不思議な関係性

 

菅田将暉オールナイトニッポン 2018年1月22日

 

菅田:なんと来週、ゲスト来ます! それもなんと、松坂桃李先輩が来ます!

松坂桃李先輩、僕の事務所の先輩でもあるんですけれども、桃李先輩が、2月1日に公開される主演映画『不能犯』の告知をしに来ます。先輩とどんな話をしようかっていう。なんだかんだ、たぶん、出会ってから一番長い人なんです。最初の、お互いが事務所に入ったのも、半年差ぐらいだったりとかしますし、1年か半年ぐらいの差だったりで、ずっと僕の目の前にいるお兄ちゃんみたいな人なんで、ぜひ。この間も事務所の忘年会とかでも一緒にカラオケしたりもしましたので。さあ、一体どんな話をしましょうか。非常に楽しみです。

 

 

菅田将暉オールナイトニッポン 2018年1月29日

 

菅田将暉:早速ゲストをご紹介しましょう。松坂桃李さんです。

松坂桃李:どうも~松坂桃李で~す。よろしくお願いしま~す!

菅田:よろしくお願いします。ついにご登場くださいまして。

松坂:いや、ついにですね。

菅田:ありがとうございます。

松坂:たぶん、同じマネージャーさんなんで、スケジュール合わせるの超簡単だったんだろうな。

菅田:ハハハハハハハハ! まあ、そうでしょうね。そこに関しては余裕でしょうね。

松坂:余裕のよっちゃんだからね。

菅田:全部把握してますからね、僕らのこと。

松坂:全部。全部。全て知ってるからね。

菅田:僕らが普段何で怒られ。

松坂:そうそうそう!

菅田:ハハハハ

松坂:大体わかるからな。

菅田:大体わかりますからね。あ、最近大変やったんやな、とか(笑)。

松坂:(笑)

菅田:でも、なんだかんだいって、こうやって喋ることもないじゃないですか。

松坂:ホントだよ。こうやって面と向かって喋るっていうのは、忘年会以来じゃない?

菅田:まあ、そうですね。年に1回の忘年会でチラッと喋るぐらいで。

松坂:喋るぐらいな。こうやってちゃんと喋るのって……

菅田:それで思うのが、連絡先ってどうなってましたっけ、僕ら。

松坂:交換はしてっけど……

菅田:昔にしてるはずですけど。

松坂:してんだけど、たぶん……

菅田:あまりにもお互い連絡とらないから(笑)。

松坂:たぶんね、変わってんのか変わってないのかは、ちょっと俺は把握し切れてないけど。

菅田:僕もそうっすね。

松坂:俺は変えてないから。

菅田:ホントですか? 僕も変わってないんで、じゃあ。

松坂:じゃあ、つながるけど、でも、この話をしたとしても連絡することはない。

菅田:することはないかな(笑)。2人で飯とか、まあ、ないっすもんね。

松坂:まず食わない。

菅田:こればっかりは不思議な感じっすよね?

松坂:これは、なんだろうね。

菅田:仲悪いのかなっていう……

松坂:っていうわけでもないと思うんだけど。

菅田:そうなんすよ。ただ、別段仲がいいわけでもない。

松坂:ないし、なんか、俺はね、なん(か)、へん(な)、兄弟っぽい距離感。

菅田:そうっすね。確かに。

松坂:なんていうの?わかんないけどそういう感じ。

菅田:はいはい。兄弟ってそんなもんですもんね。

松坂:兄弟で飯とかもそんなに行かないじゃん。きっと。

菅田:うん。つかず離れずな。

松坂:そう。しかも男兄弟。

菅田:そうですね。そうですよね。

松坂:よけいに。

菅田:でも、同じ先輩で言うと、中村倫也さんとかやったら、俺、たぶん2人は全然あるんですよ。

松坂:あー。

菅田:倫也さんとあります? 2人。

松坂:あ、俺、ないかも。

菅田:あ、ホントっすか。じゃ、後輩でいくと、事務所の後輩とかとも2人はないっすか?

