通いダディ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2020年5月23日

 

春日:いやあ、子が産まれましてね、帰って来たんですよ。病院からね。

若林:はいはい。クミさんとね。

春日:そうなのよ。5日ぐらい入院してたのかな? その間、私、行けないわけですから。

若林:なるほどね。この時期だから。

春日:そうなのよ。家で待つばかりなんていって。

若林:なるほどねぇ。

春日:ま、帰って来ましてね。大変だ、やっぱりね。

若林:あ、そう。

春日:話には聞いてたけど。

若林:よく聞きますよ。

春日:3時間おきに起きて、ミルクや、何ややるなんつていって。したら、本当に3時間おきなんだ、あれね。

若林:へえ。

春日:タイマーかけてんのかな?っていうぐらい。

若林:あ、そう。

春日:2時間の時とかないね。2時間とか4時間の時とか。

若林:へえ。

春日:大体3時間、やっぱり。

若林:へえ。

春日:寝てんなあと思ったら、急に起きたりとか、泣いたりとかするのよ、3時間おきに。

若林:はいはい。

春日:大変だから、実家でね、クミさんの。しばらくは面倒見るなんていって。

若林:そうかぁ。

春日:ええ。今の家から遠くないからね。

若林:クミさんと、クミさんのお母さんとか。

春日:親御さん。お父様、お母様。

若林:なるほどね。

春日:見てもらったほうがいいんじゃないかつって、確かにそうだななんていって、やってるわけですよ。

若林:なるほど。

春日:私もね、見たりしたいからさ、通いでダディやってるのよ。

若林:クミさんの実家にね。

春日:そうそうそう。行って、お世話をして、次の日お仕事とかあったらまた帰って来て。今の家に。で、寝て、みたいな。

通いでやっているんだけどもね、大体スケジュールは決まってるわけですよ。決まってくるんだな。こうしよう、ああしようって計画したわけじゃないけれど、大体夕方の6時とか7時ぐらいにクミさんの実家に私が向かって。お仕事終わりだとか、仕事ない時とか。で、行って、向こうの家で飯を食うっていうのがあるのよ。

若林:うん。

春日:ご両親とクミさんと私で4人で。

若林:うん。

春日:あんま人の家で飯食ったことがないからさ。

若林:なるほどね。

春日:親戚の家とかはあるけどさ、向こうのご両親とどうしようかなっていう。会話とかさ、あるじゃない。

若林:はいはい。

春日:んで、それを1週間ぐらい続けてるのかな。

若林:今ね?

春日:うん。今、普通に向こうのお母様にマヨネーズ取ってもらってるもんね。

若林:ああ、結構打ち解けたじゃん。

春日:「あの、ちょっとマヨネーズ、いいっすか?」ハハハハハ

若林:打ち解けたじゃん。

春日:「この天ぷら、ちょっと冷たいんで揚げ直してもらっていいですか?」みたいな。

若林:そっちのほうがいいんでしょ?でも。

春日:まあ、いいのか悪いのか。普通にその場でお酒もいただくしね、私。

若林:ああ、なじんでるね。

春日:向こうのお父様はあんま飲まないんだけど、私だけが缶チューハイとか飲んだりとかしてさ。

若林:だいぶくつろいじゃってんだ。普通?それ。

春日:どう……

若林:だいぶくつろいでるほう?

春日:揚げ直し、ない。

若林:天ぷらはあっため直すはない?

春日:それは行き過ぎてるのかな? フフフ

若林:わかんないわ、俺それ。

春日:わかんないんだよ、その加減が。騒然とするの? ああ。マヨネーズは? 取ってもらうのは?

若林:よくわかんないなぁ。

春日:そうかぁ。

若林:俺は結構気遣いだから、俺はやんないけど、春日だったらそっちのほうがよさそうな気がする。

春日:いいのかなぁ。ビールを出してくれたりすんのよ、行ったら。

若林:大した仕事もしてねぇのにな。

春日:なんちゅうことを言うんだよ! んで、最初のうちは「ありがとうございます」とか言ってたんだけどさ、あんまビール飲まないからさ、何回目かで「あの、ハイボール……」フフフフ

若林:自分で持ってったりしないから、もちろん。

春日:持っていく時もあるんだけど、その時は持ってなくてさ。

若林:じゃ、結構いい感じの距離感なんだね。向こうが気さくなのか?

春日:もあるし、あと、クミさんもフォローしてくれてるな。そう言われてみると。

若林:できるからな、そういうの。

春日:「ビールあんまり飲まないのよ」なんつって。「ハイボールとかレモンサワーとかなんだよね」つって。

若林:俺、だから、結構最初に『モニタリング』で鍋食ってる。サトミツとクミさんと。引いたもん。

春日:何がよ?

