ゲスト 宮下草薙

 

アルコ&ピース DCGARAGE 2019年6月11日

 

 

 

酒井:今日はゲスト来ます。宮下草薙の草薙ちゃん。

平子:草薙ちゃん!

酒井:来ます。太田の後輩でございます。

平子:一緒に飲むとすごく楽しい人。

酒井:確かに。

平子:楽しい、楽しい人。

酒井:今、一番売れかけてる若手です、太田の。

平子:いっぱい嬉しい人。

酒井:加地さんのお気に入り。

平子:お気に入り! 加地さんも大好きな草薙ちゃん(笑)。加地さんが大嫌いな平子ちゃん(笑)。

酒井:ハハハ

平子:何の因果かつながってる。

酒井:ハハハハハ

平子:巡りめぐって太田プロ

酒井:ハハハハハ 来ますんで。何か決着をつけないといけないとか、一緒に企画をやるとか、そういうことじゃないですね。

平子:ない! そういうことない!

酒井:ただ一緒にしゃべるだけ。

平子:しゃべるだけ! なぜなら、幸せになるから。温かな気持ちになるから。

酒井:ハハハ

平子:だからただ来てもらう。おしゃべりをするだけ。

酒井:ハッハッハッハッ この後登場しますので、お楽しみに。

 

(曲)

 

平子:それではご紹介いたしましょう。本日のゲストは宮下草薙の草薙航基ちゃ~ん。

草薙:こんにちはー。お願いします。

平子:かわいい~。

草薙:はい? ハハハハ お願いします。

酒井:来たな。

草薙:はい。ありがとうございます。

平子:同じ太田プロで、今、ネガティブ芸で注目され、売れかけ、売れてますよね、ペースで見たらね。

草薙:いやいや。

酒井:めちゃくちゃ忙しいんじゃない?

平子:今、年齢で言うと?

草薙:27です。

平子:芸歴は?

草薙:芸歴6年目とかですね。

酒井:意外とやってんだよね。

草薙:意外とやってます。

平子:世間的にはもっと若いと思われてるだろうね。

酒井:そうだと思うよ、たぶん。

草薙:よく言われます。

平子:後輩っぽさがあるし。

酒井:忙しい? どう?

草薙:ま、そこそこ。そんな…ちょうどいいぐらいで、はい。

酒井:一番いいじゃん。この感じでちょうどいいなんて。

平子:ちょっと前までバイトしてたでしょう?

草薙:はい。

平子:「今日、バイトなんです」なんて言ってたから。今、バイトはどうなってるの?

草薙:バイトは、ちょっといじめられて辞めました。ハハハハ

酒井:何があったんだよ?

平子:だって、普通さ、バイトでテレビ出始めると、「観たよ」とか「すげぇじゃん」とかなるじゃん。

草薙:いやいや、きつかったんです。働いてたら、後ろで、僕が出させてもらってるネタ番組のパーパパラパラパッバという出囃子をずっと後ろで歌われるっていう。ハッハッハッハッ

酒井:うーわ、きつっ。

平子:『ネタパレ』?

草薙:『ネタパレ』の出囃子。

酒井:「どうも~」とかやんなきゃいけないの?

草薙:できなかったんで、もう辞めました。ハッハッハッハッ いけないですよ。

酒井:きつっ。めちゃめちゃきつい。

平子:そんな仲よくもないのに。

草薙:そうです、そうです。

酒井:ああ、そう?

平子:わあ、そっかー。

草薙:なかなかいけなかった。

酒井:そういうタイプじゃないもんね。

平子:どっちかだよね。ランクが上がるか、そういう言われ方しちゃうかねえ。

 

ハマってる実感

平子:それこそ、いま、加地さんの『アメトーーク』『ロンハー』っていったら、まあ、観ないことないもん。

酒井:お前どうなの? 事情は知ってんの?

草薙:ちょっと聞きました。平子さんがマジでキレられたっていう。ハハハハ

酒井:お前はどう思ってる?それ。

草薙:どう思ってる?(笑)

酒井:加地さんの言ったこととか。

平子:これはもう忌憚のない意見が聞きたいよ。

草薙:いや、ま、そのとおりだなと思って。ハハハハ

酒井:ハハハハハ さすがだな。

平子:仕方がないなと。

酒井:加地さんの一派だから。可愛がられてるから。ハハハハハ

平子:ホントだよ。

酒井:すごいな。キレられたこととかある?加地さんに。

草薙:いや、僕、そんなまだないですね。あんま、そんな、ご挨拶ぐらいしか僕も。

平子:現場に、収録入っちゃえばね。

酒井:キレてんのとか見たことある?

草薙:ないです、ないです。

平子:そもそも加地さんがぜってぇキレねぇ人らしくて。ハハハハ

草薙:あんな穏やかな人いないですもん。

平子:先週チラっと言っちゃったかな? 言ってないかもしんないけど、その怒られた後に、有吉さんにそれを報告したの。みんなに怒る人なんだろうなって。ああ、まぁ、そういう人だから気にしなくていいよ、みたいな感じかなと思って言ってみたら、「加地さんが?怒ったの?珍しいな」って。そこでえっ?ってなったから。

酒井:野呂佳代と平子さんだけ。

平子・酒井・草薙:ハハハハ

平子:そっかそっか、言ってたね。太田プロのつながり。どうなんだろう。ダメなことなのか、大したもんなのかよくわかんないな、その2人だと。

酒井:ハマってる実感ある?

草薙:いや、よく呼んでもらえるなっていう。

平子:それでほかのあそこの常連組の先輩たちも「草薙、草薙」ってすごい言ってくれてさ。

酒井:ホントだよね。

草薙:ありがたいですね。

酒井:すげぇな。飲みに行ったりすんの?そういう先輩とか。

草薙:いや、飲みには行かないですね。

平子:でも、中でもあるじゃん。流れが。「草薙、今日、打ち上げ行こうぜ」つって。「行かねぇーよ! 行きたくねぇーよ!」みたいな。実際には行ってないんだね。

草薙:そうですね。実際に行かずに。さすがに吉本の人は面倒くさいって聞いて。

平子:ハハハハ 飲み方とかが?