松坂:ないね。ないね。

菅田:単純にこれは、僕だからっていう問題っていうか(笑)。

松坂:俺かもしんない。

菅田:桃李さんの(笑)桃李さんの(笑) 桃李さんほうっていうことなのかな? きっと。桃李さんの距離感なのかな? 普段誰と……。

松坂:基本、そんな行かないからさ。

菅田:誰かと男同士で2人とか行きます?

松坂:男同士で、この間、岡田将生と飯食ったけど、なんかすごい変な話で終わったよね。

菅田:どういうことですか?(笑) 確かに変な話しそうですけど。

松坂:「お互い、なんか、ちょっとどうなの?結婚とか」みたいな話はすんのよ。

菅田:ああ、そっか。はいはいはい。えっ、桃李君、今お幾つですか?

松坂:29。今年30。

菅田:すっげぇ、もうアラサーじゃないっすか。

松坂:アラサー。「全然めど立たないね」みたいな話から。

菅田:ハハハハハハ

松坂:最終的には「わかった!」と。「岡田は俺みたいな女とつき合えばいいんだよ!」みたいな。

菅田:気持ち悪い!(笑)気持ち悪い(笑)。

松坂:岡田も……

菅田:桃李君みたいな人と(笑)。それ、結婚できないやつですよ。

松坂:そうそうそうそうそうそう! 「結婚できねぇーよ!こんなの」みたいな。

菅田:それ、そのまま結婚できないやっすよ。ヤバっ!(笑) でも、いいっすね、そんな会話も。

松坂:そんなくだらない会話だね。

 

菅田:僕ら、最初にお会いしたん、いつですっけ?

松坂:最初が、あれだよ。

菅田:まだ事務所も原宿にあった頃ですよ。

松坂:あった頃だね。あって、なんか取材じゃない?

菅田:私服でね、お互い。

松坂:お互い私服で。

菅田:ドクロ被りしたやつでしょ?

松坂:そうそうそうそうそうそう!(笑)

菅田:ドクロの服がカッコいいと思ってた時期でしょう? ハハハハ!

松坂:(笑)スカル、イケてるっしょ、みたいな。

菅田:スカル、イケてるっしょっていう時期でしょ?(笑)めっちゃ覚えてるな~。

松坂:たしかね、菅田、何着てたっけな~?

菅田:俺ね、紫のスカルがうわーって描いてあるTシャツに、膝丈ぐらいのガウンとか着て。

松坂:ああ、ああ、ああ、あ~!

菅田:で、Gジャンみたいの着てて。

松坂:そう! 俺は、スカルが真ん中にペッて貼ってあるような。

菅田:スカル(笑)

松坂:Tシャツに。

菅田:スカル真ん中に(笑)

松坂:で、ボアジャケット(笑)。

菅田:(笑)そうそう。そうっすよ、そうっすよ。

松坂:で、ジーパン。

菅田:はい。だから、ちょっとM字バング後期の時期のやつですよね。

松坂:そうそうそうそう(笑)。

菅田:前髪を。ハハハハハ

松坂:ハハハハ

 

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菅田:それが、9年ぐらい前ですよ、下手したら。

松坂:9年よ。9年たつからね。

菅田:うーわ、もうすぐ10年ですか。えっ、事務所所属して、今、何年ですか? 9年目? 10年目?

松坂:今年10年目? 10年目だね。

菅田:僕ら、1年違うんですっけ?

松坂:えっ?

菅田:半年ぐらい?

松坂:半年ぐらいじゃない?

菅田:そっか、そっか。桃李君がそれこそ『(侍戦隊)シンケンジャー』の半年後に僕がライダーで始まったんですね。

松坂:『(仮面ライダー)W』入ったもんね。だから、おんなじぐらいでしょ? 菅田も10年?

