お笑い芸人どっきり王座決定戦SP 2009年5月6日
続いてのターゲットは、人気絶頂のお笑いコンビ、オードリーのボケ、春日俊彰!
ナレーション:マネージャーの湯澤さんに聞いてみると。
湯澤マネ:最近、おかげさまですごく忙しくさせてもらっているんですけれども、そんな今だからこそ、コンビ愛を確かめて、この先も仲よく一緒に頑張っていきたいなと思っているんですけど。
ナレーション:オードリーのコンビ愛を確かめるどっきり。それは?
「もしも相方の若林がお金に困ったら、春日は幾ら貸すのか?」
そこで、スタッフは、目標金額を若林に相談。
若林:たぶん300万ぐらい貯金があると思うんで、300万いってみたいですね。ほんとに僕に対する思いのあれで貸してくれっていう理由で。
ナレーション:目標を貯金全額の300万円に設定。
しかし、春日といえばドケチで有名。その自宅は?
若林:ちょっと電気つけてもらえますか?あまりにも暗いんで。
春日:電気つけないですよ。
若林:なんでですか?
春日:もったいないでしょ、電気つけるの。
若林:段ボールとごみ袋が貼ってあるのは、これは何なんですか?
春日:これ、防寒のためでしょ。
家賃3万9000円、風呂なしアパートに住む春日は、
テレビ局のスタッフ用のお風呂を銭湯がわりに利用。
果たして、そんなドケチ春日が相方若林のために300万円を貸すのか?(スタジオ春日:いつ撮ったんだろうか)
そして、仕掛け人は南海キャンディーズ。
山里:春日!お前の真の姿を暴いてやる!
静ちゃん:覚悟しいや!!
ナレーション:今回、若林はバイクで車と接触事故を起こし、相手から修理費を要求されているという設定。春日のコンビ愛を確かめるドッキリがスタート!
打ち合わせで2人きりのオードリー。そこへ仕掛け人のスタッフが電話。
若林は自らのピンチを春日にアピール。
若林:過失ですか…。はい、はい…。
ナレーション:果たして春日は心配するのか。
若林:はい、すいません。ハァ…。
ナレーション:さらに2日後。取材のためフジテレビへ移動するオードリー。そこへ仕掛け人のスタッフが若林に2度目の電話。
若林:200万は払ったということで。ちょっと事務所には、そうですね、はい、はいはい。
ナレーション:果たしてこの状況でコンビ愛など成立するのか?
一切の会話がないままフジテレビに到着。
『めざましテレビ』の取材を受けるオードリー。
別室では仕掛け人南海キャンディーズが2人の様子をモニタリング。
この後、若林から春日にコンビ愛を確かめる相談が。
取材終了後、2人きりになったところで若林が話を切り出す。
若林:距離短いから、原付で行ったの。
春日:うん、なるへそ。
若林:したらさ、ぶつけちゃって、車。
春日:えっ?
若林:車に。
春日:こっちから?
若林:こっちから。ヤバい感じでくるのよ。そういう人出してくるよ、みたいな感じになってて。
春日:事務所に言ったほうがいいんじゃないですか?そういうのは。
若林:でも、事務所に言うと、お前のフライデーのことがあるから。
春日:まあ、そうだねぇ。
山里:つまり、春日しか解決できないよっていうのを今説明してるわけだよ。
静ちゃん:うん。
ナレーション:そして、いよいよ本題へ。
若林:500万をね用意しろって言うのよ。
春日:500万…。
若林:200万は払ったのよ。
春日:あ、もう払ったわけか。
若林:貸せるとしたら幾ら貸せる?
春日:うーん…。
友よ その昔俺たちは~♪ (長渕剛『友よ』)
ナレーション:いまだに家賃3万9000円の風呂なしアパートに。
飲み物は飴玉のジュースのドケチ春日。コンビ結成から9年。果たして、相方若林のピンチを救うため、貯金全額300万円を貸すのか? コンビ愛の行方は?
若林:300いける?
春日:まあ、いけるっちゃいけるけどね。
若林:一日二日に。
春日:うん。
ナレーション:貯金全額300万円貸すことを了承。しかし、油断は禁物。春日は本当に300万円を用意するのか?
そして迎えた現金受け渡し当日。
若林は現金を渡すため、事故相手とレストランの駐車場で待ち合わせをしている。
事務所には秘密のため、2人きりでやってきたオードリー。そして、事故相手が来る前にレストランで春日から現金を受け取ることになっているのだが、果たして?
若林:気ぃ抜けてるからこういうことになるんだろうなぁ。申しわけないな、ホントに。
春日:まあ、しょうがないですわなぁ。(スタジオ東野:カッコええな(笑))
ナレーション:事故相手を待つ2人。重苦しい雰囲気が漂う。
と、ここで春日が突然動き出した。
周囲を気にしてか、現金をテーブルの下から手渡す春日。(スタジオ春日:見られちゃいけないから)
なんと、全財産の300万円を用意!(スタジオ:おおーー!!)
