主義主張

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年10月20日

 

若「この時期なんて、春日と岡田が楽屋でずっと選挙の話で喧々諤々やって、2人とも主義主張が違うもんだから、本番前に言い合い。ホントにまいるよ、あれは」

春「いやいや、私と岡田マネージャーをどうしたいんだよ?」

若「ふはははは(笑)」

春「やめてくれよ、情報操作するのは。1つも、あの男と話すのはラーメン屋さんの話しかしないからね。この間さ、平塚でさ、みたいな話、この間したばっかりだよ。選挙明日?明日ですよ」

若「春日さんは期日前投票とかで行くの?いつも」

春「あー、そうだね。昨日行ったかな」

若「ははは(笑)」

春「そりゃ行くだろ!」

若「春日が帽子深く被ってマスクして行くのか」

春「行く。行ったよ。阿佐ヶ谷の」

若「止められない?」

春「止められない!ちゃんと持ってくんだから、葉書」

若「俺も行ったよ、この間。3日ぐらい前に」

春「明日行けないからね。当日のほうがいいんだけどね。その日に行って」

若「しっかり投票するということですね」

春「そうそうそうそう。投票所も違うしね。何回かだけ行ったことあるけど、うちの場合は小学校なんだよね。なかなか行くことないじゃない、小学校ってさ。体育館かなんかなのかな。人もたくさんいるし、当日のほうがね」

若「あ、それがいいんだ? そっちのが投票した感が出る、みたいな」

春「そうだね。あなたはどこの党ですか?みたいな感じの(笑)。どこ入れたんだろうな、あの人、みたいな感じの、探り合いまでいかないけどね」

若「そんなことはないじゃん。だって、書いて折って入れる感じでしょ?」

春「そうだけど、誰にあの人は入れたんだ?つって、かわいい顔して誰に入れたんだ?みたいな」

若「はっはっはっ(笑)まぁまぁ、思うか。で、ティッシュもらって」

春「ティッシュくれる?」

若「ポケットティッシュ置いてある」

春「ティッシュもらったことないな。なんか祭りに参加するじゃないけどさ、国の行事に参加する、みたいなさ。当日のほうがね、その感が」

若「だから岡田と言い合いしてたのか」

春「いや、してないのよ、それはそれで」

若・春「はははは(笑)」

 

 

2人の主義主張は違うのだろうな、と思って見ているんだけど、どうだろう。

 

 

オン・オフ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2016年5月21日(第342回)

 

若「車も俺がずっとすすめてんじゃん。ピンクのさ、カローラじゃねーや、プリウスじゃねーや」

春「クラウンとか、あったからね」

若「カズレーザーさんは赤い服のまま歩いていると。最近、カズレーザーさん見てて、格の違いが出てきて」

春「ハハハハ(笑)」

若「プライベートあれで歩ける人との映りの差を感じてるのよ、俺は」

春「あ、そう」

若「マスクに帽子深く被って」

春「まぁ、そうだね」

若「すごい格好でこの間も名古屋の収録の後、ビール飲みながら帰ってましたけども」

春「(笑)別にいいだろう。ビール飲んで」

若「大した仕事もしてないのに」

春「いやぁ、よかったなぁつって」

若「グビッと飲んで、窓際のとこにカコッて(?)置いてましたけどね」

春「いや、別にいいだろ! いいでしょう」

若「ほんとにどうですかぁ? 今日から常にピンクの衣装で外歩くっていうの(笑)」

春「いやぁ(笑)」

若「ふふふふ(笑)」

春「やですね。フフフフ(笑)いやぁ、やだよねぇ~」

若「オン・オフしたい?そこは」

春「そこはやっぱしたいね」

若「まぁ、しょうがないよ、それはね」

春「そこはね」

若「やっぱり、ガチャガチャ言われたりするのやだもんな、外歩いてる時」

春「やだね」

若「そっとしておいてほしいもんな、プライベートは」

春「ま、そうだね。カメラ回ってねーしな」

若「はははは(笑)そうだよな~」

春「うん、そこはね」

 

 

「話しかけんなオーラ」がすごいらしいからなあ。見てみたいなあ。

 

 

引きずるし忘れない

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年10月21日

 

若「ポジティブではないの?可奈子ちゃんは」

柳原可奈子「私はね、ありがたいことにすっごい忘れるんですよ」

若「それいいじゃん!全然いいじゃん!忘れるんだったら」

春「ああ、そう。忘れるんだ」

可奈子「忘れるんです」

若「あー!と思ったら、何時間後には忘れてるんだね」

可奈子「そう!その時は猛烈に思うんですけど、忘れる」

若「いいじゃん」

可奈子「ラジオとかやってて、先週の柳原さんのこういう話、共感しましたとかいうのが来ても、もう忘れてる」

若「いや、なんでだよ!」

春「いいの?」

若「両方忘れるんだ」

可奈子「両方、ホントに忘れる」

若「次、次だね」

可奈子「うん」

若「でも、一番健康じゃない?それ」

可奈子「だから何とか、こんなに世に出て恥ずかしい、醜態さらしてるっていう気持ちでも、何とか次、朝起きて行けるような気がしてますね」

若「いやぁ~なんでか忘れないんだよね。その時の温度のままなのよ」

春「まぁ、そうだね。若林さんはそうだよね(笑)」

可奈子「それは辛いなぁ」

若「なんかお前、ナニなんか楽しそうに喋ってんだよ」

春「いやいやいや(笑)おっしゃることにあいづ(相槌)……いや、ほんとに高校の時にヘマしたことを、その時と同じ温度で今も怒れるからね」

可奈子「えーーーーーー!?」

若「ははははは(笑)」

春「あれはまぁ、あの時はあれだからしょうがない。20年以上前のことを、当時と同じか、それを上回るぐらいの温度でバーッと」

可奈子「人のも覚えてますか?」

若「人の?」

可奈子「人の、例えば、他人が黒歴史にしたいようなこととかを突ついてくる人っているじゃない。もう私それ忘れてるのに、みたいなのを、あの時ああ言ったよっていう。酔ってああしたよね、恥ずかしい、みたいなことを覚えている人ってすごいいるじゃないですか」

