第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞について

 

菅田将暉オールナイトニッポン 2020年3月9日

 

R-1グランプリ」という賞の話をしましたけれども、もう一個の賞レースの話もしときますか? あんま興味ないけど、一応ね、触れんわけにもいかんというのもあるんで。

ニホンアカデミー賞、ニッポンアカデミー賞、ニホンアカデミー賞ですよ。なんか、別にっていう感じですけど。なんか、ちょっとそういうのがあったみたいよ。知らんけど。なんか。

『新聞記者』が強かったね。作品賞、主演男優賞、主演女優賞、主要3部門受賞です。

なんか、僕は、呼ばれたから観に行ってましたけど。ね、「来てほしい」って呼ばれたから観に行ってましたけど、正直「へー」って感じでした。うん。なんか、前日あんま寝れんかったから眠たかったんで、半分寝てたし、あんま覚えてないけど。ずっとケータイいじってたし。早よ終わらへんかなって思ってたけど(笑)。みんな何やってんのやろなあって。これ、何をやってんのやろなあ。席遠いし。フフッ

で、最優秀主演男優賞が松坂さん。マツザカ、サカ、ああ、ああ、ザカさん、ザカね。いや、マツサカ牛って言うから。マツザカ牛って書いてマツサカ牛って言うから、濁らないと思ったわ。ややこしいね。難しい、名前って。マツザカさんね。

マツザカ、下の名前がこれは、モモ? ちょっと読み方がわからないんですけれども、マツザカさんという人が受賞されたみたいですね。おめでとうございます。こんな賞もあるんやなっていう感じですよね。

あ~あ、悔しぃ! うーん、うーん、だ~るっ。うーん、悔しっ! うーんと、どうしたろかなあ。フフフフ 全然俺ちゃうかったなぁ。全然。ああ、全然ちゃう。行かんかったらよかったかなぁ。全然ちゃうかったなぁ。

なんか、2年前にいただいたりしてたっていうのもあるから、今回、アカデミー賞、また主演で呼んでいただいたっていうのはあって、周りで「菅田さんまた呼ばれましたね。またあるんちゃいますか」とか「『アルキメデス(の大戦)』面白かったですよ」とか、言うてくれる人もいるんですよ。でも、裏ではね、僕も、さすがに今回ほかにも素敵な作品、素敵な俳優さんがいっぱいいるから、「そんな簡単に獲れないっすよ」って言うてたんですよ。ほんまに獲られへんかったね。ハハハハハハハハ

って言うてて、言うてても、やっぱ、そのぉ、獲れへんかなって、ゼロではないと思ってるから。ハハハハハハハハ 呼んでもらってるからね、それは。だし、僕としては『アルキメデス(の大戦)』っていう作品を背負って行ってるわけですから、それはゼロの気持ちで行くわけにはいかないんですよ、逆に。まあ、ほんまになかったですね。こればっかりは。

で、うちの事務所、トップコートの先輩、松坂桃李が最優秀主演男優賞ですよ。おめでとうございます。いっちゃん面倒くさいのが獲りやがりましたよ。こらぁ、もう、さぞリスナーはメシウマでしょうよ。旨うて、旨うて。君たちはね、私が失敗したり負けたりするのが大好物でしょうからね。ほんとに。旨いか?

(中略)

とにかく松坂桃李、おめでとうございます!\ファンフーレ♪/

ほんとに桃李君おめでとうございます。これはほんとに嬉しいですね。おめでたいですね。だって、去年、最優秀助演、そして今年、最優秀主演。これはほんとに役所広司です。もう役所桃李です。バケモンです、これは。

えっ?え?何?どしたの?何?なんか、何々?なんかつかまった?俺、今。役所桃李のことかな。ハハハハハハハハハハ もう役所桃李です。桃李君は役所さんです。ハハハハハハ 桃李君は役所さんです。すごいです、ほんとに。もう婿入り。ハハハハハハハハハ

桃李君は役所さんになってしまいました。いや、バケモンですよ。ほんとにすごい!

あと、ほんと、うちのチーフすごい! ほんと内藤さんすごすぎ。すごいよね。ね。一応僕と桃李君は同じ人が担当してるんですけども、内藤さんという人がチーフなんですけど。いやあ、すごいね。2年前、僕、獲りぃの。去年、桃李君助演獲りぃのからの桃李主演獲ってますからね。いや、すごいよ、ほんとに。密着とかつくんちゃいます? ねえ。ほんとね。マネージャー育成のためとかにも見習ってもらわないと。やっぱり。やっぱり、僕らみたいなもんをこれからもピックアップしていかないと。ハハハハハハハ

違う。俺が言いたいのはそんなことじゃなくて。

桃李君、この番組では『遊戯王』カードのイメージしかない変わり者のアラサーという、俳優とはほど遠い印象ですけれども、本業、さすがですね。ほんとすごいですね。

だし、僕、同じマネージャーさんなんで、大体のスケジュールとかは把握してるんですよ。別に知ろうと…すごい知ってなくても、耳にも入ってくるし、どういう仕事の感じなのかなっていうのは、出てる映画の公開とか番組とか観てたら、大体わかるわけですよ。どれぐらいの稼働域なのかなというのは。

マジでたぶん桃李君、ほんとに一番忙しいから。去年、俺の知る限りやけど、みんな忙しい人は忙しいんやけど、桃李君の仕事量は、リアル菅田将暉目線からしてもほんとにすごい。あれは。仕事量っていうか、仕事量もそうなんやけど、一個一個の密度というか、なんか桃李君はしんどいほう、しんどいほうにわざと行ってるような。そういう覇気をすごい去年とか感じてたし、去年、助演とか獲った時とかに内藤さんが「来年の映画では桃李君主演獲らせたいんだよね」みたいなこと言ってたから、うわ、ほんまに実現してるやんていう、このすごさみたいなのをホンマ感じました。なんで、なんかこう、身内なんでね、ほんとにうれしい限りです。

おめでとうございました。とにかく、ほんとおめでとうございます。