依存と自立

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年5月20日

 

若林「西堀君に説教されたのよ、二次会で。ネタライブの最中にね、俺のことなんだけど、漫才、オードリーでネタ終わって、袖にはけてきた、その後すぐトークだから、南海キャンディーズとかギースと。ハンドマイクが2本、袖のテーブルに並んでるのを1つ取って、また舞台上に出てくわけよ。その時に、西堀君が怒ってるのは、お前は先に袖に帰ってきた。なんでかというと、春日はほらゆっくり歩くやつ、アイツやってっからさ、それをさ(笑)、やってんなーと思いながら。で、マイクを自分のを持って舞台に出たら、西堀君が二次会で怒ってんのはさ、「なんで春日のほうが後ろを歩いてるのに、春日の分を取ってあげて渡してあげないんだ」ってすっごい怒ってね(笑)。

で、それ、よくわかんねーわーっていう話してて、相方のマイクを取ってあげるって、すんのかな?と思って。俺は、1ミリも頭よぎんない、それ。西堀君はね、「俺は滝沢が後ろ歩いてきたら、滝沢の分取ってあげて渡すよ」って言うのよ。どっちだと思う?常識的に。どっちなんだろうなって俺思ってさ。「何なの?それ嫌がらせか?」みたいに言われて怒られてて、「嫌がらせっていう感じはさすがに年齢的にもそういうつもりないんだけど」みたいな。

そういえばそういうことがある、みたいな話をしてて、例えば、月曜日、前日ね、名古屋の仕事で、俺、東京駅に車置いてて、東京駅に着いて、車で稽古場向かうのね。春日は、あいつ車持ってないから、東京駅着いたら、電車で稽古場まで来て、歩いてくるのよ。その話したら、西堀が「いや、乗せてけよ!春日のこと」つって。ふふふふ(笑)。それって乗せていくのかな?みたいな話して。

で、また別の話で、どこだったかな?岐阜かなんかでロケしててさ。朝ね、メイクさんが電動髭剃りを忘れたと。俺、電動髭剃り持ち歩いてるのよ。自分で髭剃って、春日とマネージャーとメイクさんがバタバタしてて、髭剃りどうします?みたいな。コンビニ1回行ってT字の剃刀を買ってきますか?みたいな。俺、貸せばいいんだけど、貸さないほうがいいかなっていうか(笑)。考えてたら、全部春日がイヤだろうなと思ったの。俺の髭剃り使うのも、俺の車乗ってくのも。

で、結論が、俺と春日は西堀君と滝沢さんみたいな依存し合った関係じゃないんだっていう結論になったんだけどね(笑)。俺と春日はお互いが自立してるからマイクは各々で持てるんだっていう(笑)。「なんだお前!」とかって言ってたけど。ははははは(笑)。それ、ちょっと目から鱗っていうか、そういえばそうだな、みたいな」

 

 

後輩と飲みに行った時の話

 

三四郎オールナイトニッポン 2017年5月19日

 

小宮「この間、高円寺でタイタンのウエストランドの井口、僕の後輩ですね」

相田「仲いいですね」

小宮「仲いい。あと、ネコニスズの舘野。ネコニスズもタイタンのコンビですけれども、その舘野と、初めて行く居酒屋に行こう。高円寺でいつも飲んでるから、いつもの所だったらあれだから、ちょっと変わったような所へ行こう、みたいな」

相田「いつもと違う所にね」

小宮「そうそ、違う所へ行こうっていって、初めての居酒屋行こうっていって入ったのね。入ったら、カウンターと4人席が2つぐらいしかないような、こじんまりした店で、それは結構満員なんだけど、4人席が空いてて、それで入って、4人席座ったかどうかぐらいで気づいたんだけど、隣の席に銀杏BOYZ峯田和伸。わかる?銀杏BOYZのボーカル、峯田和伸がいて、うわっ峯田だ、と思って。俺は凄い好きじゃん」

相田「うん」

小宮「面識はないんだけど、昔から好きで」

相田「好きだよ」

小宮「面識っていうか、1回、お笑いと音楽の融合の『やついフェス』っていうので一緒になって、袖から見たことはあるの」

相田「エレキコミックのやついさんの」

小宮「やついさんのライブで」

相田「イベントで」

小宮「イベントで袖からは見たことあるけど、銀杏BOYZのライブとかを。面識はないからさ、いやいや、峯田!峯田だ!と思ってすげぇ興奮しちゃって」

相田「めっちゃいいな」

小宮「めちゃくちゃいいよ。僕、昔からファンでさ、漫才ライブの時の出囃子とかも自分らで決めれる時も銀杏BOYZの曲だし」

相田「銀杏BOYZにしたよ」

小宮「してるし、昔から大好きなの。DVDとかも持ってるし、めちゃくちゃ興奮して、うわ凄い!と思ったんだけれども、隣の席で普通に座って、興奮は僕してたんだけれども、井口と舘野が僕以上に緊張してんの。あと、興奮もしてんの。うわっすげっ!峯田さんだ!峯田!峯田和伸だ!峯田和伸だ!めっちゃ興奮してて、いや、俺も好きだけれども、すげぇめちゃくちゃ興奮するから」

相田「ミーハー感が」

小宮「だし、峯田和伸、いや、わかるし、わかるけどさ、ちょっとさ、それ見たら悔しくなってさ。なぜなら、峯田和伸だって言ってるけれどもさ、確かにカリスマ的人気の日本を代表するロックバンドかもしれないけれども、一緒に井口と舘野が飲んでる僕は、とんでもない、“マセキの最終兵器”と言われた」

相田(笑)

小宮「今、飛ぶ鳥を落とす勢いの三四郎小宮だよ、と。知名度的にもトントン……、いや、逆に俺のほうが上だろう、と」

相田「おうおうおう」

小宮「そんな興奮するな」

相田「結構大きく出たな」

小宮「いやいや、そりゃそうでしょ。だって、まあま知名度的にもそうだし、銀杏BOYZのボーカル、凄いかもしんないですけど、こちとら、とんでもない人気のある『ゴッドタン』の佐久間さんとか、『水曜日のダウンタウン』の藤井健太郎、あと、『アメトーク』の加地さんとかにハマってるんだよ」

