465回目の若林フリートーク

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年10月6日

 

若林:あの、ね、いやぁ、まいってんのよね。

春日:まいってる。

若林:うん。いや、岡田の話じゃないのよ、今週は。

春日:あ、違うの? その入りだとやっぱりさ、岡田マネの、岡田マネの話の枕だと思ってる。ハハハハ(笑)

若林:そうでしょう?

春日:その話は。違う?

若林:いやぁ、ま、本を出したじゃない。

春日:うん。

若林:まぁ、その、『ナナメの夕暮れ』っちゅう本を出しまして。

春日:うん。

若林:だからその、ありがたいんだよね、ほんとにいろいろ読んでくれたりとか。

春日:うん。

若林:うんうんうんうん。

春日:うんうん。

若林:だからこれ、ほんとに俺のイタい部分でもあるから、ああいう本は。

春日:うん。

若林:言い訳がましい入りしてるんだけど。

春日:うん。何にまいってるの?

若林:『Oha!4』という番組で

春日:『Oha!4』あるよ。

若林:インタビューしてもらったのよ。

春日:へえ。

若林:インタビュアーのアナウンサーの女の子も読んできてくれて。

春日:うん、ああ、いいね。偉いね。

若林:結構私もそういう部分あるとかなんとかって盛り上がったんですよ。僕もそのぉ、実は親父が隠れたんだけど。

春日:ええ。

若林:実はね。

春日:まぁまぁ、まぁね。知らない人もいたかもしれないからね。

若林:そういう話なんかも、こういう言い方したら、ほんとあれなんだけど、朝4時だからいいやと思ってしたのよ。

春日:どういうことよ? 朝4時だと時間帯なんか関係あるわけ?

若林:うん。なんかさ、これさ、俺さ、よく考えたら、一体それは誰の声なのかと思うんだけど、芸人が本で、笑いなしで自分の話を書きやがってっていう声が右斜め上からしてて、これ、誰の声かって探ってったら、ある特定の先輩2人の声だったんだけど(笑)。

春日:へえ。

若林:芸人がターンテーブル買うな的なさ、そういうのってお笑い芸人てあるじゃない。

春日:まぁ、それぞれの人のルールみたいなね。

若林:そう。芸人たるものって強い人もいるし。

春日:そうね。それはもうそれぞれの人がありますよ。

若林:なんか、ゴルフ始める時も、いいのかな、みたいな。それは誰の声なんだっていうことがあるじゃない。みんなもあると思うよ。誰かの声がする時。

春日:まぁ、そう、あるかね。

若林:これ、やったらイタいのかな、とか。

春日:うんうん。

若林:で、朝の4時だから喋っちゃおうと思って、結構洗いざらい喋ったら、それが『every.』でも放送されるということになって、それもありがたいんだよ、本当にありがたいんだよ。

春日:『every.』はすごいじゃん。

若林:で、大介も岡田も喜び、吉報として俺に入れてくるわけよ。「なんか凄くスタッフさんがあのVを大事にしてくれて、『every.』でも放送されることになって、いやぁ、よかったですねぇ」みたいな。俺も「うぅう~ん、あ、そう、そんなことあんだね。『Oha!4』で撮っていただいて、ありがたいね」みたいな。でも、夕方4時? みたいな。そうすると、取り締まり警察の先輩芸人がメイク室にいる時間だぞ、夕方4時といえば、みたいな。

春日:なるほどね。

若林:ははははは(笑)取り締まる人がいるからね。ていうことがあったりして、で、これ読んでくれた方、本当にありがたいと思って、感謝。感想もいただいたりして。でも、俺はね、俺は俺で、ああいうのを出すにあたって矢面に立ってんだよっていう話も今日は聞いて、と思うね。

春日:ほぅ。なんかあるわけですか?

若林:例えばよ、「読んだけど、僕はこんだけ人見知りです、気遣ってっていう本だね」とか言われたりするんですよ、私は。

春日:なるへそ。うんうん。ま、人によったらね、捉え方はいろいろあるでしょうからね。

若林:テレビ局やなんかで「内気な大学生の人見知りたらしこんだ本だね」とか。

春日:うんうん。ちょっとイジってる。

若林:その度に受け身とってやってんのよ、俺だって。とりゃいいんだろと思って。

春日:まぁ、そこで、いやいやいやって言うのもね、ちょっと違うもんね。

若林:ふふふふ(笑)よくないね、今日はなんかテンションが。

春日:まぁまぁ、そういう声もあると。

若林:だから、大介とも話した。買っていただくには申し訳ないぐらいお世話になっている人には当然プレゼントしたいという気持ちももちろんあるけど、俺としては、なんかね、じゃあ、書くなっていう話になっちゃうわけよね。

春日:ま、難しいね。こう考えたら、こっちがどうなんだっていうのもあるし。うん、まぁ、そうだね。

若林:難しいとこよ。

春日:フフフ(笑)どうおさめるか、難しいわね。

 

若林:春日とか岡田にとったら関係ない本だろ?