草薙:飲み方とかが。わけわかんないことでマジでキレられたっていうのを(笑)よく聞くんで、僕も。ハハハハ

酒井:そうだな。難しいよな、ああいうとこ行くと。

平子:内々はね。

酒井:そう、できちゃってるからね、関係性がね。

平子:直系の先輩・後輩だとそういうのがあるかもしんないけどね。

草薙:ちょっと行かないですね。

 

憧れの芸人

酒井:お前、誰に憧れてお笑い芸人になろうと思ったの?

草薙:僕、憧れ、そもそも、でも、『レッドシアター』をずっと観てたんで。

平子:それも学生時代?

草薙:はい。はんにゃさんとか(笑)。

酒井:違うじゃん。

草薙:そうなんです。

酒井:全然違うじゃん、タイプ。

草薙:でも、もともとはんにゃさん…

平子:世代っていうとそうかもね。テレビ観てたらその辺が出てくる。

草薙:スーパースター…

平子:スーパースター。ぼそっと言ったね(笑)。

草薙:はんにゃさん、スーパースターだったんですよね。

酒井:金田、おもろい?

草薙:面白いっすよ。何言ってるんですか? ハハハハ

酒井:ハハハハハ

平子:スーパースター金田。

酒井:どこがおもろい?

草薙:どこが? あかる…なんか、その…

平子:明るいって言っちゃダメだよ。

草薙:ハハハハ

平子:絶対ダメだよ。

草薙:パワーが。

平子:パワー!

草薙:ハハハハ パワーがある。

酒井:お前の口から「パワー」って。ハッハッハッハッ

 

アルコ&ピースについて

酒井:どうなの?草薙とかから見て、俺らアルピー。だって、『レッドシアター』だって僕ら出てた。

平子:出てた。

草薙:観てました、観てました。

平子:『レッドカーペット』だってその同時期にやってたし。

草薙:でも、アルピーさんはやっぱすごいですね。事務所ライブとかもアルピーさん来ると来ないじゃお客さんの入りとかも全然違うんです。

平子:そうなの?

酒井:事務所ライブ。

草薙:ハハハハ

酒井:めちゃめちゃダセェじゃんか!

平子:規模がさ、規模が。

草薙:事務所ライブ。

平子:メディアに出始めた若手が…

酒井:ヤーレンズじゃねぇんだから!

草薙:ハハハハ

酒井:でも、金田のほうが俺らより。

草薙:そうですね。ちょっとすいません、それはちょっと。

酒井:何が違うんだろう。

平子:金田も吉本だけど、金田だったら飲みに行きたい?

草薙:ま、そうですね。金田さんだったら…ま、でも、うん、どうなんだろうな。あの人、どうなんすかね。

平子:今、ちょっと評価変わってきたの?

草薙:ハハハハ

平子:今、さすがに評価変わってきた?

草薙:面倒くさいんすかね? 観てる分には好きですけど。

酒井:一緒に飯行ったりとかってなると。

草薙:はい。

平子:金田は遠目から見る人。

草薙:はい。バイク川崎バイクさんが、ちょくちょく金田さんの写真を送ってくれるんです、僕に。

酒井:好きっていうのをわかってて。

草薙:はい。好きっていうのを言ったら、2週間に1回ぐらい「今日の金田です」みたいな感じで。ハハハハ 送ってくれるんです。

平子:それだけでいい。それで十分。

草薙:それぐらいの距離感が一番。

酒井:パワーがある人なんだろうな。どんな写真なの?それ。

草薙:沖縄で青空の下、半袖来た金田さんが僕に向かって「グー」ってやってる。ハハハハ ってる写真。ハハハハ

酒井:ハハハハ

平子:明るいね。明るくてパワーがあるね。

酒井:パワーがあるな、やっぱりすげぇわ。俺らやっぱパワーない? パワーはどうなの?俺ら。

平子:パワーで言うと。

草薙:パワーですか? パワーは出さないタイプですね。ハハハハ

酒井:そうか? そう?

平子:躍動するタイプじゃないもんね。

酒井:ああ、そっか。

平子:そっかそっか、そういうことか。

酒井:パワーなくても売れてる人は売れてる?

草薙:そうですね、パワー、ま、はい。売れてるんじゃないですか。

酒井:金田はパワータイプ。

平子:違うんじゃない?それだと。なんか違うんじゃない?

草薙:ハハハハ

酒井:スピードタイプですか?

平子:タイプで言っちゃうと、エックスメンの誰かみたいになっちゃうから。

 

平子vs酒井

酒井:3人でなんかしゃべったことないですもんね?

平子:3人ではないね。それぞれで飲んだことはあるじゃんか。

草薙:はい。

平子:そうだね。俺らどっちもバラバラでは飲んでるけど。

草薙:平子さん、酒井さんも2~3回連れてってもらって。

酒井:そうだね。この間も行ったもんね。邦子さんの舞台終わりに。

平子:そっかそっか。どうなの?一緒に飲んだりしてみてさ。

草薙:酒井さんは、酒癖がホントよくないんで。

平子:フッ(笑)

酒井:違うよ! お前だよ!一番悪いの。

草薙:めちゃめちゃ、俺、吐かされるまで飲まされて。

酒井:飲まされたって言うな! お前だよ飲んだの!

草薙:いやいや、マジで違うんすよ! 飲まされて吐かされて、で…

酒井:吐かされた。ハハハハ

草薙:吐かされたんです。駐車場で…

平子:草薙、これは大問題だよ。こんな大問題ないよ。

酒井:飲めー!つって。

草薙:はい。僕が吐いてるのを駐車場でめちゃめちゃ笑いながら、ストーリー配信みたいな。

平子:うわっ時代じゃないわー。

草薙:ホントに、あれは。

酒井:めちゃくちゃパワーありそうだな。

草薙・平子:ハハハハ

酒井:悪いほうで。ハッハッハッハッ

平子:ほかの後輩も何人か一緒にワイワイワイって飲む感じなんだね、酒井のほうは。

酒井:そうだね。

平子:俺は2人だもんね、飲む時は基本は。

草薙:ホント落ち着いた感じの、ご飯を楽しむっていう(笑)。味を楽しむっていう。

酒井:してましたもんね、トークで。

平子:それに合う酒、何だろう、ぐらいのね。で、短いよね?俺は。

草薙:ああ、そうです。

平子:1時間半ぐらい飲んだらパッと帰る。

草薙:一番いいです。

酒井:一番いい?

