ゲスト クリーピーちゃん

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年10月20日

 

若林:俺ね、納得できないことあって、でも、言うのも面倒くさいから言わないんだけど、春日が“大人”みたいな空気になる時に、俺、納得できないのよ。

DJ松永:はいはい。

若林:“気にしなさんな”みたいな役目にいつからか春日がなってて、“春日さん大人”みたいな。あれやめてほしいんだよね。今日、いい機会なんで言うんだけど。

春日:やめてほしいって(笑)。

DJ松永:はははは(笑)

春日:ど、どうしたらいい? 賛同したほうがいいってこと?

若林:いや、だから、ああいう、例えば飲み会でとか、ストレスがあってとか、軽く何かにかみついている時に、「まぁまぁまぁ」みたいな。

春日:はいはいはい。

R‐指定:ははは(笑)

若林:お前に徳がブワーッて行くのよ。

春日:まぁまぁ、そうだろうね。いい役目。

若林:器でかいみたいになるのよ。

春日:はいはいはい。

若林:それが、Rになってきてる感じするのよ。はははは(笑)

DJ松永:こっちは日頃の不満を、自らリスクを背負ってブワーッてぶちまけてるのに、「まぁまぁまぁ」って、ごっつぁんゴールじゃないですか。簡単。まぁまぁまぁ言えばいいだけ。

春日:だって、それは上げてくるんだもん、センタリングを。

若林:ははは(笑)

春日:来たら、それは入れるじゃん。バンバンいい球が入ってくるからさ。

DJ松永:でも、本当にみんなそうなっちゃったら、クリエイティブなものは何も生まれないじゃないですか。

若林・春日:はははは(笑)

若林:やっぱ、イライラしてたらクリエイティブの素ね。

 

DJ松永:そこにアンテナ張っておかないと何も生まれないけど、でも、アンテナビンビン張りまくってると、周りに迷惑かけたり生きづらくなってきたりするじゃないですか。

若林・春日:はははは(笑)

DJ松永:俺すごい困ってて、アーティストを始める時に、10代の時とか。

春日:はいはい。

DJ松永:すげぇ友達できなかったりとか、友達に本音しゃべれなかったりとか、ちゃんと心でつながってる友人がそんないなかったから、何となく息苦しかったんですけど、社会性と協調性が全く身につかなかったから。でも、音楽始めたら、そことは違うとこで評価されてるから、そこら辺の人間の不出来は免除されそうじゃないですか。

若林:はいはいはいはい。

春日:まぁま、そうね。音楽がよかったらね。

若林:創作する人はね、みたいな。

DJ松永:でも、やってみたら、やればやるほど、周りの大人がふえていって、関係者がどんどんふえていって、結果、めちゃくちゃ社会性と協調性が必要過ぎて、俺、マジで今困ってて。

春日:はははは(笑)

DJ松永:俺、マジで今バイトしようと思ってるんですからね。

春日:はははは(笑)

 

(中略)

 

DJ松永:今、不健全なんですよ。俺ら28とか27の若造が、レコード会社と事務所、ソニーにいて、自分たちより完全に年上で、完全に学歴もあって、完全に人間力もあるような人たちに囲まれて、その人たちにケアしてもらってる状況。自分の意見が一番通るような状況。自分が中心にいて、自分が中心のプロジェクトをやってる。変だから、ちゃんと、しかも週1ぐらいでファミレスか深夜のコンビニとかでバイトして、自分が何者でもないっていうことを、自分の意見が通らない、

春日:はいはいはいはい。

若林:はははは(笑)

DJ松永:ちゃんと自分でわかっとかないと勘違いしちゃうから。

春日:ちゃんとした位置ね。正しい。

DJ松永:ははは(笑)

春日:社会の中の正しい位置に一回、週1で置かないと。

DJ松永:週1で等身大の位置にいって、あと、自分が無力、どんだけ無力で。

春日:はいはいはいはい。

DJ松永:あと、どんだけ代わりのきく存在かっていうのをちゃんと。

春日:ちゃんとわかってないとおかしくなりそうだね。

DJ松永:そう。ちゃんと週1でわかるっていうのを戻ってこれないとおかしくなっちゃう。

春日:うん。

DJ松永:おかしくならない人もいるんだけど、俺、おかしくなっちゃうと思ったから。

若林:はははは(笑)

春日:それを気づいているっていうのは素晴らしいことだよね。

若林:逆にRは、そういう社会の目上の人との感じとかは、身についていってんの?