春日:関係ない本?

若林:関係ないだろ?

春日:(笑)

若林:それは、俺、全然、俺は春日と岡田を尊敬して言ってんのよ。関係ないから凄いなと思うのよ。

春日:ああ、なるほどね(笑)。その前に、私と岡田は同じ枠のところに入っているわけだな。ハハハハハ(笑)

若林:実は同じ枠に、今から話すんだけど、実は同じ枠に入ったんだよ。

春日:「岡田コノヤロウ」とか言ってた私も。

若林:そう(笑)

春日:テメェも同じだよつって(笑)。

若林:春日と岡田は、俺は尊敬してんだよ、これは。あの本が必要ないっていうことに。ね?

春日:まぁまぁ、だから、そのぉ、そうだね、関係ないというか、やっぱりそのぉ、違うという、そういう人もいるんだっていう感じの捉え方だろうね。

若林:「お前が本の何がわかるんだよ」って言われちゃうかもしんないんだけど、本ていうのは、本屋に行くわな、人間が。

春日:うん。

若林:本でも買おうかと。

春日:うん。

若林:本と自分の常に1対1だからね。

春日:お前が本の何わかるんだよ!(笑)

若林:言われちゃうよね。

春日:うん。言わないようにと思ってたけどね。

若林:ふっふっふっ(笑)

春日:ハハハハハ(笑)いやぁ、それはやっぱり。でも、やっぱり押さえられないもんだね。

若林:いろんな人に、本てめちゃくちゃ横幅が広いというか、テレビはほら、たくさんの人が楽しめるようにイメージしながらつくんなきゃいけないじゃん、きっと。

春日:はいはい、まぁまぁ平均とるぐらいの感じでしょうな。

若林:本は、1対1で俺、書いてんのよ。1対1で書いてて、その1対1の1に、お前と岡田は入ってないのよ。

春日:ハハハハ(笑)

若林:当然読まなくて生きてっていいと思ってんの。

春日:うんうん、まぁまぁ、そうかな。

若林:でも、その1対1で書いたものを配るっていうのはどうなんだろうねえと(笑)。

春日:なるへそ!

 

若林:俺がすごく思うのは、テレビ局に入った人とか、いろいろ優秀だと思うのよ。やっぱり面接のかなりの倍率くぐり抜けて。

春日:まぁまぁそうだね。

若林:大学もかなり名前のある大学。で、スポーツとかやってた。そのテレビ局のスポーツ局の『NFL倶楽部』っていう番組、我々やってますけども、スポーツやってた人だらけ。体育会。大学体育会。ああいう厳しい中くぐり抜けて、かつ頭脳明晰、テレビ局入った人に『ナナメの夕暮れ』って必要ないのよ。

春日:うーん。

若林:でも、配んのよ。

春日:なるほどねぇ。うんうんうん。

若林:大介は。大介は――ごめんな、大介な(笑)。

春日:だから、Dちゃん的の配る気持ちはわかるじゃん。

若林:わかんのよ。

春日:それはやっぱり若林が

若林:買わすわけにいかないぐらいお世話になっている方だから。

春日:本を書きました。どうかおさめてくださいっていうさ。

若林:俺も感じてる。毎週こんなこと言ってんじゃん、俺、最近。大介も配りをやめない。やっぱり。てことは、「うるせえ」と思ってると思うのよ、俺に対して。ははははは(笑)

春日:まぁ、そうだね。

若林:ははははは(笑)

春日:Dちゃんの中のマネージャーとしてのルールがあるだろうからね。

若林:全然大丈夫。でも、その『NFL倶楽部』のスタッフさんて、みんなガタイがいいの。ラグビー、アメフト、陸上、いろいろやってたスタッフさん、テレビ局のスポーツ局。ガタイもめちゃめちゃマッチョでさ、バチコーンスポーツ刈りの、大学時代、アメフト部のキャプテンやってましたみたいな人が「若林さん『ナナメの夕暮れ』読みましたよ。いや、僕もねぇ、子どもの頃注射が怖くてね、若林さんと同じ気持ちわかりますよ」みたいな。いや、わかるかな?っていう。ははははは(笑)

春日:なるほどね。

若林:バリバリ体力気力で、俺もこれ偏見かもしんないけどね。いろんな悩み、人それぞれあるからと。

春日:うんうんうんうん。

 