若「いる、いる。俺は、言われた言葉を覚えてる。その人が恥ずかしいとか、あんまりあれだけど、春日、お前はこう言ったからなっていうのは覚えてる」

可奈子「あーーー。そっか、そっか、そっか、難しいな」

若「俺は、高円寺のジョナサンで、オンバトで113キロバトルが出た後に「もうやめよう。お前どう思う?」と言った時に、「ま、どっちでも大丈夫ですね」って言ったのは一生根に持つ」

可奈子「はははははは(笑)なんでそんなこと言ったんですか?」

若・可奈子「はははははは(笑)」

春「覚えてないのよ」

可奈子「私も当時の熱量で怒れる(笑)」

若「一生許さない、俺は」

春「覚えてないのよ」

若「俺は一生許さないんだから、あれは」

春「同じ台詞で怒られた」

可奈子「なんでそんなことを!マジで。あはははは(笑)」

春「「お前、一生忘れないからな」ってその時も言われたからね。で、現に忘れてないから、ちゃんと忘れてないんだよ」

若・春・可奈子「ははははは(笑)」

春「ちゃんと忘れてない、その時と同じ」

若「でも、不思議なんだよ。一生忘れないことが健康によくないってことも39歳だからわかってんの。一生忘れないことなんか誰の幸せのためにもならないのに、なんでこんなに忘れないんだろうって思うもん」

若・春「ははははは(笑)」

可奈子「でも、私いいと思ってて、それ。私、結構人に対しての思いとか、人から言われたことも忘れちゃうから、その人との人間性が構築できない」

若・春・可奈子「ははははは(笑)」

春「悲しい話だね」

可奈子「そうそう」

春「ナニその話?(笑)」

若「でも、それすごい話だね」

可奈子「だから、ほぼ初対面に毛が生えた状態で何年もやるから、だから私こういうふうにピン芸人だし」

若・春「あ~」

若「最初からコンビ組もうとも思わなかったんだ」

可奈子「全く思わない。それは、ほんとに、私ほどセンスのある同性はいないと思ってたから」

若・春・可奈子「はははは(笑)」

可奈子「組むもんか!と思って」

春「なるほどね」

若「いやぁ、でも、そうだろうね」

若・春・可奈子「ははははは(笑)」

可奈子「いない、いない、いない、そんなのいない」

 

(エンディング)

若「可奈子ちゃん、春日さんどうでしたかね?」

春「こんなに長く話したの初めてぐらいだね」

若「確かにね」

春「いろいろ話聞いたの。意外だったのが、忘れるって意外だなと思って。覚えてる人なのかと思ったからさ」

若「タイプ的にってことでしょう?」

春「そうそうそう。じゃないと、なかなかネタにできないじゃない?それとはまた違うのかな」

若「だから、今日の中で言うと、春日は“引きずらないし忘れる”。可奈子ちゃんは“ちょっと引きずるけど忘れる”。俺が一番最悪だね。“引きずるし忘れない”」

春「ハハハハハ(笑)」

若「黒・黒みたいな。黒・白、白・白みたいな。はははは(笑)」

春「そうだね。大変だね」

若「忘れねぇんだよな。いまだに思うことあるよ。M-1 2008の1本目終わった時の今田さんとのトーク、あそこ、もうちょっとなぁと思う」

春「ハハハハ(笑)それはナニ?ふと思うの?なんか運転してる時にあれ?とか思うの?」

若「ふと思うの。あそこなぁって。あははは(笑)」

 

 

 

ネタ帳

 

オードリーのオールナイトニッポン 2014年5月10日

 

若「なんで実家に帰ったかっていうと、今まで、捨てたやつもあんだけど、今まであるネタ帳を全部提出してくれって。番組の企画で。っていうのがあって、残ってるかなぁと思って実家帰ったら、結構残ってて。これ、今、預けるんだけど、こんだけ結構」

春「あ、そんな! そんなあるの?」

若「はい」

春「ネタ帳って」

若「ネタ帳ってって、これでも半分ぐらい捨てたんですけど」

春「え、そうなの?」

若「今の家に持ってった分、だから、幡ヶ谷に住んでる時と――あ、幡ヶ谷に住んでる時って初めて言うか、これ」

春「うん」

若「ま、いいや。今のとこ住んでる時の分は、たぶん捨てちゃってんだけど、最近のは捨てちゃってんだけど、昔のはすごいあって、15冊ぐらい、20冊ぐらいかな」

春「じゃ、ホントに1年目とか」

若「1年目のがあんのよ。2000年のネタ帳ありましたよ」

春「あぁ、じゃあ、お笑い始めたぐらいの」

若「始めたばっかりの。なんか、ネタも、漫才とかコントとか、始めたてのネタも書いてて、俺と春日のボケもさ。これ、読んでたら面白くて」

春「へぇー。何書いてあるの?」

若「ついつい読んじゃって。あと、渡すの怖いよね。どこを抜かれて企画にされるかわからないし、というのもあんだけど、ものすごいいろんな人の悪口とかも書いててさ」

春「ネタ帳に?」

若「面白くないってことをさ」

春「あー、あいつは面白くないと」

若「なぜ面白くないかを書いてたりすんだよね、ちゃんと」

春「ま、ネタ以外のことも書きますわな」

若「そうそうそう、書くでしょう?」

春「考えながら、なんかね。らくがき的にね」

若「こういうことなのかな、とかね」

春「はいはいはいはい」

 

