うん。初めて思ったの、ホントに」
春「逆に言うと、何でそう思ったわけ?なんかあった?なんかはたと気づいたの?」
若「その話、何にも別に面白い話じゃなくてもいいすか?」
春「そりゃ、だって、17年目で急にパーンつって思うわけじゃないでしょ?なんかその前兆みたいなさ、あるわけ?ストーリーが何となく」
若「うん。1つはプロレスなのよ」
春「プロレス」
若「うんプロレス見に行くようになったじゃん。だから、自分で何とかチケットとって見に行くっていうものが趣味になかったから」
春「なるほど!」
若「プロレスって、見に行くと、試合にしたら15分、時間いろいろだけど、3対3とかいろいろある。タッグとかあるけど、めちゃくちゃ、死ぬほどの努力してるんだよ、あの人たち、レスラーって」
春「うんうんうん」
若「で、15分とか、俺たちに夢を見せてくれるわけじゃん」
春「まあ、そうだね」
若「しかも、めちゃくちゃ怪我して」
春「うん」
若「で、俺のこのつまらない毎日が、またプロレス見に行くまで頑張ろうとか、プロレス見に行けるまで何日だから頑張ろうってなってる。で、オードリーの漫才が見れるから、木金頑張ろうっていう人がいるとしたら、絶対頑張んなきゃって初めて思ってんのよ。ははははは(笑)」
春「気づいたと」
若「今までは、袖でお笑いオタクの分析家ぶったボケども!カス!と思って」
春「うん」
若「ヤッタラオラァ!と思いながら、て思ってたのが正直7年目とか8年目、9年目、10年目、11年目、12年目、13年目ぐらいまではそういう感じだったんだけど(笑)」
春「あー、つい最近までだったんだな」
若「分析してみろターコ!と思って出てたんだけど、最近は、ほんとにありがたいな。だから、頭の「皆さん、見に来ていただいてありがとうございます」っていう歯の浮いたような台詞が今までウケてたんだけど、あんまウケなくなってくるね。ホントに思ってるから(笑)」
春「(笑)あぁ、難しいとこだねぇ」
若「だから、そうだから、ネタもやっぱ一人で考えたのを見せるほうがいいんだろうな、リトルトゥースにはって、ちょっと思うようになってるんだよね」
春「ああ、なるほどね。プロレスというのがでかかったわけだね?でかいわけだね?」
若「プロレスはすごいでかいですね。だから、いいかげんにしろ!って思ったけどね。自分で。やっと10月、9月か、に思ったんだよ、俺、16年目で」
春「うふふふ。まあ、そうだね」
若「ありがたいな、責任があるなって初めて思った。ははははは(笑)」
春「よかったね。プロレスと出会ってなかったと思うとぞっとするね。40前の男が、ボケが!つってやってるってのは。17年目の芸人が(笑)。そんなもん、2年目、3年目だったらわかるけどさ。トンガってるからね。プロレスって、よかったね(笑)」
若「なんかあったの。新しいことやったらやったで、前の形のほうがいいって言うし、お前らは。前の形やったらやったで、新しい形が見たいって、どっちみちお前ら言うし、だったら好きなことやらせてもらうぞコラッ!って思いながら袖から出てったのよ」
春「(笑)昔の話だよね?」
若「昔の話」
春「今はないのね?」
若「今はない(笑)」
春「全然今もまだ現役みたいな、うーん、鋭さがあったからさ。ははははは(笑)昔ね?」
若「うん。でも、今は結構、袖で見えないように、ちょっと投げキッスしながら出てるもんね」
春「それもバカにしてるだろ!」
若「はっははははは(笑)」
春「あんま変わってないけどね」
若「でもなんか、7年応援してくれてたら責任あるなっていうのが最近の正直な気持ちですね」
春「まあまあまあ、そうだね」