ユーチューブ、お芝居、漫才

 

中川家オールナイトニッポンPremium 2018年12月4日

 

礼二:どう思ったの? 決勝3組、ジャルジャル、和牛、霜降り明星は。

(中略)

剛:ジャルジャルってユーチューブ観てる感覚やんな。和牛はお芝居観てる感じ。唯一、霜降り明星が漫才っていう感じやったから。

礼二:そやねんね。だから、和牛凄いんやけど、前半は全く笑いなしで。

剛:怖かったなあ、あれ。

礼二:あれは、去年わかってるけど、やっぱ怖いし、そこは4分の中やから、最初にドンと掴むっていうのが僕は好みやったからね。

剛:掴み、本ネタ、オチって、何となくわかるやん。4分しかないからさ。

礼二:そうそうそう。そういうことやねん。

剛:でも、それ考えてもブラマヨ出た時なんて、あれも2分ぐらいシーンやもんね。

礼二:シーンやってん。

剛:怖いよね。

礼二:そやけど、とれるときにとったからね。だから、和牛もこのままいったら笑い飯のような感じになるんちゃうか。

剛:霜降り明星だけやねんな、自分の心の中から喋ってるのが。和牛は作ってんのよね、やっぱり。ジャルジャルはもっと作ってるやんか。自分の魂じゃないのよね、言葉が。

礼二:はいはいはいはい。わかる、それはようわかる。

剛:自分が言いたいことではないのね。なんか借りてきて喋ってる感じがするから。

礼二:そうね。基本、俺らもそうやけど、これどうしても言うておきたいとか、聞いてくれ、みたいなのがあるわけやんか。そっからネタ作っていくやんか。

剛:だから自分が言ってるって伝わるやん。言いたいこと、これの、あれの悪口言いたいっていうのを漫才に乗せて言うわけやから。

礼二:霜降りなんかでも「走馬灯のように」とか言うて、「あ、こんな道に出るのか。しょうもない人生」のくだりのとこあったやん。あれ絶対そういうの言いたかったっていう。

剛:自分が思てる言いたいことをそれに乗せてるわけやんか。心の叫びや、ちゃんとした。ただ、和牛とジャルジャルは、心の叫びではないのかなあ。

礼二:面白いことは提供してんねんけど。

剛:そうそうそう。それは皆基本一緒やねんけど。

礼二:そこでじゃあ優勝するためにはってなると。

剛:あ~あ……。

礼二:おい!

剛:ごめん、もう我慢できへん。もう真面目な話……。

礼二:俺らが言うからって、これ聞きたがってる人もおるんやで。

剛:もうごめん。

礼二:もう終わり?

剛:明石家さんまのせいです、これは。

礼二:はっはっはっはっ(笑)

剛:あの人に洗脳されて、真面目な話を途中で飽きるっていう。(笑)

 

 

どんな気持ちで

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年12月1日

 

若林:あのぉ、この間さ、めちゃくちゃ面白い番組発見して。

春日:あー、いいね!

若林:あのぉ、ま、うーん「いや、若林さん」て言われるかもしんないけど、あの、『プロフェッショナル(仕事の流儀)』って知ってますか?

春日:いやあ、若林さん……。ナイツのネタじゃないんだからさ。できないよ、土屋君の役はわしは。

若林:ふふふ(笑)絶対「知ってるよ」って言うもんね。

春日:フハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:フフフフ(笑)

若林:はははは(笑)

春日:知ってる……ほんと、そうよ。「知ってるよ」だよ。

若林:知ってるよ!

春日:知ってるよ!

若林:ふはははは(笑)

春日:塙君の聞き方ね?

若林:うーん。

春日:ハハハ(笑)知ってますか? フフハハハ(笑)知ってますよ、もちろん。

若林:大吉さんとね、仕事一緒になって。あの、『IPPONグランプリ』って知ってますか?

春日:知ってるよ! フッハハハハハハ(笑)

若林:一緒になって。

春日:はいはい。

若林:空き時間にね、大吉さんに「若林君、内藤哲也の『プロフェッショナル』観た?」って。プロレスラーの。

春日:うんうん。

若林:「あ、観てないっす」って言ったら「いやもう、凄いよかったよ」って。

春日:へえ~。

若林:「観て」って言って、そんな話してたら収録がまた再開して、っていうことがあったんだけど。『プロフェッショナル』ってドキュメンタリーなのよ。

春日:(笑)そうね。はいはい。

若林:俺ね、プロレス観にいくようになって4年ぐらいなんだけど、内藤哲也って、いわばヒールなのよ。悪役なのよ。

春日:ふーん。

若林:悪役だよね、今は。今は。

春日:ふーん。

若林:で、ドキュメンタリーじゃない、『プロフェッショナル』って。だから、悪役というか、ヒールなのに、見せんのかなあと思って、裏側を。

春日:ああ、なるへそ。

若林:普段一生懸命やってるとことか。

春日:なるほどね! まあ、ヒールだったらあんまり見せないほうがっていうふうに考える人もいるかもしんないね。努力してる、みたいなことを。

若林:そう。で、これ、ほんとに、だんだんプロレスっていうか、言っていいんだろうな、きっともう時代的に。内藤が真面目なことはもう知ってるのよ。これ難しいよね、喋り方。

春日:まあ……。

若林:いいんだよね?たぶんもう今の時代は。内藤って、ほら、正義というか、正規軍というか、正統派の、レスリングの才能がある、凄い運動神経と才能という選手だったからさ。ベビーフェイスだったから、もともと。

春日:はいはい、転向したわけね。

若林:凄い真面目で、めっちゃプロレス愛してるの知ってんだけど、ある日を境にヒールになったんですよね。

春日:なるほどね。

若林:で、俺、4年前好きになった時は、内藤がまだベビーフェイス。正義というか、正統派だったのよ。

春日:はいはいはい。

若林:観に行ってて、まだ全然知らないから、「凄い動きするプロレスラーだな」って思ってたけど、なんかね、なんかね、人気がないっていうかね、ほかの選手より盛り上がってる感じじゃなくて、なんかね、ブーイングすらされてる時あって。

春日:へえ~、あ、そう。

若林:で、すっごいプロレス詳しい人に「何でなんですか?」みたいに聞いてたの。なんか気になってたんだろうね。優勝戦線にも絡んでくるし。

春日:強いは強かったわけね。

若林:だけど、なんか人気をあんまり感じなかったのね。

春日:強さのわりに。

若林:わりに。そうそうそうそうそう。で、2015年だったと思うんだけど、観始めて1年ぐらいした時に、メキシコ行ったりすんじゃない。修行というか。

春日:はいはいはいはい、まあ、あるわね。プロレスラーだからね。

若林:メキシコ行って帰ってきたのよ。したら、西さんが、西さんとよく内藤の話とかしてたから。

春日:作家のね。

若林:小説家の西加奈子さんとね。話してて、プロレス大好きだから。「若林君、内藤凄いで」「どう凄いんですか?」「それ、観に行ってみたらええわ」みたいな。「若林君童貞やんな」みたいな感じで。で、俺1人で後楽園ホールに観に行ったの。したら、ベビーフェイスの正義の内藤が、選手入場、3対3の試合だったと思う。入場した時に、全然ちゃんと歩いてこないの。めちゃくちゃ遅いのよ。Tシャツ着たままで帽子を被って。もう終わってんの、自分の入場曲。でも、まだ通路の半分ぐらいまでしか歩いてないの。

春日:遅いなあ。

若林:(笑)お前が言うな!

春日:早く出てこいよ!

若林:お前が言うな!

春日:早く!何やってんだよ! ハハハハ(笑)

若林:でも、そういった面でも感情移入してたのかも。

春日:ハハハハ(笑)

若林:自分だけこうやって、試合始まってんだけど、まだ真ん中辺歩いてんの。

春日:へえ~。いいねえ。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:いいじゃない。

若林:それで、試合3対3でワーッと始まってんだけど、1人エプロンのところで、リングの。座って帽子被ったままロープに。試合しないのよ。

春日:おお。あれ?どうしちゃったのよ?

若林:それで、パイプ椅子を出して、リングサイドっていうか場外に置いて座って、腕組みして試合ずっと……。

春日:何やってんの?それ。怒られるよ、それ。

若林:その後、俺観てたんだよ、後楽園。その後、背中とかボコボコにされて。

春日:されるの?

若林:うん。ボコボコにされて。

春日:まあね、座ってたら、そらあ、されるわな。

若林:そのまま試合終わったの。

春日:えっ?

若林:Tシャツ脱がないまま、帽子も。

春日:それ、抵抗はしないわけ?