草薙:はい。

平子:言ったら家が近いのよ。グダグダ長い時間まで飲もうとすれば飲めるんだろうけど、俺はなんか草薙の粋な感じにほだされて、嫌われたくないから、スッと飲んで、パッと食って、スッと帰る。

酒井:そう。俺よりいい?

草薙:酒井さんより全然いいです。酒井さん、ホントに、マジで酒井さんの周りの芸人、みんな解散してますから。

平子:ハハハハ ホントだ!

草薙:マジでそうなんですよ。ごりあて、三手観音、ガレット。

酒井:ガレットの1人抜けたしな。

草薙:ノブナガもちょっと調子悪い。

酒井:そうなの?

草薙:相方、病気になっちゃったり。

平子:そうだ、なんか出れなくなったりとかさ。

草薙:みんな不幸になってる。

平子:そうだ!

草薙:ハハハハ ごりあて解散した。

酒井:とっくのとうよ、解散したのは。

平子:酒井軍団て誰いんの?って聞いた時に、元ナニナニのって紹介するの多いもんね。

酒井:全員元だもん、今や。

草薙:マジで不幸になるって若手の中で。ハハハハ

酒井:話し広まってる?

草薙:はい。ハハハハ

平子:死に神

酒井:ハッハッハッハッハッ

草薙:あの集いに参加すると…

平子:集い!

草薙:ハハハハ

酒井:集いって、ムカツク(笑)。じゃ、旅行行くのはどっちがいい?俺と平子さん。

草薙:平子さんですよ。

酒井:お前、ホントわかってないな。

平子:楽しいかな、俺となんて。俺と行ったとしても、金沢あたりちょっとうまい海産物食いに行くぐらいだよ。

草薙:それぐらいがホントいいです。

平子:ハハハハ

酒井:俺、どんなイメージある? どんな旅行しそうなの?

草薙:どんな旅行?(笑)ナイトプールとか。ハハハハ

酒井:フラミンゴの浮輪みたいなの?

平子:ホントだ。インスタ用の写真撮ってんだろう、それで。

酒井:ハッハッハッハッ

平子:ストーリー配信撮るような、あんな、一番イヤだろう?

草薙:ホントそうです。

平子:一番イヤなんだよ。

酒井:何でだ?いいじゃんか。

草薙:ナイトプールでもホントに…

平子:ゲロ吐かせられる(笑)。

草薙:吐くまで飲まされて。ハハハハ

酒井:お前が飲んだんだろ!

平子:プールサイドで。最悪。

草薙:配信ですよ。

酒井:それを配信する(笑)。

草薙:ハハハハ

酒井:それは最悪。

平子:脱がされてな。

酒井・草薙:ハハハハ

平子:ウェッて吐いてる後ろからずらっと脱がされて、キャッキャキャッて笑って配信してな。

酒井:やんないよ!

草薙:そりゃ解散しますよ。ハハハハ

酒井:ハハハハ 俺のせいだ(笑)。そんなイメージなんだ。

平子:酒井軍団と俺もノリが極端に違うから、正反対だから。

酒井:そうだね。確かに。

平子:俺も耐えきれないもんな、あのノリは。たまに後輩含めてなんかの流れで飲むみたいなことあったじゃん。

酒井:平子さん家でね。

平子:やっぱりしんどかったもんなあ。

酒井:そんな嫌い? 俺、嫌い?

草薙:いや、嫌いじゃないです。

酒井:好き?じゃあ。

草薙:好きですよ。好きですよ。

酒井:これだよね?たぶん草薙なダメなとこ。お前は全員に好き好き、好き好き、好き好き言って、みんな勘違いするんだぞ。

平子:違うよ。2人で飲んでる時も言ってたもん。そうやってちゃんと誘ってくれる酒井さんにもホントに感謝してますって。

酒井:お前、ホントふざけんな、みんなメロメロなんだから。

草薙:ハハハハ

酒井:ホントメロメロ。「ありがと」。

草薙:ハハハハ

平子:お嬢もね、メロメロ。

 

(CM)

 

宮下君登場

酒井:アルコ&ピース酒井健太です。

平子:平子祐希です。

草薙:宮下草薙、草薙です。

平子:今日はね、草薙ちゃんがゲストに来てくれておりま~す。

草薙:ありがとうございます。

平子:ほんでね、実際、そもそもは草薙だけを呼ぶつもりだったらしいんですよ。本日は。ただね、俺はね、みんなにもっと知ってほしいことがあるんだよね。酒井にもそう、リスナーにもそう、スタッフにもそう。草薙はそうなんだけど、宮下を知ってほしいんだよ。

酒井:やめたほうがいいよ、あいつ。

草薙:ハハハハ

平子:草薙の相方。宮下草薙の宮下。

酒井:どイタって聞いてるよ。

草薙:ハハハハ

平子:宮下の深みをね…

酒井:イジりようないって聞いてるよ、あいつと(?)。

草薙:ハハハハ

平子:そうじゃないの。

酒井:大丈夫?

平子:俺はね、俺、いろいろ草薙からも聞いたり、宮下ともちょっとしゃべったりしてて、非常に興味深い男なの(笑)。

草薙:ハハハハ

酒井:平子ラボに。研究(笑)。ハッハッハッハッ

平子:いろいろ宮下の血液をもらって調べた結果、これは興味深いぞと。宮下もちょっと好きなんですよ。

ということで、ちょっとお話を伺いたいなということで、ご紹介いたしましょう。本日のゲスト、宮下草薙、宮下兼史鷹にも来ていただいておりま~す!

酒井:兼史鷹!\ファンファーレ♪/

宮下:どうも~よろしくお願いします。

酒井:来たね、兼史鷹も。

宮下:来ました。

平子:見てください。宮下の佇まい。

草薙:来ました(笑)。

宮下:呼んでいただいて。

平子:もちろん私服でしょうけども、『龍が如く』みてぇな黒いストライプシャツ。

酒井:ホントだよ! 台本も持ってこねぇーで。

草薙:そうなんです、はい。

平子:きのままでね。

宮下:きのままでいいって聞きましたよ。

酒井:ハハハハハハ

草薙:ごめんなさい、ホントに。ハハハハ

酒井:ハハハハハ

平子:黒いシャツの襟をグッと折り返して、第1ボタンを開けて、雰囲気あるわ。

酒井:確かに、宮下は確かに興味ある。草薙は飲んだことあるけど、宮下、噂でぐらいしか聞かないもんな、コイツ。

平子:話、あんまり聞いたことないでしょう?