若「ネタ以外のことだと、ネタを書く前に、必ずどういうネタを書くかとかを書いてたり、思ったことを感情のままに、悩んでたりすることも書いてたりしてて」

春「へぇー」

若「2000年のネタ帳で面白かったのはね、信念みたいなことが書いてあったんですよ」

春「信念?」

若「はい」

春「ほぅ」

若「2000年のネタ帳ね。デビュー1年目。「板について、5秒で度肝を抜いて、15秒たつまでに掴んで、3分たつまでに3回大爆笑を起こす」って書いてあるんです。少ねーよ!っていう」

春「少ねー」

若「はははははは(笑)」

春「3分でさ、1分に1回じゃん。単純計算で。すげぇすべってるぞ、そいつ。ハハハハ(笑)」

若「「3回大爆笑を起こす」って書いてあるんですよ。で、その次の行に「ともあれ、俺に理想とする漫才のビジョンがない」って書いてあるんです。はははは(笑)」

春「書いちゃった、それを」

若「まず、それ作れよ!っていう話なんですけどね。

でね、ネタを、ボケを終わった後の反省みたいのが書いてあって、ネタのボケが20個ぐらい書いてあるんですよ。30個、ネタが20個ぐらいのボケが書いてあるんですけど、その横に、ライブに出た感じで、ウケた、ややウケ、すべった、ボケ1個1個に対してどういう結果だったかを書き込んでるんですよ。1年目の俺が」

春「へぇー」

若「20個ぐらいボケがあって、2個ややウケで、あと全部すべったって書いてある。ははは(笑)」

春「すべってんじゃないか、そいつ!ややウケでもないぞ、たぶん」

若「そんだけすべったなら、2個だけウケたとこ書いて、ややウケでしょ?しかも」

春「ややウケだね」

若「2個だけややウケのとこで、あと全部書かなくていいのに。ははは(笑)全部すべった、すべったって書いてあってさ」

春「ハハハ(笑)」

若「何やってんだよっていうことも書いてあるんですけどもね」

春「なんかいろいろ書いて記録しておきたい、みたいなとこなんでしょうな」

 

若「でね、予定とかも書いてあって、面白いのがね、2005年のある日の「今日の予定」って書いてあるんですよね」

春「ほぅほぅほぅ」

若「2005年だから27歳の年だね。「今日の予定。バイクのエンジンオイルを変える。新ネタを作る」って書いてあるんですよ。暇だなと思って(笑)」

春「暇だな、書かなくても忘れねーだろ!(笑)2つしかねぇんだから」

若「27ん時、お前暇だなと思って(笑)」

春「確かにそうだな、そんな一日だったな」

 

若「でね、2006年、28歳の時に第1回の単独ライブをモリエールでやってるんですよ。青銅さん観に来てくれてたけど。もう青銅さんとは出会ってんだね、2006年」

春「あ、そう!」

若「たぶん青銅さんと出会ったのは2005年だと思うんだよね」

春「そんな早いの?」

若「そう。だから、青銅さんとももうそろそろ10年の仲になるんだね」

春「ウソよ!」

若「変わんないね、青銅さんて」

春「会った時からおじいちゃんだったね」

若・春「ハハハハ(笑)」

若「すごいね。青銅さんとも9年の仲なんだね、俺たち」

春「そんなになる?」

 

若「「シャンプーおじさん」というタイトルの単独ライブをやったんですよね。春日がコインシャワーでシャンプー、家でして、そのまま歩いてっていう話があって」

  単独ライブタイトル候補名「ティファニーでピンクセーターを」「OJシンプソ

  ン」「劇団ピンクセーター」「ティファニーでピンクのセーターを」「シャンプー

  おじさん」の中から決定。

 

若「2006年、悩んでますね、私ね。たぶん1人でファミレスかなんかで書いてる時に、ワーッとなって感情を書いているでしょうね。2006年だから28ですね。「俺たちにはM-1もない。オンバトもない。ホープ大賞もない。笑金もない」。これ「笑う金メダル」」

春「あ、やってた。全盛か」

若「「笑金もない。エンタもない。技術がない」って書いてあるんです。ふふふ(笑)やめちまえよ」

春「救いねーな!最後になんかあるで。なんかねぇ」

若「救いねーな!」

春「救いがない。何でもいいじゃん、それは。体力があるとかでも何でもいいじゃんねー」

若「はははは(笑)」

春「救いがねーな、おい!」

若「救いねーな!っていうツッコミだよね、入るとしたらね」

春「そうか。周りがちょっとテレビとかなんかで出てたりして、我々だけだったもんね、なんも出れないっていうのが」

若「っていうのがイライラしてたんすかね」

春「そうか」

 

若「「テレビに出るための心構え」みたいのも書いてあってね、テレビに対しての考え方なのか、「俺たちは、インターホンを押してお辞儀をしてテレビに使ってもらうのではなく、突然押しかけて使ってもらう」って書いてあるんですよ。はははは(笑)」

春「いや、トンガリ過ぎだろ!」

若「はっはっはっは(笑)」

春「ちゃんと押してさ「お願いします」つって使ってもらえよ(笑)。とんがってるねぇ」

若「とんがってるんですよ。でね、やたらいろんなところにね、やたらね、「テレビに出るのが目標じゃない」って書いてある」

若・春「出たいんじゃねーか!」

若「はははは(笑)」

春「テレビのことしか書いてねーじゃねーか!出てんじゃねーか!M-1笑金もないとか言って」

若「お前、チョーテレビ出てーじゃねーか」

春「自分しか見ないネタ帳で誰に強がってんだよ!それ」

若「はははは(笑)」

春「明日の自分に強がってるんだろうね」

若「ホントだね、27ぐらいの時ですよね」

春「そうしないとやってらんないぐらいの感じだったのかなぁ」

 