相田「ははは(笑)」

小宮「ハマってる(笑)」

相田「(笑)あんま自分で言うことじゃないけどね」

小宮「そう」

相田「まあまあまあまあ、ウソではない、ウソではない」

小宮「テレビで観ない日はないぐらいの。オールナイトニッポンZEROも異例の3年目」

相田「はははは(笑)はいはいはい。あんま自分で言っちゃうと」

小宮「そうそうそう。バンバンテレビにも出てて、広瀬すずにも好きと言われたことがある」

相田「止まんねーなお前!ははははは(笑)」

小宮「そうしたら、俺のほうがちょっと格上だから」

相田「いや、まあまあ、うん……」

小宮「そんな興奮するなよって。ずっと昔から飲んでて麻痺しちゃってるかもしんないけど、俺のほうが凄いんだから、そんな興奮しないで普通に飲もうよということで」

相田「俺に興奮しろ」

小宮「そうそうそう。俺も凄いファンだけれども、あっちから話しかけられるまで待とうと。まあまあま、知名度もあることだし、俺はね。あっちから声かけてくる、直に。ちょっと待ってろと。あっちからなんか言われたら、「あ、こんにちは」みたいな感じで白々しい感じで(笑)対応するから。「あ、こんにちは。銀杏BOYZのミネタカズ、ノブ、峯田和伸です」みたいなこと」

相田「ははははは(笑)なんでちょっと間違えそうになったんだよ!」

小宮「「峯田和伸です」みたいなこと言ったら、「あ、そうすか」みたいにちょっと知らない感じを出して、「あ、こんにちは」ってするから、と。そこはね、野暮よ、格好悪いじゃん。わあーみたいなこと言うと。「ちょ待ってろ」と言ったら、「ああ、わかりました」と一応井口と舘野君は言うんだけれども、普通に喋ってるんだけれども、僕の話とかもみんな上の空なのね」

相田(笑)

小宮「僕が喋ってるんだけど、峯田君が何か喋ってる。峯田和伸が喋ってる。喋ってる話の内容を明らかに聞いてんのね。俺が喋ってんのに俺と目が合ってないの。全然明後日の方向を向いてる」

相田「はははは(笑)」

小宮「「おいおい!聞いてるか?」みたいな感じで、「あ、聞いてますよ」みたいなこと言ってるけど、全然聞いてない」

相田「絶対聞いてない」

小宮「そうそう。あとは、井口が喋ったりしてても、喋るはいいんだけどさ、すごい支離滅裂なの、トークが(笑)」

相田(笑)

小宮「なぜなら、隣にいる峯田和伸の話を聞いてるから」

相田「(笑)聞きながら喋ってるから」

小宮「そう。え?聞きながら喋ってない?」

相田「ははははは(笑)」

小宮「「いやいや、じゃないですけど」みたいな。ちょっと待ってくれ。俺がいるんだから。俺至上主義であれ、そこは。なんでそっち。「耳傾けてるよね?」みたいな感じ。「いや、違います」みたいなこと言って、話もぐちゃぐちゃになっているから。「じゃあ、舘野君ビール頼んで」って言っても、「はい」みたいなこと言うけど、全然反映されない。ビール頼まない」

相田「はっはっはっ(笑)」

小宮「絶対隣のこと気になってるよね。峯田和伸のこと。ちょっと待っておかしいよって言って。そしたら、峯田和伸が普通に隣で1人ですべらない話みたいな。この間こんなことあってね、みたいなトークを繰り広げて、そうしたら、俺らが喋って、僕が喋ってるんだけど、2人が全く聞かない。そのすべらない話を聞いて、しかも笑ってんの。おい!笑うなよ、と(笑)」

相田「はははは(笑)」

小宮「俺のほうが凄いんだから。芸人て、お笑い的には。ロックバンドとしてはそっちが凄いかもしれないんだけど、クスクス笑ってるから、いや、笑うなよ、と。俺のトーク全然聞いてないし、俺のトークで笑えよ。「はい……」みたいな。なんか「はい」っていうか、面倒くさそうにしてる」

相田「はははは(笑)」

小宮「ちょっと待てよ(笑)。今に、じきに来るから、あっちから」

相田「はいはい」

小宮「アプローチがね。アクション起こしてくるから。多分気づいてると思うけどね、最後のほうに来るんじゃないの?みたいな感じの話で」

相田「なるほど」

小宮「そうそうそう。俺もファンだよ。めちゃくちゃファンだけどね、そこは喋ってた。そうしたら、峯田和伸、帰るってことになって、4人いたんだけど、峯田和伸1人で帰るみたいな。帰ろうとしたら、出入り口まで行ったの。そうしたら店員さんとなんかちょっと喋ってて、そうしたら、遠くから見えたんだけど、サインを書く、みたいな。店員さんがサインを頼んだんだよね。サインを書いてたね、峯田和伸。そしたら、チラチラこっちのほうを見てんの。あれ?いよいよ気づいたか、と」

相田「はいはいはい。来た」

小宮「来たな。気づいて、なんか挨拶されるんだな、と。これは予想ですけど、店員さんが言ったんじゃないか。三四郎の小宮さんいるよ、みたいな」

相田「なるほど、はいはいはい」

小宮「なるほど、なるほど。あっちから気づいて声かけられるのが一番の理想ですけれども、まあまあま、店員さんが言って声かけてくる。まあ、合格ラインでしょう、と」

相田「はははは(笑)」

小宮「及第点をあげましょうということで(笑)、まあ、ちょっと気づいてる雰囲気だから、僕も気づかれて、僕もすげぇファンだからさ、ドキドキドキドキしてるけど、気づかないフリして普通に喋ってる。そしたら、立ち上がって、こっち寄ってくるわけよ」

相田「おう」

小宮「ジリジリジリジリ。僕も心臓バクバクだよ(笑)。こっちで喋ってるフリはしてても。DVD持ってるし、何回も何回も観て、アルバムとかも何回も何回も聴いて、その曲で時には泣いて、時には鼓舞されて、映画とかも観たからね。『アイデン&ティティ』。峯田和伸が主演の。『少年メリケンサック』の映画も観てる。めちゃくちゃ興奮してて、うわ、これ、声掛けられる。いよいよ時代が来たな。やっぱ俺が声掛けられる側になったんだな、あのカリスマに、と思って。そうしたら、峯田和伸が口開いたら「あの、ウエストランドの井口さんですよね?」って来た(笑)」