酒井:うん、ない!

平子:俺もちょっといろいろ聞いてるんでね。

宮下:僕も先輩と飲んだことないです。

酒井:えっ?!

草薙:絶対行かないんです。

酒井:なんで?

平子:行かないんだ。

宮下:行かないです。

平子:なんで?理由はあるの?

草薙:くだらないらしいです。ハハハハ

酒井:くだらない?

宮下:くだらない。

平子・草薙:ハハハハ

酒井:先輩と行くのはくだらないの?

宮下:くだらないです。

平子:どういうところが?

宮下:確かに噂で聞いたことあるんですよ。先輩とかと飲んだほうがいい、みたいな。そこから仕事につながるんだ。そんな例を周りで聞いたことがないです、僕。

平子:ああ。

酒井:でも、草薙は行くじゃんか。

宮下:ま、そうですね。草薙はやっぱ好かれてるんで。僕なんか、本当にたぶん情で誘ってもらう形になっちゃうんです。どうしても。

平子:ああ、草薙が行ってるから、じゃあ相方もっていう感じで?

宮下:そうです、そうです、そうです。なんで、僕を心から誘ってくれる人ができたら、それは確かに行きたいですけど。

平子:フッフフ

宮下:情誘いはちょっとイヤなんです。

平子:だってさ、この間、番組一緒で、宮下草薙が一緒にいてさ、俺、車で来てたから、お台場から遠いから、「一緒に乗って帰りなよって」草薙に言って、宮下も近くに住んでる。一緒じゃん、アパートが。「宮下も一緒に帰ろうよって誘っといて」って言ったら、宮下がわざわざ来て「すいません、群馬県の実家に忘れ物取りに帰るんで」。

酒井:お前聞いたぞ、それ。

宮下:ハハハ

酒井:入り浸ってるって。

平子:群馬が地元なんだよね?

宮下:そうです。群馬が地元で。

平子:で、アルバイトを今してるわけだよね?

宮下:はい、そうです。

平子:俺、ホント聞いて考えられなかったのが、こいつ、いまだに群馬でバイトしてんだぜ。

酒井:意味わかんなくない? お前、なんなのそれ?

宮下:いや、でも、ホントにいいバイト先なんで。

酒井:何がいいんだ?

宮下:僕は、おもちゃを扱ってるバイト先で、結構いろいろ僕もマスターをしたんですよ。いろんなジャンルについて。

平子:それはアンティーク調のおもちゃってこと?

草薙:カードショップとか、おもちゃ…

宮下:カードもありますし、おもちゃもありますし、雑貨もありますし。

酒井:仮面ライダーとか好きなんだよな?

宮下:そうです。仮面ライダーとか好きなんで。男の子のおもちゃをマスターすると“男の子のおもちゃマスター”、女の子のおもちゃだと“女の子のおもちゃマスター”。一通り取って、僕に与える称号がないなってなったんですよ。取り過ぎて。

平子:マスターを取り過ぎて?

宮下:取り過ぎて。

平子:星のシールを貼る場所がない。

宮下:そうなんです。向こう側から作っていただいたマスターが1つあって、それが7店舗中僕が唯一持っているんですけど、“バトルトイグランドマスター”。

平子・酒井・草薙:ハハハハハハハ

酒井:バトルトイグランド…すごいな!

宮下:聞いたことあります?

平子:聞いたことないな。それも、だから、宮下だけが持つ称号。

宮下:そうです。僕だけの称号。

酒井:すごっ。

平子:その称号を持つ者は相当な給料がいいとかだったら、群馬まで行く理由もまだね。

酒井:そうなんだよな。

宮下:もちろん時給は破格。2倍ぐらいになってます。

平子:えーっ!

酒井:2000円ぐらいとか?

宮下:そんなにいきません。

平子:そんなにいってないんでしょ? だから、言ったら1300円、1400円とかでしょう?

宮下:ま、そうです。

平子:都内にあるよ!

酒井:全然ある。

草薙:ハハハハ

酒井:交通費出るの?

宮下:交通費出ます。

草薙:ちょっとしか出ないんですよ。

平子:でも、時間がさ、行って帰っての時間で、それも時給換算したら割に合わないわけじゃん。

宮下:これ、確かによく言われるんですけど、群馬で1時間半電車でかかるんですよ。往復すると3時間ですけど、この1時間半て有意義に使うと、めちゃめちゃいい時間なんですよ。

酒井:何するの?

宮下:例えば、ちょっと読書しようと思った時に、1日時間があいてもなかなか取りかかれないじゃないですか。

平子:しない。家とかだとしないね。

酒井:確かにな。

宮下:ただ、その行きしなの1時間半て一番読書したいなって思うんですよ。

平子:まぁまぁまぁまぁ。

宮下:その時間を有効に使えば、別にそんなに無駄なことじゃないんです。

平子:そっか。変に家でだらーっとしてるほうが無駄になっちゃうのかなぁ。

宮下:そうです。

草薙:コイツ、絶対折れないんですよ(笑)。

酒井:ホントだなあ。俺もずっと思ってる。

草薙:コイツってマジで。

酒井:イタいよな、コイツ。すげぇイタいなと思う。

平子:いやいや、でも、グランドマスターだから。

宮下:自分の価値観で言い過ぎですよ。

酒井・草薙:ハハハハハ

酒井:あ、俺が?

宮下:はい。

酒井:お前も一緒じゃねぇーかよ! お前も自分の価値観で言ってるだけだろ! ハッハッハッハッ

草薙:ハハハハ

平子:俺はさ、宮下にちょっと夢を託してる部分もあんのよ。

酒井:あっ、わかるわかる。

平子:俺は、2~3年で折れた側だから。

草薙:ハハハハ

酒井:このままでいてほしいもんね。

平子:40になって、まぁ、イジくりかえされてる今の状況だから、あのまま突き進んだら、どんなふうになったんだろうっていう自分を投影してる部分もあるんだよね。

酒井:でも、あえて今さ、宮下のほうをイジってやろうみたいな番組だってあるわけじゃんか。

宮下:もちろんあります。

酒井:それ、お前どう思ってるの?マジで。

宮下:いや、でも、これはありがたいです。

平子:あ、それに関しては。

宮下:もちろん。

酒井:「ありがと」って感じ?