若林:なんかやられてた、とにかく。試合しないで。

春日:終わっちゃったの、それで、それ何なの?その試合。

若林:なんか、「内藤どうした?」。ブーイングでもない。どうしたの?みたいな。

春日:まあ、そりゃ戸惑うよね。

若林:正義だった人が。それで、でも俺は、隣のサラリーマンがね、今でも覚えてるけどね「内藤もなあ……」みたいなことを言うじゃん。言う人いるじゃん。

春日:まあまあ、プロレス好きだったら。

若林:枝豆食いながら言ってて、枝豆をはたき落したいぐらい、どういう思いでメキシコから帰ってきてゆっくり歩いてるか。

春日:うん。

若林:俺はほら、ゆっくり歩き出した奴のこと知ってるから。

春日:ハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:ある日急にね。

若林:ある日急に。ははははは(笑)

春日:急に歩みが遅くなった奴。

若林:そうそうそう(笑)。

春日:ハハハハ(笑)

若林:それにどんな覚悟があるかと(笑)。

春日:なるへそ。

若林:で、また観に行った時も、また全然歩いてこない。Tシャツ着たまんまで、試合しなかったのよ、ほんとに。帰ってきたばっかの時。

春日:はあはあはあ、何なのそれ?

若林:心ない野次よ。「内藤!キャラ変えんのかー?」って。

春日:ハハハハ(笑)

若林:試合中。俺、もうほんとに、よくないよね。俺もう、ネタ見せ。事務所の。知ってんのよ。急にピンクのベスト着た奴が先輩にネタ見せ中に、後ろで「ああ、あれは裏だな。迷走してんなオードリーな」とか「オードリー迷走してんな」とか言ってた先輩を知ってるわけよ。

春日:はいはいはいはい。

若林:でも、どんな覚悟があってね。

春日:うん。

若林:ははははは(笑)

春日:もみあげを剃り落としてね。

若林:もみあげを剃り落として。

春日:フハハハハハ、ハハハハハ(笑)。

若林:言われてね、「ゆっくり歩け」って言われて。

春日:言われて。

若林:胸張って、訳もわからないまま。

春日:訳わかんないまま、まあまあ、でももう、コイツ自身も「もういいや」と思ってる部分もあるし。

若林:俺はその時に考えるの。今、ヒールといえど、芸人もそうですよ。裏では優しい。すぐ、すぐバレる時代、何がヒールかって、やっぱ試合しないことだなと思うのよ。

春日:なるへそ。

若林:俺、ボケからツッコミに変わって、ボケっていう人を客観的に観るようになったじゃない。

春日:うん、うん。

若林:漫才、春日とボケ、ツッコミ変わって。

春日:へい、へい。

若林:したら、お客さん、お金払って笑いたくて来てると。

春日:うん。

若林:その人に対してボケが明るく笑顔で「はい、どうもよろしくお願いしまーす!」って言ってボケるわけないなって思ってたのよ。

春日:なるへそ。

若林:変なこと言う人なのに。

春日:うん、そうだね。物事をよくわからなかったりする人だからね。

若林:ちゃんと歩いてくるはずがないと思ったの。客観的にボケの人を思ったら。

春日:なるへそ。うん、うん。

若林:「ゆっくり歩いてね」つって、正直、最初の頃は、2分ぐらいたってから袖から出てきてたんだけど。はっはっはっはっ(笑)内藤よりも全然遅いんだけど。はっはっはっはっ(笑)

春日:そうね。

若林:で、「たぶんいろんな思いがあって」という思いがあるわけじゃん、俺に。

春日:うん。

若林:で、『プロフェッショナル』はね、それ、どうやって裏は、出すのかな、出さないままなのかなと思いながら、大吉さんとそこまで話さず、家帰ってきて観たの、すぐ。

春日:うん、うん。

若林:したらさ、アバンみたいのあんじゃん。最初の「今日、内藤選手をやりますよ」みたいな。

春日:はいはいはいはい。

若林:したら最初に、ゆっくり入ってなかなかリングに辿り着かない内藤が、だよ。

春日:うん。

若林:誰よりも会場入りが早かったんです。ヒールの内藤が。

春日:ほう。

若林:誰もまだ、開場してない、お客さん誰もいない、選手も誰もいない開場に1人でスマホ持って入って、バシバシ会場の写真撮ってんのよ。

春日:どういうことなの?それ。

若林:花道からリングをバシ…何枚も写真撮って、今度バーッと2階席走ってって、2階席からリングの写真撮ってんのよ。

春日:何?どういうことよ?

若林:それは。

春日:うん。

若林:5歳の時からプロレスファンだから、プロレスを愛しすぎて、花道の映像とかはレスラーしか写真撮れないじゃないですか。

春日:はいはい。

若林:だから、誰よりも会場へ早く来て写真撮って、お客さん入って、自分の試合でゆっくり歩いてきてんのよ。したら、俺もう、年もあるんだと思うんだけど、あと、感情移入もあんのかな、アバンで号泣してたのよ。

春日:早いな! 泣くのが。

若林:映すんだ!と思って。

春日:まあ、でも、そこはそうだね、ちょっと恥ずかしいというか、出したくない部分、なような気もするね。

若林:アバンで泣くなんか柴田理恵さん以外いないじゃん。でも、俺もう嗚咽。ティッシュ持って。「誰よりも会場へ早く入る」ポーン♪みたいの出て。はっはっはっはっ(笑)

春日:まあね、『プロフェッショナル』だからね。

若林:うん。で、インタビュー、車の中とかですんじゃん。『プロフェッショナル』。したら、ヒールの内藤がだよ、プロレスってこうですか?とか質問に対して、「お客さまは誰を観たいかって」つって、客に「お客さま」って言うの、絶対。で、「お客さま」って絶対ちゃんと言うのよ。俺、それもなんか泣いちゃって。

春日:ハッハハハ(笑)そこで?

若林:うん。

春日:何をもっ…何に感動したの?そこ。

若林:いや、あの内藤が「お客さま」って思ってるのに試合しないでストンピングだけされて帰ってったって、どんな気持ちでね、その、なんか、再出発というかね、ヒールターンというか、してた。どんな気持ちで胸張ってピンクベスト来て、もみあげ落して。

春日:うん。

若林:トゥ、トゥ、トゥースって言うの?(笑)

春日:あんなね、恥ずかしい。

若林:確かに共通項あんのよ。内藤も会見終わる時に「アディオス」って言うんですよ。

春日:ハハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:やっぱね、歩みが遅い奴は共通の部分が結構多いんじゃない?(笑)

若林:試合終わった後も、疲れてるけどジム行って筋トレするんだって。そのほうが疲れが残らないことを発見したから。

春日:へえ。

若林:ジムでね、黙々と筋トレしてんの。「これやらなくなったら引退の時ですかね」とか言いながら。

春日:なるへそ。

若林:でね、筋トレ終わるじゃん。ベンチあるじゃん。それをね、めちゃめちゃきれいに拭いてんのよ。

春日:はー!

若林:内藤が。

春日:はいはいはいはい。

若林:もうね、タオルで泣いてた、俺。タオル持って。

春日:何に泣いてるわけ?それ。

若林:いや、何にかね、もうわかんないぐらい、ずーっと泣いてんだ。『プロフェッショナル』。アバンから。いや、わかんなかった、理由が。

春日:プロレスに真面目に向かってるみたいな?取り組んでるというか。

若林:いや!

(春日:真面目にというか、真摯に。)

若林:あのね、たぶんね、それはたぶん全選手そうじゃん。

春日:まあ、そうだね。

若林:だけど、「どんな気持ちでね」って思ってるのかもね。

春日:腹の括り方が凄い、みたいなことかな。

若林:いや、こんないい人で、いや、いい人なのはわかっちゃってんだけど、ヒールになった時から。こんなねっていう、全部映してるし。

春日:プロだな、それこそプロフェッショナルだなっていうところに感動してるっていうことなのかね?

若林:まあ、でもね、ごめん、ちょっと違うわ、ごめん。

春日:違うの?

若林:違うんだけど、いいや、これはいいや。

それで、後輩の試合観てんのよ、スマホで。まだまだ新人の子の。

春日:うん。

若林:で、これがね、先輩としてアドバイスしたいからじゃなくて、「なんか、この子の試合観てるとワクワクするんすよね」みたいな。「イチファンとして試合を観てます」って。

春日:へえ~。

若林:あの内藤が言うのよ。あのベルトを巻いた時に、ベルトを放り投げたんだよ。

春日:めちゃくちゃすんな!それ。

若林:階段あるじゃん、リング上がる。あの階段に金属のとこバーン!と叩きつけた。ベルト取って。

春日:なんじゃ……。

若林:俺もさすがに、中邑真輔とかが巻いてたベルトだったから、さすがに俺も、ちょっと、ちょっとやり過ぎじゃないかなって思ってた時期もあんのよ。

春日:それはやり過ぎですよ、悪い奴だよ、そいつは。

若林:その内藤が後輩の試合をイチファンとして観てんだよ。もうね、俺ね、もうね、ソファに顔を埋めて泣いてたのよ。テレビに背中向けて、顔を。ウーーッて泣いてたの(笑)。

春日:観てないじゃん、全然。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:何なんだ?そんな泣く?だって。

若林:実家帰ったら、5歳から観てた時のチケットの束。

春日:あー、はいはい。へえ~。

若林:輪ゴムで止めてあんの出てきてさ。

春日:凄いね、それ。

若林:入門するまでの。そんなん見せられて、泣くじゃん。

春日:まあまあ、そうだね。何となくわかるわ。

若林:歓声、どうやったらお客さんに受け入れられ、人気出るかな、歓声上がるかなっていうの、お客さんの反応ばっかり気にしてたと。最初は正義、ヒールターンする前は。

春日:うんうん。

若林:メキシコ行ったら、メキシコのプロレスがめちゃくちゃで、やりたいことをやりまくるんだと。メキシコのレスラーは。

春日:へえ~。

若林:それを感じて自分もやってみたら、すごくしっくりきて、それで、覚悟をもって日本に帰ってきて、それをやったと。俺、それも号泣ね。ずっと泣いてんだけど、顔を覆って泣いてんのよ。泣きすぎて。で、俺ね、わかったんだけど、まあまあ器用に上手くいってた人が壁にぶつかる話好きなのね、たぶん俺。

春日:ああ、そういうこと?