相田「ええー? はははは(笑)」

小宮「まさかの。あれそっち?と思って」

相田「井口が?(笑)」

小宮「「前、やついフェスでご一緒させてもらいましたよね?こんにちは」みたいな感じになって、井口も「あーこんにちは」みたいな感じで、あれ?と思って(笑)」

相田「はっはっはっ(笑)」

小宮「全然思ってたプランと違うぞと思って、俺が割って入って、ヤバいと思って、「三四郎の小宮です」って俺が言ったら、「ああ、わかりました」みたいな感じで(笑)一瞥もくれずに帰っちゃって、あれ全然違ぇぞと思って。見たら、井口がすげぇ恵比須顔。ずっと恵比須顔でニンマリしてて」

相田(笑)

小宮「めちゃくちゃ腹立つから、ちょっとこの居酒屋の会計割り勘でいい?って、割り勘にして帰った(笑)」

相田「ははははは(笑)」

小宮「先輩に恥かかせたから、井口」

相田「ちっちぇー(笑)」

小宮「そこは「三四郎の小宮さんです」って言わなきゃいけないでしょ」

相田「いやいや、まあまあま、そうかもしれないけど、ちっちゃ過ぎない?」

小宮「全然思ってたプランと違う」

相田「はははは(笑)やりたかったのを井口に持ってかれた」

小宮「うん」

 

 

井口さんサイドのお話

 

imadokiyuuka.hatenablog.com

 

別次元

 

もろもろのハナシ 2017年5月17日

 

矢作「みんな、まあまあわかるんだけど、春日だけが、まあ、洋服なんかに関しては謎だよね。好みとかこだわりとかがあるのかなって」

春日「ないですね」

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矢作「普段どんな格好してるっけ?」

春日「普段、今、スウェットにジャージみたいな感じですね」

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小木「スウェットだよな」

矢作「じゃぁさ、好きな子ができてさ、初デートみたいな時にその格好で行くわけにもいかないじゃん。ジャージ……あ、行くのか」

春日「そのまま行きますね」

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矢作「行っちゃうの?」(えー?)

春日「でも、昔、それで待ち合わせして、女の子が一緒に歩くのが恥ずかしいって言われて、待ち合わせしてすぐ洋服屋さん行って、全身替えられたことがありましたよね、服を。バーッ捨てられて。着てきた服」(へー)

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小木「クラブとか行くよね?」

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春日「はい」(えー?)

小木「どんな格好で行ってるの?」

春日「それも変わらない。靴は履いていきますね」

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小木「当たり前だよ!」(笑)

設楽「あたりめーだよ!」

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若林「サンダルなんすよ」

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小木「サンダルなのか」

若林「一年中」

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日村「なんか、あの例のアレだよな?」

春日「そうなんすよ」

若林「だから、ほんと角質がアフリカの部族の人みたいで、ガッチガチに固まってんすよ」

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春日「踵が。冬でも裸足、サンダルなんで」(へー)

設楽「ここはちょっと次元が違うじゃない、こういう人って」

矢作「違うね、違う」

 

 

魅力的な瞬間は儚い

 

伊集院光 深夜の馬鹿力 2017年5月15日

 

伊集院「僕は滝沢カレンさんが好きというか、滝沢カレンさんが出だしたぐらいの時にテレビ番組で一緒になって、その時に、あ、この人いいなってすごい思ったんですよ。思った理由というのが、いわゆるほかのハーフモデル系タレント、って十把一絡げにしちゃいけませんけど、とちょっと違うアプローチだな、この人、って思ったんです。

それは何でかというと、なかなか日本語のボキャブラリーが少なかったりとかする中で、失礼なことを喋るのがどうやらハーフモデルタレントなんだ、みたいな流れが世の中にはできてきてて、下手すると、楽屋はわりとちゃんとしてるよね?っていう子とかが、わりと本番で、マネージャーの指導のもと、失礼みたいな、その感じのことまで僕は起こっていると思ってて。

それに全然興味なかったんだけど、それが滝沢カレンちゃんはちょっと違うなと思ったのは、彼女がおばあちゃん子だということがそれに影響しているのかどうかわかんないんだけど、あの子は、なるべく失礼がないように言おうと思って、思って、いろんな言葉を選んだ結果、ボキャブラリーが少なかったり偏っているから変なことになっちゃうという。その二周りぐらいして失礼になっちゃったとか、通じてないトンチンカンなことに戸惑う、みたいののセットで、滝沢カレンいいなっていう。

俺の、なんでしょうね、こういう微妙な感じが。自分の思ったのと違うほうに笑いも起こったりの戸惑いみたいなことがすげぇ起きてたんだけど、今、すげぇ出て認められてきて、もはや俺の勘では「滝沢カレンぽいことを喋ってくれ」というリクエストが出てる気がする。そういう匂いがする。

前に、あ、これすげぇなと思ったのって、ローラちゃんが出てきてしばらくたってブームになった時に、「ローラ変なこと言って」っていうカンペが出たのを見たことがあって、あ、終わってんなと思って。その終わり方すごくない? ローラちゃんが自分で計算して変なことを言おうっていう限界なんて、どうやってもあるよね。そのことじゃないじゃん、その面白さって。でも、今、俺ちょっと、微妙な、本当に思うんだけどさ、一番魅力的な瞬間て儚いなっていう。

そうすると、その微妙なところ、自分はすごく人に対していろんな気遣いをしながら喋ってるけど、上手くいかなくて笑いが起きちゃうところも含めて可愛らしい、みたいなこととかと、もうそれは受け入れられたというところとは、実は1ミリしか違ってないけど、すげぇ違ってるというような話で」

 

 

オープニングトーク

 

オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです! 2017年5月13日

 

市「オードリーさ~ん、毎回の収録の時のお弁当なんですけれども」

若「はいはいはいはい」

市「オードリーさんのお弁当ってスタッフさんのお弁当よりも200円高い幕の内弁当なんですよ」

若「それ、わざわざ言わなくていいでしょうテレビで」

春「なんかやらしい」

若「スタッフさんの前で、しかも」

春「そうよ」

市「オードリーさんのお二人は当たりハズレがない幕の内にしているんですね。もし何かこの際ちょっと要望があればお聞きしようかなと思って。どうですか?大丈夫ですか?」

若「要望は別に、なんか俺たちが生意気言ってるみたいに映っちゃうでしょう」

市「いやいや、そういうわけじゃなくて。何か」

若「俺は、マジの話になっちゃうけど、東京の番組のお弁当に比べたらめちゃめちゃいいのよ」

市「えっ?」

若「オドぜひのお弁当って」

市・スタッフ「へぇー」

若「マジで。へぇーって。東京が下ってわけじゃないですよ、全然。オドぜひが良過ぎるんですよ、弁当が。だから、俺、結構、ホントにボケでも何でもなくて申しわけないんだけど、毎回お弁当が楽しみで」