R‐指定:いや、俺はもう全然っすね。

若林:あ、そうなんだ。

R‐指定:俺なんかは、松永さん偉いなと思うのが、バイトしようと思うやんか。俺はバイトができへんから。俺はまともに働かれへんタイプやから。

春日:ははは(笑)

DJ松永:俺は対人関係的にダメなんですけど、Rは社会のシステム的に。

R‐指定:システム的に無理。

若林:はははは(笑)

R‐指定:起きれない、間に合わない、忘れるとか。

春日:ははは(笑)バイトしたぐらいじゃ補えないぐらい。

R‐指定:もう補えない切れない。

若林:俺はちょっと頭堅いかもしんないけど、社会性を身につけようとして深夜コンビニでバイトしてるって、ヒップホップ的には大丈夫なの?

DJ松永:ちゃんと自分に足りないものを補えるのがそれだって思ったら、自分の中の価値観のリアルだから、やってもいいと思う。

若林:ははは(笑)かっこいい!

春日:なるほどね。

R‐指定:それをDJの仕事で社会性を補えばいい。

DJ松永:だから、DJとは関係ないところですよ。一回音楽を取っ払ったところで、人間、俺、松永邦彦は何者でもないですよっていうのを自覚させてほしいんです、私は。

若林:ははは(笑)

DJ松永:だから、音楽、ちゃんと本当に「28歳の実家暮らしのニート」っていう設定で行くんですよ。だから、本当にこいつどうしようもねぇなっていうのできて、ガンガン、女子高生のバイトとかにガンガン言われたいんです、私は。

R‐指定:でも、俺、それ言われて心折れて、一瞬で飛んだからな。チーズバーガー入れ忘れ事件な。

若林:バイトができないの?

DJ松永:この人、ほとんど働いたことないんです。1回だけバイトしたのがロッテリアで、ハンバーガーにチーズ入れ忘れてたら、女子高生に「野上さん、チーズバーガーはチーズを入れるんですよ」ってぼそっと言われたのが深く傷ついたらしくて飛んだんです。

R‐指定:辞めちゃった。

春日:なんで傷ついたの?何なのそれ?

DJ松永:それを機に、やるもんか。怖かったの?

R‐指定:俺、怒られるのとかもダメなんです。俺、ほんまダメなんです。

若林:はははは(笑)

春日:怒られるのダメなの?(笑)

R‐指定:イヤなんです。

若林:Rは、なんかでもいい気するよね、見てたら。そっちのほうが。

DJ松永:そっちのほうが無害です。あと、波風立てません。人に対して。

若林:ああ、なるほど。

春日:へえ。

R‐指定:喧嘩とか言い合いとかの空気もちょっと苦手というか。

若林:好戦的じゃないんだ。

春日:えっ?だってバトルをするじゃない。あれはどういうテンションなの? 怒られてるというか、めちゃくちゃなことを言われるわけじゃない。「お前はクズだ」みたいなことを目の前で凄い言われるわけじゃん。

R‐指定:人格否定です、ほんまに。でも、あれはどっちかというと防衛本能というか、それをやられて俺が言い返さな、ラッパーとしての――逆に言うと、俺は社会とのつながりがラッパーだけなんすよ。だから、社会とのつながりがラッパーだけなんで、それを取られてしまったら、何者というか、それ自体が。

若林:はははは(笑)

春日:もう自分の存在が(笑)。

R‐指定:存在がなくなる。だから、防衛本能として、やられたら、ラッパーとしては勝たなあかんやろ、みたいな感じで。

春日:ああ。

若林:ギリギリね。

春日:ラッパーのスイッチみたいなのがあるわけだね。

R‐指定:人間としてはダメなのわかってるから、せめてここだけ、みたいな。

若林・春日:なるほどな。

春日:ラッパーとしてバイトはできないもんね。

R‐指定:できないんすよ。

春日:バイトする時はラッパーじゃないから接点がないわけだ。

R‐指定:そうです。ラップするしかもう。

若林:じゃ、コンビニのレジでR‐指定と戦ったら絶対勝てるんだ。

R‐指定:絶対勝てます。

春日・若林:はははは(笑)

R‐指定:普通に勝てます。

若林:女子高生でも?

