夏まゆみさんとももちと

伊集院光とらじおと 2016年5月12日

 

伊集院「ここからはゲストをお迎えして、ゲストにまつわる「○○と」についてお話を伺います。「伊集院光とらじおとゲストと」のコーナーです。今朝はダンスプロデューサーの夏まゆみさんをお迎えしました。よろしくお願いします」

夏「おはようございます。よろしくお願いします」

ももち・有馬「よろしくお願いします」

伊集院「すいません、ももちの様子が急に変わったんですけど」

ももち「ちょっと背筋伸びます(笑)」

伊集院「会うのは何年ぶり?」

夏「何年ぶりだろう」

ももち「先輩のライブのステージングを夏先生がされていて、それを遠目で見たりとか、なので、直接お会いするのは、ドリームモーニング娘。っていう、中澤裕子さんとか安倍なつみさんとかが、またモーニング娘。をやろう、みたいな時だったので」

夏「あれが5年前」

ももち「4~5年前」

伊集院「そもそも、もう本当にちっちゃい時ですか?一番最初に」

夏「ちっちゃいとかそういう問題じゃないぐらい子どもでしたね。本当に子ども。ハロプロキッズっていう、女の子、子どもたちが集まったユニットだったんだけど、ユニットということじゃなくて、子どもたちっていう感じ(笑)」

ももち「ほんとに」

伊集院「でも、その子どもたちが、CMの合間とか、私、もう教える立場なんで、みたいな、ジェネレーションギャップが、とか、抜かしてますよ」

夏「びっくりしました。聞いてて、外で」

ももち「やだぁ、聞いてました?(笑)」

伊集院「子どもの中でも、一応、項目の中に「夏まゆみさんとももちと」というのがあるので、ももち、どんな子だったですか?」

夏「その時、15人ぐらいいたのかな?」

ももち「はい。モーニング娘。の妹分オーディションというので受かったハロプロジェクトキッズは15人。そう、15人ですね」

伊集院「10歳?その時」

ももち「10歳です」

夏「そうなんですよ。なので、その時はね、全然叱ったり、怒ったりしてなくて、フォーメーションを作るのに名前を呼ぶだけで泣いちゃうぐらいの子たちだったんだけど」

伊集院「そうなんだ」

夏「でも、嗣永はわりと大人しく見えましたね。すっごい子どもがいたんです、本当に」

ももち「小学校1年生の子とかもいて、6歳とか。の中で10歳なので、その集団の中ではわりとお姉さんのほうだったんですよ」

夏「なんかね、そんなに目立った記憶はなくって、大人しい感じの子だったと思います」

伊集院「いつも思うんですけど、僕らも、例えば教育テレビで、子役とか子どもの子と仕事したりとかするんですけど、たぶん、テレビで見た夏先生は、怖いと思ってると思う」

夏「そうですよね」

ももち「怖い、怖い、怖い、怖い」

伊集院「それ以上に、親が絶対、怖いよって言ってるし、何かあったら辞めさせられるんだよ、ぐらいのプレッシャーをおそらく与えてると思うんですよ。でも、子どもって、プレッシャー与えてもあんま、まして踊らないでしょ?」

夏「いや、ホントです。そのプレッシャー与えてるっていうのは、お母さんや、テレビの演出であって、実際に会うと絶対怖くないので」

ももち「え?」

夏「それはわかってる。……えっ?て、おい!こら!おい!おい!」

ももち(笑)

夏「そうかぁ、嗣永は怖いのか、やっぱり」

ももち「愛情がすごく見えるんですよ」

伊集院「どっちかというと、今みたいに「えっ」っていうリアクションができるのは、たぶん本当は怖くないんだなって思ったの。逆に、今のフォロートークの「愛情が少し見える」っていうのは、やっぱり怖いのかな、みたいな、逆に出るんですけど(笑)。テレビってわかりやすくするから、あの頃のあの番組、ASAYANとかだと、泣いてるとこつなげたほうが面白いんだよ。怒ってるとこと泣いてるとこついなげたほうが。だから、きっと強弱あると思うんですね。

子どもはどうするのが、今、それこそ子育てとか、それにも関係すると思うんですけど、子どもを指導する時っていうと、どんなアプローチですか?」

夏「大人と違うところは、子どもに関してはちょっと厳しくしないと。子どもって、ワーッとなったりして言う事を聞かないんだけど、それを野放しにしておいたほうが楽なんですね。そうすると、最初は楽しんでやってくれるんだけど、そのうち、それに慣れたときに、全く言う事を聞かなくなるんです。だから、最初にちょっと厳しさを与えておかないと、あ、先生、これをしたら怒られる、これをしたら叱られるというのを、まずは知らせておかないとダメですね」