宮下:「ありがと」(笑)。

草薙:ハハハハ

酒井:あ、そうなんだ。意外とそう思ってんだ?

宮下:そう思ってます。

平子:イジるってよりは、自分をピックアップされてるっていう感覚なのかな?

宮下:ていう感覚…まぁ、でも、その時は、本当に悔しいですよ。

平子:イジられると?

宮下:はい。

酒井:あ、そう。

宮下:本当に悔しくて、でも、魂でやれるんですよ、その分。

平子・酒井:ああ!

宮下:脳みそでウダウダ考えずに、魂で。

酒井:本当に思ってることとか言えたりとか。

宮下:それを放送してもらえるのはありがたいです。後々ですけどね。その時は苦しいです、もちろん。

平子:ふーん。な? 言い回しヤベェだろ? フハハハ

酒井:魂とか言い出した。

宮下:ハハハハ

酒井:すぐ言うの?

草薙:一々しゃべり方がなんか。

 

お笑い勉強会

酒井:お前、怒られたりすんの? よくスパルタって聞くけど。

草薙:俺、めちゃめゃ怒られますよ、まだ。

平子:2人で隣に住んでるような状況だから、お笑いについての勉強会みたいのがあるんでしょう?

草薙:勉強会もやります。

宮下:でも、コイツが最近、そういうストイックなのはイヤだって言うんで、ちょっと遊び調にちゃんとしてるんですよ。

草薙:お前なんだ!何様なんだお前は!マジで。

平子・酒井:ハハハハ

宮下:嫌がるんで。

酒井:イヤだよ、それは。

草薙:ストイックだなんだ。ハハハハ

宮下:お勉強はイヤだって。

酒井:今まではどうだったの?

草薙:『アメトーーク』とか出る前日も、絶対コイツが宮迫さんやるんですよ、家で。

平子・草薙:ハハハハ

酒井:なんでそんなことできるかな。

宮下:いや、でも、すごかったです。僕、宮迫さんになって、コイツ、『アメトーーク』全く出たことない時ですよ。なって、コイツが一言。

酒井:お前もだよ!

草薙:お前出たことないだろ(笑)。お前が出たことないだろ(笑)。

宮下:それはいいじゃん。

平子:これが、でも、グランドマスターだよ。全てにおいての。全部においてのグランドマスター。『アメトーークグランドマスターでもあるし。

宮下:グランドですから、こっちは。

酒井:宮迫さんやって。

宮下:で、コイツが一番最初に、「どうも宮下草薙の草薙です」みたいなこと言った時に、僕「声小っさ」って言ったんです。

酒井:おー。

宮下:それをまるっきり『アメトーーク』で同じくだりが。

平子:ウエーッ!?すげぇ!

酒井:練習どおり! これやったことあるやつ!っていう。草薙は。

草薙:マジで練習どおりのやつ来た(笑)。

平子:進研ゼミでやったとこだ!

平子・草薙:ハハハハハ

酒井:すごい! グランドマスターだ!

草薙:おー!ってなりました(笑)。

平子:すげぇ。

宮下:あるんですよ。

酒井:完全にシミュレーションでやるんだ。宮迫さんになって。

宮下:はい、そうです。

 

酒井:今はもう優しくなったの?じゃあ。

宮下:今はだから、ちょっとお勉強、お勉強だとアレだっていうのがわかったんで、M-1の「どうも~」っていうところだけ聞かせて、イントロクイズみたいな(笑)。

草薙:ハハハハ

平子:それ、何のつながりがあるの? どうすんの、それ?

宮下:いや、でも、すごいです。コイツ、変ホ長調さん当てたんです。

平子:えーっ!

酒井:変ホ長調さんはわかりやすい。

宮下:変ホ長調さん、なかなか当たらないですよ。

草薙:わかるよ!

平子:わかんないよねぇ。

酒井:でも、タメになってることもあんじゃん。多少『アメトーーク』の話とか。

草薙:『アメトーーク』ぐらいですよ。ホントに。

宮下:ハハハハ

平子:『アメトーーク』タメになってんのがすげぇ。

草薙:ハハハハ

平子:で、加地さんにどんハマリしてさぁ。

 

酒井:ほかは? ほか、なんかあんの?

草薙:シミュレーション、街ブラのロケとか、僕めちゃめちゃさせられましたけどね。最初の頃。

酒井:本当にプライベートででしょう?

草薙:はい。

宮下:そうですね。

草薙:本当に近所を、マジで5年住んでる近所を初見みたいな感じで歩かされて(笑)、コメント言わされるんですよ。「学生多いですね」みたいな(笑)。

酒井:それ、お前はどういう立ち位置でそれ見てるの?

宮下:「誰が聞きたいんだよ。お前から学生多いとか。違うから。ネガティブを聞きたいから」。

平子・酒井:ああ。

酒井:それはどうなの? 生きてる?

草薙:生きてない! ないよ!そんな。コイツもできなかったんです。それ散歩のやつ来たら、なんか来たんだよね、街ブラロケみたいの。そしたら、コイツが酷くて、お前がなんにも全然できなかったんだよね。

酒井:お前、どうなってんだよ!

宮下:ちゃうちゃう、あのね、こっちのシミュレーションにちょっと偏り過ぎたんです。

平子・草薙・酒井:ハハハハ

宮下:俺のをやるのを忘れてた。肝心な。

草薙:進行はお前だから。街ブラだったら。

宮下:街ブラをやる時に、俺と想定してなかった。

平子:お前、総合演出の側で見てたから。

酒井:そういうことか。

宮下:コイツのピンの演出を想定してたんで、俺来た時に、俺?なんもやってない…。

草薙:ハハハハ

平子:俺もしゃべるんだ!