DJ松永:余裕勝ち(笑)。

R‐指定:俺、日常の口げんかとか買ったことないです。

若林:はははは(笑)へえ。

DJ松永:見たことないね。見たことないっす。

若林:争わないから大丈夫なんだね。

DJ松永:逆に俺は日常で波風立てまくりで本当に申しわけないです。

R‐指定:はははは(笑)

若林:そうだろうね。

DJ松永:本当に申しわけない。

若林:かみつくじゃん、また。

DJ松永:俺、自覚ないんすよ。

 

若林:俺、この間、それでね、バイトなんかするより、後輩を、いつも飲んだりする後輩と行くことで、俺の態度よくなかったかなとか学ぶからって言ったの。したら、後輩ダメなんだよね?

DJ松永:無理っす。一番無理っす。俺、後輩マジ無理で。

春日:何が?何がダメなの?

DJ松永:昔から、先輩だけなんですよ、仲よくなるの。

春日:ああ。

若林:いるいる、でも。

春日:わかる、わかる。

DJ松永:後輩にも敬語でいっちゃうんですよ。

若林:春日もそうなの?

春日:あたしもそうよ。自分が後輩の立場のほうが楽でしょ?

DJ松永:そう。めっちゃ楽なんですよ。

春日:後輩がいろいろ気遣ったりしたら、もうもうもうやめてくれって、居心地悪いよね。

DJ松永:ほんとに居心地悪くて。

若林:でも、春日ってあんまり先輩芸人に好かれてないよね?(笑)

春日:やめろよ!

DJ松永:おっと(笑)。

春日:おいおいおいおい。

R‐指定:ははは(笑)

春日:今のは別にいいだろ!言わなくても。流れで行きそうだったんだから。

若林:だって、誰々さんに呼ばれてさ、とか、全然聞かない。中川パラダイスじゃん、いつも。

DJ松永・R‐指定:あははは(笑)

春日:ま、後輩、そうね。昔ね。かつての話。かつて、先輩としか行かなかった。今の話はおいといて、私のね。

DJ松永・R‐指定:ふふふ(笑)

DJ松永:確かに先輩ってなると急に責任が。

若林:そうそう。だから、それがいいと思うのよ。

DJ松永:なるほどな。

春日:なるほどね。そうか。

若林:27、8ぐらいから後輩ができるということの新人が始まるでしょ。

R‐指定:ああ。

DJ松永:そう。

R‐指定:先輩1年生。

春日:先輩の1年目だ。

若林:そう、先輩1年生。

DJ松永:俺、どんな年下の後輩のDJとかラッパーにも全部敬語で接しちゃうんで、逆に後輩たちも接しづらそうにしてますけど。

春日:距離はあるだろうね。

DJ松永:Rは最近、先輩頑張ってるんですよ。

R‐指定:頑張ってるってやめてよ。

若林:へえ。

春日:可愛がってるの?後輩を。

DJ松永:先輩を努力している(笑)。

R‐指定:俺も後輩のほうが全然楽で、むしろ俺はチョー年上の人ばっかり仲いい。

DJ松永:でも、やってない? タメ語チャレンジしてるじゃない。

R‐指定:ああ、頑張ってる。

DJ松永:例えばさ、『フリースタイルダンジョン』のレギュラーだった時にさ、ティーパブロ君が後輩なわけ。

R‐指定:年下のラッパー。

若林:はいはい、年下ね。

DJ松永:なんか頑張ってタメ語にしてたんだよな。

R‐指定:頑張ってタメ口でしゃべるんですけど、そのタメ口出すまでの間、ティーパブロ君なんか入れ墨だらけのめちゃくちゃいかつい子なんで、でも、年下なんで、その子に「さっきのバトルめっちゃよかったな」って言う、タメ語で行く時にめっちゃ覚悟決めますよ。

春日・若林:はははは(笑)

R‐指定:機嫌損ねないように。

DJ松永:わかるよ、わかるよ。

R‐指定:しばかれたらどうしようと思いながら、(春日・若林:(笑))ぐっと気合入れて(DJ松永:わかるよ)「パブロ、めっちゃよかったよ、さっきの」って。

DJ松永:わー、決めた、決めた、言えた!