若林:『モンスターズ・インク』、『モンスターズ・ユニバーシティ』とか、あと『ピンポン』のペコとか、まあまあ器用にやってた人が壁にぶつかって、それ以上進めなくなって、自分がやりたいことを見つけて再出発したら、たぶん俺泣くのよ。

春日:ああ、それはもうツボというか、ポイントなんだね?

若林:で、また、それでさ、最後に聞くのよ。『プロフェッショナル』側が。「プロフェッショナルって何ですか?」って聞くのよ。最後に。

春日:いや、そういう番組なのよ。うん。

若林:曲がまたいいね。

春日:いやいや、今さら?(笑)

若林:スガシカオって知ってますか?

春日:いやいやいや、知ってるよ!(笑)

若林:「プロフェッショナルって何ですか?」で流れるのよ、『Progress』が。俺、もうダウンロードした。すぐアプリ。『Progress』のプレーンバージョンとピアノバージョン両方。

春日:遅いだろう!今。遅いというか。

若林:♪テレレレレレレレ、テン、テテーン♪て。ポーン♪「プロフェッショナルとは何ですか?」♪ぼくらは位置に♪ ね、始まるの。

春日:一番いいところよ、最後の最後。

若林:♪横一列でスタートをきった~♪ したら内藤がさ……。

春日:早く教えてくれよ!なんつったのか。

若林:「プロレスラーが夢を見てなければ、お客さんも夢見れないじゃないですか」って。

春日:うん。

若林:♪ずっと探していた~理想の自分て♪ もう俺、あ~~~~~~!って言って泣いてたんだよ(笑)。

春日:それちょっと、それはもうおかしいよ、そんな声あげちゃうぐらいは、もう。

若林:それで、俺ね、夢見るのやめてるのよ、ここ数年。

春日:夢見るのやめてる?

若林:うん。

春日:どういうことですか?

若林:ショックだから。夢見ると。

春日:ああ、それが叶わなかった時に?

若林:うん。同世代で楽しいことができるとか思ってたら、番組終わった時、めっちゃショックだから、夢見るのはやめて、目の前の仕事をちゃんとやろうと思ってんの。

春日:なるへそ!

若林:でも、内藤が「夢見なきゃダメだ」って言うから、もう俺、ソファの溝のとこに顔を埋めて、もうク○ニみたいに顔を埋めて。

春日:何してんだ!

若林:ベロベロベロベロ!つって。

春日:それはもうリングスじゃないのよ。

若林:それこそね?

春日:それこそ、もう、それは話変わってきちゃうよ。

若林:ガチのリングスになったのよ。

春日:ソファにリングスだよ、それは。『プロフェッショナル』のそんないい番組に感動した奴が(笑)。

若林:で、ずっと泣いてたの、俺『プロフェッショナル』の最中。

で、ゴンちゃんと散歩してんだけど、「いや、俺ずっと泣いてた番組があってさ」、今日ここまで春日にしたとおり、まんま同じ尺で喋ってる最中にさ、もう俺泣いちゃって(笑)。

春日:話してて思い出して?

若林:ゴンちゃんに話してても、感極まって泣いちゃってさ。

でさ、南原さんさ、プロレス好きじゃん。

春日:はいはいはい、そうね。

若林:『ヒルナンデス』水曜日で本番前に袖で南原さんにさ、「南原さん、内藤の『プロフェッショナル』観ました?」つって。大吉さんが俺に言ったのと同じ。そしたら、「観た」。

春日:ああ、さすが、やっぱり。

若林:「めっちゃよかったっすよね?」つって。「よかった」。南原さんが、内藤選手に、最近かな、会ったんだって、仕事で。

春日:へえ~。

若林:したら、凄いキラキラした目でさ、「猪木さんと坂口さんの時と今ってどう違いますかね、プロレスって」とか、凄い南原さんずっとプロレス好きだから、聞いてきたんだって。リアルタイムの。それ、本番前に聞いて、俺泣いちゃって、また。

春日:何に対して泣くのよ?その話の。

若林:いやあ、そうなんだよ。

春日:もうなんかちょっと緩んでるんだろうね。そんだけ、一番組で丸々泣いてるから。ハハハハ(笑)

若林:その日さ、水曜日、『ヒルナンデス』の後の仕事も終わって、俺、カラオケ行ってさ、ずっと『Progress』歌ってた、1人で。泣きながら(笑)。

春日:それ、どういうことよ?(笑)内藤選手がよかったんじゃないじゃん。もう曲の、もう訳わかんないことになっちゃってるじゃん、もう(笑)。曲のファンになっちゃってる。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:内藤選手ありきだったから感動したんじゃないの? もうもう、だからもう、条件反射じゃないけど、もう染みついちゃったんだろうね(笑)。

若林:そうそう(笑)。

春日:曲を歌ったら、内藤選手の言葉とかも思い出す、みたいなスイッチになっちゃったのかな? 感動のね。曲が。

若林:そうかもしんない。それでなんか、ずっと『Progress』聴いてんのよ(笑)。

春日:ハッハッハッハッ(笑)

若林:この1週間。

春日:そうだろうね。パッと今も歌詞、バーッ出てきたしね。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:これは本当に聴いてる人のボケだなと思ったもん。ハハハハ(笑)出ないよ、そんなちゃんと歌詞が。

若林:でも、歌詞がめちゃくちゃいいのよ。知ってる? スガシカオさんて。

春日:知ってるよ!(笑)

若林:ははははは(笑)

春日:ハハハハハ(笑)

若林:いい番組だよね~『プロフェッショナル』って。

春日:そうだろうね。

若林:あれは観たほうがいいですよ、皆さん。

春日:だから続いてるんだけどね。

若林:ははははは(笑)

 

 

ゆにばーす×千鳥

 

M-1打ち上げ 2018年12月2日

 

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ノブ:いいよ、いいよ、いいんだよ。

大悟:何を2人で喋っとんねん。

ノブ:ゆにばーすが、結果的に、順位的には最後やったの?

川瀬名人:うん、まあそう。ぶっちぎりのドベっていうことで。

大悟:1回ぐらい取っとったほうがいいんや。

川瀬名人:ドベは?(笑)

大悟:わしら2回取ったんや。

ノブ:2回取っとる。

川瀬名人:ハハハ(笑)

ノブ:最下位2回取ってるんやで。強なるよ。心臓強なるよ。

川瀬名人:確かにね、ちょっと。

大悟:だって、まだあるわけやろ?

川瀬名人:そうですね。

ノブ:何年目?

川瀬名人:一応結成5なんで、あと10回は出れますけど。

ノブ:全然、あと5回も出れる。

川瀬名人:勝手に追い詰めて、勝手にかかって、勝手に噛みました(笑)。

ノブ:(笑いながら手を叩く)

大悟:あるのよ、そういうことがある!

ノブ:あるのよ。

大悟:やりながら違うなと思いながらも。

ノブ:大悟なんか最初のM-1の最下位やった時、自分の声も聞こえんかった。

川瀬名人・はらちゃん:ハハハハ(笑)

大悟:「はいどうも~千鳥です」が、わしのこの10センチ届かなかった

川瀬名人:ハハハ(笑)鼓膜に。

大悟:そういうことある。

川瀬名人:いや、そうなんすねぇ~。

大悟:でも、あの噛んだとこってテレビ上は

ノブ:そう!

大悟:引きのとこやってん。

ノブ:わからへんかった。

大悟:わからんかってん。

川瀬名人:勝手にそれもミスったと思って、どんどんどんどんテンション下がっていって。

大悟:そうそうそうそう。

ノブ:あれ、意外とわからんかったよな?

