氷山の一角の下の世界観

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年4月13日

 

若林:なんか今週あった?

春日:なんかじゃない。コマーシャル中にキャップかけしないでくれって言ったでしょうが!

若林:はぁー。がっかりだよ。

春日:何ががっかりなんだよ?

若林:うーん、冷めたね。

春日:何が冷めたんだよ?

若林:CM中のことを本編で言うなんて。

春日:いやいや、そんなもん、かけられ損じゃないかよ、言わないと。こんなびしょびしょになってんのに。

若林:言うな!

春日:伝えないと。映像もないわけだからさ、こんなにコマーシャル中にズボンが濡れてさ(笑)。ラスタTも濡れて。

若林:いいんだよ(笑)85%以上の人がCM中にかけたほうがいいって思ってんだから。

春日:はははは(笑)

若林:アンケートとっただろう?

春日:そう。だから、ダメではないけど、結果、世の中が言ってるから、ダメとはもう言えないけど、言わしてくれよっていう話なのよ。

若林:ダメダメ。それは。

春日:かけられたことは言わしてくれよってさ。

若林:俺、ちょっと納得してない。春日が表(おもて)にすることを。

春日:なんでよ?

若林:この間もね、『日向坂であいましょう』の番組で俺がフリップを出しながらしゃべるとこがあって、2人で座ってフリップを持ちながらしゃべってて、フリップの角を春日の脚の太股にグーッて刺したまま説明してたの。

春日:そうだよ。あの日、角でグーッとさ。わかんない、わかんない、見た目はわかんないよ。

若林:それをさ、「角をグーッてやるな」とか声に出して言ったのよ。

春日:言うだろう、それは。

若林:もう、血の気引いたね。

春日:こっちがだよ!そんなことやってくるの、もう、もう怖かったもん。こんなわからないようなことをね。でも、ほんとはよくあるんだよ。

若林:ふははは(笑)

春日:なんか説明して、2人で立ってる時に、普通にアタシの右足を踏んでるとか。はははは(笑)

若林:はははは(笑)

春日:ここで「おい!」とか言っても、何々?って雰囲気になるっていうのもこっちはわかるから言わないことなんかも多々あるからね。その時も、角をグーッとやった時も、もうもう、これはもう言ったほうがいいと思って言ったんだよ。確かになんか変な空気になってたけど。はははは(笑)ナニソレ?みたいな。

若林:それ、だってさ、言ったところで意味わかんないもん、みんな。

春日:それはもうわかってるよ。

若林:俺は何をしてかるだけ、いま、ごめん、説明させて。

春日:うん。

若林:野球で言うと。

春日:うん。

若林:引っ張る癖のある右バッターの時のショートが。

春日:うん。ふふふ(笑)

若林:半歩分だけサード側で守ってる、みたいなことをしてるんだよ。

春日:(笑)

若林:プロの仕事だよ、こっちは。

春日:それを、だから言……。

若林:言うな!

春日:言う人がいなきゃダメじゃない。

若林:お前、言うか?解説者が。

春日:言う、言うよ。解説者はそんなもん。

若林:てか、サードが言うか、それ。

春日:サードは敵に向かって言わないわね。コイツ、今、寄ってますよーっていうのを試合中には言わないよ。

若林:言わないじゃん。それを言ってるようなもんだからね。

春日:いや、それとは違うだろうよ。

若林:マジでやめてほしい。ああいうの言うの。

春日:やられ損だから。それはやられ損だから。それはせめて。別に放送はされないよ。そんなん編集でダメになるだろうけど、その場にいる人には知ってもらいたい。こういうことが今起こってますよっていうのは。

若林:えーーーっ?!マジでやめて。言うのだけは。恥ずかしいよ、いい大人が。フリップの角を脚に押しつけてるなんて。

春日:じゃあ、やめてくれよ!恥ずかしかったのよ、こっちは。40のね(笑)おじさん2人が、片方の40のおじさん……。

若林:ちょっと待って、ちょっと待ってよ。

春日:何がよ。

若林:じゃ、笑いになるとは思ってなかったんだよね?最初から。フリップの角を股に押しつけられてることなんて、笑いになると思ってなかったんだよね?言っても。

春日:それは言っても伝わんないだろうなって……。

若林:じゃあ、なんで言ったの?