R‐指定:言えた!みたいな感じで。

春日:ははは(笑)

若林:それは、俺らわかんないのは、タトゥーだらけの芸人ていないからさ(笑)。

春日:そうだね。

 

DJ松永:この間もそれと似たようなケースを、俺、Rの横で見てて、渋谷のビジョンのイベントだった時に、レオクマ君という二十歳ぐらいのラッパー、7コ下ぐらいのラッパーの。

春日:全然後輩じゃん。

DJ松永:入れ墨だらけの後輩。

R‐指定:鼻にピアス。

春日:へえ。

DJ松永:煙草なかったらしくて。

R‐指定:ちゃう! ライターがなかってん。で、レオクマ君、ライターないって困ってて、リハの時にバッと会った時に「Rさんライター持ってますか?」って言われたから、「おお」って貸したんです。おお、貸せたぞと思ってて、リハ終わって、僕らがちょっと会場を出ていく。ご飯食べに。レオクマ君はリハの会場におるまんま、あ、ライターないままで過ごすんやっていう感じで、俺らが出て行こうとした時に、あ、どうしようかなみたいな感じをしてるのを見たから、パーッと近づいていって、「あげるわ」ってライターあげて出てきたんです。

DJ松永:いや、「あげるわ」じゃないわ。献上してたよ、お前。

R‐指定:なんでやねん! 俺はめちゃくちゃ兄貴の顔であげてた。

DJ松永:「ライターもらってください!」つって。

春日:なんだそれ! わけわかんない。

若林:はははは(笑)

DJ松永:上の者へ下の者が媚びへつらう構図にしか見えなかった。多分Rの見えてる景色では、レオクマ君に「使わないから貸してやるよ」。

R‐指定:それそれ。

春日:かっこいい。

DJ松永:俺から見えてるのは、R、腰下げてましたもん。

R‐指定:なんでやねん!

DJ松永:腰下げて、あっちに目線を落として、腰低くして「ライターどうぞ」って献上してたんですよ。そのライターを渡すことによって、今後よくしてもらおうと。

R‐指定:おーい!

春日:気に入ってもらおう、可愛がってもらおう(笑)。

DJ松永:なんだったらレオクマ君に可愛がってもらおうとしている。

若林:あげ慣れてないんだよね。多分ね。

R‐指定:まぁ、多分そうなんですよ。

若林:あげ始めだから。

DJ松永:そう、あげ始め。

 

(中略)

 

若林:春日も昨日とか三四郎で後輩じゃない。先輩っぽく入っていくでしょう?

春日:先輩っぽく入っていったかなあ?

若林:「おはようございます!」じゃないじゃん、三四郎に。

春日:そりゃそうよ(笑)

R‐指定・DJ松永:(笑)

若林:どう入んのよ?

春日:何が? ブースに、放送中ってこと?

若林:だから、入っていく時よ。挨拶っていうかなんか。

春日:ああ、放送前ってこと?

若林:前、前。

春日:放送前、入っていく……うーん、ああ、でも、まぁ、先輩、先輩かな、先輩な感じだね。

若林:春日が?

春日:うん。「頼むね~」ぐらいの。

若林:ああ、でも、一番ダサいね。

R‐指定・DJ松永:ははは(笑)

若林:キャラ入れてるもん。

DJ松永:キャラって逃げれますか?

春日:キャラ逃げれるよ。

DJ松永:ですよね?

若林:キャラ逃げれるよ(笑)。

春日:基本的にキャラで全部やり過ごしてるもん。

DJ松永:凄いですね。万能ですよね。万能、万能、素晴らしい。

春日:「偉そう」みたいな、「上から」みたいなのがあるから、ファンの人が声かけても「ありがとうね~」って言っていけるのよ。

若林:だから、ずるいのよ。雑誌のインタビューとか、上からキャラで、新番組始まるとさ「この番組はフジテレビを変えますよ」みたいな。それが文字になっても、春日だからなんです。でも、俺もその流れに乗って「フジテレビに新しい風が吹きます」みたいな、タイトルになってるの、俺の言葉で。

DJ松永:ああ、もうガチ、ガチだ。

若林:ただの生意気になるの。

春日・若林:ははは(笑)。

DJ松永:キャラじゃなくて、若林さん本体が言ってる言葉になりますよね。

若林:本体が言ってるから(笑)。

DJ松永:でも、キャラを常に入れてると、ふと2人になった瞬間とかってどうするんですか。その時もキャラ入れる?