宮下:そう。

酒井:なるほどね。

じゃ、今、草薙がちょっと売れかけてる状況って、お前どう思ってんの?それ。

宮下:いや、僕、本当嬉しいです。

酒井:あ、そう。

宮下:はい。

平子:どこかで焦りだったりさ、出がちじゃんか。

宮下:正直、まだちょっと、まだまだなところがあるぐらいというか。

酒井:えっ?まだい…

宮下:正直、俺の想定では、彼は今の時点で『イッテQ』と『ケンミンショー』に出てるはずなんです。

平子・酒井・草薙:ハハハハ

草薙:なんだ、それ(笑)。

平子:遅いぐらいなんだ。

宮下:ちょっと遅いぐらいです。

平子:へえ~。

酒井:すげぇな。

次はどうしたい? 何が足りない? 草薙。もう一歩先に行くために。だいぶすごいけどな。

平子:展開ね。

宮下:いや、でも、もうちょっと僕から言えることないんですよ。もう違う、領域がもうちょっと、僕の知ってる領域からもう離れてるんで。

平子:じゃ、今までの言ってること全部ガチだな。ってことだな。

草薙:ハハハハ

酒井:お前が育ててる、育て上げたみたいなことはあんの?

宮下:そんな強くは言わないですよ。そんなダサいことは。

平子:シミュレーションの想定内の今、売れ方、動きっていうのは。

宮下:それはもう十分できます。

平子:はあ。ここから俺の手離れられるよっていう。(草薙:マジでコイツ、ホントに…)

宮下:そうです、こっから巣立ってほしいですよね。

酒井:どうした?

草薙:コイツ、マジでヤバいです。

宮下:ハハハハ

草薙:マジでヤバいんです。ホントに。ごめんなさい、ホント、マジで。

酒井:すごい。真っ直ぐだもん。お前、やっぱ言ってることが。

平子:そうそうそうそう。

酒井:すごいよ。でも、やっぱ宮下のおかげでもあるわけでしょ? この今の状況。草薙はさ。

草薙:いや、まぁ、おかげ…おかげか? おかげか?これ。ハハハハ これ、宮下のおかげ…なのかなぁ。

宮下:まぁま、それは十二分にお前の実力もあるよ。

草薙:なんだそれ!(笑)

 

知り合ったきっかけ

平子:2人がもともと知り合ったのは、太田プロのスクールなんだよね?

宮下:あ、そうです。

平子:もともと別々なコンビだったり、ピンでやったり。

宮下:僕がピンで、草薙は別のコンビ。

酒井:だって、どっちも天才だったって言うもんね。宮下も。

草薙:宮下はピンですごかったですよ。

平子:ピンでどんな芸だったの?

宮下:僕、漫談ですね。

草薙:何本あるんだっけ?漫談。

宮下:200本。

平子:フフフフ

草薙:漫談200本あるんです、コイツ。

酒井:イカレだな。

宮下:養成所入る前に100本ありました。

草薙:わけわかんないです(笑)。

酒井:すげぇな。

平子:それは即戦力として。

宮下:そうです、もう、はい。

平子:いくために。

宮下:100本作ってから入ろうと思って。

平子:はあ…漫談?

酒井:すごいな。

草薙:で、なんかその、180分の漫談が2本ある(笑)。

平子・酒井:ハハハハ

草薙:だから、R‐1が180分だったら、俺は持久戦で優勝できたって(笑)。

酒井:持久戦とかないのよ。スタミナ要らねぇんだ、あんまり。ハッハッハッハッ

平子:3時間の漫談…。

酒井:すごいな。どんななの?

宮下:いや、でも、ホントにストーリー、二転三転するんでね。

酒井:落語みたいなことなの?

宮下:そうです。最後にどんでん返しが待ってる。

酒井:簡単にストーリー、めっちゃ簡単に言って。

宮下:いや、ちょっと、僕、言いたくないです、それは。

平子:なんで?

宮下:結局、後にやるつもりなんで、アイデアとか盗まれたくないです。

酒井:お前、これさ、草薙のシミュレーションだったら何て言ってる?

宮下:何がですか。

酒井:漫談あるか?つって、いや、言いたくないですっていう草薙がいたら。

宮下:そんだけ漫談にストイックに、なんか、ねえ。

草薙:違う、違う。違う!違う!違う!違うよ! 違うんだよ! ハハハハ

宮下:じゃ、言っていいすか、コレ。

酒井:言えよ! 言ってやれよ!

平子:言ったほうがいいよ。

宮下:180はコイツが盛ったんす。

平子・酒井:えっ?

草薙:ハハハ

宮下:草薙が。

平子:えっ?!

宮下:俺、それにずっと合わせてあげてたんです。

酒井:ちょっと待って。

平子:話変わってくるぞ、これ。

宮下:コイツのウソに。

酒井:えっ?

宮下:マジで。200本あります。確かに。

平子:ハハハハ 十分なんだよ。

宮下:それはマジで、これは確かにある。180はコイツが平場でウケるから言ったんです。

平子:実際はどのぐらいなの?

宮下:実際、最長30分しかないです。

草薙:ハハハハ

酒井:すごいけど、めちゃめちゃ。ハハハハ

平子:十分引けるよ。

酒井:すごいな。すごいよ、ホント。

草薙:マジでホントに。

酒井:なんでお前ウソついた?

草薙:何がですか?

酒井:180分。

草薙:なんか…

草薙:コイツが悪いのかもしんないなと思ってきた。180は何?

草薙:180、だって、180、ウケるんですもん(笑)。

平子・酒井:ハハハハ

宮下:180…

草薙:こういうことでしょ? お前が教えてくれたんじゃん!

宮下:盛るっていうのは…

草薙:俺は、知らなかったです、盛るなんか。芸人になるまで、盛るなんか知らなかったのに、コイツが、お前が教えてくれたの、盛るって。

平子:ハハハハ

酒井:お前が教えたんだよ!

草薙:お前の言うとおりやったんだよ!

平子:ハハハハ

草薙:お前の言うとおり、俺は…

宮下:盛り過ぎて、盛り過ぎて、俺が深く掘り下げられた時に、ないことが多いのよ。

平子:お前が作った化け物が育ち過ぎたんだよ。暴走し始めたんだろう?

宮下:確かに面白いよ。180分の漫談2本あるのは面白いけど、さすがに無理ある、180分は。

草薙:盛り過ぎたのか、じゃあ。そうか。

平子:これ、お互いさまの部分もあるけどねぇ。そうなんだ。

酒井:180分作っちゃえば、もう。

宮下:そうなんです。コイツのウソを真実にっていうのは確かに考え…

平子:できない? できなさそうだったらいいんじゃない?