若林:クミさんが鍋でお前のやつ全部取ってたから。おたまで。

春日:ああ、取ってくれるね。

若林:何?コイツ、めちゃ偉そうじゃんと思って。

春日:ハハハハ

若林:その時に10年つき合ってたって知ったのかな。トークの中で。

春日:ああ、そういうことか。

若林:覚えてないけど。

春日:そっちが後だったからね。

若林:こいつ、なんなんこの態度と思って。

春日:ヘヘヘヘ 腹立って。

若林:わかんないから。10年つき合ったことないから。

春日:まあ、そうか(笑)。

若林:そういうもんなのかな?みたいな。

春日:まあ、クミさんはやってくれるかもしれないね。

若林:やってくれる人なんだな、そういうのを。

春日:で、先回りして、変なことにならないようにしてくれるのかもしれない。

若林:それはスタイルなんだろうな。

春日:ありがたい話。

若林:それは尊重したいね。

春日:尊重して……(笑)まあま、助かってるよ。

若林:別に時代に合わせる必要ない。お前んちがそれだったらそれでいい。自信持っていけ。

春日:ありがとね。ありがとうございます!

ただ、気まずいのがあってさ、リビングだから、テレビついてんのよ。時間帯とか曜日によったら、アタシが映ってたりするのよね。

若林:嘘をつくなよ!

春日:嘘はつかない!別に。『どうぶつピース』とかやったりするのよ。そこがなんかちょっとさ、何とも思ってないんだろうけど、ちょっと恥ずかしいじゃない。

若林:わかる! 恥ずかしいよな、自分出てくると。

春日:恥ずかしいし、クミさんも先回りして「出てる」とか言ってくれるんだけど、春日からは言えないじゃん。「出てますけど」とか言わないじゃん(笑)。だけど無言もおかしいし。

若林:気づいてるくせにっていうことだよね?

春日:うん。出てるからね、別に。出てることを「出てる」ってその場で言わなくてもいいじゃん。なんだか大喜利みたいのをやって、ナントカナントカ!つって、なんだそれ?みたいになってたりする(笑)のとかを見てさ。

若林:なるだろうな。意味のわからない『どうぶつピース』のストロングスタイルの大喜利な?

春日:ストロングスタイルの時あるじゃん。なんでストロングスタイルの時のやつなんだよ、と思ったりとかさ。内容が。とか、裸になってウーッ!とかやってるのが映ると、ちょっと気まずいんだよ。何とも思ってないんだろうけどね。

若林:はいはいはいはい。

春日:そんなことがありながら一緒に。ありがたい話よ、用意していただいてね、飯食わせていただいて。で、風呂入れたりとか、おむつ替えたりとかするわけですよ。

若林:なるほどねぇ。

春日:で、一応私もね、一応というか、やってますけども。

若林:はいはいはいはい。

春日:やりたかったりするからさ。

若林:はいはいはいはい。

春日:だけど、クミさんのほうが手練だからさ。

若林:はいはいはいはい。

春日:強いというか、なんだろうな、結構ガシガシいくのよ。

若林:赤ちゃんに対して。

春日:そう。洗うのもそうだし、おむつ替えるのもさ。

若林:わかるわかる。

春日:遅い!とか、もっと早く! 寒いから。

若林:仕事できんだね、クミさんは。

春日:寒いって言っても、急に変な方向に手をひねっちゃったりとかさ。

若林:いや、わかるよ。

春日:おそるおそる。

若林:わかるわかる。

春日:ガンガンいくのよ。

若林:俺、抱かしてもらったりした時もさ、ジーパンの生地は大丈夫なの?素肌に、とか思うもん。

春日:わかる。

若林:俺と松永だけパニックになってたね。

春日:ハハハハ

若林:この持ち方でいいの?みたいなやつでしょ?

春日:そう。んで、風呂なんかも、いろいろ洗い方みたいのあるしさ、泣いたりするじゃない。

若林:やっぱ泣く?

春日:んで、ゆっくり丁寧にやったら、早く早く、早く!つって。

若林:へえ。

春日:強いのよ。おむつなんか替えるのもさ、締めるわけよ。なんかこう、ピタピタッつって腰の辺りで。

若林:はいはいはい。

春日:本とか読むと、2本指が入るぐらいの締め加減です。

若林:なるほど!

春日:なんて言うんだけど、その指って誰の指かは書いてないわけよ。

若林:ああ。

春日:男の春日の指なのか、女性の指2本なのかわからないから、これぐらいかなぁとかやってたら、いい、それ、いいのいいのつって。

若林:大体で。

春日:大体でピッとやればいいから!みたいな感じで、怒られるまではいかないんだけどさ、言われたりとかしてね。

若林:はいはいはい。

春日:ただ、1回怒られたのが、泣いてるのにアタシが寝てた時があってさ、めちゃくちゃ怒られたね。その時は。

若林:それは、ちゃんと起きて見てよと。

春日:そうそうそうそう。何のためにいるんだ、みたいな。1年前と同じぐらいな感じで怒られたもん。テンションで。

若林:まあ、でも、それはそうだろうな。俺もクミさんと同意見だな。

春日:フフフ あ、そうか(笑)。

若林:勝手に人んちのビールだ、ハイボールだ飲んで、グースカ寝やがって、テレビでなんの笑いも取りやしない。起きてやれ、バカタレ!ということな?