大悟:わからんかった。

川瀬名人:あ~もう…。

ノブ:川瀬がその後、あ、噛んだ、みたいな感じで言い直したのでわかったやんか。

川瀬名人:あ~スルーしたらよかったわ。

はらちゃん:いや、でも、その次も結構フルスイングで空振りしてしまったんで。

大悟:一発目のとこな。

川瀬名人:あ~、ま、そうっすね。

はらちゃん:そこでお互い、うわっ、うわっ、うわっていう気持ちには、なりました

ね。

ノブ:思うよな。ある、ある、ある、ある。

川瀬名人:大振りの空振りは…。

大悟:大振りをどう持っていくかはまだでも来年できるからな。

ノブ:そうそうそうそう。

川瀬名人:そうですねぇ。

ノブ:でも、ほっとしたよ、なんか。だって川瀬名人辞めへんやか。

川瀬名人:(笑)そうですね。

ノブ:な? はらちゃん。

はらちゃん:ちょっと不安だったんですけど。

大悟:そうか、優勝してたら辞めてたんか。

川瀬名人:いや、なんか別の番組で半分、小藪さんと言い争いみたいになった時に。

ノブ:「お前、つーちゃんのことどう考えてる?」言うてガチギレされとったんやな。

川瀬名人:ずっと(笑)ずっとノブさんが背中さすってくれるっていう。

ノブ:それはあったけど、だから、俺もまた漫才見れるんやから、もう。

川瀬名人:いや、ほんまにもう毎年これがありがたいというか。

はらちゃん:霜降り(明星)が同期で、結構敵視してたんで。

大悟:そうか!

はらちゃん:霜降りが行っちゃったんで、よけい自殺かなんかするんじゃないかと思ったんですけど。

川瀬名人:ハハハハ(笑)

ノブ:(手を叩きながら)ないないないない。

大悟:(笑)

はらちゃん:それを言ったら、「でも、こんなんで辞めれるわけないやろ」って言ってたんで、

大悟:それはそうや。

はらちゃん:それはひとまず。

川瀬名人:たぶん、最後、あいつらがトロフィ掲げてる時の後ろの僕の顔、マジで見たことない顔してると思います。

大悟・ノブ・はらちゃん:(笑)

川瀬名人:褒めてやりたいけども無理やわっていう。

ノブ:ジョーカーみたいな顔。

川瀬名人:そうですね。

大悟:したこともない顔してるやろな。

川瀬名人:してますね。

ノブ:いや、もうほんと

大悟:頑張れ!まだまだ。

川瀬名人:ありがとうございます。

はらちゃん:ありがとうございました。

ノブ:2年連続ってほんま凄いから。

川瀬名人:いや、頑張ります、また。ありがとうございます。元気出ました。

 

 

 

ウソとファンタジー

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年12月1日

 

若林:もう12月ですね。

春日:ああ、本日付けだね。

若林:12月1日。そうか、番組でも来年の抱負とか聞かれるようになったもんなあ。

春日:ああ、ま、そうね。2018年の出来事とともにね。今年は何がよかったですか、みたいなやつ。

若林:聞かれんのかなあ。なんて答えてる?

春日:ど、どっちがですか?抱負?

若林:うん。

春日:抱負? なんて答えてるかなあ。なんか、まあ、「2018年と同じようにお笑いのトップランナーで」みたいなことは言っているかな。毎年。

若林:まあな、そうか。

春日:ハハハハ(笑)

若林:春日はそれがあるからいいよなあ。

春日:だって、ないんだから、そもそも。

若林:ウソでテレビ出れるから羨ましいよなあ。

春日:言い方悪いな!

若林:ウソっていうかさ、ファンタジーか。

春日:そうね!

若林:ファンタジーはいいの?(笑)

春日:ファンタジーはいい。言い方。それは本当に言葉の使い方だから。「お笑い界を今年も引っ張っていかないと」みたいな。

若林:いやあ、羨ましいね。

春日:「日本のお笑いを」みたいなことを毎年言ってるわ。ハハハハ(笑)

若林:インタビューで文字になるじゃない?ネットとか雑誌で。春日は、俺たちはもう、例えばこのオールナイトのインタビューだったら、「伝説の番組ですよ」みたいなことを言うじゃない。それがタイトルになったりしてさ、俺も乗っかって「確かに伝説です」みたいな。ほかの番組のこと意識したことないです」みたいなことを言うと、文字になるとちょっとハードなんだよね、俺が。

春日:若林さんはちょっとマジクソっぽいもんね。

若林:なるほどな~。

春日:私は「またコイツほざいてるわ!」っていう。ハハハハ(笑)。

若林:そうだよな。そうなっちゃったら勝ちだもんな。

春日:だから、そういうのはとにかくでかいっぽいことを言ってくっていう。

若林:大悟さんが褒めてた、この間一緒に飲んだ時。

春日:あ、そうですか。

若林:ボケっておそるおそるが一番ダメなんだって。

春日:ハハハハ(笑)

若林:だから、「最初っから堂々としてるって、あれは凄いことやで」って言って。やっぱなんかね、それが大事だから、あいつは凄い、みたいに言ってたわ~。

春日:なるほどね。そういうふうに見てくれて。

若林:初期設定でそうなってるからな。

春日:そうね。

 

(中略)

 

若林:写真も春日っていいよな。ウソで撮るじゃない?

春日:ウソっていう言い方はあれだけどね。

若林:ファンタジー

春日:そうね!

若林:ファンタジーはいいのね?

春日:ファンタジーはいいのよ。

若林:この差がわかんないのよ、ウソとファンタジー

春日:これは大きな差があるよ。

若林:なんかあったかみが違うもんね、言葉の。

春日:ウソだと、なんかちょっと悪い

若林:悪い、ネガティブなイメージが。

春日:だまくらかしてるみたいな感じだけど。

若林:だましてるわけじゃないんでしょう?

春日:ファンタジーは魔法をかけてる、みたいなさ。ハハハハ(笑)

若林:魔法はいいんだね?

春日:魔法はいいよ。

若林:魔法がかかった状態で出てるっていうこと。

春日:そうそうそうね。言い方、言い方。

 

若林:魔法がかかってくる。だから、あるじゃない、春日って、次の仕事まで1時間しかあいてない時も絶対髪洗って、落とすじゃない、七三を。

春日:まあ、そうね。

若林:あれは魔法をといてるの?

春日:ま、そうだね。

若林:そのままでいたらいいのに。どうせまたセットしなきゃいけないと思うのよ、俺なんか見てて。

春日:はいはいはいはい。やっぱり一回解放してあげないと、ちゃんと真の姿というか。

若林:副作用はあんの?ずっと魔法にかかってるとなんかおかしくなるっていう。

春日:やっぱ目もシパシパしてくるしさ(笑)体が、言ったら、若林さんの言葉を借りると「ウソついているわけだから」ハハハハ(笑)

若林:ああ、ハードなんだ、体には負荷がかかってる。

春日:そうそうそうそうそう。かかってるから、一回といてあげないと。

若林:確かにミュージックソンの7時とかの時、凄かったもんな、お前。魔法で体と心がやられてる感じしたもん(笑)。

春日:やられて、そうね。一回ゆるめてあげないと、ずっと張りっぱなしだとさ、ゴムみたいなもんでさ、一回緊張を解いてあげないと、やっぱりね、支障があるからっていう部分もありますけどね。

若林:でも、凄いよね、長時間でもいいんだもんね。わかってれば。

春日:まあまあ、そうだね。

 

 

気は許してないよ

 

オードリーのオールナイトニッポン 第472回 2018/11/24

 

若林:このラジオも始めて9年ぐらいたつのかな?

春日:10年?

若林:10年目に入っていますけども、長いですよね。

春日:もう長いですよ。本当にお化け番組ですから。

若林:長寿ラジオ。

春日:長寿。伝説の番組。

若林:現在進行形の?

春日:進行形の。

若林:伝説の。

春日:(笑)伝説…そういえばこの間リアルに草野満代さんに言われたんだよね。

若林:何て?

春日:ニッポン放送でやられてるじゃない?

若林:そうね。

春日:「私もやってるんですよ」「やられてますよね」「私ラジオ初めてで」「あ、初めてなんですか?」意外じゃない。やってそうじゃん。ニッポン放送以外も。「ようやく慣れてきたところで。オードリーさんもやられてるんですよね?」「やってるんですよ、オールナイトニッポンを」「伝説の番組みたいですね」って言われて(笑)「えっ!?」って言って。誰だそんなこと言ったの! 「私、伝説の番組って聞いて」なんつって(笑)。

若林:なんだその伝説の番組って!(笑)

春日:ハハハハ(笑)「いや、そんなことないですよ、長くやらせてもらってますけど」みたいな話して。誰だよ!?ニッポン放送の誰かが草野さんに教えただろうと思って。恥ずかしかったわ~あれ。

 

若林:春日さんてさ、いろんなことに対して愛情とか人間らしい部分感じないけどさ。

春日:(笑)いやいや、そう?

若林:ラジオに関してはあるよね、昔から。

春日:ハハハハ(笑)ラジオはもちろんありますよ。ほかもいろいろあるけどね。

若林:ラジオは大事にしてるの?