菅田:僕もそうそう。2009年からなんで。2008年のジュノンボーイなんで。

松坂:ああ、そうか、そうか、そうか、そうか。

菅田:だから、今考えたら、ここに書いてあるんですけど、どっちも僕ら2009年から2010年にかけて放送してた時期の戦隊ものをやってたので、トップコートが牛耳ってたわけなんですよ。

松坂:ハッハッハッハッハッ

菅田:事務所が。これ、よう考えたらすごないですか?

松坂:いや、すごいな。

菅田:そんなことないじゃない。ただの偶然なんですよ、こんなのは。

松坂:偶然よ。

菅田:お互いオーディションですし。

松坂:そうそうそう。ホントにちゃんとオーディションで勝ち取ってアレだから、なんの裏のアレもないからね。

菅田:いや、そうですよね。トップコートレンジャーですよ。

松坂:ハハハハハハハ

菅田:カッコええ、僕ら。ハハハハハハ

松坂:トップコートレンジャー? なんか弱そうだな。

菅田:ハハハハハハ ダサいっすね。

松坂:すごいな。なんかでも、今、マネージャーさんと話してたら、今は氷河期だつってたよ。

菅田:どういうことですか?

松坂:要は、今、レンジャーっていうか、特撮系でうちは輩出していないから、みたいな。

菅田:そっか。最近、レンジャー氷河期。

松坂:そう。レンジャー氷河期らしい。トップコートは。

菅田:なるほどね。まあ、でも、それは。それでも、ま、ま、そうか、そうか。確かにね。バンバンいてもね。

松坂:まあ、まあまあ、そういうイメージもね。

菅田:違うような気もしますけどね。

松坂:難しいところもあるのかな。

 

菅田:どうでした? 当時は。それがデビューですよね?

松坂:デビューだからさ。最初は、だから、わけわかんないよね。

菅田:いや、そうっすよね。

松坂:「戦うんすか?」みたいな。

菅田:僕ん時は、急に「明日仮面ライダーです」って言われて、ほんま詐欺やと思ったわけですよ。普通に高校生やったんで。受け入れれました? すぐに自分がヒーローっていうのを。

松坂:いや(笑)全く。

菅田:無理ですよね。

松坂:おお。もうヒーローの前に、「レッド決まったから」って言われた瞬間に、「あ、大学どうしようかな……」みたいな。

菅田:そうっすよね。現実を考えますよね。

松坂:考える、考える。

菅田:明日学校あるし、みたいなね。

松坂:そうそうそうそうそう。

菅田:単位どうしよう、みたいになりますよね。

松坂:なるよ。どうやったら普通の生活に戻れっかな、みたいな。

菅田:ハハハハ そんな殿イヤやな~。

松坂:っていうことを瞬間的に思うよね。いきなり言われたら。

菅田:思いますよね。

松坂:びっくりするよ。

菅田:その辺の境遇も僕ら似てるじゃないすか。

松坂:似てる。ホントに。確かにな。

菅田:そんな人もほかにいないんでね。

松坂:そういう意味で言うと、なんか不思議な関係性っつうかさぁ。

菅田:いや、そうですね。

松坂:だから、だからこういう感じなんだろうね。

菅田:そうなんでしょうね。先輩、後輩であり、なんか、出所が同じ兄弟感みたいな感じ。

松坂:そうね。だから、なんだろ、不思議と、菅田と、例えば無言で同じ空間にいたとしても、なんか違和感がない。

菅田:ああ、ま、そうですね。無言でも確かに。

松坂:無言でも成立する感じ?

菅田:そうっすね。むしろ無言のほうがちょうどいい説もある。

松坂:ちょうどいい説あるな(笑)。

菅田:あんまベラベラ2人で喋る感じも……

松坂:ないな。

菅田:今、やっぱ、ちょっと表舞台やから、お互いちょっと無理して喋ってるとこ絶対あるんですけど。

松坂:うん。あるあるある。

菅田:ハハハハハハ

 

松坂:でも、まさか、いやもうね、1時回ってるじゃないですか。リスナーの皆さんもすげぇなと思って。今日、眠たい感じになるかなと思ったのよ。

菅田:まあまあ、普段やったらね。

松坂:もしかしたら。

菅田:普段、この時間どうされてます? 寝てます?