春日:その時は、まぁ、う~ん、だから…

若林:彼女の前とかがほんと、ドッグカフェの子とか。

春日:狙ってる女ね。

若林:どういう感じなのか。

DJ松永:どのぐらい入れてるのか。

若林:入れてんの?彼女の前でキャラ。

DJ松永:めっちゃ気になりますよね。

春日:狙ってる女の前では入れてない。

若林:お前、キャラ入れてんのか?(笑)

春日:入れてない。逆に言うと、しゃべらないよね。普段。

若林:逆に入れててほしいもん。

春日:ははは(笑)。

若林:彼女の前で入れてない春日、ちょっとなんか。

春日:いやいや、狙ってる女の前で入れない。だから、普段一緒にいる人間は、向こうがガーッとくる人しかいない。

DJ松永:なるほどね。

若林:ああ。

春日:中川パラダイスとか、水口Dとか、向こうがくる人。ああ、へえとか言って、こっちがなんか話したいことがあった時だけしゃべる、みたいな。

DJ松永:ああ、なるほどね。

春日:こっちがバーッとしゃべるっていう人いないよね、周りにね。だから、友達が2人。

一同:はははは(笑)

DJ松永:悲しい話だ、これ(笑)。

春日:だから、ほんとに偉いなと思って。先輩を頑張ってやってるとか、バイトしてみようかなとか、偉いなと思う。そうやって思うことが。

 

若林:そもそもなんだけど、話したくならないの?

春日:話したくならない?

若林:うん。「話すな!来週まで」って言ったら、話さないでいられる?

春日:全然いられる(笑)。

DJ松永:ええーっ!

若林:すごくない?

R‐指定:それ、ヤバいっすね。

春日:全然いられるし。

若林:俺ら高校の時あったのよ。

R‐指定:えっ?

若林:1日話さなかったら100円あげるっていうの。

DJ松永:ああ。

R‐指定:ああ(笑)。

若林:5~6人でやってて、マジで2週間ぐらいいったよね?しゃべらない。

春日:いった、いった、いった。

DJ松永:すごっ。

若林:しゃべりたくなっちゃって、俺、春日と。

R‐指定:ははは(笑)

DJ松永:ああ、なるほどね。

若林:「お願いだからしゃべってくれ」って頼みに行ったんだから。はははは(笑)

春日:「もう勘弁してくれ」って。はははは(笑)

DJ松永:逆に若林さんが根を上げて。

春日:向こうから、そうそうそう(笑)。

若林:朝登校するじゃん。しゃべらないの。みんな話しかけても全然返してこない。

DJ松永:強ぇー。マジ強ぇー。

若林:6時間目で部活終わったら、みんなで100円あげて、春日黙って持って帰ってたの。

R‐指定・DJ松永:ははは(笑)

DJ松永:どういう関係性なんだ、それ(笑)。

若林:8日目ぐらいの時、みんな春日と話したくなっちゃって「お願いだから話してくれ」つって(笑)。

DJ松永:すげぇ。ほんと強いっすよね、マジで。

春日:いや、強いとかじゃない(笑)。

若林:なんでお前はしゃべりたいことが沸いてこないんだよ。衝動で。

春日:沸いてこない、そんなこと言われてもね(笑)。

若林:何してんの?じゃあ。

春日:何がよ?

若林:今回の世で。

春日:ああ(笑)。

DJ松永:現世で?

若林:現世で。

DJ松永:現世で何を目的に生きてるんだ?

春日:現世で何してんだろうね。

若林:何しに来た?お前!(笑)

DJ松永:お前、この世に何しに来たんだ?!(笑)

若林:この世に、お前何しに来た?(笑)

DJ松永:今世へ何しに来たんだお前!(笑)

若林:向こう行け!(笑)

DJ松永:向こう行け!お前、来世に行け!(笑)

若林:はははは(笑)

春日:なんだよ。なんで全員神側の視点で言ってくるんだよ(笑)。

一同:(笑)

若林:いや、凄いよな。

春日:いやぁ、あるかも。話したいこともないね。

 

若林:2人の、クリーピーのライブの単独イベントの2人の楽屋の待ち時間、2人きりはしゃべるの?

R‐指定:ああ……。

DJ松永:でも、R、マネージャーとよくしゃべってます。

R‐指定:そうっすね。

DJ松永:2人とも喫煙者なんです。2人とも趣味、漫画とかが好きで、2人とも喫煙所にフワーッて。現場に入ると、すぐ2人がパッと喫煙所に行っちゃうんです。で、俺、煙草とか吸わないから、あと、共同イベントの共同楽屋になったりとかすると、2人パーッと行っちゃって、俺ほんとに。

春日:ははは(笑)

DJ松永:ほんとに難しいんです、その時。

春日・若林:はははは(笑)

春日:そうだね。

DJ松永:ほかの出演者たちも、尊敬してて、いつも仲よくしてるアーティストなんですけど、だから、その仲よくしてる分、ちゃんと体面保たないといけないっていうプレッシャーに押しつぶされそうで、だから会わないほうがいいってなっちゃって。