春日:(笑)ラジオは大事にしてるよ。ラジオ聴いてきたっていうのもあるし。

若林:へえ~。

春日:少年春日がラジオと共にいろんなことを学んできたから、ラジオはやっぱりちょっとでかいかね、私の中で、存在っていうのは。

若林:ラジオ、いろんな仕事の中では上のほうなんだ。

春日:うーん、まあ、そうだね。だいぶ上だね。

若林:そうなの?一番上ぐらい?もしかしたら。

春日:一番上ぐらいじゃない?やっぱり。あとは大体同じぐらいよ。

若林:テレビとか、漫才とか。

春日:まあ、そうだね。

若林・春日:はははは(笑)

若林:あ、そう。

春日:まあまあ、そうかもね。

若林:昔はもっと漫才に愛情を持ってほしいなと思ったけど、今は思わないね。

春日:フフフフ(笑)あ、そうですか? ないわけじゃないよ、もちろんね。

若林:ないわけじゃないのはわかるけど。

春日:やったら楽しいしね。

若林:ないわけじゃないと思うけど、俺、山ちゃんとかノンスタの石田君とかと『ドリームマッチ』とか『たりないふたり』でやったことあるけど、ないほうだよ。

春日:フハハハハ(笑)

若林:はははは(笑)

春日:ああ、ま、そうか。

若林:一緒にネタ作り人に比べると。

春日:まあ、そうかもなあ。確かにね(笑)。

若林:それはでも、今はもういいんだけどね、全然。俺があればいいのかなとは思うし、作ってなけりゃ愛情もわかねぇーだろうなとも思うし。

春日:まあまあ、そうねぇ。

若林:でも、ラジオは自分でやってる感があるんだろうね。

春日:まあ、そうですな。やっぱラジオはね。

 

若林:俺、草野満代さんが、春日が想像もつかないぐらい好きなんだよね。

春日:それは現在進行形で?

若林:そう。

 

その話はいただいていたと春日。『(筑紫哲也 NEWS)23』をやっていた時から春日も谷口も知っている。草野満代さん、秋野暢子さん、裕木奈江さん、芳本美代子さんの系譜。

高校生の時に「高校生がみっちょんの写真集買うって変かな?」春日に聞いたら春日が「いやあ、変じゃないと思いますけどね」「ついてきてくれるか?」荻窪タウンセブンに写真集を2人で買いに行った。

 

『潜在能力テスト』に草野満代さんがゲストでよく来る。「一緒に単館映画観にいけないかな」。社会派のどこかの国の問題を取り扱った映画を草野満代さんと一緒に観にいって、感想を渋めのカフェで言い合って、手をつなぎなら駅まであるけたらなと毎回思っている。

モデルさんとか女優さん、タレントさんと全然違う。

19、20の頃に辛抱たまらんぐらいのことを言っていたので、変わっているなと思っていた春日。

 

若林:ラジオをやっているキャラになりつつあるのかな。「ラジオじゃないんだから」「ラジオで喋れ」「ラジオの若林が出た、春日が出た」「ラジオの春日のほうがいい」とか。

春日:イメージはあるのかもしれないね。

 

ヒルナンデス!』の楽屋にいたらコンコンと。『ヒルナンデス!』は前室で会うので楽屋挨拶は珍しい。開けたら、南原さんが紙袋を両手で持って立っている。「お、おはようございます。ど、どうしました?」「Amazonです~」と。『黄昏流星群』と『(仕掛人藤枝梅安』が入っていた。「GEOです~」じゃないから、たぶん頂いたもの。

南原さんもラジオを聴いているらしい。

 

若林:この間(19日(月))ナイツのライブに出たじゃない。関係者の人結構行っててさ、凄い言われた。怖いなあ、そういうの事前に知らないの。関係者がたくさんいるとか思わなじゃん。それでやり方、俺たちはプロだから変わんないけどさ。常に最大公約数を出していくけどさ。

春日:一人のお客さんだから、いくら関係者、大物の方。

若林:一般のお客さんと別に差はつけないないですよ。

春日:それはそうです。

若林:その現場、その劇場の空気で最大公約数を出すだけだからね。で、出たしね。

春日:そうね。

 

若林:凄いな、ナイツって。

春日:いや、凄いね。

若林:漫才何本やってた?4~5本やってたか?

春日:やってたんじゃない?

若林:塙君というのは、凄いありがちな言葉で言うけど、独特よね。昔からね。ライブって、幕間Vがあるもんだってなってて、今。寄席形式で草月ホールでやるから、幕間Vはないんだよね。

春日:ああ、ま、そうね。

若林:転換のとこも寄席っぽい三味線ていうかさ、和っぽい音楽かけて、木の札の「めくり」って言うの?

春日:はいはいはい。

若林:めくりをめくって、マイク捌けて、コントの人には椅子出したり、コントの人が終わったら椅子捌けて、マイク出したりって、完全に見せてるんだよね。幕間Vがなくて。本来、そうだったりしたんだもんね。

春日:まあ、そうだね。寄席だからね、もともと。

若林:途中で企画もやんのよとか言って塙君と本番前喋って、ああ、そうなんだ。楽しみに袖から見てたらさ、漫才協会の会長なのかな、副会長なのかな、わかんないけど、協会のうちの誰かのモノマネをしてんのよ。セカンドバッグ持って、カツラつけて。

春日:ハハハ(笑)

若林:土屋君に話しかけて延々やってんだよ。それがなんか、コントとして憑依芸で見せるとか、逆にこういう荒っぽいものを真ん中でやって、たぶんそういうんじゃないのよ。たぶんやりたいからやってんだよね。

春日:ああ。

若林:はははは(笑)ナントカで、土屋君あれだね、とかいうのをずうっとやってんのよ。

春日:はいはいはい。

若林:あれは凄いよね。

春日:まあ、そうだよね。ネタもそういう感じするしね。塙君がやりたいことをやってるっていう。

若林:で、まあ、漫才師だよね。ああやって確実に笑いとってさ。

春日:まあまあ、面白いね。

若林:ああやって漫才であれしてくけどさ。

春日:うん。

 

若林:あんまり最近ないじゃない、自分たちのライブのお客さん以外って。

春日:そうね、我々ね。

若林:どうやることやらって思うね、出る前はやっぱり。あんだけナイツの間とテンポとレベル高い。完成度高いじゃない?ナイツの漫才って。

春日:まあ、そうだね。

若林:俺たちは、なんかほんとに、最近のは春日がふざけてるだけ、みたいな、本当にさ、いいかげんにしろって思うもん。早めに思うよ、いいかげんにしろって。はははは(笑)。

春日:(笑)確かにね。あるところから急に話が進まなくなるからね。ハハハハ(笑)

若林:大介も言ってたもん。「ナイツさんがああやって笑いをちゃんとしっかりとってく中、次オードリーと思うと大丈夫なのかなって思った」って。はははは(笑)

春日:お客さんも年齢層高いしね。目が肥えてる人が多い中。

若林:そうだよね!

春日:そうよ、そうよ。

若林:何とかやったけどね。

春日:やりましたよ。面白かったけどね。なかなか立たない舞台というか、目の前にしないお客さんが多かったからね。

 

若林:塙君も審査員やるのね、M-1の。

春日:そうね。凄いよ。だから、もうそういう年齢なんだなと思ったけどね。

若林:41?塙君て。ぐらいだよね?

春日:言っても同期の人がM-1の審査員をやる時代というか時期というか、年齢というか芸歴というかさ。

若林:でも、漫才の舞台数でいったら、同期とかの話じゃないもんね。

春日:そうだね。

若林:3ステが何日も続くっていうのがあってのナイツだもんなあ。漫才も見てきてるし。

春日:そうね。

若林:それで、全然そうだろうなって思うっていうね。あそこに座っている塙君を。

春日:うん。違和感はないというか、それは当然だろうなって思うよね。

 

若林:ああいう時って、春日って、ツッチーとか塙君に終わった後、メールとかLINEとかしたりすんの?

春日:いや、しないかな。

若林:春日って、仕事して、番組、例えば終わったりとか、何か一個でかいプロジェクト終わったりしたら、『体育会TV』とかでずっと挑戦して、トレーナーとかに改めてメールとかすんの?

春日:(笑)「長い間お疲れさまでした」みたいな? しないね(笑)。こっちからはしないね。そういえば。

若林:なんかそれは考えがあるの? そういうの安っぽいとか。

春日:いや、別に考えなんてないよ。

若林:ただしないだけ?

春日:ただしない。ただ終わって。

若林:俺はいいんだけど、たまに俺の親父が隠れたこととか凄い笑ってんのが、ふと思い出して、むかついてる時あるよ。

春日:ハハハハ(笑)別に笑っちゃない。

若林:血も涙もない、みたいなキャラでやっていきたいんだと思うんだけど。

春日:そんなわけない! そんなことない!

