オードリーのシャンプーおじさん 2011年4月6日
若林「バッファロー吾郎さんは、私も春日さんも、あれ?あれ、春日さんは、ダイナマイト関西はこの間初めて……」
春日「バカ言っちゃいけないよ!」
若林「あ、そうか、ヤングマスター」
春日「大阪でやらせてもらった時に」
竹若「大活躍ですよ」
若林「ああ、そうだ」
春日「1回戦勝ち上がって、2回戦でスリムクラブの真栄田君に当たって負けて、あなたが決勝」
竹若「そうですよ」
若林「そうだ、そうだ」
春日「で負けて」
木村「この間の4thというやつが」
竹若「中野サンプラザでありました」
木村「打ち上げの時に、ホンマの真面目な話になった時に、若林君は凄いと。これ、みんな知ってると。格闘技で例えるなら、総合格闘技のめっちゃ強い」
若林「これは嬉しいですね」
木村「今、若手で言うたら、例えばDREAMとかに出てくる所選手とか、KID(キッド)選手とか」
若林「嬉しいですね、これは」
木村「凄いねっていう話になって。ロンブーの亮やったかな」
若林・春日「はい」
木村「ただ」
若林・春日「はい」
木村「春日は」
若林・春日「はい」
木村「あいつは」
若林・春日「はい」
木村「アメリカンプロレスのトップレスラーだ」
若林・春日「ははははは(笑)」
竹若「なるほど!」
若林・春日「ははははは(笑)」
木村「あれはあれで化けもんだって。若林の凄さは知ってたと。ただ、今日思ったと。春日は、あれはトップ張れる男だ」
若林・春日「はははは(笑)」
春日「ありがたいですね」
木村「亮が真剣に」
春日「ほんとですか?」
木村「「とんでもない化け物になるぞ、あいつ」って亮君が言ってました」
若林「レスナーみたいにプロレスで活躍して、ダイナマイト関西の大喜利の総合格闘技でもいける、みたいな」
竹若「うわ、これは逆輸入的なね」
若林「春日さん、グループのマッチにダイナマイト関西4th」
春日「そうでございます。ブサイク芸人グループみたいなのでやらせてもらって」
若林「あれは春日さんとどなたでしたっけ?」
春日「キングオブコメディの今野さんと」
竹若「伊藤修子」
春日「そうです。伊藤修子さんと3人でやらせてもらって楽しかったですよ。それ観てっていうことですよね」
木村「ほんとにね、ほんとの、ふざけノリじゃなくて、ほんとに夜中の3時ぐらいに亮がエンジンかかり出して「若林は本当に凄いの、もとから知ってますよ。春日、あれ、とんでもない化け物になりますよ」」
春日「はははは(笑)」
竹若「確かに春日とかが答えるたびに、両サイドから花火をボーン!と打ち上げたいぐらいの感じではありましたよ」
春日「アメリカンプロレスですね。ドン!ドン!ドーン!!みたいな」
若林「常に胸張って待ってて、自分の順番。3人なんで1問ずつ答えていくっていうことで」
竹若「ちゃんと流れにもしっかり乗りながらという」
春日「はははは(笑)」
若林「プロレスをしてたんですね?(笑)」
竹若「空気感もやっぱり」
木村「凄いコンビなんやなって、僕らは印象的に」
春日「ありがたい」
若林「僕も結構、春日さんは未知数で、大喜利も0・100なんすよね。本当にハマる日とかは凄いんです。でも、例えば『からくりTV』の終わりのコメントで「今日どうでした?春日さん」ていう時に、どえらい事故起こす時が。はははは(笑)」
木村「はははは(笑)」
春日「そこもまた魅力ですよね。大勝ちもするし、とんでもない、1ラウンドぐらいですぐに開始早々負けることもあったり」
若林「ダイナマイト関西の時も、春日さんがブサイクチームで大喜利に答えてる時に、楽屋でモニター観ながらケンコバさんと野爆の川島さんがしみじみ、春日のこの手の挙げ方。みんな手挙げる」
竹若「いろいろ個性出ますよね」
若林「順番に答えてくんで、手を挙げる必要がなかったんです」
春日「はははは(笑)」
