まぼろしの新年会

 

オードリーのオールナイトニッポン 2012年12月15日

 

若林:ちょっと話変わるんだけどさ、お前よく高校の時にさ、小学校6年の時に「春日君が暴れてる」っていう議題が帰りの会で話題に上がって、どうもちょっと暴力を振るうと。ほかの生徒に。なんでだ?ってなったら、どうやら春日君が中学受験でストレスが溜まってるらしいっていう話し合いになったっていう話を、結構すべらない話みたいに4~5回話してたじゃない、高校の時。フフフフ

春日:ハハハハ ああ、懐かしいねぇ。

若林:ハハハハハ!

春日:懐かしい! よく覚えてるね、しかし。今、何の話してんのか全然途中までわかんなかったんだけども。よく覚えてるね、あなた。

若林:お前よくなんか、伝家の宝刀みたいにその話してたのよ。

春日:ああ、してた記憶はあるね。

若林:ストレスが溜まってたっていう話。

春日:はいはいはいはい。

若林:ストレス溜まってたの? 中学受験するっていうことに自分が。

春日:いや、その当時はもちろん自分では気づいてないですよ。

若林:小学校6年だからね。

春日:小学校6年の時。後から、高校ぐらいになって考えると、そうだったなっていう。

若林:何がストレスなの?それは。

春日:だって、周りの友達と遊べないからね。塾とか行ったら。日曜も電車に乗ってちょっとよさげな塾みたいの行ってたりしたから。少年野球も小5の夏ぐらいでやめなきゃいけなかったしね。

若林:そういうのがストレスになってたんだ。

春日:そういうのがストレスになって(笑)、体操袋とか投げたりしてた。

若林・春日:ハハハハ

春日:それが女子に当たったりとかさ。

若林・春日:ハハハハ

春日:して、担任から言われてるんだけど、お前はストレスを発散するな、教室内でって言われて、意味がわかんなかったけど。

若林:なんで自分が中学受験するかとか聞いた?親に。

春日:え~?聞いてないね。

若林:聞いてないね。

春日:聞いてないね。

若林・春日:ハハハハ

春日:なんか勧められて、ぐらいのイメージ。

若林:親に?

春日:親に。

若林:で、自分で「うん」て言ったんだ。

春日:うん、ま、言って。地元の中学がちょっと荒れてみたいなのあった。たしか。

若林:ああ。大体そんな理由だよな。

春日:そんで、中学受験してみれば?って塾行って、したら塾も楽しかった。ほかの学校の生徒とかと会えたからって流れですけど。若林さんもしてるでしょ?

若林:してる、してる。

春日:それはどういうあれだったの?

若林:それでさ、いろいろ考えるのよ。この年になると。

春日:何をですか?

若林:いい? 2~3分でやめるね、この話。

春日:まぁ、いいよ。

若林:実家帰った時に、先週も話してたっけ?俺。「あんたゴールデン減ってんじゃないの?露出」って母ちゃんに言われた話。

春日:いただいてないよね? いただいてない。

若林:母ちゃんがさ、毎回実家帰るたびに「あんたゴールデン減ってんじゃないの?」って言うのよ。

春日:へへへへハハハハ

若林:俺、あったまくんのよ、それが。

春日:うんうんうんうんうん。

若林:うちのおやじは、姉ちゃんと会った時にちょっと俺がそんな愚痴をこぼしたの。毎回腹立つけど、でも、「ま、減ってるけどいいんだよ、そういうもんだよ」みたいな。2009年とかと比べられてもさ。

春日:まぁまぁそうね。

若林:困るじゃん。

春日:うん。

若林:「あんた減ってんじゃないの?」みたいな。ちょっとピースにやきもち焼いてたりするんだよ、うちの母ちゃん。

春日:へへへへ えっ?ピースはあんなにいっぱい出てんのに、みたいなニュアンスのこと?