若「ネタ帳1冊1冊に、私も自意識過剰で、今で言う中二病なんすかね。タイトルをつけてるんすね」

春「え?ネタ帳1とかじゃなくて?」

若「今のインターホンのくだりが書いてある時のネタ帳には「インサイド」っていうタイトル」

春「フッハハハ(笑)どういう意味なのよ?どういうこと?」

若「いや、俺も忘れてるよ」

春「内角って?何なのそれ?インサイドって何?」

若「わかんない」

春「えぐりこんで打つとか?どういうこと?何なのそれ?」

若「よくわかんないっす。「インサイド」って書いてある。その時の俺に聞いてください」

春「なんだ?インサイド」

若「お前なんだ?インサイドってよ!って俺聞く。顔近づけて。ははは(笑)」

春「ネタ帳5とかでいいだろ!ナンバー5とかでいいだろ!つって。ハハハ(笑)」

 

若「「枯渇」っていうタイトルを書いてるのもある」

春「なんだよそれ(笑)」

若「それにはね、あと100回舞台に立って、やめるって決めてるんですよ」

春「ほぅほぅ」

若「カウントダウンされてるんですよ」

春「あと何回」

若「100、99、98。舞台、キサラも1舞台。100回舞台やってる最中に結果を残せなかったらやめる、みたいなことでつけてるんでしょうけど、ゼロになったらもうやめちゃうということなんだろうね。それまでに」

春「なるほど、なるほど。それまでに何か起きなかったら」

若「起きなかったら。タイトルは「枯渇」っていうノートだったんですけど、枯渇さそうっていうことなんでしょうね。最後の最後まで」

春「なるほど」

若「ゼロになるまでの今日の舞台の結果が書いてあるんですけど」

春「全部出し切ってやめようと」

若「面白かった。ズーッと見てたら、ゼロを通り越して、マイナス24までいってたんです」

春「やめてねーじゃねーか!」

若「はははははは(笑)」

春「やめろよ!ゼロで」

若「あーはっはっはっはっ(笑)」

春「なんでやめねぇの?お前!」

若「やめろバカヤロ!あはははは(笑)」

春「枯れ果ててんじゃねーかよ!つって。既に(笑)」

若「ははははは(笑)124回舞台に立ってるんですねぇ」

 

若「でね、3部作になってるネタ帳がありまして」

春「ネタ帳が?」

若「3部作の1つずつのタイトル言いますよ。まず最初が「種」、次が「茎」、3部作最後が「花」っていうタイトルのネタ帳があったんですよ」

春「クークククク(笑)」

若「でね、「茎」の時が2005年10月ぐらいになんのよね。ネタ帳によると。2005年10月に初めてズレ漫才やってる。はっきりしたね、年表が。2005年10月に一発目のズレ漫才やって、2006年の5月にもうデートのネタ作ってるんですって」

春「へぇ~」

若「それが「茎」でした。「花」で『ぐるナイ』に出てました」

春「あ~咲いたじゃない!」

若「咲いてました」

春「それはいいんじゃない?その3部作」

若「いいかもしれませんね」

春「結果が出てる。ようやく」

若「でね、これのノートは「インサイド」」

春「あ、「インサイド」だ。「土」って書いてある。なんだそれ?」

若「「土」ってなんすか? あっ、「種」の1個前のやつです」

春「4部作だったんだ!」

若「4部作でした。「土」「種」「茎」「花」でした」

春「なるほど」

若「2つあるんだけどね、タイトルが」

春「どっちだよそれ!」

 

若「でね、これ、面白いですよ。僕が25の時ですね」

春「うんうんうん」

若「「将来やりたいこととやりたくないこと」って書いてあるんですよ」

春「へぇ。25ということは10年前」

若「10年前だ」

春「「インサイド」は10年前だ」

若「やりたいこと。「帯のラジオパーソナリティ」。将来やりたいこと。「深夜のラジオ番組」」

春「おー!やれてるじゃないですか」

若「「モンゴルやインドなどに行くドキュメンタリー番組に出演」」

春「(笑)」

若「ははははは(笑)」

春「それ、10年前にやりたいことだったの?ドキュメンタリー」

若「はーはーはー(笑)」

春「はぁ~」

若「「ネタで人前に出続ける。ライブに出続ける」」

春「うんうんうん」

若「「本を出版する」」

春「あー!やってるじゃないですか。叶ってる」

若「「MC」」

春「叶ってる」

若「この後が恥ずかしいですよ。「MC(いとうせいこうさん的な)」って書いてある。はははは(笑)」

春「そこは叶ってないなぁ」

若「おい!笑ってんじゃねーぞ芳樹!はははは(笑)」

春「それは叶ってないね」

若「最後に、「春ボーイと漫才をやり続ける」」

春「クッ(笑)春ボーイか、当時、私」

若「2005年、ほら見て。「春ボーイ」」

春「ハハ(笑)しっかりと書いてある「春ボーイ」って。すごいね」

若「これ、面白いですよ~。やりたくないこと」

春「あ、そっちも。そっち知りたいね」

若「やりたくないこと。「料理番組で料理を食うこと」」

春「クー(笑)」

若「ははははははは(笑)」

春「結構ガッツリやってますよ」

若「とんがってんなーおい!はははは(笑)」

 

(エンディング)

若「私、ネタ帳の話させてもらったんですけど、チェック表みたいのがあって、なんだろう?と思ったら、ネタを作り終わった時に、そのことをクリアできてるかをチェックするチェック表があったんですよ」