市・スタッフ(笑)

若「相当いいよね、オドぜひのお弁当は」

春「まあま、いいね。豪華ではあるけど……」

市「あるけど、何ですか?」

春「できれば、そうおっしゃるなら、そのお金をもらえれば」スタッフ(笑)

市「ええ…?」

若「用意してもらってるお弁当より、自分で選んだもののほうが食べたいってことでしょ?」

春「ま、そうね」スタッフ(笑)

春「それが一番じゃない。自分の食べたいものを食べるというのが一番さ」

若「それはでも、いいかもね。変な話」

春「フフフ(笑)」

市「え?何でですか?」

若「聞いたことないから」

市・スタッフ(笑)

 

 

日本アカデミー賞にプレゼンターで行った話

 

オードリーのオールナイトニッポン 2015年2月28日

 

若林「アカデミー賞プレゼンター行ってきましたよ。昨日ね」

春日「どうだったんですか?」

若林「まずね、前日にスタイリストの福田さんが「衣装ちょっと考えてるんですけど、どうですかね?」って楽屋で見せてくれたのが、モーニングみたいになってて、白と黒のチェックのズボンですごい派手だったんですよ。去年私、わりと派手な衣装で、胸にヒマワリを差して」

春日「ああ、あれか。ここにあるね、ブースの中に」

若林「縦縞で。見てください。みんな右隣の写真、結構みんな黒いスーツでビシッとで、俺がすごい浮いてるの、見てください。あれ、あの浮き方」

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春日「あ、ホント。みんな結構オーソドックスな単色のスーツだよね」

若林「そうなんです。俺一人ですよ、あんな柄の着てんの」

春日「うーん、嬉しかったんだろうねー、よっぽど」w

若林「福田、と。去年覚えてんのかお前?つって」

春日「やめなさい」

若林「俺だけだぞ、色のついたスーツ着てヒマワリ差してたの」

春日「(笑)はしゃいでるみたいじゃねーか、と」

若林「冗談じゃないよ!普通のスーツ、普通のスーツって言って(笑)」

 

若林「結構タイトなスケジュールで、あれは新高輪グランドプリンス、そういうすごいホテルですよ。ケツカッチンな感じで前の現場からタクシーでホテルの正面玄関に着いたら」

春日「ギリギリだ」

若林「(ディレクターの宗岡)芳樹が立って待ってるわけです、俺の到着を」

春日「ほうほうほうほうほう」

若林「ガチャッてタクシーのドア開いたら、去年の俺とは違うんだぞ、と」

春日「1回経験してるしね」

若林「そうそうそう。余裕があるんだ、と」

春日「空気感もね、わかるし」

若林「降りた瞬間ね、スターみたいに手上げて降りたら、芳樹がバーッと駆け寄ってきて「あの~、ここ、一般客の出入り口なんでやめたほうがいいかもしれない。マジでそういう人だと思われちゃうんで」みたいな」

春日(笑)

若林「よし、やめよう、と(笑)。こういう悪ふざけはよくない。後々その人たちが観覧席で見ることになるわけです」

春日「ああ、そうか。みんなの入り口なわけね」

若林「ホテルに入って、1回経験してるっていうのはだいぶ違いますね。正直全く緊張しなかったです。当たり前のように、ホテルの部屋が楽屋になってるってすごいことじゃん。そんな仕事まあないじゃん」

春日「そうね。ない」

若林「アカデミー賞任天堂のCMの打ち合わせぐらいですよ、ホテルの部屋が楽屋」

春日「やったなー。みんなでコーヒー、カチャカチャ飲みながらやったわ」

若林「ホテルの部屋で着替えて、10分ぐらいで用意してくれって言われてさ」

春日「あー、もう時間ないね」

若林「おつな寿司も食べれずね」

春日「あー、裏返ってた、揚げが」

若林「そうそう。着替えてすぐ、裏手にある業務用のエレベーターで降りて。したら伊藤英明さんと井上真央さんがいるんです」

春日「一緒のエレベーター」

若林「一気に緊張してきちゃってさ」

春日(笑)

若林「俺ね、わかったけどね、顔のきれいさ、そしてスタイル、手足の長さ、なんかね、こういう人たちが集まる場所であって、俺のようなただの若林正恭は行っちゃいけない場所だっていう気持ちが緊張になってたんだなって気づいた」

春日「なるほどね。場違い感が」

若林「うん。もともと神に選ばれし者たちが集うスター、華、という人たちの現場であって、ていうことが俺の劣等感なり何なりがあるのかね。刺激して緊張したんだなっていうのを、去年の自分を俯瞰で見れて、結局、またちょっとそこで上がってきちゃったんだよね」

春日「ほう」

若林「説明を受けて、俺の入場が、話題賞プレゼンターっていうので入場すんだけど、もう一人映画のスタッフさん、監督さんだったかな?と、俺と岡田君、この3人で入場するという」

春日「へえ」

若林「芳樹が「この3人だと若林さん真ん中ですかね?」「そんなわけねーだろ!」みたいな」

春日「そうだね」

若林「何イジってんだ!おかしいだろ岡田君に決まってんだろ!みたいな。で、岡田君真ん中だったんですけど。裏の入場のレッドカーペット歩くんです。アカデミー賞のお客さんの間を入っていく」「岡田君はノミネートが多いから、受賞したのが多いから、何回かレッドカーペットを歩くんですよ」「3回ぐらい歩くのかな?また裏をぐるっと回ってさ、プレゼンターの俺の話題賞のところに来てくれたんですよ。俺の真横よ。俺が左側、岡田さん真ん中で、もう一人の方。岡田君がすっと来て、3回目でやる。したら話しかけてくれて」