若林:でねぇ、いやぁ、この間ね、どう?っていう話よ。

春日:うん。

若林:滝ちゃんと栞里ちゃんは読んでくれてて、たぶん栞里ちゃんも、いま一番かもしれない。ヘビーリトルトゥースだから。

春日:ああ、聴いてくれてるね。佐藤の栞里君ね。

若林:芸能界でも屈指のさ。だけど、あんまガンガンは言わないでくれるんだろうね。読みましたっちゅうのを。

春日:まぁまぁまぁ、そうね。品がありますわ。

若林:で、あの、南原さんが、ヒルナンデスの前室での話なんだけど、キューバの本を売ってたよ」みたいな話を、昔キューバの本を出したばっかの時して、「チラッと読んだよ、本屋で。で、戻したよ、棚に」「買ってくださいよぉ!」みたいなのがあって、それから今回出て、「お前の本、この間売ってたよ」みたいな前室でお話しさせてくれて、「買っていただけましたか?」みたいに言ったら「いや、買わなかった」「買ってくださいよ」みたいな。「なんか、俺がさ、若林の本を本屋でレジで買ってるっていうのもさ、なんか、なんかなぁ。なんか照れちゃって」みたいな。

春日:なるほどね。うんうん。

若林:で、この間また南原さんにお会いしたら、「買って今読んでるよ」と。

春日:あ、結局買ってくれて。

若林:本屋に(笑)。石井ちゃんも、石井ちゃん、わかるでしょ?俺の気持ち。石井ちゃんも読んでくれたけど、石井ちゃんも大概センシティブなところがあるから、「俺より酷い人がいるんだな」と思ったと。でも、これはありがたいの、俺は。そういう感じで読んでくれる。

春日:はいはいはい。

若林:だから、芳樹とか石井ちゃんみたいな明らかなセンシティブは読んでくれてもありがたいのよ。

春日:うんうん。なるほどね。

若林:で、南原さんが4分の1読んでるっていうのは脅威なんだよね、俺にとって(笑)。ヒルナンデスを揺るがしかねない。はっはっはっはっ(笑)

春日:ふふふ(笑)

若林:どう思う?春日は(笑)。

春日:まぁ、だから、それで南原さんがどういうふうに捉えるかによるじゃない。読む時点では私は、うん。

若林:そうだよなぁ。だよな。

春日:そうね、そうね。

若林:だよな。

春日:若林さんのことに興味を持ってくれたんじゃない? どういう人間なんだっていうさ。入りはさ。

若林:それは、もし俺みたいなもんにそう思っていただけたらめちゃめちゃ嬉しいけどね。

春日:だから、そこでね。

若林:で、「だんだん読み進めてったら、そうじゃないんだなって、4分の1だから、わかってきたけど」って、南原さんがおっしゃってたのが、「冒頭だけだと、若林、話しかけちゃいけないのかなと思った」というね。

春日:ハハハハ(笑)

若林:はははは(笑)

春日:なるほど、そっち側に行っちゃったかぁ。

若林:で、なるべく穏便にこの芸能界…。芸能界ってさ、強い人多いのよ。気持ちとかで。

春日:まぁ、そうじゃないとなかなかね。やっていけないというか、まぁ、そういう。

若林:芸能界って気持ちとか体が強い人、多いのよ。春日筆頭にね。

春日:ハハハ(笑)だから、そういう人が。

若林:俺と芳樹ぐらいじゃない? こんだけ体弱くてセンシティブでやってんの(笑)。

春日:ハハハハ(笑)いや、ま、2人だけっちゅうことはないだろうけどね。

若林:石井ちゃんは2局持ってるから。センシティブ、クリエイトと、あと、急に大人の顔する時あるから。大人モード入ったら大人の進め方する時あるから。

春日:なるほどね。

若林:そこが評価されてんのか知らんけど。

春日:うん。

若林:俺と芳樹ぐらいじゃないかなあ。

春日:ま、そうかもな。2人とも急にいなくなったりするもんね。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:若林さんだって昔やっぱそうね、よく話しする。打ち上げとかで。

若林:あったなぁ。

春日:サトウミツとさ、あれ、若林どこ行った?って、2人で帰ってる、みたいなね。

若林:あったよ。『いいとも』の立食パーティ途中で帰って連れ戻されたこと。

春日:ハハハハ(笑)『いいとも』でやっちゃうんだから。

若林:人見知り全盛期。ホテルの400人ぐらいいてさ、もう凄い強い人だらけなのよ。強っ!ていう。

春日:それはやっぱりね、勝ち抜いて(笑)。

若林:31とかの俺の神経はこうよ。「うわ、強っ!帰ろう!」っていう。で、新宿のホテルから初台歩いてた時に、ベッキーが電話してくれてさ、連れ戻して…電話してきて、「若林さん、あのぉ、バレてます」。400人ぐらいいたからバレないと思ったんだよ、俺みたいなの。