若林:ああ。

DJ松永:俺、この間、ほんと数カ月前ですけど、Rがリハが終わって3~4時間後に本番。

春日:ああ、結構あくね。

DJ松永:4~5時間ぐらいで本番になって、結構間あいたんですよ。2人がパーッていつもどおり煙草吸いにいっちゃって、俺、ほんとにどうしよう。どこも行き場所がないってなった時に、

春日:うんうん、うん、うん。

DJ松永:ちょうどステージ裏に、

春日:うん。

DJ松永:ほんとに真っ暗な空間、光が全く入らないような真っ暗が空間があって、物置があって。

春日:はいはい。

DJ松永:そこにいたら、存在がいないと一緒だから、姿を消せて、楽かもしれないと思って、本番までずっと1人でそこで、暗闇でずっと潜んでたんですよ。もしかして誰かが入ってきたら、ケータイ触ってたら、ケータイの光で「誰かいる」ってなっちゃうから、ケータイも消して。

春日:真っ暗にいたの?

DJ松永:俺、心を無にして(笑)。

若林:危ないよ、危ない(笑)。

DJ松永:3時間ぐらいつぶす時があって、その時は本当に「何が幸せなのかな」と思いました。

若林・春日:はははは(笑)

DJ松永:音楽で頑張って食えるようになりたいと思って頑張って上京してきたけど、食えるようになったその先がこれって。

春日:そうだね。

DJ松永:何目的で走ってんの俺?と思って。

若林:やめてくれ、その話(笑)。

DJ松永:これ、チョー最近の話なんすよ。だから、俺バイトしなきゃと思うじゃないですか!

春日:はははは(笑)

DJ松永:ヤバいんだからもう!

若林:バイトなのかなあ。

DJ松永:イヤだ、もう、イヤだ!ってなったんです、その時。

若林:あははは(笑)。

DJ松永:あーん!となったんです(笑)。

若林:もっとこう楽しい毎日が。

春日:まぁまぁ、そうだよなぁ。

若林:でも、だから、えてして違うもんだよね。描いてたものとは。

R‐指定:全然違います。

DJ松永:ほんとそうなんです。

 

若林:最初は思ったもん、俺も。ちょっと漫才で何とか知られて、まさか、あん(な)…今はもうあんま言えなくなってるけど、あんなことやこんなことすると思わないもん。

春日:うん、うん。

若林:ルール守って。だから、それはあるよ。

DJ松永:意外とルールある。

春日:そうね。

R‐指定:特に僕らなんかラッパーやから、ある程度知られたらやりたい放題なんじゃないか、みたいなのはちょっと描いてたね。

春日:はいはいはいはい。

DJ松永:そりゃあそうよ。

R‐指定:中坊でラップ聞いて、ジブラさんとかの歌詞聞いたら、毎日女の子とやりたい放題。

春日:そうだね。好きなことやれそうだね。

R‐指定:思ってたけど、相方これで、俺これとは思ってなかった。

若林・春日:はははは(笑)

若林:だってバイトしたいって言ってるだもんね。

R‐指定:バイトしたいって言ってる相方と、後輩に気遣いながらライター渡すラッパーになると思ってない。

春日:ははは(笑)

DJ松永:ライター2個あるってウソついてましたから。

R‐指定:渡して出てから、ちょっとモリさん、コンビに寄っていいですか?ライターあげちゃったんで。

春日:ははは(笑)

R‐指定:そんなラッパーになると思ってなかった。

DJ松永:無理して献上するんだから。

若林:なんか気持ちわかる。後輩に気遣うっていう感じとか。ラッパーのタイプにもよるだろうね。タトゥーだらけだったら、お酒の瓶持って毎晩パーティっていう人もいるんでしょう?

R‐指定:います、います、全然います。

若林:タイプにもよるだろうけどね、でも、ラジオとか向いてるよね。

春日:まぁまぁ、そうだろうね。

若林:この2人の話聞きたくなるっていう。

春日:いろんなことを思ったりとかして。

若林:ちょっと早く曲を聴かせてくれっていう声があまりにも凄いんで、いいですか? じゃあ、いい?聴かせてもらって、いよいよ。Creepy Nutsが書いてくれた曲です。

 

DJ松永:では、聴いてください。Creepy Nutsで「よふかしのうた」。

 

 

魅力あふれる4人のトークがとても楽しいスペシャルウィークでした。

「よふかしのうた」もとてもいい曲だった。