若林:血も涙もないってキャラで地上波やっていきたいんだと思うんだけど。

春日:そんなことはないよ。

若林:今さら。はっはっはっはっ(笑)

春日:もういいよ、そこは(笑)。

 

昔から春日に怖さを感じている。葬式には来ないでほしい。笑うから。俺の葬式は笑わないと言うが、親父が隠れたことは笑っている。「隠れた」という言い回しだけで笑っているにしては笑い過ぎ。めっちゃ笑う春日w

いつから春日が怖いか。20台前半に春日の家でネタ合わせをして、春日がゲームをやっていた。『グランドセフトオート』でまちの人をぶん殴れるんだと、一般人や、キャーと女性が逃げているのを、笑いながら追っかけ回してぶっ飛ばしていた。その時からめちゃくちゃ怖い。

 

若林:俺はやっぱ熱くなっちゃうのよ、恥ずかしい話。ナイツのネタとか見て、凄いライブだなと思って、バーッとずっとツアーしてきて、塙君と「こんな長い期間ツアーってやるんだ」「そうなのよ」とか話してて、たまたまかもしれないけど、千秋楽に出してくれてさ、凄い嬉しいなと思って、そういうのをメールとかする…別にするっていうか、したほうがいいなって思うっていうか、そういうの、出してもらってとかいうのないの?

春日:うーん、ないね。ないかな。

 

先輩にご飯を奢ってもらったら、次の日「昨日はごちそうさまでした」と返すので大丈夫。先輩のライブに出た日は、返さない。お仕事だから。

 

若林:やめたほうがいいよ。ラジオでもそんなこと言うのはやめたほうがいい! 俺は知ってるよ、お前が笑いのために、本当は毎回塙君とかにもメール返してるのに、そうやって喋ってることわかるけど、ラジオでそんなこと言わないほうがいいよ。

春日:いや、返してないのよ。

若林:ふははは(笑)返せ!

春日:ハハハハ(笑)申しわけないけどね。

若林:俺、ほんとね、結構イヤなんだよね。イヤなんじゃないの。それで、お前のテリトリーに入るつもりもない。こうしたほうがいいって言うつもりもないけど、ただ単に「気は許してないよ」っていうのだけは言っておきたい。

春日:ハハハハ(笑)深いところでね。

若林:うん。

春日:ハハハハハ(笑)

若林:ははははは(笑)

春日:うーん、まあ、それもしょうがないな。

若林:そうでしょう?

春日:うん。

若林:この間も『love or sick』とかやった時、そういう気持ち、俺はあるんだけど。でも、まあ、その分、春日って人気もないからいいのか。

春日:人気がないってどういうことよ?

若林:アイツ呼びたいとかそういう人気ないじゃない。

春日:フフフ(笑)いや、そんなことないでしょうよ。あるでしょうよ。それはわかんない、はかったことないからわかんないけど。

若林:見てて感じたことないよ。

春日:何がよ?

若林:慕われてんなぁみたいな。

春日:(笑)まあ、それはね。うん。それはそうよ。

若林:いつも球団のマスコットキャラクターの着ぐるみみたいな感じでいるじゃん。

春日:うん?そうお?

若林:絡んでないじゃん、球団のマスコットキャラクター。1人でバック転とかしたり、側転とかしたり、みんなを盛り上げたりしてるけど、誰かと喋ってないじゃん。選手同士は喋ったりする。

春日:まあまあ、そうね。

若林:でも、お前は1人でバック転とか側転とかして客を煽ったりしてるけど、誰かといないもんね、お前って(笑)。

春日:(笑)そんなことないでしょうよ! 絡んでなんかやってるでしょうよ。

若林:誰とよ?

春日:誰と?誰っていうあれじゃないけどさ。

若林:はははは(笑)

春日:いろんな人よ。特定の誰かとかではないけど、それはやってるでしょうよ。

若林:あ、そう。

春日:うん。それはそうよ。

 

腹割った話をパラちゃんとやっていない。

谷口の会社のおめでとうコメントをとらないのは、何かルールがあるのだと思う。ルール、条件ではないけど、なんか違うんじゃないかなと思う。関係ないしなあと思う。

 

若林:でもさ、それも笑いにしたらいいじゃん。「おめでとうございますって、ま、僕たち一切関係ないんですけど」で、それでもいいものじゃない。俺たちはお笑いっていう職業もあるから。説教じゃなくて、不思議だなと思って。

春日:ハハハハ(笑)。

若林:聞いててなんか怖いのよ。お前がどっかプライベートで飯食って、サインしてくださいって言われると、店ぶっ壊したくなるって言ってたけど。

春日:そんなこと言ってないわ!(笑)

 

若林:谷口の会社のコメントもそうだけど、ただで何かをあげるのがイヤなんだよね?

春日:まあまあまあ、それはあるね。

若林:メールもそうなんだよ。ただであげる意味がないんだよ(笑)。

春日:ハハハハ(笑)

 

(サインを書くのに)飴1個でもくれればいい。(と言いながら)のど飴1個じゃ腹が立つ。500円玉を置かれたら「何枚にします?」と。(矛盾w)

 

若林:なんか見えてこないよね、付け焼き刃とお前の間に。

春日:何がよ?

若林:絆が。

春日:(笑)そんなことないでしょうよ。長くやってるんだからさ。それはそうよ。新年会ぐらいしか喋る時間はないけども。

若林:(笑)

春日:年1回しかないけども。

若林:(笑)

春日:それは関係ないじゃない。

若林:球団のマスコットキャラクターみたいにブースに入ってきてさ、終わったら帰っていくじゃん(笑)。

春日:そんなことないでしょう。ひとしきりワーッと血の通う絡みしてさ。ハハハハ(笑)

若林:いや!血が通ってる感じしないけどなあ。

春日:絡みして、「じゃあまた来週!」つって帰っていくじゃないのよ。ハハハ(笑)

若林:はははは(笑)

春日:みんなホクホク顔でさ。

若林:ああ、そうかそうか。

春日:そうよ。一人でバック転して帰っていくんじゃないよ。

 

若林:血のつながった親族しか贔屓しないところあんじゃん、お前って。

春日:ハハハハ(笑)

若林:怖いのよ。血のつながった人にしかあったかい話聞いたことない。大介もある?春日から「ずっとサポートしてくれてありがとうね」みたいなメールとか。

若林・春日:ははははははは(笑)

若林:いや、なくていいんだけど。

春日:ない。確かにないよ。確かにない。それはないよね。

若林:なんかそういうこと言っとかないと気が済まないとかはないんだよね?お金もらって。

春日:うん。

若林:プロだよね、ある意味。

春日:まあまあ、そうだね。

若林:ギャランティの分、まあ、下回ってるお仕事もあるけど。

春日:(笑)そんなことはないよ! ちょうど同じぐらいでやってるよう。上でも下でもない、ちょうど同じで。ギャランティとちょうど同じ分。

若林:いやあ、やってる?『体育会TV』のスタジオとか。

春日:(笑)あんまやってないかもな、スタジオは。

若林:それは問題ある。

春日:気づいたらVが終わってる。結果出ちゃってる場合あるけどね。V始まったなと思って、気づいたら結果出ちゃってる場合がある。

若林:めちゃくちゃ印象悪いからマジでやめたほうがいいよ(笑)。

春日:そう言うからさ(笑)。やってますよ、そらあ。

 

若林:不服なところはあんのよ。

春日:何がよ?

若林:仲いい芸人ブームじゃん、今。

春日:うんうんうん。

若林:だから、仲いいみたいな感じで言われると、そこがちょっと不服だよね。

春日:不服。

若林:うん。

春日:何がですか?

若林:最後は、『トレインスポッティング』の最後みたいにお前のことを裏切って、お前からも金ふんだくりたいと思ってるんだよ。

春日:ハッハッハッハッ(笑)

若林:最後は。

春日:最後の最後ね?

若林:最後の最後、持ち逃げして(笑)。

春日:ハッハッハッハッ(笑)

若林:『トレインスポッティング』の最後みたいに。そのぐらい気の置けない関係でいたいっていうのはあるよね。それはお前もそうだろ?

春日:ハハハ(笑)お互いに最後は裏切って。

若林:そうそうそうそう(笑)。

春日:金奪って(笑)。

若林:麻雀の漫画みたいに、チーム打ちしてるようで、最後は俺が、みたいな部分は持っていたい。お互い。

春日:ハッハッハッハッ(笑)

若林:そのぐらいの緊張感でやりたいっていう意味でよ。

春日:なるほどね。はいはい。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:それは大事かもしれんね。

若林:でも、わかんないね。感極まってお前がいつか泣くかもわかんない。例えば武道館、今度ライブあるけど、終わりにね。

春日:いやいや、そうよ。それは、だって。

若林:そういうこともあるかもしれない。

春日:全然あるよ。全然あるよ、それは。

若林:あるかなあ(笑)。

春日:ありますよ、そらあ。

若林:武道館の最後とか?