木村「そうですね」
若林「ですが、春日さん、毎回手を挙げてから答えてて、それを観てケンコバさんと川島さんが「いや、正直、もうファンやわぁ」つって言ってて」
春日「そうだろうね」
若林「ちょっとびっくりしたんすよね。あの2人に言われるっていうのはびっくりで、春日さんも嬉しいでしょう?」
春日「まあ、そんな別に嬉しくはないけどね」
若林「えーっ」
竹若「当たり前」
春日「まあ、そうだろうなっていうのはありますよね」
竹若「なるほど」
木村「えーっ!(笑)」
春日「こう言っちゃ、別にイヤな気分はもちろんしないですけど、当たり前。春日君て男だよね?男の子だよね?とか言われてるのと同じぐらい」
木村「それぐらいなんですね?」
春日「それはそうですけど」
竹若「でも、だいぶ前のめりになってますけどね」
若林・春日「ははははは(笑)」
オードリーのシャンプーおじさん 2011年4月13日
若林「あの世代の芸人さんて、昔、トンガッてた時代があるっていう話、結構多いじゃないですか。そういう時期あったんですか?バッファローさん。20代の真ん中とかまで」
竹若「天然素材でキャーキャー言われてた時ですか?」
若林「はい」
竹若「いやぁ、ないですね」
若林「今の感じですか?ずっと」
木村「でも、あれはどうなの? イヤなもんはイヤっていう時あるじゃないですか。それはホンマにイヤですという。わがままじゃなくて、例えば、ギャラが安いからイヤですっていうんじゃなくて」
竹若「仕事の内容が」
木村「それ、ホンマに違うから」
若林「それは結構あったんすか?」
木村「はっきりと言ってたけど、それはいまだに僕疑問やねんけど、あれは2人は言う?」
若林「僕、僕、これぶっちゃけの話、M-1の後の半年ぐらいはめちゃめちゃ言ってたんすよ」
竹若「おお!なるほど」
若林「だけど、これはもうどうにもならないぞと思って、半年後にやめましたね。だから、大学生、社会人が学生気分のまま、俺できる奴、みたいに入ってきた会社で、「とりあえず仕事してくれる?」みたいに上司に言われて丸くなってくみたいな。入社したみたいな感じでしたね。酷い怒られ方するんで。
アイドル雑誌で虎のぬいぐるみ被ったり、バラくわえてくださいとか、アイドルみたいに星かじりながら。でっかい星。
漫才って、自分のプロデュースの自分の台本じゃないですか。だから、漫才だけやってきたんで、急に「星かじれ」って言われたらわかんないんすよね。今思うと。だから「イヤです」って言ってたら、カメラマンも「アイドルみたいな笑顔で」とか言いながら(笑)」
春日「はははは(笑)」
若林「僕も30になってて漫才師のモードに結構入っちゃってた時だったから「ちょっとヤですね」つって虎被らなかったりしたら、もう、俺だけ虎被ってないんすよ。30人ぐらい芸人が、寅年つってみんな虎被ってダブルピースしてる。俺だけ虎を肩に乗せて真顔で写ってんので、みんなに「何これ?」って言われて。ははははは(笑)」
竹若「確かにね」
木村「普通、聞いてて間違ってないんだけどね」
若林「うちの社員にもめっちゃくちゃ怒られるし、春日も「大人げないよ」って言うし」
竹若「わかってた?」
春日「それはやっぱり」
若林「今じゃバラくわえてダブルピースしてますけどね」
竹若「何度でもやりますよと」
木村「その時の春日さんはどんな気持ちでバラくわえてたん?(笑)」
春日「私は「バラくわえていいんですか?」っていう」
若林・木村・竹若(笑)
春日「虎の被るの、どれが可愛いすっかね?みたいな」
竹若「グイグイと」
春日「グイグイ逆に行く」
木村「なるほどね!」
竹若「それは大人ですよね。さすが」
若林「大人なんですよ(笑)」
春日「春日ですからね」