酒井:できないだろ、お前は。まぁ、お前はできないよ。

宮下:いやいや。

平子:180はさすがにきついか。

宮下:やってやりますよ。

平子・酒井・草薙:ハハハハ

宮下:180、2本でしょ? やってやりますよ。

平子・草薙:ハハハハ

宮下:このラジオ、ジャックします。180やらせてください。

酒井:2週にわたってね。

平子:枕で終わっちまうんじゃないか。

平子・草薙:ハハハハ

酒井:すごい。片道1時間半あるしね。簡単だもんな。

宮下:ジャックします。

酒井:すごいな。

 

大喜利の話

平子:宮下が何かにつけモメると、同期とかに言ってんのかな? 俺らは聞いたことないけど、「じゃ、大喜利で決着つけようぜ」と。

宮下:いやいや、ちょっと(笑)、それ違う、違う。

草薙:これ、養成所の時です。

宮下:養成所の時に一番最初に言っただけです。

平子:本当に言ってはいるんだ。

草薙:ハハハハ

酒井:すごいな、ホント。

宮下:何かの順番をじゃんけんで決めようになった時に「大喜利やればいいじゃん」て(笑)。

草薙:ハハハハ

酒井:すげぇな。おもしろ。

平子:大喜利は得意っちゃ得意なんだね。

宮下:大喜利、好きですけどね。得意っていう言い方はアレですけど、好きです。

草薙:大喜利はやってますね。

平子:あ、そう。自分で?

草薙:はい。

平子:1人ででも?

草薙:この間、笑い飯さん、千鳥さんの大喜利ライブみたいのに出してもらって、すごいめちゃめちゃ活躍、結構やって。

平子:えーっ?実際に。

草薙:ちゃんとウケてたんで。

平子:あそこの感じの、また独特だからね。千鳥と笑い飯さんなんて。

宮下:そうですね。嬉しかったです。通用したんだっていうのは。

草薙:その後の飲み会で、西田さんの隣の席座ってて、西田さんにずっと遊戯王の話(笑)。ハハハハ

平子:詳しいから。

酒井:(?)入ってるから。

宮下:ハハハ

酒井:あいつ何の話してんだ?と思ったらしいよ、草薙が。ハッハッハッ

草薙:めちゃめちゃ戸惑ってました。

酒井:ハッハッハッ

平子:優しいからね。聞いてくれるだろうけど。

酒井:大喜利はやっぱ好きなんだ。

宮下:好きですね。

平子・酒井:へえ。

平子:すごいな。

酒井:すごいね。

平子:実際、そうやってウケてるんだからね。これでウケてない奴はいくらだっているじゃん。そんで、実際やってみたら変だった、みたいな。

酒井:とかね。

平子:やっぱすごいんだよ。

酒井:今も、今すぐパッとできんの?

宮下:いや、だから、そういうのはイヤなんです。

酒井:ごめん、ごめん。

草薙:ハハハハ

宮下:ちゃんと、その…

酒井:そうだ、イタいんだ、忘れてた。

宮下:大喜利ライブって、神聖な…

酒井:やめようよ。大喜利ってデリケートなんだから。

宮下:雑に扱うもんじゃない。

酒井:そうだよな。

平子:それはそうかもしれないね、ホントに。

酒井:ハハハハ

平子:よくないもんね。

酒井:よくない。ホントによくないもんな。

宮下:ハハハ

草薙:違う、違う、違う。

平子:素人みたいなフリでさ、そんなのは。

宮下:面白いことやれ。

酒井:そうか、そうか、そうか。それと一緒だよな。

宮下:それはよくないです。

酒井:でも、よくあるじゃん、そんなの。

宮下:何がですか?

酒井:すぐ「大喜利とかやってよ」。

平子:バラエティとかだったらね、流れはあるかもしんないね。

宮下:はいはいはい。

草薙:ネタやってよ、みたいのあるよね。

酒井:あるじゃん。ちょっと違うんだ。

宮下:そういうのじゃないです。はい。もっと大事に扱いたい。

酒井:遊戯王の話はいいの?

宮下:遊戯王の話だったら全然。

平子:遊戯王大喜利は?

宮下:遊戯王大喜利って何ですか? 遊戯王大喜利

平子:遊戯王大喜利だったイケんの?

宮下:遊戯王大喜利ってなんすか?

平子:遊戯王にまつわる大喜利だったら、今、こういう平場でもバッとできんの?

草薙:できんじゃない?

酒井:イヤだ?

草薙:やれよ!

平子・酒井:ハハハハハ

草薙:ウダウダ言ってないで、お前。ハハハハ

宮下:遊戯王大喜利ってなんすか?

平子:お前以外に遊戯王知らないからお題も作れないんだけどさ。

 

宮下君の憧れの芸人

酒井:お前は誰に憧れてお笑いやってんの?

宮下:僕、憧れで言うと、さまぁ~ずさん。

平子:ああ、さまぁ~ずさんなんだ。

宮下:さまぁ~ずさんが一番好きです。

平子:コンビとして好き?

宮下:はい、コンビとして好き。

酒井:すんげぇお笑い好きそうだもんね。

平子:そうだね。

酒井:めちゃめちゃ好きそう。

宮下:めっちゃ好きです。

 

宮下君から見たアルコ&ピース

平子:俺、さっきの草薙評は聞いたんだ、俺らの。飲み会だと、しんどいとかだし。宮下から見て、俺らってどんなふうに映ってんの?

宮下:は、そうですね、でも、やっぱ、酒井さんは(笑)鬱陶しい飲み会、ですよね。イメージ。

平子:それは共通言語なんだね。

宮下:はい。

平子:飲み会行きたくない側としても。

宮下:ノリが鬱陶しいというイメージがどうしても。

酒井:平子さんは?

宮下:平子さん、正直、神秘に包まれてますよ、僕の中で。

酒井:神秘?

宮下:ミステリアスな感じで、正直、どんな飲みすんのかな?みたいな感じだったんですけど、草薙から聞いて、めちゃめちゃいいなと思いました。

平子:(笑)おお!