春日「おう!なんてよ?」

若林「びっくりしたよ、この第一声。マジで。「若林さんていい匂いするんすね」って言われて」

春日「ええーっ!?うそー!うそだよ」

若林「いや、ホントホント、ホント」

春日「ええーっ!?」

若林「スタイリストの福ちゃんに聞いて」

春日「ホントに?」

若林「なんか香水つけてるんですか?って言われた」

春日「ええーーっ!?」

若林「いや、つけてないです。じゃ、そのものの体臭ですかね、いい匂いする」

春日「ええーーーーっ!?」

若林「って言われたんすよ」

春日「そんなバカな!」

若林「俺が楽屋で臭ぇみたいじゃねーか!」

春日「それはねぇ(笑)まあまあまあまあ、それはあれだけども」

若林「俺臭い?」

春日「ハハハハ(笑)不安にならなくていい別にそこは」

若林(笑)

春日「あ、そう。へぇ」

若林「俺、こう言っちゃなんですけど、ジャニーズで嵐の松本君と岡田君、好きなんです。俺、濃い顔、私、濃い顔好きだから」

春日「いや、知らんよ。知らんよ」

若林「俺、濃い顔好きなのよ」

春日「それは男女問わずってこと?」

若林「いや、男は」

春日「男は」

若林「あたし、濃い顔の人好きだから」

春日「あ、そう。へぇ」

若林「だから、付け焼き刃だったら(ミキサーの)大沢さん」

春日「フーッ(笑)」

若林「俺の中で1位。あと全員顔薄いな!」

春日「ハハハハハ(笑)」

若林「ははははは(笑)お前誰好き?ジャニーズ」

春日「ジャニーズで?誰かなぁ。そういう好きで言ったら?」

若林「(笑)どういう好きがあるんだよ!お前の中でジャンルがあるの?いろんな好きな」

春日「好きって、楽しいとかさ、一緒にいたらテンション上がるとかじゃなくて、ラブの好きなのかとか」

若林「ラブの好きがあるっていうのが面白いね。いや、ホント顔のタイプでいいから」

春日「顔のタイプ?顔のタイプで言ったらね、ナカヤマ、ナカヤマ、ナカヤマケント君?中島健人君か。中島健人君」

若林「お前、すごい吟味してるな」

春日「顔のタイプでいったら」

若林「すごい吟味して言ってない?それ(笑)」

春日「ザーッと思い浮かべて」

若林「ちょっとそこオネェなんだよな、やっぱり」

春日「そこはやっぱりちょっとね」

若林「もう食べちゃいたいって感じ?(笑)」

春日「もうホント食べちゃいたいし食べられたいし」

若林「ははははは(笑)」

春日「食べ合いたいね。ガブガブしたい。ガブガブ。お互い」

若林「気持ち悪い。俺もね、岡田君に「いい匂いですね」って言われたとき、やっぱ思ったよ。抱かれてもいいなって」

春日「ハハハハ(笑)」

若林「プレゼンターどころじゃないですよ」

春日「私をプレゼントしたい」

若林「私にリボンつけて」

春日「ハハハハハ(笑)」

若林「食べちゃってなんつって」

春日「しょうがないねホントに」

若林「しょうがないんだよ。

で、話題賞の入場です、なんつって。優しい。もしかしたらそんなことを話しかけて和ませてくれるっていう気遣いかもしれない」

春日「なるほどね」

若林「濃い顔好きだから俺は。岡田君、松本君です。

出てったら、観客席の間、レッドカーペットを通るじゃないですか。これも2年連続安定の失笑です」

春日「(笑)まあま、そうだろうね」

若林「でも、今年はありがたい。去年よりよく聞こえた、失笑が。去年は緊張してたから、顔も緊張しててひどかったんだけど。あ、ザワザワしてくれてる。ありがたかって」

春日「なるほど、反応があるだけでもよかったと」

若林「俺ぐらいなんだよ。声を気安くかけれるような人間が歩くのは」

春日「なるほどね。あとみんな俳優さんとか監督さん、大御所だったりするから」

若林「みんな格好いいんだよ。入場。「若林さ~ん」とか、イジりも含めてあったかいですよ。声かけてくれるから、嬉しくなっちゃって、余裕もあったんだろうね、去年よりか。手上げちゃって」

春日「おうおうおうおうおう」

若林「俺だけだった?」

春日「普通、俳優さんとか何もそういうアピールはしないんだ」

若林「そうそう。で、俺が一回手上げたら、手上げる人だってなるだろう?レッドカーペットの歩き方としてお客さん的に。したら、また声かけてくれる人がいて、逆方向にも手上げて。したら、俺も調子に乗っちゃっていろんな方向に手上げて。したら、ミトちゃん(日本テレビ水卜麻美アナ)が、そのV、夜、アカデミー賞の番組があったから、ミトちゃんに会った時言ってたよ」

春日「なんて?」

若林「「完全に春日さんでしたよ」」

春日(笑)

若林「冗談じゃない!そういうこと言うんじゃない!って言ったね、俺は(笑)」

春日「こら!つって」

若林「こらこら!つって(笑)」

 

若林「手上げながら歩いてたらザワザワしてくれるんですよね」「したら岡田君がまた声かけてくれて「カッコいいっすね」」

春日「おうおうおうおうおう」

若林「抱いて!と思って俺(笑)」

春日「もう我慢できない!つって、この場で(笑)」

若林「私もプレゼントの一つになりたい。プレゼンターだけど、みたいな。よくわかんないんだけど」

春日(笑)

若林「そんなことを言って手上げてたらね、能年玲奈ちゃんが不思議そうな顔で見てました(笑)」

春日「あの人何をやってるんだろう、と」

若林「思ってたのかもわからない」

春日「どういう気持ちなんだろう、と」

若林「もしかしたら、誰なんだろう?というのかも(笑)」

春日「(笑)まずね」

 

若林「お前、席が凄かったよ、円卓のメンバー」

春日「誰よ?」

若林「福士蒼汰君が隣です」

春日「おお、凄いね」

若林「その隣が能年玲奈ちゃん。『ホットロード』の登坂(広臣)さん。『渇き。』の小松菜奈さん。リリー・フランキーさん。松田龍平さんのテーブル」

春日「カー! なんでそこなの?」

若林「なんでだろうな?イジってんのかもな。アカデミー協会が」

春日「あるかもね。最後の1つのピースだったんじゃない?全部の出演者の座り順決めて、どこに若林入れたらおもしれーかなってところで(笑)最後の一人だった、多分」

若林「ほか、座れそうなところあったよ。俺、あそこでいいよなっていう席」

春日「多分一番面白いテーブルだったんだよ、入れるのに」

若林「凄いぞ、お前、福士蒼汰君と能年玲奈ちゃん、『あまちゃん』、隣だよ」

春日「凄いね」

若林「でも、澪、酒の澪があるだろう?知ってるか?日本酒の炭酸入ってるやつ」

春日「澪、知ってる。青いボトルでしょ?」

若林「やたら澪があるんだよ。アカデミー賞あるある」

春日「あ、そう。去年も?」

若林「去年もだよ。あれだぞお前、ビジュアル的には人間のビジュアル面、内面も含めてですよ、差あるけど、澪は平等だぞみんなに」

春日「フーッ(笑)誰に対しても」

若林「平等。澪は誰に対しても平等。澪がみんなに注がれてんだよ。福士蒼汰さんとか二十(はたち)以上の人には。俺だけ全部飲んでたの」

春日(笑)