春日:バレるだろう、そりゃ。演者だったら。

若林:「若林さん、淳さんが気づきました」はははは(笑)「多分戻ってきたほうがいいです」。

春日:うん。

若林:戻ったのよ、俺は。酔っぱらった振りして。夜風に当たってたっていう言い訳をもって。はははは(笑)

春日:うんうんうんうん。

若林:その後、サルサを踊ったんだけど、盛り上がりに何とか溶け込もうとして、朝まで。

春日:はいはいはいはい。

若林:ていうこともあったのよ。

春日:戻るだけ、まぁまぁいいけどね。芳樹Dはいまだに戻ってきてないからね、やっぱりね。

若林:お前、ブラックジョークだなぁ。

春日:いやいやいやいや(笑)。

若林:黒いなぁ(笑)。

春日:黒かない。たまぁに顔出す時あるけどね。新年会とか、トゥースカップとか。ハハハハ(笑)

 

若林:そうそうそうそう。でも、俺は、本を出すか、オンラインサロンというのも最近あるらしいっていう話も聞いたのよ。そうすれば、ほら、配れないから、大介。俺と大介のにらみ合いよ。「配るなよ」「うるせぇ」の。ふはははは(笑)

春日:まぁ、止めらんないよね。

若林:感謝もあるよ、大介には。もちろん。だけど、オンラインサロンてさ、ねえ。なんかお笑いの警察の声がするっていうか。

春日:うん。

若林:せっかくなら本で届けていきたいっていう気持ち。

春日:まぁまぁまぁね。

若林:名前を変えればいいのかな。ラジオネームみたいなさ。

春日:本書く時に?

若林:うん。

春日:それは、でも、Dちゃん配っちゃったら同じよ。ハハハハ(笑)名前変えようが、配るんだから、どっちにしても。

若林:そうなんだよね。届けたい人はいるからさ、俺もさ。出すんだけど。

春日:うんうんうん。

若林:うるせぇって話だ。出しといて、覚悟しろっていう話なんだけどさ、それでさ、ヒルナンデスのCM中に南原さんがね、お客さん20人ぐらい?30人?

春日:20~30人ね、毎週。

若林:「『ナナメの夕暮れ』を読んでるんだよ」とお客さんとトーク。「買った人いる?」つって、ゼロだったんすよ。

春日:うんうん。

若林:で、その時に「いや、買ってくださいよ~!」って俺言ったのよ。

春日:うん、まぁまぁまぁ、リアクションはするよね。

若林:でも、なんか、読者ががっかりするかなと思って。ま、お前のことなんだけど。あの本読んでお前が感銘受けて、若林、自分を貫いていけってもし思ってくれて書を閉じたとしたら、そこで簡単に受け身とってるお昼の俺? 春日にがっかりさせたかなっていう気持ちもあって。春日だけ、現場で。

春日:ああ、あの場で?

若林:目が気になったの。どうだった?

春日:全然別に大丈夫でしたけど。それはね、違和感はなかった。それはそうだなって。

若林:なるほど。でも、あれ読んどいて思わなかった?

春日:うーん、まぁまぁ、まぁね、うん、思った、思った、思ったねぇ、思ったかなぁ、うーん、まぁまぁ、読んでみたら思うかもしれないけど。

若林:読めや!

春日:ハハハハハ(笑)

若林:「読めや」だって(笑)。「配るな」って言ってた人が。

春日:どっちなんだよ! あたしとか岡田マネは関係ねぇ、読まなくていいって言ったのに。

 

若林:石井ちゃんどうしよう? この後、俺、この流れで凄く潮目が見えないトークの技術で瞑想の話に入っていく予定だったのよ。『ナナメの夕暮れ』の本で振って。でも、2時6分まで喋っちゃったけど、もうやめていいかな?トーク

春日:そんな終わり方ある? そんな終わり方。

若林:瞑想の話もあったんだけど、ちょっと長くなるからやめようかなと思って、喋るの。来週というか。

春日:(笑)特殊な終わり方だけどね。やめていい?つって。

若林:2時7分だよ、だって今。

春日:別に、もう話した流れで。ねえ、気にはなっちゃってるよ、そんなの言われたら。

若林:でも、もしこれ喋り始めたら、2時45とかまでいく。

春日:そんなに長げぇの? じゃあ、やめてくれよ! じゃあいいよ!

若林:いや、実はさ、あの本を読んで

春日:なんだ、話すの?何なの?

若林:俺にアドバイスしてくる人がいるのよ。知り合いのお坊さんが「瞑想がいいよ」。来週です。

春日:いや、気になるわ。

若林:ははは(笑)