春日:何かね。何かを遂げた時に(笑)。

若林:犬の番組でしか泣いたことないじゃん。

春日:ハッハッハッハッ(笑)いや、そうね。犬、動物系はちょっとね。

若林:それちょっと面白いよね。動物だけは泣くっていうのは、なんか見る人が見たら面白い結果出そうだよね。

春日:なんかあるのかね、動物とか。

若林:人間が嫌いなのかもしんないじゃん。だって、『グランドセフトオート』であんだけ女性を追っかけ回して、キャーッとか言ってるのにバンバン撃ってたもん、お前。俺、マジ、怖わっ! こんな奴が相方なのかと思って、だから、俺、結構毎回実は怖いの、あの2つ。

春日:何がよ?

若林:鬼瓦とヘッっていうやつ怖いのよ。

春日:ハハハハ(笑)

若林:『グランドセフトオート』のこと思い出すから、あ、怖わって漫才やってる時思ってるんだよ(笑)。

春日:いや、あれは(笑)。

若林:言ってた。たしか『グランドセフトオート』でも。女性を追っかけて、キャーッとか言って逃げてるの、ヘッヘッヘッとか言って追っかけてて、その時のヘッヘッヘェァッ!だったから(笑)。

春日:いやいやいや(笑)その時はやってない、ヘッは。

若林:お前めちゃくちゃ怖いんだよ。お前なんか。

春日:そんなことない。そんな笑いながらはやってないよ。

若林:やってなかったっけ?

春日:うん。ずっと無表情だよ。表情変えずに…

若林:それ一番怖いじゃん。

春日:表情変えずに追いかけるから。

若林:そんなん、面白いと思って今放り込んでくる自体怖いよ。

春日:いやいや別に(笑)。

若林:そんな脳の回路がある、そんな着地の仕方する回路を持ってることが怖い。面白いと思っちゃってんだもん。無表情で女性を追っかける一連を。

春日:いやいや、笑いながらって言うから。

若林:めちゃめちゃ怖いよ、お前そんなの(笑)。

春日:笑いながらなんていうことを言うから、そんなヘッとか言ってやってないよっていう話よ。

 

 

一頃だったら深刻な会議にもなりそうな話題だったけど、若林さんが春日さんに求めるものがなくなったから、すべて面白く聞こえる。

若林さんの洞察にはほぼ同意。身内贔屓がすごい。身内とそれ以外の差が激しい。AI感、ロボット感が強くて人間味を感じないのに、温もり、あたたかみを感じるのは体型のせいなのか、何なんだろう。とにかく不思議な人。

 

 

不審者→スタァ

 

ナイツ独演会「ワッショイ」でない事だけは確か 2018年11月19日

 

ナイツ独演会がとても楽しかったので、しみじみしてる。ナイツは、漫才あり、歌あり、劇あり、その内容も自由だったなあ。毒まみれだけど笑った、笑ったw

オードリーももちろん面白かった。春日さんのガタイがさらによくなって、ぴったりフィットの下半身で変態性が増して、若林さん好みだったんじゃないかとw 途中、春日さんのほうが吹き出しちゃう場面があって、レアなものが見られました。

開演前、岡田マネと荒井マネがいて、コロコロと似た体型の2人が連れ立って移動するさまが兄弟のようで微笑ましかったw 幼少期のウォーズマンのような方が来て、荒井マネはその方について下りて行かれたところまで見届けました。(以上11月20日

スグリーンの薄手(に見えた)のパーカー、フードを被り、マスク、例のグレーのスウェット、裸足、黒のクロックス→七三、10周年全国ツアー仕様ベスト、白シャツ、ぴったりフィット白ズボン 不審者→スタァ(11月22日)

 

ライブに行くことが滅多にないので、一度行ったライブを思い出してはニマニマしている。

 

「前売り券をお持ちの方は2列に並んでください」というスタッフさんの声で、草月ホールの脇の出入り口の突き当たりに2列で並んでいた。塙さんが脇の出入り口を2度行ったり来たりして、後ろのナイツファンらしき女性2人が「あ、ここを出入りするんだ~。普通の感じだね~」などと話していた。

その後、岡田マネと荒井マネらしき人(後ろ(たぶん正面出入り口から入ってきたと思われる)から来たので初めは確認できず。(「体型からしてたぶんあの2人だ。何で後ろを見なかったんだ!」)が地下へ行ったかと思うと(たぶん担当タレントが来ているかどうかを確認しに行ったと思われる)、すぐまた上がってきて(この時ははっきりと顔が見えて「ああ、やっぱり」)、脇の出入り口を出てはまた入り、今度は正面の出入り口のほうに移動する。常に荒井マネが半歩後ろを歩く。体型がよく似ており、雰囲気も似ていて、2人で連れ立って移動するさまが可愛らしく微笑ましい。

後ろの女性たちは何も反応していなかった。

そしてまた、脇の出入り口を2人が出ると、すぐに幼少期のウォーズマンが大きくなった感じの人が入ってきた。視力に自信がないので断言はできないけど、私はテレビでは見たことのない、モスグリーンの薄手のパーカーのフードを被り、マスクをつけ、例の(穿きなじんだ感がある)グレーのスウェット、裸足、例の黒のクロックスを履いた、異様な雰囲気の人が入ってきて、後ろに荒井マネがついて地下に下りていった。

(ギャー、素の氏だ! どうて見ても不審者だよ。引く~。引く~。ファンだけど引く~。おそらく今日このライブを観に来た人の中で一番汚い格好だろう。この服装で歩けるメンタルが凄い。人からどう見られるとかどうでもいいんだろうな。などなど、引きながらも興奮状態)

後ろの女性たちは何も反応していなかった。私も外から見たら、その女性たちと同じように見えたと思う。

岡田マネは、また中に入ってくると、正面入り口のほうへ向かっていき、列の後ろに並ぶご婦人(?)と挨拶を交わしていた。

 

3階の席からは、頭からなめた角度でしか見えない。少し残念に思ったけど、同じ空間で漫才が観られるだけでありがたい。

めくりが「オードリー」となって、ナイツの登場と同じぐらいの拍手で2人が迎えられた。

まぶしげなポーズをしたかどうかは忘れた。したような気もする。3階席に向かって手を上げたのが、スタァ感にあふれていた。\か す がーー!/と叫びそうになるのをかろうじて抑えて込み、手を振った。

七三、10周年全国ツアー仕様ベスト、白シャツ、ぴったりフィットの白ズボン、白のコンバース

隣の紺のスーツ氏は、たぶん痩せたからだろう、腕回りのパツパツ感がなくて、いつもよりずっとシュッとして見えた。格好よかった。普段、バラエティで見る氏は、可愛いとは思えても、格好いいと思うことはほとんどないのだけど、漫才をしている時は漏れなく格好いいと思う。それがいつもにまして格好よかった。

演目は、飯塚さんに褒められたものだった。笑いに笑った。幸せだった。

 

私服の氏と七三はいつも結びつかない。私にとってはそこが最大の魅力かもしれない。

 

 

相方が褒められた話

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年11月17日

 

若林:この間、夜中、仕事してたらノブさんから電話かかってきて「飲んでるから、よかったら来ない?」っていう。

春日:へえ。千鳥さんとこの?ノブさんが。

若林:そうそう。

春日:そういうの初めてじゃない?

若林:えっ?あー、そうか。

春日:誘われるって。土屋君とみんなで行ったみたいの話してたけど。

若林:3人で特番を3回?2回?やってんのよ。ノブさんと秋山さんと。

春日:はいはいはいはい、やってたね。

若林:そのたんびに「今日どう?」みたいので、その後入ってて、みたいなこととかあって、「仕事終わったら行きます」みたいな感じ。

春日:はいはいはい。

若林:着いたら、個室で、結構狭めの個室だったんだけど、ノブさんと佐久間さん、『ゴッドタン』の。『アメトーーク』の加地さん。あと、大悟さん。

春日:ほう。え?千鳥さん?

若林:千鳥さんだね、だから。

春日:ああ、千鳥さんが揃ってるの?

若林:そう。揃ってるの。単独ライブやってて、千鳥さん。それに観に来てもらってて、2人が。

春日:ああ、なるほど。

若林:で、飲んでみたいな感じだったかな。5人結構ギチギチよ。俺、誕生日席みたいな感じで。個室でさ。

春日:うん。

 

若林:それで、結構もう、たぶん深夜だったから、飲んで時間もたぶんみんなはたってるんだけど、「大悟さんと飲むの初めて?」みたいな感じで佐久間さんあれしてくれて、加地さんと飲むの初めて。俺。

春日:ああ、そう。はいはいはいはい。

若林:何かが始まりそうな気配のするメンバーでしょ?