若林「恥ずかしい!バカヤロー!お前」

春日「澪的には喜んでたでしょ?」

若林「澪に感情はねーからわかんねーよ!(笑)」

春日「飲んでもらえた!って思ってるでしょ。ハハハハ(笑)」

若林「係のウエイトレスの人が来てさ「お飲み物は?」「もう一杯澪を」って(笑)。俺が澪楽しんでんの好き?それは面白い?」

春日「面白いね(笑)」

2人「はははは(笑)」

春日「澪っていうのが面白いね」

若林「澪って飲んだことある?」

春日「ないね」

若林「おいしいぞー澪」

春日(笑)

若林「俺、初めて飲んだんだけど、旨っ!と思っちゃった。去年もあったけど、多分飲めてないんだ、よ一滴も」

春日「そんな余裕がなかったと」

若林「なかった」

 

若林「円卓で背中で舞台背負ってたのよ」

春日「ああ、なるほど、観づらいね」

若林「真背中で背負ったから、舞台を。俺、ほとんどカメラで抜かないからそういうのほうがいいんだろうな、カメラ的にも」

春日「まあまあ、そうかもね」

若林「背中で舞台背負ってて、こういうふうに観る感じになるじゃん。円卓」

春日「振り返って」

若林「首痛くなるんだよ。でも、真正面向くと、能年玲奈さんとか福士君とか小松奈々さんに対面しちゃうの顔が。みんな舞台観てるから」

春日「そうだね。その途中にいるわけだからね、若林さん」

若林「そうよ。だからお前、俺のこの陰鬱な顔を素敵な人の網膜に映したくないじゃない」

春日「あー、失礼失礼失礼!罪だよ罪!犯罪!犯罪よ、それは(笑)」

若林「それはそうじゃない。わかるでしょ?こっち向いてると気まずい感じわかる?」

春日「わかるわかるわかる」

若林「わかるよね?俺だけじゃない。これ気にし過ぎじゃないよね?」

春日「じゃないよ。だって、舞台観てる人は、若林さんは一体何を観てるんだろう?というふうに思うし、こっち向いてさ」

若林「そうだよ。だから、俺も椅子ごと舞台に向けて、ずうっとそうやってそのまま舞台観てたら、デザート置かれたの持ってかれてたよ、食べる時間なくて」

春日「(笑)結構、今年は飲んで食べて、楽しんでた、食をね」

若林「でも、舞台観てたから、澪は3杯ぐらい飲んでたけど」

春日「じゃあいいじゃんね(笑)」

若林「デザートを食べないのに持ってかれてたよ」

春日「ハッハッハッハ(笑)」

 

 

(2022.1.20追記)

タイトルを「あたし、濃い顔の人好きだから」から「日本アカデミー賞にプレゼンターで行った話」に変えました。

昨日、アカデミー賞のノミネートがあったからか、アクセスがあったようで、改めて読むと面白い。若林さんのテーブルの人たち、豪華だね。笑

 

 

不思議な笑い

 

オードリーのオールナイトニッポン 2015年2月28日

 

若「菅谷さんがスーパーボウルの帽子を」

春「キー(笑)」

若「知ってる?日テレの菅谷アナ。日テレの菅谷ってスポーツのどっちかというと真面目なアナウンサーのほうですよね」

春「真面目なニュースも全然読んでるし」

若「試合とかね、スポーツの」

春「そうそう。今回のスーパーボウルの実況をやったね」

若「いつもスーパーボウルというのはアメリカでやるじゃないですか。空港でスーパーボウルの優勝したチームのスーパーボウル限定の帽子ね。キャップ」

春「そうそう。“SUPER BOWL CHAMPIONS”て書いて、そのチームのロゴが乗ってるスーパーボウルチャンピオンの帽子だよね」

若「帽子があって、日テレの菅谷さんが40ぐらいかな?年は」

春「40か40ちょっと過ぎぐらいだろうね」

若「真面目な人よ。眼鏡かけた日テレのアナウンサー。毎年、アメフトが楽しい、好きで、盛り上がるんだろうね。スーパーボウル見た次の日だから。必ず空港でチャンピオンの帽子を買って、日本に帰るスーツの上にその白い帽子を被って、ずっと飛行機に乗って、成田でも、お疲れさまでしたってみんなで円になって言う時までずっと被ってるんだよね。“CHAMPIONS”て書いてあるやつを」

春「そう。白い。スーツにキャップだからね。ハハハハ(笑)」

若「機内も」

春「機内もだよ。しかもすごく真面目な人。今回のは真っ白いキャップだったね」

若「真っ白に“CHAMPIONS”て書いてあるやつ」

春「ペイトリオッツのロゴが入ってる」

若「あれを毎回スーパーボウルのたびに被って帰ることを春日がめちゃくちゃ面白いと思ってる」

春「いやいや(笑)ちょっと待ちなさい」

若「こいつは悪い奴だよ」

春「あなたもそうよ。あなたがイジったんじゃない、まず」

若「違う!それは、これ、深いのよ。俺は知ってんの。お前がああいうことを面白い、お前は、人間が素で楽しんでたり(春「「カカカカ(笑)」)欲を満たしたりしていることをすごい面白いと思う人間だから、だからうちの親父が富士山の写真撮ってるのも面白いと思うんだよ」