若林:「2人とも出るわね」みたいな。「あんた嵐の番組出なくなってんじゃないの?」みたいなこと言ってくんのよ。ハハハハ

春日:すげぇ観てんな! すごい知ってるね。

若林:で、俺さ、本当にむかついちゃってる自分に--あんまむかつかないじゃん、もう、本気では。

春日:はいはいはいはい。

若林:あ、すごいイライラしてんなぁと思って、何だろうなってすごい考えてて、外から見た評価みたいなことをすごい気にするじゃん、親とかって。

春日:ああ。何々って言われてるとか。

若林:そうそうそうそう。俺さ、小学校の時に中学受験する理由を何度も聞いても、「いい大学入って、いい会社に入って、幸せな人生になるから」って説明されるんだけど、俺、その時、副都心開発で中央区から杉並区に、地上げになって電車通学してたのよ。満員電車なのよ。

春日:杉並から元いた学校に。

若林:銀座線とかが。頑張った先がこれなの?って思っちゃってたのよ。満員電車の周りの大人たちを見て。

春日:ああ、なるほどね。

若林:ものすごいしかめっ面してるの。大人たちが。死んだような目で。ギュウギュウじゃん。これはやってらんねーなと思ったら、夜中テレビ観てたらさ、たけしさんが『ギミア・ぷれいく”で「たけしの使えない英語」(?)っていうのをやっててさ、「この大人は何だ?」と思うの。この大人だけそういう文脈、レールから全く自由に生きてるじゃねぇーかと思って、超カッコいいな。超楽しそうだな、人生。で、とんねるずチェッカーズと暴れてるわけよ。

春日:へへへへ やってたねぇ。

若林:この大人は何だ?っていう。

春日:しょっちゅうドロップキックしてたもんね。

若林:そうそうそう。

春日:ハハハハ 学生服でドロップキックしてたもんな。

若林:超楽しそうじゃんというふうに思って、ちゃんと説明しない大人たちにイライラするわけ。頭悪いからさ、小学生は。

春日:なるほどね。

若林:今はね、ただ単に満員だからしかめっ面してるだけじゃん、大人は。ほかにいろんな楽しいことがあるじゃん。家族がいたり。

春日:まぁまぁまぁそうね。

若林:飲み仲間もいて、仕事もさ、会社行ったら充実してるわけだ、皆さんね。その時はしかめっ面しか見ないから。

春日:まぁそうね。

若林:そういう外の価値観みたいなのでしゃべってくんなや!ってずっと思ってたんだよね、たぶん。だから、俺の根本だからイラついちゃうんだよね。

春日:なるほどね。

若林:ほめられたりするんでしょ? 番組であれ面白かったわよ、みたいに。

春日:ああ、まぁまぁするね。うちの親なんかはあんまりそういうことは言ってこないけども。

若林:うちの親はまぁないね。

春日:なんなら若林さんだけが出る番組とかも『TVぴあ』とかで丸して録画して観たりしてるもんね。

若林:うれしいよな。あ、そうだ! お前にこの間言おうと思ってたんだけど、ちょっと今年の正月なんだけど、やろうと思ってます。

春日:何がですか?

若林:若林家と春日家、全部一緒になって、どっか借りて、新年会をやろうと思ってます。

春日:いや、ちょっと勘弁してちょーよ。いや、勘弁してちょーよ!

若林:何ですか?その蝶。

春日:ハハハ 勘弁してちょうだいよ。

若林:ああ、ちょうだいよ、か。

春日:まだ早くないかい?

若林:まだ早いってどういうことだよ!(笑)春日、それで言うなら、今だよ!

春日:え?今?

若林:まだ早いって言うなら。タイミングのことを春日さんが言うならば、今だよ。

春日:今? ナウ?

若林:俺、ちゃんと春日のご両親に挨拶したこともないし、お父さんに至ってはセブンスターを吸ってるってことしか知らないわけよ。

春日:ハハハ 私のおやじさんがでしょ? ずいぶん昔の状況よ。

若林:一回俺がちょっと場を設けるから、もちろんお前とお前の妹とお前の妹の旦那、そして姪っ子も来てもらうし。

春日:そういえば姪っ子がね、「わかちゃん♪」て言えるようになってた。この間実家帰ったら。ハハハ

若林:だから、だから、だから今なんだよ。

春日:何を教えてんだよと思ってさ。フフフ

若林:ちょっとね、雅叙園

春日:目黒?