酒井:入りたい? 平子。

宮下:入りたいです。めちゃめちゃいい。

酒井:ちょっと平子さん、ちょっと、宮下の話…

平子:なんかしんないけど、めちゃくちゃ上の人に認められたみたい。

草薙・宮下:ハハハハ

酒井:逆指名が入りました。

平子:俺、草薙と飲んでるから、宮下とも俺、誘おうと思ってんだけど、あんまお酒飲まないっていうから、申しわけないかなと思って言えなかったんだけど、じゃ、「行く?」って言ったら行くの?

宮下:平子さんとなら行きたいです、僕。

平子:俺は、別に飲めないんだったら烏龍茶飲んでればいいしさ。

宮下:そういうところも大好きです。

酒井:あらっ! ちょっとハマってますよ、平子さん。

平子:家も近いしさ。

宮下:はい。ぜひ行きたいです。

酒井:お笑い面は? ホントにマジなやつ。

平子:アルコ&ピースとして?

酒井:アルピー。

平子:芸人アルコ&ピースとしてね。

酒井:実際、どう思ってるんだろう。

草薙:いつも言ってるやつ。

酒井:いつも言ってる…(笑)。

宮下:いや、いつも…(笑)。でも、やっぱアルピーさんは、構造をイジるのが上手いですよね。

平子:フフフ

宮下:漫才の構造、みたいな。ただ、その分、正統派漫才師から見ると、ちょっとこう、うとましいというか、ああいうことをやられるとやりづらい、みたいな。

酒井:ああ。

平子:骨組みをイジるからね。

宮下:そうです、そうです。

平子:そもそもの構造を知ってないとわかんない漫才が多いからね。

酒井:それは良くも悪くも。

宮下:良くも悪くも。

平子:っていうのを普段言ってんの?

草薙:あと、なんか、俺が聞いたのは違うやつです。アルピーさんは、なんだっけ? できない…。

宮下:ああ、そう。できない、アルピーさん、何かができないっていう状態になった時に、まだ目で「俺らはできるんだ」っていう。

平子・酒井:ハッハッハッハッハッハッ

草薙:できないをもっと(笑)。

宮下:あの目が邪魔なんです。

酒井:あーー!

平子・草薙:ハハハハ

宮下:もっと「できない」を盛ってやんないと。

平子・草薙:ハハハハ

酒井:なるほどね!

宮下:そしたらワンランク上行けます。

平子・酒井・草薙:ハハハハハハ

酒井:さすがだなぁ! マジで言えてるかもしれない。

平子:ああ、いや、ホントだよ。ホントのこと。ホントのこと過ぎて、今さら誰も言ってくれなくなったこと。

酒井:すごい。こんなの後輩に言われると思わなかった。おもしれぇな。

平子:いや、すごいなぁ。

酒井:こういう裏側の宮下の部分、お笑いをホント知ってて、お笑いについて物申せる部分て、テレビでも出したりしないの? めっちゃ面白いじゃんか。

宮下:いや、これ、テレビで出しても。ここだから笑ってくれますけど。

平子:いや、そうかな。

宮下:生意気なだけじゃないですか。

平子:だって、お笑いの構造、全体を俯瞰で見た構造だったり、それこそホビー関連のことだって語れるわけじゃんか。

宮下:そうですね。まぁ、でも、自分の番が来ればもちろん。

酒井:今のお笑い界どう思う? マジで。

平子:全体を見渡して。

宮下:今のお笑い界ですか? でも、ホントに先輩の懐が深いからできますよね、草薙の芸とか。

草薙:ハハハハ

平子:ちゃんと見てる(笑)。こいつはすげぇ~。

草薙:ちゃんと見てるんす(笑)。

酒井:ホントだな! すげぇわ! 的を得てるんだよ、ちゃんと。すごいわ!

 

(CM)

 

酒井:さあ、ということで、アルコ&ピース DCGARAGE、あっという間ですが、そろそろお別れのお時間でございます。

平子:今、CM中にしゃべってたら、宮下の深みがまだまだあんのよ。

草薙・宮下:ハハハハ

平子:なんで、酒そんなに飲まないかっていったら、飲めないんじゃなくて、飲んでも酔わないから飲む意味がない。

草薙:ハハハハ

平子:強過ぎる。なぜなら、なんでだ? 理由はなんでだっけ?

宮下:母親がキャバ嬢で、父親が地下格闘家。体質的にね。

一同:ハハハハハハ

酒井:まだまだイケるな、お前。1時間じゃ足りないよ、こんな奴(笑)。

平子:今、宮下がこの時間で切ってきたいろんなカードを、すごいよ、すごいんだけど、どこでこのカードを切ればいい?(笑)。

宮下・草薙:ハハハハ

酒井:お前のデッキどうなってんだよ!

平子:全部ジョーカー(笑)。

酒井:草薙どう? 悔しい? こんだけ今日は宮下が。

草薙:いや、まぁ、でも、なんか、よかっ…よかったよね?(笑)

平子・酒井:ハハハハ

草薙:ここだけです、ホントに。こんな宮下を(笑)。

平子:いや、わかんない、これ。化けるよ、これは。コンビとしての化けはまだあるから。

酒井:マジでこれからあんじゃない? 宮下見つかったらヤバいと思うよ、これ。

平子:そう。こういう小さいとこから徐々に広がっていくことあるからね。

酒井:うん、確かに。あるぞ、お前。

宮下:うれしいです。

酒井:スーパースターになっちゃう可能性あるよ。

宮下・草薙:ハハハハ

平子:グランドマスター

酒井:そうだ、グランドマスターだからな。ハッハッハッ

さあ、ということで1時間ありがとうございました、宮下草薙

宮下・草薙:ありがとうございました。

平子:ホントにしゃべってたら終わっちゃったね。

酒井:ホントだわ。なんか告知とかない?

草薙:告知…ハハハハ

平子:この流れで(笑)。恥ずかしいだろ!

宮下:この流れで告知はしたくないです。

草薙:大丈夫です(笑)。

酒井:さあ、TBSラジオでお聴きの方は、この後1時から『爆笑問題カーボーイ』でございます。

こままでのお相手はアルコ&ピース酒井健太と。

平子:平子祐希と。

宮下:宮下草薙、宮下。

草薙:草薙でした。

宮下:ありがとうございました。

平子・酒井・草薙:ハハハハハ

 

 

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