春日:だから、やられ損だからだよ。こんなことが。それで笑いが起きれば、まあね(若林:怖い怖い怖い)、もうけもんだけど(若林:めちゃめちゃ怖いじゃん)言わなかったら泣き寝入りだからね、そんなもん(笑)。だったら声に出して言ったほうが。

若林:ダヴィンチコードみたいなことしてんの、俺は。

春日:へへへへ(笑)

若林:実はあの絵はあそこへの批判だったとか、いいアートっていうのは、見えてる氷山の一角の下にものすごい世界観とかテーマがあるんです!いいかあ~。

春日:もういいよ!(笑)

若林:(笑)

春日:いいよ。

若林:それがたまたまフリップの角を脚に押しつけてるってことなわけよ。それが番組の全体的なレベルアップにつながってんだけど、わざわざそれは言うことじゃない。

春日:どの辺がレベルアップにつながってんのよ?こんなもん誰にも伝わんない。誰かが伝わるようにやってくれたらいいよ。例えば、私が言わなくても、誰か日向坂のメンバーが……。

若林:石井ちゃん、ダメだ。一回CM行こう。

春日:なんでだよ!(笑)もういいよ。

若林:だから、押しつけられてる、痛いなあと思っただろ?角が脚に刺さってて。

春日:痛いなあと思う。だって、ほんとにすごい刺さってんだもん。

若林:ふふははは(笑)

春日:ぎりぎりフリップが傾いてないだけで(若林:はははは(笑))絶妙なとこでやってくんのよ。(若林:ははははは(笑))傾いてたら、おかしいなってざわついちゃうじゃん。だけど、傾いてるか傾いてないかぐらいのところで、左の角だけをグーッて私の右膝の上んところに。

若林:ふはははは(笑)

春日:刺してくんだよ。

若林:じゃん。そうじゃん。

春日:そうだよ。

若林:で、コイツ、バカじゃんて思わない?何やってんの?って。

春日:いや、思うよ。

若林:刺してきてんのに、こんな笑いにもなんないしって思わない?

春日:思う。だったら、もっと斜めにしたりとかして、わかるように。

若林:そうでしょ?それで、俺のしゃべりは、クオリティ落ちてた?それをやることで。

春日:いや、別に落ちてない……。

若林:落ちてないんです!てことはだよ、コイツ、バカじゃねぇーの?こんなのチョーつまんないし、何刺してきてんの?押しつけてきてんの?ってことでお前は絶対ワクワクしてんだよ。

春日:キッハハハ(笑)

若林:それが、それが番組の全体的なレベルアップにつながってんだから。

春日:関係ないよ!なかったとしても同じような感じでやるよ。

若林:じゃあ、もう、こうなったら本当、『チン!』のコーナーに行くしかないね。

春日:いや、なんでよ?(笑)私の話が全部すっ飛んじゃうんだよ(笑)。解決策になってないんだよ、そんなものは。

若林:あー(笑)。

春日:だから。

若林:納得いかねぇ、納得いかねぇーけどなあ。夢がないよ。

春日:やっても別にいいけども、言わしてくれよって話よ。それは。

若林:てかさあ、ごめんね、俺論破したいんじゃなくて、お前と理解し合いたいんだよ。今後の令和のオードリーに向かっていく気持ちがあるから。

春日:ふふふ(笑)

若林:俺には令和のオードリーと平成のオードリーではまた違うんだよ。令和で変わっていかなきゃいけないと思ってんだよ。

春日:ど、ど、どういう部分がよ?(笑)平成に比べて、ど、ど、何がよ?

若林:そんな、俺は出す側だよ。俺に大喜利出してくんじゃねぇーよ!

春日:はははは(笑)何でよ?

若林:できるわけねぇーだろ!(笑)

春日:よくやってんじゃない。

若林:やってねぇんだよ、21歳から無茶ブリされるほうは。

春日:はははは(笑)

若林:するほう専門でやってきたから、フられると弱い。

春日:言うからさ。

若林:イジられると弱いっていう。

春日:言うからさ。

若林:返しが上手くないっていうのあって。

春日:な、な、何よ?

若林:何かっていうと、お前は、漫才の時に、昔、M-1とか2008年あたりは、でかい舞台であればあるほどノーパンで出てたじゃん。

春日:ふふふ(笑)まあ、そうだね。

若林:それは、なんでノーパンで出てたの?