伊集院「すっごい興味深いのは、僕はたまたま仕事の1回だけで会う子たちだから、むしろ叱らないほうが、元気な時につき合えるんです。伸び伸びやれる時に。でも、それは長期スパンで教育を考えたらダメなんですね」

夏「そうですね」

伊集院「その飽きた時にたぶん制御が効かなくなっちゃうから、長く教育で考えたら、最初はちゃんと、これはやったらダメだ、は、やらなきゃダメだ」

ももち「言い方が、でも、難しいですよね。今の子たちって怒られ慣れてないなっていう印象を」

伊集院「よくお前、先生の前で「今の子たち」って言うな。その度胸、すごいな」

ももち「今の子たちは怒られ慣れてないなって」

伊集院「先生からしたら、今の子の一人だ、24ぐらいじゃ(笑)」

ももち「まあまあまあ。なんですけど、一応ほめてから怒ったほうがいいのかなとか」

伊集院「一応グループの中では指導者役だから、そんなこと考えるみたいですよ」

 

夏「いやあ、私は今、嗣永の言葉が私は感動的で」

嗣永「えっ?」

伊集院「泣きそうじゃないですか」

夏「もうほんと」

ももち「何でですか?」

夏「あの子がここまで、みたいな」

伊集院「本当にちょっと泣いてる」

ももち「夏先生―!」

夏「いやぁ、すごい!」

伊集院「世間の印象は、みんな、モーニング娘。を泣かせるほうですからね(笑)。指導者は、でも、それはあるんでしょうね」

夏「ねぇ、大人になってうれしい。ほんと感動してますよ」

ももち「照れますね、なんだか」

 

伊集院「「夏まゆみとオーディションと」。オーディションの選考委員をやるじゃないですか。どういう子を採ろうと思うのか」

夏「一応私がやる場合は、ダンス審査も入っているんですけど、ここで本当にこれからもこの業界とかを目指す子たちに言っておきたいのは、ダンスは練習すれば必ず誰でも上達するので」

嗣永「おお~」

伊集院「先生、俺の目を見ておっしゃいましたけど、俺でもですか?」

夏「はい。絶対。練習すれば上達するので、ダンスが上手い下手では絶対選ばないです。で、課題を与えるわけなんですけど、その課題に対して取り組む姿勢とか、そこで取り組んでいる姿を見て、そこに可能性が見える子を選んでいきます。だから、逆に言うと、下手な子を選んじゃうぐらいかもしれないですね」

伊集院「むしろ、今まで勉強して型ができ上がっちゃっている子じゃなくていい」

夏「はい」

伊集院「一生懸命覚えたり、それこそ踊りたいという意識があれば、そっちでいい」

夏「そうですね。よく見せようとするよりも、今の自分を素直にさらけ出す子のほうがいいと思います」

伊集院「有馬君大きくうなずいてるね」

有馬(笑)

 

有馬「やっぱりありのままを見せたほうがいいんですね」

夏「いいですよ。絶対。そのとおりです」

ももち「ただ、ありのままって難しくないですか?(笑)」

夏「それは、嗣永、作ろうとしているからだよ。ありのままを出せばいいんだよ」

伊集院「そうだよ。ありのままを出したまえよ!」

ももち「えーっ。でも、やっぱり鏡とかを見ていると、自分はこの角度が可愛いなとか、いい意味で研究したりすると」

伊集院「というか、ももち、作り過ぎですよね、絶対ね(笑)。僕、ラジオのオーディションの時に思ったのは、この人はまじめで頭がいいと思って、実は少し不器用だと思う。器用だと思われてるけど。って思ったんですけど、そっちですよね?」

夏「うん、そう。でも、もうそろそろいいんじゃない?出しても」

伊集院「出しましょうよ、そろそろ」

ももち「いえ、もうこのままですよ(笑)。ありのまま(笑)」

 

ももち「昔、夏先生だったか、ほかのダンスの先生だったか、ちょっと記憶が曖昧……」

伊集院「ずいぶん失礼なトークの切り口だな(笑)」

ももち「ちょっと曖昧なんですけど、本番、緊張するというのは、練習をしっかりして自信があれば、緊張せず楽しいだけだ、っていう言葉をいただいたことがあって」

夏「それは夏だな」

ももち「じゃあ、私、夏先生に昔言われて教えていただいたんですけど」(笑)

夏「もお~!(笑)」

ももち「そういう言葉をいただいた時に、私、いま緊張してるのは、練習が足りなかったのかなとか、いまだに思ったりとかするんですよ」

夏「素晴らしい!」