春「へぇ~」

若「それがちょっと面白いんすけど、まず最初、「春日の服装の髪型は面白いか」っていうチェック項目があるんですよ(笑)」

春「それは何?いつの時代の?何年?」

若「2006年か2007年」

春「じゃあ、ボケとツッコミも変わってる時か。なるほど」

若「あとね、「動きを入れているか」「ピークを作っているか」「漫才の入りはやわらかいか」ふふふ(笑)」

春「やわらかい?」

若「「5分前後のネタにボケが30個以上入ってるか」「演技は全身全霊でインステップできているか」って書いてあるんです」

春「ちょっとわかりづらい」

若「最後が「自由で楽しくできているか」」

春「いや、そこまでチェックされてたら自由にできないでしょ」

若「くくく(笑)」

春「インステップなんだ言われて~」

若「そうですね。よくわかんないですね、当時考えてたことは」

春「当時は大事だったのかね」

若「あとね、なんか自信がつくように、「自信ノート」っていうのが入ってたんです」

春「自信ノート?はぁ」

若「やめるかどうか考えてるから、なんかないと耐えられないんでしょうね」

春「なるほど、落ち込んだ時に読む用のノートだ。「大丈夫だよ」っていうやつね」

若「それに書いてあるんです。2007年ぐらいね。「渡辺正行さんにM-1の決勝に行ける漫才だと言われた」」

春「ああ、言われた。言われたことある」

若「「カンフーさんに(春「作家さんね」)M-1を視野に入れて決勝に行くために頑張れと言われた」「東京ダイナマイトの松田さんが面白いと言ってくれた」」

春「クー(笑)」

若「「どうよのケンキさんが面白いと言ってくれた」」

春「あぁ、ありがたいね」

若「「鶴光師匠に誰もやっていない漫才だと言われた」」

春「まさにニッポン放送で」

若「「ペナルティのヒデさんが面白いと言ってくれているらしい」(笑)」

春「それは噂だ、噂。噂まで書くほど、だいぶもう極限状態だったということだね」

若「「矢作さんが面白いと言ってくれているらしい」」

若・春「ハハハハハ(笑)」

春「噂だめよ、書いちゃ」

若「「自信ノート」って書いてあって、副題が書いてあって、「自信ノート-楽しい30代を送るために-」って書いてある」

若・春「はははは(笑)」

 

 

オヤドリー

 

オードリーのオールナイトニッポン 2012年6月2日

 

若「この間、俺、親孝行とかしなきゃと思ってくるんだよ。うちの親父がもう65だってね。あのカミナリ親父がさ」

春「あいつが!?」

若「あいつがもう65だつって」

春「あぁ、そう。あんなにヤンチャだった」

若「あんなにヤンチャだった。あいつが誕生日で、家族4人で食事して、俺が店予約して、4人のテーブル席とって」

春「わっ!これは親孝行ですよ」

若「魚のおいしい店を俺が。俺、初めてじゃないかな、全額出したのは」

春「はー」

若「代々木上原のさ、魚のおいしい店、俺が予約してさ。魚のおいしい店予約しちゃうんだもん、俺が。もう、オードリー・イズ・デッドだよね」

春「いや、デッドだよ」

若「あはははは(笑)」

春「考えられないよ」

若「のどぐろが美味しい店があんだよつって」

春「はー!」

若「親父が来てさ、「あぁ、いいねぇ。いいねぇ、この店ね」ってメニュー見ながら言ってて」

春「(笑)うん」

若「親父が「青春に逆戻りするな」なんて話し始めて。「おじいさんになってくると」つって。バンドやってたの知ってる?うちの親父が」

春「存じてますよ」

若「バンドやってて、そのバンドのメンバーと、あと、そのバンドのサークルの先輩で集まって、バンドを組んでライブハウスで回ってるんだって」

春「65にして?」

若「65で」

春「はー」

若「そのグループ名、なんていう名前か知ってる?」

春「いや、わからんよ」

若「“オヤドリー”っていう名前なんだよね」

春「ギーッ(笑)ちょっと来てもらおうよ!(笑)オヤドリー来てもらおうよ!コドリーのところに来てもらおうよ(笑)」

若「オヤドリーっていう名前で、うちのオヤジがボーカルでバンドで回ってんだって、いろんなライブハウスを」

春「へぇー。客前でやってるってことだ」

若「客前で」

春「あ、そう」

若「俺が高校の時着てたTシャツとかいっぱい実家のタンスに残ってんじゃん」

春「はいはいはい」

若「結構絵柄がさ、龍がガーッて登ってるようなTシャツとか残ってるのを着て、俺の昔のTシャツ着て、オヤドリーつって。「でも、あれだな」つって。「オヤドリーつっても、オードリーの父親だって気づかなねーな。だからMCで言ってんだよ」つって」

春「ハハハハ(笑)」

若「はははは(笑)」

春「言っちゃってんの?」

若「うん。言ってんじゃねーよ!と思って」

春「そりゃ、確かにそうだよね」

若「て言いながら日本酒飲んでましたよ」

春「アハハハ(笑)あ、そう」

若「うん」

春「お元気ね」

若「したら、後ろに、背中にGが、虫のGがその話してる時思い切り横切ってた。後ろの壁を。「親父、Gが、虫が横切ってるぞ」って。後ろ向いたら、「あぁ」つって、「俺はよぉ、こういうネズミとかさ、こういう虫がいっぱいいるとこで育ったからさ」なんて言いながら日本酒飲んでましたよ」

若・春「ははははは(笑)」

春「オヤドリーのボーカルが?(笑)」

若「ボーカルが(笑)」

 

 

オードリーのオールナイトニッポン 2014年5月10日

 

