連絡先を知らないというブランディング

 

菅田将暉オールナイトニッポン 2020年4月20日

 

菅田将暉アカデミー賞主演男優賞、おめでとうございます。

松坂桃李:ああ、ありがとうございます。とんでもないです。このタイミングで言われるとは。……いや、そういやさ、ちょっと一個確認したいことがあったんだけど。

菅田:あ、確認。なんか、そうなんですよ。チーフマネージャーから、「桃李君が菅田に言いたいことがあるってちょっとキレてる」っていう。

松坂:いや、キレてるっていうか。アカデミーでさ、一緒に主演男優の枠で出たじゃないですか。

菅田:はいはい、出ましたね。

松坂:そこでインタビューで、選ばれた方たちって舞台上に上がるじゃん?

菅田:はいはい。

松坂:上がってインタビューされるじゃないですか。並んでさ。

菅田:そうですね。みんな並んで、羽鳥さんに。はい。

松坂:その時間の時にさ、菅田か俺かインタビューされてる時にさ、「2人は仲いいんですか?」みたいな会話になった時に、菅田が「いや、全然桃李君とは連絡先も知らないですし」というのを言った瞬間に、「あれ? 連絡先は俺知ってるけどな……」って内心思ったのよ。

菅田:桃李君!

松坂:はい。

菅田:桃李君!

松坂:はいはい。

菅田:それは言わない約束でしょ?

松坂:(笑)

菅田:桃李君! そういう設定でいこうやっていう、そういう設定でいこうやっていう俺の目(?)を……。

松坂:いや、違う! あのさ、ラジオで、ラジオでさ、ラジオでは、一応連絡先は知ってるけど、お互い連絡とかしないですよっていう感じだったから、「あれ?これってどっち……あ、そういう感じなんですか?」みたいな。「ああ、はいはいはいはい」みたいな。

菅田:ああ、そうっすね。ちょっと俺が盛ったんでしょうね。

松坂:ああ。だから、「すごい切り方してくんな、コイツ」と思って。

菅田:ハハハハハハハ

松坂:公衆の面前で、「連絡先、いや、知らないですけどね」みたいなっていう、バッサリいく感じ?

菅田:いや、なんかそっちのほうがかっこいいじゃないですか(笑)。

松坂:ハッハッハッハッ いや、でもさ、ラジオで言ってるわけだからさ。

菅田:そっか、俺ラジオで言ってましたっけ?

松坂:そう。ラジオで言ってんだって!

菅田:そっか。連絡先は交換してるけど、全然連絡してないっていう。

松坂:してないっていうのを、たぶん、ラジオの最初のほうの段階で言った気がするから。

菅田:ああ、そっか。

松坂:そう。だから、これ、どういう方向で行くんすか?みたいな。そもそも方向云々の話じゃなくて、菅田自身が俺のことに対してそう思ってるか?みたいな。

菅田:いやいやいや。これは、内心どう思っているかというか、完全に世間体で、「連絡先は知らんけど、僕らは深いところでつながってるんだよ」みたいなのがかっこいい。

松坂:はいはいはい(笑)。

菅田:というブランディングです。

松坂:ブランディングね(笑)。

菅田:僕、同じこのブランディング池松壮亮君ともやってます。

松坂:ああ、なるほどね(笑)。だったらいいです。

菅田:でも、その件に関しては本当に謝ります。すいませんでした。

松坂:だったらいいんですけど(笑)。

菅田:確かに先に言うべきでしたね。

松坂:そうよ。だから、これだったら、俺と同様、たぶん、リスナーの人たちも「あれ?」って思う人もいるかもしれんからさ。

菅田:確かに、確かに。

松坂:それは言っとかんと。

菅田:ちょっと曖昧でしたね。そっか、ちょっと囲い忘れてました。

松坂:ちょっとそこはいくらなんでも、一瞬ドキッとしたわ。

菅田:ハハハハハハハハハハハハ ちゃんと聴いてるなあ。

松坂:あれ? 菅田、マジで俺のこと切りにきてんなっていう。

菅田:ハハハハハハハ だから、逆に俺もちょっと最近難しいのが、ラジオのこのテンションでしか会ってないから、公の場で会った時に、ちょっと変な感じになるんですよ。

松坂:そうだね(笑)。わかる、わかる。

菅田:変に近くなりすぎた分。

松坂:うんうんうんうん。そうだね。

菅田:その辺はちょっと慣れていかんとダメですね。

松坂:そうね。そこはちょっと臨機応変なところが求められるかもしれんな。

菅田:なるほど、なるほど。よかった、でも、そのことか。いや、安心しました。

松坂:そうそうそう。そのこと。だから、すっきりしたわ。

菅田:よかったです。今後は、そういうブランディングで。

松坂:そういうブランディングでいきますか。わかりました。

菅田:そういうブランディングで2020年やっていきましょう。

松坂:ハッハッハッハッハッハ わかったよ。