今日届いた雑誌は『キネマ旬報 featuring 松坂桃李』
金原由佳さんがインタビュアーの記事で
「ぜひ聞きたいのが、昔、ある女性誌での特集で松坂桃李さんの撮影の直後が菅田将暉さんだったんですが、その時、菅田さんから「今日、僕は、桃李くんが出たからついでに呼ばれたんですか?」と面と向かって聞かれたことがあって、すごく強烈な体験として残っているんですけど、(中略)松坂さんはそれをどう受け止めてらっしゃるのかなと。」
「めちゃくちゃうれしい……(爆笑)。(以下、略)」
という箇所があって、菅田くんがこんなにもライバル心をむき出しにしていたことに驚いた。菅田くんのほうが6カ月遅れてのデビューだったし、年も4歳下で、もっとおっとり見ていたのかなと想像していたから。
そして、金原由佳さんは、第39回ヨコハマ映画祭で司会のアシスタントをしていた方だった。あの時の助演男優賞の選賞理由が楽しい。
表彰状
あなたは2017年度作品『彼女がその名を知らない鳥たち』において、他人には見られたくない男の下劣な心根を――(笑)すいません――あまりにもかけ離れたその美貌と繊細な演技によって導き出し、底知れぬ動揺と興奮を映画ファンの心に焼き付けました。
ここに映画ファンを代表して、心からの感謝と尊敬の念を込めて、第39回ヨコハマ映画祭助演男優賞を送り、今後の更なるご活躍をお祈りします。
2018年1月28日
ヨコハマ映画祭実行委員会
会場のファンから大量の花束を受け取っている間に深作健太監督の言葉を伝えてくれたのもうれしかった。
小島一宏:本当に人気ぶりというのもわかりますね。ドラマなんかでも、テレビでも大活躍ですし、バラエティのゲストなんかにもよく出ていらっしゃいますから。
金原由佳:『僕たちは世界を変えることができない』で演じられた役でヨコハマをとられているんですけど。
小島一宏:あれが最優秀新人賞だったですね。
金原由佳:あの時、ちょっとチャラい役だったんですけど。
小島一宏:髪の毛茶色かったですよね。
金原由佳:監督が「いや、全然違うので化けてもらったんです」とおっしゃっていたんですよね。
小島一宏:深作健太監督。ああ、そうなんだ。
金原由佳:だから、松坂さんはどれだけ化けられるのかなというのを観る楽しみがありますよね。
小島一宏:ぜひこれからのご活躍も期待したいと思います。
『僕たちは世界を変えることができない』深作健太監督からのメッセージ
天才 窪田正孝君には“あふれる熱さと感性”を、
誰よりも演技の自然さを心掛ける佑君には“映画全体へのこだわりと愛”を、
4人の中で一番真面目な桃李君には“真っ直ぐさと役者としてのひたむきさ”を、
そして、俳優部の部長、向井君には、今まで僕が見たことのなかった“熱さ”と、そして“リーダーとしての強い責任感”をもらいました。