若「実家に帰ったんですけどね、久しぶりにね。もう母親が65歳。なんか65歳っていうとおばあちゃんの年じゃない」

春「そうね」

若「「あれ?」つって、「母ちゃん何歳になった?」って聞いた時さ、うちの母ちゃんがあんま言いたがらないんだよね、年齢を(笑)」

春「あぁ」

若「うん?うーん…みたいに(笑)。30の時産んだから65か、みたいな。親父が67になんのよ、今度」

春「はぁ、もうおじいちゃんだね」

若「だから、そろそろ親孝行しないと後悔するっていう年だよね」

春「そうよ」

若「海外旅行とか、もう一緒に行けなくなってくるぜ。70代とかになったら。体力的に」

(略)

若「65、67になるつってね、親孝行を真剣にしていかなきゃいけないですよね」

春「そーよ、あーた」

若「で、親父がバンドを再結成して本格的にやってるっていうね。前も話しましたけどね」

春「まだやってる?」

若「まだオヤドリーというバンド名でやってて、ホントにピンクのベストを着て、白いズボン履いて、ギター弾いてましたよ。DVDのライブ映像があるからつって、観ましたよ、俺。親父はもう寝てたけど、その時間」

春「なんで春日のほうをやるんだ?(笑)」

若「前もそれ謎だったんですけど」

春「若林さんのほうをやりゃあいいのに。春日の人を誰かドラムか何かにしてさ、自分はね」

若「俺のほうだとたぶんスーツとかになるじゃん。漫才の時はね。だから、スーツ着てギター弾いてたら、ミッシェルガンエレファントかってなっちゃうからじゃない?」

春「黒のね?」

若「うん。たぶんそうだと思う」

春「(笑)いいじゃない、別にさ」

若「そーお?」

 

 

こんな感じだったそうです。(2019.7.9追記)

 

 

青春が終わらない

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年10月14日

 

若「俺もなんかなかった?なんか話してなかった?過去のオールナイトで、話しかけられたんだよ、みたいにしてない?俺」

春「ないよ!あるとしたらアレだよ。何?テニス部の子がさ、谷口に。フフフ(笑)」

若「いや、そうだよ。あれはマジで許さないから、谷口」

春「言ってて、それを谷口が伝えなかったってね」

若「ちょっと谷口に電話しよう」

春「いや、なんでだよ!ダメだよ今」

若「あいつ一回も謝ってないから、ちょっと謝らすから」

春「いやもう、今おかしいだろうよ(笑)」

若「なんでだよ!(笑)」

春「もういいじゃないかよ!」

若「なんでよ?(笑)」

春「それ、謝ったりしなかったっけ?」

若「謝ったっけ?来た時」

春「来た時その話したよ! それと、ネックレスをちぎったっていうさ」

若「ふふふ(笑)」

春「若林さんのネックレスをちぎって言わなかったっていうのは、謝罪入れてるはずだけどねぇ。謝ってはいない?」

若「ちょっと電話しよう!」

春「いやいや」

若「今」

春「電話してなんて言うの?謝れって言うの?」

若「謝らすんだよ。お前が3回も青春してたなんて聞いて、俺だってテニス部の子が、ホントに谷口がね、テニス部の子が「アメフト部の若林さんいいな」って言ってたんだよ。それをテニス部の男子が谷口に、俺、谷口と仲いいから、「若林君どうかなぁ、あのテニス部の子」って言ったら、谷口がそこで話せき止めたんだよ!」

春「うん」

若「あいつがもし俺にそれを伝えてたら!」

春「ケッ(笑)」

若「俺は今、こんなところにいねーよ!!」

春「あはは(笑)そんな重大なことかねぇ?」

若「青春のそういうのがひん曲がって、ひん曲がって(春「まぁ、そうか、わかんないなぁ」)、今、こうやってニッポン放送でラジオやってんだから。こんな訳わかんない人間になってないよ、俺は。訳わかんないキューバの本なんか出して」

春「確かにな」

若「ひねくれて」

春「うん、ひねくれてさ」

若「「確かにな」ってなんだ!お前謹慎しろ!バカー!」

春「ハハハハ(笑)怖ぇーなぁ」

若「番号わかんないんだよ、俺」

春「番号、私はわかるけどね」

若「おい春日! 番号ちょうだい。絶対谷口に謝らせないと、俺の青春が終わらないよ。『イージュー★ライダー』用意しといてくれ。謝った瞬間に『イージュー★ライダー』」

春「はい。これだってよ。もう土曜のこの時間、起きてねぇんじゃねーの?」

若「あいつ、土曜だからこそ起きてるだろう」

春「出ないでしょう。ニッポン放送からの電話で」

若「そうかなぁ」

春「うん。一応かけてみるか」

若「一般の方じゃないから大丈夫でしょう」

春「一般の方だよ!」

若「一般の方じゃないよ」

春「一応」

若「仲よかったんだから」

春「そうだけど」

 (プルーープルーー)

春「出るかなぁ」

 (プルーー)

若「出ると思うよ」

春「出ないだろう。出ないでしょう」

 (プルーー)

若「出ないかな」

春「うん」

 (プルーー)

若「ちょっと出なそうだね」

春「あぁ、ほら」

 (ただいま電話に出ることができません)