春日:まあ、そうだね。そういう話もしてそうな。

若林:だからワクワクしてたのよ。で、「若林と飲むの初めてじゃあ」。大悟さん。山里からは聞いてて、みたいな。

春日:うんうんうん。

若林:山里が大阪来た時に飲んでて、「若林とよく飲んでると。若林って面白いの?」って聞いたら、山ちゃんが無言で静かにゆっくりうなずいたっていう。

春日:フッ(笑)。

若林:大悟さんが言ってたんだけど。はははは(笑)

春日:なんかちょっと悔しいのかな(笑)。

若林:「あのうなずき方は本物なのかなって思ったんだ」みたいな話してて。

春日:はいはいはい。

 

若林:それで、あのねぇ、これねぇ、俺もねぇ、嬉しいことと思わなきゃいけないんだけどね、何の会話が始まったかっていうとね、大悟さんね、春日をべた褒めね。

春日:えっ?大悟さんが?

若林:うん。

春日:あ、そう。

若林:「春日あいつ凄いな」っていう話から始まった、その飲み会は。

春日:へえ、それは嬉しいじゃないか。

若林:「春日がなんか任されたりやってる時で変な感じになってるの見たことないわ」みたいな。

春日:あ、そう?

若林:「あれは凄いわ」つって。

春日:いいとこを見てくれてんのかな、タイミング的に。

若林:やっぱ、ノブさんと喋ったり飲んだり、ラジオ来てくれた時はツッコミの目線になるけど、ボケの人は、『元ボケ芸人』でもあったけど、めちゃくちゃなカンペ出たりするじゃない?ボケの人に。

春日:(笑)

若林:「春日ボケて」なんてマジであるし。

春日:マジであるね。

若林:それもまあ、バンバン出ると。大悟さんにも。

春日:(笑)大悟さんも出そうだね。クリアしていきそうな感じもあるしね。出しやすいだろうな。

若林:V振りの一言とかも、まあ、『元ボケ芸人』で加地さんもいたからさ、『元ボケ芸人』でお世話になったから、「あるよな」みたいな。「元ボケの時じゃないけど」みたいな話になって。で、大悟さんは、どっちも、どっちがいいのかなと思う時がある、みたいな話してたのよ。

春日:どっちが?

若林:笑い、真っ直ぐとったほうがいいのか、ちょっと外すことにより突っ込まれたほうが。

春日:はいはいはいはい、なるほどね。

若林:それ、やっぱあるの?

春日:(笑)それはもちろんありますよ(笑)。

若林:あ、ホント?

春日:同じ。全く、大悟さんと全く。

若林:どっちにしようかなっていう、どっちがいいのかなっていう時があると。

春日:はいはいはい。

若林:大悟さんが言ってたのは、春日が凄いのは、一拓で外すほうでいくから。

春日:ハハハハハハ(笑)

若林:決めてる。それは真剣に言ってた。だから凄いんだって、春日って。

春日:ハハハハ(笑)

若林:それで絶対盛り上げるから、あいつはって。

春日:(笑)

若林:変な感じになってるの見たことなくて、だから、ほんと凄い、あいつはって。

春日:(笑)

若林:真剣に言ってた。

春日:ああ、それはありがたいですね。はいはいはいはい。

若林:「うんうん」みたいな。で、まあ、そうね、ノブさんも「うんうん」みたいな。加地さんはやっぱ言ってたよ。「俺もね、最近、春日面白いと思うんだよね」って(笑)。

春日:最近? 最近? ハハハハ(笑)

若林:ラジオで言っていい話かわかんないけど(笑)。

春日:ハハハ(笑)最近かあ。まあ、まあ、ありがたいね、それは。

若林:みんなが春日を褒めて、俺としては、なんか、うん、なんかなあ、俺のこと全然喋んないなあ、みたいな気持ち。

春日:(笑)

若林:俺らの世代の千鳥さんていったらさ、褒められたいじゃない。

春日:まあ、そうだね。

若林:山ちゃんとかからもずっと話聞いてるし、ノブさんと大悟さんにお世話になってとか。

春日:うん、うんうんうん。

若林:アドバイスしてもらってとかさ。

春日:はいはいはいはい。

若林:どう見てんのか気になるじゃない。

春日:まあ、そうだね。確かに。

若林:一向に俺の話が出ない。

春日:ハハハハ(笑)

若林:ずっと「春日凄いわ、あいつ」っていう。「凄いなあ」みたいな。佐久間さんもそうよ。「凄いなあ」。

春日:ありがたいね。

若林:「盛り上げるよな」みたいな。また、その時とは違うけど、バカリズムさんもさ、刑事コントやらせてもらったのよ。升野さんコント書いて。『番組バカリズム』っていうので。その時も、セットチェンジ中とかずっと春日を褒めるのよ。

春日:あら、嬉しいじゃない。

若林:「春日君は、最近の春日君、また凄いね」みたいな。升野さんがあそこまで褒めるってさ。

春日:(笑)

若林:いやあ。

春日:ありがたいね。

若林:なんか、俺もなんか欲しがる犬みたいな顔してんだけどねぇ。大悟さんとかバカリズムさんの横で。

春日:なるほどね。

若林:若林にあっても全然、くださいよ、みたいな。「ああ、そうか、それは嬉しいっす、やっぱ相方がそう言っていただけるのは」っていうのを何回もリフレインしてんのよ。

春日:(笑)

若林:「いやあ、嬉しいです、相方が」。いやさあ、佐久間さん気づくんだよね、たぶん。面白がってない俺の

春日:はいはい、なるほどね。

若林:中身。「若林もね、『ゴッドタン』出たての時、若林の先輩の世代はみんな褒めてたよ、お前のことは」。いや、そんな前のことじゃないのよ、佐久間さん。最近の俺よ。

春日:(笑)

若林:はははは(笑)最近の春日が褒められてんだから。

春日:そうね。昔の若林が褒められてもね。

若林:ミッツさんも前会った時に、一緒に飲んだ時だよ。話したか、ここで。

春日:なんかいただいたかもね。

若林:「春日君て、あの人凄いよ」つって。「あんな全部揃ってる人いないよ、タレントでなかなか絵になる男は」みたいなさ。

春日:うんうんうんうん。

若林:全然言わなかったね、ミッツさん。

春日:あ、そう。

若林:で、俺、大悟さん、升野さん、で、ミッツさんも凄いタレント見るじゃない、深く。

春日:そうね。

若林:鋭い角度で。春日って凄いのかなと思って。

春日:ハハハハ(笑)

若林:俺が思ってるより、みたいな。

春日:なるほどね(笑)。

若林:近過ぎてわかんないのかな、みたいな。

春日:うんうんうんうん。

 

若林:この間、私が大回しをしている『潜在能力テスト』で。

春日:ハハハハ(笑)

若林:ノブさん、その席でも言っていたわ。「若林のあの大回し番組な」つって。

春日:ハハハハ(笑)

若林:「いや、ノブさん、最近はちょっとツッコミもちょっと少なめなんですよ、オンエアがね」みたいな。はははは(笑)「クイズ中心にシフトチェンジされてきてんすよ」みたいな。「でも、あれは凄いで」みたいなことをノブさんは優しいから言ってくれてんだけど、『潜在能力テスト』に春日が来たのよ、この間収録に。

春日:うんうん。

若林:いや、俺MCやりながら、その前の日だったから。千鳥さんと佐久間さんと加地さんと飲んだ時が。「あ、やっぱ凄いな」と思って。

春日:何がよ?

若林:ABCDのジャンルを選択する時にね、時間が過ぎてく。「さあ、春日はどれを選ぶか。どれを選びましょうか?」つって。

春日:(笑)

若林:「早くしろよ!」とか言われてんの、みんなに。

春日:一番上の段でね。

若林:ああいうのが凄いのかなと思って。

春日:(笑)

若林:一番上の段で。横にカメラさんいるの。真横に。あの番組。

春日:若林さんの?

若林:そう。だから、「3、2、1、答えどうぞ!」みたいな時に、ゆっくりアップにしていく時に、春日が顔で、ハァン、ハァンとか言ってるんだよ。カメラさん、「クッ」って笑ってた。

春日:ハハハハ(笑)ありがたいね。

若林:ニューテレスのカメラマンが笑うっていうことは、やっぱ凄いのかなと思って。はははは(笑)

春日:ニューテレスさんが笑わないっていうイメージはわかんないけどね。若林さんはあるんでしょうね。

若林:でも、俺、帰りに考えてたんだけど、やっぱああいうのが先輩たちに褒められるとこなのかなあと思ったんだけど、いや待てよと思って。『潜在能力テスト』で前来た時、あんなに笑いとってなかったなと思ったのよ。

春日:(笑)まぁまぁ、そうね。

若林:何でだろうと思ったら、「元ボケ芸人」の『アメトーーク』で俺が「俺のクイズ番組で笑いもとらずに優勝するな」って言ったのよ。

春日:はいはい。

若林:オンエアもされてたけど、それ気にしてたのかなと思って。はははは(笑)

春日:ハハハハ(笑)いや、気に、気にしてはないけどね、別にね。ああ、ヤバい、あれどうしようとは思ってないけど(笑)。