若林「今時期だからようやく喋れることですけど、春日と漫才やってきて、こういう漫才やろうとか、いや、ああいうのじゃないよ、とかやってきたんで、春日にもちょっと、そこは譲れない、みたいな、もちろん俺と同じ量あるんだと思って、M-1とかも頑張ってて、それからちょっとお笑いのアイドル雑誌で、本当に服を吟味して選んで、バラをくわえて、何枚もノリノリで写真撮ってるの見て、あ、ちょっと別々の道なのかなって。はっはっはっはっはっ(笑)」
春日「まあま、ジャンルがね。ジャンルは違うかもわかんないですね」
木村「春日さんはそれすらも凌駕してたんですね?」
若林「凌駕してた。上行ってたんだと思う」
竹若「上で、いつかこうなるだろうと」
春日「ええ。待ってた状況ですね。上のほうで」
竹若「さすが。次のステージで待ってたと」
春日「待ってましたよ。だって、あたくし、セミヌードぐらいまでやったことありますから(笑)」
竹若「なんかあった。なんか見た」
春日「週刊誌の、しかも袋とじで」
竹若「とじる意味があんのかという(笑)」
春日「ええ。やったこともありましたから」
木村「アイドル的なのも、天然素材となってからやらされてて、だから、歌出せとかもあったですね。それも断るんすけど、みんなやるからやってくれとか」
若林「みんなやるからっていうパワー、あれ、凄いですもんね」
竹若「ねえ。集団パワーね」
木村「だから、悩むよね」
若林「悩みますね」
木村「でも、今、改めて思うと、春日さんのその域がやっぱり正解なんでしょうね」
若林「そうですね。どう見ても正解」
木村「バラはどうやってくわえたら(笑)」
春日「バラくわえていいんですか? まさか今日、バラくわえられるとは思わなかったです」
若林「くわえられるという権利を手にした、みたいなね(笑)」
春日「そうですね(笑)」
若林「僕らもM-1直後とかは「来年消えるタレント2位に選ばれてましたけどどう思いますか?」って聞かれて、僕なんかは当時カチンときちゃってて、どうしようと思って春日のほう見たら「春日が消えることはないでしょう」みたいに、結構そういう感じで答えてるんすよね」
竹若「キャラをちゃんと守りつつというか」
春日「そうですね」
若林「でも、記事見たら「焦ってます」みたいに変えられてましたけど」
木村「はははは(笑)」
若林「「ヤバイっす」みたいに(笑)」
春日「私も今の木村さんの話先に聞いてれば、「じゃ、あんたコメント書いてください!」って言いましたよ」
木村「いやいや、ダメです、ダメです。それやったら仕事なくなってくる」
竹若「でも、記者としたら、春日の違う部分を引き出せた、みたいな感じで書きたいんでしょうね」
春日「そうなんでしょうね。本当はビビってる、みたいな」
竹若「弱みを俺だけが聞き出せた、みたいな」
春日「そういう記事を書きたいというあれで、だから、質問とかもそっちの方向に行くような質問をされますね」
竹若「ちょっと誘導される時ありますもんね」
若林「でも、今の時代ってトンガってたことが笑いになっちゃうから、インタビューでも本当にイヤなことを「イヤです」と言うことがちょっとダサいみたいになってるじゃないですか。したら、どの抜け道もないですもんね。乗っかって機嫌よく答えるのが格好いいみたいになっちゃうと。春日さんが大正解。プロレスだからね」
春日「そうですね。相手の技を受けて、それよりもちょっと上の感じのを返す、みたいな」
木村「春日さんが最強なんですね」
春日「最強ですね、やっぱり」
竹若「辿り着きましたね、答えに」
春日「やっぱりアメリカンプロレス背負ってますから、こっちは」
若林「背負ってはいないです。ファンではあると思いますけど、背負ってはないですよね」
春日「レスラー最強でやってますから(笑)」
若「なんでゴールテープ間際転倒するんすか?(笑)」
春日「あ、そう?きれいに切ったつもりだけどね」
竹若「転げながら切ってったですね」
若林・春日「はははは(笑)」