春「出ない」

若「あーそうかぁ。いやぁ、まいったなー。解決しないなー」

春「もういいよ、別にそんな。20年以上前のことよ」

若「あそこがY字路だったね。谷口がそれを伝えてたら、俺はテニス部の子とつき合って、こんなクソみたいな20代過ごさなくて済んだんだよ、俺は」

春「うーん、まま、そぅ、まぁまぁ」

若「1秒たりとも思い出したくないよ、20代のことなんて。あいつのせいで!」

春「何とも言えないね」

若「何とも言えないってなんだ!お前にも責任あるんだぞ(笑)」

春「いやいや、私は関係ない(笑)」

若「お前にも責任あんだぞ。ふふふふ(笑)」

春「関係ないだろ!何が責任あるの?」

若「はははは(笑)」

春「その時はいなかったんだから。登場してないんだから」

若「はははは(笑)」

春「谷口と若林さんの話の中には」

若「ホントに知らなかったか?その話(笑)」

春「知らないよ!知らなかったよ!後から聞いたんだから。ま、谷口ならやりそうだなと思ったんだから」

若・春「あははは(笑)」

春「あいつなら(笑)不思議じゃないなって思ったけどね」

若「いやぁ、まぁ、しょうがないな」

 

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金銭感覚

 

オードリーのオールナイトニッポン 2016年5月21日

 

若「今週はどうしても舛添さんの話からに」

春「どうしてもってことはないでしょうよ! まぁ、お騒がせしているけども。私も注目しているけども」

若「あ、注目してんの?」

春「面白いじゃん」

若「金銭感覚のことだから?」

春「まぁ、そうだねぇ。面白いもんね。面白いっちゅうか、言い訳みたいなさ。家族がいる部屋で会議したとかさ(笑)。いやいやいやいやつって。もうさ、いやいやいやいやって思うじゃん(笑)」

(略)

若「金銭感覚とかって本当にどうしようもないよな」

春「まぁ、そうだね。わかる、わかる」

若「先週話したじゃん、結婚式の話とか。大変だろう? 結婚相手が六本木ヒルズのホテルで結婚式したいなんて言ったらどうすんの?」

春「いやぁ、もう成田離婚だよ」(笑)「……あぁ、その後か」

若「一回挙式を挙げるってこと?」

春「間違えた、間違えた(笑)。即離婚ということが成田離婚というので出ちゃっただけで」

若「あぁ、なるほど、なるほど」

春「間違えた、間違えた(笑)」

若「式場の案内をブライダルコーディネーターにしてもらってる時に離婚するっていうことだよね?」

春「婚約解消だね、だからね。式まではいけない。そこでずれてるなってわかっちゃったらさ」

若「この間さ、(いとう)あさこさんの番組で、モニタリングしながら喋る番組で、あさこさんと2人で喋ってて、「ちょっとこの子どう?」みたいな話になったのかな、あさこさんと。したら、「いや、僕ちょっと無理ですね。高いものを要求してきそうなタイプじゃないですか?この女の子」って言ったら「そう?」「いやぁ、なんか15万の指輪買えとか言われそうじゃないですか、誕生日に」つったら、「いや、若林、今、15万なんて全然買わなきゃダメだよ、指輪」みたいな話になって、「あ、そうなんすか?」「そら、向こうはそう思うよ」「あー、マジっすか。考えたこともなかったから」「それは若林の稼ぎからしたら買わなきゃダメでしょう」」

春「まぁ、そう言われるだろうな」

若「「あ、そう」みたいな話になったけど、どう?15万の指輪」

春「いやぁ、もうホントに、息が止まる」

若(笑)

春「そんなこと言われたら。でも、あさこさんの言うこともわかる」

若「そうそう。俺もそう聞いたらね」

春「それはわかるじゃん。それぐらいはさぁ」

若「それを、(舛添さんの)元嫁の人が言ってたじゃない。そういう金銭感覚の人だって。だから、そんなん言われちゃうよね、女性には」

春「まぁ、そうだ。変わらないもんねぇ、金銭感覚って」

若「あ、そうだ! そいで、それをびっくりしたっていう話をして、この間、オリラジの藤森君と飯食った時に、藤森君にも言われたもん」

春「なんて?」

若「「若さん、そんなこと言って、チョーかっこ悪いですよ、今の」。今と全く同じ話をしたの。15万の指輪。「マジか。じゃ、藤森君、どのぐらいのプレゼント買うの?」みたいな話して、いやぁみたいな話してたもん。したら、「若さんだったら、なんだったら30万ぐらいのなんか買わなきゃダメですよ、誕生日に」みたいな。「ウソでしょう!」みたいな話になった後、藤森に4切れで7000円の肉を頼まれたの。目の前で」

春「あ~最悪だね」

若「「このぐらい奢らなきゃダメですよ、後輩に」って言って笑いながら食ってたけどね(笑)」

春「なるほどね。上手いね、藤森君ね。その肉が食いたいからその前に話ししたんだろうな。30万と7000円だと、安く感じるからね、7000円の肉は」

若「いまだにそういう俺がいるよね」

春「それはそうよ。変わらんよ、それは。それは15万円の指輪を買えなくないじゃない。言っても。だけど、ほら。ねぇ」

若「いや、ちょっと待って。15万の指輪買えないよね?」

春「買えないよ。気持ち的に。昔よりは買えるけどね、経済的には。無理だよ」

若「相当ダメ。それは俺、ちょっと反省した。

それで、服も、なんだかんだ、結構ユニクロで買ってるわっていう話を」

春「あぁ、全然、十分、十分」

若「したら、「いや、若さん、ユニクロももちろんいいんすけど、こういうのも知ってないと」みたいな話にやっぱなるもんね」

春「だから、知らないだけだと思うんだけどね。いいものを」

若「藤森が、細~い、バイク乗りが履くみたいな、ライダースっぽい細~いズボン、上は大きめのTシャツで、下、細~いズボン、ピッタピタの足にズボン履いて、どこのブランドの靴?っていうハイカットのスニーカー履いてた。白く輝いてる。で、オーダーメイドのサングラスしてたわ」