若林:うん。とろうかなと思ってる。

春日:いや、ちょっと、いい、いいって、それは。

若林:でも、椿山荘行っちゃおうかな。それは俺とお前の折半になるけど。

春日:いや、椿山荘はちょっと高いって。ハードルが高い。

若林:椿山荘の広間とって、若林家と春日家で。

春日:いいよ、いいよ、シダックスとかでいいって、別に。一番広い部屋。

若林:春日の両親と俺の両親で、俺がMCの立場で、ちょっと打ち解けて和気あいあいとやってほしいんだよね。

春日:いい、いいよ、いい。

若林:俺が一番最終的な目標って、お前のおやじと俺のおやじが飲み仲間になること。

春日:いやいや、勘弁してちょーよ!

若林:俺が一番目標としてるとこだから。

春日:いや、それ、いいよ。それはまだ早いって。

若林:それは大介も来てもらうけどね。

春日:ハハハハ したらいろいろ来てほしいよ。ラオウも来てほしいしさ。

若林:いや、サトミツは関係ないからね!この話には。

春日:フフフフ いや、でもさ、いろいろやってるじゃない、一緒に。今だって来てくれてるわけだしさ。

若林:うん。でも、サトミツの赤ちゃんを新生児室のガラスで見てたら、俺が近づくと泣いてた、やっぱり。

春日:あ、そう。

若林:おどろおどろしい大人が近づくのわかるんだろうな。

春日:やっぱ生まれ立てでもわかるんだね。

若林:ちゃんと赤ちゃんと大人として接しない大人が来た、みたいなことに子どもって敏感じゃん。

春日:うんうんうん。コイツはなんかちょっと騙せないぞというかね(笑)。マジの奴だぞっていう。わかるね。

若林:でね、サトミツとしみじみ話してたのはね、「こんな可愛い子が育ってって、いつか胸張って髪七三にしてゆっくり歩いてきたりするんだもんな」つって。

春日:カカカカ

若林:「信じらんねぇーよな」ってしゃべって。ハハハハ

春日:なんで私を例に出してんのよ(笑)。いろいろなんかやるんだろうな、ぐらいでいいじゃん、そこは。でも、それはそうだろうね。わかんないよね、将来的に。

若林:みたいなこと言ってましたけどね。ちょっと正月、それ考えてるから。

春日:えーっ?! いいです。まだ早いって。イメージだけど、お互いに家族を持ったら、結婚式とかもあったりしてさ、お互いに呼ばれたりとか、行って、両親と会ってみたいのがあってから、だと思ってたんですけどね。

若林:あ、そうお?

春日:イメージは。

若林:じゃあ、今年はいいよ。今年はやらないけど、でもなあ、ここまで言っちゃったらニッポン放送に力借りるしかないと思う。

春日:いや、それはもうイベントになっちゃうじゃん。

若林:イマジンスタジオでちょっとやろうかなと思ってます。

春日:ハハハハ

若林:仲よくなるためにいろんなことするよ、それは。騎馬戦とか。

春日:でしょうな。ゲーム大会とかあるだろう?絶対。

若林:騎馬戦とかやるし、あと、綱引き。春日家、若林家対抗綱引き。うちの姉ちゃんがマジになります。

春日:ハハハハ

若林:ハハハハ

春日:綱引きはちょっと見てみてぇーな。

若林:ハハハハ

春日:なんでだろう?綱引きは見てみたいな(笑)。

若林:俺と春日は参加できないからね、それは。

春日:じゃあ、アタシ、綱を踏んどくやつやるわ。最初の。

若林:レフリーを俺やるから、お前は春日家の横で扇子持ってこう。

春日:ハハハハ 袴穿いて、扇子両方で。ハハハハ

若林:それやってもらいますけどね。

春日:綱引きはちょっと面白そうだな。

若林:まぁまぁまぁ、ちょっとそういうのも考えてます。

春日:そっか、もうそういう年か。