若林:ホントに申しわけねぇな。
ナレーション:と、ここで駐車場に事故相手の車が到着。
若林:あ、もしもし。あ、はい。
春日:それ?
若林:今、あれ来た黒いやつ。
春日:今来たけど、春日見られたんじゃないの?(今田:普段から“春日”(笑))
ナレーション:いよいよ若林が現金の受け渡しへと向かう。
現れたのは、いかにも強面の2人組。現場に緊張が走る。(マスクをつける春日)
しかし、この2人の会話をよーく聞いてみると。
山里:CMとか何本ぐらいやってるの?
若林:今3本やってます。
山里:3本?マジで?
若林:はい。
ナレーション:そう!この強面、実は南海キャンディーズの山ちゃん。
あっけなく300万円を手渡す若林。
一方、この時、春日は。警察に通報できるようにスタンバイしていた。
札束を確認する山ちゃん。と、ここで思わぬ事態が。
ご安心ください。実は、これ全て偽物。強力送風機を使い、飛ばしました。
突然の出来事に慌てる春日。
一方、若林たちは。
若林:こんなにちゃんと舞うと思わなかったんで。
山里:緊張した。すっげぇ緊張した。舞うかどうか。でも、風の感じがよかったんだよ。(ワイプ春日:爆笑)
一向に助けに来ない春日。そこで、若林を連れ、レストランへと乗り込む。
山里:いるんじゃねぇーかよ!おい!何知らん顔してんだよ、おい!
ナレーション:山ちゃんだと気づかずおびえる春日。
山里:何とぼけてんだよ、おい!春日。
春日:いや、違います。
山里:そうだろ!マスクしてもわかんだよ!
ナレーション:マスクを取られても。
山里:やっぱそうじゃねぇーか、相方じゃねぇーかバカヤロウお前!
春日:いや、違います。違います。
山里:何とぼけてんだよ!これ、お前の相方だよな?これな?
若林:そうです。
山里:違うって言ってるぞ。じゃ、あそこにいるの、あれ誰だよ。
春日:ちょっとわかんない。(スタジオ:えーーーっ?)
ナレーション:断固として相方であることを否定する春日。そこで。
山里:姐さん、姐さん、お願いします!
ついに最終兵器、姐さんが登場。
山里:あ、姐さん、お疲れさまです。
静ちゃん:覚悟しいや!
春日:あれ?山里さんっすよね?
山里:全然気づいてくれないから悲しさもすごかったけどさ。
春日:えっ?どっから?
山里:お前、こいつ仲間だろってったら、「いや、違います」って。
若林:お前、何回「違います」って言ってんだよ!
山里:これだけの金額を相方のために集めてきたんだ。
春日:そうですよ。全財産ですよ。
山里:「コンビ愛があるいいコンビだね」って僕らだって言いたかったよね?静ちゃん?
静ちゃん:覚悟しいや!
春日:今すぐ早く入金しに行かないと。
(どっきり終了)
東野:セコいと言われてる春日君が。
今田:節約してるのってそうなんですよ。出す時は出すんだよね?
春日:まあまあまあ、これが使いどころでしたね、やっぱり。
東野:コンビ愛をほんとに感じましたよね。
春日:そうでございますねぇ。
若林:でも、実印を300万下ろすときに要るっていって、実家に取りにいった電車賃を出してくれって後から言ってきたんですよ。(笑)
春日:それは別ですからね。
今田:お前、普段から「春日見られたんじゃない?」みたいな。(笑)「春日」って言うねんなあ。
春日:「春日」って言いますね、私ね。
東野:一応レストランから出て、駐車場で助けようとは思わなかったの?
春日:いや、思いましたよ。だから、車に入れられたら行こうと思ったんですよ。
若林:いや、それは遅いでしょ!だから。
春日:したらもうね。
山里:相当長いやりとりしてたんです、あそこの場面。
東野:来ぉへんからね。
若林:ちょっとでも小突かれたら来てって言ってんすけど、ちょっと小突かれたらマスクしたんすよ、こうやって。(笑)
春日:バレないように。
東野:聞いてみましょうか。
西山茉希:今までのドッキリの中でほのぼのしてあったかい気持ちになれたドッキリだったんで、ハラハラもしなかったし。
山里:それ、ドッキリで一番ほしいやつだったの。
小杉:大失敗、大失敗。
今田:言うたれ、静ちゃん。
静ちゃん:覚悟しぃや。(笑)
藤井:ありがとうございました。
今田:どっきり大成功でした!
後日談