春「はぁ~さすがだね(笑)」

若「あははは(笑)」

春「無理だもんね、それは。それがいいと思えないじゃない。いいと思ってたら、そういう格好とか、高いもの買うけど」

若「それは、買う人、買わない人っているからね。服はね」

春「しょうがないんだよ、いいと思えないから」

若「なあ」

春「いつか思える日が来んのかなとか思うけどね。来ないだろうな」

(略)

若「いろんなことが合理的なことを人間て瞬時、瞬時に判断してると思うの。みんなが」

春「はい」

若「だから、春日さんが台湾旅行を水口っちゃんと行って、足の裏がズルズルになるほどタクシーに乗らないで歩いたら、水口っちゃんは、もう春日と旅行したくないって言ってるんですよ」

春「うんうんうん。言ってたね」

若「春日はケチだっていう話を水口っちゃんが広報大使となって、宣伝大使となっていろんな人に言ってるわけですよ」

春「うんうんうんうん」

若「その水口っちゃんと旅行に行けなくなる。今、春日は水口っちゃんに干されてるから」

春(笑)

若「パラちゃんとばっかり遊んでるわけじゃないですか」

春「まぁ、そうだね」

若「この損失と、タクシーに乗らなかった損失が合うのかっちゅう話になってくるよね」

春「まぁ、そうだね。だから、その場での価値と、広く見たときの価値っていうのはやっぱりちょっと変わってくるっちゅうのはあるよね」

若「そうそうそう」

春「だけど、その場の価値でしか判断できないから」

若「はっはっはっはっはっ(笑)」

春「後から後悔するっていう人生。フッフフフ(笑)」

若「だから、俺の大好きな話だけど、春日さんがワックスを阿佐ヶ谷の商店街で探してて、1円でも安く買いたいから、その前にカロリーメイトを大量に買って籠に入れたまま買い物してて、ワックス1円でも安く買いたいから、5店舗、薬局を回ったんです。一番安いワックス買いに。その間にカロリーメイト全部盗まれてたっていう話があるわけじゃないですか。あははは(笑)」

春「そうだね」

若「はっはっはっはっ(笑)これはホントに、今から始める昔話になる話です」

春「だから教訓だよね。昔話とかイソップ童話みたいな(笑)、こうなると」

若「これ、ちょっと絵本にして売り出そうぜ。オードリー絵本として。はっはっはっはっ(笑)」

春「そうだね。お互い、昆虫とかにしてさ(笑)」

若「これはどっちが得だったんだっていう話ですね。有名な話があるじゃないですか。ケータイ1円でも安く買いたいから、インターネットで調べ倒して、関東で一番安いスマホの売ってる店を発見して、原付で西船橋まで行って買ってる間に駐禁切られてたっていう(笑)」

春「はいはい」(奥田氏(笑))

若「駐禁の罰金といろいろ合わせると、はははは(笑)」

春「時間と労力と違反金と」

若「だから、時間も機会費用になるわけじゃないですか。考えると」

春「うん、そうなんだよねー」

若「そうすると、春日さんはちょっと損してる可能性もあるね。交遊関係とかも干され倒してるわけですから」

春「クッ(笑)ま、でも、それはそうよね。広く見たら損失。でも、それが難しいよね。そこをある程度按配というか、この辺で勘弁してやろう、みたいなところを作んないとね。目の前の損得で考えると、後から痛い目に遭うっていうのは、わかってんだけど、やっぱり、うん、目の前のことで判断しちゃうからねー」

若「はいはいはいはい」

春「難しいよねー」

若「難しいよなぁ、金銭感覚はな」

春「金銭感覚は難しい。変わんないな」

若「変わんない?」

春「変わらんなー」

若「変わんなさが凄いもんね。いまだに阿佐ヶ谷住んでるしね」

春「まぁ、そうだね。風呂無しのアパートに住んでるっていうのは、そういうことでもあるよね」

若「あぁ、そうだよね。でも、そう言えば、お前の家のロケもだいぶないな」

春「ウフー(笑)ないね。それはないだろう。ハハハハ(笑)それはもうないよ。もうとるとこないもん」

(略)

 若「靴が10万なら、2万の靴買って、8万でグアム行きたいんだよね、俺。それだけの話」

春「わかる。それはでもそうよ。そっち側だけども、私も。でも、10万の靴がいいっていう人もいるっていうのは、理解はできてきたよ、最近。理解っちゅうか、そういう人がいるんだっていう(笑)。理解はできないけどね」

(略)

若「まぁ、難しいよなぁ。そう考えるとな」

春「収入が増えようが減ろうが、まぁ、変わらんだろうなぁ」

若「減っても生きてるから凄いよな、お前が凄いのは」

春「それなりにね」

若「うん」

春「だから、それはお金の価値観みたいなのが上がってないからじゃない?」

若「あぁ」

春「上がってたら、下げるの、それこそ舛添さんじゃねーけど大変だと思うよ(笑)。ファーストクラスで行くのが当たり前と思ってたら。いやぁ、エコノミーすか?ってなっちゃうじゃん。下がんないよ、上からは」

若「下がんないよな、あれってな。あれってそうだよな」

春「上がってないから大丈夫よ」

若「いやぁ、金銭感覚ってなぁ、変わんないよな」

春「変わらんよ」

若「一番結構大きいよな」

春「大きい、大きい」

若「例えば、つき合ったり、結婚相手とか」

春「一番。当たり前じゃない。同じじゃないと」

若「それ考えたら、ホント無理だわ」

 

 

イソップ物語ならぬカソップ物語で私が好きなのは、粗大ごみ置き場に出されていた洗濯機を苦労して運んで、洗濯しようと水道をひねったら、洗濯機の底から水が漏れて、1万5000円を払って引き取ってもらったという話(笑)。

黒豹氏との思い出話も。焼き肉はサンチュに巻いて食べろという黒豹氏に、肉は肉のまま食べたいと反抗したという話。