春日:やっぱこう、自分がね、奮い立たせるじゃないけど。気合が……。

若林:それそれそれ!氷山の一角の見えてない下の部分じゃん、氷山の、それって。お前がノーパンでM-1に出てたっていうのは。

春日:うっふん(笑)まあ、そうね。それによってスリルというかね。

若林:“ノーパン旋風”って言われたけども、あの時の。

春日:それ、バレてんじゃん、そしたら(笑)。

若林:ははははは(笑)

春日:バレてないのがいいんだよ。

若林:お前、揚げ足取んなよぉ。そんな上手くなんなくていいんだよ!

春日:いや、上手い……。

若林:部活みたいなお笑いやんな!厳しいなあ!

春日:(笑)いやいや。

若林:息が詰まるわ、そんなお笑い!強豪校の厳しい部活みてぇーなお笑いやめろ!

春日:いや、別に管理してるわけじゃなくてね、管理してるんじゃなくて。

若林:疲れるわ!暑苦しいわあ!

春日:単純に、だって今のは(笑)。

若林:真剣にやるな!

春日:変だなと思ったことを私は言っただけだよ、別に。変なこと言ってたもん。

若林:で、ワクワクしたんだろ?ノーパンだっていうのを知らないですよぉ。

春日:そうね。私だけの秘密っていうのもあるし、バレたらどうしようっていうスリルもあるし。

若林:そういうもんだよね。

春日:集中、集中した、そこはね。

若林:タトゥーみたいもん。だから、俺がフリップ押しつけるのはオードリーのタトゥー。

春日:タトゥー……。

若林:うん。

春日:どういうことですか?

若林:例えば、お前の背中に昇り龍がさ、和彫が彫られてたとしたらさ、強くなった気になんないか?

春日:まあ、まあ、何もないよりはそうだね、強くなった、あるかもしんないね。

若林:ふーん(笑)そういう部分あんだってちょっと今びっくりしたけど。

春日:やっぱりあるよ。

若林:なくてほしかったけどね(笑)。

春日:頑張って入れたっていう自信もあるしね。

若林:いや、俺は筋肉に包まれててほしかったけどね(笑)。

春日:へへへへ(笑)筋肉もだから同じよ。

若林:そう。

春日:トレーニングしてできたっていう自信になる。

若林:だから、俺はジムに通ってる女性なんか共感するもん。シックスパックにすることで、日々の生活、恋愛、仕事、公私共にどんどんどんどん攻めの姿勢になる女性。俺、すごい共感すんの、それ。

春日:ふふふ(笑)

若林:きれいになることだってそうだよ。

春日:な、何よ?きれいになることで?

若林:きれいになることによってね、見えない部分であってもね、恋や仕事に積極的になれんだと思うんだよ。

春日:うるせぇーなあ。

若林:(笑)

春日:女性で例えなくて、男のほうで例えてくれよ。

若林:男もしかりよ。

春日:男だったらまだわかるよ。

若林:男だってノーパンであったりね、ノーパンでオフィスで仕事に出社することによって、この上司、俺がノーパンて知らないんだぜ、じゃあ、今日攻めの営業しちゃおうかなっていう気になると思うの。

春日:(笑)

若林:それと一緒。俺がフリップをお前に差し込むのは。

春日:(笑)

若林:だから言うなよ!

春日:ノーパンサラリーマンの例がよくわかんないからさ(笑)。例えが特殊だから。はははは(笑)

若林:お前がノーパンで出てたんだぞ、M-1に。

春日:私はいいのよ。

若林:“ノーパン旋風”って言われましたけどね、あの時のオードリーは。

春日:いやいやいや、バレてんじゃん、だから、ノーパンのこと。

若林:部活みたいにやんな!息詰まるわ、そのお笑い。

春日:(笑)

若林:ストイックだわあ。

春日:お笑いでも何でもないんだよ(笑)。おかしなことを言ってるから、変だなつっただけでさ。

若林:まあ、いいや。で、今週何?なんかあったの?

春日:はははは(笑)いや、今週、…なんだよ、それ。何だったんだ、今のお話。なかなかの時間話してたな、今。

若林:(笑)