春「ハハハハハ(笑)」

若「きれいだなって思ってる親父が写真撮ってることをお前は面白いと思う」

春「面白いね。あと、なんだっけ、ナニ買ってたんだっけ?」

若「エディバウアーの」

春「ハハハハハ(笑)」

若「エディバウアーでセーターを買ってたわけ、うちの親父は」

春「あと、甘酒飲むお母さんね(笑)」

若「甘酒に並んでんだから。俺だってびっくりしたよ」

春「ハハハハハ(笑)」

若「うちの母ちゃんが自分で何かを飲みたいとか言うことってないのよ。母親ってそういうとこあるよな。あんまり自分の欲を」

春「まあ、そうね」

若「でも、自分から小銭握りしめて、紅白の横断幕のテントに並んでんのよ」

春「飲みたくてしょうがなかったんだね」

若「おいしそうに飲みながら戻ってきたもん、こうやって」

春「キーッ(笑)」

若「笑ってんじゃないよ!お前は悪い奴だよなほんとに」

春「いやいや、これは幸せな笑いよ。素敵、いいなっていうね、幸せだなっていうのも含まれてるけどね」

若「それ言ったらさ、お前が楽屋でロールケーキとか食べてるの面白いからな」

春「ハハハハハ(笑)」

若「ナニ甘いもん食ってんだよ!」

春「ハハハハハ(笑)」

若「ははははは(笑)」

春「やっぱそれはあるのかもね」

若「でもさ、なんか不思議な笑いあるよな」

女子会でスイーツ食べ放題に行ってスイーツを食べている女性。芳樹さんが梅割の梅を潰しているところ。青銅さんがミカンをむいてたら笑っちゃうかもしれない。ミカンを食おうとして、食うんだろうつって。笑い過ぎて足を机にぶつける春日氏。

若「何なんだろうな、そういう面白いと思う」

春「あるよー。サトウミツとさ、あの男、肉が好きだから、うちの近くにラーメン屋さんで旨いチャーシューを出す店があって、行ったのよ。チャーシューをトッピングして、上がチャーシューだらけ。チャーシューバーッて食ってさ、麺全部残してやんの」

2人「ははははは(笑)」

春「で、ああ、旨かっただって」

若「マジで?」

若「俺も、グアムもそう、サイパン行った時も、パラセーリングで女がさ」

春「ヒヒヒヒ(笑)」

若「すげぇ高いところに持ち上げられて、ワーッつって下の友達がビデオ回してんだよ。ワー、怖いけど楽しい~!だって(笑)。ものすごい高いところまで上げられて」

春「もう豆粒みたいになっちゃって」

若「そう」

春「女が」

若「呼んでんだよ、名前、下から」

春「ハハハハハ(笑)」

若「もうすぐ降りてくるっつうんだよ」

2人「ははははは(笑)」

春「いやあ、面白いね」

 

若「人間が脳みそ、楽しいという脳内物質が出てる、こういう状態とかが面白いのかね、春日は」

春「面白いと思うね」

若「俺は違う。菅谷さんが帽子被ってるなんて、俺は面白くない」

春「ええっ?」

若「何にも、あんなん全然面白くない。全く面白くないね、あんなのは」

春「そう言うとさ」

若「ふふははははは(笑)」

春「菅谷さんがつまんない奴みたいな」

若「あーはっはっはっ(笑)」

春「そこまでガッチリ否定すると。何とも思わないということでしょう?面白くなくじゃなくて」

若「全っ然面白くない」

春「いや、そう言っちゃうとつまらない人間みたいになっちゃうから」

若「ナニ外し続けながらフライトしてんだよってことだよ。でも、俺は違う。俺がなんで菅谷さんが帽子被ってんのを面白いこととしてイジるかというと、春日が面白いというのを思っているだろうなと思ってイジってるんだもん。俺はあれは全然面白くない」

春「ハハハハ(笑)あ、そう?いや絶対面白いと思ってるよ」

 

若「あれ、2つあるよな。おもしれーなっていうのと、つまんねーなと思って面白いって思ってる可能性もあるよな。これは、でも、このライン際なのかな。両方の意味があってのことなのかなぁ」

春「うーん、そうかもしれないね」

若「不思議な笑いだよな」

春「ちょうどいい、だから、どっちの要素もあるんじゃない。ちょうど腐れかけが一番旨いみたいな、なんか微妙なバランスのところなんじゃない?」

若「微妙なバランスのところなぁ」

春「がやっぱ面白いんだよ」

若「面白いよなあ」

春「理解できないっていう人もいっぱいいると思うけどね」

若「この話、前したじゃん。それこそさっきの富士山の写真、箱根旅行で正月に撮ってた、あとエディバウアーで服買った。それが面白い面白いって話してたじゃん、俺ら」

春「うんうん」

若「したら、朝井リョウ君とカトチエさんはね、何を話してるか全くわかんないって言ってたよ」

春「ああ、そうかあ」

若「山ちゃんは怒ってたしな」

春「(笑)怒られたね」

若「お父さんが富士山きれいと思って撮ってるのを2人でゲラゲラ笑って、ツッコミがいないんだよ、あのラジオは!って言ってた」

春「(笑)そうね。理解できなかったって言ってたね」

若「人が楽しんでるのを見てると嬉しい?」

春「嬉しい、面白いね」

若「ああ」

春「なんだろうね、もうわからん、わからないけど」

若「嬉しいのかもよ、もしかしたらお前。菅谷さんが楽しんでくれてるのが(笑)。人生を(笑)」

春「ああでも、それはあると思う。ここ、テンション上がってる。幸せだなって思うよね。人が。かといって、何かで盛り上がっている人たちを見ても、別に面白くはないわけですよ。サッカーとかさ。ワー、サポーターのさ」

若「はあはあはあ。不思議な笑いだね、それは種類的には」

春「そうだね」

 

若「この間、帽子を買おうと思って、サトミツと帽子屋入ったんだよ。したらサトミツが、ハットを試着しまくってたんです」

2人「ははははは(笑)」

春「いや面白いよ!これは面白いよ」

若「これは面白いんだ」

春「鏡見ながらでしょ?言ったら」

若「無数のハットを試着しては鏡に移動。サトミツいまハット被ってますけどね。ハット被って、脱いで、ちょっと遠くに離して見たりして回して」

春「ハハハハハ(笑)ナニ全体をつかもうとしてる」

若「俺、別に買おうと思ってたものがなかったんだけど、しばらく長居しちゃったもん。ちょっと観察しちゃって」

春「試着するサトウミツを」

若「ハットを試着してるぜおい!と思って」

春「それもハットのみでしょ?キャップとかいかないんでしょ?」

若「キャップいかない。ハット。ハットのラックから動かない」

春「ハハハハハ(笑)」

若「ハット乗せて鏡、乗せて鏡、外して回してぐるり見」

春「ハハハハ(笑)」

若「俺、おいおいおいおい、ハット見てるね、って思ったもん」

春「ハハハハ(笑)それは面白いね」

若「これは面白い部類に入るんだ。眼鏡の試着だったらそうでもないわけでしょ?」

春「眼鏡はそうでもない」

若「何なの?ハット、眼鏡以上のラインて何なの?」

春「何なんだろうね、うーん……」

若「服の試着でも俺は笑わないなぁ」

春「服の試着はそんな別に」

若「ハットだなぁ、やっぱり」

春「ハットだねぇ。何だろうねぇ」

 