松坂:普段、寝てるか、遊戯王やってる。

菅田:ハハハハハハハハハ ちょっと待って(笑)ちょっと待って、ちょっと待って。これ、唐突に聴いたリスナーの人わかんないすから。

松坂:そうだね。

菅田:もう一回言ってください。

松坂:えーとね、遊戯王やってる。

菅田:ハハハハ えっ?どういうことですか? 今日、『不能犯』の宣伝ですよね?

松坂:そうだね。2月1日『不能犯』。

菅田:遊戯王って、カードゲームの遊戯王カードですか?

松坂:カードゲームの遊戯王。これは、ちょっと僕と同じぐらいの年齢の人とかは「うわ、懐かしいな」と思う人いるかもしんないですけど、最近、アプリでできるんですよ。

菅田:ハハハハハハ 急に目がキラキラした! 嬉しそう。

松坂:遊戯王がね。

菅田:はいはい、遊戯王ね。世代っすよね?

松坂:世代だったんですよ。今、シリーズ化されて、最新のカードはちょっとわかんないですけど、昔のカードもそのアプリで実装されているわけですよ。

菅田:当時の初期の遊戯王が、今、ゲームでできるわけですか?

松坂:できるんですよ。

菅田:それは熱いっすね。

松坂:『デュエルリンクス』っていうの。

菅田:ハハハハ すいません、なんか、普段デュエルやってる時間に。

松坂:そう。今、寝てるか、デュエルしてるかです。

菅田:ハハハハ そうなんですね。デュエリストなんですね?

松坂:デュエリストなのよ。

菅田:えっ、どれぐらいやっ……結構やってる感じですね? 今聞いてると。

松坂:今聞いてると?(笑)そうね。

菅田:なめんな、みたいな。

松坂:そうね。今んとこ、デュエルリンクスでは……

菅田:なんかランクみたいのが。

松坂:ランクがあんのよ。ビギナーかな。

菅田:始めた人はビギナーとか。それは相手に勝っていったり、プレー時間が長かったら、みたいなことですか?

松坂:相手に勝ってくっていう。ランク戦ていうのがあんだけど、それで順位があって、ビギナー、シルバー、ゴールド、プラチナ、レジェンド、キングがあって、今、キングなの。

菅田:ハハハハハハ! ハハハハハハ! めちゃめちゃやってるじゃないですか! キングって一番上、もうそれ以上上いない?

松坂:上、上、上、上、上。もうない、ない、ない、ない、ない。

菅田:強っ! ヤバっ! レジェンドの上がキング?

松坂:レジェンドの上がキング。

菅田:(笑)伝説超えてるわけだ。

松坂:いやあ、もうレジェンド隊通過すんの超大変でしたね。

菅田:ハハハハハハ! どういうことですか?(笑)

松坂:まあ、強いのよ。レジェンドランクにいる奴らは結構強いのよ。

菅田:それ、アプリやから、ガチャガチャしたり、課金したり、いろいろ。

松坂:俺は無課金で。

菅田:えっ、マジで? 無課金でできるんですか?

松坂:無課金でキングまで行った。意地でも。

菅田:ハハハハ この人何言うてんのやろ、マジで。

ジングル♪

菅田:ちょっと! 『不能犯』の話せんと! 無課金グ!

 

 

 

CM明けに『不能犯』の宣伝はしていたのだけど、リスナーのメールでどんどん『遊戯王』に寄り、キングもまた生き生き話すから、結局『遊戯王』の話で盛り上がるという。

2人の関係にちょっと変化が見えたのが楽しかった。