春日:(笑)そこまでは乗ってないのよ、クミさん。

若林:あ、そう?

春日:テレビのナントカとか。

若林:立てるからね、春日を。

春日:うん、まぁま、ありがたい話だよね。

そんなんやってさ、まあ、でも、楽しいっちゃ楽しいんだよね。あんまりその状況の赤子を見たことないから。…見たことあるよ、姪っ子とかさ、サトウミツんとこの子とか、あるけど、その赤子ってさ(若林:すごいよなぁ)1カ月とか2カ月たって、人に、外に出られるようになった時の赤子だからさ。

若林:うんうん、うんうんうんうん。

春日:初めて会った時、想定よりも……

若林:赤子中の赤子だから。

春日:そう! いわゆるザ・赤子なんだけど、赤子前みたいな状況があるのよ。

若林:へぇ。

春日:ね? まだ一般公開してない、身内だけの赤子。外にまだ公開する前の。思ったよりちいせぇわけさ。

若林:なるほどねぇ。

春日:うん。んで、初めて会った時に、単純にそれを思ったわけ。「ちいせぇ…」つって。

若林:うぉー。確かにその感想は聞いたことないかもしれない。

春日:ちいせぇ。500のペットボトルぐらい。長さ。

若林:え~マジで?

春日:うん。

若林:ほんとぉ?

春日:ほんとよ。これぐらいよ。

若林:へぇ。

春日:子によるだろうけど。んで、「ちいせぇ~」つって。クミさんに「どうなの?」つって。会って。「ちいせぇ~」って。ずっと「ちいせぇ」って言ってたら怒られてさ。

若林:まぁなぁ。ほかの言葉あるだろっていう。

春日:あるだろ、可愛いとか。可愛いはもちろん可愛らしいけど、ちいせぇのよ。だいぶ小さい。それを結構ガシガシいくからさ、いやあ、もうすごいな、みたいなね。よーく見ると似てんだよね。春日に。日によって違うけどね。クミさんに似てる日もありゃさ。

若林:変わるんだ。

春日:変わるんだ、あれ、もう。春日に似てんな~なんつって私は思うわけよ。

若林:ああ、春日はね。

(中略)

春日:3時間おきに今起きるからさ、夜中とかもやっぱり起きるわけですよ。大体、風呂入れて、ミルクとかあげて寝かして。9時ぐらいよ。9時ぐらいに寝たら12時ぐらいにやっぱ起きるのよ。で、またミルクやら何やらあげてさ。アタシもおむつ替えたり、ミルクを作ったり。クミさんが乳あげてる時に。だんだんだんだん連係ができてくるわけ。

若林:なるほど、リズムが。

春日:そうそうそう。クミさんが乳あげてる時に、アタシが70度ぐらいの熱湯を哺乳瓶に何ミリリットルみたいに入れてさ、そこに粉ミルクを入れるんだけど、缶からスプーンですくって4杯とか入れるわけよ。それが多分ね、めちゃくちゃ早いのよ。私。プロテインでさ。

若林:プロテインでやってたからだろうな!

春日:フフフ そこ巻かないでくれよ。

若林:今日はちょっと振りなげぇな、全体的に。

春日:ハハハハ

若林:ゆっくり出てくるとこも。

春日:んで、やってあげたりとかして、大体3時、夜中の回が終わったら、家帰って来て。私は。

若林:へえ~。

春日:で、仕事行くみたいな感じなのよ。それがサイクルになってきてるんだけどさ、まあ、全然苦じゃないというか、楽しいのよね。

若林:よく言うよね、それ。

春日:その3時間でやることないけどね。テレビとか観ながらさ。向こうが起きたらこっちも起きてやる、みたいな。

若林:3時間。

春日:そうそうそうそう。やってるから、ちょうど今日とかで言うとさ、終わったぐらいに、3時ぐらいに起きるのよね。んで、次は6時ぐらいになるからさ。

若林:へえ、そんなきっかりなんだね。

春日:結構きっかりなのよ。

若林:そのたびに起きて。

春日:そう。だから、逆に言うと、ほんとはラジオ終わって行って見たいんだけどさ、もう終わってるわけ、3時の回が。

若林:なるほど。回で言うと。

春日:中途半端に行って起きて泣くと、下手したら次の6時の回まで寝ないみたいなこともあったりするわけですよ。逆に泣いて。だから、先週もそうだったんだけど、今週も3時に終わるじゃない。だから、とりあえず実家まで行って、一回部屋の窓を見て家に帰るっていうことをやろうかなというね。入れないからね。

若林:家にはね。

春日:前のむつみ荘みたいなさ、一回外から見るっていうの得意だからさ。

若林:近くには行きたいっていう気持ちがあるってこと?

春日:近くには行きたいね。近くで感じて、見て、家帰って寝るっていうね。

若林:そうだよなあ。

春日:だから変わってくるんですよ。