若「山里さんが『HEROES』のDVDボックスをプレゼントされたら、すごい嬉しそうに、パッケージを開けて、物語のあらすじを書いてあるペライチをちょっと口角上がってずっと読んでるのよ。なんだコイツと思ったね」

2人「ははははは(笑)」

春「だからさ、感情が漏れてるのが面白いんじゃないの?全開放じゃなくて」

若「アイドルだったら別にそうは思わないの。山ちゃんだなって思うだけだもん。アイドルの写真集見てても別に、ツッコミやす過ぎて何とも思わないのかもわかんなけど、山ちゃんが『HEROES』のあらすじを、これから家帰って見るんだろうな、我慢できなくて今読んでんだなって思ったら。フフフフ(笑)」

春「いやぁ、面白いね。面白いね。ちょっと漏れちゃってるのを見るのが面白いんじゃないの?発見するのが」

若「俺もちゅうえいと飲みに行って、必ず“佐藤の黒”って頼む時ちょっとおもしれぇんだよなぁ」

春「あぁ、それもわかるね。こだわりを見せてる時じゃない?」

 

若「面白いもんだな。お笑いって何が面白いと思うかって。まあ、菅谷さんの白いキャップは面白いわ」

春「面白いじゃん、ほら」

若「まあ面白いのよ」

春「面白いねぇ」

若「何て言ったらいいかうまく説明できないけどねぇ。例えば、解説の後藤さんが被っててもそうは思わないんだよね、多分ね」

春「ああ、ま、そうだね」

若「不思議だよ。これはこういうのあんだね」

春「若林さんが被ってても別にそうは思わないな」

若「マジじゃないからかもな。なんかあえて被ってるのかもしれないしとか入っちゃうと全然面白くないじゃん、そんなの。ホントにピュアに楽しんでないと、スーパーボウルを」

春「そうだね。でも、想像の範囲内だからじゃない?若林さんが被ってたりとかしても。菅谷さんは想像ができないからっていうのもあるんじゃないかな」

若「でも、お前の家もこの間久々にドラマ撮るんで行ったけど面白かったよ」

春「何がよ?」

若「おかわり君のサイン入りバットが飾ってあったりすると」

春「(笑)うん」

若「コイツなりに思い出みたいのを大切に」

春「ハハハハハ(笑)」

若「毎年行ったスーパーボウルのグッズが壁にかけられてんの。1つずつ」

春「うん、わかる」

若「(笑)コイツ、アメフト好きだなと思って」

2人「はははは(笑)」

春「あー、確かにそう言われてみると面白いかもね。そこに置いたんだなって思うもんね」

若「これ、そうなのよ、俺、誰もイジってくれないでしょ」

春「タイガースの帽子」

若「これダメなの?春日、これ、そんなに面白くない」

春「そんなに面白い、面白いんだ」

若「俺か鮫肌文殊さんぐらいだよ、こんな阪神の帽子被って」

春「(笑)(鼻が鳴っちゃうw)」

若「外歩いてるの」

春「それは、阪神が……そうか、あんまり」

若「わかっててやってる感出しちゃってんのかな、俺が。可愛げがないのかもな、もしかしたら。サトミツのハットと比べたら」

 

若「お前、最近どういう帽子被ってんだっけ?」

春「私もキャップですよ」

若「ちょっと見せてよ。それ、面白いかもしんないね」

春「私が今被ってるのはこれですよ」

若「あー、それはイジりにくいわ。だって、TKGってタカ軍団のことでしょう?」

春「そう。タカ軍団のタカさん、タカトシのタカさんにもらった帽子」

若「それでちょっとコメントしにくいわ」

春「(笑)いや別に」

若「いいと思うし。俺はね、それだったら、和柄のハンチングのほうが。昔お前が被ってた(笑)。お前、やっぱ和柄のハンチングだよ」

春「(笑)あれ何だったんだろうね、そういえば」

若「お前さ、これから和柄のハンチングがすごい好きな人になれよ」

春「ええっ?」

2人「ははははは(笑)」

春「それしか被らない」

若「うん」

春「いろんな色の」

若「うん」

春「まあ、いいやつがあったらね、被りたい。発見したら被りたいとは思うけどね」

若「それぞれそういうのがあんだなあ」

春「なんかあるんじゃない?」

若「それがあったとしても、見つけたら、今度報告し合おう。欲を抑えきれない人をどこかで見かけたら、みんなそれぞれ教えてください」

春「そうね。これはどうなんだと」

 

若「あれは?韓流スターのおっかけのおばさんとかが韓流スターが集まったら殺到する感じとかってどうなの?」

春「ああ、なるほどなぁ。ま、面白さはわかるけど、そんなに。やっぱり菅谷さんのキャップぐらいはいかないね」

若「素朴だよな。可愛いもんな、菅谷さんの」

春「うん、まあ、あるなぁとは思うなぁ。何だろうなぁ」

若「何だろうなぁ。好きなものがある人の好きなものの話してる時っていいよね。聞いちゃうよね」

春「うん。熱があるからね」

若「結局、そのものに興味なくても熱があると聞いちゃう。そういうのの周辺のなんかなのかもな」

春「そうじゃない?好きなんだろうなっていう」

若「(笑)エディバウアーが」

春「フフハハハハ(笑)」

若「昔っからエディバウアーだわ、そういえばうちの親父って。アニキのステューシーじゃないけどさ」

春(笑)

若「いたんです。アニキっていうステューシーしか着ない奴が。何なんだよそれ!今考えたら」

2人(笑)

 

 

 わかるわ~とは言えないんだけど、ぼんやりとわかる不思議なお話。でも、2人は、言葉にはできないけど感覚としてわかるのね、という。

 

 

 2018.8.22追記

 

imadokiyuuka.hatenablog.com